JPH07140666A - マイクロリトグラフィックレジスト組成物、酸不安定化合物、マイクロリトグラフィックレリーフ画像形成方法及び酸感知性ポリマー組成物 - Google Patents

マイクロリトグラフィックレジスト組成物、酸不安定化合物、マイクロリトグラフィックレリーフ画像形成方法及び酸感知性ポリマー組成物

Info

Publication number
JPH07140666A
JPH07140666A JP6093265A JP9326594A JPH07140666A JP H07140666 A JPH07140666 A JP H07140666A JP 6093265 A JP6093265 A JP 6093265A JP 9326594 A JP9326594 A JP 9326594A JP H07140666 A JPH07140666 A JP H07140666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
resist composition
polymer
microlithographic
composition according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6093265A
Other languages
English (en)
Inventor
R Brunsvold William
ロス ブランスヴォルド ウイリアム
Thomas Fahey James
トーマス ファヘイ ジェイムズ
George Joseph Hefferon
ジョゼフ ヘッフェロン ジョージ
Fan Woo-Song
フアン ウ−ソン
Premlatha Jagannathan
ジャガナサン プレムラサ
Dauod Katnani Ahmad
ダウオド カトナニ アーマド
M Khojasteh Mahmoud
エム.コージャステー マーモウド
Ranee Wai-Ling Kwong
ワイ−リン クウォン ラニー
Yang Lee Kim
ヤン リー キム
Singh Sachdev Harbans
スィングー サシュデヴ ハーバンス
Gandi Sachdev Krishna
ガンディー サシュデヴ クリシュナ
Ratnam Sooriyakumaran
スーリヤクマラン ラトナム
Robert Lavin Wood
ラヴィン ウッド ロバート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JPH07140666A publication Critical patent/JPH07140666A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/0045Photosensitive materials with organic non-macromolecular light-sensitive compounds not otherwise provided for, e.g. dissolution inhibitors
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/039Macromolecular compounds which are photodegradable, e.g. positive electron resists
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/1053Imaging affecting physical property or radiation sensitive material, or producing nonplanar or printing surface - process, composition, or product: radiation sensitive composition or product or process of making binder containing
    • Y10S430/1055Radiation sensitive composition or product or process of making
    • Y10S430/106Binder containing

Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境汚染物との不利な反応を受けにくく、か
つ露光と露光後焼付け又は露光後焼付けと現像との間の
可変の又は長い遅延に対する許容度を高める。 【構成】 水性塩基現像可能なマイクロリトグラフィッ
クレジスト組成物であって、混合物中に、化学的に結合
される反復ヒドロキシル基を有するポリヒドロキシスチ
レンのようなフィルム形成ポリマーと、2−(2−メト
キシプロピル)のようなケタール成分を含む酸不安定化
合物と、化学線への露光により酸を形成するN−(トリ
フルオロメチルスルホニルオキシ)−ニトロナフタルイ
ミドのような酸発生化合物と、を含み、露光により発生
した酸がケタール成分を含む前記化合物の少なくとも一
部の開裂を引き起こし、露光された組成物が未露光組成
物と比較して水性塩基に選択的に、より可溶性となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は改良された化学増幅マイ
クロリトグラフィックレジスト組成物と、その中の有益
なポリマー成分と、その製造及び使用方法を提供する。
この組成物は、混合物中に、画像形成放射線へのレジス
ト組成物の露光により酸を発生する化合物と、ポリマー
バインダーと、混合物中でバインダーによって又はバイ
ンダーとの化学的な結合によって、開裂してその混合物
の選択的な水性塩基可溶性を提供する酸不安定成分とを
含む。この発明は、ケタール官能基を含む酸不安定成分
を有する組成物に特に関する。そのような組成物はマイ
クロリトグラフィック技術による集積回路デバイスの製
造に特に有益である。
【0002】
【従来の技術】サブミクロンの寸法を有する高密度集積
回路の製造では、コーティング、露光及びフォトレジス
ト層の現像が特に重大な処理ステップであり、精密な処
理公差内で達成されなければならない。例えば、画像形
成され、現像されたフォトレジストの線幅の制御は重要
であり、公称設計線幅からのいかなる逸脱も小さく、典
型的には±10%未満でなければならない。画像形成さ
れ、現像されたフォトレジスト構造のプロフィールは垂
直の側壁を有し真っ直ぐでなければならない。フォトス
ピードは、所望の露光線量が約100mJ/cm2
満、好ましくは約25mJ/cm2 未満になるようにし
なければならない。さらに、一部では、個々の基板の露
光が典型的には連続方式で行われており、現像が典型的
にはバッチ方式で行われているため、露光及び現像ステ
ップの間、並びに各々の任意の中間ステップ間の可変の
時間遅延に許容度のあるフォトレジストを使用すること
が望まれている。サブミクロンのリトグラフィでは、酸
増幅レジストの使用がそのような組成物の高フォトスピ
ートのため好ましいものとなってきている。
【0003】酸増幅レジスト組成物の使用は、従来技術
において周知である。そのようなレジスト組成物は、そ
れらの高フォトスピート特性の観点から、遠紫外線(1
80−300nm)、e−ビーム及びX線露光器具と関
連して特に有益である。次の参考文献は関連技術の状況
を記載する。
【0004】スミス(Smith)らの米国特許第3,
779,778号は、酸不安定基を有する水不溶性化合
物と感光性酸プロジェニタとを含む光可溶性組成物を開
示する。開示された酸不安定基はアセタール基を含む。
【0005】イト−(Ito)らの米国特許第4,49
1,628号は、感光性酸プロジェニタと側鎖に酸不安
定基を有するポリマー成分とを含む化学増幅されたフォ
トレジスト組成物を開示し、その酸不安定基はt−ブチ
ルオキシカルボニルオキシ基である。
【0006】デセル(Doessel)らの米国特許第
4,946,759号は、感光性酸発生剤と、カルボキ
シアミドアセタール又はポリマーの主鎖に反復アセター
ル基を有するポリマー化合物であろう酸開裂化合物とを
含むポジティブトーン放射線感知性組成物を開示する。
【0007】エルセッサー(Elsaesser)らの
米国特許第4,946,760号は、感光性酸発生剤
と、ポリマーの主鎖に反復アセタール基を有するポリマ
ー化合物であろう酸開裂化合物とを含む放射線感知性組
成物を開示する。
【0008】欧州出願EP第0520642Aは感光性
酸プロジェニタと側鎖に酸不安定基を有するポリマー成
分とを含むレジスト組成物を開示しており、その酸不安
定基はアセタール又はケタール基である。
【0009】特開平2−248953号(1990)
は、アルカリ可溶性ポリマー樹脂と、感光性酸発生剤
と、酸開裂可能なテトラヒドロピラニル置換フェノール
とを含む3成分感光性組成物を開示する。
【0010】ワイ.ジャング(Y.Jiang)及びデ
ィ.バセット(D.Bassett)による「アセター
ル−保護されたポリ(ビニルフェノール類)に基づく化
学増幅された遠紫外線フォトレジスト」[Proc.
Amer. Chem. Soc., Div. Po
lym. Mater. Sci. Eng., 6
6,41(1992)]で、ジャングとバセットとは、
感光性酸発生剤と、側鎖に酸不安定アセタール基を有す
るポリマー成分とを含む化学増幅された遠紫外線フォト
レジストの製造と使用を記載している。
【0011】ハヤシ(Hayashi)らは、感光性酸
発生剤とアセタール置換されたポリ(ヒドロキシスチレ
ン類)とを含む化学増幅された遠紫外線フォトレジスト
類の製造と使用を以前に記載している。ハヤシらによる
「ケイアールエフ エキサイマ レーザー リトグラフ
ィ(Krf Excimer Laser Litho
graphy)用化学増幅レジストシステムにおけるテ
トラヒドロピラニルとテトラヒドロフラニル保護された
ポリヒドロキシスチレン類」[Proc. Amer.
Chem. Soc., Div. Polym.
Mater.Sci. Eng., 61,417(1
989)]と、ハヤシらによる「化学増幅ポジティブ遠
紫外線レジストシステムにおけるテトラヒドロピラニル
基により保護されたポリビニルフェノール類」[SPI
E Adv. ResistTechnol. and
Process. VIII,1466,377(1
991)]と、エス.ヘスプ(S.Hesp)、エヌ.
ハヤシ(N.Hayashi)及びティ.ウエノ(T.
Ueno)による「化学増幅システムにおけるテトラヒ
ドロピラニル及びテトラヒドロフラニル保護されたポリ
ヒドロキシスチレン」[J. Appl. Poly
m. Sci., 42,877(1991)]があ
る。
【0012】化学増幅されたフォトレジスト組成物はサ
ブミクロンのリトグラフィに好ましいが、t−ブチルエ
ーテル類、エステル類及びカーボネート類に基づくそれ
らの化学増幅されたフォトレジストは環境汚染物に対し
て特に敏感で、しばしば保護バリヤ層としてトップコー
トを塗布することを必要とする。さらに、そのような組
成物は、光発生酸種がレジストの露光領域から拡散する
か、又は不利な接触反応により消費される可能性がある
ため、露光と、そのような組成物に必要とされる露光後
焼付け(PEB)との間の可変の又は長い遅延に許容度
がない。
【0013】アセタール類を含む酸不安定基に基づく化
学増幅されたフォトレジスト組成物は、しばしば予測で
きない結果を起こす。特に、レジストに塩基可溶性を与
えるヒドロキシル成分を生じるように意図されたアセタ
ール成分を含むフォトレジスト組成物は、酸触媒開裂又
は加水分解によりアルデヒド類を典型的に生ずる。次い
で、そのようなアルデヒド種は、露光する放射線源から
の熱又は放射エネルギーの影響の下でアルドール縮合反
応によりレジストを架橋させる。従って、多くのそのよ
うなアセタールに基づくレジストはポジティブトーン及
びネガティブトーン挙動の双方を予測不能に示す。さら
に、アセタール酸不安定基に基づく既知のフォトレジス
ト組成物は、周囲温度でさえ露光領域で、ある公称値の
開裂反応速度を示し、その反応速度はPEBステップの
間加速される。また、開裂反応はPEB後現像前までゆ
るやかな速度で続く。そのような組成物がPEBを使用
することなく処理されるなら、競争接触反応又は環境汚
染物との反応が、組成物を特異的に可溶性にするのに十
分なアセタール開裂の完成前に、開裂反応を遅延させ、
中断するため、許容可能なレリーフ画像を得ることはで
きない。そのような組成物がPEBの使用により処理さ
れるならば、開裂反応の完成の程度は、露光ステップと
PEBステップとの間の遅延時間の変化に依存して、ま
たPEBステップの開始でレジスト中に存在する残余の
消費されていない酸に依存して、かなり変化する。これ
らの理由により、結果は予測できない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って、環境汚染物と
の不利な反応を受けにくく、かつ、露光と、もしあれ
ば、露光後焼付けステップとの間、又はPEBステップ
と現像との間の可変の又は長い遅延に許容度のある、改
良型の化学増幅されたフォトレジスト組成物が必要とさ
れる。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るマイクロリ
トグラフィックレジスト組成物は、水性塩基現像可能な
マイクロリトグラフィックレジスト組成物であって、混
合物中に、(a)化学的に結合される反復ヒドロキシル
基を有するフィルム形成ポリマーと、(b)ケタール成
分を含む酸不安定化合物と、(c)化学線への露光によ
り酸を形成する酸発生化合物と、を含み、露光により発
生した酸がケタール成分を含む前記化合物の少なくとも
一部の開裂を引き起こし、露光された組成物が未露光組
成物と比較して水性塩基に選択的に、より可溶性となる
ことを特徴とする。
【0016】また本発明に係るマイクロリトグラフィッ
クレリーフ画像形成方法は、マイクロリトグラフィック
基板へ請求項1による組成物の放射線感知性薄膜を適用
するステップと、潜像を形成するために放射線感知性薄
膜をパターン方向露光するステップと、薄膜にレリーフ
画像を形成するために潜像を現像するステップと、を含
むことを特徴とする。
【0017】本発明によれば、改良型の化学増幅された
マイクロリトグラフィックレジスト組成物と、このマイ
クロリトグラフィックレジスト組成物中の有益なポリマ
ー成分と、それらの製造及び使用方法が開示される。組
成物は、混合物中に、ポリマーバインダーと、開裂して
選択的な水性塩基可溶性を提供する酸不安定成分と、画
像形成放射線へのレジスト組成物の露光により酸を発生
させる化合物とを含む。さらに詳細には、この組成物
は、1以上の酸不安定ケタール基を有し、この酸不安定
ケタール基はポリマー樹脂と化学的な結合が可能であ
り、又は溶解抑制剤を形成するために別の成分に組み込
むことが可能である。この組成物は、既知の酸増幅レジ
スト組成物と比較した場合に、環境汚染物に対して低下
した感度を示し、露光後焼付けなしに処理でき、既知の
組成物と同等以上のフォトスピードを有する。
【0018】本発明は、改良型の化学増幅されたマイク
ロリトグラフィックレジストである新規な組成物を提供
する。この組成物は、混合物中に、画像形成放射線への
レジスト組成物の露光により酸を発生させる化合物と、
ポリマーバインダーと、混合物中でバインダーによって
又はバインダーとの化学的な結合によって、開裂してそ
の混合物の選択的な水性塩基可溶性を提供する酸不安定
成分とを含む。本発明は、ケタール官能基を含む酸不安
定成分を有する組成物に特に関する。この組成物は電子
ビーム、イオンビーム、紫外線、又はX線のいずれかを
使用するリトグラフィック露光システムと関連して有益
である。当業者は、また従来技術で知られた他の放射線
源が有用であることを認識するであろう。この組成物は
遠紫外線によるパターン方向露光に特に好適である。遠
紫外線は約180nmから約300nmの範囲の波長を
有する紫外線光であると考えられている。
【0019】本発明の組成物は、化学増幅されていると
いわれている。これは1のフォトン又はエネルギー粒子
が、酸発生剤によって吸収されることを意味する。この
酸発生剤は1の酸分子を生じ、この酸分子は次いで約1
000の化学事象又は酸不安定基の個別の開裂反応を起
こすことが可能である。酸は多くの個々の反応の各々の
後で再生されているため、この酸成分は触媒として作用
する。放射線感知酸性発生剤からの酸の発生は、加熱を
必要としないが、大抵の既知の化学増幅されたレジスト
は、酸成分と酸不安定成分との間の反応を完成させるた
めに1から2分の長さの露光後焼付けを必要とする。こ
の間、酸成分が、未露光領域へ移行するならば又は酸不
安定成分との反応の前に汚染物により消費されるなら
ば、フィルム中の酸の拡散は望ましくない結果を引き起
こし得る。しかし、本発明の組成物は室温でケタール基
の容易な酸触媒開裂を受け、これにより工程でPEBス
テップを任意的に必要としないことが特に注目される。
これは画像サイズと質との制御において決定的に有利で
ある。
【0020】本発明の組成物は、画像サイズが露光後焼
付け温度又は遅延時間の変化に特に敏感でないマイクロ
リトグラフィに特に有益である。PEB温度の1度当た
りの変化におけるフィーチャー(feature)サイ
ズの約±2nm未満の変化は画像の印刷で観察される。
さらに、0.35μmの公称線幅を有するフィーチャー
サイズの約±10%未満の変化が、0.37NAレンズ
により遠紫外線へ露光され、露光及びPEB温度との間
で最小の遅延時間で処理された基板と、周囲条件の貯蔵
で24時間の遅延時間で処理されたこれらの基板との間
で観察された。さらに、本発明の組成物は、有機塩基の
浮遊(air−borne)蒸気と、NMP蒸気と、塗
料、膠、及びコーキング材料のような製造整備に存在す
る通常の材料の揮発性製品と、のような環境汚染物の有
害な影響に敏感でない。これは、印刷されるサブミクロ
ン画像がターゲット寸法に関して厳密な線幅公差を必要
とする発達状態の半導体製造に特に有益である。製造過
程では、線幅公差は公称寸法の通常約±10%である。
【0021】本発明は酸不安定基がケタール基である組
成物に関する。ケタール成分を含む酸不安定化合物は、
溶解抑制剤として作用し、かつ反復ヒドロキシル基を有
するフィルム形成ポリマーとの物理的混合物中及びさら
に放射線感知性酸発生化合物との混合物中に存在するレ
ジスト組成物の成分と化学的に結合できる。代わりの具
体例では、ケタール成分を含む酸不安定基は、1以上の
ケタールの酸素がポリマーのヒドロキシル基から誘導さ
れるケタール基によってフィルム形成ポリマーと化学的
に結合できる。そのようなポリマー種は、反復ヒドロキ
シル基を有するフィルム形成ポリマーと、ケタールプロ
ジェニタとの間の化学反応により調製でき、ケタールプ
ロジェニタには制限はないが、置換ビニルエーテル類及
びオルトエステル類が含まれる。また、そのようなポリ
マー種は、ケタールとケタールと化学的に結合される反
復ヒドロキシル基を有するポリマーとの間のエーテル交
換反応によって調製される。ケタール成分が1以上の反
復ヒドロキシル基との化学反応により組み込まれる場
合、ポリマー生成物のヒドロキシル基は部分的に又は完
全に置換されてもよい。置換の程度は、約5乃至8%か
ら約100%の範囲にできる。
【0022】また、本発明は、ケタール成分が反復ヒド
ロキシル基を有する適切なホストポリマーと化学的に結
合され、その化学結合が前記反復ヒドロキシル基の一つ
を含まない、さらなる代わりの具体例を意図する。当業
者は適切な溶解性が達成される場合、ケタール成分が、
例えば、ポリマー主鎖と化学的に結合でき、主鎖からぶ
ら下がるが、反復ヒドロキシル基からは分離されている
ことを認識するであろう。同様にケタール成分は、例え
ば、ポリマー連鎖の一部を含むことができる。さらに、
追加の代わりの具体例では、ケタール成分は代わりの官
能基と化学的に結合でき、その官能基には制限はない
が、カルボキシレート類、スルホンアミド類、及び従来
技術において既知の他の官能基が含まれる。最後に、本
発明によって意図される別の代わりの具体例では、ケタ
ール成分は酸発生化合物と化学的に結合できる。さらに
意図される具体例は、本発明の範囲内の代わりの具体例
の単なる具体化にすぎず、それらに制限されるものでは
ない。
【0023】本発明に有益なケタール成分を含む酸不安
定化合物は、本発明の組成物から形成されるレジストフ
ィルムの未露光領域と比較して、露光領域に特異的な溶
解性という特性を付与する特徴を持つ。特異的な溶解性
は、画像形成放射線へ露光されたフィルムの部分が水性
塩基現像剤に選択的に可溶になり、画像形成放射線に露
光されないレジスト組成物の部分は水性塩基現像剤に相
対的に溶解性が劣ることを意味する。当業者は、ケター
ル成分の存在がフィルムの一部を現像剤に相対的に溶解
性の劣ったものとし、ケタール成分の不存在又はそれら
の開裂生成物がフィルムの一部を現像剤に相対的により
可溶性とすることを認識するであろう。
【0024】さらに、本発明に有益なケタール成分を含
む酸不安定化合物は、酸発生化合物から誘導される酸に
対して十分な反応性を有し、そのような酸への暴露によ
りケタール成分の少なくとも一部の開裂を起こすような
