JPH0714167U - 音響装置付きポンプディスペンサー - Google Patents

音響装置付きポンプディスペンサー

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JPH0714167U
JPH0714167U JP4207493U JP4207493U JPH0714167U JP H0714167 U JPH0714167 U JP H0714167U JP 4207493 U JP4207493 U JP 4207493U JP 4207493 U JP4207493 U JP 4207493U JP H0714167 U JPH0714167 U JP H0714167U
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liquid
dispenser
head
container
acoustic device
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JP4207493U
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Inventor
悦也 多田
Original Assignee
河野樹脂工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッド部を押し下げることにより容器本体内
に収容された液体をノズルを介して外部に定量吐出する
ディスペンサーにおいて、音響装置を付設し、その内容
物を音色によって識別できるようにする。 【構成】 ポンプ式ディスペンサー1のヘッド4部に押
圧により音声を発する音響装置6を装着し、容器10内
部の液体を吐出するためにヘッド4を押圧したとき、ま
ず音響装置6が音色を発し、次いで液体が吐出されるよ
うにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ヘッド部を押し下げることにより容器本体内に収容された液体をノ ズルを介して外部に定量吐出するディスペンサーにおいて、その内容物の簡易な 識別手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に容器口部に取り付けて、ヘッドを押し下げることにより容器中に収容さ れた液体をノズルを介して外部に定量吐出するポンプ機構を備えたディスペンサ ーが知られ、広く使用されている。このディスペンサーが利用される容器には食 器用洗剤、ヘアーシャンプー、ヘアーリンス、のり、園芸用薬剤など種々の液体 ないし粘稠物が収納されており、その種類は今後益々増加することが予想される 。これを使用する者にとっては内容物が何であるかの識別が容易であることが望 まれる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そのために、容器に収納されている液体を示す名称を記載した表示ラベルが貼 付されているのが通例であるが、使用期間中にこのラベルが剥離して内容物の確 認が困難になることがあるのみならず、老眼などにより視力の低下した人、ある いは洗髪中シャンプーのために眼を見開くことが困難であるといった場合に、目 視による容器の内容物の確認は事実上困難であり不便を感じている人の多いのが 実情である。このような欠点を解消するために、内容物の種類に応じて容器の形 状を種々に変えることや、ポンプディスペンサーのヘッド部分あるいは吐出ノズ ルの下面等に凹凸状の模様を刻設するなどにより手触りによる感触の違いを持た せて内容物を識別させるのも良好な方法であるが、多種多様な内容物に対応する ためには形状の異なる多種類の容器やディスペンサーを製造する必要があり、そ のために多様な成形金型、成形工程を必要とし、これが容器やディスペンサーの 製造コスト、ひいては内容である商品のコスト上昇につながり、また品種別の保 管管理においても問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は手動式のポンプディスペンサーにおいて、そのヘッド部に押圧により 音声を発する音響装置を装着する方法により、使用者がそのヘッドを押圧すると 先ず該音響装置から一定の音が発せられ、その音色によって内容物の種類を識別 し、必要なものならばさらに押圧をつづけて液体を吐出させることができ、また それが不要なものであれば押圧をやめることによって容器内の液体を全く吐出す ることなく中止できるようにしたものである。
【0005】
【実施例】
以下に、図面にしたがって本考案の実施例の詳細を説明する。図1、図2は本 考案ディスペンサーの実施例の要部を示したものである。このディスペンサー1 の構造は、洗剤等の液体を収容する容器10内に上方より下向きに挿入され容器 の口頚部10aにキャップ11を介して取り付けられるシリンダー2に、ピスト ンを上下摺動自在に嵌合挿通し、そのピストンと連接した送液パイプ3の上部に ヘッド4を嵌合し、さらにそのヘッド4には吐出ノズル5が突設されているポン プ方式のものである。
【0006】 本考案はこのようなディスペンサー1において、ヘッド4の上面に押圧により 音声を発する音響装置6を搭載することに特徴を有するものである。この音響装 置6はポリエチレンなどの軟質プラスチックで成形したもので、図3に例示した ものは上面が球面状に膨張した形状になる円筒中空体で、その下面に通気ノズル 7が突出している。この通気ノズル7の内径部分には振動板(簧)8aを有する 笛8が挿通嵌合されている。このような吸、排気式の音響装置6をヘッド4上部 に嵌合させ、あるいは接着などの適宜の方法で装着したものである。なお、音響 装置6の上方よりカバーキャップ(図示していない)をキャップ11に上下摺動 自在に被覆嵌合してもよい。
【0007】 音響装置6の形状としては、図4に示したように円筒中空体の胴部を蛇腹状に 形成するなど押圧、除圧の繰り返しに対し形状復元が容易に行われ、かつ耐久性 に富んだ形状がより望ましい。なお、通気ノズル8は胴部の側面に形成してもよ い。
【0008】 また、笛7の音色については、容器内に充填される液体の種類に対応した多く の種類のものを準備するのが本考案の趣旨に沿うものである。この音色は金属な どの薄板からなる振動板7aの厚さ、幅、長さなどによって決まるものである。 したがって笛6の形状は一定にして、単に振動板7aの種類を多くすることによ って多品種の容器内の内容物に対応できる音色を得ることができる。
