JP3060955B2 - パッシブホモダイン復調方式 - Google Patents

パッシブホモダイン復調方式

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JP3060955B2
JP3060955B2 JP8218744A JP21874496A JP3060955B2 JP 3060955 B2 JP3060955 B2 JP 3060955B2 JP 8218744 A JP8218744 A JP 8218744A JP 21874496 A JP21874496 A JP 21874496A JP 3060955 B2 JP3060955 B2 JP 3060955B2
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俊一 小濱
洋一 加藤
隆 遠藤
英夫 加納
孝治 土橋
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  • Optical Communication System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PGC変調された
光ハイドロホン出力の復調方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の先行技術として
は、例えば、「Anthony Dandridge,
Alan B.Tveten,and Thomas
G.Giallorenzi,“Homodyne D
emodulation Scheme for Fi
ber Optic Sensors Using P
hase Generated Carrier”IE
EE Journalof Quantum Elec
tronics,vol.QE−18,pp.1647
−1653,Oct.1982.」に開示されるものが
あった。
【0003】図3にPGC変調された光ハイドロホン出
力をパッシブホモダイン方式で復調する場合を示す。
【0004】この図において、4,7,8,11は乗算
器(×)、5,9はローパスフィルタ、6,10は微分
器(d/dt)、12は減算器(−)、13は積分器
(∫)である。
【0005】レーザ1を、光ファイバハイドロホン2を
経てO/E変換器3を用いることにより、光ファイバハ
イドロホンで受信したセンサ信号をΦ(t)とする
と、PGC変調され、O/E変換された出力は次式で表
される。
【0006】 I=A+B・cos{C0 ・cos2πf0 t+Φ(t)} …(1−1) 但し、f0 はレーザの変調周波数、C0 は変調指数であ
る。
【0007】この(1−1)式を入力信号として、図3
に示す復調処理を行うと、復調出力は次式で示される。
【0008】 O=B2 ・J1 (C0 )・J2 (C0 )・Φ(t) …(1−2) 但し、J1 (C0 )、J2 (C0 )は、ベッセル関数で
ある。
【0009】上記(1−2)式から復調出力は、センサ
信号に比例した出力が得られ、復調感度は、 G=B2 ・J1 (C0 )・J2 (C0 ) …(1−3) となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の復調方式では、変調指数C0 を正確に設定する
方法がなく、それを計測する手段もなく、設計値に対
し、復調感度誤差を生じる結果となる。
【0011】変調指数C0 は次式で決定される。
【0012】 C0 =2πfd ・ΔL/V …(1−4) 但し、fd はレーザの周波数偏移、ΔLは干渉光路長、
Vは光速である。
【0013】上式のfd 、ΔLは、ともに設計値に対し
誤差を生じ、また、各々単独で正確に計測することが困
難である。したがって、変調指数C0 は、設計値と実現
値に誤差が生じ、その結果、復調感度誤差を生じるとい
