JP4482666B2 - 動揺病低減情報提示装置及び提示方法 - Google Patents

動揺病低減情報提示装置及び提示方法 Download PDF

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Description

本発明は、車酔い、船酔いなどの動揺病(motion sickness)を低減することができる
情報の提示装置及びその提示方法に関する。
いわゆる車酔い、船酔いをはじめとする動揺病の主な原因は、移動者に与えられる視覚情報と前庭情報との不一致によると考えられている。特に観察者自身が移動を制御できない受動的な状況にある場合(たとえば乗用車の同乗者など)には、観察者は進行方向に対する予測を主に視覚情報に基づいて行う。しかし、加減速のタイミングや進行方向の転換は運転者が制御するため、多くの場合予測がはずれ、観察者は酔いの症状を覚える。あるいは大型のバーチャルリアリティ装置や回転ドラムの中で、大視野に動的な視覚情報が提示されると、観察者は視覚運動性自己運動感覚(ヴェクション)を知覚する。着席し静止した状態の観察者においては、視覚的情報から移動感覚が生じているが前庭系には加速度入力が与えられておらず、上記したように視覚系と前庭系の感覚の不一致が生じてシミュレータ酔いを引き起こす。いずれの例においても、観察者は他者にその移動の制御を任せているときでさえ自身の移動について予測を行っている点が重要だと考えられる。能動的に自己の運動を制御する場合(たとえば運転者)には動揺病が発生しないことと合わせると、前庭系と視覚系の入力の統合においてより高次な過程が関与し、統合結果の妥当性を評価している可能性が考えられる。
こうした動揺病を低減するために、下記特許文献1には、搭乗者の車酔いを防止するために、検知した車両の加速度の大きさに応じて、加速度の反対方向に上体を傾ける標示を行う車両用標示装置が開示されている。
また、下記特許文献2には、シミュレータ酔いを防止するために、操作者の運転に伴って提示する流動性の模擬画像に、その模擬画像に対して相対速度を持つ制御用画像パターンを付加して提示する方法が開示されている。
特開平4−193630号公報 特開平9−269723号公報
しかし、上記特許文献1では、加速度を検出した後に身体の傾斜を促す表示を行うので、急激な左右旋回には間に合わない場合もあり、必ずしも有効な方法ではなかった。また、そのような表示をしても、搭乗者が意図して身体を傾斜させなければ有効なものではなく、提示の仕方によっては、むしろ悪影響を与える場合もある。さらに、左右の変位ではなく、直線方向で加減速する場合には有効な表示を行うことができない。
上記特許文献2では、模擬画像(流動視野)の手前もしくは奥に、流動視野の動きと関連する制御用画像パターンを提示しなければならず、複雑な画像処理が必要となる。また、視野位置が既知のシミュレータ画像には適用可能であるが、視野位置が不明な実写映像に関しては適用することができず、自動車などの移動手段における動揺病の低減には適用することができない。
本発明の目的は、上記の課題を解決すべく、シミュレータ酔いに限定されず現実の移動手段の搭乗者に対しても酔いを低減可能な、動揺病低減情報の提示装置及びその提示方法を提供することにある。
本発明の目的は、以下の手段によって達成される。
即ち、本発明に係る第1の動揺病低減情報提示装置は、移動体の移動方向前方の映像を生成する映像生成部と、前記移動体の運行に関する運行情報及び所定の図形情報を記録した記録部と、時刻情報を生成する計時部と、前記運行情報に基づき前記移動体の加速度及び左右方向への変位を取得し、前記計時部から取得した第1時刻、前記加速度及び前記左右方向への変位に応じて、前記図形情報から図形画像を生成し、生成された前記図形画像を移動方向前方の前記映像と合成して合成映像を生成する処理部と、前記合成映像を表示する表示部とを備え、前記処理部が、前記第1時刻から、前記第1時刻の所定時間後である第2時刻までの間に、前記加速度又は前記左右方向への変位がゼロ以外の値となる第3時刻が存在する場合に、前記合成映像を生成し、前記合成映像が、前記第3時刻に前記移動体が通過する位置付近に前記図形画像が表示された映像であることを特徴としている。
