JP4696508B2 - 転送制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばHDD(ハードディスクドライブ)などの記憶装置についての転送レートの保証(帯域保証)を行う転送制御装置に関するものである。
特開平2000−66845号公報 特開平2003−281086号公報
磁気記録方式の情報記録装置としてHDD(Hard Disk Drive)が広汎に普及している。例えば、パーソナルコンピュータ用の標準的な外部記憶装置として、コンピュータを起動するために必要なオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションなど、さまざまなソフトウェアをインストールしたり、作成・編集したファイルを保存したりするためにハードディスクが利用されている。通常、HDDは、IDE(Integrated Drive Electronics)やSCSI(Small Computer System Interface)などの標準的なインターフェースを介してコンピュータ本体に接続され、その記憶空間は、FAT(File Allocation Table)などの、オペレーティングシステムのサブシステムであるファイルシステムによって管理される。
そして最近では、HDDの大容量化が進んでおり、これに伴って、従来のコンピュータ用補助記憶装置としてだけでなく、放送受信されたAV(Audio Visual)コンテンツを蓄積するハードディスクレコーダなど、適用分野が拡大し、さまざまなコンテンツを記録するために利用され始めている。
ところで、ビデオデータ、オーディオデータ等、データ転送に関して時間的な連続性が要求される、いわゆるAVストリームデータの記録再生を行うことを考えると、HDDとホスト装置間での転送レートが保証(帯域保証)されることが必要になる。
つまり、転送レートが一時的にも低下してしまうことは、ビデオストリームデータの記録再生において動画のコマ落ちが生じたり、オーディオストリームデータの記録再生において音飛びが生じる原因となりうるため、避けなければならない問題である。
HDDにおいては、転送レートを低下させる各種の要因がある。
例えば欠陥、シーク後やトラックジャンプ後のトラッキング不良、エラー訂正能力の不足など各種の原因によって良好な記録や再生ができなかった場合、そのリトライが行われるが、リトライが頻発するセクタやトラックが存在し、そのような部分では、転送レートが極度に低下する。また、交替処理や、或いは物理的に離れた位置に記録再生が行われることによるセクターシーク、トラックジャンプなどによっても一時的に転送レートが低下する。
現在、普及品として市販されているパーソナルコンピュータ用のHDDでは、これらの原因で転送レートが極度に低下する部位が存在し、帯域保証を行う事ができないことが多いが、このようなHDDをパーソナルコンピュータにおいてノンストリームデータのストレージに使用する場合は、これは問題にならない。しかしながらこのようなHDDをAVストリームデータの記録再生に使用しようとすると、大きな問題となる。換言すれば、市販されている安価なHDDは、AVストリームデータのストレージに使用することが好適とは言えない。
また通常、ユーザは購入後にHDDの転送形態(転送レートを左右する各種パラメータ)を外部からカスタマイズする事はできなかった。これによって、購入したHDDをAVストリームデータ用途に好適な状態にカスタマイズすることは行われていない。
また、HDDでは誤り訂正機能を持つものが多いが、C1パリティ誤り訂正機能(1セクタ(512Byte単位)の誤り訂正機能)のみを持つHDDでは、使用劣化によるメディア上のキズ、経時劣化によるデータ消失、または振動などによって1セクタごとデータが抜けてしまう様な状況には対処できなかった。このような誤り訂正機能の限界はリトライ回数の増大にも直結し、ひいては転送レートの低下につながる。
そしてこれらの事情から、データの信頼性を必要としたり、振動を伴う様な劣悪な環境(車載用など)においてストリームデータを扱うHDD搭載機器を製造するメーカーは、本来必要とする転送帯域を大きく超えたハイ・スペックなHDDを採用したり、もしくはスペックを満たす様なドライブをベンダに特注する必要があった。