特徴を有する。
【0025】さらに、本発明に有益なケタール成分を含
む酸不安定化合物は、コーティング溶媒に可溶性となる
ような追加の特徴を有していてもよい。
【0026】本発明に有益なケタール成分を含む酸不安
定化合物の例は、酸との必要な反応性及び溶解性を有す
るものであれば、制限はないが、ケタール基を含むポリ
マーと、置換及び非置換ケタール化合物と、ケタールを
含み、約40未満の炭素を有する置換及び非置換官能基
とが含まれる。
【0027】ケタール成分を含む好ましい酸不安定化合
物の例は、次の構造式を有する化合物が含まれる。
【0028】
【化3】
【0029】式中、X、Y及びZは、非架橋のアルキ
ル、アリール、脂環式及びo−複素環基及びX、Y及び
Zの任意の2つの間に2から8の炭素を含む架橋基から
成る群から独立して選択される。ケタール成分を含むさ
らに好ましい酸不安定化合物の例は、ケタール成分が2
−(2−メチル−テトラヒドロフラニル)オキシと、2
−(2−メチル−テトラヒドロピラニル)オキシと、1
−(1−メトキシシクロヘキシル)オキシと、2−(2
−メトキシプロピル)オキシと、4−(4−メトキシ−
テトラヒドロピラニル)オキシと、(1−フェノキシ−
1−フェニルエチル)オキシとからなる群から選択され
る化合物を含む。ケタール成分を含む最も好ましい酸不
安定化合物の例は2−(2−メトキシプロピル)オキシ
基を含む化合物である。
【0030】本発明に有益なポリマーバインダーは、化
学的に結合される反復ヒドロキシル基を有するフィルム
形成ポリマーとそれらの誘導体とを含む。代わりの具体
例に有益なポリマーバインダーは、化学的に結合される
反復ヒドロキシル基を有するフィルム形成ポリマーとそ
れらの誘導体とを含み、該フィルム形成ポリマーのヒド
ロキシル基の少なくとも一部がケタール成分を含む酸不
安定化合物によってo−置換される。o−置換の程度は
約5乃至8%から約100%の範囲にすることができ
る。さらなる代わりの具体例に有益なポリマーバインダ
ーは、化学的に結合される反復ヒドロキシル基を有する
フィルム形成ポリマーとそれらの誘導体であり、該ポリ
マーがさらにケタール成分を含む酸不安定化合物を含
む。
【0031】本発明に有益なポリマーバインダーは、先
に記載したように特異的な溶解性という特性を付与する
特徴をさらに持っている。即ち、ポリマー組成物は、画
像形成放射線に露光されたレジスト組成物の一部が水性
塩基現像剤に選択的に可溶性となり、画像形成放射線に
露光されなかったレジスト組成物の一部が水性塩基現像
剤に相対的に溶解性が劣るように選択される。
【0032】好ましいポリマーの例は、置換又は非置換
フェノールとアルデヒドとの縮合反応生成物であるヒド
ロキシ芳香族ポリマーを含む。ヒドロキシ芳香族ポリマ
ーは、置換若しくは非置換フェノール、ナフトール、又
は芳香族環と直接結合されたヒドロキシル基を有する同
属基を含むそれらのポリマー組成物を意味し、ここで芳
香族環はポリマーの主鎖からぶら下がるか又はポリマー
の連鎖に含まれてもよい。また、好ましいポリマーは、
置換又は非置換ヒドロキシスチレンから誘導される重合
体又は共重合体を含み、これは重合体又は共重合体が脂
肪族又は部分的に脂肪族のポリマー主鎖を有し、かつそ
の主鎖からヒドロキシ芳香族基の側鎖を有することを意
味する。より好ましいポリマーの例は、ノボラック樹脂
と、ホルムアルデヒドとフェノール又はアルキルフェノ
ールとの縮合反応生成物であるポリマーと、ポリヒドロ
キシスチレンとを含む。
【0033】代わりの具体例では、ポリマーは置換又は
非置換ヒドロキシスチレン及びオレフィン性置換環状ア
ルコールとから誘導される共重合体でもよい。代わりの
好ましい具体例では、ポリマーはサッカレイ(Thac
keray)の米国特許第5,128,232号に記載
されているポリ(ヒドロキシスチレン−コ−ビニルシク
ロヘキサノール)でもよく、この特許の開示内容は援用
して本明細書の記載の一部とする。そのポリ(ヒドロキ
シスチレン−コ−ビニル シクロヘキサノール)は次の
構造式を有している。
【0034】
【化4】
【0035】式中、Xは、独立して、水素又は1から8
の炭素を有するアルキル基であり、mは約0.8から1
の範囲であり、またnは約0から0.2の範囲である。
【0036】本発明に有益である放射線感知性酸発生化
合物は、制限はないが、米国特許第4,102,687
号に例示されている金属性、メタロイド及び非金属性オ
ニウム塩と、制限はないが、トリス−ピロガロールスル
ホネート類、9,10−ジエチル−アントラセン−2−
スルホネートのようなアントラセン−2−スルホネート
類を含むアリールスルホネート類と、2−ニトロベンジ
ルエステル類と、β−ケトスルホン類と、ジスルホン類
と、アリールスルホニルーα−ケトー及びα−カルボキ
シル−ジアゾメタン類と、制限はないが、ヘキスト セ
ラニーズ コーポレイション(Hoechst Cel
anese Corporation)のEP 0 3
61 907及びシライ(Shirai)らの発表「イ
ミノスルホネート基を有するポリマーの合成及び光誘導
される溶解性」[J.Polym.Sci. A,2
7,325(1989)]に記載されたオキシムスルホ
ネート類を含む置換及び非置換スルホン酸の先駆物質
と、米国特許第4,371,605号に記載されたタイ
プのN−ヒドロキシイミド類とを含む。
【0037】米国特許第4,102,687号に示され
ている金属性、メタロイド及び非金属性オニウム塩(第
VIa 族芳香族オニウム塩)には、次式の化合物が含まれ
る。
【0038】[(R)a (R1 b (R2 c X]d +
[MQe -(e-f) 式中、Rは1価の芳香族有機基、R1 はアルキル、シク
ロアルキル及び置換アルキルから選ばれる1価の有機脂
肪族基、R2 は脂肪族基と芳香族基とから選ばれた複素
環又は縮合環構造を形成する多価の有機基、Xは硫黄、
セレン及びテルルから選ばれた第VIa 族元素、Mは金属
又はメタロイド、Qはハロゲン基、aは0〜3の整数、
bは0〜2の整数、cは0か1の整数、和(a+b+
c)は3又はXの原子価に等しい値、d=e−f、fは
Mの原子価に等しく2〜7の整数そしてeはfより大き
く8までの整数である。
【0039】Rに包含される基は、例えば、C(6-13)
芳香族炭化水素基、例えば、フェニル、トリル、ナフチ
ル、アントリル及びかかる基を1〜4個の1価の基、例
えば、C(1-8) アルコキシ、C(1-8) アルキル、ニト
ロ、クロロ、ヒドロキシ基で置換した基、アリールアシ
ル基、例えば、ベンジル、フェニルアシル基等、芳香族
複素環基、例えば、ピリジル、フルフリル等である。R
1 基にはC(1-8) アルキル、例えば、メチル、エチル
等、置換アルキル、例えば、−C2 4 OCH3 、−C
2 COOC2 5 、−CH2 COCH3 等が含まれ
る。R2 基には、
【0040】
【化5】
【0041】の如き構造のものが含まれる。式中のMQ
e -(e-f)に包含される錯陰イオンは、例えば、B
4 - 、PF6 -、AsF6 - 、SbF6 - 、FeCl
4 - 、SnCl6 - 、SbCl6 - 、BiCl5 - 、A
lF6 -3、GaCl4 - 、InF4 - 、TiF6 - 、Z
rF6 - 等であって、Mは遷移金属、例えば、Sb、F
e、Sn、Bi、Al、Ga、In、Ti、Zr、S
c、V、Cr、Mn、Cs、希土類元素、例えばランタ
ニド系、例えば、Ce、Pr、Nd等、アクチニド系、
例えば、Th、Pa、U、Np等及びメタロイド、例え
ば、B、P、As等である。
【0042】前記式によって包含される第VIa 族オニウ
ム塩は、例えば、
【0043】
【化6】
【0044】
【化7】
【0045】である。上記式の第VIa 族オニウム塩のい
くつかが周知であってその製法がJ.Am.Chem.
Soc.,91 145(1969)に於いてJ.W.
Knapczyk及びW.E.McEwenにより、
J.Org.Chem.35,No.8,2532(1
970)に於いてA.L.Maycock及びG.A.
Berchtoldにより、米国特許第2,807,6
48号に於いてH.M.Pittにより、Bul.So
c.,Chim.Bleg.,73 546(196
4)に於いてE.Goethals及びP.De Ra
dzetzkyにより、J.Am.Chem.So
c.,51 3587(1929)に於いてH.M.L
iecester及びE.W.Bergstromによ
り、及びその他によっても示されている。
【0046】EP 0 361 907に記載されたオ
キシムスルホネート類を含む置換及び非置換スルホン酸
の先駆物質は、遠紫外線を含む活性化エネルギーに曝さ
れるとスルホン酸化合物を遊離し、典型的には次の一般
式で示される1種又は2種以上である。
【0047】
【化8】
【0048】上記式中、xは1又は2、好ましくは1で
あり、R1 が−COOアルキル、−COOアリール、又
は好ましくは−CNであり、R2 がアルキル若しくはア
リール、好ましくは非置換フェニル又はC1 〜C6アル
キル、−OH、−CN、C1 〜C4 アルコキシ、アリー
ルオキシ、−COOアリール、−COOアルキル若しく
はNO2 で置換されたフェニル基であるか、あるいはR
1 及びR2 がこれらが結合している原子と一緒になっ
て、C5 〜C10炭素環若しくは複素環を形成していても
よく、X及びYは、直接結合、−CH2 −、又は非置換
若しくは置換C2 〜C5 アルキレン基よりなる群から別
個に選ばれ、R3 はx=1の場合、C1 〜C19アルキ
ル、特に好ましくはメチル、あるいは非置換フェニル、
又は−OH、−CN、ハロゲン、C1 〜C12アルキル、
1 〜C4 アルコキシ若しくはNO2 で置換されたフェ
ニル基、又は非置換若しくは置換ナフチル基であるか、
あるいはR3 及びR2 、又はR3 及びR1 が、これらが
結合している原子と一緒になって、C5 〜C12複素環を
形成していてもよく;x=2の場合、R3 は(CH2
m 基(m=2〜8)、又はいずれも場合により置換され
ていてもよいフェニレン若しくはナフチレン基である。
【0049】R4 はアリーレン、好ましくはフェニレン
基であるか、あるいは置換アリーレン、メチレン、C2
〜C6 直鎖、分岐鎖若しくは環式アルキレン基である。
【0050】R5 は好ましくはシアノであり、あるいは
−COOアルキル若しくは−COOアリール基を表す.
6 はx=1の場合、好ましくは水素原子であり、ある
いはC1 〜C9 アルキル、非置換フェニル、又は−O
H、−CN、C1 〜C4 アルコキシ、アリールオキシ、
−COOアルキル、−COOアリール、NO2 若しくは
ハロゲンで置換されたフェニルであるか、あるいはR5
及びR6 が、これらが結合している原子と一緒になっ
て、C6 〜C12炭素環若しくは複素環を形成していても
よい。
【0051】R7 は、好ましくは非置換フェニル又は−
OH、−CN、アルコキシ、ハロゲン若しくはC1 〜C
5 アルキル、好ましくはメチルで置換されたフェニルで
あり、あるいは置換若しくは非置換のC1 〜C19直鎖若
しくは分岐鎖アルキル、又は置換若しくは非置換のC6
〜C12アリール基であるか、あるいはR7 とR6 、又は
7 とR5 が、これらが結合している原子と一緒になっ
て、C6 〜C12複素環を形成していてもよい。
【0052】好ましい放射線感知性酸発生剤は、199
2年10月29日に出願された「非金属感光性酸発生剤
を含む化学増幅されたフォトレジスト」(代理人書類番
号FI9−88−046X)と題された同時係属米国特
許出願第07/968,120号に記載された酸プロジ
ェニタを含み、その開示内容は援用して本明細書の記載
の一部とする。引用された出願に開示された好ましい放
射線感知性酸発生剤の例は、N−(トリフルオロメチル
スルホニルオキシ)−ビシクロ−[2,2,1]ヘプト
−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド(MDT)、
N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−ニトロ
ナフタルイミド類、N−(トリフルオロメチルスルホニ
ルオキシ)−4−ハロナフタルイミド類、N,N’−ビ
ス(カンフルスルホニルオキシ)−3,4,9,10−
ペリレンテトラカルボキシ−ジイミド、N−(トリフル
オロメチルスルホニルオキシ)−7−オキサビシクロ−
[2,2,1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキ
シ)−スクシンイミドと、N,N’−ビス−(トリフル
オロメチルスルホニルオキシ)−(3−メチル−4,5
−イミド−シクロヘキサ−3−エニル)−スクシンイミ
ド、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−ジ
フェニルマレイミド、ジ−[N−(トリフルオロメチル
スルホニルオキシ)−フタルイミジル]−エーテル、ビ
ストリフルオロメチル−ビス−N,N’−(トリフルオ
ロメチルスルホニルオキシ)−フタルイミジルメタン、
N−(カンフルスルホニルオキシ)−ナフタルイミド、
N−(カンフルスルホニルオキシ)−ニトロナフタルイ
ミド類、これに対応するトシル−、ブロシル−、フルオ
ロ−及びパーフルオロ−ベンゼンスルホニルオキシ−、
ニトロベンゼンスルホニルオキシ−並びにハロベンゼン
スルホニルオキシ−類似物が含まれる。当業者は、従来
技術で既知の他の放射線感知酸発生剤が有益であると予
期されることを理解するであろう。
【0053】代わりの具体例では、本発明に有益である
他の放射線感知性酸発生化合物は、2−ジアゾ−1−ナ
フトキノン−4−スルホン酸エステル類、2−ジアゾ−
1−ナフトキノン−5−スルホン酸エステル類、並びに
それらの混合物及び組み合わせを含む。しかし、酸発生
種として2−ジアゾ−1−ナフトキノン−5−スルホン
酸エステルを含む組成物は、リトグラフィック処理の
間、典型的に露光後焼付けを必要とすることに特に注意
されたい。
【0054】さらなる代わりの具体例では、本発明に有
益な他の放射線感知性酸発生化合物は、ヒドロキシル基
を有するポリマーを含み、ヒドロキシル基の少なくとも
一部が置換又は非置換ジアゾアセトアセテートエステル
基によりo−置換されているポリマー状に結合した放射
線感知性酸発生剤を含む。さらなる別の具体例では、酸
発生剤はポリマー状に結合したビスーケトジアゾメタン
でもよい。本発明のポリマー組成物は、薄膜を形成する
のに有益な組成物を提供するために、種々の溶媒に溶解
してもよい。溶媒は、エステル類、エーテル類、ケトン
類、アルコール類又は従来技術で既知の他のレジスト溶
媒でもよい。溶媒の特定の例は、制限はないが、メトキ
シプロパノールのようなアルコキシアルカノール類、γ
−ブチロラクトン、エチルラクテート、アセテート及び
プロピオネートエステル類、テトラヒドロフルフラール
アルコール又はそれらの組み合わせを含む。好ましい溶
媒はアセテートエステル類とエチルラクテートである。
【0055】典型的な液体フォトレジスト組成物は約5
0%までの固形分を有しているであろう。酸不安定成分
がポリマーバインダー成分とは別の成分である具体例で
は、バインダーに対する酸不安定成分の典型的な比率は
約10:90から約40:60の範囲である。酸不安定
成分が、フィルム形成ポリマーのヒドロキシル基の少な
くとも一部へのo−置換により化学的に結合されている
具体例では、ヒドロキシル基の置換の程度は約5乃至8
%から約100%の範囲である。そのような具体例で
は、酸不安定成分に対する酸発生剤の典型的な比率は、
約0.1:99.9から約30:70の範囲にできる。
【0056】また、さらに別の代わりの具体例では、界
面活性剤の痕跡をレジスト組成物に添加してもよい。
【0057】また、さらに別の代わりの具体例では、染
料をレジスト組成物に添加してもよい。染料はレジスト
の特性を修正するのに有益たり得、又はエネルギー伝達
手段として有益たり得る。染料は、制限はないが、9−
アントラセンメタノールと、9−フェノキシメチルアン
トラセンと、9,10−ジフェニルアントラセンと、置
換フェナントレン(phenanthracene)類
及び置換ビフェニル類と、4ーフェニルアゾレゾルシノ
ール及びそれらに関係する染料と、結晶バイオレット塩
基、染料のクマリン級から選択される染料とを含んでも
よい。
【0058】さらに別の代わりの具体例では、残留酸の
脱除剤をレジスト組成物に添加してもよい。残留酸の脱
除剤の例は、テトラアルキルアンモニウム水酸化物類、
テトラアルカノールアンモニウム水酸化物類、ジメチル
アミノピリジン類、及びエチレンオキサイド/プロピレ
ンオキサイド ブロック共重合体界面活性剤を含む。
【0059】
【実施例】本発明の追加の用途及び具体例は、以下の詳
細な実施例を読めば、当業者に明白となるであろう。 [実施例1] ポリ(p−ヒドロキシスチレン−コ−p−(2−(2−
メトキシ)−プロピルオキシ)スチレン(PHMOP)
の合成 250gのポリヒドロキシスチレン(PHS、又はPH
