JP2019204012A - 習熟度判定システム及び習熟度判定プログラム - Google Patents

習熟度判定システム及び習熟度判定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】習熟に経験と技能を必要とする分野において、動画を用いて学習者の習熟の機会を与え、当該動画と学習者の視線方向を利用して学習者の習熟度を判定することができる、習熟度判定システム及び習熟度判定プログラムを提供する。【解決手段】習熟度判定システム2は、学習者の眼前に配置されるディスプレイ12と、学習者の視線方向に応じた視線情報を出力する視線方向検出手段13と、判定時間帯の再生画面中において学習者が視認するべき要素を含む要素判定領域が設定されている評価用動画を再生した再生画面をディスプレイに表示する動画再生手段(30)と、評価用動画が記憶されている記憶手段(30)と、判定時間帯の再生画面中における要素判定領域と視線情報とに基づいて学習者が要素を視認したか否かを判定する要素視認判定手段(30)と、要素視認判定手段の判定結果に基づいて学習者の習熟度を判定する評価手段(30)と、を有する。【選択図】図17

Description

本発明は、料理、車両の運転、機器の修理、保安・定期点検、工事現場における各種作業等、習熟に経験と技能が必要な分野における、学習者の習熟度を判定する習熟度判定システム及び習熟度判定プログラムに関する。
近年では、料理、車両の運転、機器の修理、保安・定期点検、工事現場における各種作業等、習熟に経験と技能が必要な分野において、適切な習熟の機会の提供と、習熟度の評価が望まれている。従来では、前記の分野については、家庭内や職場内で習熟の機会の提供や、習熟度の評価がなされていたが、近年では、単身赴任者の増加、職場の指導者の不足等によって、習熟の機会(指導者等から教えられる機会)と、習熟度の評価者が減っている。なお、「習熟度」とは、その分野における技術レベルの度合い(熟練度)と、危険予知能力レベルの度合いと、を含むものとする。
習熟の機会の提供としては、動画を用いた仮想現実の技術を利用することが考えられる。しかし、学習者に動画を視聴させるだけでは、当該学習者が、その動画を適切に視聴しているか否かを判断することが困難であり、その動画を視聴した学習者の習熟度を評価することは困難である。その動画を視聴した学習者の習熟度を評価する方法の1つとして、動画中に登場した注目するべき要素を適切に視認したか否かにて評価する方法が考えられる。学習者が前記要素を視認したか否かは、学習者の視線方向が、前記要素が表示されている方向であるか否かで判断することができる。近年では、学習者に視聴させる動画と、学習者の視線方向とを利用した種々の装置が開示されている。
例えば特許文献1には、都市の路上を移動する動画を学習者に視聴させ、学習者の視線を計測、分析することで、学習者が動画からどれだけ正確に頭の中に地図を描けているか、を計測、数値化して、学習者の都市、または建築物に対する認知度を算出する、認知度算出装置が開示されている。
また特許文献2には、動画を視聴する学習者の視線を計測し、学習者が見る頻度の少ない部分を特定し、特定した低頻度エリアに付加画像を重畳させて表示する画像生成装置が開示されている。
国際公開第2016/189633号 特開2017−68411号公報
特許文献1に記載の認知度算出装置では、学習者の視線の動きのパターンと、動画と、を用いて認知度を算出している。つまり、「見回す」等の視線の動きのパターンが必要となるが、「見回す」だけでは、動画中の「何(どの要素)」を視認したか、を正確に判定できない可能性がある。従って、特許文献1に記載の認知度算出装置では、学習者の習熟度を評価することは困難である。
また特許文献2に記載の画像生成装置では、学習者が見る頻度が少ない低頻度エリアを特定しているが、低頻度エリアを特定しても、学習者の習熟度を評価することは困難である。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、習熟に経験と技能を必要とする分野において、動画を用いて学習者の習熟の機会を与え、当該動画と学習者の視線方向を利用して学習者の習熟度を判定することができる、習熟度判定システム及び習熟度判定プログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の発明は、学習者の眼前に配置されるディスプレイと、学習者の視線方向に応じた視線情報を出力する視線方向検出手段と、再生を開始してからの所定時間帯である判定時間帯の再生画面中において学習者が視認するべき要素を含む要素判定領域が予め設定されている評価用動画を再生した再生画面を前記ディスプレイに表示する動画再生手段と、前記評価用動画が記憶されている記憶手段と、前記判定時間帯の前記再生画面中における前記要素判定領域と、前記視線情報と、に基づいて学習者が前記要素を視認したか否かを判定する要素視認判定手段と、前記要素視認判定手段の判定結果に基づいて学習者の習熟度を判定する評価手段と、を有する、習熟度判定システムである。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る習熟度判定システムであって、前記評価用動画には、前記判定時間帯が、単数または複数設定されており、それぞれの前記判定時間帯において、それぞれの前記要素判定領域が設定されており、それぞれの前記判定時間帯以降に対して、複数の分岐動画が含まれており、複数の前記分岐動画には、学習者が前記判定時間帯に前記要素判定領域を視認した場合に再生するべき視認時分岐動画と、学習者が前記判定時間帯に前記要素判定領域を視認しなかった場合に再生するべき非視認時分岐動画と、が含まれており、前記動画再生手段は、前記要素視認判定手段の判定結果に基づいて、前記分岐動画の中から前記視認時分岐動画または前記非視認時分岐動画を選定し、前記判定時間帯以降に、選定した前記視認時分岐動画または前記非視認時分岐動画を再生した再生画面を前記ディスプレイに表示する、習熟度判定システムである。
次に、本発明の第3の発明は、上記第2の発明に係る習熟度判定システムであって、学習者からの入力に応じた入力情報を出力する操作入力手段を有し、前記視認時分岐動画は、前記入力情報に対応させて複数が用意されており、前記動画再生手段は、前記視認時分岐動画を選定する際、前記操作入力手段からの前記入力情報に対応する前記視認時分岐動画を選定し、選定した前記視認時分岐動画を再生した再生画面を前記ディスプレイに表示する、習熟度判定システムである。
次に、本発明の第4の発明は、上記第2の発明に係る習熟度判定システムであって、前記評価手段は、前記判定時間帯に達してから学習者が前記要素を視認するまでに要した時間、あるいは、前記判定時間帯において、学習者が前記要素を視認している累積時間、の少なくとも1つに基づいて、学習者の習熟度を判定する、習熟度判定システムである。
次に、本発明の第5の発明は、上記第3の発明に係る習熟度判定システムであって、前記評価手段は、前記判定時間帯に達してから学習者が前記要素を視認するまでに要した時間、あるいは、前記判定時間帯において、学習者が前記要素を視認している累積時間、あるいは、前記判定時間帯における前記操作入力手段からの前記入力情報、あるいは、前記判定時間帯に達してから前記操作入力手段から所定の入力情報が入力されるまでに要した時間、の少なくとも1つに基づいて、学習者の習熟度を判定する、習熟度判定システムである。
次に、本発明の第6の発明は、上記第1の発明〜第5の発明のいずれか1つに係る習熟度判定システムであって、前記ディスプレイと、前記視線方向検出手段と、を有するヘッドマウントディスプレイと、前記動画再生手段と、前記要素視認判定手段と、前記評価手段と、を有するコンピュータと、を有する、習熟度判定システムである。
次に、本発明の第7の発明は、上記第1の発明〜第6の発明のいずれか1つに係る習熟度判定システムであって、さらに、前記ディスプレイとは別体とされた表示装置と、前記ディスプレイに表示されている表示画面を前記表示装置に表示させる外部出力手段と、を有している、習熟度判定システムである。
次に、本発明の第8の発明は、学習者の眼前に配置されるディスプレイと学習者の視線方向に応じた視線情報を出力する視線方向検出手段とを有するヘッドマウントディスプレイと、評価用動画が記憶されている記憶手段と、に接続されたコンピュータを動作させる習熟度判定プログラムであって、前記評価用動画には、再生を開始してからの所定時間帯である判定時間帯の再生画面中において学習者が視認するべき要素を含む要素判定領域が予め設定されており、前記コンピュータを、前記評価用動画を再生した再生画面を前記ディスプレイに表示する動画再生手段、前記判定時間帯の前記再生画面中における前記要素判定領域と、前記視線情報と、に基づいて学習者が前記要素を視認したか否かを判定する要素視認判定手段、前記要素視認判定手段の判定結果に基づいて学習者の習熟度を判定する評価手段、として機能させる習熟度判定プログラムである。
次に、本発明の第9の発明は、上記第8の発明に係る習熟度判定プログラムであって、前記評価用動画には、前記判定時間帯が、単数または複数設定されており、それぞれの前記判定時間帯において、それぞれの前記要素判定領域が設定されており、それぞれの前記判定時間帯以降に対して、複数の分岐動画が含まれており、複数の前記分岐動画には、学習者が前記判定時間帯に前記要素判定領域を視認した場合に再生するべき視認時分岐動画と、学習者が前記判定時間帯に前記要素判定領域を視認しなかった場合に再生するべき非視認時分岐動画と、が含まれており、前記コンピュータを、前記動画再生手段として機能させる際、前記要素視認判定手段の判定結果に基づいて、前記分岐動画の中から前記視認時分岐動画または前記非視認時分岐動画を選定し、前記判定時間帯以降に、選定した前記視認時分岐動画または前記非視認時分岐動画を再生した再生画面を前記ディスプレイに表示させる、習熟度判定プログラムである。
