JPH07141619A - 浮動型磁気ヘッド - Google Patents

浮動型磁気ヘッド

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Publication number
JPH07141619A
JPH07141619A JP28646693A JP28646693A JPH07141619A JP H07141619 A JPH07141619 A JP H07141619A JP 28646693 A JP28646693 A JP 28646693A JP 28646693 A JP28646693 A JP 28646693A JP H07141619 A JPH07141619 A JP H07141619A
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JP
Japan
Prior art keywords
shaped core
magnetic gap
magnetic
depth
air outflow
Prior art date
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Pending
Application number
JP28646693A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Kuwamoto
義信 鍬本
Kenji Koyanagi
憲二 小柳
Hiroaki Yamazaki
博章 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP28646693A priority Critical patent/JPH07141619A/ja
Publication of JPH07141619A publication Critical patent/JPH07141619A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ギャップ近傍の自己再生波形の位相遅れ
成分を減少させた浮動型磁気ヘッドを提供することを目
的とする。 【構成】 I字形コア21の上面にレール22,23,
24が設けられ、レール23の空気流出側の端面28に
溝29が設けられると共に、この溝29によってアぺッ
クス部30が設けられ、空気流出側の端面28にはC字
形コア31が接合されており、C字形コア31の端面3
3の上に金属磁性膜34を設け、金属磁性膜34と端面
28との間にギャップ形成材を介してガラス35で接合
され磁気ギャップ36が設けられ、37は磁気記録媒体
に記録再生するヘッドのトラック幅(TW)、38は磁
気ギャップ深さ(GD)であり、この磁気ギャップ深さ
38を0.1<磁気ギャップ深さ(GD)/トラック幅
(TW)<0.3で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固定磁気ディスク装置等
に用いられるモノリシック、コンポジット型等の浮動型
磁気ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の浮動型磁気ヘッドを図を参
照しながら説明する。図3は従来の浮動型磁気ヘッドの
斜視図を示すものである。図3において、1はMnZn
フェライトからなるI字形コアであり、I字形コア1に
は上面に浮上用のレール2,3,4がそれぞれ設けられ
ており、しかも、そのレール2,3,4のそれぞれの空
気流入側端部に斜面5,6,7がそれぞれ設けられてい
る。I字形コア1のレール3の空気流出側の端面8には
巻線窓となる溝9が設けられており、さらに、レール3
の空気流出側の端面8にはC字形コア10が接合されて
おり、このC字形コア10には巻線窓となる溝11が設
けられている。
【0003】レール3の空気流出側の端面8とC字形コ
ア10の端面12とを対向させて、対向したC字形コア
10の端面12の上にスパッタリング等によりFeAl
Si系からなる金属磁性膜13を設け、さらに、金属磁
性膜13と端面8との間に磁気ギャップ形成材を介して
ガラス14で接合され磁気ギャップ15が設けられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような上記の従来
の構成では、記録再生特性において記録電流が大きい領
域での再生出力電圧の低下が少ない。しかしながら、磁
気記録幅の狭トラック化に伴い再生出力電圧が低下し、
図4に示すように、再生出力電圧の波形16のベースラ
イン17の上に疑似ギャップノイズ18とベースライン
ノイズ19とが発生し、ベースラインノイズ19が発生
するとメインパルスのピーク位置が変動してビットエラ
ーが大きくなり、図5に示すように、相対マージンの値
20が磁気ヘッドのトラック幅を狭めて20μmになる
と相対マージンの値20が低下を始め15μm以下でさ
