JP2000250713A - ディスクアレイ制御装置 - Google Patents

ディスクアレイ制御装置

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JP2000250713A
JP2000250713A JP11055079A JP5507999A JP2000250713A JP 2000250713 A JP2000250713 A JP 2000250713A JP 11055079 A JP11055079 A JP 11055079A JP 5507999 A JP5507999 A JP 5507999A JP 2000250713 A JP2000250713 A JP 2000250713A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストコンピュータとのインターフェース部
及び磁気ディスク装置とのインターフェース部とキャッ
シュメモリ部間のデータ転送速度のバランスをとること
よって、データ転送スループットの高いディスクアレイ
制御装置を提供する。 【解決手段】 ホストコンピュータとのインターフェー
ス部とを含むチャネルインタフェース部11と、ディス
ク装置とのインターフェース部を含むディスクインタフ
ェース部12と、磁気ディスク装置に格納するデータの
一部を一時的に格納するキャッシュメモリ部14と、前
記チャネルインターフェース部及び前記ディスクインタ
ーフェース部と前記キャッシュメモリ部との間を接続す
るアクセスパスと、前記アクセスパスのデータ転送速度
を変更する手段とを設ける。 【効果】 アクセスパスに対するアクセス回数に応じ
て、該アクセスパスのデータ転送速度を設定することが
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データを分割して
複数の磁気ディスク装置に格納するディスクアレイ装置
の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの主記憶のI/O性能に比
べて、2次記憶装置として用いられる磁気ディスク装置
を使ったサブシステムのI/O性能は3〜4桁程度小さ
く、従来からこの差を縮めること、すなわちサブシステ
ムのI/O性能を向上する努力が各所でなされている。
サブシステムのI/O性能を向上させるための1つの方
法として、複数の磁気ディスク装置でサブシステムを構
成し、データを分割して複数の磁気ディスク装置に格納
する手段、いわゆるディスクアレイと呼ばれるシステム
が知られている。
【0003】例えば、従来技術では、図2に示すように
ホストコンピュータ50とディスクアレイ制御装置2間
のデータ転送を実行する複数のチャネルIF部11と、
磁気ディスク装置20とディスクアレイ制御装置2間の
データ転送を実行する複数のディスクIF部12と、磁
気ディスク装置20のデータを一時的に格納するキャッ
シュメモリ部14と、磁気ディスク装置20のデータ及
びディスクアレイ制御装置2に関する制御情報を格納す
る共有メモリ部15を備え、キャッシュメモリ部14お
よび共有メモリ部15は全チャネルIF部11及びディ
スクIF部12からアクセス可能な構成となっている。
この従来技術では、チャネルIF部11及びディスクI
F部12と共有メモリ部15、またチャネルIF部11
及びディスクIF部12とキャッシュメモリ部14間は
1:1に接続されている。
【0004】また、他の従来技術では、図3に示すよう
にホストコンピュータ50とディスクアレイ制御装置3
間のデータ転送を実行する複数のチャネルIF部11
と、磁気ディスク装置20とディスクアレイ制御装置3
間のデータ転送を実行する複数のディスクIF部12
と、磁気ディスク装置20のデータを一時的に格納する
キャッシュメモリ部14と、磁気ディスク装置20のデ
ータ及びディスクアレイ制御装置3に関する制御情報を
格納する共有メモリ部15を備え、各チャネルIF部1
1及びディスクIF部12と共有メモリ部15間は共有
バス130で接続され、各チャネルIF11部及びディ
スクIF部12とキャッシュメモリ部14間は共有バス
131により接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ディスクアレイシステ
ムに対する高性能化要求に対して、これまでは、ディス
クアレイ制御装置の大規模化や構成要素の高速化、例え
ばチャネルIF部内のプロセッサ数やキャッシュメモリ
容量の増大、高性能プロセッサの適用、内部バス幅の拡
大やバス転送能力の向上などで対応してきた。しかしな
がら、図3に示した従来技術では、内部バスの転送能力
がシステムの大規模化および性能向上に追従するのが困
難になりつつある。
【0006】そこで内部バス性能を向上させて高いメモ
リアクセス性能を得るために、図2に示した従来技術の
ように、チャネルIF部及びディスクIF部と共有メモ
リ及びキャッシュメモリ間を1:1に接続する方法が考
えられる。この方法によれば、メモリに接続したアクセ
スパス数に比例して内部バス性能が増加する。しかしな
がら、搭載するプロセッサ数の増大に比例して、共有メ
モリおよびキャッシュメモリへのアクセス要求も増加す
る。そのため、内部バス性能を最大限に引き出すため
に、各チャネルIF部、ディスクIF部−共有メモリ、
キャッシュメモリ間のアクセスを効率的に制御する必要
がある。
【0007】本発明の目的は上述の課題を解消し、チャ
ネルIF部、ディスクIF部−キャッシュメモリ間のア
クセスパスを効率的に使用し、キャッシュメモリへのデ
ータ転送スループットの高いディスクアレイ制御装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ホストコン
ピュータとのインターフェース部とを含むチャネルイン
タフェース部と、ディスク装置とのインターフェース部
を含むディスクインタフェース部と、磁気ディスク装置
に格納するデータの一部を一時的に格納するキャッシュ
メモリ部と、前記チャネルインターフェース部及び前記
ディスクインターフェース部と前記キャッシュメモリ部
との間を接続するアクセスパスと、前記アクセスパスの
