JPH0713905A - 記憶装置システム及びその制御方法 - Google Patents

記憶装置システム及びその制御方法

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JPH0713905A
JPH0713905A JP5151786A JP15178693A JPH0713905A JP H0713905 A JPH0713905 A JP H0713905A JP 5151786 A JP5151786 A JP 5151786A JP 15178693 A JP15178693 A JP 15178693A JP H0713905 A JPH0713905 A JP H0713905A
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data transfer
processing
storage device
delay time
storage
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JP5151786A
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Kenji Yamakami
憲司 山神
Haruaki Watanabe
治明 渡辺
Shizuo Yokohata
静生 横畑
Katsunori Nakamura
勝憲 中村
Yoshiro Shirayanagi
芳朗 白柳
Akira Yamamoto
山本  彰
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
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    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0668Interfaces specially adapted for storage systems adopting a particular infrastructure
    • G06F3/0671In-line storage system
    • G06F3/0673Single storage device

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記憶装置システム内の制御装置と処理装置と
を接続するデータ転送路の長さの許容範囲の拡大に伴っ
て生じる、性能の低下、制御上の不具合等を低減した記
憶装置システムを提供する。 【構成】 制御装置110と処理装置120の間で、デ
ータ転送を行う際に生ずる遅延時間を、デ−タ転送路遅
延時間測定記憶機能aにより、データ転送経路ごとに計
測し、共有メモリ140上のデ−タ転送路遅延時間テ−
ブル141に記憶する。一方、遅延時間対応制御機能a
は、デ−タ転送路遅延時間テ−ブル141を参照し、こ
の記憶されているデータ転送遅延時間にしたがって、処
理装置120から受け付けた入出力要求に対する制御を
変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機システム等に用
いられる記憶装置システムに係り、特に、処理装置と接
続可能距離が大きいケーブルを介して接続された記憶装
置システムに関する。
【0002】
【従来の技術】計算機システム等における処理装置と記
憶装置間を接続する転送路のアーキテクチャに関する技
術として、例えば、日経コンピュータ 1990年9月
24日号の第57〜58頁に記載されるような技術が知
られている。本文献には、光ケーブルを用いて処理装置
と記憶装置との間の接続を行なう記憶装置システムに関
する技術が開示されている。このように、光ケーブルを
用いて処理装置と記憶装置とを接続することにより、接
続可能距離をkmのオーダへと飛躍的に拡大することが
可能となる。
【0003】一方、日立マニュアル HITAC H−
6581−C3形ディスク制御装置H−6587形ディ
スク駆動装置 H−6586形ディスク駆動装置 H−
6585形ディスク駆動装置 H−8589形ディスク
駆動装置 8080−2−130−10の第138頁に
は、計算機システムに用いられる記憶装置の代表的な1
つであるディスク装置のデータ転送方法が記載されてい
る。
【0004】通常、ディスク装置は、データ転送に先立
ち、シーク処理、回転待ち処理等の位置付け処理の実行
が必要となる。この位置付け処理の実行中、制御装置と
処理装置の間のデータ転送路、制御装置とディスク装置
の間のデータ転送路は開放される。この後、ディスク装
置のヘッドが、リード/ライトしたいデータの記録位置
に近づいた時、それまで開放していたデータ転送路を再
び占有し(この処理を以下、再接続処理と呼ぶ)、デー
タのリード/ライト処理の実行に入る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、光
ケーブルを用いることにより、処理装置と記憶装置の間
の接続距離を拡大させている。処理装置と記憶装置との
間の接続距離を拡大させることにより、従来は大きな問
題とならなかった、データがケーブルを伝搬するのに要
する時間、即ち伝搬遅延時間が、記憶装置とのデータ転
送時間に比較して無視できない値となる。しかしなが
ら、上述した従来技術ではこのような伝搬遅延時間につ
いては、何等考慮されていなかった。
【0006】例えば、従来のように、処理装置とディス
ク装置とを接続するケーブルの長さが一様に短かった状
況下では、ディスク装置の位置付け処理後に行なわれる
再接続処理の実行開始のタイミングは、ディスク装置の
ヘッドが、リード/ライトするデータの記録位置から一
定距離分だけ、前に位置付いた時であった。しかし、処
理装置とディスク装置を接続するケーブルの長さが長く
なると、処理装置まで再接続処理の実行開始を通知する
のに要する時間が長くなり、再接続処理が完了したとき
にはディスク装置のヘッドがリード/ライトの対象とな
るデータの記録位置を通過してしまうという事態が生じ
る。このため、再度データの記録位置にヘッドが位置付
くのを待たねばならなくなり、性能が大幅に低下してし
まうという問題が発生する。
【0007】さらに、複数の処理装置から同一の記憶装
置への入出力要求が競合した時に生ずる不具合の例があ
る。例えば、記憶装置が、ある処理装置から受けた入出
力要求に対する処理を実行中に、他の2つ以上の処理装
置から別の入出力要求を受付け、それらを待たせた状態
で実行中の入出力要求の処理が完了したことを考えてみ
る。このような場合、通常、記憶装置は、各処理装置に
対して次の入出力要求が実行可能になったことを各処理
装置に対して通知し、最も早く応答のあった処理装置の
入出力要求の処理を実行している。従来のように、各処
理装置と記憶装置とを接続するケーブルの長さが一様に
短かった状況下では、このように、処理装置からの応答
が最も速かった入出力要求を、次に実行しても特に問題
となることはなかった。しかし、ケーブル長の範囲が拡
大し、各処理装置と記憶装置との間のケーブル長が異な
ると、記憶装置から送られる次の入出力要求の実行可能
を知らせる通知が各処理装置に到達するまでの時間に差
が生じる。このため、従来のような方式では、記憶装置
との間の接続距離が長い処理装置の入出力要求は、常に
待たされ、サービスを受けることができない、といった
状態に陥る恐れがある。
【0008】従って、本発明の目的は、処理装置と記憶
装置との間の接続可能距離の延長に伴うデータの伝搬遅
延時間の増大によって発生する、記憶装置の制御上の上
述したような不具合を解決した記憶装置システムを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による記憶装置シ
ステムは、上記課題を達成するために、記憶装置と処理
装置との間のデータ転送を制御するための制御装置に、
各データ転送路ごとにその長さ、あるいは、データがそ
の転送路を伝搬するのに要する遅延時間を計測し、この
計測値を制御装置内の内部メモリに記憶するデータ転送
路遅延時間計測記憶機構と、記憶した各データ転送路の
遅延時間の計測値を参照し、この計測値にしたがって、
処理装置から受け付けた入出力要求に対する制御を変更
する遅延時間制御機構を有する。
【0010】本発明の記憶装置システムは、より好まし
い態様において、遅延時間制御機構に、再接続処理の実
行開始契機を、この計測値にしたがって変更する再接続
開始契機変更機構を有する。また、記憶装置に対する複
数の入出力要求を解除する際、長いデータ転送路を通じ
て受け付けた入出力要求に対するサービスの保証を行な
うため、データ転送路の長さ等の計測値を参照し、長い
データ転送路を通じて受け付けた入出力要求の待ち状態
を優先的に解除する待ち状態優先解除機構を有する。
【0011】
【作用】本発明では、上述したデータ転送路遅延時間計
測記憶機構によって、処理装置との間に設けた各ケーブ
ル、すなわち、各データ転送路ごとの長さ、あるいは、
その転送路をデータが伝搬される際の遅延時間を計測
し、その計測値を制御装置内の内部メモリに記憶する。
さらに、上述した遅延時間制御機構により、記憶した各
データ転送路の計測値を参照し、この計測値にしたがっ
