JPH07141095A - トレーニング装置 - Google Patents

トレーニング装置

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JPH07141095A
JPH07141095A JP5287938A JP28793893A JPH07141095A JP H07141095 A JPH07141095 A JP H07141095A JP 5287938 A JP5287938 A JP 5287938A JP 28793893 A JP28793893 A JP 28793893A JP H07141095 A JPH07141095 A JP H07141095A
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gazing
gaze
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Application number
JP5287938A
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English (en)
Inventor
Satoru Inagaki
悟 稲垣
Yoshihisa Nishigori
義久 錦織
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 指導者ならびに指導を受ける者にとって、よ
り細かい指導を行うあるいは受けられるトレーニング装
置を提供する。 【構成】 表示装置101に表示されている映像を観察
する際に、頭部センサ102および視線センサ103を
備えたゴーグル104を装着する。このセンサ出力を用
いて注視点検知回路105において観察者の注視点を検
知し、注目点評価装置106にて、映像出力装置100
からの表示映像と合成し、指導者に表示する。 【効果】 指導者は指導を受ける人の注視点位置を知る
ことができ、安全確認等の細かい指導を行える。また合
成した画像を記録しておき、指導者があらかじめ設定し
た望ましい注視点位置と見比べることにより、指導を受
ける人自身で評価を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、仮想現実感装置に関
し、特に交通安全等の指導を目的とした教育用のトレー
ニング装置に関するするものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、交通安全等の指導を目的とする
トレーニング装置には、図7に示すようなものがある。
図7において、700は映像信号を出力する映像出力装
置、701は映像出力装置700からの出力映像を表示
する表示装置、702は表示装置701を観察している
観察者である。このような従来のトレーニング装置にお
いては、あらかじめ交通安全等を指導するべく撮影・編
集された映像が、映像出力装置700から出力され、こ
の映像が表示装置701に表示される。観察者702
は、表示装置701に表示された映像を観察し、交通安
全等の教育を受けることとなる。
【0003】また、従来の、自動車の交通安全等の指導
を目的とするトレーニング装置には、図8に示すような
ものがある。図8において、800は映像信号を出力す
る映像出力装置、801は映像出力装置800からの出
力映像を表示する表示装置、802はトレーニングを受
ける運転者が座る座席、803は自動車のハンドルの模
型、804は自動車のアクセル、ブレーキおよびクラッ
チの模型で模擬的な車速制御装置、805は変速機の模
型、806はハンドルの回転角度および変速機805の
位置および車速制御装置804の状態を検知し、速度と
進行方向の情報を映像出力装置に出力する検知回路であ
る。
【0004】このように構成された装置において、あら
かじめ自動車の安全走行を指導すべく撮影・作成された
映像が、映像出力装置800から出力されると、表示装
置801に表示される。表示装置801は3面のスクリ
ーンで構成され、座席802に座って観察したときに自
動車の中から見える風景と同様な映像がそれぞれのスク
リーンに映し出される。座席802に座って指導される
運転者は、この3面のスクリーンで構成された表示装置
801を見ながらハンドル803、車速制御装置80
4、変速機805を操作する。
【0005】検知回路806では、車速制御装置804
の状態と変速機805との状態とを検知することにより
自動車の速度が演算される。また、ハンドル803の状
態を検知することにより自動車の進行方向が演算され
る。これらの自動車の速度と進行方向との情報が検知回
路806から出力され、映像出力装置800に入力され
る。映像出力装置800では、自動車の進行方向と速度