データ転送速度を変更する手段とを有することを特徴と
するディスクアレイ制御装置により達成される。
【0009】望ましくは、前記アクセスパスのデータ転
送速度を変更する手段は、前記アクセスパスの駆動周波
数を変更する。
【0010】また、望ましくは、前記キャッシュメモリ
部は、前記アクセスパスに対するアクセス回数の履歴に
応じて、前記アクセスパスの駆動周波数を決定する制御
手段を有する。
【0011】また、望ましくは、前記チャネルインター
フェース部、及び前記ディスクインターフェース部は、
前記アクセスパスに対し、前記キャッシュメモリ部の前
記制御手段で決定した駆動周波数で、データを送出す
る。
【0012】また、望ましくは、前記キャッシュメモリ
部は、前記アクセスパスに対し、前記制御手段で決定し
た駆動周波数で、データを送出する。
【0013】また、上記目的は、ホストコンピュータと
のインターフェース部とを含むチャネルインタフェース
部と、ディスク装置とのインターフェース部を含むディ
スクインタフェース部と、磁気ディスク装置に格納する
データの一部を一時的に格納するキャッシュメモリ部
と、前記チャネルインターフェース部及び前記ディスク
インタフェース部と前記キャッシュメモリ部との間を接
続するアクセスパスとを有し、前記キャッシュメモリ部
は、前記チャネルインタフェース部及び前記ディスクイ
ンタフェース部からのアクセス要求が競合した場合に、
アクセス回数の履歴に応じて、該アクセス要求を調停す
る手段を有することを特徴とするディスクアレイ制御装
置によっても達成される。
【0014】また、上記目的は、ホストコンピュータと
のインターフェース部とを含むチャネルインタフェース
部と、ディスク装置とのインターフェース部を含むディ
スクインタフェース部と、磁気ディスク装置に格納する
データの一部を一時的に格納するキャッシュメモリ部
と、前記チャネルインターフェース部と前記キャッシュ
メモリ部との間を接続する第1のアクセスパスと、前記
ディスクインターフェース部と前記キャッシュメモリ部
との間を接続する第2のアクセスパスとを有し、前記第
1のアクセスパスのデータ転送速度と前記第2のアクセ
スパスのデータ転送速度とが異なることを特徴とするデ
ィスクアレイ制御装置によっても達成される。
【0015】望ましくは、前記第1のアクセスパスの駆
動周波数と前記第2のアクセスパスの駆動周波数とが異
なる。
【0016】また、望ましくは、前記第2のアクセスパ
スの駆動周波数は、前記第1のアクセスパスの駆動周波
数よりも高い。
【0017】また、上記目的は、ホストコンピュータと
のインターフェース部とを含むチャネルインタフェース
部と、ディスク装置とのインターフェース部を含むディ
スクインタフェース部と、磁気ディスク装置に格納する
データの一部を一時的に格納するキャッシュメモリ部
と、前記チャネルインターフェース部と前記キャッシュ
メモリ部との間を接続する第1のアクセスパスと、前記
ディスクインターフェース部と前記キャッシュメモリ部
との間を接続する第2のアクセスパスとを有し、前記第
1のアクセスパスの数と前記第2のアクセスパスの数と
が異なることを特徴とするディスクアレイ制御装置によ
っても達成される。
【0018】望ましくは、前記第2ののアクセスパス数
は、前記第1のアクセスパス数以上である。
【0019】また、望ましくは、前記ホストインタフェ
ース部と、前記ディスクインタフェース部と、前記キャ
ッシュメモリ部とは、スイッチを用いた相互結合網で接
続されている。
【0020】また、上記目的は、ホストコンピュータと
のインターフェース部とを含むチャネルインタフェース
部と、ディスク装置とのインターフェース部を含むディ
スクインタフェース部と、磁気ディスク装置に格納する
データの一部を一時的に格納するキャッシュメモリ部
と、セレクタ部と、前記チャネルインターフェース部及
び前記ディスクインターフェース部と前記セレクタ部と
の間を接続する第1のアクセスパスと、前記セレクタ部
と前記キャッシュメモリ部とを接続する第2のアクセス
パスと、 前記第1のアクセスパスのデータ転送速度、
又は前記第2のアクセスパスのデータ転送速度を変更す
る手段とを有することを特徴とするディスクアレイ制御
装置によっても達成される。
【0021】望ましくは、前記アクセスパスのデータ転
送速度を変更する手段は、前記第1のアクセスパスの駆
動周波数、又は前記第2のアクセスパスの駆動周波数を
変更する。
【0022】また、望ましくは、前記セレクタ部は、前
記第1のアクセスパスに対するアクセス回数の履歴に応
じて、前記第1のアクセスパスの駆動周波数を決定する
制御手段を有し、前記キャッシュメモリ部は、前記第2
のアクセスパスに対するアクセス回数の履歴に応じて、
前記第2のアクセスパスの駆動周波数を決定する制御手
段を有する。
【0023】また、望ましくは、前記チャネルインター
フェース部、及び前記ディスクインターフェース部は、
前記第1のアクセスパスに対し、前記セレクタ部の前記
制御手段で決定した駆動周波数で、データを送出し、前
記セレクタ部は、前記第2のアクセスパスに対し、前記
キャッシュメモリ部の前記制御手段で決定した駆動周波
数で、データを送出する。
【0024】また、望ましくは、前記キャッシュメモリ
部は、前記第2のアクセスパスに対し、前記キャッシュ
メモリ部の前記制御手段で決定した駆動周波数で、デー
タを送出する。
【0025】また、望ましくは、前記セレクタ部は、前
記第1のアクセスパスに対し、前記セレクタ部の前記制
御手段で決定した駆動周波数で、データを送出する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面を
用いて説明する。
【0027】(実施例1)図1に、本発明の一実施例を
示す。
【0028】ディスクアレイ制御装置1は、ホストコン
ピュータ50との2つのインターフェース部(チャネル
IF部)11、磁気ディスク装置20との2つのインタ
ーフェース部(ディスクIF部)12、2つのキャッシ
ュメモリ部14と、8本のアクセスパス0:135とを
有する。
【0029】チャネルIF部11は、ホストコンピュー
タ50との2つのIF(ホストIF)102、2つのマ
イクロプロセッサ101、キャッシュメモリ部14への
