JPH0714362Y2 - 薄膜形成装置 - Google Patents
薄膜形成装置Info
- Publication number
- JPH0714362Y2 JPH0714362Y2 JP1985115677U JP11567785U JPH0714362Y2 JP H0714362 Y2 JPH0714362 Y2 JP H0714362Y2 JP 1985115677 U JP1985115677 U JP 1985115677U JP 11567785 U JP11567785 U JP 11567785U JP H0714362 Y2 JPH0714362 Y2 JP H0714362Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- dispersion plate
- substrate
- film forming
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、二種以上のガスを熱で反応させて基板上に
薄膜を形成させる薄膜形成装置に関する。
薄膜を形成させる薄膜形成装置に関する。
(従来の技術) 従来、薄膜形成装置は、第2図に示すように、真空室31
を0.1〜10Torrに減圧し、そしてその真空室31に設置さ
れた分散板32の孔33から、導入管34に導入された二種以
上のガスを基板35に向けて噴出させ、ヒータ36でもって
加熱された基板35の熱で、噴出したガス37を化学反応さ
せて基板34上に薄膜を形成させるようにしている。そし
て前記ヒータ36の輻射熱でもって真空室31の外壁38が加
熱され、この加熱によって外壁38でガス37が反応して薄
膜を形成してしまう。これを防止するために外壁38に設
けたパイプ39に冷却水を導入して外壁38を冷却してい
る。
を0.1〜10Torrに減圧し、そしてその真空室31に設置さ
れた分散板32の孔33から、導入管34に導入された二種以
上のガスを基板35に向けて噴出させ、ヒータ36でもって
加熱された基板35の熱で、噴出したガス37を化学反応さ
せて基板34上に薄膜を形成させるようにしている。そし
て前記ヒータ36の輻射熱でもって真空室31の外壁38が加
熱され、この加熱によって外壁38でガス37が反応して薄
膜を形成してしまう。これを防止するために外壁38に設
けたパイプ39に冷却水を導入して外壁38を冷却してい
る。
(本考案が解決しようとする問題点) しかしながら、外壁38の冷却のみではヒータ36の輻射熱
による分散板32の加熱を十分に押えることができず、こ
のため分散板32でガスが化学反応を起し、その反応によ
る生成物が孔33に付着してガスの噴出が円滑に行なわれ
なくなり、この結果膜厚分布が不均一になったり、膜の
成長速度が低下したりする等の問題があった。特に大型
装置の場合この問題が大きかった。
による分散板32の加熱を十分に押えることができず、こ
のため分散板32でガスが化学反応を起し、その反応によ
る生成物が孔33に付着してガスの噴出が円滑に行なわれ
なくなり、この結果膜厚分布が不均一になったり、膜の
成長速度が低下したりする等の問題があった。特に大型
装置の場合この問題が大きかった。
この考案は上記問題を解消することのできる薄膜形成装
置を提供することを目的とする。
置を提供することを目的とする。
(問題を解決するための手段) この考案は、上記の目的を達成するために、分散板に沿
って冷却水を通すパイプを設けたものである。
って冷却水を通すパイプを設けたものである。
(本考案の作用) 冷却水はパイプを通って分散板に沿って流れるので、分
散板が直接冷却され、ガスが分散板で化学反応を起して
しまうということがない。
散板が直接冷却され、ガスが分散板で化学反応を起して
しまうということがない。
(本考案の効果) 分散板でガスが化学反応を起さないので、分散板の孔か
らガスが円滑に噴出し、これにより基板に形成される薄
膜の膜厚分布が一定になり、さらに膜の成長速度が低下
してしまうということがない。また分散板が直接冷却さ
れるので装置を大型化しても従来のような問題は起きな
い。
らガスが円滑に噴出し、これにより基板に形成される薄
膜の膜厚分布が一定になり、さらに膜の成長速度が低下
してしまうということがない。また分散板が直接冷却さ
れるので装置を大型化しても従来のような問題は起きな
い。
(本考案の実施例) 第1図において、1は真空室で、この真空室には分散板
2を設置している分散板ホルダー3と、基板4を保持す
る基板ホルダー5とが配置されている。前記分散板ホル
ダー3には冷却水を通すパイプ6が配管され、図示しな
いポンプによって冷却水を矢印方向にパイプ6に流して
分散板2を冷却するようになっている。またこの分散板
2には直径0.1〜2mmの孔2aが多数設けられていて、導入
管7から導入したガスをその孔2aから基板4に向けて噴
出させるようになっている。前記基板ホルダー5には基
板4を加熱してその基板4上でガスを反応させるための
ヒータ8が設けられている。9は冷却水を導入して外壁
10を冷却するパイプである。
2を設置している分散板ホルダー3と、基板4を保持す
る基板ホルダー5とが配置されている。前記分散板ホル
ダー3には冷却水を通すパイプ6が配管され、図示しな
いポンプによって冷却水を矢印方向にパイプ6に流して
分散板2を冷却するようになっている。またこの分散板
2には直径0.1〜2mmの孔2aが多数設けられていて、導入
管7から導入したガスをその孔2aから基板4に向けて噴
出させるようになっている。前記基板ホルダー5には基
板4を加熱してその基板4上でガスを反応させるための
ヒータ8が設けられている。9は冷却水を導入して外壁
10を冷却するパイプである。
いま導入管7から例えばSiH4、H2、HeおよびWF6等のガ
スを導入して分散板2の孔2aから基板4に向けて噴出さ
せると、ヒータ8で加熱された基板4の熱で、下記に示
すように反応し、 2SiH4+WF6→WSi2+6HF+H2 WSi2の膜が基板4上に形成される。
スを導入して分散板2の孔2aから基板4に向けて噴出さ
せると、ヒータ8で加熱された基板4の熱で、下記に示
すように反応し、 2SiH4+WF6→WSi2+6HF+H2 WSi2の膜が基板4上に形成される。
この際、図示しないポンプによってパイプ6、9に冷却
水を流しておくので、分散板2および外壁10は冷却さ
れ、分散板2および外壁10で前記ガスは反応しない。
水を流しておくので、分散板2および外壁10は冷却さ
れ、分散板2および外壁10で前記ガスは反応しない。
なを上記実施例では冷却水によって分散板2を冷却する
ようにしているが、これに限らず例えばフレオンガス等
で冷却するようにしてもよい。