次に、本発明の第10の発明は、上記第9の発明に係る習熟度判定プログラムであって、学習者からの入力に応じた入力情報を出力する操作入力手段を有し、前記視認時分岐動画は、前記入力情報に対応させて複数が用意されており、前記コンピュータを、前記動画再生手段として機能させる際、前記視認時分岐動画を選定する際、前記操作入力手段からの前記入力情報に対応する前記視認時分岐動画を選定させ、選定させた前記視認時分岐動画を再生した再生画面を前記ディスプレイに表示させる、習熟度判定プログラムである。
次に、本発明の第11の発明は、上記第9の発明に係る習熟度判定プログラムであって、前記コンピュータを、前記評価手段として機能させる際、前記判定時間帯に達してから学習者が前記要素を視認するまでに要した時間、あるいは、前記判定時間帯において、学習者が前記要素を視認している累積時間、の少なくとも1つに基づいて、学習者の習熟度を判定させる、習熟度判定プログラムである。
次に、本発明の第12の発明は、上記第10の発明に係る習熟度判定プログラムであって、前記コンピュータを、前記評価手段として機能させる際、前記判定時間帯に達してから学習者が前記要素を視認するまでに要した時間、あるいは、前記判定時間帯において、学習者が前記要素を視認している累積時間、あるいは、前記判定時間帯における前記操作入力手段からの前記入力情報、あるいは、前記判定時間帯に達してから前記操作入力手段から所定の入力情報が入力されるまでに要した時間、の少なくとも1つに基づいて、学習者の習熟度を判定させる、習熟度判定プログラムである。
次に、本発明の第13の発明は、上記第8の発明〜第12の発明のいずれか1つに係る習熟度判定プログラムであって、前記コンピュータを、さらに、前記ディスプレイに表示している表示画面を、前記ディスプレイとは別体とされた表示装置に表示させる外部出力手段、として機能させる、習熟度判定プログラムである。
第1の発明によれば、学習者の眼前に配置されたディスプレイに評価用動画の再生画面を表示することで、動画を用いて学習者の習熟の機会を与えることができる。また、判定時間帯における再生画面中の要素判定領域と、視線情報と、に基づいて、学習者が要素を視認したか否かを容易に判定することができる。そして、この判定結果に基づいて、学習者の習熟度を適切に判定することができる。
第2の発明によれば、学習者の要素の視認に応じて、異なる動画を視聴させることができる。従って、学習者、及び期待する習熟度、に応じた複数の評価用動画を用意する必要が無いので便利である。また、学習者は、習熟度に応じた動画を視聴することになるので、より短時間に習熟度を向上させることができる。
第3の発明によれば、学習者の要素の視認だけで無く、学習者の対処(入力)にも応じて、異なる動画を視聴させることができる。従って、学習者の習熟度をより向上させることができるとともに、学習者の習熟度を適切に判定することができる。
第4の発明によれば、学習者の習熟度の判定を、より適切に、より容易に行うことができる。
第5の発明によれば、学習者の習熟度の判定を、より適切に、より容易に行うことができる。
第6の発明によれば、習熟度判定システムを、比較的シンプルなシステムにて容易に実現することができる。
第7の発明によれば、例えば、複数の受講者を収容した教室内に比較的大型の表示装置を配置し、一部の受講者を習熟者に選定し、選定した習熟者にディスプレイ等を装着させる。そして習熟者のディスプレイに表示されている表示画面を表示装置に映し出すことで、表示装置に表示された表示画面を見ている他の受講者(ディスプレイ等を装着していない受講者)の習熟度の向上に寄与できる。
第8の発明によれば、第1の発明の習熟度判定システムの動作をさせる習熟度判定プログラムを、適切に実現することができる。
第9の発明によれば、第2の発明の習熟度判定システムの動作をさせる習熟度判定プログラムを、適切に実現することができる。
第10の発明によれば、第3の発明の習熟度判定システムの動作をさせる習熟度判定プログラムを、適切に実現することができる。
第11の発明によれば、第4の発明の習熟度判定システムの動作をさせる習熟度判定プログラムを、適切に実現することができる。
第12の発明によれば、第5の発明の習熟度判定システムの動作をさせる習熟度判定プログラムを、適切に実現することができる。
第13の発明によれば、第7の発明の習熟度判定システムの動作をさせる習熟度判定プログラムを、適切に実現することができる。
第1の実施の形態における習熟度判定システムの全体構成の例を説明する図である。 第1の実施の形態におけるコンピュータの入出力を説明する図である。 第1の実施の形態における評価用動画の構成の例を説明する図である。 第1の実施の形態におけるコンピュータに搭載された習熟度判定プログラムの動作を説明する状態遷移図である。 第1の実施の形態における評価用動画(開始時動画)の再生画面の例を説明する図である。 第1の実施の形態における評価用動画(開始時動画)の再生画面の例を説明する図である。 第1の実施の形態における評価用動画(非視認時分岐動画)の再生画面の例を説明する図である。 第1の実施の形態における評価手段の評価結果の例を説明する図である。 第1の実施の形態における評価用動画(開始時動画)の再生画面の例を説明する図である。 第1の実施の形態における評価手段の評価結果の例を説明する図である。 第1の実施の形態における評価用動画(視認時分岐動画)の再生画面の例を説明する図である。 第1の実施の形態における評価用動画(非視認時分岐動画)の再生画面の例を説明する図である。 第1の実施の形態における評価手段の評価結果の例を説明する図である。 第1の実施の形態における評価手段の評価結果の例を説明する図である。 第1の実施の形態における評価用動画(視認時分岐動画)の再生画面の例を説明する図である。 第1の実施の形態における評価手段の評価結果の例を説明する図である。 第2の実施の形態における習熟度判定システムの全体構成の例を説明する図である。 第2の実施の形態における評価用動画の構成の例を説明する図である。 第2の実施の形態におけるコンピュータに搭載された習熟度判定プログラムの動作を説明する状態遷移図である。 第2の実施の形態における評価手段の評価結果の例を説明する図である。 第1または第2の実施の形態の習熟度評価システムを単数または複数用意し、各習熟度評価システムの表示画面を別体の表示装置に出力する、第3の実施の形態の習熟度判定システムの全体構成の例を説明する図である。
●[第1の実施の形態(図1〜図16)]
以下に本発明を実施するための第1の実施の形態を、図面を用いて説明する。第1の実施の形態では、評価用時間帯及び要素判定領域を設定した評価用動画を学習者に視聴させ、再生画面中の学習者の視点位置や、操作入力手段からの学習者の入力等に応じて、評価用動画を変更するとともに学習者の習熟度を判定する。
●[習熟度判定システム1の全体構成(図1)と、コンピュータの入出力(図2)]
図1に示すように、第1の実施の形態における習熟度判定システム1は、ヘッドマウントディスプレイ10(以下、HMD10と記載する)、操作入力手段20R、20L、コンピュータ30等にて構成されている。
HMD10は、本体部11、ディスプレイ12、視線方向検出手段13、装着ベルト14、ヘッドフォン16等を有している。HMD10は、本体部11が学習者の眼前に配置されるように、装着ベルト14によって学習者の頭部に固定される。またHMD10は、コンピュータ30と種々の情報を双方向に通信可能となるように、有線または無線にて接続されている。本体部11には、ディスプレイ12と視線方向検出手段13が収容されている。
ディスプレイ12は、例えば有機ELモニタであり、学習者の眼前に配置され、コンピュータ30が評価用動画を再生した再生画面を表示する。ヘッドフォン16は、学習者の左右の耳のそれぞれを覆うように配置され、コンピュータが再生した評価用動画に同期して再生させる音声を出力する。
視線方向検出手段13は、例えば赤外線を用いた眼球運動観測装置であり、学習者の眼球の動きや瞳孔の楕円形状等を検出して、学習者の視線方向に応じた視線情報を、無線または有線にてコンピュータ30に出力する。
操作入力手段20Rは、学習者の右手に把持され、学習者の右手からの操作(入力)を検出し、検出した操作(入力)を含む入力情報を、無線または有線にてコンピュータ30に出力する。同様に、操作入力手段20Lは、学習者の左手に把持され、学習者の左手からの操作(入力)を検出し、検出した操作(入力)を含む入力情報を、無線または有線にてコンピュータ30に出力する。学習者は、把持した操作入力手段20R、20Lを用いて、例えば、ガスコンロやフライパン等がディスプレイ12に表示されている再生画面中のガスコンロの火力を調整したり、フライパンを持ち上げたり、再生画面中に表示された複数の選択肢の中から所望する選択肢を選択したりすることができる。つまり、操作入力手段20R、20Lは、仮想現実内の要素等を操作や、仮想現実内での種々の入力を行うためのものである。
コンピュータ30は、例えばパーソナルコンピュータであり、図2に示すように、制御手段31(CPU等)、記憶手段32(Hard Disk Drive等)、通信手段33、音声出力手段34(スピーカ等)、表示手段35(モニタ等)、入力手段36(キーボードやマウス等)を有している。