1つのアクセス制御部(CMアクセス制御部)104を
有し、ホストコンピュータ50とキャッシュメモリ部1
4間のデータ転送を実行する。マイクロプロセッサ10
1及びホストIF102は内部バス110によって接続
され、CMアクセス制御部104は2つのホストIF1
02へ直接接続されている。
【0030】ディスクIF部12は、磁気ディスク装置
20との2つのIF(ドライブIF)103、2つのマ
イクロプロセッサ101、キャッシュメモリ部14への
1つのアクセス制御部(CMアクセス制御部)104を
有し、磁気ディスク装置20とキャッシュメモリ部14
間のデータ転送を実行する。マイクロプロセッサ101
及びドライブIF103は内部バス111によって接続
され、CMアクセス制御部104は2つのドライブIF
102へ直接接続されている。
【0031】キャッシュメモリ部14は、メモリコント
ローラ105とメモリモジュール106を有し、磁気デ
ィスク装置20へ記録するデータや、そのデータ及びシ
ステム内の管理情報等を格納する。
【0032】1つのチャネルIF部11と1つのキャッ
シュメモリ部14間、及び1つのディスクIF部12と
1つのキャッシュメモリ部14間は1本のアクセスパス
0:135で接続する。ここで、各アクセスパス0:1
35の幅は同じである。また、上記個数は一実施例に過
ぎず、個数を上記に限定するものではない。
【0033】図4は、CMアクセス制御部104内の構
成を示している。CMアクセス制御部104は、セレク
タ302、アドレス、コマンド、データを一時格納する
パケットバッファ303、キャッシュメモリ部14に繋
がるアクセスパス0:135とのパスIF301、デー
タのエラーチェック部300、データ転送制御部31
0、データ転送時にデータと並送する同期信号の発生/
受信部320を有する。セレクタ302の2つのポート
はデータ線210でホストIF102あるいはドライブ
IF103に接続される。また、セレクタ302の他の
2つのポートはパスIF301に接続される。パスIF
301は、アクセスパス0:135により、キャッシュ
メモリ部14と接続される。データ転送制御部310
は、制御線1:211により、ホストIF102又はド
ライブIF103、及びキャッシュメモリ部14のメモ
リコントローラ105内のデータ転送制御部315と接
続される。データ転送制御部310は、セレクタ302
の切り替えを行う。同期信号発生/受信部320は、同
期信号線220により、メモリコントローラ105内の
同期信号発生/受信部320と接続される。データの送
信時には、データ転送制御部310から指示された駆動
周波数で、パスIF301と同期してデータと同期信号
を並送する。またデータの受信時には、データと並送さ
れてきた同期信号を使用してデータを取り込む。
【0034】図6は、CMアクセス制御部104内のデ
ータ転送制御部310内の構成を示している。データ転
送制御部310は、アービタ311、2つの制御信号発
生/受信部312、駆動周波数選択部313を有する。
1つの制御信号発生/受信部312は、制御線1:21
1により、ホストIF102またはドライブIF103
と接続され、アービトレーションに必要な情報をアービ
タ311に送る。アービタ311は、アービトレーショ
ンを行い、セレクタ切り替え信号をセレクタ302へ送
出する。もう1つの制御信号発生/受信部312は、制
御線2:212により、メモリコントローラ105と接
続される。また、アービタ311からセレクタ切り替え
完了の信号を受け、制御線2:212によってアクセス
開始信号を送出する。さらに、制御線2:212によっ
て、メモリコントローラ105から送られてきたアクセ
スパス0:135の駆動周波数変更を指示する信号を駆
動周波数選択部313へ送出する。駆動周波数選択部3
13は、同期信号発生/受信部320が設定可能な駆動
周波数のテーブルを持っており、駆動周波数変更を指示
する信号によりテーブルから駆動周波数の値を選択し、
その値を同期信号発生/受信部320へ送る。
【0035】図5は、キャッシュメモリ部14内の構成
を示している。キャッシュメモリ部14は、メモリコン
トローラ105とメモリモジュール106を有する。メ
モリコントローラ105は、チャネルIF部11及びデ
ィスクIF部12に繋がるアクセスパス0:135との
4つのパスIF301、セレクタ304、アドレス、コ
マンド、データを一時格納するパケットバッファ30
3、データのエラーチェック部300、メモリモジュー
ル106へのアクセスを制御するメモリ制御部307、
CMアクセス制御部104から送出されたアドレス及び
コマンドを解析するアドレス・コマンド(adr、cm
d)解析部305、データ転送制御部315、データ転
送時にデータと並送する同期信号の発生/受信部320
を有する。データ転送制御部315は、制御線2:21
2でCMアクセス制御部104内のデータ転送制御部3
10に接続される。また、データ転送制御部315は、
セレクタ304の切り替えを行う。また、同期信号発生
/受信部320は、同期信号線220でCMアクセス制
御部104内の同期信号発生/受信部320に接続され
る。データの送信時には、データ転送制御部315から
指示された駆動周波数で、パスIF301と同期してデ
ータと同期信号を並送する。またデータの受信時には、
データと並送されてきた同期信号を使用してデータを取
り込む。
【0036】図8は、メモリコントローラ105内のア
ドレス(adr)、コマンド(cmd)解析部305の
構成を示している。adr、cmd解析部305は、バ
ッファ351、アドレス(adr)抽出部352、コマ
ンド(cmd)抽出部353、カウンタ354を有す
る。adr、cmd解析部305では、メモリコントロ
ーラ105に接続される4本のアクセスパス0:135
それぞれに1つずつ割り当てられたバッファ351に、
アドレス、コマンドを格納する。adr抽出部352及
びcmd抽出部353では、アクセスするメモリのアド
レスとアクセスの種類を割り出し、メモリ制御部307
へ送出する。また、バッファ351にアドレス及びコマ
ンドを格納する毎に、バッファ毎に割り当てたカウンタ
をカウントアップする。
【0037】図7は、メモリコントローラ105のデー