て、処理装置から受け付けた入出力要求に対する制御を
決定する。これによって、データがケーブルを伝搬され
るのに要するオーバヘッド時間が増大したことによって
生ずる、記憶装置の制御上の不具合を解決することが可
能となる。
【0012】より具体的には、例えば、再接続開始契機
変更機構により、データ転送路遅延時間計測記憶機構に
おける計測値にしたがって、再接続処理の実行開始契機
を変更する。これによって、再接続処理が完了した時に
は、ディスク装置のヘッドが、リード/ライトしたいデ
ータを通過してしまい、大幅に性能が落ちるという問題
を回避できる。また、待ち状態優先解除機構により、デ
ータ転送路遅延時間計測記憶機構における計測値にした
がって、長いデータ転送路を通じて受け付けた入出力要
求この入出力要求の待ち状態を優先的に解除する。これ
によって、長いデータ転送路を通じて受け付けた入出力
要求に対するサービスの保証を行なうことも可能とな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明について、図面を用い詳細に説
明する。
【0014】図1は本発明を適用した計算機システムの
第1の実施例の概要を示す構成図である。
【0015】図1において、100は記憶装置システム
であり、制御装置110と複数の記憶装置150を含ん
で構成される。制御装置110は、1つ以上(本実施例
では4つ)の転送制御プロセッサ130、共有メモリ1
40、処理装置側インターフェース160、及び記憶装
置側インターフェース170を有している。また、処理
装置120は、制御装置110とのインターフェイスと
して1つ以上(本実施例では2つ)のチャネル121を
有している。チャネル121は、光ファイバ等のケーブ
ルによって制御装置110の処理装置側インターフェイ
ス160に接続される。なお、処理装置120がチャネ
ル121を持たず、記憶装置システム100と直接ケー
ブルで接続されても構わない。同様に、制御装置110
においても、処理装置側インターフェイス160を設け
ることなく、転送制御プロセッサ130に直接ケーブル
190を接続するような構成を採ることもできる。ま
た、各処理装置120と制御装置110を接続するケー
ブル190は、それぞれ長さが異なっていてもよい。さ
らには、同一の処理装置120と制御装置110の間に
接続されたケーブル190の長さが互いに異なることも
許容される。
【0016】各転送制御プロセッサ130は、本発明に
関係して有する機能として、データ転送路遅延時間測定
記憶機能a131と遅延時間対応制御機能a132を備
えており、記憶装置150と処理装置120との間のデ
ータ転送を制御する。本実施例では、データ転送路遅延
時間測定記憶機能a131と遅延時間対応制御機能a1
32は、転送制御プロセッサ130のプログラム制御に
よる機能として実現されるが、専用のハードウェア等で
同等の機能を実現し、制御装置110に組み込んでもよ
い。
【0017】共有メモリ140は、各転送制御プロセッ
サ130が参照する共有情報を格納する。共有メモリ1
40には、データ転送路遅延時間テーブル141等の情
報が格納されている。
【0018】制御装置110の各転送制御プロセッサ1
30は、記憶装置側インターフェイス170を経由して
記憶装置150と接続される。もちろん、記憶装置イン
ターフェイス170を経由せず、直接転送制御プロセッ
サ130と記憶装置130を接続することも可能であ
る。
【0019】ここで、ある処理装置120と各記憶装置
150の間のデータ転送処理を行う場合、その処理装置
120と制御装置110の間に設置されたすべてのケー
ブル190の使用が許されてもよく、または、一部のケ
ーブル190の使用しか許さなくてもよい。また、使用
可能なケーブル190は、記憶装置150ごとに異なる
ようにしてもよい。
【0020】図2は、データ転送の遅延を計測する単位
となるデータ転送路として、2つの例を示している。1
つは、図2に示すデータ転送路a201のように、処理
装置120と間に設置された各ケーブル190に相当す
る部分である。もう1つは、図2に示すデータ転送路b
202のように、処理装置110から制御装置110内
の転送制御プロセッサ130までの経路に相当する部分
である。データ転送の遅延を計測する単位としは、これ
らいずれの単位を用いてもよい。
【0021】図3は、共有メモリ140内に設けられる
データ転送路遅延時間テーブル141の構造を表してい
る。データ転送路遅延時間テーブル141には、各デー
タ転送路200に対応してデータ転送路遅延時間300
が格納される。具体的には、対応するデータ転送路20
0をデータが伝搬された時に生ずる遅延時間が設定され
る。本実施例では、データ転送遅延時間300としてデ
ータ転送路200をデータが伝搬される際の遅延時間そ
のものを用いるが、他に、データ転送路200の長さ
等、遅延時間を計算、あるいは、予測可能なものであれ
ば何を用いてもよい。
【0022】データ転送路遅延時間テーブル140のエ
ントリの数は、図2に示すデータ転送路a201を計測
単位とする場合、接続しているケーブル190の数であ
り、データ転送路b202を計測単位とする場合、最大
で、接続しているケーブル190の数に転送制御プロセ
ッサ130の数を乗じた値となる。
【0023】次に、転送制御プロセッサ130によって
実現されるデータ転送路遅延時間測定記憶機能a131
の動作について説明する。処理装置110が制御装置1
20に入出力要求を発行する際、その入出力要求の内容
を規定する必要がある。この内容は、通常、コマンドと
呼ばれる指示単位の組合せで規定される。1つのコマン
ドを処理装置110から制御装置120に送るには、複
数回の制御情報を交換することがプロトコルとして定め
られている。本実施例では、データ転送路200の遅延
時間の測定には、特定のコマンドを用いている。もちろ
ん、遅延時間を測定するコマンドを特定せず、任意の複
数個のコマンドや、全てのコマンドについて測定を行な
ってもよい。
【0024】制御装置110は、特定したコマンドで定
められたプロトコルに従って、処理装置120へ、処理
装置120からの応答を返す制御情報を送信し、処理装
置120からその応答として制御情報を受信するまでの
時間を遅延時間として測定する。測定の方法としては、
何回かの制御情報の送受信時間を計測、制御情報の送信
時間、受信時間の一方だけ、あるいは、双方を別々に計
測などの方法を用いることができる。
【0025】図4は、データ転送路遅延時間測定記憶機
能a131によって実施される処理のフローを示すフロ
ーチャートである。以下、図4を用いこの処理フローの
説明を行う。データ転送路遅延時間測定記憶機能a13
1は、転送制御プロセッサ130により起動されると、
ステップ400で遅延時間を測定すべきコマンドか否か
を調べ、遅延時間を測定すべきコマンドでなければ何も
せずリターンする。遅延時間を測定するコマンドなら
ば、ステップ410で、制御プロセッサ130が処理装
置110へ情報転送するまで待ち、ステップ420で、
タイマをスタートさせる。その後、データ転送路遅延時
間測定記憶機能a131は、ステップ430で、処理装
置120からデータを受領するまで待ち、データを受領
した後ステップ440で、タイマをストップさせる。最
後に、ステップ450で、この時のタイマの値から、経
過時間を求め、それをデータ転送路遅延時間テーブル1
41内の、処理中のデータ転送路200に対応するエン
トリにデータ転送路遅延時間300として格納する。
【0026】図5は、遅延時間対応制御機能a132に
より実施される処理のフローを示すフローチャートであ
る。遅延時間対応制御機能a132では、ステップ50
0で、まず、データ転送路遅延時間テーブル141の、
起動チャネル121に対応するエントリから、データ転
送路遅延時間300を取り出す。そして、ステップ51
0では、この取り出したデータ転送路遅延時間300の
値にしたがって、処理中の入出力要求に対する制御を決
定する。
【0027】図6は、遅延時間対応制御機能a132が
有する具体的な機能と、その機能に関係して共有メモリ
140に設けられる情報を表している。
【0028】遅延時間対応制御機能a132は、再接続
開始時間調節機構a600と優先待ち状態解除機構a6
01を有している。共有メモリには、優先待ち状態解除
機構a601に関係して、待ち状態入出力要求登録テー
ブル602が設けられる。なお、データ転送路遅延時間
テーブル141は、再接続開始時間調節機構a600と
優先待ち状態解除機構a601の双方から参照される。
再接続開始時間調節機構a600が動作するのは、記憶
装置150に対し、再接続処理を実行する必要がある場
合に限られる。以下、再接続開始時間調節機構a600
の説明に先立って、再接続処理自体についての説明を行
なう。
【0029】図7は、本実施例において記憶装置150
として用いるディスク装置の構成を示す構成図である。
【0030】記憶装置150は、1枚以上の円形の記憶
媒体740、ヘッド750、記憶媒体インタフェース7
30、記憶媒体制御部710、及びセクタ検出部720
から構成される。記憶媒体制御部710は、記憶媒体7
40と制御装置110の間のデータ転送を制御する。ヘ
ッド750は、回転している記憶媒体740からデータ
を読み書きする機能をもち、記憶媒体740単位に存在
する。