との情報から、次に出力すべき映像を記録媒体から読み
込む、あるいは作成することにより出力する。これらの
動作の繰り返しにより、座席802に座って指導される
人は模擬的に自動車の運転の練習を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された第1の従来例のトレーニング装置にお
いては、あらかじめ撮影しておいた映像を単に表示する
のみであるので、一方的な指導になってしまう。そのた
め、指導者が指導を受ける人々の反応を確認することが
難しく、どの程度指導が行えたのかを把握することが困
難である。
【0007】また第2の従来例のトレーニング装置にお
いては、指導を受ける人の動作が表示映像にフィードバ
ックされるため、指導を受ける人がある程度のシミュレ
ーションを行うことができるが、自動車の安全指導の基
本である前方確認等の安全確認を把握することが困難で
ある。
【0008】本発明は上記課題に鑑み、指導者が指導を
受ける人の反応を把握することが容易で、また指導を受
ける人にとってもより細かい指導を受けることができる
トレーニング装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、映像を入力する映像入力手段と、こ
の入力映像を表示する表示手段と、指導を受ける人の注
視点位置を検出する注視点検出手段と、この注視点検出
手段の出力と前記映像出力手段の出力映像に基づき注視
点の評価を行う注視点評価手段とを備えることを特徴と
するものである。
【0010】また第2の発明は、映像を表示する表示手
段と、この表示手段に表示された映像を観察している観
察者が注視している箇所を検知する注視点検知手段と、
前記観察者が移動したい方向および速さを入力する移動
量入力手段と、前記注視点検出手段の出力と前記移動量
入力手段の出力とを用いて、前記表示手段に映像を出力
する映像出力手段と、前記注視点検出手段の出力と前記
移動量入力手段の出力とから観察者の注視位置を評価す
る評価手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】上記目的を達成するために、第1の発明の
トレーニング装置は、映像を表示する表示手段と、前記
表示手段に表示された映像を観察している被験者が注視
している箇所を検知する注視点検出手段と、前記注視点
検出手段の出力に基づき、前記映像中における前記被験
者の注視位置を評価してその評価結果を出力する評価手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0012】また、第2の発明のトレーニング装置は、
映像を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された
映像を観察している被験者が注視している箇所を検知す
る注視点検出手段と、前記被験者の相対的な移動量が入
力される移動量入力手段と、前記注視点検出手段からの
入力と前記移動量入力手段からの入力とを用いて、前記
被験者の注視点位置および移動量に対応した映像を作成
または選択し前記表示装置に出力する映像発生装置と、
前記注視点検出手段からの入力と前記移動量入力手段か
らの入力とを用いて、前記映像発生装置の出力映像に同
期して駆動する、被験者を乗せて駆動可能な駆動手段
と、前記注視点検出手段の出力に基づき、前記映像中に
おける前記被験者の注視位置を評価してその評価結果を
出力する評価手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0013】
【作用】上記構成により、第1の発明のトレーニング装
置は、表示手段に表示された映像を、指導を受ける人が
観察したとき、その人が注視している注視点を注視点検
出手段で検出し、注視点評価手段で前記表示映像と合成
することにより指導者に表示することができる。また合
成映像を記録しておき、指導を受ける人にも呈示するこ
とができる。またあらかじめ指導者が、指導を受ける人
に注視してもらいたい箇所を注視点評価手段に設定して
おくことにより、実際の注視点とのずれを演算し、数値
化することにより注視点の評価を行うことができ、より
細かい指導をすることができる。
【0014】また、第2の発明では、指導を受ける人が
移動したい速度、移動したい方向を移動量入力手段によ
り指定することができ、また注視点検出手段により見た
い箇所の映像が表示され、またこの注視点検出手段の出
力を用いて前記注視点評価手段により評価することがで
きる。
【0015】
【実施例】以下、本発明のトレーニング装置の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施例におけるトレ
ーニング装置のブロック図である。図1において、10
