JPH0713886U - 石材運搬器具構造 - Google Patents

石材運搬器具構造

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JPH0713886U
JPH0713886U JP4475493U JP4475493U JPH0713886U JP H0713886 U JPH0713886 U JP H0713886U JP 4475493 U JP4475493 U JP 4475493U JP 4475493 U JP4475493 U JP 4475493U JP H0713886 U JPH0713886 U JP H0713886U
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metal rod
stone material
wooden pallet
stone
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JP4475493U
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Inventor
高橋巌
Original Assignee
有限会社高橋石材工業
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 木製パレットを使用して、容易、安全かつ確
実に石材を運搬することを可能にする石材運搬器具構造
を提供する。 【構成】 石材10を積載する木製パレット12の差込
口14に緩挿されるとともに一端にワイヤロ−プ16に
より懸架される懸架部18を設けた第一の金属製杆20
と、一端にワイヤロ−プ16により懸架される懸架部2
2を設けるとともに他端が前記第一の金属製杆20の他
端に嵌挿して任意の位置に固定されるように構成した第
二の金属製杆24と、を有する石材運搬器具構造は、デ
ッキボード44に重量の大きい石材10が積載されて
も、デッキボード44が損壊することなく、安全かつ確
実に石材10の運搬作業を行うことができるとともに作
業効率が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、木製パレットを懸架して石材を運搬する際に使用する石材運搬器具 構造に関し、さらに詳細には、石材の大重量により木製パレットが損壊すること なく安全かつ確実に石材を運搬することを可能にする石材運搬器具構造に関する 。
【0002】
【従来の技術】
一般に石材は比重が大きいため、その移動や運搬には機械器具を使用すること が通常であり、特に容積の大きい石材の場合にはその要請が大きい。
【0003】 この石材の運搬に使用する機械器具には、種々のものが提供されているが、例 えば、採集した石材、加工石材等のトラックへの積卸し時や、石材を所定位置に 移動・運搬させたりするときにパレットを使用することが広く行われている。
【0004】 このパレットは、通常、横に渡して荷を受けるすのこ状のけた板(デッキボー ド)、及びパレットの全長に渡りデッキボードを結合して支持しフォーク等の差 込口を構成するけた、とにより形成されており、木製のパレットが広く普及して いる。
【0005】 荷台に石材を積載した木製パレットは、フォークリフトのフォ−クをその差込 口に緩挿して運搬したり、これをクレ−ンにより懸架して運搬したりしている。
【0006】 フォークリフトは、主として走行容易な路面上で運搬する場合に使用されてい るが、一方クレ−ンは、フォークリフトでは困難な凹凸の激しい路面での運搬や 壁等の障害物を乗り越えて石材を移動・運搬させる場合に使用されている。
【0007】 クレ−ンにより木製パレットを懸架して運搬する場合には、従来下記のように して行っていた。
【0008】 すなわち、クレ−ンのフックに吊支された数本のワイヤロ−プを、木製パレッ トの差込口から貫通させてけた板を巻回することにより懸架していた。
【0009】 また、木製パレットのけたにワイヤロ−プを掛止または巻回できる掛止部材を 設け、これにクレ−ンのフックに吊支された数本のワイヤロ−プを掛止または巻 回することにより懸架していた。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の木製パレットは、以下に記すような様々な問題点が あった。
【0011】 すなわち、クレ−ンにより木製パレットを懸架して運搬する場合には、木製パ レットのけたとけたとの間の距離が大きい(差込口が大きい)ため、重量の大き い石材をその荷台に積載すると、けた間の中間部に存在するけた板に大きな力が 加わって損壊してしまい、吊り上げて運搬している時に木製パレットが傾いて石 材が落下してしまったり、木製パレットごと落下してしまうこともあり、非常に 危険であるという問題点があった。
【0012】 特に、けた板が薄い場合や老朽化している場合には、上記問題点は顕著であっ た。
【0013】 また、数本のワイヤロ−プを木製パレットの差込口から貫通させてけた板を巻 回する操作・作業は、非常に面倒であって作業効率が悪いという問題点があった 。
【0014】 このため、クレ−ンにより木製パレットを懸架して運搬する操作・作業を、安 全かつ容易に行うことのできる石材運搬器具の出現が期待されていた。