う問題点があった。
【0014】変調指数の実現値をC0 、設計値をCと
し、変調指数推定誤差を次式のように定義する。
【0015】 ΔC(変調指数推定誤差)=(C−C0 )/C0 ×100(%)…(1−5) また、復調感度誤差ΔG(dB)は次式のようになる。
【0016】 ΔG=20LOG10|{J1 (C0 )・J2 (C0 )}/{J1 (C)・J2 (C)}| …(1−6) 図4に従来のPGC変調された光ハイドロホン出力の復
調方式のC0 =2.6(rad)の場合の、変調指数推
定誤差と復調感度誤差の関係を示す。
【0017】図4において、縦軸は復調感度誤差ΔG
(dB)、横軸は変調指数推定誤差ΔC(%)を示して
いる。
【0018】この図から明らかなように、変調指数推定
誤差が大きくなると、復調感度誤差も増大し、光ファイ
バハイドロホン出力を計測できないことがわかる。
【0019】本発明は、上記問題点を除去し、誤差出力
が最小になるように推定変調指数を設定することによ
り、実現値と推定値をほぼ一致させ、復調感度誤差を抑
えることができるパッシブホモダイン復調方式を提供す
ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕PGC変調された光ハイドロホン出力のパッシブ
ホモダイン復調方式において、PGC変調出力とレーザ
のFM変調信号と同じ周波数の信号が入力される第1乗
算器と、PGC変調出力とレーザのFM変調信号の2倍
の周波数の信号が入力される第2乗算器と、前記第1乗
算器の出力が入力される第1のローパスフィルタと、前
記第2乗算器の出力が入力される第2のローパスフィル
タと、前記第1のローパスフィルタの出力が入力される
第1の微分器と、前記第2のローパスフィルタの出力が
入力される第2の微分器と、前記第1の微分器の出力が
入力されるとともに、前記第1のローパスフィルタの出
力が入力される第3の乗算器と、前記第2の微分器の出
力が入力されるとともに、前記第2のローパスフィルタ
の出力が入力される第4の乗算器と、前記第3の乗算器
と前記第4の乗算器の出力が入力される積分器とを備え
る変調指数の推定手段と、前記積分器の出力が入力され
る自乗平均処理器と、該自乗平均処理器の出力が入力さ
れる誤差出力−変調指数誤差変換器とを備え、前記変調
指数の推定手段からの推定値と実現値との差に比例する
誤差出力を電力レベルで発生させる手段とを設け、前記
誤差出力−変調指数誤差変換器の出力より前記レーザの
FM変調信号と同じ周波数及び前記レーザのFM変調信
号の2倍の周波数を制御して誤差出力を低減することで
変調指数を計測可能とし、復調感度誤差を最小にするこ
とを特徴とする。
【0021】〔2〕PGC変調された光ハイドロホン出
力のパッシブホモダイン復調方式において、PGC変調
出力とレーザのFM変調信号と同じ周波数の信号が入力
される第1乗算器と、PGC変調出力とレーザのFM変
調信号の2倍の周波数の信号が入力される第2乗算器
と、前記第1乗算器の出力が入力される第1のローパス
フィルタと、前記第2乗算器の出力が入力される第2の
ローパスフィルタと、前記第1のローパスフィルタの出
力が入力される第1の微分器と、前記第2のローパスフ
ィルタの出力が入力される第2の微分器と、前記第1の
微分器の出力が入力されるとともに、前記第2のローパ
スフィルタの出力が入力される第1の除算器と、前記第
2の微分器の出力が入力されるとともに、前記第1のロ
ーパスフィルタの出力が入力される第2の除算器と、前
記第1の除算器と前記第2の除算器の出力が入力される
積分器とを備える変調指数の推定手段と、前記積分器の
出力が入力されるバンドパスフィルタと、該バンドパス
フィルタの出力が入力される誤差出力−変調指数誤差変
換器とを備え、前記変調指数の推定手段からの推定値と
実現値との差に比例する誤差出力を単一周波数の電圧レ
