JPH07143270A - ファクシミリ自動試験方法及び装置 - Google Patents

ファクシミリ自動試験方法及び装置

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JPH07143270A
JPH07143270A JP5286605A JP28660593A JPH07143270A JP H07143270 A JPH07143270 A JP H07143270A JP 5286605 A JP5286605 A JP 5286605A JP 28660593 A JP28660593 A JP 28660593A JP H07143270 A JPH07143270 A JP H07143270A
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Application number
JP5286605A
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English (en)
Inventor
Masaya Ikeda
昌哉 池田
Takuro Oba
卓郎 大場
Tetsuya Yoshizawa
哲也 芳澤
Kazuyuki Ishimaru
和幸 石丸
Toshinori Ito
俊紀 伊藤
Keiichi Niko
敬一 児子
Tsuyoshi Sugai
強 菅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ファクシミリ装置の故障原因を調べるにあた
り、1名の作業者で当該ファクシミリ装置の送信及び受
信機能の確認を迅速且つ正確に行う。 【構成】先ずファクシミリ装置5から送信される送信テ
ストパターンを処理部2に記憶し、前記ファクシミリ装
置5からの着信に応答してその画像信号を受信する。次
いで、この受信した画像情報を受信テストパターンとし
て前記処理部2に記憶した後、この受信テストパターン
と前記送信テストパターンとを読み出して前記ファクシ
ミリ装置5に連続して送信する。尚、ファクシミリ装置
の送信及び受信機能の確認は1名の作業者で行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置或いは
通信回線に故障が発生した場合に故障原因を調べるため
のファクシミリ自動試験方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のファクシミリ装置を通信回
線で接続して原稿を送受信するファクシミリ通信におい
て、ファクシミリ装置或いは通信回線に故障が発生した
場合には、故障原因を調べる為に先ずファクシミリ装置
の動作試験を実施していた。
【0003】このファクシミリ装置の動作試験では、送
信機能と受信機能の各々に異常がないかを点検するため
に、図11に示すように、故障受付センタ100に設置
しているファクシミリ装置101との間で原稿の送受信
を行っていた。尚、ファクシミリ装置の動作試験に使用
する原稿には様々な図形や文字が記入してあり、この原
稿は一般に「テストパターン」と称されている。
【0004】以下、図11を参照して、従来のファクシ
ミリ装置の試験方法について説明すると、ファクシミリ
装置5を設置している現地に出向いた作業者(以下、
「作業者A」と称する)は、故障受付センタ100に待
機している作業者(以下、「作業者B」と称する)に電
話連絡した後、ファクシミリ装置5から故障受付センタ
100のファクシミリ装置101に向けてテストパター
ンを送信する。
【0005】そして、故障受付センタ100では作業者
Bが受信したテストパターンに基づいてファクシミリ装
置5の送信機能を試験し、受信したテストパターンが乱
れている場合には、ファクシミリ装置5の送信機能に異
常があることが判るので、故障受付センタ100の作業
者Bは作業者Aに受信結果を電話連絡すると共に、ファ
クシミリ装置5の受信機能を試験するためファクシミリ
装置101からファクシミリ装置5に向けてテストパタ
ーンを送信する。
【0006】さらに、作業者Aは受信したテストパター
ンからファクシミリ装置5の受信機能の良否を判定する
ことができると共に、作業者Bからの先の電話連絡によ
る送信機能の良否も判定することができる。また、作業
者Bからの電話連絡による送信機能の良否も把握してい
るので、作業者Aは現地においてファクシミリ装置5の
