JPH0714275Y2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH0714275Y2
JPH0714275Y2 JP1988155326U JP15532688U JPH0714275Y2 JP H0714275 Y2 JPH0714275 Y2 JP H0714275Y2 JP 1988155326 U JP1988155326 U JP 1988155326U JP 15532688 U JP15532688 U JP 15532688U JP H0714275 Y2 JPH0714275 Y2 JP H0714275Y2
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JP
Japan
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feed roller
cam
roller
forward feed
sheet
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988155326U
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English (en)
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JPH0275438U (ja
Inventor
克典 正井
泰 亀崎
Original Assignee
三田工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、複写機の自動原稿送りや複写紙の給送に有
用な給紙装置に関する。
〔従来の技術〕
従来から、給紙ローラの回転駆動に伴い、上昇位置に引
き上げていた前送りローラを回転させながら用紙の最上
面に降下させ、その摩擦力および回転力によって用紙を
給紙ローラへ送り、さらに前方のレジストローラへ給送
する給紙装置が知られており、例えば、実開昭62−7463
8号公報に示されている。
この給紙装置の構成の一例について第4図に示す略側面
図を用いて説明すると、給紙装置は給送回転軸2に取り
付けられた給紙ローラ1、送り回転軸4に取り付けられ
るとともに、摩擦力を増すためにゴム等の弾性材で形成
された前送りローラ3、給紙アーム5、カム回転軸6に
固着されたカム7′、給紙ローラ1と反対方向に回転駆
動される反転ローラ8およびレジストローラ9からな
る。なお、給紙ローラ1および前送りローラ3の個数は
1個に限られるものではなく、給紙ローラ1を給送回転
軸2の軸方向に、また前送りローラ3を送り回転軸4の
軸方向に複数個設けてもよい。
給紙アーム5は給送回転軸2を頂点として屈曲されると
ともに、一端に送り回転軸4が取り付けられ、他端部51
にカム7′が摺動される。また、給紙アーム5は給送回
転軸2に揺動可能に軸着され、カム7′の上面71′が給
紙アーム5に接触しているときは、前送りローラ3が上
昇位置で停止状態になるようになされている(図中、実
線で示す状態)。
一方、給送回転軸2が回転駆動されると、この回転力が
ベルト(不図示)を介して送り回転軸4に、またギア
(不図示)を介してカム回転軸6に伝達される。
そして、原稿等の用紙(以下、原稿という)が送られる
ときには、まず、給送回転軸2が回転駆動され、カム回
転軸6と送り回転軸4が回転駆動される。すると、カム
回転軸6の回転に伴ってカム7′が時計回りに回転し、
上面71′の下端が給紙アーム5の他端部51から外れ、前
送りローラ3が上昇位置から原稿Dの上面へ回転しなが
ら降下する(図中、二点鎖線で示す状態)。
上記前送りローラ3が原稿Dの上面に接触すると、その
摩擦力と回転力によって原稿Dが給紙ローラ1へ送ら
れ、給紙ローラ1および反転ローラ8によって原稿Dの
最上面から下の原稿が分離され、最上面の原稿のみ前方
のレジストローラ9へ送り出される。そして、レジスト
ローラ9でさらに前方に送られる。なお、給紙ローラ1
は一回転して原稿Dを前記レジストローラ9に導くもの
であり、給紙ローラ1には原稿Dがレジストローラ9に
よりさらに前方に給送されるときに給紙ローラ1と反転
ローラ8の間を容易に通過できるように切欠1aが設けら
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記給紙装置にあっては、セットされた原稿
Dの枚数により前送りローラ3が原稿Dの上面に接触す
るまでの時間に差ができ、原稿Dが給紙ローラ1へ送ら
れるタイミングが原稿Dの枚数により異なり、原稿送り
にミスが生じることがある。
この時間差を小さくするために、給紙アーム5の他端部
51から上面71′の下端が外れると、前送りローラ3が自
重により原稿Dの上面に自然落下するようにカム7′を
形成していた。
このため、原稿Dの枚数が少なくなり上昇位置から原稿
Dの上面までの間隔が広がると、原稿Dの上面に接触す
るときの前送りローラ3の降下速度も大きくなる。その
結果、前送りローラ3が原稿Dの上面でバウンドし、振
動的に当接する過度的な状態が生じて摩擦力が不安定と
なり、前送りローラ3の送り量が一定にならず、原稿送
りにミスが生じることがある。