0は映像を出力する映像出力装置、101は映像出力装
置100の出力映像を表示する映像表示装置、102は
トレーニングを受ける人の頭部方向を検出するための頭
部センサ、103はトレーニングを受ける人の視線方向
を検出するための視線センサ、104は頭部センサ10
2と視線センサ103とを組み込んだゴーグル、105
は頭部センサ102の出力と視線センサ103の出力と
からトレーニングを受ける人の注視している箇所を検出
する注視点検知回路、106は注視点検知回路105か
らの入力により、注視点の情報を映像出力装置100か
らの出力映像に合成し表示を行う注視点評価装置であ
る。またaはトレーニングを受ける生徒、bは指導をす
る指導者である。
【0017】上記のように構成された本実施例のトレー
ニング装置において、その動作を説明する。
【0018】まず、映像出力装置100からあらかじめ
指導者が交通安全指導を行うように撮影された映像が出
力される。この出力映像は、表示スクリーン101に表
示され、生徒aがこれを観察する。生徒aには、生徒a
が表示スクリーン上のどの箇所を見ているか、すなわち
生徒aの注視点を検出するために、生徒の頭の向いてい
る方向を検出する頭部センサ102と、生徒の視線方向
を検出する視線センサ103とを組み込んだ眼鏡状のゴ
ーグル104をかけさせる。このゴーグルの構成を図2
に示す。
【0019】図2は視線センサ103と頭部センサ10
2を組み込んだゴーグル104の例であり、本図におい
て、200はハーフミラーである。頭部センサ102は
ジャイロセンサであり、視線センサ103は固体撮像装
置(以下、CCDと記す)で構成されている。生徒がこ
のゴーグル104を装着すると、生徒の頭部の回転に応
じて頭部センサ102から信号が出力される。また、生
徒の眼球部分がハーフミラー200により反射されて視
線センサ103に入力され、その像が出力される。頭部
センサ102の出力と視線センサ103の出力とは注視
点検知回路105に入力される。
【0020】注視点検知回路105は、頭部センサ10
2の出力と視線センサ103の出力とを用いて、生徒a
の注視している方向を検出する。注視点検知回路105
のブロック図を図3に示す。図3において、300は頭
部センサ102からの入力端子、301は頭部方向検出
回路、302は視線センサ103からの入力端子、30
3は眼球位置検出回路、304は頭部方向検出回路30
1の出力と眼球位置検出回路303の出力とを合成する
合成回路、305は出力端子である。
【0021】頭部センサ入力端子300には、頭部セン
サ102から入力が行われ、頭部方向検出回路301に
入力される。頭部センサ102からは、生徒の頭の回転
角度に応じたデータが入力され、頭部方向検出回路30
1によって水平・垂直方向の角度に変換される。
【0022】視線センサ入力端子302には、視線セン
サ103から入力が行われる。視線センサ103からは
生徒aの眼球の像が出力され、眼球位置検出回路303
で黒目の中央部が検出される。眼球位置検出回路303
の例を図4に示す。図4において、400はローパスフ
ィルタ、401は2値化回路、402は2値化回路40
1の出力である「0」と「1」のうちの1水平期間中の
「1」の数と、フィールド内の現サンプル点のアドレス
とをカウントするカウンタ回路、403はカウンタ回路
402の出力を記憶するメモリ回路、404はメモリ回
路403の出力を視線方向のデータに変換するROM回
路である。
【0023】検出の様子を図4および図5を用いて説明
する。図5において、500は入力映像信号、501は
ローパスフィルタ400の出力信号、502は2値化回
路401の出力信号を示している。眼球の像の信号がロ
ーパスフィルタ400に入力されると、ノイズやまつげ
等を除去するためにフィルタリングされる。すなわち、
入力信号500に対して、ノイズが除去された信号50
1が出力される。このフィルタリングされた信号に対し
て、2値化回路401において黒目部分の抽出のために
2値化処理が行われる。この2値化回路401において
は黒目部分が「1」、その他の部分が「0」として信号
が出力される。すなわち502に示されるような出力が
なされる。
【0024】カウンタ回路402においては、入力され
るサンプル数がカウントされており、フレーム毎にリセ
ットされる。すなわち、現在入力されたサンプル点のフ
レームの先頭からのアドレスが常にカウントされてい
る。また、カウンタ回路402においては、2値化回路
401の出力のうち黒目部分の信号、すなわち「1」の
数もカウントされる。2値化回路の出力信号が「1」に
なるとカウントが開始され、「0」になるとカウントが
停止され、カウント数がメモリ回路403に出力された
後リセットされる。同時に、このときのサンプル点のア
ドレスもメモリ回路403に出力される。
