JP2014221092A - 照明装置及び両眼運動訓練方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 子供等に視経験を積ませて視機能を発達させることができる照明装置及び両眼運動訓練方法を提供する。【解決手段】照明光を照射する照明装置であって、任意の空間における照射面に視標を提示する視標提示部1と、視標提示部1を制御して視標を提示させる視標制御部12とを有し、視標制御部12は、視標提示部1による視標の提示を制御することによって、ユーザを照射面に提示された視標に注目させるよう視標を提示する誘目動作を行い、当該誘目動作後に、前記ユーザによって両眼視を行わせるよう視標を提示する訓練動作を行う。【選択図】 図1

Description

本発明は、照明を行う照明装置及び両眼運動訓練方法に関する。
視覚機能や眼球運動を評価し、その疾患を治療するための接眼ディスプレイ装置が下記の特許文献1に記載されている。
この接眼ディスプレイ装置は、被検者の片目のみに第1の画像を、被検者のもう一方の目のみに第2の異なる画像を表示する。第1及び第2の画像は、被検者が合成画像を知覚するように被検者に提示される。さらに、第1又は第2の画像のうち少なくとも一方は移動物体を含む。
特表2005−524432号公報
しかしながら、上述した接眼ディスプレイ装置は、視覚機能や眼球運動の訓練を行っているが、子供といった発達過程における訓練を対象にしていない。子供等の発達過程においては、両眼を使用した視経験を積むことによって両眼の協調運動機能を獲得することが重要である。このために、子供に両眼を使用した訓練を実施することが望まれている。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、子供等に視経験を積ませて視機能を発達させることができる照明装置及び両眼運動訓練方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る照明装置は、照明光を照射する照明装置であって、任意の空間における照射面に視標を提示する視標提示手段と、前記視標提示手段を制御して視標を提示させる制御手段とを有し、前記制御手段は、前記視標提示手段による視標の提示を制御することによって、ユーザを前記照射面に提示される視標に注目させる誘目動作を行い、当該誘目動作後に、前記ユーザによって両眼視を行わせるよう視標を提示する訓練動作を行うことを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る照明装置は、上記第1の態様の照明装置であって、前記誘目動作は、前記ユーザが興味を持つよう選択された画像を前記視標として提示する動作、又は、前記ユーザが注意を喚起する音を出力する動作を含むことを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る照明装置は、上記第1の態様の照明装置であって、前記誘目動作は、前記ユーザの視野を超えるようなサイズの画像を前記視標として前記照射面に提示し、その後に、当該画像の提示状態を変更する動作を含むことを特徴とする。
本発明の第4の態様に係る照明装置は、上記第1乃至第3の何れかの態様の照明装置であって、前記誘目動作は、前記訓練動作の指示を入力した直後に行い、前記ユーザが誘目可能な所定時間後に停止することを特徴とする。
本発明の第5の態様に係る照明装置は、上記第1乃至第4の何れかの態様の照明装置であって、前記視標の目標提示時間を設定する提示時間設定手段と、前記視標を提示した提示時間を記録する提示時間記録手段とを有し、前記制御手段によって前記視標を提示した時間を前記提示時間記録手段に記録することを特徴とする。
本発明の第6の態様に係る照明装置は、上記第1乃至第5の何れかの態様の照明装置であって、前記視標の動きを入力する視標動作入力手段と、前記視標動作入力手段により入力された前記視標の動きを記憶する視標動作記憶手段とを備え、前記制御手段は、前記視標動作記憶手段に記憶された前記視標の動きとなるように前記視標提示手段を制御することを特徴とする。
本発明の第7の態様に係る照明装置は、上記第6の態様の照明装置であって、前記視標動作入力手段は、前記視標の動きが前記ユーザの視野範囲内となるように前記入力した視標の動きを修正することを特徴とする。
本発明の第8の態様に係る照明装置は、上記第1乃至第7の何れかの態様の照明装置であって、予め複数設定された前記視標を提示する時間及び前記視標の動きのうち、何れかの時間又は動きを選択する視標動作選択手段を有することを特徴とする。
