JP3124177B2 - 位相復調器 - Google Patents

位相復調器

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JP3124177B2
JP3124177B2 JP06042814A JP4281494A JP3124177B2 JP 3124177 B2 JP3124177 B2 JP 3124177B2 JP 06042814 A JP06042814 A JP 06042814A JP 4281494 A JP4281494 A JP 4281494A JP 3124177 B2 JP3124177 B2 JP 3124177B2
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陵沢 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、干渉型光ファイバセン
サなどのように、音波などが印加されたセンシングファ
イバを通過する伝搬光とリファレンスファイバを通過す
る参照光とによる干渉光から音波信号などを復調する位
相復調器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、次のような文献に記載されるものがあった。 文献;アイイイイ ジャーナル オブ クォンタム エ
レクトロニクス(IEEEJOURNAL OF QUANTUM ELECTRONICS
)、QE−18[10](1982−10)IEEE
(米)A.Dandridge,A.B.Tveten,and T.G.Giallorenzi"H
omodyne Demodulation Scheme for Fiber Optic Sensor
s Using Phase Generated Carrier" P.1647−1
653 光ファイバセンサにおいて、レーザ光の位相変化を検出
する干渉法の1つにパッシブホモダイン方式がある。
2は、前記文献に記載された従来のパッシブホモダイン
方式による干渉型光ファイバセンサ位相復調器の一構成
例を示す図である。
【0003】この干渉型光ファイバセンサ位相復調器
は、変調角周波数がωc の正弦波信号を出力する信号発
生器1を有している。信号発生器1の出力側には、変調
周波数ωc /2πのFM変調光を出力するレーザ2、及
びレーザ光の位相変化を検出する位相復調器10が接続
されている。レーザ2の出力側には、音波信号が印加さ
れるセンシングファイバとリファレンスファイバを有
し、これらの2つのファイバを通過する光の干渉光を出
力するセンサ3が接続されている。センサ3の出力側に
は、干渉光を電気信号に変換する光/電気信号変換器
(以下、O/E変換器と呼ぶ)4が接続されている。O
/E変換器4の出力側には、位相復調器10が接続され
ている。位相復調器10は、角周波数が2ωc の正弦波
を出力する周波数逓倍器11、乗算器12a及び12b
を有している。周波数逓倍器11は、信号発生器1の出
力側に接続されている。周波数逓倍器11の出力側に
は、第2の乗算器12bが接続されている。O/E変換
器4の出力側には、乗算器12aが接続されている。第
1の乗算器12aの出力側には、低域通過フィルタ(以
下、LPFと呼ぶ)13aが接続されている。乗算器1
2bの出力側には、LPF13bが接続されている。L
PF13aの出力側には、微分器14a及び乗算器15
bが接続されている。LPF13bの出力側には、微分
器14b及び乗算器15aが接続されている。乗算器1
5a及び15bの出力側には、減算器16が接続され、
さらにその出力側には、積分器17が接続されている。
【0004】以下、この干渉型光ファイバセンサ位相復
調器の動作を説明する。信号発生器1から出力された角
周波数ωc の正弦波でレーザ2を駆動する電流を変調す
る。レーザ2では、変調周波数ωc /2πのFM変調光
をセンサ3に出力する。センサ3に設けられたセンシン
グファイバに音波が印加されるとセンシングファイバの
屈折率及びファイバ長が変化し、センシングファイバに
入力されたセンシング光の位相が変化する。センサ3
は、センシングファイバとは長さの異なるリファレンス
ファイバに入力されたリファレンス光とセンシング光を
干渉させ干渉光を発生させる。この干渉光がO/E変換
器4に出力される。O/E変換器4では、この干渉光を
次式(1)で示される電気信号Oに変換し、位相復調器
10の乗算器12a,12bに出力する。 O=A+Bcos(Ccosωc t + φ(t) ) ・・・(1) 但し A 、B 、C ;定数 ωc ;変調角周波数 t ;時間 φ(t) ;音響等の信号を含む干渉光の位相変化 式(1)を展開すると、次式(2)で表される。
【0005】