ようにしているが、これに限らず例えばフレオンガス等
で冷却するようにしてもよい。
第1図は実施例の概略図、第2図は従来の薄膜形成装置
の概略図である。 1…真空室、2…分散板 4…基板、6…パイプ 8…ヒータ
の概略図である。 1…真空室、2…分散板 4…基板、6…パイプ 8…ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 星野 清 東京都府中市四谷5−8―1 日電アネル バ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−104659(JP,A) 特開 昭58−69705(JP,A) 実開 昭55−103262(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】減圧した真空室内に導入した二種以上のガ
スを分散板の孔から、ヒータで加熱された基板に向けて
噴出させ、前記基板の熱でもって噴出ガスを化学反応さ
せて基板上に薄膜を形成させる薄膜形成装置において、
前記分散板に沿って冷却水を通すパイプを設けたことを
特徴とする薄膜形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985115677U JPH0714362Y2 (ja) | 1985-07-27 | 1985-07-27 | 薄膜形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985115677U JPH0714362Y2 (ja) | 1985-07-27 | 1985-07-27 | 薄膜形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6223856U JPS6223856U (ja) | 1987-02-13 |
JPH0714362Y2 true JPH0714362Y2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=30999554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985115677U Expired - Lifetime JPH0714362Y2 (ja) | 1985-07-27 | 1985-07-27 | 薄膜形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714362Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6014757Y2 (ja) * | 1979-01-09 | 1985-05-10 | 日本電気株式会社 | 蒸着装置 |
JPS5934231B2 (ja) * | 1980-12-19 | 1984-08-21 | 旭硝子株式会社 | Cvd装置の吐出装置 |
JPS6057507B2 (ja) * | 1981-10-20 | 1985-12-16 | 日本重化学工業株式会社 | 超硬高純度窒化珪素の製造装置とその製造方法 |
-
1985
- 1985-07-27 JP JP1985115677U patent/JPH0714362Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6223856U (ja) | 1987-02-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5173327A (en) | LPCVD process for depositing titanium films for semiconductor devices | |
US5561087A (en) | Method of forming a uniform thin film by cooling wafers during CVD | |
TW261689B (en) | Method and apparatus for producing thin films by low temperature plasma-enhanced chemical vapor deposition using a rotating susceptor reactor | |
JP4399206B2 (ja) | 薄膜製造装置 | |
EP1505172A2 (en) | Device and method for manufacturing thin films | |
EP0884407A1 (en) | Method and apparatus for producing thin films using colliding currents of process gas and inert gas | |
US4696833A (en) | Method for applying a uniform coating to integrated circuit wafers by means of chemical deposition | |
US5985089A (en) | Plasma etch system | |
JPH0714362Y2 (ja) | 薄膜形成装置 | |
US3964430A (en) | Semi-conductor manufacturing reactor instrument with improved reactor tube cooling | |
JPH06120145A (ja) | 成膜装置 | |
JP3009371B2 (ja) | ダイヤモンド様炭素膜堆積装置 | |
JPS5821025B2 (ja) | 気相化学蒸着装置 | |
KR930008956A (ko) | 성막(成膜) 처리방법 및 그 장치 | |
CN101107379A (zh) | 气体处理方法和计算机可读取的存储介质 | |
JP2647997B2 (ja) | 常圧cvd装置 | |
JPH07115064A (ja) | 成膜装置及び成膜方法並びに成膜装置の洗浄方法 | |
JP3269883B2 (ja) | 半導体製造装置 | |
JP2005054253A (ja) | 薄膜製造装置及び製造方法 | |
JP2001023910A (ja) | 半導体製造装置 | |
JPH06177048A (ja) | 半導体素子の製造方法 | |
JPH0126105Y2 (ja) | ||
JPH09184074A (ja) | Cvd装置 | |
JPH0544824B2 (ja) | ||
JPH03151629A (ja) | 半導体薄膜製造装置及び半導体多層薄膜の製造方法 |