【0025】メモリ回路403では、黒目部分のカウン
ト数とそのアドレスが記憶されているが、カウンタ回路
402の出力カウント数が、現在記憶されているカウン
ト数よりも大きい場合のみ、記憶内容が更新される。こ
の処理は1フィールド毎にリセットされる。すなわちメ
モリ回路403には、1フィールド中「1」が最も多く
連続する部分のデータとそのアドレスとが記憶されるこ
とになる。1フィールドの処理が終了すると、メモリ回
路403のデータがROM回路404に出力される。す
なわち、信号502において連続する黒目部分がもっと
も大きい箇所503のサンプル数と位置504が出力さ
れる。
【0026】ROM回路404は、メモリ回路403の
出力のアドレスから、視線方向の角度に変換するデータ
があらかじめ記憶されており、メモリ回路403から入
力があるとその入力値に対応する視線方向の角度が出力
される。メモリ回路403からの入力値である信号50
3のカウント数と信号504のアドレスとから黒目の中
央位置が計算され、その黒目の中央位置と撮像領域の中
央位置とのずれの量をROMの入力値とする。ROMに
はあらかじめこのずれの量に対応した視線の角度が記憶
されており、ずれの量に応じて視線の角度として出力が
なされる。このROM回路404の出力が眼球位置検出
回路303の出力となる。
【0027】次に、頭部方向検出回路301の出力と眼
球位置検出回路303の出力とが合成回路304に入力
される。合成回路304では、頭部方向と眼球の視線方
向とがベクトル演算され、生徒aの注視している方向が
計算され、表示装置101上の注視点が求められる。こ
の注視点位置が注視点検知回路105の出力となる。
【0028】注視点評価装置106においては、例えば
映像出力装置100からの入力映像に、注視点位置の情
報が合成されて表示されることにより、指導者bに生徒
aがどこを注視しているかが明らかになる。またあらか
じめ指導者bが生徒aに観察して欲しい箇所(以下、観
察領域と記す)を設定しておくと、注視点評価装置10
6において、観察領域と実際の生徒aの注視点との差を
とることにより、正しい観察領域を注視していたかどう
かが自動的に評価され、そのデータを生徒aが見ること
ができる。
【0029】なお、本実施例では頭部センサ102にジ
ャイロセンサを用いるとして説明を行ったが、磁気セン
サやCCDセンサなど、他のいかなる頭部方向及び位置
を検出する手法及び装置を用いても実現できる。また、
視線センサ103についても本実施例ではCCDセンサ
を用いて説明を行ったが、赤外線センサやラインセンサ
など、他のいかなる眼球位置の検出する手法及び装置を
用いても実現できる。さらに、実施例では生徒が1人の
場合についてのみ説明を行ったが、複数の生徒が存在し
てもゴーグル104および注視点検知回路105を生徒
の数だけ用意することにより実現できる。
【0030】以下、本発明の他の実施例を図面を参照し
ながら説明する。図6は本発明のトレーニング装置の第
2の実施例の構成を示すブロック図である。図6におい
て、600は映像を出力する映像出力装置、601は映
像出力装置600の出力を表示する表示装置、602は
車速の制御を行う車速制御装置で、603は車を加速す
るアクセルペダル、604は車を減速するブレーキペダ
ル、605および606はそれぞれ変速機を制御するク
ラッチペダルおよび変速ギア、607は車の進行方向を
制御するハンドル、608は運転者の座るシート、60
9は運転者の視線および頭部方向を検知するセンサの組
み込まれたゴーグル、610は駆動可能なユニット、6
11は車速制御装置602の出力に基づき車速を検知す
る車速検知回路、612はハンドル607の出力に基づ
き車の方向を検知する車方向検知回路、613はゴーグ
ル609の出力に基づき運転者の注視点を検知する注視
点検知回路、614は車速検知回路611と車方向検知
回路612と注視点検知回路613の出力に基づき、映
像を制御する信号を映像出力装置600に出力する映像
制御回路、615は車速検知回路611と車方向検知回
路612と注視点検知回路613の出力に基づき、ユニ
ット610を駆動する制御信号を発生する駆動装置制御
回路、616は映像出力装置600および注視点検知回
路613の出力に基づき、運転者の注視点を評価する注
視点評価装置である。また、cは運転者である。
【0031】上記のように構成された本実施例のトレー
ニング装置において、その動作を説明する。
【0032】まず、映像出力装置600からコンピュー
タグラフィックスで作成された初期映像が表示装置60
1に表示されると、運転者cはその初期映像を観察し運
転を開始する。すなわち、車速制御装置602およびハ
ンドル607の操作を開始する。車速制御装置602か
らは、アクセルペダル603とブレーキペダル604と