記憶手段32には、評価用動画が記憶されている。評価用動画は、学習者に仮想現実を体験させるための動画であり、本実施の形態では、料理(目玉焼きの作成)の動画を例として説明する。また評価用動画には、再生を開始してからの所定時間帯である判定時間帯の再生画面中において、学習者が視認するべき要素を含む要素判定領域が予め設定されている。なお、評価用動画の構成等の詳細については後述する。また記憶手段32には、習熟度判定プログラムが格納されており、習熟度判定プログラムは、制御手段31を(すなわち、コンピュータ30を)、動画再生手段31A、要素視認判定手段31B、評価手段31C、外部出力手段31D、として機能させるが、これらの機能の詳細については後述する。なお記憶手段32は、コンピュータ30の内部に配置されていても良いし、コンピュータ30の外部に配置されていても良い。例えば記憶手段32は、コンピュータ30からアクセス可能なインターネット上に配置されていてもよい。
通信手段33は、例えば無線通信回路であり、操作入力手段20R、20Lからの入力情報を無線で受信する。
音声出力手段34は、制御手段31からの音声情報を音声に変換して出力する。なお、表示手段35は、パーソナルコンピュータのモニタであるので説明を省略する。また、入力手段36は、パーソナルコンピュータのキーボードやマウス等であるので説明を省略する。
制御手段31は、記憶手段32に記憶されている習熟度判定プログラムに従って動作し、記憶手段32に記憶されている判定用動画を再生した再生画面を、HMD10のディスプレイ12表示する。また制御手段31は、視線方向検出手段13から視線情報が入力され、入力された視線情報に基づいて、学習者の視線方向を検出することができる。また制御手段31は、通信手段33を介して操作入力手段20R、20Lからの入力情報を受信し、受信した入力情報に基づいて、学習者の操作(入力)を検出することができる。なお、習熟度判定プログラムにて機能する動画再生手段31A、要素視認判定手段31B、評価手段31C、外部出力手段31Dについては、後述する。
●[評価用動画の構成(図3)]
次に図3を用いて、第1の実施の形態にて利用する評価用動画の構成の例について説明する。なお、評価用動画の再生画面等の例については後述する。本実施の形態では、料理(目玉焼きの作成)の評価用動画を例として説明する。図3の例に示す評価用動画には、開始時動画A00、非視認時分岐動画B11、視認時分岐動画A11、A12、非視認時分岐動画B21、視認時分岐動画A21、A22が含まれている。なお、図3において再生時間として記載されている(02:00)等は、ひとつの例であり、この再生時間に限定されるものではない。
開始時動画A00は、評価用動画の再生を開始した場合に、無条件で再生される動画である。開始時動画A00は、再生時間t00〜t12(例えば再生時間00(分):00(秒)〜02(分):05(秒))までの動画である。また、再生時間t11〜t12(例えば再生時間02(分):00(秒)〜02(分):05(秒))は、第1判定時間帯T1が設定されており、第1判定時間帯T1の再生画面内には第1要素判定領域が設定されている。第1判定時間帯T1の間における、学習者の第1要素判定領域の視認状態や操作入力手段からの入力状態に応じて、再生時間t12以降に再生される動画が変更される。
非視認時分岐動画B11は、再生時間t12〜t13(例えば再生時間02(分):05(秒)〜02(分):10(秒))までの動画であり、第1判定時間帯T1の間、学習者が第1要素判定領域を視認しなかった場合に再生される動画であり、学習者の習熟度が非常に低い場合に再生される動画である。この非視認時分岐動画B11が再生された場合、評価用動画は再生時間t13で終了する。
視認時分岐動画A11は、再生時間t12〜t13(例えば再生時間02(分):05(秒)〜02(分):10(秒))までの動画であり、第1判定時間帯T1の間に学習者が第1要素判定領域を視認したが、視認後の学習者の行動が適切でない場合に再生される動画であり、学習者の習熟度が低い場合に再生される動画である。この視認時分岐動画A11が再生された場合、評価用動画は再生時間t13で終了する。
視認時分岐動画A12は、再生時間t12〜t22(例えば再生時間02(分):05(秒)〜05(分):30(秒))までの動画であり、第1判定時間帯T1の間に学習者が第1要素判定領域を視認し、かつ、視認後の学習者の行動が適切である場合(習熟度が高い場合)に再生される動画である。また視認時分岐動画A12には、再生時間t21〜t22(例えば再生時間05(分):00(秒)〜05(分):30(秒))に第2判定時間帯T2が設定されており、第2判定時間帯T2の再生画面内には第2要素判定領域が設定されている。第2判定時間帯T2の間における、学習者の第2要素判定領域の視認状態や操作入力手段からの入力状態に応じて、再生時間t22以降に再生される動画が変更される。
非視認時分岐動画B21は、再生時間t22〜t23(例えば再生時間05(分):30(秒)〜06(分):30(秒))までの動画であり、第2判定時間帯T2の間、学習者が第2要素判定領域を視認しなかった場合に再生される動画であり、学習者の習熟度が低い場合に再生される動画である。この非視認時分岐動画B21が再生された場合、評価用動画は再生時間t23で終了し、例えば、目玉焼きの焼きすぎにより焦げが発生して失敗となる。
視認時分岐動画A21は、再生時間t22〜t23(例えば再生時間05(分):30(秒)〜06(分):30(秒))までの動画であり、第2判定時間帯T2の間に学習者が第2要素判定領域を視認したが、視認後の学習者の行動が適切でない場合に再生される動画であり、学習者の習熟度が中間レベル程度の場合に再生される動画である。この視認時分岐動画A21が再生された場合、評価用動画は再生時間t23で終了し、例えば、目玉焼きの焼きすぎにより焦げが発生して失敗となる。
視認時分岐動画A22は、再生時間t22〜t23(例えば再生時間05(分):30(秒)〜06(分):30(秒))までの動画であり、第2判定時間帯T2の間に学習者が第2要素判定領域を視認し、かつ、視認後の学習者の行動が適切である場合に再生される動画であり、学習者の習熟度が高い場合に再生される動画である。この視認時分岐動画A22が再生された場合、評価用動画は再生時間t23で終了し、例えば、白身が適度な焼き具合となった目玉焼きの料理に成功する。
このように、評価用動画には、単数または複数の判定時間帯が設定されている。そして評価用動画には、判定時間帯以降に対して、複数の分岐動画が含まれている。図3の例の評価用動画には、第1判定時間帯T1以降に対して、非視認時分岐動画B11、視認時分岐動画A11、A12が含まれている。また図3の例の評価用動画には、第2判定時間帯T2以降に対して、非視認時分岐動画B21、視認時分岐動画A21、A22が含まれている。また、非視認時分岐動画B11は、学習者が第1判定時間帯T1に第1要素判定領域を視認しなかった場合に再生するべき分岐動画であり、非視認時分岐動画B21は、学習者が第2判定時間帯T2に第2要素判定領域を視認しなかった場合に再生するべき分岐動画である。また、視認時分岐動画A11、A12は、学習者が第1判定時間帯T1に第1要素判定領域を視認した場合に再生するべき分岐動画であり、視認時分岐動画A21、A22は、学習者が第2判定時間帯T2に第2要素判定領域を視認した場合に再生するべき分岐動画である。また第1判定時間帯T1に対応する視認時分岐動画A11、A12は、操作入力手段からの入力情報に対応させて複数(この場合、2つ)が用意されている。同様に、第2判定時間帯T2に対応する視認時分岐動画A21、A22は、操作入力手段からの入力情報に対応させて複数(この場合、2つ)が用意されている。
●[習熟度判定プログラムの動作(図4)と、評価用動画の再生画面等の例(図5〜図16)]
図4は、習熟度判定プログラムの動作を説明する状態遷移図であり、図5〜図16は、評価用動画の再生画面等の例を示している。以下、図4に示す状態遷移図を用いて習熟度判定プログラムの動作について説明する。また本実施の形態の説明では、料理(目玉焼きの作成)の評価用動画を例として説明する。図4に示す状態遷移図には、準備状態S0、通常再生状態S1、第1判定時間帯・視認無し状態S2、第1判定時間帯・視認有り状態S3、第2判定時間帯・視認無し状態S4、第2判定時間帯・視認有り状態S5、再生終了・評価表示状態S6、の各動作状態がある。以下、各動作状態での動作、及び遷移条件等について説明する。
●[準備状態S0]
制御手段31は、イベントev00が検出されると、準備状態S0に動作状態を遷移させる。例えばイベントev00の例は、以下に記載したとおりである。
・[イベントev00]:学習者による習熟度判定システム1の起動
準備状態S0では、制御手段31は、学習者にHMD10の装着を促し、ディスプレイ12に「キャリブレーション用目印」を表示しながら当該キャリブレーション用目印を種々の方向に移動させるとともに、キャリブレーション用目印に集中するように学習者を促し、視線方向検出手段13からの視線情報を取り込む。そして制御手段31は、キャリブレーション用目印の位置と当該キャリブレーション用目印の位置に対する視線情報と、に基づいて、学習者の視線方向の検出に必要なキャリブレーションを行う。そして制御手段31は、キャリブレーションが終了すると、学習者に動画の再生の開始を促す。
準備状態S0において、制御手段31は、イベントev01が検出されると、処理p01を実行して、準備状態S0から通常再生状態S1に動作状態を遷移させる。例えばイベントev01と処理p01の例は、以下に記載したとおりである。
・[イベントev01]:学習者からの評価用動画の再生の開始指示
・[処理p01]:制御手段31による開始時動画A00(図3参照)の選定
●[通常再生状態S1]
通常再生状態S1では、制御手段31は、選定している動画を再生し、再生の際、再生している動画中に評価時間帯があるか否かを判定しながら動画を再生する。例えば準備状態S0から遷移してきた場合、制御手段31は、処理p01で選定した開始時動画A00を再生して再生画面をHMD10のディスプレイ12に表示させる。また制御手段31は、後述するように、再生画面中に学習者の視点位置、視点軌跡等を表示する。