また、本発明に係る第2の動揺病低減情報提示装置は、上記の第1の動揺病低減情報提示装置において、前記図形情報が、前記移動体の、正の加速度に対応する第1図形、負の加速度に対応する第2図形、右方向への変位に対応する第3図形、及び左方向への変位に対応する第4図形の各々に対応する図形情報を含み、前記合成映像を生成する場合に、前記処理部が、前記加速度がゼロより大きい値であるときに前記第1図形に対応する図形情報から前記図形画像を生成し、前記加速度がゼロより小さい値であるときに前記第2図形に対応する図形情報から前記図形画像を生成し、前記左右方向への変位が右方向への変位であるときに前記第3図形に対応する図形情報から前記図形画像を生成し、前記左右方向への変位が左方向への変位であるときに前記第4図形に対応する図形情報から前記図形画像を生成し、前記合成映像に表示された前記図形画像が、時間経過に伴って拡大されることを特徴としている。
また、本発明に係る第3の動揺病低減情報提示装置は、上記の第2の動揺病低減情報提示装置において、前記移動体の移動方向前方の前記映像、及び前記第1〜第4図形図に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、立体視用のCG画像であり、前記所定時間が、2500ミリ秒以上5000ミリ秒以下であり、前記第1図形に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、前記表示部に表示された場合に、1つの頂点が対辺よりも上に位置する三角形であり、前記第2図形に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、前記表示部に表示された場合に、1つの頂点が対辺よりも下に位置する三角形であり、前記第3図形に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、前記表示部に表示された場合に、1つの頂点が対辺よりも右に位置する三角形であり、前記第4図形に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、前記表示部に表示された場合に、1つの頂点が対辺よりも左に位置する三角形であることを特徴としている。
また、本発明に係る第1の動揺病低減情報提示方法は、移動体の移動方向前方の映像を生成する第1ステップと、移動体の運行に関する運行情報及び所定の図形情報を記録した記録部から前記運行情報を読み出し、前記移動体の加速度及び左右方向への変位を求める第2ステップと、計時部から現在時刻である第1時刻を取得する第3ステップと、前記第1時刻から、前記第1時刻の所定時間後である第2時刻までの間に、前記加速度又は前記左右方向への変位がゼロ以外の値となる第3時刻が存在するか否かを判断する第4ステップと、前記第3時刻が存在する場合に、前記図形情報から図形画像を生成し、生成された前記図形画像を移動方向前方の前記映像と合成し、前記第3時刻に前記移動体が通過する位置付近に前記図形画像が表示された合成映像を生成する第5ステップとを含むことを特徴としている。
また、本発明に係る第2の動揺病低減情報提示方法は、上記の第1の動揺病低減情報提示方法において、前記図形情報が、前記移動体の、正の加速度に対応する第1図形、負の加速度に対応する第2の図形、右への方向転換に対応する第3の図形、及び左への方向転換に対応する第4図形の各々に対応する図形情報を含み、前記第5ステップにおいて、前記加速度がゼロより大きい値であるときに前記第1図形に対応する図形情報から前記図形画像を生成し、前記加速度がゼロより小さい値であるときに前記第2図形に対応する図形情報から前記図形画像を生成し、前記左右方向への変位が右方向への変位であるときに前記第3図形に対応する図形情報から前記図形画像を生成し、前記左右方向への変位が左方向への変位であるときに前記第4図形に対応する図形情報から前記図形画像を生成し、前記合成映像に表示される前記図形画像を時間経過に伴って拡大し、前記合成映像を生成することを特徴としている。
また、本発明に係る第3の動揺病低減情報提示方法は、上記の第2の動揺病低減情報提示方法において、前記移動体の移動方向前方の前記映像、及び前記第1〜第4図形図に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、立体視用のCG画像であり、前記所定時間が、2500ミリ秒以上5000ミリ秒以下であり、前記第1図形に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、前記表示部に表示された場合に、1つの頂点が対辺よりも上に位置する三角形であり、前記第2図形に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、前記表示部に表示された場合に、1つの頂点が対辺よりも下に位置する三角形であり、前記第3図形に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、前記表示部に表示された場合に、1つの頂点が対辺よりも右に位置する三角形であり、前記第4図形に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、前記表示部に表示された場合に、1つの頂点が対辺よりも左に位置する三角形であることを特徴としている。