【数1】 図3は、式(2)で表された電気信号Oのスペクトラム
である乗算器12aでは、O/E変換器4の電気信号
Oと信号発生器1の角周波数がωc の正弦波とを掛け
合わせ、LPF13aに出力する。LPF13aでは、
(3)に示す1次高調波の成分を取り出し、微分器14
aに出力する。 -BJ1 (C)sinφ(t) ・・・(3) 乗算器12bでは、O/E変換器4の電気信号Oと周波
数逓倍器11の周波数が2ωc の正弦波とを掛け合わ
せ、LPF13bに出力する。LPF13bでは、
(4)に示す2次高調波の成分を取り出し、微分器14
bに出力する。 -BJ2 (C)cosφ(t) ・・・(4) 微分器14aでは、(5)のように(3)を微分し、乗
算器15aに出力する。 (-dφ(t)/dt)(BJ1 (C)cosφ(t)) ・・・(5) 微分器14bでは、(6)のように(4)を微分し、乗
算器15bに出力する。 (dφ(t)/dt)(BJ2 (C)sinφ(t)) ・・・(6) 乗算器15aでは、(4)と(5)を掛け合わせて
(7)を減算器16に出力する。 (dφ (t)/dt)(B2 J 1 (C)J2 (C)cos2 φ(t)) ・・・(7) 乗算器15bでは、(3)と(6)を掛け合わせて
(8)を減算器16に出力する。 -(dφ (t)/dt)(B2 J 1 (C)J2 (C)sin2 φ(t)) ・・・(8) 減算器16では、(7)と(8)を引き算し、(9)を
積分器17に出力する。 (dφ (t)/dt)B2 J 1 (C)J2 (C) ・・・(9) 積分器17では、(9)を積分し、(10)を出力す
る。 φ (t)B2 J 1 (C)J2 (C) ・・・(10) 以上により、音響等の信号を含む干渉光の位相変化φ
(t)を検出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
位相変調器10においては、次のような課題があった。
干渉光の偏光状態が変化するとO/E変換器4の出力信
号OのB が変動するため、復調出力(10)も変動する
ため、正確な音圧等の測定ができなくなるという問題点
があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、センシングファイバを通過する周波
数変調されたセンシング光とリファレンスファイバを通
過する周波数変調されたリファレンス光を干渉させて電
気信号に変換し、該電気信号に基づき該前記センシング
光とリファレンス光位相差を復調する位相復調器にお
いて、以下の回路を設けている。即ち、前記電気信号の
1次高調波成分を抽出する1次高調波成分抽出器と、前
記電気信号の2次高調波成分を抽出する2次高調波成分
抽出器と、前記電気信号の3次高調波成分を抽出する3
次高調波成分抽出器と、前記電気信号の4次高調波成分
を抽出する4次高調波成分抽出器と、前記1次高調波成
分と前記3次高調波成分との間で差をとる第1の減算器
と、前記第1の減算器の出力と前記3次高調波成分とを
掛け合わせる第1の乗算器と、前記2次高調波成分と前
記4次高調波成分との間で差をとる第2の減算器と、前
記第2の減算器の出力と前記2次高調波成分とを掛け合
わせる第2の乗算器と、前記第1の乗算器の出力と第2
の乗算器の出力との差又は和をとる加算器と、前記加算
器の出力の平方根をとる平方根器と、前記平方根器の出
力の逆数と前記電気信号を乗算する演算器とを、設けて
いる。しかも、前記1次、2次、3次、及び4次高調波
成分抽出器、第1及び第2減算器、第1の乗算器、及び
第2の乗算器とを、前記第1の乗算器と前記第2の乗算
器の出力レベルの最大が一致するように構成してい
る。
【0008】第2の発明では、センシングファイバを通
過する周波数変調されたセンシング光とリファレンスフ
ァイバを通過する周波数変調されたリファレンス光を干
渉させて電気信号に変換し、該電気信号に基づき前記該
センシング光とリファレンス光の位相差を復調する位相
復調器において、以下の回路を設けている。即ち、前記
電気信号の1次高調波成分を抽出する1次高調波成分抽
出器と、前記電気信号の2次高調波成分を抽出する2次
高調波成分抽出器と、前記1次高調波成分と前記2次高
調波成分との2乗和をとる2乗和演算器と、前記2乗和
演算器の出力の平方根をとる平方根器と、前記平方根器
の出力の逆数と前記電気信号とを乗算する演算器とを設
けている。しかも、前記1次高調波成分抽出器及び2次
高調波成分抽出器とを、1次高調波成分抽出器と前記2
次高調波成分抽出器の出力レベルの最大が一致するよ
うに構成している。第3の発明では、センシングファイ
バを通過する周波数変調されたセンシング光とリファレ
ンスファイバを通過する周波数変調されたリファレンス
光を干渉させて電気信号に変換し、該電気信号に基づき
前記該センシング光とリファレンス光位相差を復調す
