JPH0713846U - 紙案内板の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベース板及び前記ベース板に紙巾に合わせて
位置を可変可能に取り付けられた、規制板を有する紙案
内板の構造においてベース板及び規制板に係合部を設け
規制板の傾きを防止する。 【構成】 プリンタ等の印字装置に紙を供給する紙案内
板の構造においてベース板６１と、規制板６２に係合部
を設け、規制板の係合部とベース板の被係合部に係合さ
せることにより、規制板が容易に傾く事を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はプリンタ等の給紙紙案内板に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の技術としては、図４に示す様に規制板６２とベース板６１の間にバネ６ ３を保持し、バネの弾性力により傾き量を抑える様にしたものがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、かかる従来の紙案内板は、規制板６２を摺動させた時、規制板６２の 端部に力を加えると、規制板６２が傾きバネの弾性力だけでは傾きを補正する事 が困難であり、記録紙が傾いて給紙されてしまうという問題があった。

【０００４】 また、規制板６２の傾きを補正する為にバネの弾性力を強くすると、規制板６ ２とベース板６１に働くバネの力が大きすぎて規制板６２の摺動抵抗が大きくな り動きが鈍くなったり、ベース板６１の摺動部の摩耗大きくなるという問題もあ った。

【０００５】 そこで本考案は従来のこの様な問題を解決し、円滑な摺動と記録紙の傾きを規 制する機能を有する紙案内板の構造を提供するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案の紙案内板は、規制板を摺動可能に取り付けられ、規制板の摺動部の傾 き量を規制する２つの突起を有したベース板を特徴とする。

【０００７】

【実施例】

本考案の実施例をプリンタに用いられている給紙機構の例を用いて図面にもと づいて説明する。

【０００８】 図１は本考案の組立図であり、図２は本考案の断面図である。

【０００９】 図２の通りベース板６１に突起１ａが形成されており規制板６２の係合部２ｃ が２つの突起の間に係合する。規制板２ａ，２ｂは記録紙の巾に合わせ摺動させ る。

【００１０】 図３は規制板の固定時を示す。

【００１１】 図３の通りベース板に形成されている２つの突起と規制板との間に隙間が無く なり規制板の２ａの傾きが補正されなくなる。

【００１２】

【考案の効果】

本考案の紙案内板は、規制板とベース板の間に摺動部の隙間量を変化できる２ つの突起を設ける事によって、従来の規制板の傾きを防止させる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の組立図。

【図２】 本考案の断面図。

【図３】 規制板とベース板の固定時を示す断面図。

【図４】 従来技術の規制板形状図。

【符号の説明】

１ ベース板 ２ａ 規制板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ベース板と前記ベース板に印字装置に供
   給する紙巾にあわせて位置を任意に可変可能に取り付け
   られた規制板の構造において、前記ベース板及び、規制
   板に係合部を設けたことを特徴とする紙案内板の構造。