本発明の第9の態様に係る照明装置は、上記第1乃至第8の何れかの態様の照明装置であって、前記視標提示手段により提示された視標に対する前記ユーザの視線位置を指示する指示手段を備えることを特徴とする。
本発明の第10の態様に係る照明装置は、上記第9の態様の照明装置であって、前記視標提示手段により提示された視標と前記指示手段により指示されている視線位置との位置関係を演算する相対位置演算手段を有することを特徴とする。
本発明の第11の態様に係る照明装置は、上記第10の態様の照明装置であって、前記視標提示手段により提示された視標と前記指示手段により指示されている視線位置とのずれの閾値を指定する閾値指定手段と、前記閾値指定手段により指定された閾値を記憶する閾値記憶手段と、前記相対位置演算手段により演算された位置関係と前記閾値記憶手段に記憶された閾値とに基づいて、前記ユーザの視線位置が前記視標に追従しているかを判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第12の態様に係る照明装置は、上記第9乃至第11の何れかの態様の照明装置であって、前記訓練動作の結果を出力する結果出力手段を備えることを特徴とする。
本発明の第13の態様に係る両眼運動訓練方法は、照明光を照射する照明装置を使用した両眼運動訓練方法であって、任意の空間における照射面に視標を提示する視標提示手段による視標の提示を制御することによって、ユーザを前記照射面に提示される視標に注目させる誘目動作を行い、当該誘目動作後に、前記ユーザによって両眼視を行わせるよう視標を提示する訓練動作を行うことを特徴とする。
本発明によれば、誘目動作後に訓練動作を行うので、子供等に視経験を積ませて視機能を発達させることができる。
本発明の実施形態として示す照明装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態として示す照明装置において、視標を壁面に提示した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態として示す照明装置において、キャラクターを壁面に提示した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態として示す照明装置において、サイズの大きい画像の提示後にサイズの小さい画像を提示する動作を示す斜視図である。 本発明の実施形態として示す照明装置において、選択した光点を提示する斜視図である。 本発明の実施形態として示す照明装置において、ユーザが指定した光点を壁面に表示した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態として示す照明装置において、視標と光点との距離を求めることを説明する斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明の実施形態として示す照明装置は、例えば図1に示すような機能的な各部を有している。この照明装置は、視標提示部1、操作入力部2、記憶部3、結果演算部4、結果出力部5、及び、照明光出力部6を有する。
この照明装置は、特に子供向けの両眼を使う訓練機能(両眼運動訓練方法)の付いた照明装置である。なお、子供向けに限らず、視機能の訓練を行う者であればよい。この照明装置は、例えば図2に示すような天井面101に設けられたシーリングライト10によって構成可能である。なお、照明装置は、シーリングライト10に限らず、デスクスタンド、フロアライトなど、特に限定されない。
照明光出力部6は、複数のLED発光素子からなる。照明光出力部6は、図示しない電源スイッチやリモートコントローラの操作に応じて照明光を出力する。これにより、照明装置は、ユーザPがいる部屋を明るく照明する。
視標提示部1は、任意の空間における照射面に視標Lを提示する視標提示手段として機能する。この視標提示部1は、視標出力部11、視標制御部12、及び、視標誘目部13を備える。
視標出力部11は、例えばLED発光素子や、当該LED発光素子により発光した光の方向や広がりを調整する光学系を含む。この視標出力部11は、視標制御部12の制御に従って動作する。なお、視標出力部11は、図2に示すように、視標Lとして光点を壁面102に照射するものであってもよい。また、視標Lの照射面は壁面102に限らず天井面101であってもよく、任意である。