図5に示す再生画面G00の例は、通常再生状態S1にて開始時動画A00の再生を開始した時点(00(分):00(秒))の例を示している。再生画面G00には、火力調整手段Y04にて弱火とされたガスコンロに、フライパンY01が置かれ、フライパンY01の中に玉子Y02の白身及び黄身が投入され、フライパンY01にガラス蓋Y03が被せられた状態が表示されている。なお、符号Y**は、再生画面中の各要素を示している。また再生画面G00の右上位置には、再生時間表示領域Gaが設定されており、当該再生時間表示領域Gaには、評価用動画の再生を開始してからの経過時間が表示される。また再生画面G00の左上位置には、選択肢表示領域Gsが設定されており、学習者に選択肢を表示する際、この選択肢表示領域Gsに選択肢が表示される。制御手段31は、視線方向検出手段13からの視線情報に基づいて学習者の視線方向を求め、再生画面中における学習者の視点位置K1を判定し、再生画面中に視点位置K1を表示する。図5中において、例えば視点位置K1は「V」記号で表示され、当該視点位置K1の移動軌跡K2も再生画面中に表示される。
通常再生状態S1では、制御手段31は、イベントev12が検出されると、動作状態を通常再生状態S1から第1判定時間帯・視認無し状態S2へと遷移させる。例えばイベントev12の例は、以下に記載したとおりである。例えば開始時動画A00における再生時間02(分):00(秒)〜再生時間02(分):05(秒)が第1判定時間帯T1に設定されている場合、制御手段31は、再生時間02(分):00(秒)に達した際、イベントev12が発生したと判定して、動作状態を通常再生状態S1から第1判定時間帯・視認無し状態S2へと遷移させる。
・[イベントev12]:開始時動画A00を再生している際、開始時動画A00に設定されている第1評価時間帯に達した場合
●[第1判定時間帯・視認無し状態S2]
第1判定時間帯・視認無し状態S2では、制御手段31は、選定されている開始時動画A00における第1判定時間帯T1の再生画面をディスプレイ12に表示させながら、視線方向検出手段13からの視線情報に基づいて学習者の視線方向を求め、再生画面中における学習者の視点位置を判定する。なお、第1判定時間帯T1の再生画面には、学習者が視認するべき要素が表示され、当該要素を含む要素判定領域が設定されている。制御手段31は、学習者の視点位置が、要素判定領域内にあるか否かを判定することで、学習者が、視認するべき要素を視認したか否かを判定する。また制御手段31は、学習者の視点位置が要素判定領域内にある場合の再生時間を記憶する(習熟度の判定で使用する)。
第1判定時間帯・視認無し状態S2では、制御手段31は、イベントev23が検出されると、動作状態を第1判定時間帯・視認無し状態S2から第1判定時間帯・視認有り状態S3へと遷移させる。また制御手段31は、イベントev21が検出されると、処理p21を実行し、動作状態を第1判定時間帯・視認無し状態S2から通常再生状態S1へと遷移させる。
図6の再生画面G01の例は、開始時動画A00が第1判定時間帯T1に達し、第1判定時間帯・視認無し状態S2での再生画面の例を示しており、再生画面G01の再生時間表示領域Gaには02(分):01(秒)が表示されている。そして第1判定時間帯T1(この例では、02:00〜02:05)では、レジ袋Y05が、フラフラと浮遊しながらガスコンロに近づく様子が再生画面G01に表示される。この例では、レジ袋Y05が、学習者が視認するべき要素であり、レジ袋Y05を囲むように第1要素判定領域Gy1が設定されている。なお図6の例では、視点位置K1は「V」記号で表示され、視点位置K1の移動軌跡K2が表示されている例を示している。
また、例えばイベントev23、イベントev21、処理p21の例は、以下に記載したとおりである。
・[イベントev23]:第1判定時間帯T1内において、学習者の視点位置K1が、第1要素判定領域Gy1内に存在した時間が視認判定時間以上(例えば1[sec]以上)である場合(学習者がレジ袋Y05(第1要素)を視認した場合)
・[イベントev21]:「第1判定時間帯T1が終了」、かつ、「第1判定時間帯T1内において、学習者の視点位置K1が、第1要素判定領域Gy1内に存在しなかった、あるいは存在した時間が視認判定時間未満である場合(学習者がレジ袋Y05(第1要素)を視認しなかった場合)」
・[処理p21]:制御手段31による非視認時分岐動画B11(図3参照)の選定
●[通常再生状態S1]
制御手段31は、イベントev21にて第1判定時間帯・視認無し状態S2から通常再生状態S1に動作状態を遷移させた場合、処理p21にて選定した非視認時分岐動画B11を再生した再生画面をディスプレイ12に表示する。
図7に示す再生画面G10の例は、非視認時分岐動画B11における再生時間02:10の再生画面の例を示している。この例では、ガスコンロの近くへと浮遊してきたレジ袋Y05にガスコンロの火が燃え移って、評価用動画の再生が終了する。そして制御手段31は、イベントev16が検出されると、処理p16を実行し、動作状態を通常再生状態S1から再生終了・評価表示状態S6へと遷移させる。例えばイベントev16、処理p16の例は、以下に記載したとおりである。
・[イベントev16]:再生している動画が終了した場合
・[処理p16]:習熟度の評価結果を算出
●[再生終了・評価表示状態S6]
再生終了・評価表示状態S6では、制御手段31は、評価結果を表示する。図8の表示画面GB11は、非視認時分岐動画B11の再生が終了した後に表示された習熟度の評価結果の例を示している。図8に示す例では、[危険予知]である第1判定時間帯T1におけるレジ袋の浮遊に対する評価結果は、レジ袋が出現した第1判定時間帯T1のスタート時から視認するまでの時間が「視認なし」であり、視認の累積時間が「0[sec]:良くない」であったことが表示されている。また、[料理のコツ]である第2判定時間帯T2(05:00〜05:30)におけるガスコンロの火を止めるタイミングに対する評価結果は、目玉焼きの白身が適度に固まりはじめてから視認するまでの時間が「未到達、評価不能」(非視認時分岐動画B11では、第2判定時間帯T2に達することなく動画が終了)であり、(ガスコンロの)火を止めるまでの時間が「未到達、評価不能」であることが表示されている。
●[第1判定時間帯・視認有り状態S3]
制御手段31は、イベントev23にて第1判定時間帯・視認無し状態S2から第1判定時間帯・視認有り状態S3へ動作状態を遷移させた場合、選定されている開始時動画A00における第1判定時間帯T1の再生画面をディスプレイ12に表示させながら、再生画面中における学習者の視点位置を判定し、操作入力手段20R、20Lからの学習者の入力を判定する。また制御手段31は、学習者の視点位置が要素判定領域内にある場合の再生時間を記憶し、操作入力手段20R、20Lから入力があった場合の再生時間を記憶する(習熟度の判定で使用する)。
図9に示す再生画面G02の例は、開始時動画A00における再生時間02:02の再生画面の例を示しており、制御手段31が、学習者の第1要素判定領域Gy1の視認の判定により、選択肢表示領域Gsに「選択して下さい(1)ガスコンロの火力をさらに弱くする、(2)レジ袋を取り除く」と表示された例を示している。さらに、選択肢表示領域Gs内の表示内容を読み上げた音声をヘッドフォン16から出力するようにしてもよい。制御手段31は、イベントev31Aが検出されると、処理p31Aを実行して、動作状態を第1判定時間帯・視認有り状態S3から通常再生状態S1へと遷移させる。また制御手段31は、イベントev31Bが検出されると、処理p31Bを実行して、動作状態を第1判定時間帯・視認有り状態S3から通常再生状態S1へと遷移させる。
例えばイベントev31A、処理p31A、イベントev31B、処理p31Bの例は、以下に記載したとおりである。
・[イベントev31A]:「第1判定時間帯T1が終了」、かつ、「第1判定時間帯T1内に操作入力手段20R、20Lからの入力がない場合、あるいは、操作入力手段20R、20Lから(1)が選択された場合、あるいは、操作入力手段20R、20Lにて再生画面中のガスコンロの火力をさらに弱くする行動が検出された場合」
・[処理p31A]:制御手段31による視認時分岐動画A11(図3参照)の選定
・[イベントev31B]:「第1判定時間帯T1が終了」、かつ、「操作入力手段20R、20Lから(2)が選択された場合、あるいは、操作入力手段20R、20Lにて再生画面中のレジ袋Y05を取り除く行動が検出された場合」
・[処理p31B]:制御手段31による視認時分岐動画A12(図3参照)の選定
●[通常再生状態S1]
制御手段31は、イベントev31Aにて第1判定時間帯・視認有り状態S3から通常再生状態S1に動作状態を遷移させた場合、処理p31Aにて選定した視認時分岐動画A11を再生した再生画面をディスプレイ12に表示する。
視認時分岐動画A11における再生時間02:10の再生画面の例は、図7に示した非視認時分岐動画B11における再生時間02:10と同じであり、ガスコンロの近くへと浮遊してきたレジ袋Y05にガスコンロの火が燃え移って、評価用動画の再生が終了する。そして制御手段31は、イベントev16が検出されると、処理p16を実行し、動作状態を通常再生状態S1から再生終了・評価表示状態S6へと遷移させる。例えばイベントev16、処理p16の例は、上述したとおりである。
●[再生終了・評価表示状態S6]