本発明によれば、加速度変化、左右方向への変位が発生する前に適切なタイミングで、加速度方向又は変位方向を提示することによって、動揺病の発生を低減することができる。
以下、本発明に係る実施の形態を、添付した図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明の実施の形態に係る動揺病低減情報提示装置の構成を示すブロック図である。本動揺病低減情報提示装置は、本装置全体を制御する処理部1と、種々のデータを記録する記録部2と、ビデオ部3と、映像を表示する表示部4と、時刻情報を生成する計時部5と、人体に物理的動揺を加える動揺生成部6とを備えている。図1には、動揺生成部6によって物理的動揺を加えられる観察者Hも示している。
本動揺病低減情報提示装置は、ビデオ映像を用いたゲーム機や訓練用シミュレータなどと同様に、人の視覚系及び前庭系に対して移動感覚を仮想的に与える。即ち、本動揺病低減情報提示装置は、3次元空間中を所定のコースで移動している状態を模した映像を表示部4を介して観察者Hに提示すると同時に、表示部4に表示する映像に同期させて観察者Hに回転、振動を含む加速度を与える。このとき、模擬空間中を移動している観察者Hが、急激な加速度を受けていると感じる映像の提示を開始する時刻から所定時間前の時刻に、動揺病を低減することができる適切な情報を提示し、これを所定時間維持することを特徴としている。
観察者Hに提示する映像は、記録部2に記録された所定空間情報の3次元データ、例えば、コンピュータグラフィックデータ(以下、CGデータと記す)を使用して生成する。記録部2から読み出されたCGデータは、所定の視線情報(視点位置、視線方向)と共に
ビデオ部3に転送され、ビデオ部3が視点位置から見た2次元画像データを生成し、所定のアナログビデオ信号にDA変換した後、表示部4に伝送する。このとき、視線情報を時間的に所定の軌跡に従って変化させれば、表示部4に動画像として提示される。
ここで、提示する映像は立体映像であることが好ましい。立体映像の提示には、種々の方法を用いることができ、例えば、2つの視線情報を用いて右眼・左眼用の2枚の視差画像を生成し、これを偏光式眼鏡を介して見る方法、2枚の視差画像を時系列に表示し、これを液晶シャッタ眼鏡を介して見る方法、右眼・左眼用の2枚の視差画像を1枚の画像に合成して提示するレンチキュラスクリーン方式やイメージスプリッタ方式など、種々の方法を使用することができる。
表示部4に提示される映像と動揺生成部6の動作の同期は、計時部5から出力される時刻情報と、映像に関するタイムチャートと、動揺生成への制御情報のタイムチャートとを用いて行うことができる。
図2は、図1に示した動揺病低減情報提示装置の動作を説明するフローチャートである。以下、これを用いて動揺病低減情報を提示する方法を説明する。以下の説明においては、特に断らない限り、処理部1が行うものとして説明する。また、処理部1には、記録部2から処理の各ステップで必要なデータをメモリ(図示せず)の所定領域に読み出し、それらを用いてメモリの一部を作業領域として使用する。また、表示部4に表示される映像は、仮想空間中でのドライビング映像とし、予め記録部2には所定のCGデータが記録されていることとする。また、記録部2には、前後方向の仮想変位(走行距離)をZ、左右方向の仮想変位をX(右方向がX>0)とし、運行情報(加速度、速度、Z、及びXの時間変化に関するタイムチャート(図6参照))が記録されており、これに従って、リアルタイムにCG映像が生成され、動揺生成部6の動きが制御されることとする。このCGデータには、運行情報で決まる移動コース上の所定の動揺開始位置(観察者Hに動揺を与える仮想空間中の位置)付近に、動揺病低減情報として提示する所定のオブジェクトを含んでいる。ここでは、正の加速度、負の加速度、右方向への変位(X>0)、及び左方向への変位(X<0)に対応して、4種類のオブジェクトを用いることとする。
ステップS1において、初期データを記録部2から読み出してメモリに書き込み、複数のフラグをメモリに確保し、全てのフラグに“0”をセットする。また、計時部5から時刻データt0を取得する。初期データは、仮想空間の3次元CGデータ、運行情報、2つ
