JPH07141353A - 文字処理装置 - Google Patents
文字処理装置Info
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- JPH07141353A JPH07141353A JP5283149A JP28314993A JPH07141353A JP H07141353 A JPH07141353 A JP H07141353A JP 5283149 A JP5283149 A JP 5283149A JP 28314993 A JP28314993 A JP 28314993A JP H07141353 A JPH07141353 A JP H07141353A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ステップ4−2では、SHO(書式記憶領
域)を検索する。ステップ4−4では、BUN(分野記
憶領域)を検索し、「対応分野」の分野を確認する。ス
テップ4−5では、YUD(分野尤度記憶領域)を検索
する。ステップ4−6では、YUD(分野尤度記憶領
域)の該当分野尤度をMAXにする。その分野尤度に基
づいて、優先変換処理を行う。 【効果】 書式と連動した分野優先変換処理を行うこと
によって、徐々にしか効力を発揮しなかった従来の分野
優先変換処理の短所をカバーすると共に、文書が本当に
その分野であるかどうかという確信度も、書式を加味す
ることによってより確実なものにすることができる。
域)を検索する。ステップ4−4では、BUN(分野記
憶領域)を検索し、「対応分野」の分野を確認する。ス
テップ4−5では、YUD(分野尤度記憶領域)を検索
する。ステップ4−6では、YUD(分野尤度記憶領
域)の該当分野尤度をMAXにする。その分野尤度に基
づいて、優先変換処理を行う。 【効果】 書式と連動した分野優先変換処理を行うこと
によって、徐々にしか効力を発揮しなかった従来の分野
優先変換処理の短所をカバーすると共に、文書が本当に
その分野であるかどうかという確信度も、書式を加味す
ることによってより確実なものにすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、かなを入力して漢字に
変換することで日本語の文書を作成する文字処理装置に
関する。
変換することで日本語の文書を作成する文字処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から知られている文字処理装置で
は、単語の読み・表記・品詞情報を格納した単語辞書を
用いて、かな漢字変換を実行している。そして、かな漢
字変換の正変換率を向上させるため、今日まで様々な方
法が考案され実現されてきた。
は、単語の読み・表記・品詞情報を格納した単語辞書を
用いて、かな漢字変換を実行している。そして、かな漢
字変換の正変換率を向上させるため、今日まで様々な方
法が考案され実現されてきた。
【0003】その一つの試みに、入力中の文書の分野を
判定し、その分野に適した単語および同音語を優先的に
変換する分野優先変換処理が既に広く知られている。た
とえば、入力中に分野が医学分野であると判定されたと
きは「風」よりも「風邪」を、「石」よりも「医師」を
優先的に変換するというものである。
判定し、その分野に適した単語および同音語を優先的に
変換する分野優先変換処理が既に広く知られている。た
とえば、入力中に分野が医学分野であると判定されたと
きは「風」よりも「風邪」を、「石」よりも「医師」を
優先的に変換するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した分野
優先変換処理は徐々に効力を発揮するものであるので、
いくつかの単語を選択確定しなければ(場合によって
は、数行近く入力した後)効果が現れないし、もしもオ
ペレータが単語を未確定状態で入力し続けた場合には、
いつまでも分野判定できずに効果を表すことができな
い。また、分野判定をオペレータのほんのいくつかの単
語選択によってのみ行うので、判定材料が少なく、分野
判定の確実性においても難点があった。
優先変換処理は徐々に効力を発揮するものであるので、
いくつかの単語を選択確定しなければ(場合によって
は、数行近く入力した後)効果が現れないし、もしもオ
ペレータが単語を未確定状態で入力し続けた場合には、
いつまでも分野判定できずに効果を表すことができな