再生終了・評価表示状態S6では、制御手段31は、評価結果を表示する。図10の表示画面GA11は、視認時分岐動画A11の再生が終了した後に表示された習熟度の評価結果の例を示している。図10に示す例では、[危険予知]である第1判定時間帯T1におけるレジ袋の浮遊に対する評価結果は、レジ袋が出現した第1判定時間帯T1のスタート時から視認するまでの時間が「0.8[sec]:良い」であり、視認の累積時間が「3.2[sec]:良い」であったことが表示されている。また、[料理のコツ]である第2判定時間帯T2(05:00〜05:30)におけるガスコンロの火を止めるタイミングに対する評価結果は、目玉焼きの白身が適度に固まりはじめてから視認するまでの時間が「未到達、評価不能」(視認時分岐動画A11では、第2判定時間帯T2に達することなく動画が終了)であり、(ガスコンロの)火を止めるまでの時間が「未到達、評価不能」であることが表示されている。
●[通常再生状態S1]
制御手段31は、イベントev31Bにて第1判定時間帯・視認有り状態S3から通常再生状態S1に動作状態を遷移させた場合、処理p31Bにて選定した視認時分岐動画A12を再生した再生画面をディスプレイ12に表示し、再生画面中に学習者の視点位置及び移動軌跡を表示する。なお、視認時分岐動画A12には、第2判定時間帯T2が設定されている(図3参照)。そして制御手段31は、イベントev14が検出されると、通常再生状態S1から第2評価時間帯・視認無し状態S4へと動作状態を遷移させる。例えばイベントev14の例は、以下に記載したとおりである。
・[イベントev14]:視認時分岐動画A12を再生している際、視認時分岐動画A12に設定されている第2評価時間帯に達した場合
●[第2判定時間帯・視認無し状態S4]
第2判定時間帯・視認無し状態S4では、制御手段31は、選定されている視認時分岐動画A12における第2判定時間帯T2の再生画面をディスプレイ12に表示させながら、視線方向検出手段13からの視線情報に基づいて学習者の視線方向を求め、再生画面中における学習者の視点位置を判定する。なお、第2判定時間帯T2の再生画面には、学習者が視認するべき要素が表示され、当該要素を含む要素判定領域が設定されている。制御手段31は、学習者の視点位置が、要素判定領域内にあるか否かを判定することで、学習者が、視認するべき要素を視認したか否かを判定する。また制御手段31は、学習者の視点位置が要素判定領域内にある場合の再生時間を記憶する(習熟度の判定で使用する)。
第2判定時間帯・視認無し状態S4では、制御手段31は、イベントev45が検出されると、動作状態を第2判定時間帯・視認無し状態S4から第2判定時間帯・視認有り状態S5へと遷移させる。また制御手段31は、イベントev41が検出されると、処理p41を実行し、動作状態を第2判定時間帯・視認無し状態S4から通常再生状態S1へと遷移させる。
図11の再生画面G11の例は、視認時分岐動画A12が第2判定時間帯T2に達し、第2判定時間帯・視認無し状態S4での再生画面の例を示しており、再生画面G11の再生時間表示領域Gaには05(分):10(秒)が表示されている。そして第2判定時間帯T2(この例では、05:00〜05:30)では、玉子Y02の白身が固まり始めた様子が再生画面G11に表示される。この例では、玉子Y02の白身が、学習者が視認するべき要素であり、玉子Y02の白身を囲むように第2要素判定領域Gy2が設定されている。なお図11の例では、視点位置K1は「V」記号で表示され、視点位置K1の移動軌跡K2が表示されている例を示している。
また、例えばイベントev45、イベントev41、処理p41の例は、以下に記載したとおりである。
・[イベントev45]:第2判定時間帯T2内において、学習者の視点位置K1が、第2要素判定領域Gy2内に存在した時間が視認判定時間以上(例えば1[sec]以上)である場合(学習者が玉子Y02の白身(第2要素)を視認した場合)
・[イベントev41]:「第2判定時間帯T2が終了」、かつ、「第2判定時間帯T2内において、学習者の視点位置K1が、第2要素判定領域Gy2内に存在しなかった、あるいは存在した時間が視認判定時間未満である場合(学習者が玉子Y02の白身(第2要素)を視認しなかった場合)」
・[処理p41]:制御手段31による非視認時分岐動画B21(図3参照)の選定
●[通常再生状態S1]
制御手段31は、イベントev41にて第2判定時間帯・視認無し状態S4から通常再生状態S1に動作状態を遷移させた場合、処理p41にて選定した非視認時分岐動画B21を再生した再生画面をディスプレイ12に表示する。
図12に示す再生画面G20の例は、非視認時分岐動画B21における再生時間06:30の再生画面の例を示している。この例では、第2判定時間帯T2にガスコンロの火を止めなかったので、玉子Y02の白身の焼きすぎによる焦げが発生して、評価用動画の再生が終了する。そして制御手段31は、イベントev16が検出されると、処理p16を実行し、動作状態を通常再生状態S1から再生終了・評価表示状態S6へと遷移させる。例えばイベントev16、処理p16の例は、上述したとおりである。
●[再生終了・評価表示状態S6]
再生終了・評価表示状態S6では、制御手段31は、評価結果を表示する。図13の表示画面GB21は、非視認時分岐動画B21の再生が終了した後に表示された習熟度の評価結果の例を示している。図13に示す例では、[危険予知]である第1判定時間帯T1におけるレジ袋の浮遊に対する評価結果は、レジ袋が出現した第1判定時間帯T1のスタート時から視認するまでの時間が「0.3[sec]:非常に良い」であり、視認の累積時間が「3.0[sec]:良い」であったことが表示されている。また、[料理のコツ]である第2判定時間帯T2(05:00〜05:30)におけるガスコンロの火を止めるタイミングに対する評価結果は、目玉焼きの白身が適度に固まりはじめてから視認するまでの時間が「(視認なし)」であり、(ガスコンロの)火を止めるまでの時間が「止めなかった:遅い」であることが表示されている。
●[第2判定時間帯・視認有り状態S5]
制御手段31は、イベントev45にて第2判定時間帯・視認無し状態S4から第2判定時間帯・視認有り状態S5へ動作状態を遷移させた場合、選定されている視認時分岐動画A12における第2判定時間帯T2の再生画面をディスプレイ12に表示させながら、再生画面中における学習者の視点位置を判定し、操作入力手段20R、20Lからの学習者の入力を判定する。
図11に示す再生画面G11の例は、視認時分岐動画A12における再生時間05:10の再生画面の例を示しており、制御手段31が、学習者の第2要素判定領域Gy2の視認の判定により、選択肢表示領域Gsに「選択して下さい(1)ガスコンロの火力をさらに弱くする、(2)ガスコンロの火を止める」と表示された例を示している。さらに、選択肢表示領域Gs内の表示内容を読み上げた音声をヘッドフォン16から出力するようにしてもよい。制御手段31は、イベントev51Aが検出されると、処理p51Aを実行して、動作状態を第2判定時間帯・視認有り状態S5から通常再生状態S1へと遷移させる。また制御手段31は、イベントev51Bが検出されると、処理p51Bを実行して、動作状態を第2判定時間帯・視認有り状態S5から通常再生状態S1へと遷移させる。
例えばイベントev51A、処理p51A、イベントev51B、処理p51Bの例は、以下に記載したとおりである。
・[イベントev51A]:「第2判定時間帯T2が終了」、かつ、「第2判定時間帯T2内に操作入力手段20R、20Lからの入力がない場合、あるいは、操作入力手段20R、20Lから(1)が選択された場合」
・[処理p51A]:制御手段31による視認時分岐動画A21(図3参照)の選定
・[イベントev51B]:「第2判定時間帯T2が終了」、かつ、「操作入力手段20R、20Lから(2)が選択された場合、あるいは、操作入力手段20R、20Lにてガスコンロの火を止める行動が検出された場合」
・[処理p51B]:制御手段31による視認時分岐動画A22(図3参照)の選定
●[通常再生状態S1]
制御手段31は、イベントev51Aにて第2判定時間帯・視認有り状態S5から通常再生状態S1に動作状態を遷移させた場合、処理p51Aにて選定した視認時分岐動画A21を再生した再生画面をディスプレイ12に表示する。
視認時分岐動画A21における再生時間06:30の再生画面の例は、図12に示した非視認時分岐動画B21における再生時間06:30と同じであり、玉子Y02の白身の焼きすぎによる焦げが発生して、評価用動画の再生が終了する。そして制御手段31は、イベントev16が検出されると、処理p16を実行し、動作状態を通常再生状態S1から再生終了・評価表示状態S6へと遷移させる。例えばイベントev16、処理p16の例は、上述したとおりである。
●[再生終了・評価表示状態S6]
再生終了・評価表示状態S6では、制御手段31は、評価結果を表示する。図14の表示画面GA21は、視認時分岐動画A21の再生が終了した後に表示された習熟度の評価結果の例を示している。図14に示す例では、[危険予知]である第1判定時間帯T1におけるレジ袋の浮遊に対する評価結果は、レジ袋が出現した第1判定時間帯T1のスタート時から視認するまでの時間が「0.3[sec]:非常に良い」であり、視認の累積時間が「3.0[sec]:良い」であったことが表示されている。また、[料理のコツ]である第2判定時間帯T2(05:00〜05:30)におけるガスコンロの火を止めるタイミングに対する評価結果は、目玉焼きの白身が適度に固まりはじめてから視認するまでの時間が「15[sec]:良い」であり、(ガスコンロの)火を止めるまでの時間が「止めなかった:遅い」であることが表示されている。
●[通常再生状態S1]
制御手段31は、イベントev51Bにて第2判定時間帯・視認有り状態S5から通常再生状態S1に動作状態を遷移させた場合、処理p51Bにて選定した視認時分岐動画A22を再生した再生画面をディスプレイ12に表示する。