らに顕著な相対マージンの値20の低下となり磁気記録
装置を誤動作させるという問題点を有していた。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、磁気ギャップ近傍の自己再生波形の位相遅れ成分を
減少させた浮動型磁気ヘッドを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、浮上レールを有するI字形コアと、前記I
字形コアの空気流出側端部に磁気ギャップを介して接合
されたC字形コアと、前記磁気ギャップと前記C字形コ
アとの間に金属磁性膜とを備え、前記I字形コアのアぺ
ックス部と摺動面との間の距離である磁気ギャップ深さ
とトラック幅の関係を0.1<磁気ギャップ深さ(G
D)/トラック幅(TW)<0.3にした構成を有して
いる。又、浮上レールを有するI字形コアと、前記I字
形コアの空気流出側端部に磁気ギャップを介して接合さ
れたC字型コアと、前記磁気ギャップと前記C字形コア
の間に金属磁性膜とを備え、前記I字形コアの空気流出
側の端面から5μmの位置に空気流入側に向けて長さ2
5μmで深さ1〜3μmの溝を設け、前記C字形コアの
端面の磁気ギャップとの反対側に前記端面から5μmの
位置に空気流出側に向けて長さ25μmで深さ1〜3μ
mの溝を設け、それぞれの前記溝にガラスを設けたこと
を特徴とする浮動型磁気ヘッド。
【0007】
【作用】この構成によって、磁気ギャップ近傍のコアの
自己再生波形の位相遅れ成分が減少し、ベースラインノ
イズを減少させることができる。
【0008】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1(a)は本発明の第1の実施例
を示す浮動型磁気ヘッドの斜視図である。図1(a)に
おいて、21はMnZnフェライトからなるI字形コア
であり、I字形コア21の上面には浮上用のレール2
2,23,24がそれぞれ設けられており、しかも、そ
のレール22,23,24のそれぞれの空気流入側の端
部に斜面25,26,27がそれぞれ設けられている。
I字形コア21のレール23の空気流出側の端面28に
は巻線窓となる溝29が設けられると共に、この溝29
によってアぺックス部30が設けられている。さらに、
レール23の空気流出側の端面28にはC字形コア31
が接合されており、このC字形コア31には巻線窓とな
る溝32が設けられている。
【0009】図1(b)は第1の実施例を示す浮動型磁
気ヘッドの磁気ギャップ部の拡大斜視図である。図1
(b)において、レール23の空気流出側の端面28と
C字形コア31の端面33とを対向させて、対向したC
字形コア31の端面33の上にスパッタリング等により
FeAlSi系からなる金属磁性膜34を設け、さら
に、金属磁性膜34と端面28との間にギャップ形成材
を介してガラス35で接合され磁気ギャップ36が設け
られており、37は磁気記録媒体に記録再生するヘッド
のトラック幅(TW)である。図1(c)は第1の実施
例を示す浮動型磁気ヘッドの磁気ギャップ部の拡大断面
図である。図1(c)において、38は磁気ギャップ深
さ(GD)であり、この磁気ギャップ深さ38はレール
22の端面28のアぺックス部30と摺動面39の間の
距離である。この磁気ギャップ深さ38を0.1<磁気
ギャップ深さ38(GD)/トラック幅37(TW)<
0.3の範囲に形成されている。
【0010】このような浮動型磁気ヘッドにおいて、磁
気ギャップ深さ38を0.1<GD/TW<0.3の範
囲にすると、対向するレール23の空気流出側の端面2
8とC字型コア31の端面33との対向面積が狭くな
り、例えば、ヘッドのトラック幅37が15μmで磁気
ギャップ深さ38が4.5μm以上深くなれば、磁気記
録媒体に記録された信号を再生する際に、磁気記録媒体
の磁束により磁気ギャップ36近傍のコアの磁化ベクト
ル方向での自己再生波形の位相遅れ成分が増加するが、
磁気ギャップ深さ38を1.5μm〜4.5μmの範囲
であれば、磁気記録媒体の磁束により磁気ギャップ36
近傍のコアの磁化ベクトル方向の自己再生波形の位相遅
れ成分が減少し、ベースラインノイズ19を低減させる
ことができる。
【0011】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図2(a)は本発
明の第2の実施例を示す浮動型磁気ヘッドの斜視図であ
る。図2(a)において、40はMnZnフェライトか
らなるI字形コアであり、I字形コア40の上面には浮
上用のレール41,42,43がそれぞれ設けられてお
り、しかも、そのレール41,42,43のそれぞれの
空気流入側端部に斜面44,45,46がそれぞれ設け
られている。I字形コア40のレール42の空気流出側
の端面47には巻線窓となる溝48が設けられており、
さらに、レール42の空気流出側の端面47にはC字形