の時間パラメータΔt、tSである。各フラグは、例えば1ビットであり、後述する動揺
病低減情報として所定のタイミングで提示するCGオブジェクトをオン・オフさせる情報であり、4種類のオブジェクト毎に1つのフラグを一意に対応させる。フラグが“1”であれば、対応するオブジェクトはCG映像の生成に使用され、“0”であれば、対応する種類のオブジェクトはCG映像の生成に使用されない。
ステップS2において、計時部5から現在時刻データtを取得する。
ステップS3において、ステップS1で取得した時刻t0とステップS2で取得した時
刻の差τ=t−t0を計算し、ステップS2で読み出したタイムチャートから、時刻τ〜
τ+Δtの範囲内の加速度及び左右方向の変位Xを取得する。
ステップS4において、開始時刻から時間tS経過したか否か、即ちτ≧tSであるか否かを判断する。τ≧tSであると判断した場合、ステップS5に移行し、τ≧tSでないと判断した場合、ステップS9に移行する。これは、開始直後の所定時間の間には加速度運動を行うので、その間には後述する動揺病低減情報を提示しないようにするためである。従って、パラメータtSは運行情報に応じて適宜設定すればよい。
ステップS5において、時刻τ〜τ+Δtの範囲内にゼロ以外の加速度が存在するか否かを判断する。ここでは、タイムチャートは、先頭データが時間τ=0の時のデータであるとしている。ゼロ以外の加速度が存在すると判断した場合、その加速度の正負を判断した後にステップS6に移行し、ゼロ以外の加速度が存在しないと判断した場合、ステップS7に移行する。
ステップS6において、加速度の正負に応じたフラグに“1”をセットし、ステップS9に移行する。
ステップS7において、ステップS3で取得した、時刻τ〜τ+Δtの範囲内にゼロ以外のXが存在するか否かを判断する。ゼロ以外のXが存在すると判断した場合、Xの正負を判断した後にステップS8に移行し、存在しないと判断した場合ステップS9に移行する。
ステップS8において、Xが正であれば右方向への変位に対応するフラグに“1”をセットし、Xが負であれば左方向への変位に対応するフラグに“1”をセットした後、ステップS9に移行する。
ステップS9において、タイムチャートを用いて、時刻τ(=t−t0)における視線
情報を計算し、これをフラグと共にビデオ部3に伝送する。これによって、ビデオ部3は、受信した視線情報を用いて、所定の視点位置及び視線方向から見たCG画像を生成し、表示部4に出力する。このとき、フラグが“1”に設置されているオブジェクトはCG画像の生成に使用され、表示部4に表示される。ここで、立体映像を観察者Hに提示する場合には、使用する表示部4応じた立体映像を生成すればよい。
ステップS10において、タイムチャートを用いて、時刻τ(=t−t0)における動
揺生成部6の制御データを計算し、これを動揺生成部6に伝送する。これによって、動揺生成部6は受信した制御データを使用して、表示部4に表示されているCG映像に同期した動揺を生成する。
ステップS11において、時刻τ(=t−t0)がタイムチャートの最終データに対応
する時刻を超えているか否かを判断し、これを超えるまで、ステップS2〜S10の処理を繰り返す。
以上によって、観察者Hは、仮想空間内を自動車などの移動手段に搭乗して移動する状態を、視覚刺激及び体感刺激によって体験することができる。このとき、表示部4に表示される映像には、動揺(加速、減速、及び左右方向への変位)が発生する時刻のΔt前に、その動揺が発生する空間位置付近に、その動揺の種類に応じたオブジェクトが動揺病低減情報として表示されている。
図3に動揺病低減情報の提示画面の一例を示す。図3は後述する実施例で使用した画像であり、(a)→(b)→(c)の順に時間が経過した画像である。正の加速度を発生させる予定の位置に、加速度を発生させる少し前から、加速度を発生させる位置付近に上向きの三角形を表示する。三角形のオブジェクトは、仮想空間中で所定の大きさを持つCG画像を生成できるCGデータであるので、観察者Hが正の加速度を発生させる予定の位置に接近するにつれて、オブジェクトが徐々に大きく表示される。同様に、図4の(a)〜(c)はそれぞれ、減速する場合、右折する場合、左折する場合の動揺病低減情報を含む画像の一例を示す。動揺病低減情報として、(a)では下向きの三角形、(b)では右向きの三角形、(c)では左向きの三角形を用いている。