即ち一般に市販されているHDDとしては、特にAVストリームデータ用途のHDDとしては不十分なものが多く、ユーザー或いはAV機器メーカなどでは採用できない。そしてAVストリームデータのストレージとしてHDDの使用を考えた場合、ユーザーは高価なHDDを購入したり、またAV機器メーカーなどは、コストのかかる高性能なHDDを開発又は購入しなければならなかった。
本発明は上記の事情に鑑み、例えば安価な一般的なHDD等の記憶装置であってもAVストリームデータのストレージとしての使用に問題ないようにすることのできる転送制御装置を提供することを目的とする。
本発明の転送制御装置は、標準化されたインターフェースである、ホスト側装置に対する第1のインターフェース手段と、標準化されたインターフェースである、記憶装置に対する第2のインターフェース手段と、上記第1のインターフェース手段で上記ホスト側装置に接続され、また上記第2のインターフェース手段で上記記憶装置に接続された状態において、上記ホスト側装置と上記記憶装置の間の転送データを、その転送過程で格納するバッファメモリ手段と、転送パラメータを可変設定できる転送形態設定手段と、上記転送形態設定手段で設定された転送パラメータに応じて、上記バッファメモリ手段を介しての上記ホスト側装置と上記記憶装置との間のデータ転送動作を制御する制御手段と、上記バッファメモリ手段に格納されたデータについて、エラー検出又はエラー訂正に関する処理を行うエラー処理手段と、を備え、上記転送形態設定手段は、上記記憶装置におけるの読出エラーの際のリトライ回数上限の設定と、上記エラー処理手段におけるエラー訂正機能の有効化/無効化の設定、エラー訂正のために付加するパリティ符号のパリティ長設定、インターリーブ深さの設定、エラー検出機能の有効化/無効化の設定と、上記バッファメモリ手段におけるバッファリングデータ量の設定のパラメータとを可変設定し、上記制御手段は、上記ホスト側装置と上記記憶装置との間のデータ転送動作実行する際、上記記憶装置の転送レートの変動に関する個体情報を検知し、検知した個体情報に応じて最大のパフォーマンスを出すためのテーブル情報を作成し、上記記憶手段に書き込むフォーマット処理を実行させるとともに、当該処理を定期的に実行させる。
このような本発明の転送制御装置は、ホスト側装置(例えばパーソナルコンピュータやAVシステム等のユーザー装置)と、記憶装置(HDD)の間にアタッチメント的に接続される。即ちホスト側装置と記憶装置の転送経路上に接続配置される。
転送制御装置は、大容量のバッファメモリ手段を備えることで、転送先に対して転送レートを制御する機能を持つ。例えば記憶装置から読み出したデータをホスト側装置に転送する過程において、バッファメモリ手段を介して転送することで、ホスト側装置に対して安定した転送レートでのデータ供給を実現する。このとき、転送パラメータの設定により保証する転送レートを設定する。
またエラー訂正/検出機能を備えることで、記憶装置側のエラー訂正能力の限度による転送レート低下を回避できるようにする。
さらに接続された記憶装置を、その個体情報に応じてフォーマットさせることで、記憶装置側の能力を保証する転送レートに応じて最適化する。
本発明によれば以下の効果が得られる。
ユーザは、市販の安価な記憶装置(HDD)とホスト側装置との間に、標準化されたインタフェースである第1,第2のインターフェース手段を備える本発明の転送制御装置を挿入するように接続する。これによりホスト側装置と記憶装置による既存のシステムを変える事無く、所望の転送レート帯域保証を行うことができる。
この際、必要なコストは本発明の転送制御装置に対してだけであり、標準インタフェースを備えた市販の安価なHDDを用いて例えばAVストリームデータのストレージシステムを実現できる。
また本発明の転送制御装置は、別の記憶装置に対してもそのまま汎用的に流用できるので、記憶装置(HDD)のバージョンアップ、機種変更などの時にも新たなコストは発生しない。
またHDD搭載機器メーカーにとっては、本発明の転送制御装置を用いる事により、安価な記憶装置を使用した機器開発の可能性が広がる。例えばAVストリームデータのストレージシステムにおいて、ハイスペックなHDDに代えて安価なHDDを採用できる。これによって製品開発やコスト的な利点が得られる。
また本発明の転送制御装置を利用するユーザー等は、システムの使用用途に合わせてその記憶装置に関する転送形態をカスタマイズし、転送レート帯域保証値を変更する事ができる。つまり使用用途に応じた能力を設定でき、ストレージシステムの使用性を向上できる。