ベルで出力する手段とを設け、前記誤差出力−変調指数
誤差変換器の出力より前記レーザのFM変調信号と同じ
周波数及び前記レーザのFM変調信号の2倍の周波数を
制御して誤差出力を低減することで変調指数を計測可能
とし、復調感度誤差を最小にすることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0023】図1は本発明の第1実施例を示すPGC変
調された光ハイドロホン出力の復調方式のブロック図で
ある。
【0024】レーザ1は、光ファイバハイドロホン2と
接続され、その出力は、O/E変換器3と接続されてい
る。この出力まででPGC変調を構成している。
【0025】PGC変調出力は2つの乗算器(×)2
1,25に接続される。片方の乗算器21は、PGC
変調出力とレーザのFM変調信号と同じ周波数の信号が
入力される。もう片方の乗算器25は、PGC変調出
力とレーザのFM変調信号の2倍の周波数の信号が入力
される。各々の乗算器21,25出力は、ローパスフィ
ルタ(L.P.F.)22,26に接続される。
【0026】更に、各々のローパスフィルタ22,26
出力は、微分器(d/dt)23,27に接続され、各
々の微分器23,27出力は、乗算器(×)24,28
に入力される。乗算器24,28の他方の入力は、ロー
パスフィルタ22,26出力に接続される。そして、各
々の乗算器24,28出力は、加算器(+)29に接続
され、この出力は積分器(∫)30に接続される。
【0027】積分器30出力は、自乗平均処理器〔X
(バー付き)2 〕31に接続され、この出力は、誤差出
力−変調指数誤差変換器32に接続される。そして、誤
差出力−変調指数誤差変換器32出力は、加算器(+)
33に接続される。加算器33の他方の入力は、変調指
数の初期値(Ci)に接続される。
【0028】加算器33出力は、1次の第1種ベッセッ
ル関数変換器〔J1 (C)〕34、及び2次の第1種ベ
ッセッル関数変換器〔J2 (C)〕36に接続される。
【0029】1次の第1種ベッセッル関数変換器34出
力は、乗算器(×)35に入力される。乗算器(×)3
5の他方の入力は、レーザのFM変調信号の2倍の周波
数の信号が接続され、この出力は、PGC変調信号が入
力される乗算器(×)25の片方の入力として接続され
る。
【0030】2次の第1種ベッセッル関数変換器〔J2
(C)〕36出力は、乗算器(×)37に入力され、乗
算器37の他方の入力は、レーザのFM変調信号と同じ
周波数の信号が接続される。この出力は、PGC変調信
号が入力される乗算器21の片方の入力として接続され
る。
【0031】発生した信号〔α(t)=m・cos(2
πfs t)〕は、加算器(+)38に接続される。加算
器(+)38の他方の入力は、レーザのFM変調信号と
同じ周波数の信号が接続され、この出力は、FM変調信
号入力としてレーザ1に接続される。
【0032】次に、このPGC変調された光ハイドロホ
ン出力の復調方式の動作について、説明する。
【0033】下式に示すように、通常FM変調で使用す
る周波数f0 (Hz)の余弦信号と、光ファイバハイド
ロホンで受波する信号と同等の周波数fs (Hz)の余
弦信号を加算した信号でレーザをFM変調する。
【0034】 H=cos(2πf0 t)+Φ(t) …(2−1) 但し Φ(t)=m・cos(2πfs t) …(2−2) 上式のようにFM変調されたレーザ1を用いてPGC変
調された光ハイドロホンのO/E変換器3の出力は、下
式のようになる。
【0035】 I=A+B・cos{C0 ・cos(2πf0 t)+Φ(t)}…(2−3) 但し Φ(t)=m′・cos(2πfs t) …(2−4) μ=Φ(t)/α(t)=m′/m(感度) …(2−5) C0 :PGC変調で実現される変調指数 O/E変換器3出力に、J2 (C)36(推定変調指数
Cに対する2次の第1種ベッセッル関数)を振幅値とし