このように、動揺が実際に発生する少し前に、適切なタイミングで、及び動揺が発生する場所の付近に動揺低減情報を表示することによって、観察者Hにおける動揺病の発生を低減することができる。実施例として後述するように、動揺低減情報の提示開始から動揺の発生までの間隔が短い場合、観察者の精神的な緊張状態が高まり、逆に間隔が長い場合、時間経過とともに緊張状態が減少していく。従って、動揺病の低減には、動揺病低減情報を事前に提示する時間パラメータΔtが、2500ミリ秒以上5000ミリ秒以下であることが望ましい。
以上では、加速度又は左右変位がゼロでなければ、動揺病低減情報として所定の図形を提示する場合を説明したが、これに限定されない。例えば、加速度の絶対値がゼロと異なる所定のしきい値以上である場合に動揺病低減情報を提示するようにしてもよく、加速度の絶対値に応じて、動揺病低減情報の色、大きさ、形状などを変化させて提示してもよい。
また、以上では、動揺病低減情報として提示する図形の大きさを背景映像の変化に応じて徐々に変化させることで、動揺が発生するタイミングを示す場合を説明したが、大きさの変化に加えて図形の色を変化させてもよい。
また、以上では、動揺病低減情報として図形のみを提示する場合を説明したが、上記で説明したタイミングで音響情報を提示してもよく、又は、図形情報及び音響情報を同時に若しくは関連させて提示してもよい。例えば、加減速が発生する場所の付近に図形を表示し、加速の方向、加速度の大きさを音声で提示してもよい。
また、以上では、動揺病低減情報提示装置及びその提示方法を、ビデオ映像を用いたゲーム機や訓練用シミュレータに類似する装置に適用し、リアルタイムに動揺病低減情報を提示する場合を説明したがこれに限定されない。加減速スケジュールが予め決まっており、これに従って所定の映像を提示する場合、例えば、予め動揺病低減情報である図形を含めて映像を作成し、所定の記録手段に記録しておき、これを加減速スケジュールと同期させて表示部に表示してもよい。その場合、動揺病低減情報の背景の映像はCG映像に限定されず、実写映像であってもよい。
従って、本発明の動揺病低減情報提示装置及びその提示方法は、運行軌道及び運行スケジュールが予め決まっており、加減速及び左右への方向転換の位置及びタイミングが決まっている、自動制御の軌道走行型の移動手段、新幹線などにも適用することができる。この場合には、動揺病低減情報の背景映像には、移動体の進行方向前方をカメラなどの撮像手段で撮像した映像を使用し、これにCGデータから生成した所定の図形(動揺病低減情報)を重畳して、乗客に表示すればよい。このとき、表示する映像中での図形を表示する位置は、撮像手段の移動体への設置位置、撮像方向(傾斜角度)、視野角度、時間パラメータΔt、移動体の速度などを考慮して計算すればよい。また、表示部は、車両の前方壁面や各々の座席付近に配置すればよい。
さらには、バスなどにおいて、GPSなどの位置検出手段を用いて現在位置を検出し、走行速度を算出し、これら及び地図データを用いて、道路の形状による方向転換、加減速が生じる場所を予測することによって、方向転換、加減速によって乗客に動揺を与える時刻よりも所定時間前から動揺病低減情報を提示することができる。
以下に実施例を示し、本発明の特徴とするところをより一層明確にする。本実施例では、没入型VR装置とモーションベース装置とを組み合わせたドライビングシミュレータを
用いて、被験者に対して加速度情報を含む広域視野の動的立体画像を提示し、これと同期させて物理的動揺を与え、被験者のストレス状態を計測した。
(装置)
立体画像の提示は没入型VRシステム(イリノイ大学EVL製CAVE、図5参照)を用いた。このシステムは、3m×3mのスクリーンを前面、床面及び両側面に持ち、全ての面に立体画像を提示することができる。提示する画像の作成及びモーションベース(後述)の制御は、グラフィックス・ワークステーションを使用した。提示する画像は視差画像であり、偏光式眼鏡を介して3次元的な映像として観察者に知覚させた。
画像と同期して与えられる加速度は三菱プレシジョン社製モーションベースによって生成した。没入型VRシステムの床面下に設置したこの装置は、6軸の油圧式アクチュエータによって3次元空間内での任意方向への回転が可能であり、ヨー(Yaw)軸及びピッチ(Pitch)軸周りに関しては最大12度の稼動範囲を持つ。後述するドライビングコース内での前方への加速度を傾斜角に変換し、ピッチ軸周りの角度として表現した。同様にコース平面上での回転をヨー軸周りの角度として表現した。モーションベースの運動と同時に画像全体も同方向に傾けることによって、独立したモーションベースの傾きではなく加速度として知覚されるように配慮した。