クラッチペダル605とのそれぞれの踏み具合に応じた
量が出力され、また変速ギア606のギア状態の情報も
出力される。車速検知回路611では、車速制御装置6
02の出力に応じて車の速度が出力される。すなわち、
アクセルペダルが踏まれていると、その踏み具合と変速
ギア状態に応じて車速がインクリメントされ、ブレーキ
ペダルが踏まれているとその踏み具合と変速ギア状態に
応じて車速がデクリメントされる。
【0033】ハンドル607からは、運転者cが切った
ハンドルの量に応じた出力がなされ、車方向検知回路6
12に入力される。車方向検知回路612においてはハ
ンドル607の出力に応じて、車の進行方向の情報が出
力される。例えば、あらかじめハンドルを切った量に応
じて車の進行方向を記憶した、ハンドル607の出力値
をアドレスとするROMで構成される。
【0034】運転者cが装着しているゴーグル609に
は、第1の実施例と同様に図2に示すような、運転者の
視線方向を検出する視線センサおよび頭部方向を検知す
る頭部センサが組み込まれており、その出力が注視点検
知回路613に入力され、運転者cの注視している注視
点が検出される。このゴーグル609及び注視点検知回
路613については第1の実施例で述べたものと同様の
ものであるので詳細な説明は省略する。
【0035】映像制御回路614には、車速検知回路6
11の出力と車方向検知回路612の出力と注視点検知
回路613の出力とが入力され、次に表示すべき映像の
パラメータが出力される。映像出力装置600では、こ
のパラメータに基づいて次の映像が作成される。このパ
ラメータとしては、運転者609の注視点、車の進行方
向、車速が挙げられる。
【0036】駆動装置制御回路615には、映像出力装
置600の出力と車速検知回路611の出力と車方向検
知回路612の出力と注視点検知回路613の出力とが
入力され、これらの情報を用いて加速感、減速感、また
衝突時の衝撃等をユニット610を介して与えるための
制御信号を出力する。例えば、アクセルペダル603が
踏まれている場合、加速感を与えるためにユニット61
0を後方に倒すような制御信号が出力され、ブレーキペ
ダル604が踏まれている場合は減速感を与えるために
ユニット610を前方に倒すような制御信号が出力され
る。映像出力装置600からの出力により車が衝突した
と判断されれば、その時の車速に応じた衝突の衝撃を与
える制御信号が出力される。
【0037】映像出力装置600では、映像制御回路6
14からの出力に応じて、次に表示する映像が作成され
る。例えば、アクセルペダルを踏み込んだ場合、加速し
た状況下の映像が作成表示され、ブレーキペダルを踏み
込んだ場合、減速した状況下の映像が作成表示される。
また、運転者が頭部を動かしてのぞきこんだ動作をした
場合、運転者がのぞきこんだ注視点の映像が作成表示さ
れる。
【0038】この作成された映像は、表示装置601に
表示されると共に注視点評価装置616にも入力され
る。また、注視点評価装置616には注視点検知回路6
13からの出力も入力される。注視点評価装置616に
ついては第1の実施例で述べたように、映像出力装置6
00からの映像と注視点検知回路613からの運転者c
の注視点情報とを合成して表示を行う等の処理がなされ
る。また、記録装置に前記合成した映像を記録すること
により、運転者cが運転を終了してから自ら評価を行う
こともできる。また、あらかじめ注視すべき観察領域を
設定しておくことにより、注視点検知回路613からの
出力を用いて、運転者cの安全確認等の正しさを数値化
できる。
【0039】なお、第2の実施例では、映像出力装置6
00にコンピュータグラフィックスを用いた説明を行っ
たが、あらかじめ場面を設定して撮影した映像を映像制
御回路614の出力値に応じて再生してもよい。また、
変速機、クラッチペダルおよび変速ギアを用いて説明を
行ったが、自動変速回路を設けてあらかじめ設定してお
いた通り、自動的に変速ギアを切り替えてもよい。ま
た、車速制御装置602およびハンドル607を自転車
用や他の乗物用に変更すれば、それぞれの乗り物用のト
レーニング装置として実現できる。さらに、表示装置1
01は両眼にそれぞれ映像を表示する眼鏡型の表示装置
でもよい。また、駆動装置制御回路615によりユニッ
ト610全体を駆動したが、簡易的に座席608のみを
駆動してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によるトレーニング装置では、生徒の注視点を検知し、
観察している映像と注視点とを合成して表示したり、所
望の観察領域と生徒の注視点を比較して評価を行ったり
することにより、より細かい指導を行うことができる。
【0041】さらに第2の発明によるトレーニング装置