図15に示す再生画面G21の例は、視認時分岐動画A22における再生時間06:30の再生画面の例を示している。この例では、第2判定時間帯T2にガスコンロの火を止めているので、玉子Y02の白身に著しい焦げが無く、白身が適度な焼き具合となった目玉焼きが完成されて、評価用動画の再生が終了する。そして制御手段31は、イベントev16が検出されると、処理p16を実行し、動作状態を通常再生状態S1から再生終了・評価表示状態S6へと遷移させる。例えばイベントev16、処理p16の例は、上述したとおりである。
●[再生終了・評価表示状態S6]
再生終了・評価表示状態S6では、制御手段31は、評価結果を表示する。図16の表示画面GA22は、視認時分岐動画A22の再生が終了した後に表示された習熟度の評価結果の例を示している。図16に示す例では、[危険予知]である第1判定時間帯T1におけるレジ袋の浮遊に対する評価結果は、レジ袋が出現した第1判定時間帯T1のスタート時から視認するまでの時間が「0.3[sec]:非常に良い」であり、視認の累積時間が「3.0[sec]:良い」であったことが表示されている。また、[料理のコツ]である第2判定時間帯T2(05:00〜05:30)におけるガスコンロの火を止めるタイミングに対する評価結果は、目玉焼きの白身が適度に固まりはじめてから視認するまでの時間が「15[sec]:良い」であり、(ガスコンロの)火を止めるまでの時間が「10[sec]:良い」であることが表示されている。
以上に説明したように、習熟度判定プログラムは、コンピュータ30(制御手段31)を、評価用動画(再生を開始してからの所定時間帯である判定時間帯の再生画面中において学習者が視認するべき要素を含む要素判定領域が予め設定されている評価用動画)を再生した再生画面をディスプレイ12に表示する動画再生手段31A(図2参照)として機能させる。また習熟度判定プログラムは、コンピュータ30(制御手段31)を、判定時間帯の再生画面中における要素判定領域と、視線方向検出手段からの視線情報と、に基づいて学習者が要素(要素判定領域)を視認したか否かを判定する要素視認判定手段31B(図2参照)として機能させる。そして習熟度判定プログラムは、要素視認判定手段31B(図2参照)の判定結果に基づいて、学習者の習熟度を判定する評価手段31C(図2参照)として機能させる。
●[第1の実施の形態の効果]
以上に説明した第1の実施の形態では、仮想現実の技術を用いて、再生画面中の学習者の視点位置や、操作入力手段からの学習者の入力等に応じて、評価用動画を変更するので、学習者の習熟度に応じた仮想現実を体験させることができる。また、再生画面中の学習者の視点位置や、操作入力手段からの学習者の入力等に応じて、学習者の習熟度を適切に評価することができる。
●[第2の実施の形態(図17〜図20)]
以下に本発明を実施するための第2の実施の形態を、図面を用いて説明する。上述した第1の実施の形態では、学習者の視認状態や学習者からの入力状態(すなわち、学習者の習熟度)に応じて評価用動画を切り替えたが、第2の実施の形態では、評価用動画の切り替えを行わない。つまり、学習者の習熟度にかかわらず、同じ動画を視聴させる。ただし、第2の実施の形態も、評価用動画内に評価時間帯及び要素判定領域を設定してあり、当該要素判定領域と学習者の視点位置に基づいて、学習者の習熟度の判定を行う。
●[習熟度判定システム1Bの全体構成(図17)]
図17に示すように、第2の実施の形態における習熟度判定システム2は、ヘッドマウントディスプレイ10(以下、HMD10と記載する)、コンピュータ30等にて構成され、図1に示す第1の実施の形態から、操作入力手段20R、20Lが省略されている。なお、HMD10、コンピュータ30は、第1の実施の形態と同様のものであるので、詳細な説明は省略する。なお、図18において再生時間として記載されている(02:00)等は、ひとつの例であり、この再生時間に限定されるものではない。
●[評価用動画の構成(図18)]
次に図18を用いて、第2の実施の形態にて利用する評価用動画の構成の例について説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態と同様、料理(目玉焼きの作成)の評価用動画を例として説明する。図3に示すように、第2の実施の形態では、1本の評価用動画C00のみで評価用動画が構成されている。
例えば評価用動画C00には、再生時間02(分):00(秒)〜02(分):05(秒)に第1判定時間帯T1が設定されており、再生時間05(分):00(秒)〜05(分):30(秒)に第2判定時間帯T2が設定されている。また第1判定時間帯T1の再生画面は、図6に示す第1の実施の形態の再生画面と同様であり、レジ袋Y05が浮遊し、当該レジ袋Y05を囲むように第1要素判定領域Gy1が設定されている。また第2判定時間帯T2の再生画面は、図11に示す第1の実施の形態の再生画面と同様(ただし第2の実施の形態では、選択肢表示領域Gs内の選択肢の表示は無い)であり、玉子Y02の白身が固まり始める再生画面であり、玉子Y02の白身を囲むように第2要素判定領域Gy2が設定されている。
また、評価用動画C00において、第1判定時間帯T1(再生時間02:00〜02:05)の直後には、第1アドバイス時間帯T1a(再生時間02:05〜02:15)が設定されている。例えば第1アドバイス時間帯T1aでは、再生画面における選択肢表示領域Gsに、「アドバイス(危険予知)。ガスコンロの近くにレジ袋等の可燃物があると火が燃え移る可能性があるので危険です。ガスコンロに可燃物を近づけない(近くに可燃物を置かない)ようにしましょう。」等のメッセージを表示する。
また、評価用動画C00において、第2判定時間帯T2(再生時間05:00〜05:30)の直後には、第2アドバイス時間帯T2a(再生時間05:30〜05:40)が設定されている。例えば第2アドバイス時間帯T2aでは、再生画面における選択肢表示領域Gsに、「アドバイス(料理のコツ)。弱火で5分ほど蒸し焼きにすると白身が固まり始めるので、この時点でガスコンロの火を止めて、あとは余熱で黄身の半熟度合いを調整しましょう。」等のメッセージを表示する。なお、再生時間06:30での再生画面の例は、図15に示す第1の実施の形態の再生画面と同様である。
●[習熟度判定プログラムの動作(図19)と、評価結果の例(図20)]
図19は、習熟度判定プログラムの動作を説明する状態遷移図であり、図20は、学習者の習熟度を評価した評価結果の例を示している。以下、図19に示す状態遷移図を用いて習熟度判定プログラムの動作について説明する。また本実施の形態の説明では、料理(目玉焼きの作成)の評価用動画を例として説明する。図19に示す状態遷移図には、準備状態S0a、通常再生状態S1a、第1判定時間帯・評価状態S2a、第2判定時間帯・評価状態S4a、再生終了・評価表示状態S6a、の各動作がある。
●[準備状態S0a]
制御手段31は、イベントev00aが検出されると、準備状態S0aに動作状態を遷移させる。例えばイベントev00aの例は、以下に記載したとおりである。
・[イベントev00a]:学習者による習熟度判定システム2の起動
準備状態S0aでは、制御手段31は、学習者にHMD10の装着を促し、学習者の視線方向の検出に必要なキャリブレーションを行う。なお、キャリブレーションの具体的な内容は第1の実施の携帯と同様である。そして制御手段31は、キャリブレーションが終了すると、学習者に動画の再生の開始を促す。
準備状態S0aにおいて、制御手段31は、イベントev01aが検出されると、処理p01aを実行して、準備状態S0aから通常再生状態S1aに動作状態を遷移させる。例えばイベントev01aと処理p01aの例は、以下に記載したとおりである。
・[イベントev01a]:学習者からの評価用動画の再生の開始指示
・[処理p01a]:制御手段31による評価用動画C00(図18参照)の選定
●[通常再生状態S1a]
通常再生状態S1aでは、制御手段31は、評価用動画C00を再生する。例えば準備状態S0aから遷移してきた場合、制御手段31は、評価用動画C00の再生を開始して再生画面をHMD10のディスプレイ12に表示させる。また制御手段31は、再生画面中に学習者の視点位置、視点軌跡等を表示する。また、再生時間00:00の再生画面の例は、図5と同様である。
通常再生状態S1aでは、制御手段31は、イベントev12aが検出されると、動作状態を通常再生状態S1aから第1判定時間帯・評価状態S2aへと遷移させる。例えばイベントev12aの例は、以下に記載したとおりである。例えば評価用動画C00における再生時間02:00〜再生時間02:05が第1判定時間帯T1に設定されている場合、制御手段31は、再生時間02:00に達した際、イベントev12aが発生したと判定して、動作状態を通常再生状態S1aから第1判定時間帯・評価状態S2aへと遷移させる。
・[イベントev12a]:評価用動画C00を再生している際、評価用動画C00に設定されている第1評価時間帯に達した場合
●[第1判定時間帯・評価状態S2a]
第1判定時間帯・評価状態S2aでは、制御手段31は、評価用動画C00における第1判定時間帯T1の再生画面をディスプレイ12に表示させながら、視線方向検出手段13からの視線情報に基づいて学習者の視線方向を求め、再生画面中における学習者の視点位置を判定する。なお、第1判定時間帯T1の再生画面には、学習者が視認するべき要素が表示され、当該要素を含む要素判定領域が設定されている。制御手段31は、学習者の視点位置が、要素判定領域内にあるか否かを判定し、学習者の視点位置が要素判定領域内にある場合の再生時間を記憶する(習熟度の判定で使用する)。
第1判定時間帯・評価状態S2aでは、制御手段31は、イベントev22aが検出されると、処理p22aを実行する。また制御手段31は、イベントev21aが検出されると、動作状態を第1判定時間帯・評価状態S2aから通常再生状態S1aへと遷移させる。
