JPH07143073A - 位相復調器 - Google Patents

位相復調器

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JPH07143073A
JPH07143073A JP5285084A JP28508493A JPH07143073A JP H07143073 A JPH07143073 A JP H07143073A JP 5285084 A JP5285084 A JP 5285084A JP 28508493 A JP28508493 A JP 28508493A JP H07143073 A JPH07143073 A JP H07143073A
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Koji Dobashi
孝治 土橋
Kazuhiko Nitori
一彦 似鳥
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数変調された伝搬光と参照光との光路差
により生じた干渉光により伝搬光の位相復調する位相復
調器において、伝搬光と参照光の偏光角による成分を取
り除く。 【構成】 光源2によるFM変調光がセンシングファイ
バ3aとリファレンスファイバ3bに入力され、干渉光
が発生し、O/E変換器4によって電流Iに変換され
る。乗算器11a,12a,22a及びLPF11b,
12b,21bにより、第1次、第2次及び第3次高調
波成分を得る。積分器19からB2 1 (C)J
2 (C)φ(t)cos2 θが出力される。除算器23
a及び補正係数発生器23で、J1 (C1 )とJ2 (C
1 )の値を求めて、第1及び第2の補正乗算器24、2
5、第1及び第2の自乗器,加算器28,LPF29及
び除算器30で,積分器19の出力をLPE29の出力
で割り算をし、φ(t)/J1 (C)J2 (C)を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、干渉型光ファイバセン
サなどのように、音波などが印加されたセンサファイバ
を通過する伝搬光とリファレンスファイバを通過する参
照光とによる干渉光から音波信号などを復調する位相復
調器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、次のような文献に記載されるものがあった。 文献;アイイイイ ジャーナル オブ(IEEE JOURNAL O
F QUANTUM ELECTRONICS )、QE−18[10](19
82−10)IEEE(米)A.Dandridge,A.B.Tveten,a
nd T.G.Giallorenzi "Homodyne Demodulation Scheme f
or Fiber Optic Sensors Using Phase Generated Carri
er"P.1647−1653 図2は、前記文献に記載された従来の干渉型光ファイバ
センサに用いられる位相復調器の一構成例を示す図であ
る。この干渉型光ファイバセンサ位相復調器は、周波数
がω0 の正弦波信号を出力する信号発生器1を有し、そ
の出力側には、基本周波数ω0 /2πで周波数変調され
たFM変調光を出力する光源2及び位相復調器10が接
続されている。光源2の出力側には、音波信号が印加さ
れるセンシングファイバ3a及びリファレンスファイバ
3bを有するセンサ部3が接続されている。センサ部3
の出力側には、そのセンサ部3の出力の干渉光を電気信
号に変換する光/電気信号変換器4(以下、O/E変換
器と呼ぶ)が接続され、さらに、該O/E変換器4の出
力側には、位相復調器10が接続されている。
【0003】位相復調器10は、O/E変換器4の干渉
出力の基本周波数ω0 /2πに対する第1次高調波成分
を抽出する第1次高調波成分抽出手段11及び第2次高
調波成分を抽出する第2次高調波成分抽出手段12を有
し、その第1次高調波成分抽出手段11の出力側には、
微分器14及び乗算器17が接続され、その第2次高調
波成分抽出手段12の出力側には、微分器15及び乗算
器16が接続されている。第1次高調波成分抽出手段1
1は、乗算器11a及び低域通過フィルタ11b(以