【0031】円形の記憶媒体740は、一定の角度ごと
にセクタ760という単位が設定される。各セクタ76
0を一意に認識するため、各セクタ760には、番号が
つけられる。セクタ検出部720は、ヘッド750が現
在読み書きできるセクタ760を認識する機能をもつ。
さらに、セクタ検出部720は、制御装置110から指
定されたセクタ760にヘッド750が到達した時、記
憶媒体制御部710経由で制御装置110へ割込みを上
げる機能をもつ。
【0032】記憶媒体740が1回転する間に、ヘッド
750がアクセス可能な円状の記録単位をトラック74
1といい、記憶媒体740上に1つ以上存在する。ある
トラック741が入出力対象になったときに、ヘッド7
50はそのトラック741を読み書きできる位置に移さ
れる。この処理をシーク処理とよぶ。
【0033】図8に、1本のトラック741の典型的な
構成例を示す。
【0034】トラック741のある位置に、インデクス
820とよばれるトラック741の先頭が定められてい
る。トラック741も、記憶媒体740上に含まれるた
め、先に説明したセクタ760に分割されていることに
なる。
【0035】トラック741には、読出しまたは書込み
の単位となるレコード810が複数存在する。通常、各
レコード810の認識を可能にするため、レコード81
0には、レコード番号が付けられている。
【0036】レコード810を読み書きするためには、
シーク処理が完了した後、ヘッド750がそのレコード
810を読み書きできるようになるまで、記憶媒体74
0が回転してくるのを待たなければならない。この処理
を、回転待ち処理と呼ぶ。
【0037】シーク処理と回転待ち処理を併せて位置付
け処理と呼ぶ。記憶装置150が、位置付け処理を実行
している間は、転送制御プロセッサ130、ケーブル1
90等の記憶装置150と処理装置120の間で、デー
タ転送を行なうための資源を、確保したままにしておく
必要はない。したがって、一般には、記憶装置150が
位置付け処理を実行している間は、これらの資源を開放
し、記憶装置の位置付け処理が完了した後、これらの資
源を再確保して、データ転送処理を開始する。この資源
の再確保のための処理を再接続処理と呼ぶ。
【0038】次に、図9を用いて、レコード810の一
般的なアクセス例について説明する。処理装置120
は、記憶装置150内のあるレコードをアクセスするた
めに、チャネル121より入出力要求900を制御装置
110に送出する。入出力要求900は、記憶装置15
0上の読み書きするレコード810を決定するための情
報として、トラック741の番号(トラック番号)、セ
クタ760の番号(セクタ番号)、レコード810の番
号(レコード番号)を含んでいる。一般には、制御装置
110に送るセクタの番号としては、読み書きしたいレ
コードが格納されているセクタの直前のセクタ番号が用
いられる。
【0039】制御装置110内の転送制御プロセッサ1
30は、トラック番号、セクタ番号、レコード番号等を
受け取ると、記憶装置150を確保し、記憶装置150
に対し位置付け処理実行要求910を発行する。この
時、転送制御プロセッサ130は、位置付け処理を完了
し再接続処理を開始するセクタ760のセクタ番号を記
憶装置150に伝える。再接続処理を開始するセクタと
して指定するセクタ番号は、処理装置120から受け取
ったセクタ番号そのものではなく、処理装置120から
受け取ったセクタ番号に基づいて、転送制御プロセッサ
130が計算して求めたものである。この記憶装置15
0におくるセクタ番号を決定するのが、再接続開始時間
調節機構a600である。再接続開始時間調節機構a6
00の具体的な処理については、後述する。
【0040】記憶装置150は位置付け要求910を受
領すると、まず、シーク処理を実行する。次に、セクタ
検出部720を通じ、ヘッド750が、指定された番号
のセクタ760に到達するのを待つ。目的のセクタ76
0に達すると、記憶装置150は位置付け処理が完了し
たことを割込みにより制御装置110に通知する。この
割込みを、セットセクタ割込み940と呼ぶ。
【0041】セットセクタ割込みが発生した時、空いて
いる(動作中でない)転送制御プロセッサ130が存在
すれば、その転送制御プロセッサ130によりこのセッ
トセクタ割込み940は受領され、処理装置120に再
接続要求950が発行される。処理装置120が、再接
続可能であれば、再接続要求950は受領され、処理装
置120から再接続を要求した転送制御プロセッサ13
0に再接続許可通知960が発行される。転送制御プロ
セッサ130は、再接続許可通知960を受け取ると、
他の転送制御プロセッサ130との間で、記憶装置15
0の競合を避けるため、自分が記憶装置150を占有す
ることを通知する。以上の処理が、再接合処理における
具体的な処理の内容である。
【0042】この後、記憶装置150上の目的のレコー
ド810に対してリード/ライト処理が開始されること
になる。
【0043】このように、最初に、記憶装置150がセ
ットセクタ割込み940を通知し、再接続処理が完了す
るまでには、かなりの処理が実行される。この処理に要
する時間は、記憶媒体740の回転時間に対して無視で
きない値となる。このため、セットセクタ割込み940
は、実際にリード/ライトしたいレコード810がヘッ
ド750を通過するより、ある程度前に通知する必要が
ある。従って、制御装置110では、セットセクタ割込
み940を受けるためのセクタ番号として、処理装置1
20から受け取ったセクタ番号をそのまま用いることは
できない。
【0044】従来のように、制御装置110と処理装置
120とを接続するケーブル190の長さが一様に短
く、データを交換する際の遅延時間がほとんど発生しな
い場合には、再接続処理に要する時間の変動要因はほと
んどなかった。したがって、制御装置110は、セット
セクタ割込み940を受けるためのセクタ番号として、
処理装置120から受け取ったセクタ番号より、一定値
だけ前のセクタ760のセクタ番号を用いればよかっ
た。
【0045】しかし、ケーブル190の長さの許容範囲
が拡大され、その長さにしたがって、処理装置120と
制御装置110の間でデータを交換する際の遅延時間が
変動するような場合には、再接続処理に要する時間が大
きく変動することになる。したがって、セットセクタ割
込み940を受けるためのセクタ番号として、処理装置
120から受け取ったセクタ番号より一定のセクタ数だ
け前のセクタ760のセクタ番号を用いると、再接続処
理が完了した時には、ヘッド750が読み書きしたいレ
コード810を通過してしまい、あるいは、再接続処理
が早く完了しすぎて、ヘッド450が読み書きしたいレ
コード810に位置づくまでに時間がかかりすぎる等、
性能低下、転送制御プロセッサ130等の資源の無駄な
占有といった問題が発生する。
【0046】再接続開始時間調節機構a600は、この
ような問題を解決するために、各データ転送路200の
遅延時間にしたがって、セットセクタ割込み940を受
けるためのセクタ760の番号を計算を行なう。再接続
開始時間調節機構a600は、転送制御プロセッサ13
0が、記憶装置150に位置付け処理実行要求910を
発行するに際して実行される。転送制御プロセッサ13
0は、再接続開始時間調節機構a600によって計算さ
れたセクタ番号を、セットセクタ割込み940を受ける
ためのセクタ番号として記憶装置150に通知する。
【0047】再接続開始時間調節機構a600の処理フ
ローを図10に示す。転送制御プロセッサ310は、記
憶装置150に位置付け要求910を発行する際、再接
続開始時間調節機構a600を起動する。
【0048】再接続開始時間調節機構a600は、ステ
ップ1000で、データ転送路遅延時間テーブル141
から、処理中の入出力要求が使用を許されているデータ
転送路200に対応するデータ転送路遅延時間300を
取り出す。この後、再接続開始時間調節機構a600
は、ステップ1010で、これらの値の最大値、あるい
は、平均値をベース遅延値とする。どのデータ転送路2
00でも、再接続処理が間にあうようにする場合にはベ
ース遅延値として最大値を用い、平均的な遅延時間のデ
ータ転送路200において、再接続処理が間にあえばよ
い場合には平均値を用いる。これらは、システムの要求
に応じていずれか一方、あるいは両者を混在させて用い
ることができる。
【0049】ステップ1020では、再接続開始時間調
節機構a600は、ステップ602で得た値をベース遅
延値として、以下に示す数1にしたがって、セットセク
タ割込みを受けるためのセクタ番号(割込み発生セクタ
番号)を計算する。
【0050】割込み発生セクタ番号=処理装置120か
ら受け取ったセクタ番号−(再接続処理時の制御情報送
受信回数*ベース遅延値+オーバヘッド時間)/セクタ
通過時間 (数1) 数1の値が負の値、すなわち、トラック741の先頭を
過ぎて、トラック741の後の方のセクタ760を選択
する必要がある場合には、数1で得られた値に、トラッ
ク741内のセクタ760の数を加えた値を用いる。
【0051】転送制御プロセッサ130は、再接続開始
時間調節機構a600によって計算されたセクタ番号
を、位置付け要求を発行する際、記憶装置150に送
る。
【0052】次に、優先待ち状態解除機構a601の説
明を行う。
【0053】図11に、待ち状態入出力要求登録テーブ