視標制御部12は、視標提示部1を制御して視標Lを提示させる制御手段として機能する。視標制御部12は、シーリングライト10内に設けられた制御回路等によって構成される。視標制御部12は、ユーザPである子供の視経験の訓練時に、視標Lを提示するよう視標出力部11を駆動させる制御信号を出力する。
視標誘目部13は、誘目動作時に視標制御部12によって制御され、誘目動作を行う。このとき、視標誘目部13は、ユーザPを壁面102に提示される視標Lに視線Sを注目させる誘目動作を行う。なお、視標誘目部13は、視標Lによって視線Sを誘目させる場合、視標制御部12によって制御される視標出力部11に包含される。なお、視標誘目部13は、後述するように、音や音声によって誘目させる場合には、音響装置によって構成される。
このような照明装置は、視標出力部11による視標Lの提示を制御する。このとき、視標制御部12は、ユーザPを照射面としての壁面102に提示された視標Lに注目させる誘目動作を行う。この誘目動作によって、ユーザPが視標Lを探して見つける行為を促す。誘目動作後に、視標制御部12は、ユーザPによって両眼視を行わせるよう視標Lを提示する訓練動作を行う。この訓練動作は、視標出力部11によって視標Lの位置を連続的に変化させて、両眼の眼球を運動させる視標Lの動作である。この訓練動作によって、ユーザPが視標Lを追って両目の眼球を動かす行為を促す。
これにより、照明装置によれば、子供の両眼を運動させる訓練や練習として、視標誘目部13によって、ユーザPの注意を喚起でき、スムーズに視標Lへ誘目した後に、両目で視標Lを探させることで両目を動かす練習や訓練ができる。したがって、この照明装置によれば、特定の期間に訓練を行うことが望ましい子供に視経験を積ませて視機能(両眼の強調運動機能)を発達させることができる。
また、この実施の形態によれば、身近で親しみのある存在である照明器具としてのシーリングライト10に両眼を使う訓練機能を付けることによって、ゲーム感覚で視機能の訓練や練習をさせることができる。
視標制御部12は、操作入力部2が子供や親に操作される信号を受け付けて、誘目動作及び訓練動作を開始及び終了してもよく、視標Lの表示と非表示を切り替えてもよい。また、視標制御部12は、視標Lとしての光点の大きさや色、形、種類(光点を映像とする場合)などの設定動作、選択動作を行ってもよい。
なお、視標Lの提示の開始及び終了を認識しやすくするために、視標Lを点滅させたり、大きくするなどの強調提示や、開始音及び終了音といった音声などを出力してもよい。
上述した照明装置において、誘目動作は、ユーザPが興味を持つよう選択された画像を視標Lとして提示する動作であってもよい。例えば図3に示すように、誘目動作時に、ユーザPの興味を引くようにキャラクターCを表示してもよい。このキャラクターCは任意なものであってもよく、複数のキャラクターCからユーザPが選択できるようにしてもよい。視標誘目部13は、予めキャラクターCの画像データを記憶しておいて、誘目動作時にキャラクターCを一定時間だけ提示させる。
さらに、誘目動作には、ユーザPが注意を喚起する音を出力する動作を含んでいてもよい。この場合、視標誘目部13は、音声データを記憶しておき、誘目動作の開始時に、所定時間に亘り音声を出力する音響装置によって構成される。例えば子供のユーザPに対して呼びかけるように「こっちだよ〜」などの呼びかけ音声とともに壁面102にキャラクターCが現れるよう誘目動作を行ってもよい。さらに、音楽とともにキャラクターCが踊ったり、動き回るなどを誘目動作に含めてもよい。これにより、ユーザPが音のする方向を視線Sで探してしまう行為を促す。
このような照明装置によれば、ユーザPが興味を持つ画像や音声、音楽に合わせてユーザPの注意を喚起することができので、視標LにユーザPの視線を誘目でき、子供に視機能の訓練動作を効率よく行わせることができる。
さらに、上述した照明装置において、誘目動作は、図4に示すように、ユーザPの視野を超えるようなサイズの画像L1を視標として照射面としての壁面102に提示し、その後に、当該画像L1の提示状態を変更する動作を含めてもよい。このとき、視標誘目部13は、画像L1を読み出し、壁面102の全体に画像L1を表示させる。なお、ユーザPの視野を超える画像L1は、任意なものであってもよい。例えば、ユーザPの視野範囲で上下左右に100度以上とすることが望ましい。
また、視標誘目部13は、画像L1を壁面102に提示した後、画像L1を移動、変形、点滅させてもよい。これによっても、視標誘目部13は、さらに効果的にユーザPの視線Sを画像L1に誘目できる。