い。また、分野判定をオペレータのほんのいくつかの単
語選択によってのみ行うので、判定材料が少なく、分野
判定の確実性においても難点があった。
【0005】その理由のひとつとして、従来の上記の処
理には、オペレータが選択する文書書式が加味されてい
ないことが挙げられる。すなわち、実際にはオペレータ
が文書編集を始める際に意識的に選択する文書書式は、
これから入力する文書の分野判定に大きく係わっている
にもかかわらずである。
理には、オペレータが選択する文書書式が加味されてい
ないことが挙げられる。すなわち、実際にはオペレータ
が文書編集を始める際に意識的に選択する文書書式は、
これから入力する文書の分野判定に大きく係わっている
にもかかわらずである。
【0006】たとえば、オペレータが『住所録書式』を
選択したとする。従って、入力される文書は、いくつか
の単語の選択確定を待たずとも、当然、住所録分野であ
る。すなわち、宛名となる姓名などと住所地名の羅列で
あって、接続詞や助詞・用言を多用する一般文書とは明
らかに入力文の質が異なる。それにも拘らず、分野優先
処理が効いてくる前の最初の入力文は、たとえば「鶴見
岸谷コーポ」を「釣る/三木市や/コーポ」と見苦しい
誤変換をしたりすることになる。かくして、オペレータ
に与える印象が著しく悪化することになる。
選択したとする。従って、入力される文書は、いくつか
の単語の選択確定を待たずとも、当然、住所録分野であ
る。すなわち、宛名となる姓名などと住所地名の羅列で
あって、接続詞や助詞・用言を多用する一般文書とは明
らかに入力文の質が異なる。それにも拘らず、分野優先
処理が効いてくる前の最初の入力文は、たとえば「鶴見
岸谷コーポ」を「釣る/三木市や/コーポ」と見苦しい
誤変換をしたりすることになる。かくして、オペレータ
に与える印象が著しく悪化することになる。
【0007】よって本発明の目的は上述に鑑み、オペレ
ータが選択する文書書式を分野優先処理に反映させ、入
力当初から該当分野尤度を高くして、変換効率を高めた
文字処理装置を提供することにある。
ータが選択する文書書式を分野優先処理に反映させ、入
力当初から該当分野尤度を高くして、変換効率を高めた
文字処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明はかな漢字変換処理に際して優先変換処理
を行う文字処理装置であって、文書の書式情報を記憶す
る手段と、前記書式情報に基づいて入力文書の分野を判
別する判別手段と、前記判別手段の出力に応答して優先
変換処理を実行させる変換制御手段とを具備したもので
ある。
めに、本発明はかな漢字変換処理に際して優先変換処理
を行う文字処理装置であって、文書の書式情報を記憶す
る手段と、前記書式情報に基づいて入力文書の分野を判
別する判別手段と、前記判別手段の出力に応答して優先
変換処理を実行させる変換制御手段とを具備したもので
ある。
【0009】
【作用】本発明の上記構成によれば。書式情報を加味す
ることによって分野判定をより確実なものとし、かつ従
来の分野優先処理よりも効力をより早く現すことで、か
な漢字変換の誤変換を減じ、より高い正変換率を得るこ
とができる。
ることによって分野判定をより確実なものとし、かつ従
来の分野優先処理よりも効力をより早く現すことで、か
な漢字変換の誤変換を減じ、より高い正変換率を得るこ
とができる。
【0010】たとえばオペレータが選択する文書書式を
分野優先処理に反映させ、入力当初から該当分野尤度を
高くすることにより、『住所録書式』『葉書表書式』に
おいては住所録分野、『葉書裏書式』『便箋書式』にお
いては手帳分野、『カセットレーベル書式』では音楽・
芸能分野を、単語選択を待たずに最初から優先変換す
る。
分野優先処理に反映させ、入力当初から該当分野尤度を
高くすることにより、『住所録書式』『葉書表書式』に
おいては住所録分野、『葉書裏書式』『便箋書式』にお
いては手帳分野、『カセットレーベル書式』では音楽・
芸能分野を、単語選択を待たずに最初から優先変換す
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0012】第1の実施例 図1は、本発明を適用した文字処理装置の全体構成の一
例である。
例である。
【0013】図示の構成において、CPUはマイクロプ
ロセッサであり、文字処理のための演算、倫理判断等を
行い、アドレスバスAB、コントロールバスCB、デー
タバスDBを介して、それらのバスに接続された各構成