またエラー訂正/検出機能を持つことで、記憶装置側のエラー訂正/検出機能の補足し、転送レートの低下防止を実現できる。さらに記憶装置を、その記憶装置におけるディフェクトや各記録位置での転送レート変動などの個体情報に応じて適切にフォーマットすることで、記憶装置自体において、転送レート低下が発生しにくい状態とすることができる。
これらは転送レート帯域保証の点から好適となる。
本発明の転送制御装置の実施の形態について説明する。
図1は、ユーザー装置10と記憶装置(HDD)20との間に接続される転送制御装置1を示している。
ユーザー装置10は、例えばパーソナルコンピュータやAVシステム等の装置であり、通常は標準的なインターフェースで記憶装置20を接続して、記憶装置20をデータストレージのために用いるホスト装置である。
本例の転送制御装置1を使用する場合には、ユーザー装置10側において、該転送制御装置1に対応するファイルシステムドライバ11(ソフトウエア)がインストールされる。これは、ユーザー装置10が転送制御装置1に接続された記憶装置(HDD)20にアクセスするためのファイルシステムのドライバである。
記憶装置20(以下、HDD20とも表記する)はコントローラ21とハードディスク22を有するHDD(ハードディスクドライブ)である。
ハードディスク22は、1或いは複数枚の磁気ディスクと、磁気ディスクに対して記録再生を行う磁気ヘッドと、ヘッドの駆動機構と、磁気ディスクの回転機構などを有する。
コントローラ21は、このようなハードディスク22に対して記録又は再生を実行させる制御を行う。即ちデータの書込又は読出のためのシーク/トラックアクセスの制御、サーボ制御、データのインターリーブ、エラー訂正処理、ホスト機器との通信やデータ転送などの動作を実行する。エラー訂正処理としては記録時にはセクタ単位のC1エラー訂正のための訂正符号の付加と、再生時のC1エラー訂正処理が行われる。
本例の転送制御装置1は、このようなユーザー装置10とHDD20の間に標準的なインターフェースによって接続される。
ユーザー装置インターフェース2は、所定のインターフェース方式に合致したケーブル30でユーザー装置10と接続されている。ユーザー装置10と転送制御装置1の間における標準的なインターフェースとは、例えばATA(AT Attachment)やUSB(Universal Serial Bus)などが想定される。
またユーザー装置インターフェース2は、各種機能を実現し、転送制御を行うCPU3を備えている。
記憶装置インターフェース5は、所定のインターフェース方式に合致したケーブル31でHDD20と接続されている。HDD20と転送制御装置1の間における標準的なインターフェースとはATA(AT Attachment)が想定される。
大容量バッファ4は、ユーザー装置10とHDD20の転送過程において転送データをバッファリングするメモリである。
ECC処理部6は、大容量バッファ4に蓄積された転送データに関するエラー訂正処理又はエラー検出処理を行う。具体的にはHDD20におけるC1エラー訂正処理に係るセクタを多数集めた所定サイズのブロック単位でのC2エラー訂正としてのECC処理や、HDD20におけるC1エラー訂正の正誤判定としてのエラー検出処理を行う。
このような転送制御装置1においてCPU3は、大容量バッファ4を介したデータ転送動作を制御することで、ユーザー装置10とHDD20の間での安定した転送レートを実現する。
例えばAVストリームデータのHDD20への記録や、HDD20から再生したAVストリームデータのユーザー装置10への転送を考える。
まずユーザー装置10から供給されるAVストリームデータをHDD20に転送して記録させる場合、CPU2はユーザー装置インターフェース2に連続的に転送されてくる記録データを大容量バッファ4に蓄積する。そしてHDD20における記録動作に起因するレート変動に応じて大容量バッファ4から記録データを読みだし、記憶装置インターフェース5を介してHDD20に供給する。