この対策として、前送りローラ3の取り付けられた送り
回転軸4を重くしたり、あるいはバネ等により前送りロ
ーラ3を下方向に付勢することで原稿Dの上面でバウン
ドを小さくする手段が考えられるが、構成が複雑にな
り、コストが上昇するといった問題がある。
この考案は上記問題を解消するもので、前送りローラが
原稿の上面に降下したときに原稿の上面でバウンドしな
い最高速度(以下、臨界速度という)までカムにより減
速される低コストの給紙装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案は、水平軸回りに
揺動可能なアームの端部に設けられた前送りローラを上
昇位置から用紙の上面に降下させてその用紙を前方へ供
給する給紙装置において、上記前送りローラの降下時に
おける上記アームに設けられた他の端部の揺動軌跡と干
渉する位置に回転するカムが設けられ、上記カムは、上
記他の端部との係合を上記前送りローラの上記上昇位置
で解除して上記アームを自重で落下させる係合解除のた
めの上面部と、少なくとも前送りローラを用紙の上面ま
で降下させる下面部と、上記上面部と下面部の間であっ
て、上記他の端部がその揺動時に摺接して上記前送りロ
ーラを臨界速度以下で上記用紙の上面に降下させる減速
面部とを備えてなるものである。
(作用) 上記構成の給紙装置によれば、前送りローラが上昇位置
に引き上げられた後、アームの他の端部とカムの上面部
との係合が解除されるとアームは自重で自然落下を開始
する。この落下途中で、上記他の端部が減速面部に摺接
し、これにより前送りローラの落下速度が減速されて臨
界速度以下にされる。この後、減速面との接触から解除
されて再度自重による自然落下が下面に向けて行われ、
前送りローラは下方にある用紙の上面に臨界速度以下で
降下される。
〔実施例〕
第1図はこの考案に係る給紙装置の概略側面図である。
なお、図中、第4図と同一符号は同一物を示す。給紙装
置は給紙ローラ1、給送回転軸2、前送りローラ3、送
り回転軸4、給紙アーム5、カム回転軸6、カム7、反
転ローラ8およびレジストローラ9からなる。
カム7は上面71、減速面72、降下面73,74、下面75およ
び上昇面76を有し、カム回転軸6により時計回りに回転
駆動されるようになされている。
上面71は曲面あるいは平面に形成され、給紙アーム5の
他端部51が接触しているときに前送りローラ3を原稿D
の上面から離れた上昇位置で停止させるもので、最大枚
数の原稿Dがセットされたときにも前送りローラ3が原
稿Dの最上面に接しないようになされている。
減速面72は降下面73の下端から降下面74の上端にかけて
カム7の円周方向に所定の曲率および勾配を持たせて形
成され、給紙アーム5の他端部51が減速面72に接触して
いるときは、前送りローラ3が減速面72の曲率もしくは
勾配に応じて減速されるようになされている。
降下面73は上面71の下端から減速面72の上端にかけてカ
ム回転軸6の中心方向に所定の勾配を持たせて形成さ
れ、他端部51が上面71の下端から外れたのち、他端部51
が前送りローラ3の自然落下により降下面73に沿って移
行し、減速面72に接触するようになされている。
降下面74は減速面72の下端から下面75の上端にかけてカ
ム回転軸6の中心方向に所定の勾配を持たせて形成さ
れ、他端部51が減速面72の下端から外れたのち、他端部
51が前送りローラ3の自然落下に合せて降下面74に沿っ
て移行する。また、降下面74による減速面72の下端から
下面75の上端までの間隔は、例えば、原稿Dを1枚のみ
セットされた場合でも前送りローラ3が原稿Dの上面に
臨界速度以下で降下するように設定されている。
上昇面76は下面75から上面71の上端にかけて所定の曲率
あるいは勾配を持たせて形成され、給紙アーム5の他端
部51が上昇面76に接触し、上昇面76に沿って移行するに
従って、前送りローラ3が上昇位置の状態に復帰するよ
うになされている。なお、下面75は降下面74の下端から
上昇面76の下端にかけてカム回転軸6の円周方向に形成
され、前送りローラ3が原稿Dの上面に接触する期間に
対応するものである。
次に、上記構成の動作について第1図乃至第3図を用い
て説明すると、まず、動作が開始されるまでは、カム7
は第1図に示す位置で停止状態を保持され、前送りロー
ラ3は上昇位置で待機される。
そして、原稿が送られるときには、給送回転軸2が回転
駆動され、カム回転軸6と送り回転軸4が回転駆動され
る。すると、カム回転軸6の回転に伴ってカム7が時計
回りに回転し、給紙アーム5の他端部51が上面71の下端
から外れ、前送りローラ3は上昇位置から自然落下す
る。そして、他端部51が降下面73に沿って減速面72まで
移行して減速面72に接触すると、他端部51の動きは抑制
され、前送りローラ3の落下速度は臨界速度以下に低下
する。そののち、他端部51は減速面72に沿って移行し、
前送りローラ3の落下速度も臨界速度以下の状態で降下
を続ける(第2図の状態)。
そして、他端部51が減速面72の下端から外れたときに、
前送りローラ3は降下面74に沿って再び自然落下し、臨
界速度を越える前に原稿Dの上面に接触する(第3図の
状態)。
また、前送りローラ3が原稿Dの上面に接触すると、前