OST)(ヘキスト[Hoechst]から入手可能、
8,100MW )が水を除去するために一晩真空オーブ
ン中で60°Cに加熱された。その後2リットル丸底フ
ラスコ内で750mlの無水テトラヒドロフラン(TH
F)に溶解され、フラスコと内容物はドライアイス/ア
セトン浴に浸された。46.46g(ポリヒドロキシス
チレンを基礎として0.3当量)のメトキシプロペン
(MOP)が攪拌されながら、その溶液に添加された。
混合後、53mgのp−トルエンスルホン酸が添加され
た。その反応は降温されて1時間続けられ、その後浴が
除去され、その反応は1時間室温で続けられた。反応を
抑制するために、30mlの濃水酸化アンモニウム溶液
がポリマー溶液に添加された。固体のポリマー生成物が
ポリマー溶液を水酸化アンモニウムを含む水(3000
ml水中に16ml)に滴下することによって沈殿し
た。濾過及び水洗後(代わりに、水酸化アンモニウム溶
液を含む水でもよい)、固体が窒素下で乾燥され、2か
ら3時間吸引された。最後に、ポリマー固体が室温で一
晩真空中で乾燥された。その後、ポリマーはNMR、I
R及びTGAで分析された。得られたデータは以下に要
約された。
【0060】
【表1】
【0061】全てのロットの赤外線スペクトルは、ポリ
マーのケタール官能基の特性である1068と1134
cm-1で2つの吸収ピークを持っている。ピークの高さ
は、MOP/PHS比に比例する。ロット#3の合成で
は、使用されたポリヒドロキシスチレンは60gのみで
あり、サンプルは反応前に一晩70から80°Cで窒素
気流下で乾燥された。ロット#3と#5とは、アルドリ
ッチ(Aldrich)からの無水THFの代わりにH
PLC級THFを使用した。ロット#4では、メトキシ
プロペンはジャンセン(Jansen)からであり(純
度92%)、真空蒸留を通じて精製された。ロット#4
で使用されたメトキシプロペンの重量は45.06gで
あった。ロット#3と#5では、PHOSTの分子量は
8,600であった。 [実施例2] 置換の異なる程度を有するPHMOPの合成 実施例1の合成手順を使用して、置換の変化した程度を
有するPHMOPを得るために、メトキシプロペンの量
を変化させた。結果は以下の表2に示す。
【0062】
【表2】
【0063】ロット#6と#7の反応は実施例1のロッ
ト#4の反応と同様であり、ロット#8の反応は#3の
反応と同様である。ロット#8ではPHOSTの分子量
は8,600である。 [実施例3] 室温で高分子量PHOSTを有するPHMOPの合成 150mlのTHF中で24gのPHOST(ヘキス
ト、11,000MW )が固体ポリマーが完全に溶解す
るまで攪拌され、その後水を除去するために大量の無水
硫酸ナトリウムが添加された。混合物は2時間攪拌さ
れ、その後5gの2−メトキシプロペンが混合物に添加
された。数分間の攪拌後、100mgのp−トルエンス
ルホン酸が添加され、反応が1時間続けられた。反応は
1mlのN−メチルモルフォリンで抑制された。混合物
は硫酸ナトリウムを除去するために、セライトフィルタ
ーベッドを通して濾過された。固体ポリマーが、濾過さ
れた溶液を水酸化アンモニウムを含む水(1600ml
の水中に5mlの濃水酸化アンモニウム)に滴下するこ
とにより沈殿した。固体は濾過され真空下で乾燥され
た。 [実施例4] マルゼン(Maruzen)PHOSTからのPHMO
Pの合成 10.2gのPHOST(マルゼンから入手可能、10
%のビニルシクロヘキサノール共重合体を含有)が、固
体無水硫酸ナトリウムを含む約40mlのTHFに溶解
された。4gの2−メトキシプロペンと30mgのp−
トルエンスルホン酸1水塩が使用されたことを除いて、
実施例3の手順が使用された。反応は3mlの濃水酸化
アンモニウムで抑制された。生成物の最終の重量は1
1.8gであった。 [実施例5] イオン交換樹脂を使用した酢酸エチル中のPHMOPの
合成 180mlの酢酸エチル中で36gのPHOST(ヘキ
スト、8,600MW)が固体ポリマーが完全に溶解す
るまで攪拌され、その後11.2gの2−メトキシプロ
ペンがその溶液に添加された。数分間の攪拌後、750
mgのアンバーリスト(Amberlyst)15酸性
イオン交換樹脂が添加され、反応が1時間続けられた。
その後、その樹脂は0.2μmフィルターで濾過され
た。濾過された溶液は、43gの固体ポリマー生成物を
与えるために、回転蒸発を使用して乾燥された。
【0064】レジストは、20%の全固体含有率を与え
るために、PMA(プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート)中に溶解された上記の合成されたポ
リマーと、3%トリフェニルスルホニウムトリフレート
(TPS)と、0.24%テトラブチルアンモニウム水
酸化物(TBAH)とを用いて配合された。レジストが
HMDS(ヘキサメチルジシラザン)下塗りされたシリ
コンウェハにコーティングされ、ホットプレート上で1
00°Cで120秒間焼付けされた。レジストは約8.
53キロオングストロームのフィルム厚を有していた。
コーティングされたウェハは、キャノン(Canon)
0.37NAエキサイマー レーザ ステッパ(Exc
imer Laser Stepper)上でクロムマ
スクを通して248nmでDUV(遠紫外線)へ露光さ
れ、8.5mJ/cm2 の線量を受けた。その後露光さ
れたウェハは、0.154N水性TMAH中で75秒間
現像された。レジストは0.50μmポジティブトーン
画像を生じた。フィルム厚ロスは360オングストロー
ムのみであった。 [実施例6] 室温でのPHMOPの合成 20g(0.165M)ポリ(4−ヒドロキシスチレ
ン)(ヘキスト、8,200MW )が75mlの無水T
HFに溶解された。5−6mgのp−トルエンスルホン
酸が触媒として添加された。4.79g(0.066
M)の2−メトキシプロペンが一部に添加された後、反
応混合物は室温で3時間攪拌された。その後、2.6m
gの水酸化アンモニウムが酸触媒を中和するために添加
された。その後、溶液はポリマーを沈澱させるために、
800mlの脱イオン水へ滴加された。ポリマーは濾過
され、脱イオン水で数回洗浄され、真空オーブン中で乾
燥された。ポリマーのNMRデータは、MOP/PHS
が17.3、THF/PHSが16.4を示した。
【0065】レジストは、上記合成されたポリマーに
0.7%TPSと0.14%TBAHとを用いて配合さ
れ、20%の全固体含有率を与えるためにPMAに溶解
された。レジストはHMDS下塗りされたシリコンウェ
ハにコーティングされ、ホットプレート上で100°C
で120秒間焼付けされた。レジストは約1.2μmの
フィルム厚を有していた。コーティングされたウェハ
は、キャノン0.37NAエキサイマー レーザ ステ
ッパ上でクロムマスクを通して248nmでDUVへ露
光され、36mJ/cm2 の線量を受けた。その後、露
光されたウェハは0.14N水性TMAH中で120秒
間現像された。垂直プロフィールを有する0.50μm
ポジティブ画像が得られた。 [実施例7] HClを使用したPHMOPの合成 20g(0.165M)のポリ(4−ヒドロキシスチレ
ン)(ヘキスト、8,200MW )が75mlの無水T
HFに溶解された。溶液は氷浴中で0°Cまで冷却され
た。2滴の濃HClがその溶液に添加された。4.79
g(0.066M)の2−メトキシプロペンが添加され
た後、混合物は0°Cで1時間次いで室温で1時間攪拌
された。水酸化アンモニウム(2.6ml)が酸を中和
するために添加され、得られた溶液はポリマーを沈澱さ
せるために800mlの脱イオン水に滴加された。ポリ
マーは濾過され、脱イオン水で完全に洗浄され、真空オ
ーブン中で乾燥された。ポリマーのNMRデータはMO
P/PHSが8.9、THF/PHSが25.8を示し
た。
【0066】レジストは、上記のように合成されたポリ
マーに0.7%TPSと0.14%TBAHとを用いて
配合され、20%の全固体含有率を与えるためにPMA
に溶解された。レジストはHMDS下塗りされたシリコ
ンウェハにコーティングされ、ホットプレート上で10
0°Cで120秒間焼付けされた。レジストは1.12
μmのフィルム厚を有していた。コーティングされたウ
ェハは、キャノン0.37NAエキサイマー レーザ
ステッパ上でクロムマスクを通して248nmでDUV
へ露光され、30mJ/cm2 の線量を受けた。その
後、露光されたウェハは水性テトラメチルアンモニウム
水酸化物(0.15N TMAH)中で60秒間現像さ
れた。合理的な画像が0.14μmのフィルム厚ロスで
解像された。 [実施例8] 過剰の2−メトキシプロペンを用いたPHMOPの合成 20g(0.165M)のポリ(4−ヒドロキシスチレ
ン)(ヘキスト、8,200MW )が75mlの無水T
HFに溶解された。5−6mgのp−トルエンスルホン
酸が触媒として添加された。溶液が氷浴中で冷却された
後、13g(0.18M)の2−メトキシプロペンが添
加され、溶液は0°Cで1時間及び室温で1時間攪拌さ
れた。反応は2.6mlの水酸化アンモニウムで抑制さ
れた。溶液は800mlの脱イオン水へ滴加され、沈澱
したポリマーが濾過され、脱イオン水で完全に洗浄さ
れ、真空中で乾燥された。ポリマーのNMRデータはM
OP/PHSが49.6、THF/PHSが12.9を
示した。
【0067】レジストは、上記のように合成されたポリ
マーに0.7%TPSと0.14%のTBAHとを用い
て配合され、20%の全固体含有率を与えるためにPM
Aに溶解された。レジストはHMDS下塗りされたシリ
コンウェハにコーティングされ、ホットレート上で10
0°Cで120秒間焼付けされた。コーティングされた
ウェハは、キャノン0.37NAエキサイマー レーザ
ステッパ上でクロムマスクを通して248nmでDU
Vへ露光され、34mJ/cm2 の線量を受けた。その
後、露光されたウェハは、水性テトラメチルアンモニウ
ム水酸化物(0.14N TMAH)中で80秒間現像
され、0.35μmポジティブ画像を得た。 [実施例9] メトキシプロピル置換されたポリ(4−ヒドロキシベン
ジルシルセスキオキサン)の合成 4g(0.025M)のポリ(4−ヒドロキシベンジル
シルセスキオキサン)が50mlの酢酸エチルに溶解さ
れ、氷浴中で冷却された。0.15のアンバーリスト−
15イオン交換樹脂が溶液に添加された後、1g(0.
014M)の2−メトキシプロペンが添加され、溶液は
0°Cで1時間と室温で30分間攪拌された。溶液は濾
過され、溶媒が回転蒸発によって除去された。残留物が
真空オーブン中で乾燥された。
【0068】レジストは20%の全固体含有率を与える
ために、PMA中で2%TPSと上記のように合成され
たメトキシプロピル保護されたポリ(4−ヒドロキシベ
ンジルシルセスキオキサン)とを用いて配合された。レ
ジストは堅焼付けされたノボラック下層上にコーティン
グされ、キャノン0.37NAエキサイマー レーザス
テッパ上で248nmで、遠紫外線へ露光された。0.
4μm以上の画像が25−30mJ/cm2 で解像され
た。 [実施例10] 4,5−ジヒドロ−2−メチルフラン置換されたポリヒ
ドロキシスチレンの合成 24gのポロヒドロキシスチレン(8,600MW
が、残留水をポリマーから除去するために、窒素気流下
で一晩丸底フラスコ中で約80°Cに加熱された。その
後、乾燥されたサンプルが約70−80mlのTHFに
溶解された。8.8gの4,5−ジヒドロ−2−メチル
フランが溶液に添加された。溶液は数分間強烈に攪拌さ
れ、その後約45mgのp−トルエンスルホン酸1水塩
が添加された。溶液は温かくなり始め、その後水浴へ浮
かべられた。反応は100分間続けられ、4mlの濃水
酸化アンモニウムで抑制された。ポリマーが希水酸化ア
ンモニウム水溶液から沈澱した。ポリマーは濾過され、
洗浄され、真空下で18時間を越える間乾燥された。ポ
リマーの最終重量は約33gであった。上記の合成され
たポリマーのIRスペクトルは1000cm-1と115
0cm-1との間に2つの新しいピークを示し、ポリマー
上のケタール保護基の存在を示している。
【0069】レジスト配合は以下の組成で得られた。即
ち、PMA中で22%固形分とするために、0.18%
テトラブチルアンモニウム水酸化物と、1.5%トリフ
ェニルスルホニウムトリフレートと、先に述べた4,5
−ジヒドロ−2−メチルフラン置換されたポリマーであ
る。約10.6キロオングストロームの厚さを与えるた
めに、レジスト配合はシリコンウェハ上にスピンコーテ
ィングされた。その後それはオリエル(Oriel)器
具で約30mJで露光された。0.1N TMAH中で
40秒間現像した後、画像はレジストを著しく薄くする
ことなく排除された。約9.38キロオングストローム
のレジスト厚の別のウェハがエキサイマー レーザシス
テムで25mJで露光され、0.105N TMAH
(MF321から希釈された)中で現像された。最終厚
さは8.11キロオングストロームであった。画像が排
除された。全ての上記実験は露光後焼付けなしで行われ
た。レジストはいつも露光直後に潜像を生じ、化学増幅
率が非常に高いことを示す。 [実施例11] メトキシプロピル保護されたノボラックポリマーの合成 合成手順は実施例1と同じである。反応では、m−クレ
ゾールノボラックの量が60g、使用されたTHFの量
が200ml、2−メトキシプロペンの量が72gで、
p−トルエンスルホン酸の量が12.7mgであった。
反応は−78°Cで1時間次いで室温で1時間半行われ
た。その後反応は10mlの濃水酸化アンモニウムで抑
制され、実施例1と同じように行われた。最終の乾燥さ
れたサンプルはNMRデータによると、ノボラックポリ
マーの全てのヒドロキシル基の殆ど100%の保護を示
している。
【0070】レジスト配合は以下の組成物で得られた。
即ち、PMA中で20%固形分とするために、0.14
% TBAHと、0.7%トリフェニル スルホニウム
トリフレートと、上記のように合成されたメトキシプ
ロピル置換されたノボラックとである。約4.4キロオ
ングストロームの厚さを与えるために、レジスト配合は
シリコンウェハ上にスピンコーティングされ、100°
Cで60秒間焼付けされた。その後オリエル器具上で約
80mJで露光された。露光直後に鋭い潜像が現像され
た。それは80°Cで60秒間、露光後焼付けされた。
0.54N TMAH中で5分間現像した後、画像はレ
ジストを全く薄くすることなく排除された。レジストは
20mJで露光された場合、必要とされる現像時間は5
分よりもずっと長くなる。また、この実験ではフィルム
厚ロスはなかった。 [実施例12] メトキシプロピル置換された6F−ビスフェノールAの
合成 3.36g(0.01M)の6F−ビスフェノールAが
25mlの無水THFに溶解され、その混合物は氷浴中
で0°Cに冷却された。0.15gのアンバーリスト−
15が触媒として添加された後、2.5g(0.035
M)の2−メトキシプロペンが添加され、混合物は0°
Cで1時間及び室温で30分間攪拌された。その後、溶
液はイオン交換樹脂を除去するために濾過され、溶媒が
回転蒸発により除去された。粘着性のある固体が真空下
で完全に乾燥された。 [実施例13] メトキシプロピル置換された1,1,1−トリス(4−
ヒドロキシフェニル)エタンの合成 3.06g(0.01M)の1,1,1−トリス(4−
ヒドロキシフェニル)エタンが50mlの酢酸エチルに
溶解され、氷浴中で冷却された。0.1gのアンバーリ
スト−15と4.0g(0.05M)の2−メトキシプ
ロペンが添加され、混合物は0°Cで1時間及び室温で
30分間攪拌された。溶液はイオン交換樹脂を除去する
ために濾過され、溶媒が回転蒸発により除去された。粘
性の残留物が真空下で完全に乾燥された。 [実施例14] ポリマー結合ジアゾアセトアセテートの合成 上記のポリマーが以下の2ステップ方法で合成された。 (a)12.1g(0.1M)のポリ(4−ヒドロキシ
スチレン)がシクロペンタノン/トルエン(40ml/
20ml)溶媒混合物に溶解された。14.2g(0.
09M)のt−ブチルアセトアセテートが5分かけて滴
加され、その後混合物は一晩還流された。溶媒混合物
は、エステル交換反応により生じたt−ブチルアルコー
ルと一緒に、真空下の蒸留により除去され、残留物が水
中へ沈澱し、濾過され、乾燥され、アセトアセチル化さ
れたポリマーを与えた。 (b)ステップ(a)からの12gのアセトアセチル化
されたポリマーが20mlのアセトニトリルに溶解さ
れ、氷浴中で冷却された。6gのトリエチルアミンが添
加され、次いで12gのp−トルエンスルホニルアジド
が添加され、この混合物は0°Cで1時間及び室温で3
時間攪拌された。その後、溶媒が回転蒸発により除去さ
れた。残留物はアセトンに再溶解され、約5%のKOH
を含む脱イオン水へ沈澱された。沈殿物は濾過され、水
で数回洗浄され、乾燥されて、ポリマー結合ジアゾアセ
トアセテートを得た。 [実施例15] リトグラフィック線量対フォトアシッド発生剤配合量 3セットのレジストがPHMOP(実施例4で合成され
た)、トリフェニルスルホニウムトリフレート(TP