タ転送制御部315内の構成を示している。データ転送
制御部315は、アービタ311、2つの制御信号発生
/受信部312、駆動周波数演算部314、駆動周波数
選択部313を有する。1つの制御信号発生/受信部3
12は、制御線2:212により、CMアクセス制御部
104内のデータ転送制御部310と接続され、CMア
クセス制御部104からのアクセス要求をアービタ31
1に伝える。アービタ311は、アービトレーションを
行い、セレクタ切り替え信号をセレクタ304へ送出す
る。もう1つの制御信号発生/受信部312は、制御線
4:214により、メモリ制御部307と接続され、ア
ービタ311からセレクタ切り替え完了の信号を受け、
制御線4:214によってメモリ制御部307へメモリ
アクセス開始信号を送出する。駆動周波数演算部314
は、adr、cmd解析部305内のカウンタのカウン
ト数を読み出し、4本のアクセスパス0:135のアク
セス回数の比を計算し、駆動周波数選択部313へ送
る。駆動周波数選択部313は、同期信号発生/受信部
320が設定可能な駆動周波数のテーブルを持ってお
り、そのテーブルを参照して各アクセスパスの駆動周波
数の比がアクセス回数の比に近くなるように各アクセス
パスの駆動周波数を選択し、その駆動周波数の値を同期
信号発生/受信部320へ送る。また駆動周波数選択部
313は、制御信号発生/受信部312、制御線2:2
12を介して、アクセスパス0:135の駆動周波数変
更を指示する信号をデータ転送制御部310内の駆動周
波数選択部313へ送出する。
【0038】チャネルIF部11からキャッシュメモリ
部14へのアクセス回数及びディスクIF部12からキ
ャッシュメモリ部14へのアクセス回数は、ホストコン
ピュータからのアクセスの種類によって変化する。この
ため、アクセス回数の多いアクセスパスのスループット
は下がり、それがネックとなって装置全体のスループッ
トが制限される。上記のようにアクセス回数の比をもと
にアクセスパス0:135毎にデータ転送速度を変える
ことにより、アクセス回数の多いアクセスパスのスルー
プットが高まる。これにより、アクセス回数の多いアク
セスパスのスループットのネックが解消され、装置全体
のスループットの向上が可能となる。
【0039】また、アクセスパスの物理的な駆動周波数
は固定しておき、データ転送制御部315のアービタ3
11において、アクセス回数の多い順にアクセスパスに
優先度を設定してアービトレーションを行うことによ
り、アクセス回数の多いアクセスパスの実効的なデータ
転送速度を上げることが可能となる。これによっても、
アクセス回数の多いアクセスパスのスループットを高め
ることができ、装置全体のスループットの向上が可能と
なる。
【0040】通常アクセス回数の差は、チャネルIF部
11とキャッシュメモリ部14間のアクセスパスと、デ
ィスクIF部12とキャッシュメモリ部14間のアクセ
スパスの間で生じる。したがって、チャネルIF部11
とキャッシュメモリ部14間のアクセスパスと、ディス
クIF部12とキャッシュメモリ部14間のアクセスパ
スの間で、データ転送速度を等しくしたり、異ならせた
りすることにより、アクセスパス毎にデータ転送速度を
制御する場合に比べて、データ転送速度の制御が容易に
なる。
【0041】本実施例では、チャネルIF部11あるい
はディスクIF部12に繋がるアクセスパス0:135
とのパスIF301の数を4つとした。上記個数は一実
施例に過ぎず、個数を上記に限定するものではない。
【0042】次に、キャッシュメモリ部14へのアクセ
ス時の手順について述べる。キャッシュメモリ部14へ
アクセスする場合、マイクロプロセッサ101は、ホス
トIF102あるいはドライブIF103へ、キャッシ
ュメモリ部14へのアクセス開始を指示する。
【0043】アクセス開始の指示を受けたホストIF1
02あるいはドライブIF103は、制御線1:211
によりCMアクセス制御部104内のデータ転送制御部
310へアクセス開始を示す信号と、アクセス先のメモ
リコントローラ105を示す信号を送出する。それとと
もに、データ線210を通してアドレス、コマンド、デ
ータ(データの書き込み時のみ)を送出する。
【0044】CMアクセス制御部104は、データ線2
10を通して送られてきたアドレス、コマンド、データ
(データの書き込み時のみ)をパケットバッファ303
に格納する。データ転送制御部310はアービトレーシ
ョンを行ってパスIF301の使用権を決定し、セレク
タ302を切り替えるとともに、制御線2:212によ
ってメモリコントローラ105内のデータ転送制御部3
15へアクセス開始を示す信号と、アクセス先のメモリ
コントローラ105を示す信号を出す。
【0045】メモリコントローラ105内のデータ転送
制御部315は、制御線2:212によってアクセス開
始の信号と、アクセス先のメモリコントローラ105を
示す信号を受けると、CMアクセス制御部104へ、制
御線2:212によってアクセス承認を返す。
【0046】CMアクセス制御部104はアクセス承認
を受けると、パケットバッファ303からアドレス、コ
マンド、データ(データの書き込み時のみ)を読み出
し、セレクタ302、パスIF301を介してアクセス
パス0:135へ送出する。
【0047】メモリコントローラ105は、アクセスパ
ス0:135を通して送られてきたアドレス、コマン
ド、データ(データの書き込み時のみ)をパケットバッ
ファ303に格納する。また、送られてきたアドレス、
コマンドは、アドレス(adr)、コマンド(cmd)
解析部305へ取り込み、解析の結果得られたメモリの
制御情報をメモリ制御部307へ送出する。また、アク
セス先メモリコントローラ105を調べ、自メモリコン
トローラと異なる場合はエラーとみなし障害処理を行
う。
【0048】メモリコントローラ105内のデータ転送
制御部315は、アービトレーションを行ってメモリア
クセス権を決定し、セレクタ304を切り替える。
【0049】データの書き込み時は、パケットバッファ
303からデータを読み出し、セレクタ304を介して
メモリモジュール106へ書き込む。データの読み出し
時は、メモリモジュール106からデータを読み出し、