【0009】 以上の構造になる本考案の音響装置6付きポンプディスペンサー1の使用方法 はヘッド4を、したがってヘッド1上部にある音響装置6の上面を下向きに押圧 する。この押圧によって音響装置6は圧縮されその容積減少に伴って音響装置6 内の空気が笛7を通過して排出される。その空気の排出によって振動板7aが振 動し特定の音色を発する。使用者は、その音色でもって容器内の液体の性質、種 類を判断し所望のものであればさらに押圧を継続し、シリンダー2内に挿通され たピストンを摺動下降させ、内装された吸気、排気弁の作用によりシリンダー内 の液体を送液パイプを経て吐出ノズル5より一定量吐出させることができる。ま たその音色により所望の液体でない事を識別したときには、その段階で押圧を中 止し、不要な液体を全く吐出させずに終わることができるものである。
【0010】
【考案の効果】
従来、容器に付設されたディスペンサーの使用において、容器の内容物を確認 するための手段は容器に貼付されたラベルを判読するか、または内容物を取り出 しその性状を見て判断するかによっていたが、本考案ディスペンサーを使用する ことによって容器の内容物を吐出させる前段階において所定の音が発せられるの で、視力の低下した者、薄暗い場所で使用する者においてもラベルに頼る事なく 内容物を識別、確認することが容易になった。
【0011】 本考案ディスペンサーにおいて、収納する液体の種類に対応するためには取り 付ける笛7の振動板7aのみを多種類準備すればよいのである。したがって、こ のように品種別に対応するための部品(振動板)は小体積であり、それを組み立 てる作業場や保管場所が小さくてよく、容易に、安価に多種類の液体に対応する ことが可能である。
【0012】 本考案ディスペンサーは、使用に際して必ず音を発する。保育園などにおいて 幼児に洗剤による手洗いの習慣付けをさせる努力がなされているが、本考案ディ スペンサーはこのように音色を発するため、幼児自身が興味をもってそのヘッド を押圧し、内容物である洗剤を吐出させることが予測され、したがって手洗いが 励行され、習慣付けの一助になるものと予想される。
【提出日】平成5年9月10日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 本考案はこのようなディスペンサー1において、ヘッド4の上面に押圧により 音声を発する音響装置6を搭載することに特徴を有するものである。この音響装 置6はポリエチレンなどの軟質プラスチックで成形したもので、図3に例示した ものは上面が球面状に膨張した形状になり、押圧により変形して体積を減少し、 それに伴って内部の空気を排出し、また除圧により形状が復元吸気する機能を有 する円筒中空体で、その下面に通気ノズル7が突出している。この通気ノズル7 の内径部分には振動板(簧)(シタ)8aを有する笛8が挿通嵌合されている。 このような吸排気式の音響装置6をヘッド4上部に嵌合させ、あるいは接着など の適宜の方法で装着したものである。なお、音響装置6の上方よりカバーキャッ プ(図示していない)をキャップ11に上下摺動自在に被覆嵌合してもよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 音響装置6の形状としては、図4に示したように円筒中空体の胴部を蛇腹状に 形成するなど押圧、除圧の繰り返しに対し形状復元が容易に行われ、かつ耐久性 に富んだ形状がより望ましい。なお、通気ノズル7は胴部の側面に形成してもよ い。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 また、笛8の音色については、容器内に充填される液体の種類に対応した多く の種類のものを準備するのが本考案の趣旨に沿うものである。この音色は金属な どの薄板からなる振動板8aの厚さ、幅、長さなどによって決まるものである。 したがって笛8の形状は一定にして、単に振動板8aの種類を多くすることによ って多品種の容器内の内容物に対応できる音色を得ることができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 以上の構造になる本考案の音響装置6付きポンプディスペンサー1の使用方法 はヘッド4を、したがってヘッド1上部にある音響装置6の上面を下向きに押圧 する。この押圧によって音響装置6は圧縮されその容積減少に伴って音響装置6 内の空気が笛8を通過して排出される。その空気の排出によって振動板8aが振 動し特定の音色を発する。使用者は、その音色でもって容器内の液体の性質、種 類を判断し所望のものであればさらに押圧を継続し、シリンダー2内に挿通され たピストンを摺動下降させ、内装された吸気、排気弁の作用によりシリンダー内 の液体を送液パイプを経て吐出ノズル5より一定量吐出させることができる。ま たその音色により所望の液体でない事を識別したときには、その段階で押圧を中 止し、不要な液体を全く吐出させずに終わることができるものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 本考案ディスペンサーにおいて、収納する液体の種類に対応するためには取り 付ける笛8の振動板8aのみを多種類準備すればよいのである。したがって、こ のように品種別に対応するための部品(振動板)は小体積であり、それを組み立 てる作業場や保管場所が小さくてよく、容易に、安価に多種類の液体に対応する ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案ディスペンサーの一部断面正面図
【図2】 本考案ディスペンサーの使用状態を示す一部
断面正面図
【図3】 音響装置の一例を示す斜視図
【図4】 音響装置の他の一例を示す中央断面図とその
底面図
【符号の説明】
1 ディスペンサー 2 シリンダー 3 送液パイプ 4 ヘッド 5 吐出ノズル 6 音響装置 7 笛 8 振動板 10 容器 11 キャップ
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案ディスペンサーの一部断面正面図
【図2】 本考案ディスペンサーの使用状態を示す一部
断面正面図
【図3】 音響装置の一例を示す斜視図
【図4】 音響装置の他の一例を示す中央断面図とその
底面図
【符号の説明】 1 ディスペンサー 2 シリンダー 3 送液パイプ 4 ヘッド 5 吐出ノズル 6 音響装置 7 通気ノズル 8 笛 8a 振動板 10 容器 11 キャップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャップを介して容器に取り付け可能に構
    成され、ヘッドの押圧によって容器内の液体をシリンダ
    内に吸い上げかつ圧力をかけて吐出させる手動式のポン
    プディスペンサーにおいて、そのヘッドを押圧すること
    により音声を発する音響装置を装着したことを特徴とす
    るディスペンサー。
JP1993042074U 1993-07-30 1993-07-30 音響装置付きポンプディスペンサ― Expired - Lifetime JP2514308Y2 (ja)

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