S)とテトラブチルアンモニウム水酸化物(TBAH)
とを用いて配合された。使用された溶媒はプロピレング
リコールメチルエーテルアセテートであった。組成物は
以下の通りである。
【0071】
【表3】
【0072】上記のレジストはHMDS処理されたSi
ウェハ上に、3000rpmのスピン速度でスピンコー
ティングによりコーティングされた。レジストフィルム
の厚さは、90°C5分間の塗布後焼付け(post
apply bake、PAB)後約10.30キロオ
ングストロームであった。コーティングされたウェハ
は、キャノン0.37NAエキサイマー レーザ ステ
ッパ上でクロムマスクを通して248nmでDUVへ露
光され、その後全て0.18Nテトラメチルアンモニウ
ム水酸化物(TMAH)現像剤で90秒間現像された。
この実験では露光後焼付けは行われなかった。この現像
処理の後のフィルム厚ロスは約300オングストローム
であった。両方のレジストa1とa2への公称線量は、
0.5と0.45μm画像を解像するために同じ(約3
2mJ)とされた。しかし、TBAH/TPS比がより
小さいので、レジストa3は公称線量約23mJを有し
ていた。 [実施例16] MOP保護の関数としてレジスト感度 4セットのレジストが実施例1と2又は同様の手順によ
り合成されたPHMOPを用いて配合された。
【0073】
【表4】
【0074】これらのレジストに使用された方法は、実
施例15と殆ど同様であった。固体含有率は約20%で
あった。塗布後焼付けは95°Cで2分間であり、現像
条件は0.15N TMAHで60秒間であった。b1
に対する現像剤濃度は0.21Nであった。上記で使用
されたリトグラフィック線量は、0.45μmの公称線
幅を有する画像を生じた線量から得られた。 [実施例17] フォトアシッド発生剤としてMDTを使用するレジスト レジストは、PHMOP(実施例3で合成された)に
2.5%ブチレート化されたヒドロキシトルエンと10
%MDTとを用いて配合され、20%の全固体含有率を
与えるためにPMAに溶解された。レジストはHMDS
処理されたSiウェハ上にコーティングされ、キャノン
0.37NAエキサイマー レーザ ステッパ上でクロ
ムマスクを通して248nmでDUVへ露光された。レ
ジストは、0.14N TMAH で45秒間現像した
後、9mJの線量で垂直側壁を有する0.4μmポジテ
ィブ画像を与えた。現像の間フィルム厚ロスは400オ
ングストローム未満であった。 [実施例18] フォトアシッド発生剤として1,2,3−トリス(4−
フルオロベンゼンスルホニルオキシ)ベンゼン(FB
S)を使用するレジスト レジストは、PHMOP(実施例1のロット#3のPH
MOPと同様に合成された)に5%FBSと0.2%T
BAHとを用いて配合され、20%の全固体含有率を与
えるためにPMAに溶解された。レジストはHMDS処
理されたSiウェハ上にコーティングされ、キャノン
0.37NAエキサイマー レーザ ステッパ上でクロ
ムマスクを通して248nmでDUVへ露光された。レ
ジストは0.18Nで70秒間現像後、64mJの線量
で垂直側壁を有する0.45μmポジティブ画像を与え
た。この方法の間、フィルムロスは400オングストロ
ーム未満であった。FBS配合量及び現像時間がそれぞ
れ10%及び60秒に変化した場合、レジストは56m
Jの線量で垂直側壁を有する0.40μmポジティブ画
像を与えた。 [実施例19] フォトアシッド発生剤としてベンゼンスルホニルベンゾ
イルジアゾメタン(BSPDM)を使用するレジストの
遠紫外線リトグラフィ レジストが、PHMOP(実施例2のロット#7)に2
%のBSPDMと0.25%のTBAHとを用いて配合
され、20%の全固体含有率を与えるためにPMAに溶
解された。レジストはHMDS処理されたSiウェハ上
にコーティングされ、キャノン0.37NAエキサイマ
ー レーザ ステッパ上でクロムマスクを通して248
nmでDUVへ露光された。レジストは0.15Nで9
0秒間現像後、36mJの線量で殆ど垂直側壁を有する
0.40μmポジティブ画像を与えた。 [実施例20] N−メチルピロリジノン汚染試験 実施例18のように配合されたレジストがコーティング
され、飽和N−メチルピロリジノン(NMP)蒸気へ2
55秒間暴露され、実施例18のように処理された。N
MP暴露なしのウェハの線幅変化と比較して、解像され
た画像上に線幅の変化は観察されなかった。T−トップ
は解像された画像上に見いだされなかった。同時に、t
−ブチルカーボネート機能化(官能化)システムのレジ
ストは同じNMP蒸気圧で45秒間暴露された。レジス
ト画像は線幅の重大な変化を有するT−トップを示し、
充分に現像されなかった。(実施例18と)同じPHM
OPポリマーマトリックス中に0.7%TPSと0.1
4%TBAHとを用いた別の配合は、NMPに対する同
じレジリエンスを示し、255秒NMP暴露後画像サイ
ズの変化はなかった。 [実施例21] 実施例2のロット#6のリトグラフィ レジストは、PHMOP(実施例2ロット#6で合成さ
れた)に0.75%TPSと0.15%TBAHとを用
いて配合され、20%の全固体含有率を与えるためにP
MAに溶解された。レジストは幾つかのHMDS下塗り
されたシリコンウェハ上にコーティングされ、ホットプ
レート上で100°Cで120秒間焼付けされた。1つ
のコーティングされたウェハは、キャノン0.37NA
エキサイマー レーザ ステッパ上でクロムマスクを通
して248nmでDUVへ露光され、18mJ/cm2
の線量を受けた。その後、露光されたウェハは0.15
N水性TMAH中で60秒間現像され、殆ど垂直側壁を
有する0.4μmポジティブ画像を与えた。 [実施例22] 露光後焼付け処理 実施例21からのコーティングされたウェハはDUVへ
露光され、16mJ/cm2 の線量を受け、その後、9
0°Cで90秒間PEBを行い、0.15NTMAHで
60秒間現像された。殆ど垂直側壁を有する0.35μ
mポジティブ画像が得られた。 [実施例23] 長い露光−現像遅延を有する線幅安定 実施例21の露光されたウェハの別の1つが、TMAH
中の60秒間の現像前に周囲条件下で24時間貯蔵され
た。実施例21からの線幅の10%以内の線幅を有する
0.4μmポジティブ画像を生じた。 [実施例24] 長い露光−PEB遅延を有する線幅安定 実施例21の露光されたウェハの別の1つが、90°C
での90秒間のPEB及びTMAH中の60秒間の現像
の前に周囲環境下で24時間貯蔵された。殆ど垂直側壁
を有する0.35μmポジティブ画像を生じた。画像の
線幅の測定値は実施例22で得られた線幅の測定値の1
0%以内であった。 [実施例25] レジスト画像の線幅への異なる露光後焼付け温度の効果 レジスト配合は以下の組成で得られた。即ち、PMA中
で20%固形分とするために、0.15% TBAH
と、0.75%TPSと、PHMOP(実施例2ロット
#6で合成された)とである。レジストはHMDS下塗
りされたシリコンウェハ上にコーティングされ、ホット
プレート上で100°Cで120秒間焼付けされた。コ
ーティングされたウェハは、キャノン0.37NAエキ
サイマーレーザ ステッパ上でクロムマスクを通して2
48nmでDUVへ露光され、18mJ/cm2 の線量
を受けた。いかなる加熱処理もされなかった1つのウェ
ハを除いて、露光されたウェハの残りは、いかなるPE
B遅延もなく一連の異なる焼付け温度でそれぞれ90秒
間処理された。次に、露光されたウェハは、PEB直後
0.15N水性TMAHで60秒間現像された。各温度
で各ウェハに対して測定された0.4μmレジスト画像
に対する線幅が、以下のように要約された。それぞれ、
焼付けなしでは0.39μm、50°CPEBでは0.
36μm、60°Cでは0.38μm、70°Cでは
0.37μm、80°Cでは0.38μm、90°Cで
は0.39μm、102°Cでは0.38μmであっ
た。レジストに適用されるPEBが100°Cを越える
ならば、いくらかの特別のレジストが薄くなることが見
いだされた。 [実施例26] 遠紫外線リトグラフィにおけるフォト−カルボン酸発生
剤としてのポリマー結合ジアゾアセトアセテート(DZ
A) レジストが、20%の全固体含有率を与えるために、P
MA中で16−18%の酸発生剤DZA(全固体を基礎
とする)とPHMOPとを用いて配合された。レジスト
はHMDS処理されたSiウェハ上にコーティングさ
れ、キャノン0.37NAエキサイマー レーザ ステ
ッパ上でクロムマスクを通して248nmでDUVへ露
光された。レジストは16−20mJ/cm2 の感度を
有していて、0.4μm以上の線とスペースとの直線解
像度を有している。露光後焼付けは80°Cで90秒間
であり、現像剤は0.14N TMAHであった。2成
分レジストはプロフィールに対するいかなる劣化もな
く、5分までNMPに安定であり、室温で少なくとも2
か月の溶液中での貯蔵寿命を持っていた。 [実施例27] e−ビーム露光の間のMOP保護の関数としての感度 レジストは20%固体含有率の溶液を生じるために、P
MA中で実施例1と2のPHMOPを0.7%TPSと
0.14%TBAHと混合することにより調製された。
レジストはHMDS下塗りされたウェハ上にスピンコー
ティングされた。その後、コーティングされたフィルム
はホットプレート上で110°C、3分間焼付けられ
た。露光が50Kev e−ビーム露光器具(ホンタス
[Hontas]器具)で行われた。その後ウェハは、
0.14N TMAH水性現像剤中での50秒間の現像
前に窒素ボックス中で少なくとも30分間貯蔵された。
対照カーブが各レジストに対して構成され、画像はSE
M(走査電子顕微鏡)により試験された。全てのレジス
トは合理的な垂直プロフィールを有する0.20μm以
上の線及びスペース対の解像が可能であった。第1オー
ダーに対するレジスト感度は、酸発生剤及び安定化塩基
配合量の変化程MOP保護により影響を受けない。しか
し、MOP保護の効果は現像の間のフィルム厚ロスから
明白であり、MOP保護が低い程、フィルム厚ロスが高
い。 [実施例28] e−ビーム露光の間のTPSとTBAH配合量の関数と
しての感度 レジストは、PMA中で実施例1のロット#5を、異な
る配合量のTPSとTBAHと混合することにより調製
された。レジストはHMDS下塗りされたSiウェハ上
にスピンコーティングされた。110°3分間のPAB
が50KVホンタス器具からのe−ビームへの露光前に
行われた。ウェハは少なくとも30分の遅延後に0.1
4N TMAH中で50秒間現像された。レジスト感度
は塩基配合量と残留メタノールにより重大な影響を受け
た。塩基又はメタノールの増量はレジスト感度の低下を
導く。塩基と組み合わせた場合のTPS配合量の効果
は、塩基なしのTPSと比較した場合重大でない。さら
に、この実施例は酸の痕跡量に対するレジストの極端な
感度を示している。 [実施例29] レジスト貯蔵寿命 少量の酸に対する実施例1と2のレジスト配合で観察さ
れた極端な感度はレジスト貯蔵寿命についての疑問を生
じさせる。レジストを安定化し、その貯蔵寿命を延ばす
ために2つのアプローチが使用されてきた。第1は、レ
ジストへ塩基を添加することにより、第2は溶媒を精製
し、その残留酸含有率を最小化することによる。両方の
アプローチが貯蔵寿命の改良を示した。しかし、貯蔵寿
命のさらなる利点は、溶媒の精製により得られた。貯蔵
寿命は40°Cの一定温度の浴でレジスト材料を老化
(ageing)させることにより試験された。0.2
1NTMAHでのレジスト溶解度とその感度の双方が、
浴中での時間の関数として測定された。老化の影響は、
MOPの保護が解かれることに関係する溶解率の変化に
よりそれ自身明示された。レジスト感度は老化処理によ
りわずかに影響された。 [実施例30] I−線リトグラフィ ジアゾナフトキノンシステムから生じたカルボン酸によ
る化学増幅 実施例3で合成されたPHMOPと10重量%の2−ジ
アゾ−1−ナフトキノン−4−スルホン酸のp−クレゾ
ールエステルとを含むレジストが20%の固体含有率
で、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート中
に配合された。レジストはHMDS処理されたSiウェ
ハ上に3000rpmでスピンコーティングされ、90
°Cで5分間塗布後焼付けされた。GCAステッパ
(0.35NA)による0.5秒間の365nm放射線
への露光後(約50mJ)、レジストは88°Cで90
秒間焼付けされ、0.15N TMAHで60秒間現像
された。0.6μm以上の画像解像度が得られた。DQ
(ジアゾキノン)化合物と共にt−ブチルカーボネート
保護されたポリヒドロキシスチレンが使用された場合、
化学増幅を全く示さないか又は非常にわずかの化学増幅
を示すことが明らかであり、それは露光後焼付け後に鋭
い潜像がないこと及びずっと高い線量においてさえ小さ
い画像を解像できないことから明らかとなる。 [実施例31] 3成分システムでの2−メトキシプロピル保護された化
合物を使用するI−線リトグラフィ I−線露光(365nm)用フォトレジスト溶液は、4
重量部の実施例12と13で合成された2−メトキシプ
ロピル保護された化合物の一つと、2重量部のフォトア
シッド発生剤と、14重量部のノボラック樹脂と、80
重量部の溶媒プロピレングリコールモノメチルエーテル
アセテートとから配合された。この溶液はシリコンウェ
ハに1.08μmの厚さまでスピンコーティングされ、
90°Cで90秒間塗布後焼付けされた。その後、レジ
ストはGCAステッパ(0.35NA)上で0.8−
1.0秒での露光によりパターン化され、100−11
0°Cで60秒間露光後焼付けされ、次いで0.263
N TMAHで現像される。 [実施例32] X線リトグラフィ レジストは、PHMOP(実施例1のロット#3)に1
%TPSと0.2%TBAHとを用いて配合され、20
%の全固体含有率を与えるためにPMAに溶解された。
レジストはHMDS下塗りされたSiウェハにスピンコ
ーティングされ、100°Cで2分間PABを受けた。
露光は、アイビーエム(IBM)イーエフ(EF)設備
に配置されたオクスフォードシンクロトロン(Oxfo
rd Synchrotron)放射線コンパクトリン
グに取付けられたRDYステッパ上で行われた。線量は
対照カーブを作成するためにスキャンスピードを変化さ
せることにより変化された。ウェハは0.15N TM
AHで60秒間現像された。レジストは、約100mJ
を明確にする合理的な対照と線量とを示した。さらに、
レジスト対照と画像制御を最適化するために工程現像を
必要としてもよく、それにもかかわらずこの実施例はX
線リトグラフィにこのレジストを使用することの可能性
を論証する。
【0075】
【発明の効果】本発明は上記構成としたため、環境汚染
物との不利な反応を受けにくく、かつ、露光と、もしあ
れば、露光後焼付けステップとの間、又は露光後焼付け
ステップと現像との間の可変の又は長い遅延に許容度の
ある、改良型の化学増幅されたフォトレジスト組成物を
提供できるという優れた効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェイムズ トーマス ファヘイ アメリカ合衆国12603、ニューヨーク州パ キプシ、ティトゥスヴィレ ロード 321 (72)発明者 ジョージ ジョゼフ ヘッフェロン アメリカ合衆国12524、ニューヨーク州フ ィッシュキル、ハイ ビュー ロード、ロ ード3 ボックス 43 (72)発明者 ウ−ソン フアン アメリカ合衆国12603、ニューヨーク州パ キプシ、アイルランド ドライヴ 33 (72)発明者 プレムラサ ジャガナサン アメリカ合衆国12563、ニューヨーク州パ ッターソン、カロライン ウェイ 4 (72)発明者 アーマド ダウオド カトナニ アメリカ合衆国12603、ニューヨーク州パ キプシ、オールド ファームズ ロード 24 (72)発明者 マーモウド エム.コージャステー アメリカ合衆国12590、ニューヨーク州ワ ッピンガーズ フォールズ、ケンデル ド ライヴ 21 (72)発明者 ラニー ワイ−リン クウォン アメリカ合衆国12590、ニューヨーク州ワ ッピンガーズ フォールズ、ミナ ドライ ヴ 31 (72)発明者 キム ヤン リー アメリカ合衆国12561、ニューヨーク州ニ ューポルツ、ヘンリー ドゥボイス ドラ イヴ 36、アパートメント 3 (72)発明者 ハーバンス スィングー サシュデヴ アメリカ合衆国12533、ニューヨーク州ホ ープウェル ジャンクション、フェアビュ ー ドライヴ 23 (72)発明者 クリシュナ ガンディー サシュデヴ アメリカ合衆国12533、ニューヨーク州ホ ープウェル ジャンクション、フェアビュ ー ドライヴ 23 (72)発明者 ラトナム スーリヤクマラン アメリカ合衆国12524、ニューヨーク州フ ィッシュキル、ロンドン ドライヴ 15− 3ディー (72)発明者 ロバート ラヴィン ウッド アメリカ合衆国12603、ニューヨーク州パ キプシ、アージェント ドライヴ 6