下、LPFと呼ぶ)を有し、その乗算器11aが、O/
E変換器4及び信号発生器1に接続され、LPF11b
が、乗算器11aに接続されている。第2次高調波成分
抽出手段12は、乗算器12a及びLPF12bを有
し、その乗算器12aが、O/E変換器4及び信号発生
器1に同期し周波数が2ω0 の正弦波信号を出力する同
期信号発生器13に接続され、LPF12bが、乗算器
12aに接続されている。同期信号発生器13は、信号
発生器1に接続されている。第1の微分器14の出力側
には、第1の乗算器16が接続され、さらに、その第1
の乗算器16の出力側に減算器18が接続されている。
第2の微分器15の出力側に第2の乗算器17が接続さ
れ、さらに、その第2乗算器の17の出力側に減算器1
8が接続されている。減算器18の出力側には、積分器
19が接続されている。
【0004】以下、この干渉型光ファイバセンサ位相復
調器の動作を説明する。信号発生器1から出力された周
波数ω0 の正弦波により光源2が電流駆動されて、変調
周波数ω0 /2πのFM変調光をセンサ部3に出力す
る。センサ部3に設けられたセンシングファイバ3aに
音波が印加されるとセンシングファイバ3aの屈折率及
びファイバ長が変化し、センシングファイバ3aに入力
された光(以下、伝搬光と呼ぶ)の位相が変化する。一
方、リファレンスファイバ32に入力された光(以下、
参照光と呼ぶ)の位相は変化しないので、伝搬光と参照
光とにより干渉光が発生する。この干渉光がO/E変換
器4により電気信号に変換され、その干渉出力Iは、次
式(1)のようになる。 I=A+Bcosθ(Ccosω0 +φ(t)) =A+BJ0 (C)cosθcosφ(t) +2BJ1 (C)cosθcos(φ(t)+π/2)cosω0 +2BJ2 (C)cosθcos(φ(t)+π)cos2ω0 ・ +2BJk (C)cosθcos(φ(t)+kπ/2)coskω0 ・ ・ ・ ・・・(1) 但し、A、B;入力光量に比例する定数 C;FM変調信号の最大周波数偏移及びセンシングファ
イバ3aとリファレンスファイバ3bとの間の光路差の
関数となる位相変調度 θ;伝搬光と参照光の偏光角 φ(t);音波信号 Jk (C);ベッセル関数(k=0,1,2,・・) 乗算器11aで干渉出力Iと、信号発生器1の角周波数
ω0 の正弦波信号とを乗算し、LPF11bを通すこと
により、次式(2)が出力される。 BJ1 (C)cosθsinφ(t) ・・・(2) 乗算器12aで出力電流Iと、同期信号発生器13で発
生した角周波数2ω0の正弦波信号とを乗算し、LPF
12bを通すことにより、次式(3)が出力される。 BJ2 (C)cosθcosφ(t) ・・・(3) 第1の微分器14,第2の微分器15で微分し、第1の
乗算器16,第2の乗算器17でクロス乗算すると、次
式(4),(5)が出力される。 B2 J1 (C)J2 (C)( dφ(t)/dt)cos 2 φ(t)cos 2 θ・・・(4) − B2 J1 (C)J2 (C)( dφ(t)/dt)sin 2 φ(t)cos 2 θ・・・(5) 減算器18で減算することにより、次式(6)が出力さ
れる。 B21 (C)J2 (C)(dφ(t)/dt)cos2 θ・・・(6) 積分器19で積分することにより、次式(7)が出力さ
れ、音波信号φ(t)が復調される。 B21 (C)J2 (C)φ(t)cos2 θ ・・・(7)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
位相変調器10においては、次のような課題があった。
伝搬光と参照光の偏光角θに変動があると、位相変調器
10の出力は、式(7)に示すようにcos2 θで変動
することになる。そのため、光ファイバセンサ3の感度
劣化および変動となり問題であった。特に、光ファイバ
センサをアレイ状に並べた光ファイバセンサアレイのよ
うに、複数チャネルの場合では、偏光角の変動はチャネ
ル毎に異なるためチャネル間の感度のばらつきとなる。
本発明は前記従来技術が持っていた課題として、伝搬光
と参照光の偏光角によって光ファイバセンサの感度が劣
化あるいは変動する、特に複数チャネルの場合には偏光
角の変動によりチャネル間の感度がばらつくという点に