た周波数f0 の余弦信号を乗算する。この乗算出力を、
遮断周波数がf0 よりも小さく、fs よりも十分大きい
ローパスフィルタ(L.P.F.)22に通すと、この
出力は下式で示される。
【0036】 I1 =−B・J1 (C0 )・J2 (C)・sinΦ(t) …(2−6) 但し、C:推定変調指数上記と同様に、O/E変器3
出力にJ1 (C)34(推定変調指数Cに対する1次の
第1種ベッセッル関数)を振幅値とした周波数f0 の余
弦信号を乗算してローパスフィルタ(L.P.F.)2
6に通すと、この出力は次式で示される。
【0037】 I2 =−B・J2 (C0 )・J1 (C)・cosΦ(t) …(2−7) 上記I1 およびI2 を微分器(d/dt)23、27に
入力すると、その出力は各々次式で示される。
【0038】
【数1】
【0039】微分器(d/dt)23,27の入力と出
力を、乗算器(×)24,28により乗算した出力は、
各々次式で示される。
【0040】
【数2】
【0041】上記の二つの乗算器24,28の出力を、
加算器29で加算すると、その出力は下式で示される。
【0042】
【数3】
【0043】その加算器29の出力を積分器(∫)30
に入力すると、その積分器(∫)30の出力は下式で示
される。
【0044】 ∫(I1 ×I1 ′+I2 ×I2 ′)dt=(B/2)2 ・{J1 (C0 )・J2 (C)−J2 (C0 )・J1 (C)}・cos2Φ(t) …(2−13) 積分器30の出力を更に自乗平均処理器31で自乗平均
〔X(バー付き)2 〕すると、その出力は、Φ(t)に
関する信号レベルは一定値に収束し、PGC変調系で実
現された変調指数C0 と、推定変調指数Cをパラメータ
とした下式で示される。
【0045】 Ave={J1 (C0 )・J2 (C)−J2 (C0 )・J1 (C)}2 ・k …(2−14) 但し、kは定数上記出力を誤差出力とし、これを誤差出
力−変調指数誤差変換器32に入力する。入力値に比例
して変調指数推定誤差ΔCを出力する。すなわち、上記
(2−14)式で得られる誤差出力が大きい場合は、推
定変調指数Cが実現値C0 と異なるとして、その差分を
出力する。
【0046】変調指数推定誤差ΔCは、初期値として設
定された変調指数Ciと加算される。つまり、C=Ci
+ΔCとなる。その結果、新たな推定変調指数に値が更
新される。
【0047】更新された変調指数をJ1 (C)34及び
2 (C)36の変換テーブルに入力することで、PG
C変調信号と乗算する周波数f0 、2f0 (Hz)の余
弦信号の振幅が更新される。
【0048】従って、乗算出力が更新され、一連の処理
を行うことで最終の誤差出力が更新される制御ループを
構成する。
【0049】上記したように、第1実施例によれば、誤
差出力が最小になるように推定変調指数を設定すること
により、実現値と推定値をほぼ一致させることができ
る。すなわち、PGC変調における変調指数を計測する
ことが可能になる。
【0050】図2に変調指数実現値C0 =2.6(ra
d)とした場合の、変調指数推定誤差と誤差出力(相対
値)の関係を示す。図2において、縦軸は誤差出力(相
対値)(dB)、横軸は変調指数推定誤差ΔC(%)を
示している。
【0051】この図から明らかなように、誤差出力が最
小になるように推定変調指数を変化させることで、変調
指数の設計値と実現値を一致させることが可能になり、
復調感度誤差を低減できることがわかる。
【0052】また、誤差出力は帯域を持つ電力レベルで
出力することができる。
【0053】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0054】図5は本発明の第2実施例を示すPGC変
調された光ハイドロホン出力の復調方式のブロック図で
ある。
【0055】レーザ1からローパスフィルタ(L.P.