視標誘目部13は、画像L1の提示後、画像L1よりもサイズが小さい画像L2を提示する。これにより、視標誘目部13は、ユーザPの両眼を動かす訓練動作において視標Lを提示する範囲に視線Sを誘目できる。なお、画像L2も任意の画像であってもよい。
さらに、視標誘目部13は、画像L1を提示する前に、画像L2を提示する誘目動作を行ってもよい。これによっても、画像L1を提示したときに、ユーザPが画像L1の提示に気づいて画像L1に視線Sを誘目させることができる。その後、視標誘目部13は、画像L2を提示して、視標Lを提示する範囲内に視線Sを誘目できる。
このような照明装置によれば、図4に示したように大きな画像L1を提示して、その後に、画像の提示状態を変更するので、当該変更によってユーザPの視線Sを誘目できる。したがって、この照明装置によれば、視標LにユーザPの視線を誘目でき、子供に視機能の訓練動作を効率よく行わせることができる。
上述した照明装置において、誘目動作は、訓練動作の指示を入力した直後に行い、ユーザPが誘目可能な所定時間後に停止することが望ましい。例えば操作入力部2に対して訓練動作の指示を入力する操作されたことに応じて誘目動作を開始することを視標制御部12が認識する。そして、視標提示部1は、上述したように視標L、キャラクターCや画像L1を壁面102に提示する誘目動作や、音を出力する誘目動作をする。この誘目動作を実施する所定時間は、照明装置の設計時に、ユーザPの注意が喚起できる一定時間が設定されている。この一定時間は、注意を喚起しやすい誘目動作ほど短く設定されていてもよい。
上述した照明装置は、ユーザPの訓練時間を設定して記憶部3に記録できる構成を有していることが望ましい。この照明装置は、図1に示すように、視標Lの目標提示時間を設定する提示時間設定手段としての提示時間設定部21と、視標Lを提示した提示時間を記録する提示時間記録手段しての提示時間記録部31とを有する。この照明装置は、視標制御部12によって視標Lを提示した時間を提示時間記録部31に記録する。また、照明装置は、提示時間設定部21によって設定された時間に亘り、視標Lを提示させる。
具体的には、提示時間設定部21は、ユーザPの親の操作や医師の助言に応じて視標Lを提示する訓練時間を設定する。この訓練時間は、上述した訓練動作を実施した時間である。この設定可能な訓練時間は、2種類がある。1つめの訓練時間は、1回の訓練動作の時間である。この1回当たりの訓練時間は、秒単位で設定が可能である。2つめの訓練時間は、訓練動作の総時間(反復回数)であり、例えば1回当たりの訓練時間に反復回数を乗算することによって設定が可能である。
なお、後述するように、視標Lを視線Sによって追尾できたかを判定可能な場合、1回の訓練動作において追尾できた訓練時間を設定することが望ましい。また、提示時間設定部21は、反復回数を優先できてもよく、設定した時間内で訓練動作を実施した回数を優先してもよい。
このような照明装置によれば、視機能を形成する必要があるユーザPがどの程度訓練動作を実施すればよいかを提示時間設定部21によって設定でき、実際の訓練動作の実施時間を提示時間記録部31に記録できる。これにより、照明装置は、特定の期間に訓練を行うことが望ましい子供に視経験を積ませて視機能(両眼の強調運動機能)を発達させるために必要な時間を設定でき、さらには、訓練動作を実施した時間を確認できる。
さらに、この照明装置は、図1に示すように、視標Lの動きを入力する視標動作入力手段としての視標動作入力部22と、視標動作入力部22により入力された視標Lの動きを記憶する視標動作記憶手段としての視標動作記憶部32とを備えていてもよい。そして、視標制御部12は、視標動作記憶部32に記憶された視標Lの動きとなるように視標出力部11を制御する。
この照明装置において、視標動作入力部22は、例えばユーザPの親や医師の助言によって、訓練動作における視標Lの動作を入力できる。具体的には、視標動作入力部22は、壁面102に光点を出力するポインタ等であって、光点の動きを視標動作記憶部32に記憶できるようにしてもよい。
この視標Lの動作(動き方)は、停止、定速、変速などが設定可能である。さらに、定速で視標Lを動作させる場合に、視標動作入力部22は、視標Lの速度を指定してもよい。さらに、変速しながら視標Lを動作させる場合に、視標動作入力部22は、最高速度、最低速度、変化周期の固定又は不規則を含む速度を指定してもよい。さらに、視標動作入力部22は、視標Lの動きの軌跡を指定してもよい。