適切な修理をすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のファクシミリ装置の動作試験では、故障先に出
向く作業者Aと故障受付センタ100の作業者Bの2名
の作業者が最低でも必要であった。また、故障受付セン
タ100からテストパターンを送信する作業者Bが不在
の場合には、他の部署に連絡をとり、他の作業者を確保
する必要があり、故障修理に手間取る原因となったい
た。更には、故障受付センタ100のファクシミリ装置
101が故障している場合には、動作試験自体ができな
いといった問題もあった。
【0008】本発明は前記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ファクシミリ装置の故障
原因を調べるにあたり、1名の作業者で当該ファクシミ
リ装置の送信及び受信機能の確認を迅速且つ正確に行う
ことを可能とすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様によるファクシミリ自動試験方
法は、ファクシミリ装置から送信される送信テストパタ
ーンを記憶装置に記憶し、前記ファクシミリ装置からの
着信に応答して該ファクシミリ装置からの画像信号を受
信する第1のステップと、前記第1のステップで受信し
た画像情報を受信テストパターンとして前記記憶装置に
記憶する第2のステップと、前記第2のステップ終了
後、前記記憶装置から前記受信テストパターンと前記送
信テストパターンとを読み出し、前記ファクシミリ装置
に連続して送信する第3のステップとを有することを特
徴とする。
【0010】そして、本発明の第2の態様によるファク
シミリ自動試験方法は、前記第1のステップは、操作者
によって入力される第1の識別情報を受信する第4のス
テップと、前記記憶装置に記憶した第2の識別情報と前
記第1の識別情報とを照合する第5のステップとを有す
ることを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の第3の態様によるファク
シミリ自動試験方法は、前記記憶装置に複数の前記送信
テストパターンと、前記第2の識別情報と前記送信テス
トパターンの対応を表すテーブルとを記憶し、前記第5
のステップ終了後、前記テーブルから前記第2の識別情
報に対応する送信テストパターンを求めることを特徴と
する。
【0012】また、本発明の第4の態様によるファクシ
ミリ自動試験装置は、記憶装置と制御装置、変復調装
置、回線制御装置とを有し、前記記憶装置はファクシミ
リ装置に送信可能な送信テストパターンを記憶し、前記
制御装置は前記回線制御回路で検出した着信に応答し、
前記変復調装置で前記ファクシミリ装置からの画像信号
を受信し、前記画像情報を受信テストパターンとして前
記記憶装置に記憶し、前記記憶装置から前記受信テスト
パターンと前記送信テストパターンとを読み出し、これ
らを連続して前記ファクシミリ装置に送信することを特
徴とする。
【0013】そして、本発明の第5の態様によるファク
シミリ自動試験装置は、前記記憶装置に、操作者によっ
て入力される第1の識別情報を照合するための第2の識
別情報を有することを特徴とする。
【0014】さらに、本発明の第6の態様によるファク
シミリ自動試験装置は、前記記憶装置に、前記第2の識
別情報と前記送信テストパターンとの対応関係を示すテ
ーブルと複数の前記送信テストパターンとを有すること
を特徴とする。
【0015】
【作用】即ち、本発明の第1の態様によるファクシミリ
自動試験方法では、第1のステップではファクシミリ装
置から送信される送信テストパターンを記憶装置に記憶
し、前記ファクシミリ装置からの着信に応答して該ファ
クシミリ装置からの画像信号を受信し、第2のステップ
では、前記第1のステップで受信した画像情報を受信テ
ストパターンとして前記記憶装置に記憶し、第3のステ
ップでは、前記第2のステップ終了後、前記記憶装置か
ら前記受信テストパターンと前記送信テストパターンと
を読み出し、前記ファクシミリ装置に連続して送信す
る。
【0016】そして、本発明の第2の態様によるファク
シミリ自動試験方法では、前記第1のステップが第4及
び第5のステップを有し、この第4のステップでは操作
者によって入力される第1の識別情報を受信し、この第
5のステップでは前記記憶装置に記憶した第2の識別情
報と前記第1の識別情報とを照合する。
【0017】さらに、本発明の第3の態様によるファク
シミリ自動試験方法では、前記記憶装置に複数の前記送