では、映像を出力する際に注視点の位置を考慮に入れる
ことにより、安全確認のためのぞきこんだ箇所の映像も
見ることができ、より細かいトレーニングを行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるトレーニング装置
のブロック図
【図2】本発明に係る頭部センサと視線センサの一例を
示す概略構成図
【図3】本発明に係る注視点検知回路の一実施例のブロ
ック図
【図4】本発明に係る眼球位置検出回路の一実施例のブ
ロック図
【図5】本発明に係る眼球位置検出回路の動作を説明す
るための図
【図6】本発明の第2の実施例によるトレーニング装置
のブロック図
【図7】従来のトレーニング装置の第1の例を示す概略
【図8】従来のトレーニング装置の第2の例を示す概略
【符号の説明】
100 映像出力装置 101 表示装置 102 指導を受ける生徒 103 頭部センサ 104 視線センサ 105 ゴーグル 106 注視点検知回路 107 注視点評価装置 108 指導者

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像を表示する表示手段と、前記表示手段
    に表示された映像を観察している被験者が注視している
    箇所を検知する注視点検出手段と、前記注視点検出手段
    の出力に基づき、前記映像中における前記被験者の注視
    位置を評価してその評価結果を出力する評価手段とを備
    えたことを特徴とするトレーニング装置。
  2. 【請求項2】注視点検出手段は、観察者の頭の方向を検
    知する頭部センサと、前記被験者の視線方向を検知する
    視線センサと、前記頭部センサの出力および前記視線セ
    ンサの出力から、前記被験者の注視箇所を算出する注視
    点検知手段とを備えていることを特徴とする請求項1記
    載のトレーニング装置。
  3. 【請求項3】評価手段は、注視点検出手段の出力を用い
    て、被験者の注視している位置情報と前記被験者が観察
    している映像とを重ねて表示する第2の表示手段を備え
    たことを特徴とする請求項1または請求項2記載のトレ
    ーニング装置。
  4. 【請求項4】被験者に表示する映像に対して所定の観察
    領域をあらかじめ設定しておき、評価手段は、前記観察
    領域の情報と注視点検出手段の出力とを比較し、前記被
    験者が前記観察領域を注視しているか否かの判断結果を
    表示する第3の表示手段を備えたことを特徴とする請求
    項1または請求項2または請求項3記載のトレーニング
    装置。
  5. 【請求項5】映像を表示する表示手段と、前記表示手段
    に表示された映像を観察している被験者が注視している
    箇所を検知する注視点検出手段と、前記被験者の相対的
    な移動量が入力される移動量入力手段と、前記注視点検
    出手段からの入力と前記移動量入力手段からの入力とを
    用いて、前記被験者の注視点位置および移動量に対応し
    た映像を作成または選択し前記表示装置に出力する映像
    発生装置と、前記注視点検出手段からの入力と前記移動
    量入力手段からの入力とを用いて、前記映像発生装置の
    出力映像に同期して駆動する、被験者を乗せて駆動可能
    な駆動手段と、前記注視点検出手段の出力に基づき、前
    記映像中における前記被験者の注視位置を評価してその
    評価結果を出力する評価手段とを備えたことを特徴とす
    るトレーニング装置。
  6. 【請求項6】注視点検出手段は、被験者の頭の方向を検
    知する頭部センサと、前記被験者の視線方向を検知する
    視線センサと、前記頭部センサの出力および前記視線セ
    ンサの出力から、前記被験者の注視箇所を算出する注視
    点検知手段を備えていることを特徴とする請求項5記載
    のトレーニング装置。
  7. 【請求項7】評価手段は、注視点検知回路の出力を用い
    て、被験者の注視している位置を映像出力装置の出力映
    像に合成する画像合成回路と、前記画像合成回路の出力
    画像を表示する第2の表示装置とからなることを特徴と
    する請求項6記載のトレーニング装置。
  8. 【請求項8】被験者に表示する映像に対して所定の観察
    領域をあらかじめ設定しておき、評価手段は、前記観察
    領域の情報と注視点検出手段の出力とを比較し、前記被
    験者が前記観察領域を注視しているか否かの判断結果を
    表示する第3の表示手段を備えたことを特徴とする請求
    項5または請求項6または請求項7記載のトレーニング
    装置。
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