要素を制御する。
ロセッサであり、文字処理のための演算、倫理判断等を
行い、アドレスバスAB、コントロールバスCB、デー
タバスDBを介して、それらのバスに接続された各構成
要素を制御する。
【0014】アドレスバスABは、マイクロプロセッサ
CPUの制御の対象とする構成要素を指示するアドレス
信号を転送する。コントロールバスCBは、マイクロプ
ロセッサCPUの制御の対象とする各構成要素のコント
ロール信号を転送して引加する。データバスDBは各構
成機器相互間のデータの転送を行う。
CPUの制御の対象とする構成要素を指示するアドレス
信号を転送する。コントロールバスCBは、マイクロプ
ロセッサCPUの制御の対象とする各構成要素のコント
ロール信号を転送して引加する。データバスDBは各構
成機器相互間のデータの転送を行う。
【0015】ROMは、読み出し専用の固定メモリであ
り、図4につき後述するマイクロプロセッサCPUによ
る制御の手順等を記憶させておく。
り、図4につき後述するマイクロプロセッサCPUによ
る制御の手順等を記憶させておく。
【0016】RAMは、1ワード16ビットの構成の書
き込み可能のランダムアクセスメモリであって、各構成
要素からの各種データの一時記憶に用いる。
き込み可能のランダムアクセスメモリであって、各構成
要素からの各種データの一時記憶に用いる。
【0017】SHOは、書式を記憶した領域であり、書
式と、それに対応する分野を記憶する。
式と、それに対応する分野を記憶する。
【0018】BUNは、分野を記憶した領域である。前
記書式記憶領域中の、対応分野の数値と、該領域の分野
番号は同じ内容を指し示している。
記書式記憶領域中の、対応分野の数値と、該領域の分野
番号は同じ内容を指し示している。
【0019】YUDは、分野尤度記憶領域である。従来
の分野優先処理では、後述の分野キーワード辞書の単語
を選択・確定するにつれ、分野尤度を上げていたが、本
実施例では、それと併せて、前記SHO(書式記憶領
域)とも連動して分野尤度を決定する。
の分野優先処理では、後述の分野キーワード辞書の単語
を選択・確定するにつれ、分野尤度を上げていたが、本
実施例では、それと併せて、前記SHO(書式記憶領
域)とも連動して分野尤度を決定する。
【0020】BKWは分野キーワード辞書であり、ここ
に格納されている単語を選択・確定していくと、該当分
野の尤度が上がる。
に格納されている単語を選択・確定していくと、該当分
野の尤度が上がる。
【0021】BYGは分野優先語辞書であり、分野尤度
が高まっている時に、該当分野の優先語を優先的に変換
する。
が高まっている時に、該当分野の優先語を優先的に変換
する。
【0022】DISKは文書データ、及び、辞書データ
を記憶するための外部記憶であり、作成された文書の保
管を行ない、保管された文書はキーワードの指示によ
り、必要な時呼び出される。
を記憶するための外部記憶であり、作成された文書の保
管を行ない、保管された文書はキーワードの指示によ
り、必要な時呼び出される。
【0023】KBはキーワードであって、アルファベッ
トキー、ひらがなキー、カタカナキー等の文字記号入力
キー、および、変換キー等の本文字処理装置に対する各
種機能を指示するための各種のファンクションキーを備
えている。
トキー、ひらがなキー、カタカナキー等の文字記号入力
キー、および、変換キー等の本文字処理装置に対する各
種機能を指示するための各種のファンクションキーを備
えている。
【0024】CRは、カーソルレジスタである。CPU
により、カーソルレジスタの内容を読み書きできる。C
RTコントローラCRTCは、ここに蓄えられたアドレ
スに対応する表示装置CRT上の位置にカーソルを表示
する。このCRTCは、カーソルレジスタCR及びバッ
ファDBUFに蓄えられた内容を表示装置CRTに表示
する役割を担う。
により、カーソルレジスタの内容を読み書きできる。C
RTコントローラCRTCは、ここに蓄えられたアドレ
スに対応する表示装置CRT上の位置にカーソルを表示
する。このCRTCは、カーソルレジスタCR及びバッ
ファDBUFに蓄えられた内容を表示装置CRTに表示
する役割を担う。
【0025】DBUFは表示用バッファメモリであり、
表示すべきデータのパターンを蓄える。
表示すべきデータのパターンを蓄える。
【0026】CRTは陰極線管等を用いた表示装置であ
り、その表示装置CRTにおけるドット構成の表示パタ
ーン及びカーソルの表示をCRTコントローラCRTC