F.)22,26までの接続は、第1実施例と同じであ
る。
【0056】各々のローパスフィルタ22,26の出力
は、微分器(d/dt)23,27に接続される。そし
て、各々の微分器23,27出力は、除算器(÷)4
1,42に入力される。除算器41,42の他方の入力
は、反対側にある微分器27,23の入力と接続され
る。更に、各々の除算器41,42の出力は、加算器
(+)29に接続され、この加算器29の出力は積分器
(∫)30に接続される。
【0057】積分器30の出力は、バンドパスフィルタ
(B.P.F.)43に接続され、このバンドパスフィ
ルタ43の出力は、誤差出力−変調指数誤差変換器32
に接続される。誤差出力−変調指数誤差変換器32の出
力以降の部分は、第1実施例と同じである。
【0058】次に、このPGC変調された光ハイドロホ
ン出力の復調方式の動作について、説明する。
【0059】第1実施例で示したように、PGC変調出
力に周波数f0 ,2f0 の余弦信号を乗算してローパス
フィルタ(L.P.F.)22,26を通した各々の出
力は、次式で示される。
【0060】 I1 =−B・J1 (C0 )・J2 (C)・sinΦ(t) …(2−6) I2 =−B・J2 (C0 )・J1 (C)・cosΦ(t) …(2−7) 上記I1 及びI2 を微分器(d/dt)23,27に入
力すると、その微分器23,27の出力は各々次式で示
される。
【0061】
【数4】
【0062】微分器23,27の出力を反対側の微分器
27,23の入力で除算した除算器41,42の出力
は、各々下式で示される。
【0063】
【数5】
【0064】上記の二つの除算器41,42の出力を加
算器29で加算すると、その加算器29の出力は下式で
示される。
【0065】
【数6】
【0066】上記加算器29の出力を積分器(∫)30
に入力すると、その積分器30の出力は下式で示され
る。
【0067】
【数7】
【0068】積分器30の出力をΦ(t)の周波数fs
付近のみ通過するバンドパスフィルタ(B.P.F.)
43に通すと、その出力は一定レベルの余弦波〔Φ
(t)=m′・cos(2πfs t)〕となる。
【0069】上記バンドパスフィルタ43の出力を誤差
出力とし、これを誤差出力−変調指数誤差変換器32に
入力する。入力レベルに比例して変調指数誤差ΔCを出
力する。以降の動作は第1実施例と同じである。
【0070】上記のように構成したので、第1実施例と
比較した場合、第2実施例の方が誤差出力を単一周波数
の電圧レベル(第1実施例は帯域を持つ電力レベル)で
出力するため、光ハイドロホンの周囲環境(振動、雑音
等)が変化しても誤差出力の変動が少なくてすみ、推定
特性が良好になる。
【0071】図6に変調指数実現値C0 =2.6(ra
d)とした場合の、変調指数推定誤差と誤差出力(相対
値)の関係を示す。図6において、縦軸は誤差出力(相
対値)(dB)、横軸は変調指数推定誤差ΔC(%)を
示している。
【0072】この図から明らかなように、誤差出力が最
小になるように推定変調指数を変化させることで、変調
指数の設計値と実現値を一致させることが可能になり、
復調感度誤差を低減できることがわかる。
【0073】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0074】
【発明の効果】(1)請求項1記載の発明によれば、
差出力が最小になるように推定変調指数を設定すること
により、実現値と推定値をほぼ一致させることができる
パッシブホモダイン復調方式を提供することができる。
【0075】(2)請求項2記載の発明によれば、誤差
出力、すなわち余弦波レベルが最小になるように推定変
調指数を設定することにより、実現値と推定値をほぼ一
致させることができるパッシブホモダイン復調方式を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すPGC変調された光
ハイドロホン出力の復調方式のブロック図である。
【図2】変調指数実現値C0 =2.6(rad)とした
場合の、変調指数推定誤差と誤差出力(相対値)の関係
を示す図である。
【図3】従来のPGC変調された光ハイドロホン出力の
復調方式のブロック図である。
【図4】従来のPGC変調された光ハイドロホン出力の
復調方式のC0 =2.6(rad)の場合の、変調指数
推定誤差と復調感度誤差の関係を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例を示すPGC変調された光
ハイドロホン出力の復調方式のブロック図である。
【図6】変調指数実現値C0 =2.6(rad)とした
場合の、変調指数推定誤差と誤差出力(相対値)の関係