ついて解決をした位相変調器を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、FM変調された伝搬光と参照光との
光路差により生じた干渉光を電気信号に変換する光/電
気信号変換器と、前記電気信号の周波数変調の変調周波
数を基本周波数として、奇数次の高調波成分を抽出する
奇数次高調波成分抽出手段と、前記電気信号の偶数次の
高調波成分を抽出する偶数次高調波成分抽出器と、前記
奇数次高調波成分抽出器により抽出された奇数次高調波
成分を微分する第1の微分器と、前記偶数次高調波成分
と前記第1の微分器の出力とを乗算する第1の乗算器
と、前記偶数次高調波成分抽出手段により抽出された偶
数次高調波成分を微分する第2の微分器と、前記奇数次
高調波成分と前記第2の微分器の出力とを乗算する第2
の乗算器と、前記第1の乗算器と第2の乗算器の出力を
減算する減算器と、前記減算器の出力を積分する積分器
とを備えた位相変調器において、次のような回路を設け
ている。すなわち、前記奇数次高調波成分の補正係数及
び前記偶数次高調波成分の補正係数を出力する補正係数
生成手段と、前記奇数次高調波成分の補正係数と奇数次
高調波成分とを乗算する第1の補正乗算器と、前記第1
の補正乗算器の出力を自乗する第1の自乗器と、前記偶
数次高調波成分の補正係数と偶数次高調波成分とを乗算
する第2の補正乗算器と、前記第2の補正乗算器の出力
を自乗する第2の自乗器と、前記第1と第2の自乗器の
出力を加算する加算器と、前記積分器の出力を前記加算
器の出力との間で除算する除算器とを、設けている。第
2の発明では、第1の発明の位相変調器における補正係
数生成手段は、前記奇数次高調波成分抽出手段による奇
数次高調波成分又は前記偶数次高調波成分抽出手段によ
る偶数次高調波成分と奇数次高調波成分対又は偶数次高
調波成分対を形成するように高調波成分を抽出する高調
波成分抽出手段と、前記奇数次高調波成分対間又は偶数
次高調波成分間で除算する除算器と、前記除算器の出力
から前記奇数次高調波成分の補正係数及び前記偶数次高
調波成分の補正係数を出力する補正係数算出器とを備え
ている。第3の発明では、第1の発明の位相変調器にお
いて、加算器の出力の高周波成分を除去する低域通過フ
ィルタを設けている。
【0007】
【作用】第1の発明によれば、以上のように位相変調器
を構成したので、補正係数生成手段は、奇数次高調波成
分抽出手段により抽出された奇数次高調波成分の補正係
数(J2m(C1 ))及び偶数次高調波成分抽出手段によ
り抽出された偶数次高調波成分の補正係数(J2k+1(C
1 ))を求める。第1の補正乗算器は、この奇数次高調
波成分の補正係数と奇数次高調波成分とを乗算し、例え
ば、BcosθJ2k+1(C)J2m(C1 )sinφ
(t)を出力する。一方、第2の補正乗算器は、例え
ば、BcosθJ2k+1(C1 )J2m(C)cosφ
(t)を出力する。但し、C1 はCの推定値である。第
1の自乗器は、第1の補正乗算器の出力を自乗し、例え
ば、B2 cos2 θJ2k+1 2 (C)J2m 2 (C1 )si
2 φ(t)を出力する。第2の自乗器は、第2の補正
乗算器の出力を自乗し、例えば、B2 cos2 θJ2k+1
2 (C1 )J2m 2 (C)cos2 φ(t)を出力する。
1 はCの値に近似されるので、加算器は、例えば、B
2 cos2 θJ2k+1 2 (C)J2m 2 (C)の値にほぼ等
しい値を出力する。積分器からは、例えば、B2 cos
2 θJ2k+1(C)J2m(C)が出力されるので、除算器
により、積分器の出力と加算器の出力との間で除算する
と、偏光角θを含む項がとり除かれる。第2の発明によ
れば、高調波成分抽出手段は、高調波成分を抽出して、
奇数次高調波成分抽出手段による奇数次高調波成分又は
偶数次高調波成分抽出手段による偶数次高調波成分と、
奇数次高調波成分対又は偶数次高調波成分対を形成す
る。除算器は、奇数次高調波成分対間又は偶数次高調波
成分間で除算して、例えば、J2k+1(C)/J
2n+1(C)又はJ2k(C)/J2n(C)を出力する。補
正係数算出器は、除算器からの出力に基づいて、例え
ば、J2k+1(C1 )及びJ2m(C1 )を求める。第3の