ル602の構成を示す。待ち状態入出力要求登録テーブ
ル602は、入出力待ち情報1100により構成され
る。入出力待ち情報110は、受け付けた入出力要求が
リード/ライトの対象とする記憶装置150、及びその
入出力要求を発行した処理装置120のそれぞれに対応
して存在する。したがって、その数は、記憶装置150
と処理装置120の積に等しい。制御装置110は、処
理装置120から入出力要求を受け付けた時、アクセス
しようとする記憶装置150が、他の入出力要求に占有
されている場合には、その入出力要求を待ち状態にす
る。この時、この入出力要求を発行した処理装置12
0、及びアクセスしようとする記憶装置150に対応す
る入出力要求待ち情報1100に、待ち状態に入ったこ
とを登録する。制御装置110が、各処理装置120か
ら記憶装置150に発行された入出力要求を管理するた
めの処理については、既知の技術を用いることができる
ので、特に詳細には説明しない。
【0054】優先待ち状態解除機構a601は、記憶装
置150に対する複数の入出力要求を解除する際、デー
タ転送路200のデータ転送路遅延時間300を参照
し、長いデータ転送路200を通じて受け付けた入出力
要求に対するサービスの保証を行なうため、このような
入出力要求の待ち状態を優先的に解除する。
【0055】図12は、優先待ち状態解除機構a601
の処理フロー示すフローチャートである。転送制御制御
プロセッサ130は、ある記憶装置150に対する入出
力要求が完了して、それまで待ち状態にしていた別の入
出力要求の実行を開始する際に、優先待ち状態解除機構
a601の機能を実行する。
【0056】ステップ1200で、優先待ち状態解除機
構a601は、待ち状態入出力要求登録テーブル602
に登録されている入出力要求の完了した記憶装置150
に対応する入出力待ち情報1100をすべてサーチし、
当該記憶装置150に対し待ち状態になっていた入出力
要求をすべて認識する。ステップ1210では、データ
転送路遅延時間テーブル141を参照し、それぞれの入
出力要求が使用を許されているすべてのデータ転送路2
00に対応するデータ転送路遅延時間を取り出す。
【0057】次に、ステップ1220では、それぞれの
入出力要求ごとに、すべてのデータ転送路遅延時間の最
小値、あるいは、平均値を計算し、各入出力要求のベー
ス遅延値とする。最も応答の速いデータ転送路200か
らの応答時間を重視する場合には、各入出力要求のベー
ス遅延値として最小値を用い、平均的なデータ転送路の
応答値を重視する場合には、平均値を用いる。これら
は、システムの要求に応じていずれか一方、あるいは両
者を混在させて用いることができる。
【0058】優先待ち状態解除機構a601は、ステッ
プ1230で、ステップ1220において計算した、各
入出力要求のベース遅延値を、降順にソーティングす
る。
【0059】ステップ1240では、ベース遅延値が大
きい順に、入出力要求が実行可能になったことを、対応
する処理装置120に、使用を許されているデータ転送
路200を通じて報告する。ただし、この報告は、各入
出力要求に対し、それぞれ前の入出力要求とのベース遅
延値の差だけ間隔を置いて行なわれる。このように、各
入出力要求に対応する処理装置120への報告に時間間
隔を設けることにより、各処理装置120から、返って
くる入出力要求の再実行要求を受け取る時間をほぼ同一
時間にすることができる。
【0060】このようにして、各処理装置に対して入出
力要求の待ち状態の解除を報告した後、制御装置110
は、入出力要求の再実行要求を受け取り、その処理を実
行する。これらの処理については、従来のものと変わら
ないため、説明は省略する。
【0061】図13は、本発明を適用した計算機システ
ムの第2の実施例の概要を示す構成図である。
【0062】本実施例と第1の実施例との主な相違は、
本実施例では共有メモリ140上に、パスグループ対応
遅延時間統計テーブル1300を含んでいる点である。
なお、図2に示したデータ転送路200の考え方は、本
実施例でもそのまま適用することができる。
【0063】第1の実施例では、遅延時間対応制御機a
132が制御を行なう際、処理中の入出力要求が発行さ
れた処理装置120等から、関係するすべてのデータ転
送路200を認識し、対応するすべてのデータ転送路遅
延時間300を取り出して、制御を行なった。しかし、
制御装置130の処理は、極めて厳しい時間制約があ
り、第1の実施例では、処理オーバヘッドが高い。そこ
で、本実施例では、データ転送路遅延時間測定記憶機能
b1310に、データ転送路遅延時間テーブル141以
外に、パスグループ対応遅延時間統計テーブル1300
の情報を設定する機能を持たせる。そして、遅延時間対
応制御機能b1320が動作する際には、パスグループ
対応遅延時間統計テーブル1300の情報を参照した後
述する処理によりオーバヘッドを削減することを可能と
している。
【0064】まず、パスグループ1330について説明
する。第1の実施例でも説明したように、ある処理装置
120が各記憶装置150とデータ転送処理を行う場
合、その処理装置120と制御装置110の間に設置さ
れたすべてのケーブル190の使用が許されているとは
限らない。パスグループ1330とは、ある処理装置1
20がある記憶装置150とデータ転送処理を行う場
合、使用が許可されているケーブル190の集合であ
る。したがって、パスグループ1330は、処理装置1
20と記憶装置150の組合せの数だけ、定義されるこ
とになる。例えば、図13では、処理装置a1390
は、チャネルa1360、チャネルb1370、チャネ
ルc1380を含むが、記憶装置a1340をアクセス
する際に使用できるのは、チャネルa1360とチャネ
ルb1370であり、記憶装置b1350をアクセスす
る際に使用できるのは、チャネルb1370とチャネル
c1380である。したがって、パスグループa133
1が、処理装置a1390が記憶装置a1340をアク
セスする際に使用するパスグループ1330となり、パ
スグループb1332が、処理装置a1390が記憶装
置b1350をアクセスする際に使用するパスグループ
1330となる。
【0065】次に、簡単にデータ転送路200とパスグ
ループ1330との関係について説明しておく。データ
転送路200を図2に示したデータ転送路a201とし
た場合、ケーブル190とデータ転送路200の関係
は、1対1となる。したがって、データ転送路200
が、どのパスグループ1330に属するかは一意に定め
られることになる。一方、データ転送路200を図2に
示したデータ転送路b202のようにした場合、データ
転送路200は、ケーブル190と転送制御プロセッサ
130の組合せとなる。したがって、データ転送路20
0が、どのケーブル190に対応するかも明らかである
ため、この場合も、データ転送路200が、どのパスグ
ループ1330に属するかは一意に定められることにな
る。
【0066】図14には、パスグループ対応遅延時間統
計テーブル1300の構成を示す。パスグループ対応遅
延時間統計テーブル1300には、パスグループ133
0対応して、そのパスグループ1330に含まれる各デ
ータ転送路200ごとに計測したデータ転送路遅延時間
300に関して、統計処理を行った情報、即ち、パスグ
ループ遅延時間統計値1400が記憶される。パスグル
ープ遅延時間統計値1400には、パスグループ内のデ
ータ転送路遅延時間の最大値1410、最小値142
0、平均値1430等の情報が含まれる。この統計処理
は、データ転送路遅延時間測定記憶機能b1310が実
行する。本実施例のデータ転送路遅延時間測定記憶機能
b1310と第1の実施例におけるデータ転送路遅延時
間測定記憶機能a131とは、この統計処理を含む点で
相違している。
【0067】図15は、データ転送路遅延時間測定記憶
機能b1310の処理フローを示すフローチャートであ
る。図15に示すフローチャートは、第1の実施例にお
ける、図4に示したデータ転送路遅延時間測定記憶機能
a131の機能と共通部分が多い。図15に示したステ
ップのうち、図4と同一の番号を付した処理ステップで
は、図4を用いて説明した処理と同様の処理が行なわれ
る。
【0068】図15における本実施例の処理と図4に示
す第1の実施例の処理の相違は、処理フローの最後で、
パスグループ遅延時間統計値1400の更新(ステップ
1500)を行なうか否かにある。
【0069】ステップ400乃至450は、第1の実施
例において説明したデータ転送路の遅延時間測定のため
の処理と同様である。本実施例においてデータ転送路遅
延時間測定記憶機能b1310は、各データ転送路につ
いてデータ転送路遅延時間を求めた後、ステップ150
0で、計測したデータ転送路200の遅延時間の値に対
して統計処理を施す。そして、統計処理の結果としてパ
スグループ対応遅延時間統計値テーブル1300内の対
応するパスグループ1330についてのパスグループ遅
延時間統計値1400を更新する。
【0070】図16は、遅延時間対応制御機能b132
0の処理フローを示すフローチャートである。本実施例
における遅延時間対応制御機能b1320の処理は、デ
ータ転送路遅延時間テーブル141ではなく、パスグル
ープ対応遅延時間統計テーブル1300の情報を参照し
て処理を行なう点で、第1の実施例における遅延時間対