送りローラ3により原稿Dが給紙ローラ1へ送られ、給
紙ローラ1および反転ローラ8によって最上面の原稿の
み前方のレジストローラ9へ送り出され、レジストロー
ラ9でさらに前方に送られる。
なお、カム7の時計回りの回転に伴って他端部51が上昇
面76に接触し、上昇面76に沿って移行すると、前送りロ
ーラ3が第1図の上昇位置に復帰する。
このように、上記実施例では上昇位置から自然落下され
た前送りローラ3の落下速度がカム7の減速面72により
一旦、臨界速度以下に減速されたのち、原稿Dの上面に
降下されるので、原稿Dの上面での前送りローラ3のバ
ウンドを防ぐことができる。
なお、減速面72の曲率あるいは勾配を適宜に設定して減
速面72を降下面73および降下面74に滑かに結合させ、前
送りローラ3が上昇位置から自然落下して上記臨界速度
に達したのち、この臨界速度を維持したままで前送りロ
ーラ3が原稿Dの上面に降下されるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
この考案によれば、カムの上面部と下面部との間に減速
面部を設け、前送りローラを先ず自然落下させ、この途
中で減速面部により一旦、減速させた後再度自然落下さ
せて用紙の上面に結果的に臨界速度以下で降下させるよ
うにしたので、前送りローラの降下時間を短縮し得ると
ともに、前送りローラの用紙の上面でのバウンドの発生
を防止することができ、確実な用紙送りを確保できる。
また、カムの面形状を工夫するのみで、降下時間の短縮
と降下速度の規制の双方が可能となるので、給紙装置を
比較的簡単に構成することができ、コストの上昇を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る給紙装置の一実施例の側面図、
第2図,第3図はこの考案に係る給紙装置の動作を説明
するための側面図、第4図は従来の給紙装置の側面図で
ある。 1…給紙ローラ、3…前送りローラ、5…給紙アーム、
6…カム回転軸、7,7′…カム、51…他端部、71…上
面、72…減速面、D…原稿。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平軸回りに揺動可能なアームの端部に設
    けられた前送りローラを上昇位置から用紙の上面に降下
    させてその用紙を前方へ供給する給紙装置において、上
    記前送りローラの降下時における上記アームに設けられ
    た他の端部の揺動軌跡と干渉する位置に回転するカムが
    設けられ、上記カムは、上記他の端部との係合を上記前
    送りローラの上記上昇位置で解除して上記アームを自重
    で落下させる係合解除のための上面部と、少なくとも前
    送りローラを用紙の上面まで降下させる下面部と、上記
    上面部と下面部の間であって、上記他の端部がその揺動
    時に摺接して上記前送りローラを臨界速度以下で上記用
    紙の上面に降下させる減速面部とを備えてなるものであ
    ることを特徴とする給紙装置。
JP1988155326U 1988-11-28 1988-11-28 給紙装置 Expired - Lifetime JPH0714275Y2 (ja)

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JP1988155326U JPH0714275Y2 (ja) 1988-11-28 1988-11-28 給紙装置

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JP1988155326U JPH0714275Y2 (ja) 1988-11-28 1988-11-28 給紙装置

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JPH0275438U JPH0275438U (ja) 1990-06-08
JPH0714275Y2 true JPH0714275Y2 (ja) 1995-04-05

Family

ID=31432855

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3886690B2 (ja) * 2000-02-04 2007-02-28 株式会社リコー シート束の分離給送装置、自動原稿搬送装置、画像形成装置および画像読取装置
JP7371411B2 (ja) * 2019-09-19 2023-10-31 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 媒体搬送装置および画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55101537A (en) * 1979-01-29 1980-08-02 Olympus Optical Co Ltd Paper feeder device

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JPH0275438U (ja) 1990-06-08

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