る位相復調器において、以下の回路を設けている。即
ち、前記電気信号の最大を抽出する最大値検出器と、
前記電気信号の最小を抽出する最小値検出器と、前記
最大と前記最小の差をとる減算器と、前記減算器
出力の逆数と前記電気信号とを掛け合わせる演算器とを
設けている。
【0009】
【作用】第1の発明によれば、以上のように位相復調器
を構成したので、1次〜4次の各高調波成分抽出器は電
気信号の1次〜4次の各高調波成分を抽出する。これら
の高調波成分は、例えば、1次及び3次が正弦波、2次
及び4次が余弦波、その振幅が対応する各次数のベッセ
ル関数で表わされる。第1の減算器は1次高調波成分と
前記3次高調波成分との間で差をとり、例えば正弦波と
その振幅が2次のベッセル関数で表される信号を出力す
る。第2の減算器は2次高調波成分と前記4次高調波成
分との間で差をとり、例えば余弦波と3次のベッセル関
数で表される信号を出力する。第1の乗算器は第1の減
算器の出力と3次高調波成分とを掛け合わせて、例え
ば、正弦波の2乗とその振幅が2次と3次のベッセル関
数で表される信号を出力する。第2の乗算器は第2の減
算器の出力と2次高調波成分とを掛け合わせて、例え
ば、余弦波の2乗とその振幅が2次と3次のベッセル関
数で表される信号を出力する。加算器は第1の乗算器と
第2の乗算器の出力の和又は差をとる。この時、第1の
乗算器と第2の乗算器の出力信号の振幅が一致するよう
に構成してあるので、正弦波と余弦波がキャンセルされ
た形の出力信号となる。この出力信号の平方根の逆数を
とり、電気信号と掛け算することにより電気信号から所
望の振幅変動が除去される。第2の発明によれば、1次
及び2次の各高調波成分抽出器は電気信号の1次及び2
次の各高調波成分を抽出する。これらの高調波成分は、
例えば、1次が正弦波、2次が余弦波、その振幅が対応
する各次数のベッセル関数で表わされる。1次及び2次
高調波成分の2乗和をとり、例えば正弦波の2乗とその
振幅が1次のベッセル関数と余弦波の2乗とその振幅が
2次のベッセル関数との和で表される信号を出力する。
この時、正弦波と余弦波の振幅が一致するように構成し
てあるので、正弦波と余弦波がキャンセルされた形の出
力信号となる。この出力信号の平方根の逆数をとり、電
気信号と掛け算することにより電気信号から所望の振幅
変動が除去される。第3の発明によれば、電気信号の最
と最小との差をとる。この差の逆数と電気信号と
を掛け合わせことにより電気信号から所望の振幅変動が
除去される。従って、前記課題が解決できるのである。
【0010】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示す干渉型光ファイバ
センサに用いられる位相復調器の構成図であり、従来の
図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。この干渉型光ファイバセンサ位相復調器が従来のも
のと異なる点は、復調器10の入力側に乗算器19、及
びO/E変換器4の出力信号Oの振幅を制御する振幅制
御回路20を新たに設け、復調器10には振幅制御され
て信号を入力するようにしたことである。乗算器19
は、O/E変換器4及び振幅制御回路20の出力側に接
続され、この乗算器19の出力側には、復調器10が接
続されている。振幅制御回路20は、O/E変換器4及
び信号発生器1の出力側に接続されている。振幅制御回
路20は、信号発生器1の変調角周波数ωc の2倍の角
周波数2ωc の正弦波を出力する周波数2逓倍器21
a、角周波数3ωc の正弦波を出力する周波数3逓倍器
21b,角周波数4ωc の正弦波を出力する周波数4逓
倍器21c、及び乗算器22a,22b,22c,22
dを有している。周波数2逓倍器21a、周波数3逓倍
器21b、及び周波数4逓倍器21cは、信号発生器1
の出力側に接続されている。
【0011】乗算器22aは、信号発生器1及びO/E
変換器4の出力側に接続され、更にその出力側にはLP
F23aが接続されている。乗算器22aとLPF23
aは、O/E変換器4の出力信号Oの1次高調波成分を
抽出する1次高調波成分抽出器である。乗算器22b
は、O/E変換器4及び周波数2逓倍器21aの出力側
に接続され、乗算器22bの出力側には、LPF23b
が接続されている。周波数2逓倍器21a、乗算器22
b及びLPF23bは、O/E変換器4の出力信号Oの
2次高調波成分を抽出する2次高調波成分抽出器であ
る。乗算器22cは、O/E変換器4及び周波数3逓倍
器21bの出力側に接続され、乗算器22cの出力側に
は、LPF23cが接続されている。周波数3逓倍器2
1b、乗算器22c及びLPF23cは、O/E変換器
4の出力信号Oの3次高調波成分を抽出する3次高調波
成分抽出器である。乗算器22dは、O/E変換器4及