発明では、低域通過フィルタは、C1 がCよりずれた場
合の誤差による高周波成分を除去する。従って、前記課
題を解決できるのである。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示す干渉型光ファ
イバセンサに用いられる位相変調器の構成図であり、従
来の図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付され
ている。この干渉型光ファイバセンサ位相変調器が、従
来のものと異なる点はAGC回路20(Automatic gain
control)を新たに設けたことである。AGC回路20
は、信号発生器1に同期し周波数が3ω0 の正弦波信号
を出力する同期信号発生器21を有し、その出力側に3
次高調波成分を抽出する第3次高調波成分抽出手段22
が接続されている。第3次高調波成分抽出手段22は、
乗算器22a及びLPF22bを有し、その乗算器22
aが、O/E変換器4及び同期信号発生器21に接続さ
れ、さらにその出力側にLPF22bが接続されてい
る。LPF22bの出力側には、第1次高調波成分及び
第2次周波数成分の補正係数を発生する補正係数発生器
23が接続されている。補正係数発生器23は、除算器
23a及び補正係数算出器23bを有し、その除算器2
3aが、LPF22bに接続され、さらに補正係数算出
器23bが除算器23aに接続されている。補正係数算
出器23bは、図示しないアナログ/ディジタル変換器
(以下、A/D変換器と呼ぶ)、メモリ及びディジタル
/アナログ変換器(以下D/A変換器)などで構成さ
れ、その出力側に、第1の補正乗算器24及び第2の補
正乗算器25が接続されている。第1の補正乗算器24
は、位相復調器10のLPF11bにも接続され、その
出力側に第1の自乗器26が接続されている。第2の補
正乗算器25は、位相復調器10のLPF12bにも接
続され、その出力側に第2の自乗器27が接続されてい
る。第1の自乗器26及び第2の自乗器27の出力側に
は、加算器28が接続され、さらに、その加算器28の
出力側には、LPF29が接続されている。LPF29
の出力側には、除算器30が接続されている。この除算
器30は、位相復調器10の積分器19にも接続されて
いる。
【0009】次に、図1に示す干渉型光ファイバセンサ
位相変調器の動作を説明する。信号発生器1から出力さ
れた周波数ω0 の正弦波により光源2が電流駆動され
て、変調周波数ω0 /2πのFM変調光をセンサ部3に
出力する。センサ部3に設けられたセンシングファイバ
3aに音波が印加されると、センシングファイバ3aの
屈折率及びファイバ長が変化し、センシングファイバ3
aに入力された伝搬光の位相が変化する。一方、リファ
レンスファイバ3bに入力された参照光の位相は変化せ
ず、伝搬光と参照光とにより干渉光が発生する。O/E
変換器4は、この干渉光を電気信号に変換し、(1)式
で示される干渉出力Iを出力する。乗算器11aで干渉
出力Iと、信号発生器1の角周波数ω0 の正弦波信号と
を乗算し、LPF11bを通すことにより、(2)式で
示される第1次高調波成分を得る。乗算器12aで干渉
出力Iと、同期信号発生器13で発生した角周波数2ω
0 の正弦波信号とを乗算し、LPF12bを通すことに
より、(3)式で示される第2次高調波成分を得る。第
1の微分器14及び第2の微分器15で微分し、第1の
乗算器16及び第2の乗算器17でクロス乗算すると、
(4)式,(5)式を得る。減算器18で、引き算をし
て、(6)式を得て、積分器19で積分することによ
り、(7)式を得る。乗算器22aで、干渉出力Iと同
期信号発生器21の角周波数3ω0 の正弦波信号とを乗
算し、LPF22bを通すことにより、(8)式によっ
て表される第3次高調波成分が出力される。
【0010】 BJ3 (C)sinφ(t)cosθ ・・・(8) 除算器23aで、(2)式で示されるLPE11bの出
力を、(8)式で示されるLPF22bの出力で割り算
をしてJ1 (C)/J3 (C)を得る。補正係数算出器
23bのA/D変換器で、除算器23aの出力J
1 (C)/J3 (C)をディジタル信号に変換し、J1
(C)/J3 (C)のディジタル値によりメモリに格納