を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザ 2 光ファイバハイドロホン 3 O/E変換器 21,24,25,28,35,37 乗算器(×) 22,26 ローパスフィルタ(L.P.F.) 23,27 微分器(d/dt) 29,33,38 加算器(+) 30 積分器(∫) 31 自乗平均処理器〔X(バー付き)2 〕 32 誤差出力−変調指数誤差変換器 34 1次の第1種ベッセッル関数変換器〔J
1 (C)〕 36 2次の第1種ベッセッル関数変換器〔J
2 (C)〕 41,42 除算器 43 バンドパスフィルタ(B.P.F.)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 隆 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 加納 英夫 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 土橋 孝治 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−315015(JP,A) 特開 平7−253355(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04L 27/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PGC変調された光ハイドロホン出力の
    パッシブホモダイン復調方式において、 (a)PGC変調出力とレーザのFM変調信号と同じ周
    波数の信号が入力される第1乗算器と、PGC変調出力
    とレーザのFM変調信号の2倍の周波数の信号が入力さ
    れる第2乗算器と、前記第1乗算器の出力が入力される
    第1のローパスフィルタと、前記第2乗算器の出力が入
    力される第2のローパスフィルタと、前記第1のローパ
    スフィルタの出力が入力される第1の微分器と、前記第
    2のローパスフィルタの出力が入力される第2の微分器
    と、前記第1の微分器の出力が入力されるとともに、前
    記第1のローパスフィルタの出力が入力される第3の乗
    算器と、前記第2の微分器の出力が入力されるととも
    に、前記第2のローパスフィルタの出力が入力される第
    4の乗算器と、前記第3の乗算器と前記第4の乗算器の
    出力が入力される積分器とを備える変調指数の推定手段
    と、 (b)前記積分器の出力が入力される自乗平均処理器
    と、該自乗平均処理器の出力が入力される誤差出力−変
    調指数誤差変換器とを備え、前記変調指数の推定手段か
    らの推定値と実現値との差に比例する誤差出力を電力レ
    ベルで発生させる手段とを設け、 (c)前記誤差出力−変調指数誤差変換器の出力より前
    記レーザのFM変調信号と同じ周波数及び前記レーザの
    FM変調信号の2倍の周波数を制御して誤差出力を低減
    することで変調指数を計測可能とし、復調感度誤差を最
    小にすることを特徴とするパッシブホモダイン復調方
    式。
  2. 【請求項2】 PGC変調された光ハイドロホン出力の
    パッシブホモダイン復調方式において、 (a)PGC変調出力とレーザのFM変調信号と同じ周
    波数の信号が入力される第1乗算器と、PGC変調出力
    とレーザのFM変調信号の2倍の周波数の信号が入力さ
    れる第2乗算器と、前記第1乗算器の出力が入力される
    第1のローパスフィルタと、前記第2乗算器の出力が入
    力される第2のローパスフィルタと、前記第1のローパ
    スフィルタの出力が入力される第1の微分器と、前記第
    2のローパスフィルタの出力が入力される第2の微分器
    と、前記第1の微分器の出力が入力されるとともに、前
    記第2のローパスフィルタの出力が入力される第1の除
    算器と、前記第2の微分器の出力が入力されるととも
    に、前記第1のローパスフィルタの出力が入力される第
    2の除算器と、前記第1の除算器と前記第2の除算器の
    出力が入力される積分器とを備える変調指数の推定手段
    と、 (b)前記積分器の出力が入力されるバンドパスフィル
    タと、該バンドパスフィルタの出力が入力される誤差出
    力−変調指数誤差変換器とを備え、前記変調指数の推定
    手段からの推定値と実現値との差に比例する誤差出力を
    単一周波数の電圧レベルで出力する手段とを設け、 (c)前記誤差出力−変調指数誤差変換器の出力より前
    記レーザのFM変調信号と同じ周波数及び前記レーザの
    FM変調信号の2倍の周波数を制御して誤差出力を低減
    することで変調指数を計測可能とし、復調感度誤差を最
    小にすることを特徴とするパッシブホモダイン復調方
    式。
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