び周波数4逓倍器21cの出力側に接続され、乗算器2
2dの出力側にはLPF23dが接続されている。周波
数4逓倍器21c、乗算器22d及びLPF23dは、
O/E変換器4の出力信号Oの4次高調波成分を抽出す
る4次高調波成分抽出器である。LPF23b及びLP
F23dの出力側には、減算器24aが接続されて、さ
らにその出力側には乗算器25aの一方の入力側が接続
されている。乗算器25aの他方の入力側はLPF23
が接続されている。LPF23a及びLPF23cの
出力側には、減算器24bが接続され、さらにその出力
側には乗算器25bの一方の入力側が接続されている。
乗算器25bの他方の入力側はLPF23に接続され
ている。乗算器25a及び25bの出力側には、減算器
26が接続され、更にその出力側には平方根器27が接
続されている。平方根器27の出力側には逆数器28が
接続されている。逆数器28の出力側には、乗算器19
の他方の入力側に接続されている。乗算器19の出力側
には、復調器10が接続されている。
【0012】次に、図1に示す干渉型光ファイバセンサ
位相復調器の動作を説明する。信号発生器1では、変調
角周波数ωc の正弦波をレーザ2、乗算器22a、周波
数2逓倍器21a、周波数3逓倍器21b、及び周波数
4逓倍器21cに出力する。レーザ2は、変調角周波数
ωc の正弦波で駆動電流を変調し、変調角周波数ωc
2πのFM変調光をセンサ3に出力する。センサ3に設
けられたセンシングファイバに音波が印加されると、セ
ンシングファイバの屈折率及びファイバ長が変化し、セ
ンシングファイバに入力されたセンシング光の位相が変
化する。一方、リファレンスファイバに入力されたリフ
ァレス光の位相は変化しないので、センシング光とリフ
ァレンス光とによる音波信号を伴った干渉光がO/E変
換器4に出力される。O/E変換器4では、この干渉光
を式(1)で示される出力信号Oに変換し、乗算器1
9,22a,22b,22c及び22dに出力する。周
波数2逓倍器21aでは、角周波数2ωc の正弦波を発
生し、乗算器22bに出力する。周波数3逓倍器21b
では、角周波数3ωc の正弦波を発生し、乗算器22c
に出力する。周波数4逓倍器21cでは、角周波数4ω
c の正弦波を発生し、乗算器22dに出力する。
【0013】乗算器22aでは、O/E変換器4の出力
信号Oと信号発生器1の角周波数がωc の正弦波とを掛
け合わせ、LPF23aに出力する。LPF23aで
は、(11)に示す1次高調波の振幅を取り出し、減算
器24bに出力する。 -aBJ1 (C)sinφ(t) ・・・(11) 乗算器22bでは、O/E変換器4の電気信号Oと
波数2逓倍器21aの角周波数が2ωc の正弦波とを掛
け合わせ、LPF23bに出力する。LPF23bで
は、(12)に示す2次高調波の振幅を取り出し、減算
器24及び乗算器25に出力する。 -bBJ2 (C)cosφ(t) ・・・(12) 乗算器22cでは、O/E変換器4の電気信号Oと周波
数3逓倍器21bの角周波数が3ωc の正弦波とを掛け
合わせ、LPF23cに出力する。LPF23cでは、
(13)に示す3次高調波の振幅を取り出し、減算器2
及び乗算器25に出力する。 aBJ3 (C)sinφ(t) ・・・(13) 乗算器22dでは、O/E変換器4の電気信号Oと周波
数4逓倍器21cの角周波数が4ωc の正弦波とを掛け
合わせ、LPF23dに出力する。LPF23dでは、
(14)に示す4次高調波の振幅を取り出し、減算器2
4aに出力する。 bBJ4 (C)cosφ(t) ・・・(14) ここで、a,b は、乗算器22a,22b,22c,22
dの利得等で決まる定数である。乗算器22aと22c
との利得、及び乗算器22bと22dとの利得が等しく
なるように乗算器22a,22c,22b,22dを構
成する。
【0014】減算器24aでは、(14)と(12)を
引き算し、(15)を乗算器25aに出力する。 [6bgBJ 3 (C)cosφ(t)]/C ・・・(15) 減算器24bでは、(13)と(11)を引き算し、
(16)を乗算器25bに出力する。 [4afBJ 2 (C)sinφ(t)]/C ・・・(16)g,f は減算器24a,24bの利得等で決まる定数であ
り、(15)及び(16)はベッセル関数の次式(1
7)で示される公式を用いて算出した。 J k-1(C)+ J k+1(C) =(2k/C)Jk (C) ・・・(17) 乗算器25では、(13)と(16)を掛け合わせ
て、(18)を減算器26に出力する。 [4a2 fJ2 (C)J3 (C)(Bsinφ(t))2 ]/C ・・・(18) 乗算器25では、(12)と(15)を掛け合わせ
て、(19)を減算器26に出力する。 -6b2 gJ2 (C)J3 (C)(Bcosφ(t))2 /C ・・・(19) 次式(20)が成り立つように定数a,b,f,g を調節して