セレクタ304、パスIF301を介してアクセスパス
0:135へ送出する。
【0050】メモリモジュール106へのアクセスが終
了すると、データ転送制御部315においてアクセス状
況を示すステータスを生成し、CMアクセス制御部10
4を経由して、ホストIF102またはドライブIF1
03へ送出する。
【0051】また図10に示すように、 1つのCMア
クセス制御部104からキャッシュメモリ部14へ接続
されるアクセスパス0:135の本数が多いディスクア
レイ制御装置1においても、本実施例を実施する上で問
題はない。ホストIF及びドライブIFとして、今後は
ファイバーチャネル等のスループットが100MB/s
以上の高速IFが使用されることが多くなると考えられ
る。アクセスパス0:135のスループットは、ホスト
IF及びドライブIFのスループットと同等にする必要
がある。このため上記のように高速IFを使用する場
合、1つのCMアクセス制御部104からキャッシュメ
モリ部14へ接続されるアクセスパス0:135の本数
が多い図10の構成が有効となる。
【0052】(実施例2)図11に、本発明の他の実施
例を示す。
【0053】ディスクアレイ制御装置1は、チャネルI
F部11、ディスクIF部12、セレクタ部13、キャ
ッシュメモリ部14と、アクセスパス0:135、アク
セスパス1:136を有する。
【0054】チャネルIF部11、ディスクIF部1
2、及びキャッシュメモリ部14は、図1に示す実施例1
の構成と同様である。
【0055】セレクタ部13には、2つのチャネルIF
部11、2つのディスクIF部12からそれぞれ2本ず
つ、計8本のアクセスパス0:135が接続される。ま
た、セレクタ部13には、2つのキャッシュメモリ部1
4へのアクセスパス1:136が2本ずつ、計4本接続
される。
【0056】アクセスパス0:135とアクセスパス
1:136の間には上記のようなパス数の関係があるた
め、セレクタ部13ではチャネルIF部11及びディス
クIF部12からの8本のアクセスパス0:135から
の要求の内、キャッシュメモリ部14へのアクセスパス
1:136の数に相当する4個だけを選択して実行する
機能を持つ。
【0057】ここで、上記個数は一実施例に過ぎず、個
数を上記に限定するものではない。1つのセレクタ部1
3からキャッシュメモリ部14へ接続されるアクセスパ
スの数を、チャネルIF部11及びディスクIF部12
から1つのセレクタ部13に接続されるアクセスパスの
数より少なくし、チャネルIF部11とディスクIF部
12の合計数よりもセレクタ部13の数が少なくなるよ
うに上記個数を設定すると、キャッシュメモリ部14へ
接続されるアクセスパス数を削減することができる。キ
ャッシュメモリ部14のLSIピンネック及びパッケー
ジのコネクタネックという問題が生じた場合、上記のよ
うにすることで、LSIのピンネック及びパッケージの
コネクタネックを解消することができる。
【0058】CMアクセス制御部104は、図4に示す
構成と同様であるが、制御線2:212は、セレクタ部
13内のデータ転送制御部315に接続される。
【0059】図9は、セレクタ部13内の構成を示して
いる。セレクタ部13は、チャネルIF部11及びディ
スクIF部12に繋がるアクセスパス0:135との8
つのパスIF301、メモリコントローラ105に繋が
るアクセスパス1:136との4つのパスIF301、
両者間を互いに接続するセレクタ306、パケットバッ
ファ303、データのエラーチェック部300、CMア
クセス制御部104から送出されたアドレス及びコマン
ドを解析するアドレス(adr)、コマンド(cmd)
解析部305、データ転送制御部315、データ転送時
にデータと並送する同期信号の発生/受信部320を有
する。データ転送制御部315は、制御線2:212で
CMアクセス制御部104内のデータ転送制御部310
に接続され、制御線3:213でメモリコントローラ1
05内のデータ転送制御部315に接続される。また、
データ転送制御部315は、セレクタ306の切り替え
を行う。パケットバッファ303は、アクセスパス0:
135側のパスの駆動周波数とアクセスパス1:136
側の駆動周波数が異なる場合、周波数の差を吸収するた
めに、転送するデータの一部または全部をバッファリン
グする。アクセスパス0:135側の同期信号発生/受
信部320は、同期信号線220でCMアクセス制御部
104内の同期信号発生/受信部320に接続され、ア
クセスパス1:136側の同期信号発生/受信部320
は、同期信号線220でメモリコントローラ105内の
同期信号発生/受信部320に接続される。データの送
信時には、データ転送制御部315から指示された駆動
周波数で、パスIF301と同期してデータと同期信号
を並送する。またデータの受信時には、データと並送さ
れてきた同期信号を使用してデータを取り込む。
【0060】adr、cmd解析部305は、図8に示
す構成と同様に、バッファ351、アドレス(adr)
抽出部352、コマンド(cmd)抽出部353、カウ
ンタ354を有する。adr、cmd解析部305で
は、メモリコントローラ105に接続される8本のアク
セスパス0:135それぞれに1つずつ割り当てられた
バッファ351に、アドレス、コマンドを格納する。a
dr抽出部352及びcmd抽出部353では、アクセ
スするメモリコントローラ105とアクセスの種類を割
り出し、データ転送制御部315内のアービタ311へ
送出する。また、バッファ351にアドレス及びコマン
ドを格納する毎に、バッファ毎に割り当てたカウンタを
カウントアップする。
【0061】データ転送制御部315は、図7に示す構
成と同様に、アービタ311、2つの制御信号発生/受
信部312、駆動周波数演算部314、駆動周波数選択
部313を有する。1つの制御信号発生/受信部312
は、制御線2:212でCMアクセス制御部104内の
データ転送制御部310に接続される。また、CMアク
セス制御部104からのアクセス要求をアービタ311
に伝える。アービタ311は、adr、cmd解析部3
05からの情報に基づいてアービトレーションを行い、
セレクタ切り替え信号をセレクタ306へ送出する。も
う1つの制御信号発生/受信部312は、図7とは異な