またHDD20からストリームデータを再生する際には、HDD20から転送されてくる再生データを記憶装置インターフェース5で受け取り、大容量バッファ4に蓄積される。このとき、HDD20における動作上の都合、例えばリトライの発生やシーク、トラックジャンプ、欠陥セクタの存在などによって転送レートは変動しているが、CPU3は大容量バッファ4から一定したタイミングで再生データを読み出し、ユーザー装置インターフェース2を介してユーザー装置10に供給することで、安定した転送レート(少なくとも所定のレート以下にはならないような転送レート)で再生データ転送を実現する。つまり、大容量バッファ4により、HDD20における転送レート変動を吸収する。
CPU3の制御及び図1に示した各ブロックの動作で実現される転送制御装置1の機能を説明する。
図2は転送制御装置1内の機能ブロックを示している。
本例の転送制御装置1では、管理機能として帯域保証転送用ファイルシステム41,転送形態設定機能42が設けられる。また動作機能としてキャッシュ機能43,エラー訂正機能44、エラー検出機能45、HDD制御機能46が設けられる。
ユーザー装置インターフェース2においてCPU2が使用する帯域保証転送用ファイルシステム41が組み込まれることで、ユーザー装置10は転送制御装置1を介してHDD20を独自のファイルシステムで使用できる。
ユーザー装置10におけるファイルシステムドライバ11は、アプリケーションからの要求に応じて、帯域保証転送用ファイルシステム41を用いたHDDアクセスを実行する。
また転送形態設定機能42はデータ転送に関する各種パラメータの設定機能であり、ファイルシステムドライバ11からの指示に基づいてパラメータ設定を行う。つまりユーザーは、ユーザー装置10を用いて該HDD20を使用するストレージシステムの転送パラメータを可変設定できるものとなっている。
ユーザが設定操作できる転送パラメータとしては以下のものがある。
・リトライ回数(AVコマンド実装HDDのみ):HDD20の読出エラーの際のリトライ回数上限の設定。
・ECCイネーブル(Enable)/ディスエイブル(Disable):ECC処理部6におけるエラー訂正機能の有効化/無効化の設定。
・ECCパリティ長:HDD20への記録時においてECC処理部6がエラー訂正のために付加するパリティ符号のパリティ長設定。
・ECCインターリーブ数:HDD20への記録時においてECC処理部6が行うインターリーブ深さの設定。
・誤訂正検知機能(CRC)のイネーブル/ディスエイブル:ECC処理部6によるエラー検出機能(HDD20におけるC1エラー訂正処理の正誤判定)の有効化/無効化の設定。
・バッファリングデータ量:大容量バッファ4におけるバッファリングデータ量の設定。
CPU2は転送制御装置1における大容量バッファ4の書込/読出動作、ECC処理部6の動作、さらには記憶装置インターフェース5を介したHDD20への指示動作等を、転送形態設定機能42で設定された各種パラメータに応じて実行する。
ユーザは、ユーザ装置10からコマンドを送る事で、転送制御装置1の転送形態をカスタマイズする事ができる。
キャッシュ機能43は、大容量バッファ4を介したデータ転送においていわゆるキャッシュヒット転送動作を実現する機能である。
ユーザ装置10からのデータライト時には、大容量バッファ4をライトキャッシュとして使用する。即ちユーザ装置10からのライトデータは即座に受け取って大容量バッファ4に格納していき、HDD20への転送(データ書込)を、そのバックグラウンドで行う。
またユーザ装置10からのデータリード時には、大容量バッファ4をリードキャッシュとして使用する。即ちHDD20にから大容量バッファ4への先読みをバックグラウンドで行い、キャッシュヒットした場合はユーザ装置10へのリードデータを即座に送り出す。なお、キャッシュヒットとは、ユーザー装置10が要求したデータが、既に大容量バッファ4に取り込まれている状況のことである。
エラー訂正機能44は、ECC処理部6が実行するC2パリティ誤り訂正機能のことである。
ユーザ装置10からのデータライト時には、ユーザ装置10から受けたライトデータに対して誤り訂正符号(C2パリティ)を付加してHDD20に転送する。
またユーザ装置10からのデータリード時には、HDD20から読み出したデータについての誤り訂正を行い、誤り訂正符号を除いた部分をユーザ装置10にリードデータとして送る。
エラー検出機能45は、HDD20におけるC1エラー訂正処理の誤訂正(誤り訂正失敗)の検出機能である。
ユーザ装置10からのデータライト時には、ユーザ装置10から受けたライトデータに誤り検出符合(CRCなど)を付加してHDD20に転送する。