【0015】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、石材の大重量により木製パ レットのけた板が損壊することなく容易、安全かつ確実に石材を運搬することを 可能にする石材運搬器具構造を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本考案は、石材を積載する木製パレットの差込口に緩挿されるとともに一端に ワイヤロ−プにより懸架される懸架部を設けた第一の金属製杆と、一端にワイヤ ロ−プにより懸架される懸架部を設けるとともに他端が前記第一の金属製杆の他 端に嵌挿して任意の位置に固定されるように構成した第二の金属製杆と、を有す ることを特徴とする石材運搬器具構造を提供することにより、上記課題を解決す るものである。
【0017】
【作用】
本考案に係わる石材運搬器具構造においては、第一の金属製杆の一端に第二の 金属製杆の一端が嵌挿して伸縮自在となり、第一の金属製杆と第二の金属製杆と が連結固定されることにより一つの杆が形成される。
【0018】 上記第二の金属製杆の嵌挿度合(伸縮度合)は、石材を積載する木製パレット の長さや当該石材の大きさ・数量に応じて適切に調整される。
【0019】 第一の金属製杆及び第二の金属製杆の各端に設けられた懸架部にワイヤロ−プ が連結され、ワイヤロ−プをクレ−ンのフックに吊支することにより、木製パレ ットが両金属製杆に支持されるとともに懸架される。
【0020】
【実施例】
以下、本考案に係わる石材運搬器具構造の実施例を図面に基づいて詳細に説明 する。
【0021】 図1は本考案に係わる石材運搬器具構造の実施例を示す斜視図、図2の(a) は同実施例を示す平面図、図2の(b)は同実施例を示す正面図、図3は同実施 例の使用状態を示す斜視図である。
【0022】 本考案に係わる石材運搬器具構造の要部は、石材10を積載する木製パレット 12の差込口14に緩挿されるとともに一端にワイヤロ−プ16により懸架され る懸架部18を設けた第一の金属製杆20と、一端にワイヤロ−プ16により懸 架される懸架部22を設けるとともに他端が前記第一の金属製杆20の他端に嵌 挿して任意の位置に固定されるように構成した第二の金属製杆24と、を有する ところにある。
【0023】 本実施例においては、図1〜図3に示すように石材運搬器具構造を構成してい るが、この構成を以下詳細に説明する。
【0024】 まず、第一の金属製杆20は、両端が開いた空洞を有するとともに当該両端が 連通した直方体の形状を呈し、鋳鋼により形成されているが、その大きさ(厚さ )は、木製パレット12の差込口14に緩挿できる程度である。
【0025】 第一の金属製杆20の一端には、図1〜図2に示すように、直方体部25から 延在された舌部26の中央部に軸支板27が立設され、軸支板27の上端は直方 体部25の上端裏面に溶接されている。
【0026】 この軸支板27は、その舌部26側で穿孔され、その孔にU字形状の金属棒2 8が回動自在に軸支されている。
【0027】 木製パレット12の差込口14への緩挿を容易にするためである。
【0028】 金属棒28の両端には、孔29、29aが形成され、その一方の孔29は螺刻 されて、懸架杆30が金属棒28の孔29aを貫通するとともにその一端に形成 された螺部30aと孔29が螺合するようになっている。
【0029】 このようにして、舌部26、軸支板27、金属棒28、孔29、29a及び懸 架杆30により懸架部18が構成される。
【0030】 第二の金属製杆24も、両端が開いた空洞を有するとともに当該両端が連通し た直方体の形状を呈し、鋳鋼により形成されているが、その大きさ(厚さ)は、 端部が第一の金属製杆20の空洞に嵌挿して嵌脱することができる程度である。
【0031】 第二の金属製杆24の直方体部32には、第一の金属製杆20の直方体部25 の端部近傍(金属棒28の反対側)に穿孔された孔に貫通する頭付きピン38が 嵌挿できる孔40が、両側面の六箇所に設けられている。
【0032】 これにより、第一の金属製杆20と第二の金属製杆24とが継手され、孔40 の位置によって継手された金属杆全体の長さが調整できる。
【0033】 頭付きピンの尾部には、ピン止め金具39が配置され、第一の金属製杆20と 第二の金属製杆24との継手が解除されないようにしている。
【0034】 第二の金属製杆24の他端(継手側端部と反対側)には、図1〜図2に示すよ うに、直方体部32から延在された舌部33の上面と直方体部32の端面にU字 形状の金属棒34が溶接により固定されている。
【0035】 金属棒34の両端には、金属棒28の場合と同様に、孔35、35aが形成さ れ、その一方の孔35は螺刻されて、懸架杆36が金属棒34の孔35aを貫通 するとともにその一端に形成された螺部36aと孔35が螺合するようになって いる。
【0036】 このようにして、舌部33、金属棒34、孔35、35a及び懸架杆36によ り懸架部22が構成される。
【0037】 また、第二の金属製杆24の直方体部32の上端(金属棒34側)には、金属 板42が固設されており、その上面が第一の金属製杆20の直方体部25上面と 同一平面となるようにしている。
【0038】 両金属製杆20、24に支持される木製パレットの傾きを防止して水平に支持 するようにするためである。
【0039】 つぎに、上記のように構成した石材運搬器具の使用方法、使用状況を説明する 。
【0040】 まず、木製パレット12は、図3に示すように、横に渡して荷を受けるすのこ 状のけた板(デッキボード44)数枚と、デッキボード44を結合して支持しフ ォーク等の差込口14を構成するけた46とにより形成されている。
【0041】 この木製パレット12の長さ、すなわち、けた46の長さに応じて、第一の金 属製杆20と第二の金属製杆24とを、適当な孔40に頭付きピン38を貫通さ せることにより継手して金属杆全体の長さを調整し、さらにピン止め金具39に より固定する。