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性塩基現像可能なマイクロリトグラフ
    ィックレジスト組成物であって、混合物中に、(a)化
    学的に結合される反復ヒドロキシル基を有するフィルム
    形成ポリマーと、(b)ケタール成分を含む酸不安定化
    合物と、(c)化学線への露光により酸を形成する酸発
    生化合物と、 を含み、 露光により発生した酸がケタール成分を含む前記化合物
    の少なくとも一部の開裂を引き起こし、露光された組成
    物が未露光組成物と比較して水性塩基に選択的に、より
    可溶性となることを特徴とするマイクロリトグラフィッ
    クレジスト組成物。
  2. 【請求項2】 フィルム形成ポリマーのヒドロキシル基
    の少なくとも一部がケタール成分を含む前記酸不安定化
    合物によってo−置換され、o−置換の程度が約5%か
    ら約100%の範囲であることを特徴とする請求項1記
    載のマイクロリトグラフィックレジスト組成物。
  3. 【請求項3】 反復ヒドロキシル基を有するフィルム形
    成ポリマーがさらにヒドロキシ芳香族基を含むことを特
    徴とする請求項1記載のマイクロリトグラフィックレジ
    スト組成物。
  4. 【請求項4】 反復ヒドロキシル基を有するフィルム形
    成ポリマーが、置換又は非置換フェノールとアルデヒド
    との縮合反応生成物であることを特徴とする請求項1記
    載のマイクロリトグラフィックレジスト組成物。
  5. 【請求項5】 ヒドロキシ芳香族ポリマーがホルムアル
    デヒドとフェノール又はアルキルフェノールとの縮合反
    応生成物であることを特徴とする請求項4記載のマイク
    ロリトグラフィックレジスト組成物。
  6. 【請求項6】 ヒドロキシ芳香族ポリマーが置換又は非
    置換ヒドロキシスチレンとポリシルセスキオキサン類と
    から誘導される重合体及び共重合体から成る群から選択
    されるポリマーであり、化学的に結合されるヒドロキシ
    芳香族基を有することを特徴とする請求項1記載のマイ
    クロリトグラフィックレジスト組成物。
  7. 【請求項7】 ヒドロキシ芳香族ポリマーがポリヒドロ
    キシスチレンであることを特徴とする請求項6記載のマ
    イクロリトグラフィックレジスト組成物。
  8. 【請求項8】 ヒドロキシ芳香族ポリマーが置換又は非
    置換ヒドロキシスチレン及び下記構造式を有する環状ア
    ルコールとから誘導される共重合体であることを特徴と
    する請求項6記載のマイクロリトグラフィックレジスト
    組成物。 【化1】 (式中、Xは独立して水素又は1から8の炭素を有する
    アルキル基であり、mは約0.8から1の範囲であり、
    nは約0から0.2の範囲である)
  9. 【請求項9】 ケタール成分を含む前記酸不安定化合物
    がさらに下記構造式を有する化合物を含むことを特徴と
    する請求項1記載のマイクロリトグラフィックレジスト
    組成物。 【化2】 (式中、X、Y及びZは、非架橋のアルキル、アリー
    ル、脂環式、及びo−複素環基と、X、Y及びZの任意
    の2つの間に2から8の炭素を含む架橋基とから成る群
    から独立して選択される)
  10. 【請求項10】 ケタール成分が、2−(2−メチル−
    テトラヒドロフラニル)オキシ、2−(2−メチル−テ
    トラヒドロピラニル)オキシ、1−(1−メトキシシク
    ロヘキシル)オキシ、2−(2−メトキシプロピル)オ
    キシ、4−(4−メトキシ−テトラヒドロピラニル)オ
    キシ及び(1−フェノキシ−1−フェニルエチル)オキ
    シから成る群から選択されることを特徴とする請求項9
    記載のマイクロリトグラフィックレジスト組成物に使用
    される酸不安定化合物。
  11. 【請求項11】 ケタール成分が2−(2−メトキシプ
    ロピル)オキシであることを特徴とする請求項10記載
    の酸不安定化合物。
  12. 【請求項12】 酸発生化合物が、金属性、メタロイド
    及び非金属性オニウム塩と、アリールスルホネート類
    と、2−ニトロベンジルエステル類と、β−ケトスルホ
    ン類と、ジスルホン類と、ビス−アリールスルホニルジ
    アゾメタン類と、α−ケトジアジド類と、α−カルボキ
    シルジアジド類と、置換及び非置換スルホン酸の先駆物
    質と、ジアゾナフトキノン類とから成る群から選択され
    ることを特徴とする請求項1記載のマイクロリトグラフ
    ィックレジスト組成物。
  13. 【請求項13】 酸発生化合物がポリマーと化学的に結
    合されていることを特徴とする請求項1記載のマイクロ
    リトグラフィックレジスト組成物。
  14. 【請求項14】 酸発生化合物がヒドロキシル基を有す
    るポリマーであり、そのヒドロキシル基の少なくとも一
    部が置換又は非置換ジアゾアセトアセテートエステル基
    によってo−置換されていることを特徴とする請求項1
    3記載のマイクロリトグラフィックレジスト組成物。
  15. 【請求項15】 さらに残留酸脱除剤を含むことを特徴
    とする請求項1記載のマイクロリトグラフィックレジス
    ト組成物。
  16. 【請求項16】 残留酸脱除剤が、テトラアルキルアン
    モニウム水酸化物類と、テトラアルカノールアンモニウ
    ム水酸化物類と、ジメチルアミノピリジン類と、エチレ
    ンオキサイド/プロピレンオキサイド ブロック共重合
    体界面活性剤から成る群から選択されることを特徴とす
    る請求項15記載のマイクロリトグラフィックレジスト
    組成物。
  17. 【請求項17】 さらに界面活性剤を含むことを特徴と
    する請求項1記載のマイクロリトグラフィックレジスト
    組成物。
  18. 【請求項18】 さらに染料を含むことを特徴とする請
    求項1記載のマイクロリトグラフィックレジスト組成
    物。
  19. 【請求項19】 染料が約180nmから約400nm
    の範囲の1以上の波長を有する化学線からエネルギーを
    吸収し、前記染料が吸収したエネルギーを酸を形成する
    ために酸発生化合物に伝えることを特徴とする請求項1
    8記載のマイクロリトグラフィックレジスト組成物。
  20. 【請求項20】 染料が9−アントラセンメタノール
    と、9−フェノキシメチルアントラセンと、9,10−
    ジフェニルアントラセンと、置換フェナントレン類と、
    置換ビフェニル類と、置換及び非置換4−フェニルアゾ
    レゾルシノールと、結晶バイオレット塩基と、クマリン
    染料とから成る群から選択されることを特徴とする請求
    項18記載のマイクロリトグラフィックレジスト組成
    物。
  21. 【請求項21】 さらに溶媒を含むことを特徴とする請
    求項1記載のマイクロリトグラフィックレジスト組成
    物。
  22. 【請求項22】 マイクロリトグラフィックレリーフ画
    像を形成する方法であって、 マイクロリトグラフィック基板へ請求項1による組成物
    の放射線感知性薄膜を適用するステップと、 潜像を形成するために放射線感知性薄膜をパターン方向
    露光するステップと、 薄膜にレリーフ画像を形成するために潜像を現像するス
    テップと、 を含むことを特徴とするマイクロリトグラフィックレリ
    ーフ画像形成方法。
  23. 【請求項23】 放射線感知性薄膜が電子ビーム、イオ
    ンビーム、紫外線又はX−線源からの放射線へパターン
    方向露光されることを特徴とする請求項22記載のマイ
    クロリトグラフィックレリーフ画像形成方法。
  24. 【請求項24】 化学的に結合される反復ヒドロキシル
    基を有するポリマーと、置換ビニルエーテル類とオルト
    エステル類とから成る群から選択される反応剤とのケタ
    ール反応生成物を含む酸感知性ポリマー組成物。
  25. 【請求項25】 ケタールと化学的に結合される反復ヒ
    ドロキシル基を有するポリマーとの間のエーテル交換反
    応のケタール反応生成物を含む酸感知性ポリマー組成
    物。
JP6093265A 1993-06-04 1994-05-02 マイクロリトグラフィックレジスト組成物、酸不安定化合物、マイクロリトグラフィックレリーフ画像形成方法及び酸感知性ポリマー組成物 Pending JPH07140666A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US7109593A 1993-06-04 1993-06-04
US071095 1993-06-04