で制御する。
り、その表示装置CRTにおけるドット構成の表示パタ
ーン及びカーソルの表示をCRTコントローラCRTC
で制御する。
【0027】CGはキャラクタジェネレータであって、
表示装置CRTに表示する文字・記号のパターンを記憶
するものである。
表示装置CRTに表示する文字・記号のパターンを記憶
するものである。
【0028】かかる構成要素から成る本実施例の文字処
理装置においては、キーボードKBからの各種の入力に
応じて作動するものであって、キーボードKBからの入
力が供給されると、先ず、インタラプト信号がマイクロ
プロセッサCPUに送られ、そのマイクロプロセッサC
PUがROM内に記憶してある各種の制御信号を読み出
し、それらの制御信号に従って各種の制御が行われる。
理装置においては、キーボードKBからの各種の入力に
応じて作動するものであって、キーボードKBからの入
力が供給されると、先ず、インタラプト信号がマイクロ
プロセッサCPUに送られ、そのマイクロプロセッサC
PUがROM内に記憶してある各種の制御信号を読み出
し、それらの制御信号に従って各種の制御が行われる。
【0029】図2は、図1に示した書式記憶領域SHO
の構成の一例を示した図である。このSHOは書式と、
それに対応する分野を記憶した領域であり、オペレータ
は、書式番号を指定することで、書式を選択することが
できる。書式番号はBUN(分野記憶領域)の分野番号
と対応しており、それが対応分野として併せて記憶され
ている。即ち、オペレータによって書式「2」が選択さ
れた場合には、分野は「1」(住所録分野)となる。対
応分野を特に持たない書式は、対応分野欄にスペースが
入力されている。
の構成の一例を示した図である。このSHOは書式と、
それに対応する分野を記憶した領域であり、オペレータ
は、書式番号を指定することで、書式を選択することが
できる。書式番号はBUN(分野記憶領域)の分野番号
と対応しており、それが対応分野として併せて記憶され
ている。即ち、オペレータによって書式「2」が選択さ
れた場合には、分野は「1」(住所録分野)となる。対
応分野を特に持たない書式は、対応分野欄にスペースが
入力されている。
【0030】図3は、分野記憶領域BUNの構成の一例
を示した図である。本図における左側の「分野番号」は
優先変換する分野を表しており、前記対応分野の数値は
これに基づいている。「分野内容」は、「分野番号」の
具体的内容を示している。
を示した図である。本図における左側の「分野番号」は
優先変換する分野を表しており、前記対応分野の数値は
これに基づいている。「分野内容」は、「分野番号」の
具体的内容を示している。
【0031】図4は、かな漢字変換処理を行ってから、
書式に応じて分野優先変換処理を行う部分のフローチャ
ートである(図1のROMに記憶させてある)。
書式に応じて分野優先変換処理を行う部分のフローチャ
ートである(図1のROMに記憶させてある)。
【0032】ステップ4−1のかな漢字変換処理は、一
般にほとんどのワードプロセッサが行っている公知のも
のであるので、その詳細は省略する。
般にほとんどのワードプロセッサが行っている公知のも
のであるので、その詳細は省略する。
【0033】ステップ4−2では、SHO(書式記憶領
域)を検索する。
域)を検索する。
【0034】ステップ4−3では、SHO(書式記憶領
域)の「対応分野」欄に数値が存在するかどうかを判定
し、存在する場合はステップ4−4に進み、存在しない
(スペース)場合は、通常のかな漢字変換を行うだけで
そのままステップ4−6へ進む。
域)の「対応分野」欄に数値が存在するかどうかを判定
し、存在する場合はステップ4−4に進み、存在しない
(スペース)場合は、通常のかな漢字変換を行うだけで
そのままステップ4−6へ進む。
【0035】ステップ4−4では、BUN(分野記憶領
域)を検索し、「対応分野」の分野を確認する。
域)を検索し、「対応分野」の分野を確認する。
【0036】ステップ4−5では、YUD(分野尤度記
憶領域)を検索する。
憶領域)を検索する。
【0037】ステップ4−6では、YUD(分野尤度記
憶領域)の該当分野尤度をMAXにする。その分野尤度
に基づいて、優先変換処理を行う。分野優先変換処理の
詳細については、公知であるのでここでは詳細は省略す
る。
憶領域)の該当分野尤度をMAXにする。その分野尤度
に基づいて、優先変換処理を行う。分野優先変換処理の
詳細については、公知であるのでここでは詳細は省略す