応制御機能a132と相違している。
【0071】遅延時間対応制御機能b1320は、ステ
ップ1600で、処理中の入出力要求によるアクセスの
対象となる記憶装置150と、入出力要求を発行した処
理装置120から対応するパスグループ1330とを認
識する。この結果、このパスグループ1330に対応す
るパスグループ遅延時間統計値1400をパスグループ
対応遅延時間統計テーブル130より取り出す。ステッ
プ1610では、この取り出したパスグループ遅延時間
統計値1400にしたがって、処理中の入出力要求に対
する制御を変更する。
【0072】図17に、遅延時間対応制御機b1320
により実行される具体的機能と、その機能に関係して共
有メモリ140に設けられる情報を示す。
【0073】遅延時間対応制御機b1320は、その具
体的機能として、再接続開始時間調節機構b1700と
優先待ち状態解除機構b1710を有する。共有メモリ
に設けられる待ち状態入出力要求登録テーブル602
は、第1の実施例で説明したものと同様のものが使用で
きる。
【0074】図18は、再接続開始時間調節機構b17
00の処理フローを示すフローチャートである。本実施
例において、再接続開始時間調節機構b1700により
実現される処理は、データ転送路遅延時間テーブル14
1ではなく、パスグループ対応遅延時間統計テーブル1
300の情報を参照して実行される点で、第1の実施例
の再接続開始時間調節機構a600の処理と相違してい
る。以下、再接続開始時間調節機構b1700により実
行される処理について説明を行う。
【0075】再接続開始時間調節機構b1700は、ス
テップ1800で、処理中の入出力要求がアクセスの対
象とする記憶装置150、及び処理中の入出力要求が発
行された処理装置120から対応するパスグループ13
30を認識する。この結果、このパスグループ1330
に対応するパスグループ遅延時間統計値1400をパス
グループ対応遅延時間統計テーブル1300から取り出
す。この場、合取り出す値としては、最大値1410、
平均値1430のどちらを取り出して、使用してもよ
い。
【0076】次に、ステップ1020で、図10のステ
ップ1020で説明したと同様に、数1に従って再接続
時間を計算する。転送制御プロセッサ130は、再接続
開始時間調節機構b1700による処理結果を用い、記
憶装置150へ位置付け要求を発行する。
【0077】図19には、優先待ち状態解除機構b17
10の処理フローを示す。本実施例における優先待ち状
態解除機構b1710の処理は、データ転送路遅延時間
テーブル141ではなく、パスグループ対応遅延時間統
計テーブル1300の情報を参照して処理を実行する点
で、第1の実施例の優先待ち状態解除機構a601の処
理と相違する。以下、この説明を行う。
【0078】図19に示した各処理ステップのうち、図
12と同一の番号を付した処理ステップでは、図12を
用いて説明した処理と同様の処理が行なわれる。本実施
例では、優先待ち状態解除機構b1710は、図12の
ステップ1210、1220に代えて、ステップ190
0を実行する。他のステップにおける処理は、第1の実
施例と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0079】優先待ち状態解除機構b1710は、ステ
ップ1900において、ステップ1200で取り出した
各入出力要求ごとに、アクセスの対象となる記憶装置1
50、及びその入出力要求を発行した処理装置120か
ら、対応するパスグループ1330を認識する。この結
果、各入出力要求ごとに、認識したパスグループ133
0に対応するパスグループ遅延時間統計値1400をパ
スグループ対応遅延時間統計テーブル1300から取り
出す。この場合取り出す値としては、最小値1420、
平均値1430のどちらを取り出して使用してもよい。
【0080】これ以降、図12で説明したと同様に、ベ
ース遅延値をソートし、その大きい順に入出力要求の待
ち状態を解除する。
【0081】図20は、本発明を適用した計算機システ
ムの第3の実施例の概要を示す構成図である。
【0082】本実施例では、共有メモリ140上に、第
2の実施例で用いたパスグループ対応遅延時間統計テー
ブル1300に代えて、処理装置対応遅延時間統計テー
ブル2000を含んでいる点で上述した各実施例と相違
する。なお、図2に示したデータ転送路200の考え方
は、本実施例でもそのまま適用することができる。
【0083】第2の実施例では、遅延時間対応制御機能
b1320のオーバヘッドを削減するため、パスグルー
プ対応遅延時間統計テーブル1300を用いた処理を行
なっている。しかし、パスグループ1330の数は、処
理装置120と記憶装置150の組合せの数に等しくな
るため、処理装置120と記憶装置150の組が増加す
ると、その分パスグループ対応遅延時間統計テーブル1
300の容量が増大するという問題がある。そこで、本
実施例では、各データ転送路200ごとに計測したデー
タ転送路遅延時間300を、データ転送路200を含む
ケーブル190が接続されている処理装置120に対応
して統計情報化し、必要とする情報量を削減する。
【0084】図21に、処理装置対応遅延時間統計テー
ブル2000の構成を示す。処理装置対応遅延時間統計
テーブル2000には、処理装置130に対応して処理
装置遅延時間統計値2100が記憶される。処理装置遅
延時間統計値2100は、具体的には、その処理装置1
30と制御装置110との間の各データ転送路200ご
とに計測したデータ転送路遅延時間300に関して、統
計処理を行って得られた情報である。より具体的には、
各処理装置との間の各データ転送路について得られたデ
ータ転送路遅延時間300の最大値2110、最小値2
120、平均値2130等の情報を含む。この統計処理
は、データ転送路遅延時間測定記憶機能c2010によ
り実行される。
【0085】図22は、データ転送路遅延時間測定記憶
機能c2010の処理フローを示すフローチャートであ
る。図22に示すフローチャートは、第2の実施例にお
けるデータ転送路遅延時間測定記憶機能b1310の処
理フローと同様に、第1の実施例の説明に用いた図4に
示すフローチャートと共通する部分が多い。図22に示
したステップのうち、図4に示した処理ステップと同一
の番号を付した処理ステップでは、図4を用いて説明し
たものと同様の処理が行なわれる。
【0086】図22における本実施例の処理と図4に示
す第1の実施例の処理の相違は、処理フローの最後で、
処理装置遅延時間統計値2100の更新(ステップ22
00)を行なうか否かにある。
【0087】ステップ400乃至450は、第1の実施
例において説明したデータ転送路の遅延時間測定のため
の処理と同様である。本実施例においてデータ転送路遅
延時間測定記憶機能c2020は、各データ転送路につ
いてデータ転送路遅延時間を求めた後、ステップ220
0で、計測したデータ転送路200の遅延時間の値に対
し、各処理装置に対応して統計処理を施す。そして、統
計処理の結果として各処理装置に対応する処理装置対応
遅延時間統計テーブル2000内の処理装置遅延時間統
計値2100を更新する。
【0088】以下に説明する各処理は、処理装置対応遅
延時間統計テーブル2000の情報を参照して行なわれ
る点で、上述した第1、及び第2の実施例と異なってい
る。
【0089】図23は、遅延時間対応制御機能c202
0の処理フローを示すフローチャートである。遅延時間
対応制御機能c2020は、ステップ2300で、処理
中の入出力要求を発行した処理装置120に対応する処
理装置遅延時間統計値2100を処理装置対応遅延時間
統計テーブル2000から取り出す。ステップ2310
では、この取り出した処理装置遅延時間統計値2100
に応じて、処理中の入出力要求に対する制御を行なう。
【0090】図24には、遅延時間対応制御機c202
0が有する具体的機能と、その機能に関係して共有メモ
リ140に設けられる情報を示している。
【0091】遅延時間対応制御機c2020は、具体的
な機能として、再接続開始時間調節機構c2400と優
先待ち状態解除機構c2410を有する。共有メモリに
設けられる待ち状態入出力要求登録テーブル602は、
第1の実施例で説明したものと同様のものを用いること
ができる。
【0092】図25は、再接続開始時間調節機構c24
00の処理フローを示すフローチャートである。再接続
開始時間調節機構c2400は、ステップ2500で、
処理装置対応遅延時間統計テーブル2000から処理中
の入出力要求を発行した処理装置120に対応する処理
装置遅延時間統計値2100をとりだす。この場合取り
出す値としては、最大値2110、平均値2130のど
ちらを取り出して、使用してもよい。
【0093】次に、ステップ1020で、図10のステ
ップ1020で説明したと同様に、数1に従って再接続
時間を計算する。転送制御プロセッサ130は、再接続
開始時間調節機構c2400による処理結果を用い、記
憶装置150へ位置付け要求を発行する。
【0094】図26は、優先待ち状態解除機構c241
0の処理フローを示すフローチャートである。図26に
示した各処理ステップのうち、図12と同一の番号を付
した処理ステップでは、図12を用いて説明した処理と
同様の処理が行なわれる。本実施例では、優先待ち状態
解除機構c2410は、図12のステップ1210、1