おく。 4a2 f=6b2 g=h ・・・(20) ここで、h は定数である。減算器26では、(18)と
(19)の引き算をし、(21)を平方根器27に出力
する。 hJ2 (C)J3 (C)B2 /C ・・・(21) 平方根器27では、(21)の平方根をとり(22)を
逆数器28に出力する。 B(hJ2 (C)J3 (C)/C)1/2 ・・・(22) 逆数器28では、(22)の逆数をとり、乗算器19に
出力する。乗算器19では、O/E変換器4の出力と逆
数器28の出力を掛け合わせ、(23)を復調器10に
出力する。 [A/B + cos(Ccosωc t+φ(t))][C/(hJ2 (C)J3 (C))]1/2・・・(23) (23)の第2項からはB がなくなっているため、B が
変動しても復調器10の出力は安定する。又、第1項は
復調とは無関係であるため、変動しても復調器10の出
力に影響はない。以上説明したように、この第1の実施
例では次のような利点がある。O/E変換器4の出力の
1次高調波、2次高調波、3次高調波、及び4次高調波
の振幅を取り出し、(1)のB の逆数を求め、O/E変
換器4の出力に乗算し、復調器10にはB の影響のない
信号を入力するので、光ファイバセンサのパッシブホモ
ダイン復調における光の偏光状態の変動によりO/E変
換器4の出力の変動を受けずに、安定した復調出力を得
ることができる。
【0015】第2の実施例 図4は、本発明の第2の実施例を示す干渉型光ファイバ
センサに用いられる位相復調器の構成図であり、従来の
図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。この干渉型光ファイバセンサ位相復調器が、従来の
ものと異なる点は復調器10の入力側に乗算器29及び
O/E変換器4の出力信号Oの振幅を制御する振幅制御
回路30を新たに設け、復調器10には振幅制御された
信号を入力するようにしたことである。乗算器29は、
O/E変換器4及び振幅制御回路30の出力側に接続さ
れ、この乗算器29の出力側には、復調器10が接続さ
れている。振幅制御回路30は、O/E変換器4及び信
号発生器1の出力側に接続されている。振幅制御回路3
0は、信号発生器1の角周波数ωc の2倍の角周波数2
ωc の正弦波を出力する周波数逓倍器31、及び乗算器
32a,32bを有する。周波数逓倍器31及び乗算器
32aの一方の入力端子は、信号発生器1の出力側に接
続されている。乗算器32aの他方の入力端子は、O/
E変換器4の出力側に接続されている。乗算器32aの
出力側には、LPF33aが接続されている。乗算器3
2aとLPF33aは、O/E変換器4の出力信号Oの
1次高調波成分を抽出する1次高調波成分抽出器であ
る。LPF33aの出力側には、2乗器34aが接続さ
れている。乗算器32bの入力側は、O/E変換器4及
び周波数逓倍器31の出力側に接続されている。乗算器
32bの出力側は、LPF33b接続されている。周
波数逓倍器31、乗算器32b及びLPF33bは、O
/E変換器4の出力信号Oの2次高調波成分を抽出する
2次高調波成分抽出器である。LPF33bの出力側に
は、2乗器34bが接続されている。2乗器34a及び
34bの出力側には、加算器35が接続され、更にその
出力側には、平方根器36が接続されている。平方根器
36の出力側には、逆数器37が接続され、更にその出
力側には、乗算器29が接続されている。乗算器29の
出力側に、復調器10が接続されている。
【0016】次に、図4に示す第2の実施例の干渉型光
ファイバセンサ位相復調器の動作を説明する。信号発生
器1では、変調角周波数ωc の正弦波をレーザ2、乗算
器32a、周波数逓倍器31に出力する。レーザ2は、
変調周波数ωc /2πのFM変調光をセンサ3に出力す
る。センサ3では、センシング光とリファレンス光とに
よる干渉光をO/E変換器4に出力する。O/E変換器
4では、この干渉光を式(1)で示される出力信号Oに
変換し、乗算器29,32a,32bに出力する。乗算
器32aでは、O/E変換器4の出力信号Oと信号発生
器1の角周波数がωc の正弦波とを掛け合わせ、LPF
33aに出力する。LPF33aでは、(24)に示す
1次高調波の振幅を取り出し、2乗器34aに出力す
る。 -aBJ1 (C)sinφ(t) ・・・(24) 乗算器32bでは、O/E変換器4の出力信号Oと周波
数逓倍器31の角周波数が2ωc の正弦波とを掛け合わ
せ、LPF33bに出力する。LPF33bでは、(2
5)に示す2次高調波の振幅を取り出し、2乗器34b
に出力する。 -bBJ2 (C)cosφ(t) ・・・(25) ここで、a,b は、乗算器32a,32bの利得等で決ま
る定数である。