り、制御線3:213でメモリコントローラ105内の
データ転送制御部315に接続される。また、アービタ
311からセレクタ切り替え完了の信号を受け、制御線
3:213によってメモリコントローラ105内のデー
タ転送制御部315にアクセス開始信号を送出する。駆
動周波数演算部314は、adr、cmd解析部305
内のカウンタのカウント数を読み出し、8本のアクセス
パス0:135のアクセス回数の比を計算し、駆動周波
数選択部313へ送る。駆動周波数選択部313は、同
期信号発生/受信部320が設定可能な駆動周波数のテ
ーブルを持っており、そのテーブルを参照して各アクセ
スパスの駆動周波数の比がアクセス回数の比に近くなる
ように各アクセスパスの駆動周波数を選択し、その駆動
周波数の値をアクセスパス0:135側の同期信号発生
/受信部320へ送る。また駆動周波数選択部313
は、アクセスパス0:135の制御信号発生/受信部3
12、制御線2:212を介して、アクセスパス0:1
35の駆動周波数変更を指示する信号をデータ転送制御
部310内の駆動周波数選択部313へ送出する。ま
た、駆動周波数選択部313は、アクセスパス1:13
6側の制御信号発生/受信部312を介してメモリコン
トローラ105から駆動周波数変更を示す信号を受け、
設定可能な駆動周波数のテーブルから駆動周波数の値を
選択し、その値をアクセスパス1:136側の同期信号
発生/受信部320へ送る。
【0062】チャネルIF部11からキャッシュメモリ
部14へのアクセス回数及びディスクIF部12からキ
ャッシュメモリ部14へのアクセス回数は、ホストコン
ピュータからのアクセスの種類によって変化する。この
ため、アクセス回数の多いアクセスパスのスループット
は下がり、それがネックとなって装置全体のスループッ
トが制限される。上記のようにアクセス回数の比をもと
にアクセスパス0:135毎にデータ転送速度を変える
ことにより、アクセス回数の多いアクセスパスのスルー
プットが高まる。これにより、アクセス回数の多いアク
セスパスのスループットのネックが解消され、装置全体
のスループットの向上が可能となる。
【0063】メモリコントローラ105は、図5に示す
構成と同様で、その中のデータ転送制御部315は、図
7に示す構成と同様で、実施例1と同様の処理を行う。
【0064】セレクタ部13とキャッシュメモリ部14
間の各アクセスパス1:136それぞれのアクセス回数
が、各キャッシュメモリ部へのアクセスの偏りによって
変化する場合、上記のようにアクセスパス1:136毎
にデータ転送速度を可変にし、アクセス回数の多いアク
セスパスのスループットを高めることによって、装置全
体のスループットの向上が可能となる。図11に示すデ
ィスクアレイ制御装置1では、この制御を、上記のチャ
ネルIF部11及びディスクIF部12とセレクタ部1
3間での制御と合わせて行うことにより、どちらか一方
だけ制御を行う場合より、装置全体のスループットの向
上が可能となる。
【0065】また、アクセスパスの物理的な駆動周波数
は固定しておき、データ転送制御部315のアービタ3
11において、アクセス回数の多い順にアクセスパスに
優先度を設定してアービトレーションを行うことによ
り、アクセス回数の多いアクセスパスの実効的なデータ
転送速度を上げることが可能となる。これによっても、
アクセス回数の多いアクセスパスのスループットを高め
ることができ、装置全体のスループットの向上が可能と
なる。
【0066】図12に示すように、チャネルIF部11
及びディスクIF部12とキャッシュメモリ部14間を
スイッチ(SW)16を用いた相互結合網110で接続
するディスクアレイ制御装置1では、SW16内に図9
に示すセレクタ部13内のデータ転送制御部315及び
同期信号発生/受信部320の機能を持たせることによ
り、各アクセスパス毎に駆動周波数を可変にすることが
可能となる。それによって、図12に示すディスクアレ
イ制御装置1においても、装置全体のデータ転送スルー
プットを向上することが可能となる。
【0067】(実施例3)実施例1または2において、
ディスクIF部12とキャッシュメモリ部14間のデー
タ転送速度をチャネルIF部11とキャッシュメモリ部
14間のデータ転送速度より大きくする。また、アクセ
スパスのデータ転送速度は可変とせずに、固定する。
【0068】ディスクアレイ制御装置では、一般的にデ
ィスクIF部12からキャッシュメモリ部14へのアク
セス回数は、チャネルIF部11からキャッシュメモリ
部14へのアクセス回数以上となる。ディスクアレイで
はデータに冗長性を持たせるため、データの書き込み時
にパリティを生成して、データとともに磁気ディスク装
置に記録する。したがって、データの書き込み時には、
ディスクIF部12とキャッシュメモリ部14間でパリ
ティ生成のためのアクセスが発生する。これは、一般的
にライトペナルティと呼ばれている。このため、ディス
クIF部12からキャッシュメモリ部14へのアクセス
回数は、チャネルIF部11からキャッシュメモリ部1
4へのアクセス回数以上となる。
【0069】通常、ディスクIF部12とキャッシュメ
モリ部14間のアクセス回数とチャネルIF部11とキ
ャッシュメモリ部14間のアクセス回数の比が最大で約
3:1となるため、本実施例では、ディスクIF部12
とキャッシュメモリ部14間のデータ転送速度がチャネ
ルIF部11とキャッシュメモリ部14間のデータ転送
速度の3倍になるように設定する。
【0070】上記のように、アクセス回数の多いアクセ
スパスのデータ転送速度をアクセス回数の少ないアクセ
スパスのデータ転送速度より大きく設定しておくことに
より、 アクセス回数の多いアクセスパスのスループッ
トが装置全体のスループットを制限することがなくな
り、装置全体のスループットの向上が可能となる。
【0071】(実施例4)図13に、本発明の他の実施
例を示す。
【0072】ディスクアレイ制御装置1は、ホストコン
ピュータ50との2つのインターフェース部(チャネル
IF部)11、磁気ディスク装置20との2つのインタ
ーフェース部(ディスクIF部)12、2つのキャッシ
ュメモリ部14と、12本のアクセスパス0:135を
有する。
【0073】チャネルIF部11は、図1に示す実施例