る。
【0038】ステップ4−7では、変換後の出力・表示
を行う。
を行う。
【0039】第2の実施例 以上の説明においては、分野優先変換処理を、分野キー
ワード辞書と分野優先語辞書を用いて実行することにつ
いて述べたが、前記2辞書を用いずとも、1つの分野単
語辞書を用いて該辞書に格納されている単語をキーワー
ド・優先語の両方として適用する方法も可能である。
ワード辞書と分野優先語辞書を用いて実行することにつ
いて述べたが、前記2辞書を用いずとも、1つの分野単
語辞書を用いて該辞書に格納されている単語をキーワー
ド・優先語の両方として適用する方法も可能である。
【0040】いずれにしても、分野優先変換処理は公知
であり、ここでは分野優先処理そのものの実行方法につ
いて詳細には言及しない。
であり、ここでは分野優先処理そのものの実行方法につ
いて詳細には言及しない。
【0041】第3の実施例 また、以上の説明においては、書式に対応する分野の尤
度をMAX(最大)にすることについて述べたが、この
値は特にMAXである必要はなく、場合に応じて、ある
いは書式と分野の相関関係に応じて、ほんの少し高める
とか、かなり高めるとか、高め方の度合いはいろいろあ
る。
度をMAX(最大)にすることについて述べたが、この
値は特にMAXである必要はなく、場合に応じて、ある
いは書式と分野の相関関係に応じて、ほんの少し高める
とか、かなり高めるとか、高め方の度合いはいろいろあ
る。
【0042】第4の実施例 更には、書式と分野の相関関係によっては、特定分野の
尤度を減じることも可能である。
尤度を減じることも可能である。
【0043】第5の実施例 更に、書式に応じて尤度を書き換える分野は、特に1つ
である必要はなく、複数にすることも可能である。すな
わち、複数の分野をそれぞれ異なった程度、尤度を書き
換えることも可能である。
である必要はなく、複数にすることも可能である。すな
わち、複数の分野をそれぞれ異なった程度、尤度を書き
換えることも可能である。
【0044】第6の実施例 オペレータの書式選択によってのみ分野尤度を設定し、
それを、その書式が有効である間書き換えない手法(前
者)と、オペレータが書式選択した時点で設定した分野
尤度を、更に、オペレータの単語選択状況に応じて刻々
と書き換える手法(後者)の両方が可能である。
それを、その書式が有効である間書き換えない手法(前
者)と、オペレータが書式選択した時点で設定した分野
尤度を、更に、オペレータの単語選択状況に応じて刻々
と書き換える手法(後者)の両方が可能である。
【0045】前者の手法では、たとえば『住所録書式』
をひと度選択した場合、途中オペレータが試しに住所録
とは無関係の語を入力したとしても、住所録分野の尤度
が下がることがない。
をひと度選択した場合、途中オペレータが試しに住所録
とは無関係の語を入力したとしても、住所録分野の尤度
が下がることがない。
【0046】また、住所録分野の語には、他分野語にも
なっている語もあり、入力状況によって、他分野尤度が
上がってしまうことがあるので、前者の手法ではそれを
防ぐことができる。たとえば、「北海道」「尾道」「河
口湖」などの語はいずれも住所に用いられる地名である
が、同時に旅行分野の文書を入力する時にもよく用いら
れ得る。すると住所録分野を入力していても旅行分野尤
度がぐんぐん上がってしまうことになったり、「ABC
株式会社御中」など会社名や部署名を宛名として入力し
続けると、経済分野尤度が上がってしまうことも考えら
れる。そこで、前者の手法では、分野尤度を固定するこ
とにより、このような弊害を防ぐことができる。
なっている語もあり、入力状況によって、他分野尤度が
上がってしまうことがあるので、前者の手法ではそれを
防ぐことができる。たとえば、「北海道」「尾道」「河
口湖」などの語はいずれも住所に用いられる地名である
が、同時に旅行分野の文書を入力する時にもよく用いら
れ得る。すると住所録分野を入力していても旅行分野尤
度がぐんぐん上がってしまうことになったり、「ABC
株式会社御中」など会社名や部署名を宛名として入力し
続けると、経済分野尤度が上がってしまうことも考えら
れる。そこで、前者の手法では、分野尤度を固定するこ
とにより、このような弊害を防ぐことができる。
【0047】また後者の手法には2種類ある。1つ目
は、書式の対応分野を高い尤度で固定し、その他の分野
については、オペレータの単語選択状況に応じて刻々と
分野尤度を書き換える手法、2つ目は、書式設定時に決