信テストパターンと、前記第2の識別情報と前記送信テ
ストパターンの対応を表すテーブルとを記憶し、前記第
5のステップ終了後、前記テーブルから前記第2の識別
情報に対応する送信テストパターンを求める。
【0018】また、本発明の第4の態様によるファクシ
ミリ自動試験装置では、記憶装置がファクシミリ装置に
送信可能な送信テストパターンを記憶し、前記制御装置
が前記回線制御回路で検出した着信に応答し、前記変復
調装置で前記ファクシミリ装置からの画像信号を受信
し、前記画像情報を受信テストパターンとして前記記憶
装置に記憶し、前記記憶装置から前記受信テストパター
ンと前記送信テストパターンとを読み出し、これらを連
続して前記ファクシミリ装置に送信する。
【0019】そして、本発明の第5の態様によるファク
シミリ自動試験装置では、前記記憶装置に、操作者によ
って入力される第1の識別情報を照合するための第2の
識別情報を有している。
【0020】さらに、本発明の第6の態様によるファク
シミリ自動試験装置では、前記記憶装置に、前記第2の
識別情報と前記送信テストパターンとの対応関係を示す
テーブルと複数の前記送信テストパターンとを有してい
る。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の第1の実施例に係るファク
シミリ自動試験装置の構成を示すブロック図である。こ
の図1に示すように、本発明のファクシミリ自動試験装
置1は処理部2と変復調部3、回線制御部4からなり、
通信回線6を介して各ファクシミリ装置5,5´に接続
されている。
【0022】前記処理部2の詳細な構成は図2に示す通
りである。即ち、中央制御部7には主記憶部8が設けら
れており、インターフェース部9,10を介して変復調
部3と回線制御部4にそれぞれ接続されている。さら
に、この中央制御部7には、ファクシミリ自動試験を実
行するための動作プログラムと後述する所定のデータと
を格納している記憶部11やディスプレイ装置(以下、
CRTと略記する)13、例えばキーボードなどの入力
部12がそれぞれ接続されている。
【0023】さらに、前記変復調部3はファクシミリ装
置5,5´と通信する機能や、ファクシミリ装置5,5
´から受信した画像信号を所定のデータに変換した後に
処理部2の所定のファイルに転送する機能、処理部2の
所定のファイルから取り出したデータをファクシミリ装
置5,5´で受信できる画像信号に変換した後に通信回
線6を介してファクシミリ装置5,5´に送信する機能
を有している。
【0024】そして、前記回線制御部4は、通信回線6
への発着信機能と、通信回線6から受信したPB信号を
処理部2の中央制御部7が認識可能な特定の符号に変換
する機能とを有している。また、中央制御部7は、記憶
部11に格納した動作プログラムを当該中央制御部7の
主記憶部8に読み込み、当該動作プログラムに従って各
部を制御する。
【0025】ここで、本実施例ではファクシミリ自動試
験装置1にアクセスできる作業者や地域を限定して間違
い電話や不正使用から守る目的で、次に説明するような
「システム識別情報」を使用している。
【0026】図4はファクシミリ自動試験装置1にアク
セスできる地域を限定するためのシステム識別情報であ
り、以下、「試験エリアファイル」と称する。ファクシ
ミリ自動試験装置1にアクセスできる地域を限定する目
的は、当該ファクシミリ自動試験装置1を経由してファ
クシミリ原稿を送信するような不正使用を防止すること
にある。そして、この「試験エリアファイル」は、市外
局番からなる試験エリア番号で構成されており、電話番
号の市外局番が同じであれば一定のエリア内に設置され
ていることを利用して試験するファクシミリ装置の電話
番号と試験エリア番号を照合し、所定のファクシミリ装
置の電話番号の市外局番と試験エリア番号が一致しなけ
れば、ファクシミリ自動試験装置1は、アクセスを許可
していない地域に配置したファクシミリ装置であると判
定して処理を中断することができる。尚、ファクシミリ
自動試験装置1にアクセスできる地域を広く設定する場
合には、試験エリア番号に市外局番の上位の共通番号を
登録すれば良い。逆に、アクセスできる地域を市内の特
定地域に限定する場合には、設定する場合には試験エリ
ア番号に、市内局番まで登録すれば良い。尚、本実施例
では市外局番のみの構成としているが、必要に応じて市
外局番に対応した地域名などを追加しても良いことは勿
論である。
【0027】次に図5はファクシミリ自動試験装置1に