1の構成と同様である。
【0074】ディスクIF部12は、CMアクセス制御
部104からキャッシュメモリ部14へのアクセスパス
0:135が4本に増えている以外は、図1に示す実施
例1の構成と同様である。
【0075】キャッシュメモリ部14は、メモリコント
ローラ105に接続されるアクセスパス0:135の本
数が6本に増えている以外は、図1に示す実施例の構成
と同様である。
【0076】ここで、上記個数は一実施例に過ぎず、個
数を上記に限定するものではない。
【0077】本実施例の特徴は、ディスクIF部12と
キャッシュメモリ部14間のアクセスパス0:135の
本数をチャネルIF部11とキャッシュメモリ部14間
のアクセスパス0:135の本数より多くするというこ
とである。
【0078】ディスクアレイ制御装置では、一般的にデ
ィスクIF部12からキャッシュメモリ部14へのアク
セス回数は、チャネルIF部11からキャッシュメモリ
部14へのアクセス回数以上となる。ディスクアレイで
はデータに冗長性を持たせるため、データの書き込み時
にパリティを生成して、データとともに磁気ディスク装
置に記録する。したがって、データの書き込み時には、
ディスクIF部12とキャッシュメモリ部14間でパリ
ティ生成のためのアクセスが発生する。これは、一般的
にライトペナルティと呼ばれている。このため、ディス
クIF部12からキャッシュメモリ部14へのアクセス
回数は、チャネルIF部11からキャッシュメモリ部1
4へのアクセス回数以上となる。
【0079】実施例1で説明した方法により、アクセス
パスのデータ転送速度を可変にできない場合には、アク
セス回数の多いアクセスパスの本数をアクセス回数の少
ないアクセスパスの本数より多くすることにより、アク
セス回数の多いアクセスパスのスループットを高くする
ことができる。これにより、アクセス回数の多いアクセ
スパスのスループットのネックが解消され、装置全体の
スループットの向上が可能となる。
【0080】また図14に示すように、 1つのCMア
クセス制御部104からキャッシュメモリ部14へ接続
されるアクセスパス0:135の本数が多いディスクア
レイ制御装置1においても、本実施例を実施する上で問
題はない。ホストIF及びドライブIFとして、今後は
ファイバーチャネル等のスループットが100MB/s
以上の高速IFが使用されることが多くなると考えられ
る。アクセスパス0:135のスループットをホストI
F及びドライブIFのスループットと同等にする必要が
ある。このため上記のように高速IFを使用する場合、
1つのCMアクセス制御部104からキャッシュメモリ
部14へ接続されるアクセスパス0:135の本数が多
い図14の構成が有効となる。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、アクセス回数の多いア
クセスパスのスループットによって、ディスクアレイ装
置全体のスループットが制限されることを防ぐことが可
能となる。それによって、ディスクアレイ制御装置のデ
ータ転送スループットが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクアレイ制御装置の構成を
示す図。
【図2】従来のディスクアレイ制御装置の構成を示す
図。
【図3】従来のディスクアレイ制御装置の構成を示す
図。
【図4】本発明によるディスクアレイ制御装置内のCM
アクセス制御部の構成を示す図。
【図5】本発明によるディスクアレイ制御装置内のキャ
ッシュメモリ部の構成を示す図。
【図6】本発明によるディスクアレイ制御装置内のデー
タ転送制御部の構成を示す図。
【図7】本発明によるディスクアレイ制御装置内のデー
タ転送制御部の他の構成を示す図。
【図8】本発明によるディスクアレイ制御装置内のアド
レス(adr)、コマンド(cmd)解析部の構成を示
す図。
【図9】本発明によるディスクアレイ制御装置内のセレ
クタ部の構成を示す図。
【図10】本発明によるディスクアレイ制御装置の他の
構成を示す図。
【図11】本発明によるディスクアレイ制御装置の他の
構成を示す図。
【図12】本発明によるディスクアレイ制御装置の他の
構成を示す図。
【図13】本発明によるディスクアレイ制御装置の他の
構成を示す図。
【図14】本発明によるディスクアレイ制御装置の他の
構成を示す図。
【符号の説明】
1…ディスクアレイ制御装置、11…チャネルIF部、
12…ディスクIF部、14…キャッシュメモリ部、2
0…磁気ディスク装置、50…ホストコンピュータ、1
01…マイクロプロセッサ、102…ホストIF、10
3…ドライブIF、104…CMアクセス制御部、10
5…メモリコントローラ、106…メモリモジュール、
110、111…内部バス、135…アクセスパス0。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホストコンピュータとのインターフェース
    部とを含むチャネルインタフェース部と、 ディスク装置とのインターフェース部を含むディスクイ
    ンタフェース部と、 磁気ディスク装置に格納するデータの一部を一時的に格
    納するキャッシュメモリ部と、 前記チャネルインターフェース部及び前記ディスクイン
    ターフェース部と前記キャッシュメモリ部との間を接続
    するアクセスパスと、 前記アクセスパスのデータ転送速度を変更する手段とを
    有することを特徴とするディスクアレイ制御装置。
  2. 【請求項2】前記アクセスパスのデータ転送速度を変更
    する手段は、前記アクセスパスの駆動周波数を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスクアレイ制御
    装置。
  3. 【請求項3】前記キャッシュメモリ部は、前記アクセス
    パスに対するアクセス回数の履歴に応じて、前記アクセ
    スパスの駆動周波数を決定する制御手段を有することを
    特徴とする請求項2に記載のディスクアレイ制御装置。
  4. 【請求項4】前記チャネルインターフェース部、及び前
    記ディスクインターフェース部は、前記アクセスパスに
    対し、前記キャッシュメモリ部の前記制御手段で決定し