される換算テーブルを参照し、J1 (C)とJ2 (C)
の推定値J1 (C1 )とJ2 (C1 )を求めて、この値
をD/A変換器でアナログ信号に変換して、第1の補正
乗算器24に第1次高調波成分の補正係数としてJ
2 (C1 )を、第2の補正乗算器25に第2次高調波成
分の補正係数としてJ1 (C1 )を出力する。第1の補
正乗算器24では、(2)式で示されるLPF11bの
出力と補正係数算出器23bの出力(J2 (C1 ))と
を乗算して、次式(9)が出力される。 BJ1 (C)J2 (C1 )sinφ(t)cosθ ・・・(9) 第1の自乗器26で、自乗して、次式(10)が出力さ
れる。 B2 1 2 (C)J2 2 (C1 )sin2 φ(t)cos2 θ・・(10) 第2の補正乗算器25では、(3)式で示されるLPF
12bの出力と補正係数算出器23bの出力(J1 (C
1 ))とを乗算して、次式(11)が得られる。 BJ1 (C1 )J2 (C)cosφ(t)cosθ ・・・(11) 第2の自乗器27で、自乗して、次式(12)を得る。 B2 1 2 (C1 )J2 2 (C)cos2 φ(t)cos2 θ・・(12) 加算器28で、加算すると、次式(13)が出力され
る。 B 2 J 1 2 (C)J2 2 (C)cos2 θ+ψ ・・・(13) ψは、C1 の値がCの値よりずれた場合の誤差であっ
て、次式(14)のように表される。 ψ= ((J 1 2 (C)J2 2 (C1 )−J 1 2 (C)J2 2 (C))B 2 sin 2 φ(t)cos2 θ +((J 1 2 (C1 )J2 2 (C) −J 1 2 (C)J2 2 (C))B 2 cos 2 φ(t)cos2 θ ・・・(14) C1 の値がCの値にほぼ等しいときは、加算器28で
の、加算結果は、次式(15)のようになる。 B2 1 2 (C)J2 2 (C)cos2 θ ・・・(15) さらにLPE29では、高周波成分として現れる誤差ψ
を取り除き、より(15)式に近づける。除算器30で
は、(7)式で示される積分器19の出力を、(15)
式で示されるLPF29の出力で割り算をし、φ(t)
/J1 (C)J2 (C)を得る。このように、除算器3
0の出力から伝搬光と参照光との偏光角θによる偏光角
θを含む係数を取り除くことができる。
【0011】以上のように、本実施例においては、次の
ような利点がある。AGC回路20は、位相復調回路1
0の出力から伝搬光と参照光との偏光角θによる偏光角
θを含む係数を取り除くことができる。従って、AGC
回路20からの最終出力結果は安定し、光ファイバセン
サとしての感度劣化・変動を抑制することが出来る。特
に、多重化の大きな光ファイバセンサアレイに用いると
チャネル間の感度ばらつきを抑制することが出来る。な
お、本発明は上記実施例に限定されず、種々の変形が可
能である。その変形例としては、例えば次のようなもの
がある。 (1) 第3次高調波成分の代わりに他の奇数次高調波
成分を同期信号発生器21及び乗算器22aによって抽
出し、この奇数次高調波成分と第1次高調波成分とを割
り算して、補正係数算出器23bによって第1次高調波
成分と第2次高調波成分の補正係数を求めることができ
る。また、第2次以外の偶数高調波成分、例えば第4次
高調波成分を抽出し、この偶数高調波成分と第2次高調
波成分とを割り算して、補正係数算出器23bによって
第1次高調波成分と第2次高調波成分の補正係数を求め
ることができる。 (2) 補正係数算出器23bでは、J1 (C)/J3
(C)の値に基づいて、メモリ内の換算テーブルを用い
ずに、CPUによる計算によりJ1 (C1 )及びJ
2 (C1 )を求めることができる。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、位相復調器が、奇数次高調波成分の補正係数
及び偶数次高調波成分の補正係数を出力する補正係数生
成手段と、第1の補正乗算器と、第1の自乗器と、第2
の補正乗算器と、第2の自乗器と、第1と第2の自乗器
の出力の加算器と、除算器とを備えている.そのため、
位相復調器の出力から伝搬光と参照光との偏光角θによ
る成分を除去することができ、最終出力を安定させるこ