220に代えて、ステップ2600を実行する。他のス
テップにおける処理は、第1の実施例と同様であるの
で、詳細な説明は省略する。
【0095】優先待ち状態解除機構c2410は、ステ
ップ2600において、ステップ1200で取り出した
各入出力要求ごとに、その入出力要求を発行した処理装
置120に対応する処理装置遅延時間統計値2100を
処理装置対応遅延時間統計テーブル2000から取り出
す。この場合取り出す値としては、最小値2120、平
均値2130のどちらを取り出して使用してもよい。
【0096】これ以降、第1の実施例において、図12
で説明したと同様に、ベース遅延値をソートし、その大
きい順に入出力要求の待ち状態を解除する。
【0097】
【発明の効果】本発明によれば、制御装置と処理装置の
間を接続するデータ転送路の長さの許容範囲が拡大し、
データ転送路をデータが伝搬される際に発生する遅延時
間が記憶装置の制御に無視出来ない状態となった場合で
も、遅延時間に応じた処理を行ない、データ転送路の無
駄な占有の防止、あるいは、入出力要求の待ち状態を解
除する際の各入出力要求の間のサービスバランスを図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の計算機システムの構成
図。
【図2】データ転送路の定義を説明するための概念図。
【図3】データ転送路遅延時間テ−ブル141の構成
図。
【図4】データ転送路遅延時間測定記憶機能aの処理フ
ローを示すフローチャート。
【図5】遅延時間対応制御機能aの処理フローを示すフ
ローチャート。
【図6】遅延時間対応制御機能a及び共有メモリに設け
られる情報を示す概略構成図。
【図7】記憶装置の構成を示す概略構成図。
【図8】記憶媒体上のトラックの構成図。
【図9】レコードの一般的なアクセス例を示すタイミン
グチャート。
【図10】再接続開始時間調節機構aの処理フローを示
すフローチャート。
【図11】待ち状態入出力要求登録テーブルの構成図。
【図12】優先待ち状態解除機構aの処理フローを示す
フローチャート。
【図13】本発明の第2の実施例の計算機システムの構
成図。
【図14】パスグル−プ対応遅延時間統計テ−ブルの構
成図。
【図15】デ−タ転送路遅延時間測定記憶機能bの処理
フローを示すフローチャート。
【図16】遅延時間対応制御機能bの処理フローを示す
フローチャート。
【図17】遅延時間対応制御機能b及び共有メモリに設
けられる情報を示す概略構成図。
【図18】再接続開始時間調節機構bの処理フローを示
すフローチャート。
【図19】優先待ち状態解除機構bの処理フローを示す
フローチャート。
【図20】本発明の第3の実施例の計算機システムの構
成図。
【図21】処理装置対応遅延時間統計テーブルの構成
図。
【図21】データ転送路遅延時間測定記憶機能cの処理
フローを示すフローチャート。
【図23】遅延時間対応制御機能cの処理フローを示す
フローチャート。
【図24】遅延時間対応制御機能c及び共有メモリに設
けられる情報を示す概略構成図。
【図25】再接続開始時間調節機構cの処理フローを示
すフローチャート。
【図26】優先待ち状態解除機構cの処理フローを示す
フローチャート。
【符号の説明】
100・・・記憶装置システム、110・・・制御装置、12
0・・・処理装置、130・・・転送制御プロセッサ、131
・・・デ−タ転送路遅延時間測定記憶機能a、132・・・遅
延時間対応制御機能a、140・・・共有メモリ、141・
・・デ−タ転送路遅延時間テ−ブル、150・・・記憶装
置、200・・・デ−タ転送路、1300・・・パスグル−プ
対応遅延時間統計テ−ブル、1310・・・デ−タ転送路
遅延時間測定記憶機能、1320・・・遅延時間対応制御
機能b、2000・・・処理装置対応遅延時間統計テ−ブ
ル、2010・・・デ−タ転送路遅延時間測定記憶機能
c、2020・・・遅延時間対応制御機能c。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の計算機システムの構成
図。
【図2】データ転送路の定義を説明するための概念図。
【図3】データ転送路遅延時間テ−ブル141の構成
図。
【図4】データ転送路遅延時間測定記憶機能aの処理フ
ローを示すフローチャート。
【図5】遅延時間対応制御機能aの処理フローを示すフ
ローチャート。
【図6】遅延時間対応制御機能a及び共有メモリに設け
られる情報を示す概略構成図。
【図7】記憶装置の構成を示す概略構成図。
【図8】記憶媒体上のトラックの構成図。
【図9】レコードの一般的なアクセス例を示すタイミン
グチャート。
【図10】再接続開始時間調節機構aの処理フローを示
すフローチャート。
【図11】待ち状態入出力要求登録テーブルの構成図。
【図12】優先待ち状態解除機構aの処理フローを示す
フローチャート。
【図13】本発明の第2の実施例の計算機システムの構
成図。
【図14】パスグル−プ対応遅延時間統計テ−ブルの構
成図。
【図15】デ−タ転送路遅延時間測定記憶機能bの処理
フローを示すフローチャート。
【図16】遅延時間対応制御機能bの処理フローを示す
フローチャート。
【図17】遅延時間対応制御機能b及び共有メモリに設
けられる情報を示す概略構成図。
【図18】再接続開始時間調節機構bの処理フローを示
すフローチャート。
【図19】優先待ち状態解除機構bの処理フローを示す
フローチャート。
【図20】本発明の第3の実施例の計算機システムの構
成図。
【図21】処理装置対応遅延時間統計テーブルの構成
図。
【図22】データ転送路遅延時間測定記憶機能cの処理
フローを示すフローチャート。
【図23】遅延時間対応制御機能cの処理フローを示す
フローチャート。
【図24】遅延時間対応制御機能c及び共有メモリに設
けられる情報を示す概略構成図。
【図25】再接続開始時間調節機構cの処理フローを示
すフローチャート。
【図26】優先待ち状態解除機構cの処理フローを示す
フローチャート。
【符号の説明】 100・・・記憶装置システム、110・・・制御装置、12
0・・・処理装置、130・・・転送制御プロセッサ、131
・・・デ−タ転送路遅延時間測定記憶機能a、132・・・遅
延時間対応制御機能a、140・・・共有メモリ、141・
・・デ−タ転送路遅延時間テ−ブル、150・・・記憶装
置、200・・・デ−タ転送路、1300・・・パスグル−プ
対応遅延時間統計テ−ブル、1310・・・デ−タ転送路
遅延時間測定記憶機能、1320・・・遅延時間対応制御
機能b、2000・・・処理装置対応遅延時間統計テ−ブ
ル、2010・・・デ−タ転送路遅延時間測定記憶機能
c、2020・・・遅延時間対応制御機能c。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 勝憲 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 白柳 芳朗 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 山本 彰 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1台以上の記憶装置と制御装置を含み、1
    本以上のデータ転送路により1台以上の処理装置に接続
    された記憶装置システムであって、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    を計測して記憶する手段と、 記憶した前記遅延時間に関する情報にしたがって、前記
    処理装置から前記記憶装置に対して発行された入出力要
    求に対する制御を変更する手段を有することを特徴とす
    る記憶装置システム。
  2. 【請求項2】データ転送に先立ち位置付け処理が必要な
    1台以上の記憶装置と、制御装置を含み、1本以上のデ
    ータ転送路により1台以上の処理装置に接続され、前記
    記憶装置が前記位置付け処理を完了した後、前記記憶装
    置に対し前記処理装置から受け付けた入出力要求に対し
    前記データ転送路を占有させる占有処理を実行する記憶
    装置システムであって、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    を計測して記憶する手段と、 記憶した前記データ転送路の前記遅延時間に関する情報
    にしたがって、前記占有処理の実行開始時間を変更する
    手段を有することを特徴とする記憶装置システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載の記憶装置システムにおい
    て、前記実行開始時間を変更する手段は、前記入出力要
    求が使用することを許されているデータ転送路に関し
    て、記憶した前記遅延時間に関する情報の最大値を基
    に、前記占有処理の実行開始時間を変更することを特徴
    とする記憶装置システム。
  4. 【請求項4】請求項2記載の記憶装置システムにおい
    て、前記実行開始時間を変更する手段は、前記入出力要
    求が使用することを許されているデータ転送路に関し
    て、記憶した前記遅延時間に関する情報の平均値を基
    に、前記占有処理の実行開始時間を変更することを特徴
    とする記憶装置システム。