    た駆動周波数で、データを送出することを特徴とする請
    求項3に記載のディスクアレイ制御装置。
  5. 【請求項5】前記キャッシュメモリ部は、前記アクセス
    パスに対し、前記制御手段で決定した駆動周波数で、デ
    ータを送出することを特徴とする請求項3に記載のディ
    スクアレイ制御装置。
  6. 【請求項6】ホストコンピュータとのインターフェース
    部とを含むチャネルインタフェース部と、 ディスク装置とのインターフェース部を含むディスクイ
    ンタフェース部と、 磁気ディスク装置に格納するデータの一部を一時的に格
    納するキャッシュメモリ部と、 前記チャネルインターフェース部及び前記ディスクイン
    タフェース部と前記キャッシュメモリ部との間を接続す
    るアクセスパスとを有し、 前記キャッシュメモリ部は、前記チャネルインタフェー
    ス部及び前記ディスクインタフェース部からのアクセス
    要求が競合した場合に、アクセス回数の履歴に応じて、
    該アクセス要求を調停する手段を有することを特徴とす
    るディスクアレイ制御装置。
  7. 【請求項7】ホストコンピュータとのインターフェース
    部とを含むチャネルインタフェース部と、 ディスク装置とのインターフェース部を含むディスクイ
    ンタフェース部と、 磁気ディスク装置に格納するデータの一部を一時的に格
    納するキャッシュメモリ部と、 前記チャネルインターフェース部と前記キャッシュメモ
    リ部との間を接続する第1のアクセスパスと、 前記ディスクインターフェース部と前記キャッシュメモ
    リ部との間を接続する第2のアクセスパスとを有し、 前記第1のアクセスパスのデータ転送速度と前記第2の
    アクセスパスのデータ転送速度とが異なることを特徴と
    するディスクアレイ制御装置。
  8. 【請求項8】前記第1のアクセスパスの駆動周波数と前
    記第2のアクセスパスの駆動周波数とが異なることを特
    徴とする請求項7に記載のディスクアレイ制御装置。
  9. 【請求項9】前記第2のアクセスパスの駆動周波数は、
    前記第1のアクセスパスの駆動周波数よりも高いことを
    特徴とする請求項8に記載のディスクアレイ制御装置。
  10. 【請求項10】ホストコンピュータとのインターフェー
    ス部とを含むチャネルインタフェース部と、 ディスク装置とのインターフェース部を含むディスクイ
    ンタフェース部と、 磁気ディスク装置に格納するデータの一部を一時的に格
    納するキャッシュメモリ部と、 前記チャネルインターフェース部と前記キャッシュメモ
    リ部との間を接続する第1のアクセスパスと、 前記ディスクインターフェース部と前記キャッシュメモ
    リ部との間を接続する第2のアクセスパスとを有し、 前記第1のアクセスパスの数と前記第2のアクセスパス
    の数とが異なることを特徴とするディスクアレイ制御装
    置。
  11. 【請求項11】前記第2ののアクセスパス数は、前記第
    1のアクセスパス数以上であることを特徴とする請求項
    10に記載のディスクアレイ制御装置。
  12. 【請求項12】前記ホストインタフェース部と、前記デ
    ィスクインタフェース部と、前記キャッシュメモリ部と
    は、スイッチを用いた相互結合網で接続されていること
    を特徴とする請求項1乃至11に記載のディスクアレイ
    制御装置。
  13. 【請求項13】ホストコンピュータとのインターフェー
    ス部とを含むチャネルインタフェース部と、 ディスク装置とのインターフェース部を含むディスクイ
    ンタフェース部と、 磁気ディスク装置に格納するデータの一部を一時的に格
    納するキャッシュメモリ部と、 セレクタ部と、 前記チャネルインターフェース部及び前記ディスクイン
    ターフェース部と前記セレクタ部との間を接続する第1
    のアクセスパスと、 前記セレクタ部と前記キャッシュメモリ部とを接続する
    第2のアクセスパスと、 前記第1のアクセスパスのデ
    ータ転送速度、又は前記第2のアクセスパスのデータ転
    送速度を変更する手段とを有することを特徴とするディ
    スクアレイ制御装置。
  14. 【請求項14】前記アクセスパスのデータ転送速度を変
    更する手段は、前記第1のアクセスパスの駆動周波数、
    又は前記第2のアクセスパスの駆動周波数を変更するこ
    とを特徴とする請求項13に記載のディスクアレイ制御
    装置。
  15. 【請求項15】前記セレクタ部は、前記第1のアクセス
    パスに対するアクセス回数の履歴に応じて、前記第1の
    アクセスパスの駆動周波数を決定する制御手段を有し、 前記キャッシュメモリ部は、前記第2のアクセスパスに
    対するアクセス回数の履歴に応じて、前記第2のアクセ
    スパスの駆動周波数を決定する制御手段を有することを
    特徴とする請求項14に記載のディスクアレイ制御装
    置。
  16. 【請求項16】前記チャネルインターフェース部、及び
    前記ディスクインターフェース部は、前記第1のアクセ
    スパスに対し、前記セレクタ部の前記制御手段で決定し
    た駆動周波数で、データを送出し、 前記セレクタ部は、前記第2のアクセスパスに対し、前
    記キャッシュメモリ部の前記制御手段で決定した駆動周
    波数で、データを送出することを特徴とする請求項15
    に記載のディスクアレイ制御装置。
  17. 【請求項17】前記キャッシュメモリ部は、前記第2の
    アクセスパスに対し、前記キャッシュメモリ部の前記制
    御手段で決定した駆動周波数で、データを送出すること
    を特徴とする請求項16に記載のディスクアレイ制御装
    置。
  18. 【請求項18】前記セレクタ部は、前記第1のアクセス
    パスに対し、前記セレクタ部の前記制御手段で決定した
    駆動周波数で、データを送出することを特徴とする請求
    項16に記載のディスクアレイ制御装置。
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