コア49が接合されており、このC字形コア49には巻
線窓となる溝50が設けられている。
【0012】図2(b)は第2の実施例を示す浮動型磁
気ヘッドの磁気ギャップ部の拡大断面図である。図2
(b)において、レール42の空気流出側の端面47と
C字形コア49の端面51とを対向させて、対向したC
字形コア49の端面51の上にスパッタリング等により
FeAlSi系からなる金属磁性膜52を設け、さら
に、金属磁性膜52と端面47との間にギャップ形成材
を介してガラス53で接合され磁気ギャップ54が設け
られいる。
【0013】さらに、レール42の空気流出側の端面4
7と空気流入側の端面との間に、空気流出側の端面47
から5μmの位置で深さ1〜3μmで空気流入側の端面
に向けて長さ25μmの溝55が設けられ、設けられた
溝55にガラス56が充填されており、又、C字形コア
49の端面51の磁気ギャップ54との反対側に、端面
51から5μmの位置で深さ1〜3μmで空気流出側の
端面に向けて長さ25μmの溝57が設けられ、設けら
れた溝57にガラス58が充填されている。
【0014】このように磁気ギャップ54からそれぞれ
5μm離れた位置から長さ25μmのガラス56,58
を設けると、このガラス56,58のところで磁気記録
媒体の磁束が磁気ヘッドに流入しないので、磁気ギャッ
プ54からそれぞれ30μmの領域で発生する磁化ベク
トル方向の自己再生波形の位相遅れ成分のベースライン
ノイズ19を減少させることができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は、磁気ギャップ深
さを0.1<GD/TW<0.3で構成し、又、I字形
コアの空気流出側の端面から5μmの位置に空気流入側
に向けて長さ25μmで深さ1〜3μmの溝を設け、C
字形コアの端面の磁気ギャップとの反対側に端面から5
μmの位置に空気流出側に向けて長さ25μmで深さ1
〜3μmの溝を設け、それぞれの溝にガラスを設けたの
で磁気ギャップ近傍のコアの自己再生波形の位相遅れ成
分が減少し、ベースラインノイズを減少させて磁気記録
装置の誤動作をなくすことができる優れた浮動型磁気ヘ
ッドを実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例における浮動型
磁気ヘッドの斜視図 (b)は第1の実施例における浮動型磁気ヘッドの磁気
ギャップ部の拡大斜面図 (c)は第1の実施例における浮動型磁気ヘッドの磁気
ギャップ部の拡大断面図
【図2】(a)は本発明の第2の実施例における浮動型
磁気ヘッドの斜視図 (b)は第2の実施例における浮動型磁気ヘッドの磁気
ギャップ部の拡大断面図
【図3】従来の浮動型磁気ヘッドの斜視図
【図4】従来の浮動型磁気ヘッドの再生出力電圧を説明
するための図
【図5】従来の浮動型磁気ヘッドの相対マージンを説明
するための図
【符号の説明】
21,40 I字形コア 22,23,24,41,42,43 レール 25,26,27,44,45,46 斜面 29,32,48,50,55,57 溝 30 アペックス部 31,49 C字形コア 28,33,47,51 端面 34,52 金属磁性膜 35,53,56,58 ガラス 36,54 磁気ギャップ 37 トラック幅 38 磁気ギャップ深さ 39 摺動面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浮上レールを有するI字形コアと、前記I
    字形コアの空気流出側端部に磁気ギャップを介して接合
    されたC字形コアと、前記磁気ギャップと前記C字形コ
    アとの間に金属磁性膜とを備え、前記I字形コアのアぺ
    ックス部と摺動面との間の距離である磁気ギャップ深さ
    とトラック幅の関係を0.1<磁気ギャップ深さ(G
    D)/トラック幅(TW)<0.3にしたことを特徴と
    する浮動型磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】浮上レールを有するI字形コアと、前記I
    字形コアの空気流出側端部に磁気ギャップを介して接合
    されたC字形コアと、前記磁気ギャップと前記C字形コ
    アの間に金属磁性膜とを備え、前記I字形コアの空気流
    出側の端面から5μmの位置に空気流入側に向けて長さ
    25μmで深さ1〜3μmの溝を設け、前記C字型コア
    の端面の磁気ギャップとの反対側に前記端面から5μm
    の位置に空気流出側に向けて長さ25μmで深さ1〜3
    μmの溝を設け、それぞれの前記溝にガラスを設けたこ
    とを特徴とする浮動型磁気ヘッド。
JP28646693A 1993-11-16 1993-11-16 浮動型磁気ヘッド Pending JPH07141619A (ja)

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