このような照明装置によれば、ユーザPが注意を喚起して両眼運動を促す視標Lの動きを設定して、視標動作記憶部32に記憶できる。これにより、照明装置によれば、ユーザPごとにより効率的に訓練動作を行うことができ、視経験を積ませて視機能(両眼の強調運動機能)を発達させることができる。
さらに、この照明装置において、視標動作入力部22は、視標Lの動きがユーザPの視野範囲内となるように入力した視標Lの動きを修正できることが望ましい。これにより、照明装置は、例えばユーザPの親が設定した視標Lの動作がユーザPの視野を超えるような場合に、ユーザPの視野に収まるように視標Lの動きを修正する。これにより、照明装置によれば、ユーザPの視野内で視線Sを動かすような両眼運動を促すことができ、より効率的に訓練動作を行うことができる。
さらに、この照明装置は、予め複数設定された視標Lを提示する時間及び視標Lの動きのうち、何れかの時間又は動きを選択する視標動作選択手段としての視標動作選択部23を有していてもよい。この視標動作選択部23によって選択可能な視標Lの提示時間や視標Lの動きは、視標動作記憶部32に記憶されている。
このような照明装置は、図5に示すように選択した視標Lを提示でき、視標動作記憶部32に記憶された提示時間、視標Lの動きを任意に選択できるので、ユーザPの注意を喚起できる提示時間や視標Lの動きによって訓練動作を行うことができる。
さらに、この照明装置は、視標提示部1により提示された視標Lに対するユーザPの視線位置を指示する指示手段としての視線指示部25を有していてもよい。視線指示部25は、ユーザPによって操作され、視線Sに対応する位置を指示する。例えば図6に示すように、視線Sに対応する位置を光点L3として指示する。
視線指示部25は、例えば、発光して光点L3を提示可能なポインタが使用可能である。この場合、ポインタをユーザPに持たせて、視標Lを追尾するように操作させる。これにより視線Sを表す光点L3を壁面102上に指示できる。また、ポインタを使用した場合、ポインタによって光点L3を表示でき、ユーザP自身が目視で視線Sを確認できる。また、ユーザPの視標Lの認識位置と、指示した位置にずれがないかの確認ができる。さらに、ユーザPが視標Lを追尾していることを実感でき、両眼運動を促すことができる。また、ポインタを使用しても光点L3を非表示としてもよい。これにより、ユーザPの視線位置として表示されるポインタからの光を頼ることができなくすることができる。この場合、赤外線などの可視光以外を用いてもよく、ジャイロや、画像(頭部の方向、眼球画像からの視線方向推定)を用いてもよい。
また、視線指示部25としては、ユーザPに装着する形態であってもよい。例えば、眼鏡等と同様に、ユーザPの頭部などに装着してユーザPが体を動かすことで光点L3を動かし、視線Sを指示できる。
この照明装置によれば、視線指示部25によって視線Sを指示することによって、視標提示部1から提示されている視標Lに対して、視線Sが視標Lに追跡できているかを可視化できる。さらに、視標Lに対する視線Sの位置を把握ができる。
さらに、この照明装置は、視標提示部1により提示された視標Lと視線指示部25により指示されている視線位置との位置関係を演算する相対位置演算手段としての相対位置演算部41を結果演算部4に有していてもよい。
相対位置演算部41は、図7に示すように、相対位置の算出結果として、壁面102や天井面101に提示した視標Lと視線Sとの2点間の距離Dであってもよい。また、相対位置は、基準位置から換算したときの2点間の角度差であってもよい。この基準位置とは、照明装置やユーザPの位置などが挙げられる。
相対位置演算部41は、視標提示部1により提示された視標Lが停止している場合には、視標LとユーザPが指示している視線Sとの相対位置をずれとして演算する。すなわち、視標LとユーザPが認識している場所との相対位置を演算できる。また、相対位置演算部41は、視標Lが移動している場合には、所定時間毎に、当該時間における2点間のずれの積算値を演算できる。また、相対位置演算部41は、所定時間内における視標Lの軌跡と視線Sの軌跡とのずれの総和や平均を演算できる。
このように、照明装置は、相対位置演算部41によって視標Lと視線Sとの相対位置を演算できる。したがって、この照明装置によれば、訓練動作において視標Lを提示したときに、両眼運動ができていたかを結果出力部5(結果出力手段)に出力できる。