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9252492A Division JP3014350B2 (ja) 1993-06-04 1997-09-17 マイクロリトグラフィックレジスト組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07140666A true JPH07140666A (ja) 1995-06-02

Family

ID=22099219

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6093265A Pending JPH07140666A (ja) 1993-06-04 1994-05-02 マイクロリトグラフィックレジスト組成物、酸不安定化合物、マイクロリトグラフィックレリーフ画像形成方法及び酸感知性ポリマー組成物
JP9252492A Expired - Fee Related JP3014350B2 (ja) 1993-06-04 1997-09-17 マイクロリトグラフィックレジスト組成物

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9252492A Expired - Fee Related JP3014350B2 (ja) 1993-06-04 1997-09-17 マイクロリトグラフィックレジスト組成物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5712078A (ja)
EP (1) EP0628876A1 (ja)
JP (2) JPH07140666A (ja)
KR (1) KR0145031B1 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10104839A (ja) * 1996-09-16 1998-04-24 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 低”k”係数ハイブリッド・フォトレジスト
WO1999015935A1 (fr) * 1997-09-22 1999-04-01 Clariant International Ltd. Nouveau procede de preparation de vernis a couvrir
US5891603A (en) * 1996-04-25 1999-04-06 Fuji Photo Film Co., Ltd. Positive working photosensitive composition
US5962180A (en) * 1996-03-01 1999-10-05 Jsr Corporation Radiation sensitive composition
US6120972A (en) * 1997-09-02 2000-09-19 Jsr Corporation Radiation-sensitive resin composition
US6136500A (en) * 1997-08-18 2000-10-24 Jsr Corporation Radiation sensitive resin composition
US6235446B1 (en) 1997-08-15 2001-05-22 Jsr Corporation Radiation sensitive resin composition
JP2002023353A (ja) * 2000-07-13 2002-01-23 Fuji Photo Film Co Ltd ポジ型感光性組成物
JP2003098671A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Sumitomo Bakelite Co Ltd フォトレジスト用樹脂およびフォトレジスト組成物
JP2003098669A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Sumitomo Bakelite Co Ltd フォトレジスト組成物
US6586152B1 (en) 1999-06-10 2003-07-01 Wako Pure Chemical Industries, Ltd. Agent for reducing substrate dependence
JP2004302434A (ja) * 2003-03-14 2004-10-28 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 化学増幅型ポジ型レジスト組成物
JP2004310121A (ja) * 2004-05-14 2004-11-04 Jsr Corp 化学増幅型感放射線性樹脂組成物
US6933094B2 (en) 2000-09-18 2005-08-23 Jsr Corporation Radiation-sensitive resin composition
JP2022003406A (ja) * 2017-11-30 2022-01-11 ローム アンド ハース エレクトロニック マテリアルズ エルエルシーRohm and Haas Electronic Materials LLC 塩およびこれを含むフォトレジスト

Families Citing this family (52)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4306069A1 (de) * 1993-03-01 1994-09-08 Basf Ag Strahlungsempfindliches Gemisch und Verfahren zur Herstellung von Reliefstrukturen mit verbessertem Kontrast
DE69500616T2 (de) * 1994-12-20 1998-01-02 Ocg Microelectronics Materials Verfahren zur Herstellung von teilgeschützten Phenolharzen
EP0718317B1 (en) * 1994-12-20 2000-02-23 Olin Microelectronic Chemicals, Inc. Photoresist compositions
DE69516101T2 (de) * 1994-12-20 2001-01-11 Arch Speciality Chemicals Inc Vernetzte Polymere
EP0733952A1 (en) * 1995-03-23 1996-09-25 Ocg Microelectronics Materials, Inc. Photoresist compositions
JP2956824B2 (ja) * 1995-06-15 1999-10-04 東京応化工業株式会社 ポジ型レジスト膜形成用塗布液
DE19533607A1 (de) * 1995-09-11 1997-03-13 Basf Ag Positivarbeitendes strahlungsempfindliches Gemisch und Verfahren zur Herstellung von Reliefstrukturen
DE19533608A1 (de) * 1995-09-11 1997-03-13 Basf Ag Positivarbeitendes strahlungsempfindliches Gemisch und Verfahren zur Herstellung von Reliefstrukturen
JP3518158B2 (ja) * 1996-04-02 2004-04-12 信越化学工業株式会社 化学増幅ポジ型レジスト材料
US5942367A (en) 1996-04-24 1999-08-24 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Chemically amplified positive resist composition, pattern forming method, and method for preparing polymer having a crosslinking group
US6060222A (en) * 1996-11-19 2000-05-09 Kodak Polcyhrome Graphics Llc 1Postitve-working imaging composition and element and method of forming positive image with a laser
TW528932B (en) * 1997-01-24 2003-04-21 Shinetsu Chemical Co Polymers and chemically amplified positive resist compositions
TW574629B (en) * 1997-02-28 2004-02-01 Shinetsu Chemical Co Polystyrene derivative chemically amplified positive resist compositions, and patterning method
US6165676A (en) * 1997-04-22 2000-12-26 Konica Corporation Light sensitive composition, image forming material and image forming material manufacturing method
TW546540B (en) * 1997-04-30 2003-08-11 Wako Pure Chem Ind Ltd An agent for reducing the substrate dependence of resist and a resist composition
US6037097A (en) * 1998-01-27 2000-03-14 International Business Machines Corporation E-beam application to mask making using new improved KRS resist system
EP1060206B1 (en) * 1998-02-23 2004-04-14 Sumitomo Bakelite Co., Ltd. Modified polycyclic polymers
US6159653A (en) * 1998-04-14 2000-12-12 Arch Specialty Chemicals, Inc. Production of acetal derivatized hydroxyl aromatic polymers and their use in radiation sensitive formulations
US7704668B1 (en) * 1998-08-04 2010-04-27 Rohm And Haas Electronic Materials Llc Photoresist compositions and methods and articles of manufacture comprising same
WO2000011520A1 (en) * 1998-08-18 2000-03-02 3M Innovative Properties Company Polymers having silicon-containing acetal or ketal functional groups
JP3120402B2 (ja) 1998-09-03 2000-12-25 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレ−ション 不活性化芳香族アミン化合物を含むフォトレジスト組成物
US6140015A (en) * 1998-12-10 2000-10-31 International Business Machines Corporation Photoresist compositions with pendant polar-functionalized aromatic groups and acid-labile branching
EP1031878A1 (en) * 1999-02-23 2000-08-30 Shipley Company LLC Novel polymers and photoresist compositions comprising same
TW550268B (en) * 1999-04-30 2003-09-01 Sumitomo Chemical Co A negative type resist composition
US6376149B2 (en) 1999-05-26 2002-04-23 Yale University Methods and compositions for imaging acids in chemically amplified photoresists using pH-dependent fluorophores
US6235452B1 (en) * 1999-08-05 2001-05-22 International Business Machines Corporation Detection of a gaseous substance emanating from a layer of polymeric composition
US6338934B1 (en) 1999-08-26 2002-01-15 International Business Machines Corporation Hybrid resist based on photo acid/photo base blending
AU5358201A (en) 2000-04-17 2001-10-30 Univ Yale Method for measuring diffusion of photogenerated catalyst in chemically amplified resists
US6664023B2 (en) * 2001-03-13 2003-12-16 International Business Machines Corporation Controlled aging of photoresists for faster photospeed
US6936398B2 (en) 2001-05-09 2005-08-30 Massachusetts Institute Of Technology Resist with reduced line edge roughness
US6641971B2 (en) 2001-06-15 2003-11-04 International Business Machines Corporation Resist compositions comprising silyl ketals and methods of use thereof
US6635401B2 (en) * 2001-06-21 2003-10-21 International Business Machines Corporation Resist compositions with polymers having 2-cyano acrylic monomer
US7067227B2 (en) * 2002-05-23 2006-06-27 Applied Materials, Inc. Sensitized chemically amplified photoresist for use in photomask fabrication and semiconductor processing
US7323290B2 (en) * 2002-09-30 2008-01-29 Eternal Technology Corporation Dry film photoresist
US7148265B2 (en) * 2002-09-30 2006-12-12 Rohm And Haas Electronic Materials Llc Functional polymer
US7090963B2 (en) * 2003-06-25 2006-08-15 International Business Machines Corporation Process for forming features of 50 nm or less half-pitch with chemically amplified resist imaging
US6939664B2 (en) 2003-10-24 2005-09-06 International Business Machines Corporation Low-activation energy silicon-containing resist system
US20050106494A1 (en) * 2003-11-19 2005-05-19 International Business Machines Corporation Silicon-containing resist systems with cyclic ketal protecting groups
WO2005088393A1 (en) 2004-02-11 2005-09-22 International Business Machines Corporation Use of mixed bases to enhance patterned resist profiles on chrome or sensitive substrates
WO2006007192A2 (en) * 2004-05-27 2006-01-19 University Of Delaware Three-dimensional photoresist structures and method of making
TWI377439B (en) * 2004-09-28 2012-11-21 Sumitomo Chemical Co Chemically amplified resist composition
US7354692B2 (en) 2005-05-09 2008-04-08 International Business Machines Corporation Photoresists for visible light imaging
US7534548B2 (en) 2005-06-02 2009-05-19 Hynix Semiconductor Inc. Polymer for immersion lithography and photoresist composition
US7488771B2 (en) * 2005-09-02 2009-02-10 International Business Machines Corporation Stabilization of vinyl ether materials
US7419611B2 (en) * 2005-09-02 2008-09-02 International Business Machines Corporation Processes and materials for step and flash imprint lithography
US7300741B2 (en) * 2006-04-25 2007-11-27 International Business Machines Corporation Advanced chemically amplified resist for sub 30 nm dense feature resolution
US7566527B2 (en) * 2007-06-27 2009-07-28 International Business Machines Corporation Fused aromatic structures and methods for photolithographic applications
US8017303B2 (en) * 2009-02-23 2011-09-13 International Business Machines Corporation Ultra low post exposure bake photoresist materials
JP6136355B2 (ja) * 2012-02-27 2017-05-31 住友化学株式会社 レジストパターンの製造方法
US8999623B2 (en) 2013-03-14 2015-04-07 Wiscousin Alumni Research Foundation Degradable neutral layers for block copolymer lithography applications
TWI746628B (zh) * 2016-12-08 2021-11-21 南韓商三星電子股份有限公司 光阻組成物以及使用該光阻組成物形成精細圖案的方法
JP7010195B2 (ja) 2017-11-29 2022-01-26 信越化学工業株式会社 パターン形成方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01106037A (ja) * 1987-10-20 1989-04-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd パターン形成材料
JPH01154144A (ja) * 1987-11-06 1989-06-16 Hoechst Ag 放射線敏感混合物、およびその製造法
JPH02177031A (ja) * 1988-12-09 1990-07-10 Basf Ag 感放射線混合物
JPH0387746A (ja) * 1989-05-22 1991-04-12 Shipley Co Inc フォトレジスト組成物
JPH03206458A (ja) * 1989-03-14 1991-09-09 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 化学的に増補されたフオトレジスト
JPH03289658A (ja) * 1990-04-06 1991-12-19 Fuji Photo Film Co Ltd ポジ画像の形成方法
JPH05249682A (ja) * 1991-06-18 1993-09-28 Wako Pure Chem Ind Ltd 新規なレジスト材料及びパタ−ン形成方法
JPH0643650A (ja) * 1991-06-21 1994-02-18 Hoechst Celanese Corp 短波長紫外線に感光するポジ型フォトレジスト組成物