【0017】2乗器34aでは(24)を2乗し、加算
器35に出力する。2乗器34bでは(25)を2乗
し、加算器35に出力する。加算器35では、2乗器3
4a,34bの出力を加算する。この加算結果は、(2
6)のようになる。 (aBJ1 (C)sinφ(t))2 + (bBJ2 (C)cosφ(t))2 ・・・(26) a,b を調節して、次式(27)が成り立つようにする。 aJ1 (C)=bJ2 (C) ・・・(27) (26)は、(28)のようになり、(28)を平方根
器36に出力する。 (aBJ1 (C))2 ・・・(28) 平方根器36では、(28)の平方根をとり(29)を
逆数器37に出力する。 aBJ1 (C) ・・・(29) 逆数器37では、(29)の逆数をとり、乗算器29に
出力する。乗算器29では、O/E変換器4と逆数器3
7の出力を掛け合わせて、(30)を復調器10に出力
する。 [A/B+cos(Ccosωc t+φ(t))]/aJ1 (C) ・・・(30) (30)の第2項からはB がなくなっているため、B が
変動しても復調器10の出力は安定する。又、第1項は
復調とは無関係であるため、変動しても復調器10の出
力に影響はない。以上、説明したようにこの第2の発明
では以下の利点がある。O/E変換器4の出力の1次高
調波、2次高調波の振幅を取り出し、2乗和の平方根を
求め、その逆数をO/E変換器4の出力に乗算し、復調
器10にはB の影響のない信号を入力するので、光ファ
イバセンサのパッシブホモダイン復調における光の偏光
状態の変動によりO/E変換器4の出力の変動を受けず
に、安定した復調出力を得ることができる。
【0018】第3の実施例 まず、本発明の第3の実施例の原理を説明する。式
(1)に示すように、 C≧πの時、Ccosωc t の位相の
変化が 2π以上となり、Ccosωc + φ(t) の位相変化が
2π以上となるので、出力電圧Oの最大値と最小値の差
が常に2Bに等しくなる。C はレーザ2から出力されるFM
光の角周波数偏移及びセンシングファイバとリファレン
スファイバとの光路差に比例するので、これらを変える
ことにより C≧πを満足するようにできる。図5は、 C
がπに等しい場合の出力電圧Oの波形図であり、この図
に示すように最大出力電圧がA+B 、最小出力電圧がA-B
であり、出力電圧Oの最大値と最小値の差が2Bに等しく
なっているのが分かる。従って、 Cをπラジアン以上に
して、最大出力電圧と最小出力電圧との差2Bをとり、こ
の差の逆数をO/E変換器4の出力信号に掛け合わせる
ことにより、O/E変換器4の出力信号からB を除去
し、これを復調器10に出力する。
【0019】図6は、本発明の第3の実施例を示す干渉
型光ファイバセンサに用いられる位相復調器の構成図で
あり、従来の図2中の要素と共通の要素には共通の符号
が付されている。この干渉型光ファイバセンサ位相復調
器が、従来のものと異なる点は復調器10の入力側にO
/E変換器4の出力信号Oの振幅を制御する振幅制御回
路40を新たに設け、復調器10には振幅制御された信
号を入力するようにしたことである。振幅制御回路40
は、乗算器41、O/E変換器4の出力信号Oの振幅の
最大電圧を検出する最大値検出器である最大電圧検出器
42a、及びO/E変換器4の出力信号Oの振幅の最小
電圧を検出する最小値検出器である最小電圧検出器42
bを有している。乗算器41、最大電圧検出器42a、
及び最小電圧検出器42bは、O/E変換器4の出力側
に接続されている。最大電圧検出器42a、及び最小電
圧検出器42bの出力側には、減算器43が接続され、
更にその出力側には、逆数器44が接続されている。逆
数器44の出力側には、乗算器41が接続されている。
乗算器41の出力側には、復調器10が接続されてい
る。
【0020】次に、図4に示す第3の実施例の干渉型光
ファイバセンサ位相復調器の動作を説明する。信号発生
器1では、変調角周波数ωc の正弦波をレーザ2に出力
する。レーザ2は、変調周波数ωc /2πのFM変調光
をセンサ3に出力する。センサ3では、センシング光と
リファレンス光とによる干渉光をO/E変換器4に出力
する。O/E変換器4では、この干渉光を式(1)で示
される出力信号Oに変換し、乗算器41,最大電圧検出
器42a及び最小電圧検出器42bに出力する。最大電
圧検出器42aでは、出力信号Oの最大電圧を検出し、
減算器43に出力する。最小電圧検出器42bでは、出
力信号Oの最小電圧を検出し、減算器43に出力する。
減算器43では、出力信号Oの最大電圧と最小電圧との
差2Bをとり、逆数器44に出力する。逆数器44では、
2Bの逆数1/2Bを乗算器41に出力する。乗算器41で
は、O/E変換器4の出力信号Oと逆数1/2Bを掛け合わ