映像観察中の被験者のストレス状態を評価するために、被験者の左下胸部及び右肩に電極を装着し、二点誘導によって心電図を計測した。計測はテレメータ(日本電気株式会社製サイナアクト、MT11)を用い、サンプリング周波数100HzでAD変換したものをパーソナルコンピュータによって記録した。
(走行経路)
以下に示す制約条件に基づいて、走行経路の設定を行った。
(1)前方への仮想移動において加速、等速、減速、等速のシーケンスを繰り返す。
(2)加減速のタイミングは28.5sec±20%ごとに、また加減速後は時速10kmから80kmの範囲に収まるように行う。
(3)平面内での回転は23.5sec±20%ごとに、±4.5度の範囲で行う。また回転角の符号は回転ごとに反転する。
上記の条件で生成された走行条件のタイムチャートの一例を図6に示す。(a)は前後方向への加速度、(b)は速度、(c)はZ座標(高さ)、(d)はX座標(水平方向の位置)の変化を示している。
また走行経路全域にわたって合計400個の障害物(縦横各0.25m、高さ2mの直方体)を配置しおおまかな走行経路を観察者に示した。ただし真の走行経路に対する左右方向への配置はランダムとし、障害物の左右どちら側を通過するかは明示しなかった。この障害物と走行平面にはランダムドットテクスチャをマッピングし、立体感を強調した。観察者の視点からの映像の一例を、図3、図4に示している。
(観察条件)
被験者は以下の4つの観察条件でのシミュレーションにランダムな順番で参加した。(1)コントロール、(2)サイン(動揺病低減情報である図形)なし、(3)加速度情報の750ms(ミリ秒)前の提示(以下、Interval750と記す)、(4)加速度情報の2500ms前の提示(以下、Interval2500と記す)。
(1)においてはモーションベースを稼動させず、且つ画像も提示せず、被験者が安静に着席した状態で、被験者の心電図を5分間計測した。(2)ではモーションベースを稼
動させ、画像を提示した。
(3)及び(4)では、(2)に加えて加減速及び回転イベントが発生する位置にそれらを明示するサインを提示した。サインを提示するタイミングは、それぞれイベント発生前750msec及び2500msecであり、イベント発生後サインは消失する。提示するサインは、加速では上向き三角形、減速では下向き三角形、左右方向の回転ではそれぞれ左右方向に向いた三角形である。観察時間は条件(2)〜(4)では最大6分間であった。被験者はモーションベース上に固定された椅子に着席しシートベルトを締め、立体視用の偏光眼鏡を装着した状態で実験に参加した。また、Interval750及びInterval2500条件では、事前にサインの意味について教示が与えられた。
(結果及び考察)
得られた心電波形から1心拍ごとにピークを求め、隣接するピークの時間間隔(これはR−R間隔と呼ばれる)を算出し、このR−R間隔の時系列データを時間軸に関して線形補間して得られた曲線を、0.01秒ごとにリサンプリングし、R−R間隔トレンドグラムを算出した。R−R間隔トレンドグラムに対して周波数解析を行ってスペクトル波形を求め、0.15Hzを境界とするスペクトル面積の比率を各条件、各被験者に関して算出した。周波数0.15Hz未満の領域はLF成分と呼ばれ、交感神経及び副交感神経による変動といわれている。一方0.15Hzを超える領域はHF成分と呼ばれ、主に交感神経系由来の変動成分といわれている。従って、HF成分に対するLF成分の比率(以下、LF/HFと記す)は、精神的な安定度や緊張状態の指標と考えることができ、一般にLF/HF値が低いほど副交感神経系の活動が優位であり、精神的に安定した状態であると解釈される。
表1に各被験者、各条件において求めたLH/HF値を示す。
表1から、被験者4を除く3名の被験者1〜3に関して、刺激が与えられないコントロール条件時のLF/HF値が最も低く、Interval750条件においてLF/HF値が最も高くなることが分かる。
実験終了後の内観報告(被験者への聞き取り調査)によると、すべての被験者に共通してInterval750及びInterval2500条件では、サインの解釈に慣れるまでに実験開始後しばらく時間が必要であったことが分かった。またInterval750ではサイン提示からイベント発生までの間隔が短く(750ms)、不快な印象が
強かったことが分かった。
以上の点から被験者4を除いた3名の被験者1〜3の心拍データを、各条件内で前半と後半の3分間ずつに分け、それぞれについてR−R間隔変動の解析を行った。図7に、被験者1〜3のLF/HFについての時系列変動(上から被験者2、3、1に関するデータ)を示す。