ユーザ装置10からのデータリード時には、HDD20から読み出したデータについて、誤り訂正結果の正誤を判定し、誤り検出符号を除いた部分を、ユーザ装置10にリードデータとして送る。誤訂正検出時(訂正不能なデータ抜けがある場合など)は、必要に応じてHDD20にリードのリトライを指示する。
HDD制御機能46は、上記各機能の動作に応じたHDD20への指示、例えばリトライ回数やリトライ実行等の動作指示を行う他、HDD20の個体としての情報検知や、検知情報に基づくフォーマットを行う機能である。
例えば市販のHDD20を転送制御装置1に接続すると、HDDの個体情報を自動的に検知し、最大のパフォーマンスが出る様にテーブル情報を作成し、そのテーブル情報をHDD20に書き込む。
ユーザー装置10とHDD20を用いるストレージシステムにおいて、本例の転送制御装置1を使用する場合の流れを、図3を参照しながら説明する。
手順ST1Aとしてユーザが市販のHDD20を転送制御装置1に接続すると、手順ST2として転送制御装置1は、HDD個体情報処理を実行する。即ちCPU3はHDD制御機能46によって、そのHDD20のハードディスク22の走査を実行させ、個体情報を検知する。この場合の個体情報とは、ハードディスク22の各部位における転送レート、ディフェクト位置など、転送レートの変動に関する情報である。そしてCPU3は、その個体情報を元に必要とされる帯域保証ができるよう、テーブル(例えばディフェクト部を排除するテーブル)を作成し、コントローラ21に受け渡す。HDD20においては、コントローラ21は、上記テーブルに応じてハードディスク22に対する記録動作を行う状態とされる。
この処理は、いわゆるHDDのフォーマット、パーティショニング作業に相当するものであり、このフォーマット、パーティショニングをCPU3が主導する。
このようにフォーマットした後、転送制御装置1はユーザが設定した転送形態に合わせ自動的に最適化される。
なお、HDD20を使用するうちに、当初ノーエラーだった場所がディフェクト化してしまう現象があるが、転送制御装置1は定期的に再度メディア走査(自動又は手動)を行い、記録されたデータを破壊する事無くリフレッシュ(ディフェクト化した場所の検知、テーブルの再構築)を行うようにすればよい。
ところで、ユーザーが手順ST1Bとして、既に転送制御装置1に対するフォーマット済のHDD20を接続することがある。即ちユーザーが過去に一旦接続したHDDであったり、もしくはメーカサイドにおいて転送制御装置1の使用を前提とした専用HDDを用意し、これをユーザーが購入して転送制御装置1に接続したような場合である。この場合、手順ST2のHDD個体情報処理は不要となり、そのまま帯域保証HDDとして使用することができる。
手順ST3では、ユーザは、ユーザ装置10にファイルシステムドライバ11をインストールする。これにより、例えばウインドウズPCであれば、FATやNTFS等のファイルシステムを介さずに、専用のファイルシステムで、転送制御装置1に接続されたHDD20にアクセスできる。なお、既にユーザー装置10側にファイルシステムドライバ11がインストールされていれば、この手順ST3を行う必要はない。
手順ST4で、ユーザはユーザー装置10からコマンドを転送制御装置1に遅らせ、転送形態を設定する。即ち転送形態設定機能42による転送パラメータの選択/設定を行う。ユーザーはこれにより、使用状況に応じた転送パラメータを設定できる。
手順ST5は、実際のHDD20に対するデータのライト/リードを示している。
実際のデータ転送時には、転送制御装置1は、ユーザ装置10からのリード(ライト)コマンドを受け、CPU3は、ユーザが設定した帯域を保証した転送ができるように大容量バッファ4(及びECC処理部6)、記憶装置インターフェース5をオペレートし、コマンドを実行する。なお、コマンドにアドレス情報は無く、リード(ライト)の指示とデータレングス(ライトなら更にライト・データ)情報のみである。
このような転送制御装置1を用い、ユーザは、例えば市販の安価なHDD20とユーザ装置10との間に接続することで、既存のシステムの構成を変える事無く所望の帯域保証を行うことができる。なお、保証できる帯域の最大値はドライブに依存することはいうまでもないが、インターフェースが標準化された方式であることで、市販のHDDを選択することで、従来、例えばAVストリームデータのストレージシステムとしては不適であったHDDを使用することも可能となる。