アクセスできる作業者を限定するための識別情報であ
り、以下、「暗唱番号ファイル」と称する。この「暗唱
番号ファイル」は、4桁の数字からなる暗唱番号で構成
されており、該暗唱番号は作業者あるいはファクシミリ
装置の設置、保守に関係する部署毎に付与しており、作
業者が入力した暗唱番号と暗唱番号ファイルの暗唱番号
を照合し、両者が一致しなければ、ファクシミリ自動試
験装置1は、アクセスを許可していない作業者であると
判定して処理を中断することができる。
【0028】尚、本実施例では暗唱番号のみの構成とし
ているが、暗唱番号とその番号に対応した作業者、或い
は部署名から構成すれば、暗唱番号と作業者の対応を管
理することができる。さらに、試験エリアファイル及び
暗唱番号ファイルを設けることにより、本システムを間
違い電話や不正使用から防ぐことが可能となる。
【0029】以下、図6及び図7のフローチャートを参
照して、第1の実施例の動作を説明する。お客様Aのフ
ァクシミリ装置5に故障が発生すると、作業者Aが現地
に出向いて、先ず故障状況を把握するためファクシミリ
装置5から故障受付センタに配置したファクシミリ自動
試験装置1の電話番号に発信する。
【0030】このときファクシミリ自動試験装置1の処
理部2では、着信待ちの状態になっており(ステップS
1)、ファクシミリ装置5から着信があると、回線制御
部4が着信を検出し、この着信の情報はインターフェー
ス部10を介して中央制御部7に伝えられる。そして、
中央制御部7は受信データを格納するバッファを初期化
した後、回線制御部4に応答を指示する。
【0031】次いで回線制御部4は着信に応答し(ステ
ップS2)、ファクシミリ装置5の電話番号と作業者の
暗唱番号の入力を要求する信号をファクシミリ装置5に
送出する(ステップS3)。中央制御部7は、暗唱番号
等の入力を要求する信号を送出してから所定時間を越え
ても暗唱番号などに対応するPB信号を受信できない場
合には、不正な着信と判定し、受信処理を中断し、エラ
ー処理を実行した後に、着信待ちの状態(ステップS
1)まで戻るように制御している(ステップS4)。以
降の制御においても、不正な着信に対する処理(以下、
「異常終了処理」と称する)は同じである。
【0032】さらに、ファクシミリ装置5から入力され
た該ファクシミリ装置5の電話番号と作業者の暗唱番号
に対応するPB信号は、回線制御部4で当該PB信号に
対応したデジタル信号に変換され、中央制御部7の主記
憶部8の受信バッファに格納される(ステップS5)。
尚、本実施例では、ダイヤルの“#”を2回続けた“#
#”をデミリタ(区切り)としてファクシミリ装置5の
電話番号と暗唱番号に続けて入力するようにしており、
中央制御部7はこの“##”を所定回数(本実施例では
2回)受信するか否かを確認し(ステップS6)、所定
回数受信すると、ファクシミリ装置5の電話番号と暗唱
番号を別々に格納する所定の配列にデータを転送する
(ステップS7,S8)。
【0033】ところで、主記憶部8の受信バッファから
所定の配列に転送する場合には、次に示す論理により当
該受信バッファのデータを所定の配列に転送している。
即ち、この受信バッファには、図3に示すように、“#
#”を区切りとして、ファクシミリ装置5の電話番号と
暗唱番号を格納している。この番号のデータ長が9乃至
10桁であれば、その番号は市外電話番号、8桁以下で
5桁以上は以内電話番号と判断し、ファクシミリ装置5
の電話番号の配列に格納する。また、4桁であれば暗唱
番号と判定し、暗唱番号の配列に格納する。こうして、
ファクシミリ装置5の電話番号と暗唱番号のデータ長
が、3桁以下あるいは11桁以上であれば、不正な番号
が入力されたとして、異常終了処理に移行する。
【0034】次いで、データチェック処理に移り、ステ
ップS7及びS8の処理で格納したファクシミリ装置5
の電話番号と暗唱番号の確認を行う。ステップS9では
記憶部11に記憶している試験エリアファイルの試験エ
リア番号と、入力されたファクシミリ装置5の電話番号
を照合する。尚、本実施例では、市内電話番号の場合に
はステップS9の処理を実行しないようにしている。
【0035】例えばファクシミリ装置5の電話番号(AAA
-BBB-CCCC)が作業者Aによって入力されたとする。記憶
部11の試験エリアファイル(図4参照)の1レコード
目には試験エリア番号「AAA」が登録されている。従
って、ファクシミリ装置5の電話番号の市外局番「AA