定された分野尤度をも、他分野共々、オペレータの単語
選択状況に応じて書き換えてゆく手法である。
は、書式の対応分野を高い尤度で固定し、その他の分野
については、オペレータの単語選択状況に応じて刻々と
分野尤度を書き換える手法、2つ目は、書式設定時に決
定された分野尤度をも、他分野共々、オペレータの単語
選択状況に応じて書き換えてゆく手法である。
【0048】上述した1つ目の手法は、入力文書が複数
分野にまたがる時に効果が特にある。たとえば『葉書裏
書式』や『便箋書式』中で、手紙分野の文書を入力して
いても、手紙の内容が、全半はスポーツに関するもの、
後半が経済に関するものであったとする。該手法によれ
ば、手紙分野尤度は高く固定したまま、単語選択状況を
加味し入力文書前半ではスポーツ分野尤度を上げ、入力
文書後半では経済分野尤度を上げることができる。すな
わち、手紙分野であるところの、スポーツ分野と経済分
野に関する内容であると判定することが可能である。
分野にまたがる時に効果が特にある。たとえば『葉書裏
書式』や『便箋書式』中で、手紙分野の文書を入力して
いても、手紙の内容が、全半はスポーツに関するもの、
後半が経済に関するものであったとする。該手法によれ
ば、手紙分野尤度は高く固定したまま、単語選択状況を
加味し入力文書前半ではスポーツ分野尤度を上げ、入力
文書後半では経済分野尤度を上げることができる。すな
わち、手紙分野であるところの、スポーツ分野と経済分
野に関する内容であると判定することが可能である。
【0049】上述した2つ目の手法は、オペレータが設
定した書式が仮のもので、実はその書式を借りて全く別
目的の文書を入力する場合に、有効である。オペレータ
は時として、新たに書式を手法で設定する面倒を省くた
めに、何か出来合いの書式を借りて入力を行うことがあ
る。たとえば、『カセットレーベル書式』を借りて、小
さなカードに友人へのメモを書くとする。書式設定時に
分野は音楽・芸能分野と判定されるが、これは入力しよ
うとする分野と全くそぐわない。該手法によれば、この
ような場合でも、書式と共に決定された分野尤度は、他
の分野共々、オペレータの単語選択状況に応じて刻々と
書き換えるので、すぐに音楽・芸能分野尤度は下がり、
入力文書に適した分野尤度が上がることになる。
定した書式が仮のもので、実はその書式を借りて全く別
目的の文書を入力する場合に、有効である。オペレータ
は時として、新たに書式を手法で設定する面倒を省くた
めに、何か出来合いの書式を借りて入力を行うことがあ
る。たとえば、『カセットレーベル書式』を借りて、小
さなカードに友人へのメモを書くとする。書式設定時に
分野は音楽・芸能分野と判定されるが、これは入力しよ
うとする分野と全くそぐわない。該手法によれば、この
ような場合でも、書式と共に決定された分野尤度は、他
の分野共々、オペレータの単語選択状況に応じて刻々と
書き換えるので、すぐに音楽・芸能分野尤度は下がり、
入力文書に適した分野尤度が上がることになる。
【0050】第7の実施例 以上の説明においては、書式選択によって分野優先変換
処理をすることに限定して述べたが、他にも、品詞など
の種々の単語情報を利用してその他の優先変換処理・抑
制変換処理・変換禁止処理を行うことも可能である。
処理をすることに限定して述べたが、他にも、品詞など
の種々の単語情報を利用してその他の優先変換処理・抑
制変換処理・変換禁止処理を行うことも可能である。
【0051】たとえば医学分野の文書中では品詞が地名
の語を抑制変換したり、住所録分野中では助詞や接続詞
を抑制変換し、地名・姓名を優先変換したりすることが
できる。
の語を抑制変換したり、住所録分野中では助詞や接続詞
を抑制変換し、地名・姓名を優先変換したりすることが
できる。
【0052】第8の実施例 以上の説明においては、書式を数値によって選択する自
動書式の場合に限定して述べたが、書式選択方法は必ず
しも数値によるものでなくてもよいし、また、オペレー
タが(自動でなく)手動で作成した書式を何の書式であ
るか感知する手段を設けて、それに応じて種々の優先変
換処理・抑制変換処理・変換禁止処理を行うことも可能
である。
動書式の場合に限定して述べたが、書式選択方法は必ず
しも数値によるものでなくてもよいし、また、オペレー
タが(自動でなく)手動で作成した書式を何の書式であ
るか感知する手段を設けて、それに応じて種々の優先変
換処理・抑制変換処理・変換禁止処理を行うことも可能
である。