せて、式(31)を復調器10に出力する。 A/2B+[cos(Ccosωc t+φ(t))]/2 ・・・(31) (31)の第2項からはB がなくなっているため、B が
変動しても復調器10の出力は安定する。又、第1項は
復調とは無関係であるため、変動しても復調器10の出
力に影響はない。
【0021】以上、説明したようにこの第3の実施例で
は以下の利点がある。O/E変換器4の出力信号の最大
電圧と最小電圧の差の逆数をO/E変換器4の出力信号
に掛け合わせることにより、復調器10にはB の影響の
ない信号を入力するので、光ファイバセンサのパッシブ
ホモダイン復調における光の偏光状態の変動によりO/
E変換器4の出力の変動を受けずに、安定した復調出力
を得ることができる。なお、本発明は、上記実施例に限
定されず、種々の変形が可能である。その変形例として
は、例えば次のようなものがある。 (a) 第1の実施例の図1の平方根器27の入力が
(32)の形になればよいので、以下の算術式(i) 〜(i
ii) を満たす減算器、加算器、及び乗算器を構成すれば
よい。 ±α[sin2 φ(t)+ cos2 φ(t)] ・・・(32) ここでαは定数である。 (i) [(11)-(13)]×(13)-[(12)-(14)]×(12) (ii) [(13)-(11)]×(13)+[(12)-(14)]×(12) (iii) [(11)-(13)]×(13)+[(14)-(12)]×(12) (b) 第1の実施例〜第3の実施例の逆数器28,3
7,44と乗算器19,29,41は除算器であっても
よい。 (c) 第1の実施例と第2の実施例の平方根器27,
36と逆数器28,37の順番を入れ替えてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、センシングファイバを通過する周波数変調さ
れたセンシング光とリファレンスファイバを通過する周
波数変調されたリファレンス光を干渉させ電気信号に変
換し、該電気信号に基づきセンシング光とリファレンス
光の位相差を復調する位相復調器において、1次高調波
成分抽出器と、2次高調波成分抽出器と、3次高調波成
分抽出器と、4次高調波成分抽出器と、第1の減算器
と、第1の乗算器と、第2の減算器と、第2の乗算器
と、第1の乗算器の出力と第2の乗算器の出力との差又
は和をとる加算器と、平方根器と、平方根器の出力の逆
数と前記電気信号を乗算する演算器とを設け、且つ、1
次高調波成分抽出器〜4次高調波成分抽出器、第1減算
器、第2減算器、第1の乗算器、及び第2の乗算器は、
前記第1の乗算器と前記第2の乗算器の出力の信号レベ
ルの最大が一致するように構成し、該第2の演算器の
出力に基づいて位相差を復調するようにしている。従っ
て、干渉光の偏光状態に左右される項を電気信号から取
り除くことができ、安定して位相復調することができ
る。第2の発明によれば、1次高調波成分抽出器と、2
次高調波成分抽出器と、2乗和演算器と、平方根器と、
平方根器の出力の逆数と前記電気信号とを乗算する演算
器とを設け、且つ前記1次高調波成分抽出器及び2次高
調波成分抽出器は、1次高調波成分抽出器と2次高調波
成分抽出器の出力の信号レベルの最大が一致するよう
に構成し、演算器の出力に基づいて前記位相差を復調す
るようにしている。従って、干渉光の偏光状態に左右さ
れる項を電気信号から取り除くことができ、安定して位
相復調することができる。第3の発明によれば、センシ
ングファイバを通過する周波数変調されたセンシング光
とリファレンスファイバを通過する周波数変調されたリ
ファレンス光を干渉させ電気信号に変換し、該電気信号
に基づき前記位相差を復調する位相復調器において、電
気信号の最大を抽出する最大値検出器と、電気信号の
最小を抽出する最小値検出器と、最大と前記最小
の差をとる減算器と、振幅の差の逆数と電気信号とを
掛け合わせる演算器とを、設け該演算器の出力に基づい
て前記位相差を復調するようにしている。従って、干渉
光の偏光状態に左右される項を電気信号から取り除くこ
とができ、安定して位相復調することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の干渉型光ファイバセン
サ位相復調器の構成図である。
【図2】従来の干渉型光ファイバセンサ位相復調器の構
成図である。
【図3】図2のO/E変換器の出力スペクトラムを示す
図である。
【図4】本発明の第2の実施例の干渉型光ファイバセン
サ位相復調器の構成図である。
【図5】図4のO/E変換器の波形図である。
【図6】本発明の第3の実施例の干渉型光ファイバセン
サ位相復調器の構成図である。
【符号の説明】
1 信号発生器 2 レーザ 3 センサ 4 O/E変換器 10 復調器 14a,14b 微分器 17 積分器 20,30,40 振幅制御回路 21a,11,31 周波数2逓倍器 21b 周波数3逓倍器 21c 周波数4逓倍器 23a,23b,23c,23d,13a,13b,3