A」と試験エリア番号「AAA」は一致するので、ファ
クシミリ装置5は試験エリア内に配置されていると中央
制御部7は判定し、ステップS9の「Yes」に進み、
暗唱番号の照合処理に移行する(ステップS10)。
【0036】もし、ファクシミリ装置5の電話番号と試
験エリア番号が一致しない場合には、試験対象外のエリ
アに配置されたファクシミリ装置5からの不正な着信と
判定し、異常終了処理を実行する。
【0037】次に暗唱番号の照合処理を実行する(ステ
ップS10)。このステップS10では、記憶部11の
暗唱番号ファイルの暗唱番号と、ファクシミリ装置5か
ら作業者が入力した暗唱番号を照合する。例えば、作業
者Aが暗唱番号「CCCC」を入力したとする。記憶部
11に格納した暗唱番号ファイル(図5参照)の1レコ
ード目には暗唱番号「CCCC」が登録されている。
【0038】従って、作業者Aの暗唱番号と暗唱番号フ
ァイルの暗唱番号は一致するので、中央制御部7は所定
の作業者による試験と判定し、ステップS10の「Ye
s」に進み、次の処理(ファイル設定処理)に移行す
る。そして、両方の暗唱番号が一致しない場合には、他
者からの着信と判定し、異常終了処理を実行する。この
ように、本実施例では誤着信あるいは不正使用を防止す
るため、試験エリア番号と暗唱番号による2種の確認を
行っている。
【0039】そして、ステップS11以降では、ファク
シミリ装置5から受信するテストパターンのイメージデ
ータ(以下、「受信テストパターン」と称する)を格納
するファイルの名前と、後述するファクシミリ送信処理
においてファクシミリ自動試験装置1からファクシミリ
装置5に送信するイメージデータのファイル名を各々設
定している。
【0040】次いでステップS12ではファクシミリ受
信処理を行う。この処理はファクシミリ装置5から受信
した受信テストパターンをステップS11で設定したフ
ァイル名で記憶部11に格納する処理である。
【0041】この処理の動作を詳細に説明すると、先ず
中央制御部7は変復調部3を起動して所定の受信準備終
了信号をファクシミリ装置5に送出し、画像信号の受信
に移行する。ファクシミリ装置5側では、この受信準備
信号を受信すると原稿の送信が可能になったことを示す
コーリングトーンをファクシミリ装置5の不図示の送受
器あるいはスピーカより送出する。操作者はコーリング
トーンを確認後、所定のテストパターンをファクシミリ
装置5に設定し、不図示のスタート釦を押す。この操作
により、ファクシミリ装置5から変復調部3に向けてイ
メージデータの送信が実行される。
【0042】一方、ファクシミリ自動試験装置1の変復
調部3では、通信回線6を介して受信した受信テストパ
ターンをステップS11で設定したファイル名(例え
ば、「TEST2.FAX」)で記憶部11に格納す
る。そして、ファクシミリ受信処理が正常に終了する
と、中央制御部7は回線制御部4に指示して回線切断処
理を実行し、通信回線6を一旦解放する(ステップS1
3)。
【0043】次にファクシミリ自動試験装置1からファ
クシミリ装置5に向けて画像信号を送信する処理に移行
する。この処理は予め記憶部11に格納している送信テ
ストパターン(例えば、「HEAD.FAX」)と、先
ほど記憶部11に格納した受信テストパターン「TES
T2.FAX」とをファクシミリ装置5に送信する処理
である。この処理では、先ず回線制御部4を起動して、
オフフック状態に移行し(ステップS14)、先に受信
したファクシミリ装置5の電話番号をPB信号に変換し
て、ダイヤル信号を送出し発信処理を行う(ステップS
15)。
【0044】このステップS15でファクシミリ装置5
の応答と、ファクシミリ装置5からの受信準備完了信号
を確認後、ステップS11で設定した送信ファイル、即
ち送信テストパターンのファイル「HEAD.FAX」
と受信テストパターンのファイル「TEST2.FA
X」を変復調部3を介して通信回線6に送出する(ステ
ップS16)。この処理により、ファクシミリ装置5側
では1ページ目に送信テストパターン、2ページ目に受
信テストパターンといったように、2ページのファクシ
ミリ通信文が出力される。
【0045】こうしてファクシミリ送信処理が終了する
と、変復調部3から終了信号が送信されるので、中央制
御部7はこれを受信し、回線切断処理を実行し(ステッ
プS17)、着信待ち(ステップS1)に戻る。
【0046】以上説明したように、本発明の第1の実施
例に係る自動試験装置では、試験しようとするファクシ