第1判定時間帯T1の再生画面の例は、図6に示すとおりであり、レジ袋Y05を囲むように第1要素判定領域Gy1が設定されている。また、例えばイベントev22a、処理p22a、イベントev21aの例は、以下に記載したとおりである。
・[イベントev22a]:第1判定時間帯T1内において、学習者の視点位置K1が、第1要素判定領域Gy1内に存在した場合
・[処理p22a]:再生時間を記憶(評価結果に使用する)
・[イベントev21a]:第1判定時間帯T1が終了
●[通常再生状態S1a]
制御手段31は、イベントev21aにて第1判定時間帯・評価状態S2aから通常再生状態S1aに動作状態を遷移させた場合、第1判定時間帯T1に続く第1アドバイス時間帯T1aの再生画面を、ディスプレイ12に表示する。当該再生画面の例は、図5の再生画面と同様であり、再生時間表示領域Gaの再生時間が変更され、選択肢表示領域Gsに、「アドバイス(危険予知)。ガスコンロの近くにレジ袋等の可燃物があると火が燃え移る可能性があるので危険です。ガスコンロに可燃物を近づけない(近くに可燃物を置かない)ようにしましょう。」等のメッセージが表示される。
第1アドバイス時間帯T1aの表示後、制御手段31は、評価用動画C00の再生を続け、再生画面をディスプレイ12に表示させながら、再生画面中における学習者の視点位置を判定する。また制御手段31は、イベントev14aが検出されると、動作状態を通常再生状態S1aから第2判定時間帯・評価状態S4aへと遷移させる。例えばイベントev14aの例は、以下に記載したとおりである。例えば評価用動画C00における再生時間05:00〜再生時間05:30が第2判定時間帯T2に設定されている場合、制御手段31は、再生時間05:00に達した際、イベントev14aが発生したと判定して、動作状態を通常再生状態S1aから第2判定時間帯・評価状態S4aへと遷移させる。
・[イベントev14a]:評価用動画C00を再生している際、評価用動画C00に設定されている第2評価時間帯に達した場合
●[第2判定時間帯・評価状態S4a]
第2判定時間帯・評価状態S4aでは、制御手段31は、評価用動画C00における第2判定時間帯T2の再生画面をディスプレイ12に表示させながら、視線方向検出手段13からの視線情報に基づいて学習者の視線方向を求め、再生画面中における学習者の視点位置を判定する。なお、第2判定時間帯T2の再生画面には、学習者が視認するべき要素が表示され、当該要素を含む要素判定領域が設定されている。制御手段31は、学習者の視点位置が、要素判定領域内にあるか否かを判定し、学習者の視点位置が要素判定領域内にある場合の再生時間を記憶する(習熟度の判定で使用する)。
第2判定時間帯・評価状態S4aでは、制御手段31は、イベントev44aが検出されると、処理p44aを実行する。また制御手段31は、イベントev41aが検出されると、動作状態を第2判定時間帯・評価状態S4aから通常再生状態S1aへと遷移させる。
第2判定時間帯T2の再生画面の例は、図11に示すとおりであり(ただし、選択肢表示領域Gsには何も表示なし)、玉子Y02の白身を囲むように第2要素判定領域Gy2が設定されている。また、例えばイベントev44a、処理p44a、イベントev41aの例は、以下に記載したとおりである。
・[イベントev44a]:第2判定時間帯T2内において、学習者の視点位置K1が、第2要素判定領域Gy2内に存在した場合
・[処理p44a]:再生時間を記憶(評価結果に使用する)
・[イベントev41a]:第2判定時間帯T2が終了
●[通常再生状態S1a]
制御手段31は、イベントev41aにて第2判定時間帯・評価状態S4aから通常再生状態S1aに動作状態を遷移させた場合、第2判定時間帯T2に続く第2アドバイス時間帯T2aの再生画面を、ディスプレイ12に表示する。当該再生画面の例は、図11の再生画面と同様であり、再生時間表示領域Gaの再生時間が変更され、選択肢表示領域Gsに、「アドバイス(料理のコツ)。弱火で5分ほど蒸し焼きにすると白身が固まり始めるので、この時点でガスコンロの火を止めて、あとは余熱で調整しましょう。」等のメッセージが表示される。
第2アドバイス時間帯T2aの表示後、制御手段31は、評価用動画C00の再生を続け、再生画面をディスプレイ12に表示させながら、再生画面中における学習者の視点位置を判定する。また制御手段31は、イベントev16aが検出されると、処理p16aを実行し、動作状態を通常再生状態S1aから再生終了・評価表示状態S6aへと遷移させる。例えばイベントev16a、処理p16aの例は、以下に記載したとおりである。
・[イベントev16a]:再生している動画が終了した場合
・[処理p16a]:習熟度の評価結果を算出
●[再生終了・評価表示状態S6a]
再生終了・評価表示状態S6aでは、制御手段31は、評価結果を表示する。図20の表示画面GC00は、習熟度の評価結果の例を示している。図20に示す例では、[危険予知]である第1判定時間帯T1におけるレジ袋の浮遊に対する評価結果は、レジ袋が出現した第1判定時間帯T1のスタート時から視認するまでの時間が「0.3[sec]:非常に良い」であり、視認の累積時間が「3.0[sec]:良い」であったことが表示されている。また、[料理のコツ]である第2判定時間帯T2(05:00〜05:30)におけるガスコンロの火を止めるタイミングに対する評価結果は、目玉焼きの白身が適度に固まりはじめてから視認するまでの時間が「15[sec]:良い」であり、視認の累積時間が「20[sec]:良い」であることが表示されている。
●[第2の実施の形態の効果]
以上に説明した第2の実施の形態では、評価用動画を切り替えることなく1本の評価用動画にて、再生画面中の学習者の視点位置に応じて、学習者の習熟度を判定することができる。また、第1の実施の形態と比較して、操作入力手段20R、20Lが省略されているので、習熟度判定システムを簡素化することができる。
●[第3の実施の形態(図21)]
以下に本発明を実施するための第3の実施の形態を、図面を用いて説明する。図21に示す第3の実施の形態の習熟度判定システムは、第1の実施の形態の習熟度判定システム1(図1参照)または第2の実施の形態の習熟度判定システム2(図17参照)を単数または複数有し、さらに、別体の表示装置41を有している。また図21の例では、録画再生装置42を有しているが、録画再生装置42は省略されていてもよい。録画再生装置42を有している場合、表示装置41に表示された表示画面を録画し、後で録画情報を再生して表示装置41に再生画面を表示することで、習熟度を向上させるための復習や反省等を行うことができるので便利である。
図21に示す第3の実施の形態の習熟度判定システムでは、複数の習熟度判定システム2の表示画面が、表示装置41に表示される。図2に示すように、制御手段31は、ディスプレイ12に表示されている表示画面を、別体の表示装置41に表示させる外部出力手段31Dを有している。別の言い方をすると、記憶手段32に記憶されている習熟度判定プログラムは、コンピュータ30を、ディスプレイ12に表示している表示画面をディスプレイ12とは別体とされた表示装置41に表示させる外部出力手段として機能させる。なお、表示装置41は、複数の習熟度判定システム2から映像情報が入力されるが、選択した1つの習熟度判定システム2からの映像情報に基づいた表示画面のみを出力することも、複数の習熟度判定システム2からの映像情報に基づいた表示画面を並べて同時に出力することも、可能である。
●[第3の実施の形態の効果]
以上に説明した第3の実施の形態では、例えば、複数の視聴者を収容した教室内に大型の表示装置41を配置し、2人分の習熟度判定システム2を用意し、視聴者の中から2人を学習者として選定し、当該2人にHMD10を装着させ、習熟度判定システム2を作動させる。当該学習者のHMD10のディスプレイ12に表示されている表示画面は、表示装置41に表示されるので、HMD10を装着していない教室内の視聴者であっても、表示装置41に表示された表示画面を見て、追体験することができる(学習できる)。なお、用意する習熟度判定システム2は、2台に限定されるのもではなく、単数でもよいし、2台以上の複数であってもよい。
本発明の習熟度判定システム及び習熟度判定プログラムは、本実施の形態で説明した構成、外観、処理手順等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
表示画面は、本実施の形態にて説明した表示画面の例に限定されるものではない。また本実施の形態では、料理(目玉焼きの作成)の習熟度の判定の例を説明したが、料理に限定されず、種々の料理、種々の状況下の車両の運転、機器の修理、保安・定期点検、工事現場における各種作業等、さまざまな習熟度の判定に適用することができる。また、仮想現実の技術を用いることで、ガスコンロの火力を調整する、フライパンを持ち上げる、ガラス蓋を開ける、玉子をひっくり返す等、仮想現実内で各要素を操作できるようにすることも可能であり、仮想現実内での各要素の操作状態に応じて、最終的な結果(本実施の形態の例では、できあがった目玉焼きの状態)が異なる種々の再生画面を視聴させることも可能である。
本実施の形態の説明では、習熟度の判定では、図16等に示すように、要素を視認するまでの時間、要素の視認累積時間、入力までの時間(火を止めるまでの時間)等を用いたが、以下の(1)〜(4)の少なくとも1つに基づいて判定すればよい。
(1)判定時間帯に達してから学習者が(視認するべき)要素を視認するまでに要した時間。
(2)判定時間帯において、学習者が(視認するべき)要素を視認している累積時間。
(3)判定時間帯における操作入力手段からの入力情報。
(4)判定時間帯に達してから操作入力手段から所定の入力情報が入力されるまでに要した時間。
習熟度判定プログラムの動作、処理手順等は、本実施の形態にて説明した動作、処理手順等に限定されるものではない。また、本実施の形態の説明に用いた数値は一例であり、この数値に限定されるものではない。