【0042】 このとき、金属板42及び第一の金属製杆20が、木製パレット12を吊り上 げた際に、デッキボード44の裏面と接するように調整する。
【0043】 木製パレット12の差込口14から、上記構成の石材運搬器具二個を、回動自 在な金属棒28側から、パレットの中間に位置するけた47を介して緩挿し、金 属棒28、34が差込口14の外に出るようにする。
【0044】 なお、石材運搬器具は、石材の総重量や木製パレットの大きさ等に応じて三個 以上使用することも可能である。
【0045】 つぎに、木製パレット12のデッキボード44上に石材10を積載し、各金属 棒28、34の孔29a、35a及びワイヤロ−プ16先端の輪に懸架杆30、 36を通して、懸架杆30、36の螺部30a、36aを、それぞれの金属棒2 8、34の孔29、35と螺合させる。
【0046】 このようにして石材運搬器具に連結された四本のワイヤロ−プ16の他端をク レーンのフック50に掛止し、クレーンにてフック50を鉛直方向上方に持ち上 げると、石材10を搭載した木製パレット12が懸架される。
【0047】 この懸架された木製パレット12を、さらにクレーンの操作により上下運動及 び左右回転運動させることにより、木製パレット12ひいては石材10の移動・ 運搬が行われる。
【0048】 このとき、第一の金属製杆20と第二の金属製杆24とが、けた46とけた4 7の間(中間部)に存在して当該中間部を支持するので、デッキボード44に重 量の大きい石材10が積載されても、デッキボード44の当該中間部が損壊する ことなく、安全かつ確実に石材10の運搬作業を行うことができる。
【0049】 また、ワイヤロ−プ16を木製パレット12の差込口14から貫通させてデッ キボード44を巻回する操作・作業がないので、作業効率が向上し、容易に石材 10の運搬作業を行うことができる。
【0050】 以上、本考案を実施例に基づいて説明してきたが、本考案はこれらに限定され るわけではない。
【0051】 例えば、懸架部の構造は、上記構成に限定されず、ワイヤロープで懸架できる 構造であればよい。
【0052】 また、各部品の形状や材質も、本考案の木製パレットのけた板を有効に支持で きる限り任意に変更できるものである。
【0053】
【考案の効果】
本考案に係わる石材運搬器具構造は、上記の如く構成されているため、以下に 記すような効果を有する。
【0054】 (1)クレ−ンにより木製パレットを懸架して運搬する場合に、第一の金属製杆 と第二の金属製杆とが、けたとけたの間(中間部)に存在して当該中間部を支持 するので、重量の大きい石材を木製パレットの荷台(けた板)に積載しても、当 該中間部に存在するけた板の損壊を防止し、木製パレットの傾斜または木製パレ ット自体の落下による石材の落下を防止することができ、安全かつ確実に石材を 運搬することができるという優れた効果を有する。
【0055】 (2)木製パレットのけた板が薄い場合や老朽化している場合には、上記効果は 特に顕著である。
【0056】 (3)ワイヤロ−プを木製パレットの差込口から貫通させてけた板を巻回する操 作・作業がなく、簡単な操作・作業で石材を運搬することができるので、作業効 率が向上するとともに容易に石材を運搬することができるという優れた効果を有 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる石材運搬器具構造の実施例を示
す斜視図。
【図2】(a)は同実施例を示す平面図、(b)は同実
施例を示す正面図。
【図3】同実施例の使用状態を示す斜視図。
【符号の説明】
10 石材 12 木製パレット 14 差込口 16 ワイヤロープ 18 懸架部 20 第一の金属製杆 22 懸架部 24 第二の金属製杆 25 直方体部 26 舌部 27 軸支板 28 金属棒 29 孔 29a 孔 30 懸架杆 30a 螺部 32 直方体部 33 舌部 34 金属棒 35 孔 35a 孔 36 懸架杆 36a 螺部 38 頭付きピン 39 ピン止め金具 40 孔 42 金属板 44 デッキボード(けた板) 46 けた 50 フック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石材を積載する木製パレットの差込口に
    緩挿されるとともに一端にワイヤロ−プにより懸架され
    る懸架部を設けた第一の金属製杆と、一端にワイヤロ−
    プにより懸架される懸架部を設けるとともに他端が前記
    第一の金属製杆の他端に嵌挿して任意の位置に固定され
    るように構成した第二の金属製杆と、を有することを特
    徴とする石材運搬器具構造。
JP4475493U 1993-08-17 1993-08-17 石材運搬器具構造 Pending JPH0713886U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59178606U (ja) * 1983-05-16 1984-11-29 オリンパス光学工業株式会社 レンズの焦点位置出し機構

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JPH0313495A (ja) * 1989-06-12 1991-01-22 Natl House Ind Co Ltd 吊上げ金具

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