ミリ装置に2枚のファクシミリ通信文(送信テストパタ
ーンと受信テストパターン)が出力される。そのうち、
1ページ目には、予め自動試験装置に記憶しておいた原
稿(送信テストパターン)、2ページ目にはファクシミ
リ装置から中央制御部7に送信後、再度ファクシミリ装
置に送信した通信文(受信テストパターン)が出力され
る。
【0047】従って、作業者Aは、この送信テストパタ
ーンと受信テストパターンを確認することにより、ファ
クシミリ装置の送信機能の良否を判定することができ
る。何故なら、ファクシミリ装置の送信機能が異常で、
受信機能が正常な場合には、受信テストパターンにのみ
異常が発生し、受信機能の異常あるいは送受信機能の異
常がある場合には、送信テストパターンと受信テストパ
ターンの両方に異常が発生するからである。また、第1
の実施例のファクシミリ自動試験装置は、ファクシミリ
装置のように光学的に汚れたり、機械的に故障したりす
る問題がないので、ファクシミリ装置の試験装置に適し
ている。
【0048】尚、第1の実施例では、送信テストパター
ンを1種類として説明したが、複数の送信テストパター
ンを記憶部11に登録し、各送信テストパターンに対応
する番号(送信テストパターン)を割り付け、更に図5
のステップS3において送信テストパターン番号も入力
するようにすれば、複数の送信テストパターンの中から
任意の送信テストパターンを選択して送信することがで
きる。
【0049】次に本発明の第2実施例について説明す
る。前述の第1実施例では、送信テストパターンは主記
憶部8に予め登録してあり、変更できないものとして説
明したが、第2の実施例では、送信テストパターンがフ
ァクシミリ装置にて更新可能となっている。尚、システ
ムの構成は第1の実施例と同様であるため、ここでは説
明を省略する。第2実施例は特定の暗唱番号を入力する
ことにより、送信テストパターン更新処理を実行する。
【0050】以下、図8のフローチャートを参照して、
第2実施例の動作を説明する。このフローチャートは、
第1実施例の電話番号照合処理(ステップS9)からフ
ァイル設定処理(ステップS11)までに相当し、他の
処理は第1実施例のシーケンスと同様であるためここで
は説明を省略する。
【0051】先ずファクシミリ装置5から着信し、電話
番号の照合が正常に終了すると(図5のステップS1乃
至S9参照)、ステップSa1に進む。このステップS
a1では、入力された暗唱番号を特定の暗唱番号(例え
ば「FFFF」)と照合し、一致した場合には「Ye
s」に進み、ファイル設定処理(ステップSa2)に移
る。ステップSa2では、受信ファイル名を送信テスト
パターンのファイル名「HEAD.FAX」とすると共
に、送信ファイル名も送信テストパターンのファイル名
「HEAD.FAX」のみとする。
【0052】その後、ファクシミリ受信処理(ステップ
S12)に進み、ファクシミリ装置5から登録したい送
信テストパターンのイメージデータを受信し、記憶部1
1の送信テストパターンファイルを更新する。その後、
ステップS16で制御部2からファクシミリ装置5に更
新した送信テストパターンのイメージデータが送信され
るので、ファクシミリ装置5には送信テストパターンが
出力され、送信テストパターンが更新されたことが確認
できる。
【0053】以上説明したように、第2の実施例では制
御装置に格納している送信テストパターンをファクシミ
リ装置から更新することができるので、作業者または部
署に応じた送信テストパターンに変更することができ
る。例えば、企業に出向くときは、企業向けの最新機器
情報を送信テストパターンとして登録し、家庭に行くと
きには、家庭向けの新製品情報を送信テストパターンと
して登録しておけば、現地に出向いた際に、ファクシミ
リ装置で受信した送信テストパターンをセールスにも活
用できる。
【0054】次に本発明の第3実施例について説明す
る。前述の第1及び第2の実施例では、送信テストパタ
ーンを1種類として説明したが、第3の実施例では暗唱
番号対応に複数の送信テストパターンを格納可能となっ
ている。
【0055】図9は第3の実施例に使用する暗唱番号フ
ァイルであって、第1実施例の図4に相当するファイル
である。この暗唱番号ファイルは、4桁の数字からなる
暗唱番号と、送信テストパターンを格納しているファイ
ルの名前で構成している。
【0056】この暗唱番号は、第1の実施例でも説明し
たように作業者或いは部署毎に付与している。このよう
に構成した暗唱番号ファイルを使用すると、例えば作業