とができる。第2の発明によれば、補正係数生成手段
が、高調波成分抽出手段と、除算器と、奇数次高調波成
分の補正係数及び前記偶数次高調波成分の補正係数を出
力する補正係数算出器とを備えている.そのため、第1
の補正乗算器には、奇数次高調波成分の補正係数、第2
の補正乗算器には、偶数次高調波成分の補正係数をそれ
ぞれ出力されるので、位相復調器の出力から伝搬光と参
照光との偏光角θによる成分を除去することができる。
第3の発明によれば、位相復調器が、低域フィルタを備
えている.そのため、奇数次高調波成分の補正係数及び
偶数次高調波成分の補正係数の誤差を取り除くことがで
きる。従って、位相復調器の出力から伝搬光と参照光と
の偏光角θによる成分を一層確実に除去することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す干渉型光ファイバセンサ
位相変調器の構成図である。
【図2】従来の干渉型光ファイバセンサ位相変調器の構
成図である。
【符号の説明】
11 第1次高調波成分抽出手段 12 第2次高調波成分抽出手段 14 第1の微分器 15 第2の微分器 16 第1の乗算器 17 第2の乗算器 18 減算器 19 積分器 22 第3次高調波成分抽出手段 23a 除算器 23b 補正係数算出器 24 第1の補正乗算器 25 第2の補正乗算器 29 LPF 26 第1の自乗器 27 第2の自乗器 28 加算器 29 LPF 30 除算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/06 H03D 9/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM変調された伝搬光と参照光との光路
    差により生じた干渉光を電気信号に変換する光電気信号
    変換器と、 前記電気信号の周波数変調の変調周波数を基本周波数と
    して、奇数次の高調波成分を抽出する奇数次高調波成分
    抽出手段と、 前記電気信号の偶数次の高調波成分を抽出する偶数次高
    調波成分抽出手段と、 前記奇数次高調波成分抽出手段により抽出された奇数次
    高調波成分を微分する第1の微分器と、 前記偶数次高調波成分と前記第1の微分器の出力とを乗
    算する第1の乗算器と、 前記偶数次高周波成分抽出手段により抽出された偶数次
    高調波成分を微分する第2の微分器と、 前記奇数次高調波成分と前記第2の微分器の出力とを乗
    算する第2の乗算器と、 前記第1の乗算器と第2の乗算器の出力とを減算する減
    算器と、 前記減算器の出力を積分する積分器とを備えた位相復調
    器において、 前記奇数次高調波成分の補正係数及び前記偶数次高調波
    成分の補正係数を出力する補正係数生成手段と、 前記奇数次高調波成分の補正係数と奇数次高調波成分と
    を乗算する第1の補正乗算器と、 前記第1の補正乗算器の出力を自乗する第1の自乗器
    と、 前記偶数次高調波成分の補正係数と偶数次高調波成分と
    を乗算する第2の補正乗算器と、 前記第2の補正乗算器の出力を自乗する第2の自乗器
    と、 前記第1と第2の自乗器の出力を加算する加算器と、 前記積分器の出力と前記加算器の出力との間で除算する
    除算器とを、 設けたことを特徴とする位相復調器。
  2. 【請求項2】 前記補正係数生成手段は、 前記奇数次高調波成分抽出手段による奇数次高調波成分
    又は前記偶数次高調波成分抽出手段による偶数次高調波
    成分で奇数次高調波成分対又は偶数次高調波成分対を形
    成するように高調波成分を抽出する高調波成分抽出手段
    と、 前記奇数次高調波成分対間又は偶数次高調波成分間で除
    算する除算器と、 前記除算器の出力から前記奇数次高調波成分の補正係数
    及び前記偶数次高調波成分の補正係数を出力する補正係
    数算出器とを、 備えたことを特徴とする請求項1記載の位相復調器。
  3. 【請求項3】 前記加算器の出力の高周波成分を除去す
    る低域通過フィルタを設けたことを特徴とする請求項1
    記載の位相復調器。
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