また、時系列要因(前半、後半)とサイン要因(サインなし、Interval750、Interval2500)を被験者内要因とする2要因の分散分析を行った。分析の結果、時系列要因は有意な効果を示さず(F2,1=1.89,n.s.)、サイン要因に有意な効果が示された(F2,4=21.64,p<0.01)。公知のRyan法による多重比較を行った結果、Interval750条件時に、サインなし条件時及びInterval2500条件時の何れよりも有意にLF/HF値が高いことが示された(それぞれt=5.94,p<0.01、及びt=5.42,p<0.01)。
以上の結果から、サインとイベント発生までの間隔が短い場合、サインがない場合及び間隔が長い場合よりも精神的な緊張状態が高まることが分かった。また、2名の被験者2、3に関しては、時間経過とともにその傾向が強くなることが示唆された。一方、サインとイベント発生までの間隔が長い場合、時間経過とともに緊張状態が減少していくことが示唆された(被験者2において特にこの傾向が顕著に示されている)。
また、図8は、被験者6名に対して上記と同様の実験を行い、得られたLF/HF値を平均した結果を示すグラフである。図8に示した値は、各被験者のコントロールでのLF/HF値を用いて正規化を行った後のLF/HF値の平均値である。サインを余裕を持って(加減速イベント発生の2500ms前)提示した場合(図8の三角形(△))、観察時間経過に伴ってストレス度が有意に低下した。そして観察後半ではサインを加減速イベント直前(加減速イベント発生の750ms前)に提示したとき(図8の四角形(□))よりも有意にストレス度は低かった。以上のことから総合的に判断して、動揺病低減情報をイベント発生の前に提示する時間Δtは、2500ミリ秒以上5000ミリ秒以下であることが望ましい。
本発明の実施の形態に係る動揺病低減情報提示装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示した動揺病低減情報の提示装置の動作を説明するフローチャートである。 動揺病低減情報の提示画面の一例を示す図であり、(a)→(b)→(c)の順に時間が経過した画像である。 動揺病低減情報の提示画面の一例を示す図であり、(a)〜(c)はそれぞれ、減速する場合、右折する場合、左折する場合の画像である。 実施例で用いた没入型VRシステムを示す写真である。 実施例で用いた運行情報の一例を示すタイムチャートである。 被験者3名の実験結果から求めたLF/HFを示すグラフである。 被験者6名の実験結果から求めた正規化後のLF/HFの平均値を示すグラフである。
符号の説明
1 処理部
2 記録部
3 ビデオ部
4 表示部
5 計時部
6 動揺生成部

Claims (6)

  1. 移動体の移動方向前方の映像を生成する映像生成部と、
    前記移動体の運行に関する運行情報及び所定の図形情報を記録した記録部と、
    時刻情報を生成する計時部と、
    前記運行情報に基づき前記移動体の加速度及び左右方向への変位を取得し、前記計時部から取得した第1時刻、前記加速度及び前記左右方向への変位に応じて、前記図形情報から図形画像を生成し、生成された前記図形画像を移動方向前方の前記映像と合成して合成映像を生成する処理部と、
    前記合成映像を表示する表示部とを備え、
    前記処理部が、前記第1時刻から、前記第1時刻の所定時間後である第2時刻までの間に、前記加速度又は前記左右方向への変位がゼロ以外の値となる第3時刻が存在する場合に、前記合成映像を生成し、
    前記合成映像が、前記第3時刻に前記移動体が通過する位置付近に前記図形画像が表示された映像であることを特徴とする動揺病低減情報提示装置。
  2. 前記図形情報が、前記移動体の、正の加速度に対応する第1図形、負の加速度に対応する第2図形、右方向への変位に対応する第3図形、及び左方向への変位に対応する第4図形の各々に対応する図形情報を含み、
    前記合成映像を生成する場合に、前記処理部が、
    前記加速度がゼロより大きい値であるときに前記第1図形に対応する図形情報から前記図形画像を生成し、
    前記加速度がゼロより小さい値であるときに前記第2図形に対応する図形情報から前記図形画像を生成し、
    前記左右方向への変位が右方向への変位であるときに前記第3図形に対応する図形情報から前記図形画像を生成し、
    前記左右方向への変位が左方向への変位であるときに前記第4図形に対応する図形情報から前記図形画像を生成し、
    前記合成映像に表示された前記図形画像が、時間経過に伴って拡大されることを特徴とする請求項1に記載の動揺病低減情報提示装置。