者Aの暗唱番号が「CCCC」であれば、図9より、こ
の作業者Aの送信テストパターンのファイル名は「HE
AD1.FAX」となり、作業者Aと送信テストパター
ンが1対1に対応するようできる。尚、他のシステム構
成は第1実施例と同じであるためここでは説明を省略す
る。
【0057】以下、図10のフローチャートを参照し
て、第3の実施例の動作を説明する。このフローチャー
トは、第1実施例の暗唱番号照合処理(ステップS1
0)から、ファクシミリ受信処理(ステップS12)ま
でに相当し、他の処理は第1実施例のフローチャートと
同じであるため、ここでは説明を省略する。
【0058】先ずファクシミリ装置5から着信し、電話
番号と暗唱番号との照合が正常に終了すると(図5のス
テップS1乃至S10参照)、送信テストパターンの決
定処理(ステップSb1)に進む。このステップSb1
は、暗唱番号に対応した送信テストパターンファイル名
を所得する処理であり、作業者Aに対しては、前述のと
おり送信テストパターンファイル名「HEAD2.FA
X」が所得される。次にステップS11に移行し、受信
ファイルを「TEST1.FAX」、送信ファイルを
「TEST1.FAX」と「HEAD1.FAX」とに
設定する。
【0059】その後は図5のフローチャートに従って動
作するが、再度説明すると、ファクシミリ受信処理(ス
テップS12)に進み、ファクシミリ装置5から受信し
た受信テストパターンを「TEST1.FAX」の名前
で記憶装置に格納する。
【0060】そして、一旦、回線を解放した後、ファク
シミリ自動試験装置1からファクシミリ装置5を呼び出
し、ファクシミリ装置5が応答すると、ステップS11
で設定した送信ファイル「HEAD1.FAX」と「T
EST1.FAX」をファクシミリ装置5に送信する
(ステップS16)。
【0061】このように、第3実施例では記憶装置に複
数の送信テストパターンを登録し、この送信テストパタ
ーンを暗唱番号と対応付けているので、作業者は自分に
合った送信テストパターンを受信することができる。
【0062】例えば営業関係の作業者或いは部署には、
新製品情報の送信テストパターンを割り当て、セールス
に活用すると共に、保守関係の作業者には、修理に関す
る情報の送信テストパターンを割り当てれば、修理作業
のマニュアルとして活用することもできる。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ファクシミリ装置の故障原因を調べるにあたり、1名の
作業者で当該ファクシミリ装置の送信及び受信機能の確
認を迅速且つ正確に行うことを可能としたファクシミリ
自動試験方法及び装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るファクシミリ自動
試験装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例における処理装置2の詳細な構成
を示すブロック図である。
【図3】受信バッファに“##”を区切りとして、ファ
クシミリ装置5の電話番号と暗唱番号を格納した様子を
示す図である。
【図4】ファクシミリ自動試験装置1にアクセスできる
地域を限定するための識別情報を示す図である。
【図5】ファクシミリ自動試験装置にアクセスできる作
業者を限定するための識別情報を示す図である。
【図6】第1の実施例に係るファクシミリ自動試験装置
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】第1の実施例に係るファクシミリ自動試験装置
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】第2の実施例に係るファクシミリ自動試験装置
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】第3の実施例に使用する暗唱番号ファイルであ
って、第1実施例の図4に相当するファイルを示す図で
ある。
【図10】第3の実施例に係るファクシミリ自動試験装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】従来のファクシミリ装置あるいは通信回線に
故障が発生した場合に、故障原因を調べるために、ファ
クシミリ装置の動作試験を実施する様子を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…ファクシミリ自動試験装置、2…処理部、3…変復