3a,33b LPF24a,24b,26,43,1
6 減算器 19,22a,22b,22c,22d,25a,25
b,29,32a,32b,41,12a,12b,1
5a,15b 乗算器 27,36 平方根器 28,37,44 逆数器 34a,34b 2乗器 35 加算器 42a 最大電圧検出器 42b 最小電圧検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04B 10/142 10/152 10/18 10/26 10/28 (56)参考文献 特開 昭63−172928(JP,A) 特開 平1−140829(JP,A) 特開 平7−143073(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01H 9/00 H04B 10/02 H04B 10/04 H04B 10/06 H04B 10/142 H04B 10/152 H04B 10/18 H04B 10/26 H04B 10/28 JICSTファイル(JOIS) WPI(DIALOG)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センシングファイバを通過する周波数変
    調されたセンシング光とリファレンスファイバを通過す
    る周波数変調されたリファレンス光を干渉させて電気信
    号に変換し、該電気信号に基づき該センシング光とリフ
    ァレンス光の位相差を復調する位相復調器において、 前記電気信号の1次高調波成分を抽出する1次高調波成
    分抽出器と、 前記電気信号の2次高調波成分を抽出する2次高調波成
    分抽出器と、 前記電気信号の3次高調波成分を抽出する3次高調波成
    分抽出器と、 前記電気信号の4次高調波成分を抽出する4次高調波成
    分抽出器と、 前記1次高調波成分と前記3次高調波成分との間で差を
    とる第1の減算器と、 前記第1の減算器の出力と前記3次高調波成分とを掛け
    合わせる第1の乗算器と、 前記2次高調波成分と前記4次高調波成分との間で差を
    とる第2の減算器と、 前記第2の減算器の出力と前記2次高調波成分とを掛け
    合わせる第2の乗算器と、 前記第1の乗算器の出力と第2の乗算器の出力との差又
    は和をとる加算器と、前記加算器の出力の平方根をとる
    平方根器と、 前記平方根器の出力の逆数と前記電気信号を乗算する演
    算器とを設け、 且つ、前記1次、2次、3次、及び4次高調波成分抽出
    器と前記第1及び第2の減算器と前記第1及び第2の乗
    算器とを、前記第1の乗算器と前記第2の乗算器の出
    ベルの最大が一致するように構成し、 前記演算器の出力に基づいて前記位相差を復調するよう
    にしたことを特徴とする位相復調器。
  2. 【請求項2】 センシングファイバを通過する周波数変
    調されたセンシング光とリファレンスファイバを通過す
    る周波数変調されたリファレンス光を干渉させて電気信
    号に変換し、該電気信号に基づき該センシング光とリフ
    ァレンス光の位相差を復調する位相復調器において、 前記電気信号の1次高調波成分を抽出する1次高調波成
    分抽出器と、 前記電気信号の2次高調波成分を抽出する2次高調波成
    分抽出器と、 前記1次高調波成分と前記2次高調波成分との2乗和を
    とる2乗和演算器と、 前記2乗和演算器の出力の平方根をとる平方根器と、 前記平方根器の出力の逆数と前記電気信号とを乗算する
    演算器とを設け、 且つ、前記1次高調波成分抽出器及び2次高調波成分抽
    出器とを、1次高調波成分抽出器と2次高調波成分抽出
    器の出力レベルの最大が一致するように構成し、 前記演算器の出力に基づいて前記位相差を復調するよう
    にしたことを特徴とする位相復調器。
  3. 【請求項3】 センシングファイバを通過する周波数変
    調されたセンシング光とリファレンスファイバを通過す
    る周波数変調されたリファレンス光との位相差による干
    渉光を電気信号に変換し、該電気信号に基づき前記位相
    差を復調する位相復調器において、 前記電気信号の最を検出する最大検出器と、 前記電気信号の最を検出する最小検出器と、 前記最大と前記最小の差をとる減算器と、 前記減算器の出力の逆数と前記電気信号とを掛け合わせ
    る演算器とを設け、 前記演算器の出力に基づいて前記位相差を復調するよう
    にしたことを特徴とする位相復調器。
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