  5. 【請求項5】1台以上の記憶装置と制御装置を含み、1
    本以上のデータ転送路により複数の処理装置に接続され
    た記憶装置システムであって、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    を計測して記憶する手段と、 前記記憶装置に対して、前記処理装置から受け付けた入
    出力要求の処理を完了させた時、前記記憶装置に対して
    受付け待ち状態にしていた他の複数の入出力要求の待ち
    の解除処理の優先付けを、待ち状態にしていた前記入出
    力要求が使用することを許されているデータ転送路に関
    して記憶した前記遅延時間に関する情報に基づいて変更
    する手段を有することを特徴とする記憶装置システム。
  6. 【請求項6】請求項5記載の記憶装置システムにおい
    て、前記記憶装置に対して、前記処理装置から受け付け
    た入出力要求の処理を完了させた時、前記記憶装置に対
    して受付け待ち状態にしていた他の複数の入出力要求の
    待ちの解除処理の優先付けを、待ち状態にしていた前記
    入出力要求が使用することを許されているデータ転送路
    に関して、記憶した前記遅延時間に関する情報の平均
    値、あるいは、最小値にしたがって、変更する手段を有
    することを特徴とする記憶装置システム。
  7. 【請求項7】1台以上の記憶装置と制御装置を含み、1
    本以上のデータ転送路により1台以上の処理装置に接続
    され、前記処理装置のそれぞれから前記記憶装置のぞれ
    ぞれに入出力要求を発行する際、使用が許可されている
    前記データ転送路の集合が定められた記憶装置システム
    であって、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    の計測と記憶を行い、前記処理装置のそれぞれから前記
    記憶装置のぞれぞれに入出力要求を発行する際、前記使
    用が許可されているデータ転送路の集合ごとに、記憶し
    た前記遅延時間に関する情報から統計情報を作成して記
    憶する手段と、 前記統計情報にしたがって、前記処理装置から前記記憶
    装置に発行された入出力要求に対する制御を変更する手
    段とを有することを特徴とする記憶装置システム。
  8. 【請求項8】データ転送に先立ち位置付け処理が必要な
    1台以上の記憶装置と制御装置を含み、1本以上のデー
    タ転送路により1台以上の処理装置に接続され、前記記
    憶装置が前記位置付け処理を完了した後、前記記憶装置
    に対し前記処理装置から受け付けた入出力要求に対し前
    記データ転送路を占有させる占有処理を実行し、前記処
    理装置のそれぞれから前記記憶装置のぞれぞれに入出力
    要求を発行する際、使用が許可されている前記データ転
    送路の集合が定められた記憶装置システムであって、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    の計測と記憶を行い、前記処理装置のそれぞれから前記
    記憶装置のぞれぞれに入出力要求を発行する際に使用が
    許可されている前記データ転送路の前記集合ごとに、記
    憶した前記遅延時間に関する情報から統計情報を作成し
    て記憶する手段と、 前記統計情報にしたがって、前記占有処理の実行開始時
    間を変更する手段とを有することを特徴とする記憶装置
    システム。
  9. 【請求項9】請求項8記載の記憶装置システムにおい
    て、前記記憶する手段は、前記統計情報として、前記処
    理装置のそれぞれから前記記憶装置のぞれぞれに入出力
    要求を発行する際に使用が許可されている前記データ転
    送路の前記集合の前記遅延時間の最大値を記憶すること
    を特徴とする記憶装置システム。
  10. 【請求項10】請求項9記載の前記記憶装置システムに
    おいて、前記実行開始時間を変更する手段は、記憶した
    前記遅延時間の最大値にしたがって、前記占有処理の実
    行開始時間を変更することを特徴とする記憶装置システ
    ム。
  11. 【請求項11】1台以上の記憶装置と制御装置を含み、
    1本以上のデータ転送路により複数の処理装置に接続さ
    れ、前記処理装置のそれぞれから前記記憶装置ぞれぞれ
    に入出力要求を発行する際、使用が許可されている前記
    データ転送路の集合が定められた記憶装置システムであ
    って、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    の計測と記憶を行い、前記処理装置のそれぞれから前記
    記憶装置のぞれぞれに入出力要求を発行する際、使用が
    許可されている前記データ転送路の前記集合ごとに、記
    憶した前記遅延時間に関する情報から統計情報を作成し
    て記憶する手段と、 前記記憶装置に対して、前記処理装置から受け付けた入
    出力要求の処理を完了させた時、記憶した前記統計情報
    にしたがって前記記憶装置に対して受付け、待ち状態に
    していた他の複数の入出力要求の待ちの解除処理の優先
    付けを変更する手段を有することを特徴とする記憶装置
    システム。
  12. 【請求項12】請求項11記載の記憶装置システムにお
    いて、前記記憶する手段は前記統計情報として、前記処
    理装置のそれぞれから前記記憶装置のぞれぞれに入出力
    要求を発行する際、使用が許可されている前記データ転
    送路の前記集合の前記遅延時間の平均値、あるいは、最
    小値を記憶し、前記変更する手段は、前記記憶装置に対
    して、前記処理装置から受け付けた入出力要求の処理を
    完了させた時、記憶した前記遅延時間の前記平均値、あ
    るいは、前記最小値に基づいて、前記記憶装置に対して
    受付け、待ち状態にしていた他の複数の入出力要求の待
    ちの解除処理の優先付けを変更することを特徴とする記
    憶装置システム。
  13. 【請求項13】1台以上の記憶装置と制御装置を含み、
    1本以上のデータ転送路により1台以上の処理装置に接
    続された記憶装置システムであって、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    の計測と記憶を行い、前記データ転送路が接続された前
    記処理装置ごとに、記憶した前記遅延時間に関する情報
    から統計情報を作成して記憶する手段と、 記憶した前記遅延時間に関する情報の前記統計情報にし
    たがって、前記処理装置から前記記憶装置に発行された
    入出力要求に対する制御を変更する手段を有することを
    特徴とする記憶装置システム。
  14. 【請求項14】データ転送に先立ち位置付け処理が必要
    な1台以上の記憶装置と制御装置を含み、1本以上のデ
    ータ転送路により1台以上の処理装置に接続され、前記
    記憶装置が前記位置付け処理を完了した後、前記記憶装
    置に対し前記処理装置から受け付けた入出力要求に対し
    前記データ転送路を占有させる占有処理を実行する記憶
    装置システムであって、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    の計測と記憶を行い、前記データ転送路が接続された前
    記処理装置ごとに、記憶した前記遅延時間に関する情報
    から統計情報を作成して記憶する手段と、 記憶した前記データ転送路の前記遅延時間に関する情報
    の前記統計情報にしたがって、前記占有処理の実行開始
    時間を変更する手段を有することを特徴とする記憶装置
    システム。
  15. 【請求項15】請求項14記載の記憶装置システムにお
    いて、前記記憶する手段は、前記統計情報として、前記
    データ転送路が接続された前記処理装置ごとに前記遅延
    時間の最大値を記憶することを特徴とする記憶装置シス
    テム。
  16. 【請求項16】請求項15記載の記憶装置システムにお
    いて、前記変更する手段は、記憶した前記遅延時間の最
    大値にしたがって、前記占有処理の実行開始時間を変更
    することを特徴とする記憶装置システム。
  17. 【請求項17】1台以上の記憶装置と制御装置を含み、
    1本以上のデータ転送路により複数の処理装置に接続し
    た記憶装置システムであって、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    の計測と記憶を行い、前記データ転送路が接続された前
    記処理装置ごとに、記憶した前記遅延時間に関する情報
    から統計情報を作成して記憶する手段と、 前記記憶装置に対して、前記処理装置から受け付けた入
    出力要求の処理を完了させた時、記憶した前記遅延時間
    に関する情報の前記統計情報にしたがって、前記記憶装
    置に対して受付け、待ち状態にしていた他の複数の入出
    力要求の待ちの解除処理の優先付けを変更する手段を有
    することを特徴とする記憶装置システム。
  18. 【請求項18】請求項11記載の記憶装置システムにお