調部、4…回線制御部、5,5´…ファクシミリ装置、
6…通信回線、7…中央制御部、8…主記憶部、9,1
0…インターフェース部、11…記憶部、12…入力
部、13…ディスプレイ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石丸 和幸 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 伊藤 俊紀 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 児子 敬一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 菅井 強 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ装置から送信される送信テ
    ストパターンを記憶装置に記憶し、前記ファクシミリ装
    置からの着信に応答して該ファクシミリ装置からの画像
    信号を受信する第1のステップと、 前記第1のステップで受信した画像情報を受信テストパ
    ターンとして前記記憶装置に記憶する第2のステップ
    と、 前記第2のステップ終了後、前記記憶装置から前記受信
    テストパターンと前記送信テストパターンとを読み出
    し、前記ファクシミリ装置に連続して送信する第3のス
    テップと、 を有することを特徴とするファクシミリ自動試験方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のステップは、操作者によって
    入力される第1の識別情報を受信する第4のステップ
    と、前記記憶装置に記憶した第2の識別情報と前記第1
    の識別情報とを照合する第5のステップとを有すること
    を特徴とする請求項1に記載のファクシミリ自動試験方
    法。
  3. 【請求項3】 前記記憶装置に複数の前記送信テストパ
    ターンと、前記第2の識別情報と前記送信テストパター
    ンの対応を表すテーブルとを記憶し、前記第5のステッ
    プ終了後、前記テーブルから前記第2の識別情報に対応
    する送信テストパターンを求めることを特徴とする請求
    項2に記載のファクシミリ自動試験方法。
  4. 【請求項4】 記憶装置と制御装置、変復調装置、回線
    制御装置とを有し、 前記記憶装置はファクシミリ装置に送信可能な送信テス
    トパターンを記憶し、 前記制御装置は前記回線制御回路で検出した着信に応答
    し、前記変復調装置で前記ファクシミリ装置からの画像
    信号を受信し、前記画像情報を受信テストパターンとし
    て前記記憶装置に記憶し、前記記憶装置から前記受信テ
    ストパターンと前記送信テストパターンとを読み出し、
    これらを連続して前記ファクシミリ装置に送信すること
    を特徴とするファクシミリ自動試験装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶装置に、操作者によって入力さ
    れる第1の識別情報を照合するための第2の識別情報を
    有することを特徴とする請求項4に記載のファクシミリ
    自動試験装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶装置に、前記第2の識別情報と
    前記送信テストパターンとの対応関係を示すテーブルと
    複数の前記送信テストパターンとを有することを特徴と
    する請求項5に記載のファクシミリ自動試験装置。
JP5286605A 1993-11-16 1993-11-16 ファクシミリ自動試験方法及び装置 Pending JPH07143270A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7778495B2 (en) 2004-11-05 2010-08-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha System and device for image processing

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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