【0053】たとえば、縦横の用紙サイズ設定が葉書と
同じで、更に文書の上に郵便番号記入欄と同じ四角の枠
が5つ入力されれば、『葉書表書式』であると判定し、
住所録分野優先変換処理を行うことが可能である。
同じで、更に文書の上に郵便番号記入欄と同じ四角の枠
が5つ入力されれば、『葉書表書式』であると判定し、
住所録分野優先変換処理を行うことが可能である。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、書式と連動した分野優先変換処理を行うことに
よって、徐々にしか効力を発揮しなかった従来の分野優
先変換処理の短所をカバーすると共に、文書が本当にそ
の分野であるかどうかという確信度も、書式を加味する
ことによってより確実なものにすることができる。
よれば、書式と連動した分野優先変換処理を行うことに
よって、徐々にしか効力を発揮しなかった従来の分野優
先変換処理の短所をカバーすると共に、文書が本当にそ
の分野であるかどうかという確信度も、書式を加味する
ことによってより確実なものにすることができる。
【0055】これによって、より一層の変換効率アップ
を実現することができるばかりか、ユーザにとって一番
不快であるところの、全く文脈に沿わない驚くような誤
変換を防ぐことができる。
を実現することができるばかりか、ユーザにとって一番
不快であるところの、全く文脈に沿わない驚くような誤
変換を防ぐことができる。
【図1】本発明の一実施例にかかる文字処理装置の全体
を示すブロック構成図である。
を示すブロック構成図である。
【図2】図1に示した文字処理装置における書式記憶領
域の構成の一例を示した図である。
域の構成の一例を示した図である。
【図3】図1に示した文字処理装置における分野記憶領
域の構成の一例を示した図である。
域の構成の一例を示した図である。
【図4】図1に示した文字処理装置の動作を示すフロー
チャートである。
チャートである。
CPU マイクロプロセッサ ROM 読み出し専用メモリ RAM ランダムアクセスメモリ DISK 外部記憶 KS キーボード CR カーソルレジスタ DBUF 表示用バッファメモリ CRTC CRTコントローラ CRT 表示装置 CG キャラクタジェネレータ SHO 書式記憶領域 BUN 分野記憶領域 YUD 分野尤度記憶領域 BKW 分野キーワード辞書 BYG 分野優先語辞書
Claims (1)
- 【請求項1】 かな漢字変換処理に際して優先変換処理
を行う文字処理装置であって、 文書の書式情報を記憶する手段と、 前記書式情報に基づいて入力文書の分野を判別する判別
手段と、 前記判別手段の出力に応答して優先変換処理を実行させ
る変換制御手段とを具備したことを特徴とする文字処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5283149A JPH07141353A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 文字処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5283149A JPH07141353A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 文字処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07141353A true JPH07141353A (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=17661854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5283149A Pending JPH07141353A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 文字処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07141353A (ja) |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP5283149A patent/JPH07141353A/ja active Pending
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