    いて、前記記憶する手段は、前記統計情報として、前記
    データ転送路が接続された前記処理装置ごとに、前記遅
    延時間の平均値、あるいは、最小値を記憶し、前記変更
    する手段は、前記記憶装置に対して、前記処理装置から
    受け付けた入出力要求の処理を完了させた時、記憶した
    前記遅延時間の前記平均値、あるいは、前記最小値にし
    たがって、前記記憶装置に対して受付、待ち状態にして
    いた他の複数の入出力要求の待ちの解除処理の優先付け
    を変更する手段を有することを特徴とする記憶装置シス
    テム。
  19. 【請求項19】1台以上の記憶装置と制御装置を含み、
    1本以上のデータ転送路により1台以上の処理装置に接
    続された記憶装置システムの制御方法であって、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    を計測して記憶するステップと、 記憶した前記遅延時間に関する情報にしたがって、前記
    処理装置から前記記憶装置に対して発行された入出力要
    求に対する制御を変更するステップを有することを特徴
    とする記憶装置システムの制御方法。
  20. 【請求項20】データ転送に先立ち位置付け処理が必要
    な1台以上の記憶装置と制御装置を含み、1本以上のデ
    ータ転送路により1台以上の処理装置に接続され、前記
    記憶装置が前記位置付け処理を完了した後、前記記憶装
    置に対し前記処理装置から受け付けた入出力要求に対し
    前記データ転送路を占有させる占有処理を実行する記憶
    装置システムの制御方法であって、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    を計測して記憶するステップと、 記憶した前記データ転送路の前記遅延時間に関する情報
    にしたがって、前記占有処理の実行開始時間を変更する
    ステップを有することを特徴とする記憶装置システムの
    制御方法。
  21. 【請求項21】1台以上の記憶装置と制御装置を含み、
    1本以上のデータ転送路により複数の処理装置に接続さ
    れた記憶装置システムの制御方法であって、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    を計測して記憶するステップと、 前記記憶装置に対して、前記処理装置から受け付けた入
    出力要求の処理を完了させた時、待ち状態にしていた前
    記入出力要求が使用することを許されているデータ転送
    路に関して、記憶した前記遅延時間に関する情報にした
    がって、前記記憶装置に対して受付け、待ち状態にして
    いた他の複数の入出力要求の待ちの解除処理の優先付け
    を変更するステップを有することを特徴とする記憶装置
    システムの制御方法。
  22. 【請求項22】1台以上の記憶装置と制御装置を含み、
    1本以上のデータ転送路により1台以上の処理装置に接
    続され、前記処理装置のそれぞれから前記記憶装置のぞ
    れぞれに入出力要求を発行する際、使用が許可されてい
    る前記データ転送路の集合が定められた記憶装置システ
    ムの制御方法であって、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    の計測と記憶を行い、前記処理装置のそれぞれから前記
    記憶装置のぞれぞれに入出力要求を発行する際、使用が
    許可されている前記データ転送路の前記集合ごとに、記
    憶した前記遅延時間に関する情報から統計情報を作成し
    て記憶するステップと、 記憶した前記遅延時間に関する情報の前記統計情報にし
    たがって、前記処理装置から前記記憶装置に発行された
    入出力要求に対する制御を変更するステップを有するこ
    とを特徴とする記憶装置システムの制御方法。
  23. 【請求項23】データ転送に先立ち位置付け処理が必要
    な1台以上の記憶装置と制御装置を含み、1本以上のデ
    ータ転送路により1台以上の処理装置に接続され、前記
    記憶装置が前記位置付け処理を完了した後、前記記憶装
    置に対し前記処理装置から受け付けた入出力要求に対し
    前記データ転送路を占有させる占有処理を実行し、前記
    処理装置のそれぞれから前記記憶装置のぞれぞれに入出
    力要求を発行する際、使用が許可されている前記データ
    転送路の集合が定められた記憶装置システムの制御方法
    であって、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    の計測と記憶を行い、前記処理装置のそれぞれから前記
    記憶装置のぞれぞれに入出力要求を発行する際、使用が
    許可されている前記データ転送路の前記集合ごとに、記
    憶した前記遅延時間に関する情報から統計情報を作成し
    て記憶するステップと、 記憶した前記データ転送路の前記遅延時間に関する情報
    の前記統計情報にしたがって、前記占有処理の実行開始
    時間を変更するステップを有することを特徴とする記憶
    装置システムの制御方法。
  24. 【請求項24】1台以上の記憶装置と制御装置を含み、
    1本以上のデータ転送路により複数の処理装置に接続さ
    れ、前記処理装置のそれぞれから前記記憶装置のぞれぞ
    れに入出力要求を発行する際、使用が許可されている前
    記データ転送路の集合が定められた記憶装置システムの
    制御方法であって、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    の計測と記憶を行い、前記処理装置のそれぞれから前記
    記憶装置のぞれぞれに入出力要求を発行する際、使用が
    許可されている前記データ転送路の前記集合ごとに、記
    憶した前記遅延時間に関する情報から統計情報を作成し
    て記憶するステップと、 前記記憶装置に対して、前記処理装置から受け付けた入
    出力要求の処理を完了させた時、記憶した前記遅延時間
    に関する情報の前記統計情報にしたがって、前記記憶装
    置に対して受付け、待ち状態にしていた他の複数の入出
    力要求の待ちの解除処理の優先付けを変更するステップ
    を有することを特徴とする記憶装置システムの制御方
    法。
  25. 【請求項25】1台以上の記憶装置と制御装置を含み、
    1本以上のデータ転送路により1台以上の処理装置に接
    続された記憶装置システムの制御方法であって、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    の計測と記憶を行い、前記データ転送路が接続された前
    記処理装置ごとに、記憶した前記遅延時間に関する情報
    から統計情報を作成して記憶するステップと、 記憶した前記遅延時間に関する情報の前記統計情報にし
    たがって、前記処理装置から前記記憶装置に発行された
    入出力要求に対する制御を変更するステップを有するこ
    とを特徴とする記憶装置システムの制御方法。
  26. 【請求項26】データ転送に先立ち位置付け処理が必要
    な1台以上の記憶装置と制御装置を含み、1本以上のデ
    ータ転送路により1台以上の処理装置に接続され、前記
    記憶装置が前記位置付け処理を完了した後、前記記憶装
    置に対し前記処理装置から受け付けた入出力要求に対し
    前記データ転送路を占有させる占有処理を実行する記憶
    装置システムの制御方法であって、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    の計測と記憶を行い、前記データ転送路が接続された前
    記処理装置ごとに、記憶した前記遅延時間に関する情報
    から統計情報を作成して記憶するステップと、 記憶した前記データ転送路の前記遅延時間に関する情報
    の前記統計情報にしたがって、前記占有処理の実行開始
    時間を変更するステップを有することを特徴とする記憶
    装置システムの制御方法。
  27. 【請求項27】1台以上の記憶装置と制御装置を含み、
    1本以上のデータ転送路により複数の処理装置に接続し
    た記憶装置システムの制御方法であって、 前記データ転送路のそれぞれに対し、前記データ転送路
    をデータが伝搬される際に生ずる遅延時間に関する情報
    の計測と記憶を行い、前記データ転送路が接続された前
    記処理装置ごとに、記憶した前記遅延時間に関する情報
    から統計情報を作成して記憶するステップと、 前記記憶装置に対して、前記処理装置から受け付けた入
    出力要求の処理を完了させた時、記憶した前記遅延時間
    に関する情報の前記統計情報にしたがって、前記記憶装
    置に対して受付け、待ち状態にしていた他の複数の入出
    力要求の待ちの解除処理の優先付けを変更するステップ
    を有することを特徴とする記憶装置システムの制御方
    法。
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