またユーザは、購入後も使用用途に合わせてパラメータ設定を変更し、HDD20の転送形態をカスタマイズして、帯域保証値を変更する事ができる。
また大容量バッファのキャッシュにより、ユーザ装置からのアクセス(リード、ライト)の性能を向上させる事ができる。
またユーザ装置10にファイルシステムドライバ11を組み込む事により、本例の転送制御装置1独自のファイルシステムで閉じた中でストリームデータ転送における最適なパフォーマンスを発揮する事ができる。
またユーザーがユーザー装置10とHDD20を所有し、これを例えばAVストリームデータのストレージシステムとして実現しようとする場合など、必要なコストは転送制御装置1に対してのみである。つまり標準インタフェースを備えた市販の安価なHDDを用いて帯域保証を行う事ができる。さらに別のHDDに対しても転送制御装置1はそのまま流用できるので、HDDのバージョンアップ、機種変更などの時にも新たなコストは発生しない。
また転送制御装置1はC2パリティ誤り訂正機能を持つため、HDD20において修復できないようなエラー、例えば1セクタに渡る大きなデータ抜けなどもある程度修復できる。これによりリトライの頻度を少なくし、転送レート低下を防止できる。もちろんC1エラー訂正機能だけでなくC2エラー訂正機能も装備されているHDD20を使用するような場合、或いは求める転送レートとの兼ね合いでHDD側のエラー訂正能力が十分で有ると判断される場合など、転送制御装置1のエラー訂正機能44やエラー検出機能45を無効化することも可能であり、システム機器に応じて柔軟に対応できる。
また、転送制御装置1は用いる事により、HDD搭載機器メーカーは、あるHDD搭載機器で現在使用しているHDDよりも安価なHDDを使用して、同様の性能を持つ製品を実現する事ができる。
本発明の実施の形態のHDDの全体構成のブロック図である。 実施の形態のHDDのディスクコントローラのブロック図である。 実施の形態のアクセス単位設定の説明図である。
符号の説明
10 HDD(ハードディスク装置)、11,61 CPU、12 ROM/RAM、13 ディスクコントローラ、14,67 バッファRAM、15 データ読み書き制御部、16 サーボ制御部、21 磁気ディスク 22,22a,22b 磁気ヘッド、31 CPUインターフェース、35 ディスクフォーマッタ、

Claims (1)

  1. 標準化されたインターフェースである、ホスト側装置に対する第1のインターフェース手段と、
    標準化されたインターフェースである、記憶装置に対する第2のインターフェース手段と、
    上記第1のインターフェース手段で上記ホスト側装置に接続され、また上記第2のインターフェース手段で上記記憶装置に接続された状態において、上記ホスト側装置と上記記憶装置の間の転送データを、その転送過程で格納するバッファメモリ手段と、
    転送パラメータを可変設定できる転送形態設定手段と、
    上記転送形態設定手段で設定された転送パラメータに応じて、上記バッファメモリ手段を介しての上記ホスト側装置と上記記憶装置との間のデータ転送動作を制御する制御手段と、
    上記バッファメモリ手段に格納されたデータについて、エラー検出又はエラー訂正に関する処理を行うエラー処理手段と、
    を備え
    上記転送形態設定手段は、上記記憶装置におけるの読出エラーの際のリトライ回数上限の設定と、上記エラー処理手段におけるエラー訂正機能の有効化/無効化の設定、エラー訂正のために付加するパリティ符号のパリティ長設定、インターリーブ深さの設定、エラー検出機能の有効化/無効化の設定と、上記バッファメモリ手段におけるバッファリングデータ量の設定のパラメータとを可変設定し、
    上記制御手段は、上記ホスト側装置と上記記憶装置との間のデータ転送動作実行する際、上記記憶装置の転送レートの変動に関する個体情報を検知し、検知した個体情報に応じて最大のパフォーマンスを出すためのテーブル情報を作成し、上記記憶手段に書き込むフォーマット処理を実行させるとともに、当該処理を定期的に実行させる
    転送制御装置。
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