さらに、照明装置は、図1に示すように、閾値指定部24、閾値記憶部33、及び、相対位置判定部42を有していてもよい。閾値指定部24は、視標提示部1により提示された視標Lと視線指示部25により指示されている視線位置とのずれの閾値を指定する閾値指定手段として機能する。閾値記憶部33は、閾値指定部24により指定された閾値を記憶する閾値記憶手段として機能する。相対位置判定部42は、相対位置演算部41により演算された位置関係と閾値記憶部33に記憶された閾値とに基づいて、ユーザPの視線位置が視標Lに追従しているかを判定する判定手段として機能する。
このような照明装置は、予め閾値指定部24によってユーザPの親や医師の助言に従って閾値指定部24によって閾値が設定される。この閾値としては、相対位置演算部41によって演算する相対位置に対応させることが望ましい。この閾値は、壁面102や天井面101上における許容する視標Lと視線Sとのずれの距離や、視線方向、頭部位置といった角度などが挙げられる。
閾値は、ユーザPの視機能や視標Lの動きなどによって変更可能である。閾値指定部24によって設定された閾値は、閾値記憶部33に記憶される。また、訓練動作において使用する閾値は、予め閾値指定部によって複数の閾値を設定しておいて閾値記憶部33に記憶しておき、選択して使用することができる。
視標提示部1によって視標Lを提示する時に、閾値指定部24によって設定された閾値が閾値記憶部33から相対位置判定部42に読み出される。相対位置判定部42は、読み出した閾値と相対位置演算部41によって演算されたずれとを比較する。相対位置演算部41によって演算されたずれが閾値以内である場合、相対位置判定部42は、ユーザPの視線Sが視標Lに追従していると判定する。一方、相対位置演算部41によって演算されたずれが閾値を超えている場合、相対位置判定部42は、ユーザPの視線Sが視標Lに追従していないと判定する。
この照明装置によれば、視標提示部1により提示した視標LとユーザPが指示した視線Sとの位置関係に対して閾値を参照して、一致しているかを判定できる。また、この照明装置は、視標Lが停止している場合には、視標LとユーザPが認識している場所とのずれの程度を把握することができる。
そして、この照明装置は、相対位置演算部41によって演算された相対位置や相対位置判定部42によって判定された結果に基づいて訓練動作の結果を結果出力部5によって出力できる。この訓練動作の結果としては、視標提示部1が提示した視標Lの位置に対して、ユーザPが指示した視線Sの位置の結果が含まれる。この結果出力部5は、データとして出力してもよく、表示や、印刷をしてもよい。
また、この訓練動作の結果の形態としては、ゲームのように、10回中8回の訓練で追従達成などのスコア方式の提示であってもよい。また、他の形態としては、数値によって、各訓練動作でのずれ(距離、角度など)を提示してもよい。
さらに他の形態としては、評価として、ずれの判定基準(10回中○回合格や、軌跡の誤差○○以内など)を設けてランク分けして提示してもよい。さらに他の形態としては、視標Lを提示してから視線Sが追いつくまでの時間を提示してもよく、視標Lを発見するまでの時間や、視標Lに追尾して視線Sが動けるようになるまでの時間を提示してもよい。さらに他の形態としては、提示した視標Lの軌跡と追尾した視線Sの軌跡の表示画像や、リプレイ画像を提示してもよい。
さらに結果出力部5による訓練動作の結果の出力形態としては、音声で訓練動作の結果を提示してもよく、照明装置から壁面102に訓練動作の結果を投影してもよく、図示しない他のディスプレイに提示してもよい。また、照明装置は、他の外部機器に、数値、画像、スコアなどのデータとして出力してもよい。さらに、図示しない印刷装置にデータを送信して印刷させてもよい。
この照明装置によれば、訓練動作の結果を出力できるので、子供が両眼運動訓練ができているか、子供が正常に両眼運動を行っているかなどを把握できる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1 視標提示部
2 操作入力部
3 記憶部
4 結果演算部
5 結果出力部
6 照明光出力部
10 シーリングライト
11 視標出力部
12 視標制御部
13 視標誘目部
21 提示時間設定部
22 視標動作入力部
23 視標動作選択部
24 閾値指定部
25 視線指示部
31 提示時間記録部
32 視標動作記憶部
33 閾値記憶部
41 相対位置演算部
42 相対位置判定部

Claims (13)

  1. 照明光を照射する照明装置であって、