  3. 前記移動体の移動方向前方の前記映像、及び前記第1〜第4図形図に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、立体視用のCG画像であり、
    前記所定時間が、2500ミリ秒以上5000ミリ秒以下であり、
    前記第1図形に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、前記表示部に表示された場合に、1つの頂点が対辺よりも上に位置する三角形であり、
    前記第2図形に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、前記表示部に表示された場合に、1つの頂点が対辺よりも下に位置する三角形であり、
    前記第3図形に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、前記表示部に表示された場合に、1つの頂点が対辺よりも右に位置する三角形であり、
    前記第4図形に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、前記表示部に表示された場合に、1つの頂点が対辺よりも左に位置する三角形であることを特徴とする請求項2に記載の動揺病低減情報提示装置。
  4. 移動体の移動方向前方の映像を生成する第1ステップと、
    移動体の運行に関する運行情報及び所定の図形情報を記録した記録部から前記運行情報を読み出し、前記移動体の加速度及び左右方向への変位を求める第2ステップと、
    計時部から現在時刻である第1時刻を取得する第3ステップと、
    前記第1時刻から、前記第1時刻の所定時間後である第2時刻までの間に、前記加速度又は前記左右方向への変位がゼロ以外の値となる第3時刻が存在するか否かを判断する第
    4ステップと、
    前記第3時刻が存在する場合に、前記図形情報から図形画像を生成し、生成された前記図形画像を移動方向前方の前記映像と合成し、前記第3時刻に前記移動体が通過する位置付近に前記図形画像が表示された合成映像を生成する第5ステップとを含むことを特徴とする動揺病低減情報提示方法。
  5. 前記図形情報が、前記移動体の、正の加速度に対応する第1図形、負の加速度に対応する第2の図形、右への方向転換に対応する第3の図形、及び左への方向転換に対応する第4図形の各々に対応する図形情報を含み、
    前記第5ステップにおいて、
    前記加速度がゼロより大きい値であるときに前記第1図形に対応する図形情報から前記図形画像を生成し、
    前記加速度がゼロより小さい値であるときに前記第2図形に対応する図形情報から前記図形画像を生成し、
    前記左右方向への変位が右方向への変位であるときに前記第3図形に対応する図形情報から前記図形画像を生成し、
    前記左右方向への変位が左方向への変位であるときに前記第4図形に対応する図形情報から前記図形画像を生成し、
    前記合成映像に表示される前記図形画像を時間経過に伴って拡大し、前記合成映像を生成することを特徴とする請求項4に記載の動揺病低減情報提示方法。
  6. 前記移動体の移動方向前方の前記映像、及び前記第1〜第4図形図に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、立体視用のCG画像であり、
    前記所定時間が、2500ミリ秒以上5000ミリ秒以下であり、
    前記第1図形に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、前記表示部に表示された場合に、1つの頂点が対辺よりも上に位置する三角形であり、
    前記第2図形に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、前記表示部に表示された場合に、1つの頂点が対辺よりも下に位置する三角形であり、
    前記第3図形に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、前記表示部に表示された場合に、1つの頂点が対辺よりも右に位置する三角形であり、
    前記第4図形に対応する図形情報から生成される前記図形画像が、前記表示部に表示された場合に、1つの頂点が対辺よりも左に位置する三角形であることを特徴とする請求項5に記載の動揺病低減情報提示方法。
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