また、本実施の形態にて説明した習熟度判定システムに録画再生装置を追加して、学習者が視聴した映像(学習者の選択や動作等も含む映像)を録画し、録画した映像を再生することで、当該学習者の習熟度の向上や、当該学習者以外の視聴者の習熟度の向上に寄与することができる。なお、録画再生装置を追加しなくても、コンピュータ30に、自身がディスプレイ12に表示している表示画面を録画させ、録画した映像をコンピュータ30が再生できるようにしてもよい。そしてコンピュータ30が再生した再生画面をディスプレイ12や別体の表示装置41に表示させるようにしてもよい。
1、2 習熟度判定システム
10、10A ヘッドマウントディスプレイ(HMD)
11 本体部
12 ディスプレイ
13 視線方向検出手段
16 ヘッドフォン
20R、20L 操作入力手段
30 コンピュータ
31 制御手段
31A 動画再生手段
31B 要素視認判定手段
31C 評価手段
31D 外部出力手段
32 記憶手段
33 通信手段
41 表示装置
42 録画再生装置
A00 開始時動画(評価用動画)
A11、A12、A21、A22 視認時分岐動画(評価用動画)
B11、B21 非視認時分岐動画(評価用動画)
C00 評価用動画
Ga 再生時間表示領域
Gs 選択肢表示領域
Gy1 第1要素判定領域
Gy2 第2要素判定領域
K1 視点位置
K2 移動軌跡
T1 第1判定時間帯
T1a 第1アドバイス時間帯
T2 第2判定時間帯
T2a 第2アドバイス時間帯

Claims (13)

  1. 学習者の眼前に配置されるディスプレイと、
    学習者の視線方向に応じた視線情報を出力する視線方向検出手段と、
    再生を開始してからの所定時間帯である判定時間帯の再生画面中において学習者が視認するべき要素を含む要素判定領域が予め設定されている評価用動画を再生した再生画面を前記ディスプレイに表示する動画再生手段と、
    前記評価用動画が記憶されている記憶手段と、
    前記判定時間帯の前記再生画面中における前記要素判定領域と、前記視線情報と、に基づいて学習者が前記要素を視認したか否かを判定する要素視認判定手段と、
    前記要素視認判定手段の判定結果に基づいて学習者の習熟度を判定する評価手段と、
    を有する、
    習熟度判定システム。
  2. 請求項1に記載の習熟度判定システムであって、
    前記評価用動画には、
    前記判定時間帯が、単数または複数設定されており、
    それぞれの前記判定時間帯において、それぞれの前記要素判定領域が設定されており、
    それぞれの前記判定時間帯以降に対して、複数の分岐動画が含まれており、
    複数の前記分岐動画には、
    学習者が前記判定時間帯に前記要素判定領域を視認した場合に再生するべき視認時分岐動画と、
    学習者が前記判定時間帯に前記要素判定領域を視認しなかった場合に再生するべき非視認時分岐動画と、
    が含まれており、
    前記動画再生手段は、
    前記要素視認判定手段の判定結果に基づいて、前記分岐動画の中から前記視認時分岐動画または前記非視認時分岐動画を選定し、前記判定時間帯以降に、選定した前記視認時分岐動画または前記非視認時分岐動画を再生した再生画面を前記ディスプレイに表示する、
    習熟度判定システム。
  3. 請求項2に記載の習熟度判定システムであって、
    学習者からの入力に応じた入力情報を出力する操作入力手段を有し、
    前記視認時分岐動画は、前記入力情報に対応させて複数が用意されており、
    前記動画再生手段は、
    前記視認時分岐動画を選定する際、前記操作入力手段からの前記入力情報に対応する前記視認時分岐動画を選定し、選定した前記視認時分岐動画を再生した再生画面を前記ディスプレイに表示する、
    習熟度判定システム。
  4. 請求項2に記載の習熟度判定システムであって、
    前記評価手段は、
    前記判定時間帯に達してから学習者が前記要素を視認するまでに要した時間、
    あるいは、前記判定時間帯において、学習者が前記要素を視認している累積時間、
    の少なくとも1つに基づいて、学習者の習熟度を判定する、
    習熟度判定システム。
  5. 請求項3に記載の習熟度判定システムであって、
    前記評価手段は、
    前記判定時間帯に達してから学習者が前記要素を視認するまでに要した時間、
    あるいは、前記判定時間帯において、学習者が前記要素を視認している累積時間、
    あるいは、前記判定時間帯における前記操作入力手段からの前記入力情報、
    あるいは、前記判定時間帯に達してから前記操作入力手段から所定の入力情報が入力されるまでに要した時間、
    の少なくとも1つに基づいて、学習者の習熟度を判定する、
    習熟度判定システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の習熟度判定システムであって、
    前記ディスプレイと、前記視線方向検出手段と、を有するヘッドマウントディスプレイと、
    前記動画再生手段と、前記要素視認判定手段と、前記評価手段と、を有するコンピュータと、
    を有する、
    習熟度判定システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の習熟度判定システムであって、
    さらに、前記ディスプレイとは別体とされた表示装置と、
    前記ディスプレイに表示されている表示画面を前記表示装置に表示させる外部出力手段と、
    を有している、
    習熟度判定システム。
  8. 学習者の眼前に配置されるディスプレイと学習者の視線方向に応じた視線情報を出力する視線方向検出手段とを有するヘッドマウントディスプレイと、評価用動画が記憶されている記憶手段と、に接続されたコンピュータを動作させる習熟度判定プログラムであって、
    前記評価用動画には、再生を開始してからの所定時間帯である判定時間帯の再生画面中において学習者が視認するべき要素を含む要素判定領域が予め設定されており、
    前記コンピュータを、
    前記評価用動画を再生した再生画面を前記ディスプレイに表示する動画再生手段、
    前記判定時間帯の前記再生画面中における前記要素判定領域と、前記視線情報と、に基づいて学習者が前記要素を視認したか否かを判定する要素視認判定手段、
    前記要素視認判定手段の判定結果に基づいて学習者の習熟度を判定する評価手段、
    として機能させる、
    習熟度判定プログラム。
  9. 請求項8に記載の習熟度判定プログラムであって、
    前記評価用動画には、
    前記判定時間帯が、単数または複数設定されており、
    それぞれの前記判定時間帯において、それぞれの前記要素判定領域が設定されており、
    それぞれの前記判定時間帯以降に対して、複数の分岐動画が含まれており、
    複数の前記分岐動画には、
    学習者が前記判定時間帯に前記要素判定領域を視認した場合に再生するべき視認時分岐動画と、
    学習者が前記判定時間帯に前記要素判定領域を視認しなかった場合に再生するべき非視認時分岐動画と、
    が含まれており、
    前記コンピュータを、前記動画再生手段として機能させる際、
    前記要素視認判定手段の判定結果に基づいて、前記分岐動画の中から前記視認時分岐動画または前記非視認時分岐動画を選定し、前記判定時間帯以降に、選定した前記視認時分岐動画または前記非視認時分岐動画を再生した再生画面を前記ディスプレイに表示させる、
    習熟度判定プログラム。
  10. 請求項9に記載の習熟度判定プログラムであって、
    学習者からの入力に応じた入力情報を出力する操作入力手段を有し、
    前記視認時分岐動画は、前記入力情報に対応させて複数が用意されており、
    前記コンピュータを、前記動画再生手段として機能させる際、
    前記視認時分岐動画を選定する際、前記操作入力手段からの前記入力情報に対応する前記視認時分岐動画を選定させ、選定させた前記視認時分岐動画を再生した再生画面を前記ディスプレイに表示させる、
    習熟度判定プログラム。
  11. 請求項9に記載の習熟度判定プログラムであって、
    前記コンピュータを、前記評価手段として機能させる際、
    前記判定時間帯に達してから学習者が前記要素を視認するまでに要した時間、
    あるいは、前記判定時間帯において、学習者が前記要素を視認している累積時間、
    の少なくとも1つに基づいて、学習者の習熟度を判定させる、
    習熟度判定プログラム。
  12. 請求項10に記載の習熟度判定プログラムであって、
    前記コンピュータを、前記評価手段として機能させる際、
    前記判定時間帯に達してから学習者が前記要素を視認するまでに要した時間、
    あるいは、前記判定時間帯において、学習者が前記要素を視認している累積時間、
    あるいは、前記判定時間帯における前記操作入力手段からの前記入力情報、
    あるいは、前記判定時間帯に達してから前記操作入力手段から所定の入力情報が入力されるまでに要した時間、
    の少なくとも1つに基づいて、学習者の習熟度を判定させる、
    習熟度判定プログラム。
  13. 請求項8〜12のいずれか一項に記載の習熟度判定プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    さらに、前記ディスプレイに表示している表示画面を、前記ディスプレイとは別体とされた表示装置に表示させる外部出力手段、
    として機能させる、
    習熟度判定プログラム。
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