    任意の空間における照射面に視標を提示する視標提示手段と、
    前記視標提示手段を制御して視標を提示させる制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記視標提示手段による視標の提示を制御することによって、ユーザを前記照射面に提示される視標に注目させる誘目動作を行い、当該誘目動作後に、前記ユーザによって両眼視を行わせるよう視標を提示する訓練動作を行うことを特徴とする照明装置。
  2. 前記誘目動作は、前記ユーザが興味を持つよう選択された画像を前記視標として提示する動作、又は、前記ユーザが注意を喚起する音を出力する動作を含むことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記誘目動作は、前記ユーザの視野を超えるようなサイズの画像を前記視標として前記照射面に提示し、その後に、当該画像の提示状態を変更する動作を含むことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記誘目動作は、前記訓練動作の指示を入力した直後に行い、前記ユーザが誘目可能な所定時間後に停止することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の照明装置。
  5. 前記視標の目標提示時間を設定する提示時間設定手段と、
    前記視標を提示した提示時間を記録する提示時間記録手段とを有し、
    前記制御手段によって前記視標を提示した時間を前記提示時間記録手段に記録すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の照明装置。
  6. 前記視標の動きを入力する視標動作入力手段と、
    前記視標動作入力手段により入力された前記視標の動きを記憶する視標動作記憶手段とを備え、
    前記制御手段は、前記視標動作記憶手段に記憶された前記視標の動きとなるように前記視標提示手段を制御すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の照明装置。
  7. 前記視標動作入力手段は、前記視標の動きが前記ユーザの視野範囲内となるように前記入力した視標の動きを修正することを特徴とする請求項6に記載の照明装置。
  8. 予め複数設定された前記視標を提示する時間及び前記視標の動きのうち、何れかの時間又は動きを選択する視標動作選択手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の照明装置。
  9. 前記視標提示手段により提示された視標に対する前記ユーザの視線位置を指示する指示手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の照明装置。
  10. 前記視標提示手段により提示された視標と前記指示手段により指示されている視線位置との位置関係を演算する相対位置演算手段を有することを特徴とする請求項9に記載の照明装置。
  11. 前記視標提示手段により提示された視標と前記指示手段により指示されている視線位置とのずれの閾値を指定する閾値指定手段と、
    前記閾値指定手段により指定された閾値を記憶する閾値記憶手段と、
    前記相対位置演算手段により演算された位置関係と前記閾値記憶手段に記憶された閾値とに基づいて、前記ユーザの視線位置が前記視標に追従しているかを判定する判定手段と
    を備えることを特徴とする請求項10に記載の照明装置。
  12. 前記訓練動作の結果を出力する結果出力手段を備えることを特徴とする請求項9乃至請求項11の何れか一項に記載の照明装置。
  13. 照明光を照射する照明装置を使用した両眼運動訓練方法であって、
    任意の空間における照射面に視標を提示する視標提示手段による視標の提示を制御することによって、ユーザを前記照射面に提示される視標に注目させる誘目動作を行い、当該誘目動作後に、前記ユーザによって両眼視を行わせるよう視標を提示する訓練動作を行うことを特徴とする両眼運動訓練方法。
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JP2018042761A (ja) * 2016-09-15 2018-03-22 株式会社トプコン 眼科検査装置

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