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3376136A (en) * 1964-01-27 1968-04-02 Du Pont Photographic elements and processes
US3676145A (en) * 1970-09-21 1972-07-11 Staley Mfg Co A E Predetermined chemical reactions in photographic imagewise configuration
US3779778A (en) * 1972-02-09 1973-12-18 Minnesota Mining & Mfg Photosolubilizable compositions and elements
US4102687A (en) * 1977-02-14 1978-07-25 General Electric Company UV Curable composition of a thermosetting condensation resin and Group VIa onium salt
DE2718254C3 (de) * 1977-04-25 1980-04-10 Hoechst Ag, 6000 Frankfurt Strahlungsempfindliche Kopiermasse
US4371605A (en) * 1980-12-09 1983-02-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company Photopolymerizable compositions containing N-hydroxyamide and N-hydroxyimide sulfonates
US4407928A (en) * 1982-06-28 1983-10-04 Eastman Kodak Company Use of ketal blocked quinones to reduce post-process Dmin increase in positive redox dye-releasing image transfer systems
US4491628A (en) * 1982-08-23 1985-01-01 International Business Machines Corporation Positive- and negative-working resist compositions with acid generating photoinitiator and polymer with acid labile groups pendant from polymer backbone
US4737426A (en) * 1985-05-15 1988-04-12 Ciba-Geigy Corporation Cyclic acetals or ketals of beta-keto esters or amides
US4962171A (en) * 1987-05-22 1990-10-09 Hoechst Celanese Corporation Blocked monomer and polymers therefrom for use as photoresists
US5200529A (en) * 1987-05-22 1993-04-06 Hoechst Celanese Corporation Blocked monomer and polymers therefrom for use as photoresists
US5081001A (en) * 1987-05-22 1992-01-14 Hoechst Celanese Corporation Blocked monomer and polymers therefrom for use as photoresists
DE3730787A1 (de) * 1987-09-13 1989-03-23 Hoechst Ag Positiv arbeitendes strahlungsempfindliches gemisch und daraus hergestelltes strahlungsempfindliches aufzeichnungsmaterial
KR900005226A (ko) * 1988-09-29 1990-04-13 윌리엄 비이 해리스 감광성 조성물 및 양화 상과 음화 상의 생성방법
JPH02248953A (ja) * 1989-03-22 1990-10-04 Toshiba Corp 感光性組成物
US5200291A (en) * 1989-11-13 1993-04-06 Hoechst Celanese Corporation Photosensitive diazonium resin, element made therefrom, method of preparing the resin and method for producing negative lithographic image utilizing the resin
DE3940965A1 (de) * 1989-12-12 1991-06-13 Basf Ag Strahlungsempfindliches gemisch und verfahren zur herstellung von reliefstrukturen
JPH03282550A (ja) * 1990-03-30 1991-12-12 Oki Electric Ind Co Ltd フォトレジスト組成物
US5212047A (en) * 1990-04-10 1993-05-18 E. I. Du Pont De Nemours And Company Resist material and process for use
JPH0451243A (ja) * 1990-06-20 1992-02-19 Hitachi Ltd パターン形成方法
ATE137231T1 (de) * 1990-09-13 1996-05-15 Ocg Microelectronic Materials Säurelabile lösungsinhibitoren und darauf basierende positiv und negativ arbeitende strahlungsempfindliche zusammensetzung
DE4106356A1 (de) * 1991-02-28 1992-09-03 Hoechst Ag Strahlungsempfindliche polymere mit naphthochinon-2-diazid-4-sulfonyl-gruppen und deren verwendung in einem positiv arbeitenden aufzeichnungsmaterial
US5262270A (en) * 1991-07-30 1993-11-16 Eastman Kodak Company Photosensitive compositions and lithographic printing plates containing binary acetal polymers

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01106037A (ja) * 1987-10-20 1989-04-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd パターン形成材料
JPH01154144A (ja) * 1987-11-06 1989-06-16 Hoechst Ag 放射線敏感混合物、およびその製造法
JPH02177031A (ja) * 1988-12-09 1990-07-10 Basf Ag 感放射線混合物
JPH03206458A (ja) * 1989-03-14 1991-09-09 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 化学的に増補されたフオトレジスト
JPH0387746A (ja) * 1989-05-22 1991-04-12 Shipley Co Inc フォトレジスト組成物
JPH03289658A (ja) * 1990-04-06 1991-12-19 Fuji Photo Film Co Ltd ポジ画像の形成方法
JPH05249682A (ja) * 1991-06-18 1993-09-28 Wako Pure Chem Ind Ltd 新規なレジスト材料及びパタ−ン形成方法
JPH0643650A (ja) * 1991-06-21 1994-02-18 Hoechst Celanese Corp 短波長紫外線に感光するポジ型フォトレジスト組成物

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5962180A (en) * 1996-03-01 1999-10-05 Jsr Corporation Radiation sensitive composition
US5891603A (en) * 1996-04-25 1999-04-06 Fuji Photo Film Co., Ltd. Positive working photosensitive composition
JPH10104839A (ja) * 1996-09-16 1998-04-24 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 低”k”係数ハイブリッド・フォトレジスト
US6235446B1 (en) 1997-08-15 2001-05-22 Jsr Corporation Radiation sensitive resin composition
US6136500A (en) * 1997-08-18 2000-10-24 Jsr Corporation Radiation sensitive resin composition
US6120972A (en) * 1997-09-02 2000-09-19 Jsr Corporation Radiation-sensitive resin composition
WO1999015935A1 (fr) * 1997-09-22 1999-04-01 Clariant International Ltd. Nouveau procede de preparation de vernis a couvrir
US6586152B1 (en) 1999-06-10 2003-07-01 Wako Pure Chemical Industries, Ltd. Agent for reducing substrate dependence
JP2002023353A (ja) * 2000-07-13 2002-01-23 Fuji Photo Film Co Ltd ポジ型感光性組成物
US6933094B2 (en) 2000-09-18 2005-08-23 Jsr Corporation Radiation-sensitive resin composition
US7202016B2 (en) 2000-09-18 2007-04-10 Jsr Corporation Radiation-sensitive resin composition
JP2003098671A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Sumitomo Bakelite Co Ltd フォトレジスト用樹脂およびフォトレジスト組成物
JP2003098669A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Sumitomo Bakelite Co Ltd フォトレジスト組成物
JP2004302434A (ja) * 2003-03-14 2004-10-28 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 化学増幅型ポジ型レジスト組成物
JP2004310121A (ja) * 2004-05-14 2004-11-04 Jsr Corp 化学増幅型感放射線性樹脂組成物
JP2022003406A (ja) * 2017-11-30 2022-01-11 ローム アンド ハース エレクトロニック マテリアルズ エルエルシーRohm and Haas Electronic Materials LLC 塩およびこれを含むフォトレジスト

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10182989A (ja) 1998-07-07
US5712078A (en) 1998-01-27
KR950001921A (ko) 1995-01-04
JP3014350B2 (ja) 2000-02-28
EP0628876A1 (en) 1994-12-14
KR0145031B1 (ko) 1998-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3014350B2 (ja) マイクロリトグラフィックレジスト組成物
JP3955384B2 (ja) 化学増幅型レジスト組成物
US6686121B2 (en) Process for preparing resists
US20040234888A1 (en) Photoacid generators with perfluorinated multifunctional anions
WO2007007176A2 (en) Photoresist composition for imaging thick films
JP4161497B2 (ja) ネガ型感放射線性樹脂組成物
US7871755B2 (en) Photosensitive composition
JP2936956B2 (ja) レジスト材料
JPH11167199A (ja) ポジ型フォトレジスト組成物
EP4066059B1 (en) Chemically amplified photoresist
JP3637723B2 (ja) ネガ型感放射線性樹脂組成物
JP3849486B2 (ja) 化学増幅型ポジ型レジスト組成物
JPH1138604A (ja) 感放射線性組成物
JP3632383B2 (ja) 化学増幅型ポジ型レジスト用感放射線性樹脂組成物
JP3918542B2 (ja) 化学増幅型ポジ型レジスト組成物
KR20000076692A (ko) 신규한 중합체 및 이를 함유하는 포토레지스트 조성물
CN115485622A (zh) 无dnq的化学增幅抗蚀剂组合物
JPH07271037A (ja) ポジ型感電離放射線性樹脂組成物
EP0819982A1 (en) Radiation-sensitive composition
JP3700164B2 (ja) 感放射線性組成物
US20220404702A1 (en) Pag-free positive chemically amplified resist composition and methods of using the same
JP4803207B2 (ja) ネガ型感放射線性樹脂組成物
JP3636503B2 (ja) 感放射線性樹脂組成物
JP4023931B2 (ja) ポジ型感放射線性樹脂組成物
JPH08254820A (ja) レジスト組成物