JP3064670B2 - 用紙送り機構 - Google Patents

用紙送り機構

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JP3064670B2
JP3064670B2 JP4152396A JP15239692A JP3064670B2 JP 3064670 B2 JP3064670 B2 JP 3064670B2 JP 4152396 A JP4152396 A JP 4152396A JP 15239692 A JP15239692 A JP 15239692A JP 3064670 B2 JP3064670 B2 JP 3064670B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字装置等に使用され
る連続用紙の用紙送り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境変化及びオペレータ操作に左
右されにくい、印字品質の良いプリンタに対する要求が
高まってきている。この動向に伴って湿度等の変化によ
り生ずる印字用紙の幅方向の伸縮に対応するための、用
紙送り機構が提案されている。この分野における従来の
技術としては特開平3ー216447にて開示されてい
る用紙送り機構が知られている。ここで開示されている
内容は図5に示すように、トラクタ2は、横方向(連続
用紙の幅方向である左右方向)に所定範囲内を移動可能
なようにトラクタ2に支持されるピンベルト3と、ピン
ベルト3とトラクタ2との間に設けられてピンベルト3
を右方(連続用紙の幅を広げる方向)に付勢するばね部
材6と、トラクタ2に連続用紙(図示せず)の離脱を防
ぐ用紙押え板12とを備えていた。
【0003】さらに、ばね部材6は、ピンベルト3が掛
け渡されているプーリ(図示せず)を付勢していた。
【0004】この分野における他の従来の技術としては
特開平1ー271344および特開平1ー267247
にて開示されている用紙送り機構が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成では、ピンベルト3が可動することにより、用紙押
え板12に穿設されたピンベルト3のピン4のニゲ及び
用紙送り穴(図示せず)との係合確認の穴(図示せず)
を広げる必要があり、そのため用紙押え板12の押え力
が減少し、ピン4からの用紙はずれを生ずる欠点があっ
た。
【0006】また、ピンベルト3を右方(連続用紙の幅
を広げる方向)に付勢するばね部材6のばね力により、
ピンベルト3とホルダー(図示せず)との摺動負荷が大
きくなり、紙送り機構にとって重要なピンベルトの摩耗
が発生する危険があった。
【0007】また、ばね部材6は、ピンベルト3が掛け
渡されているプーリ(図示せず)を付勢していたため
に、プーリ(図示せず)の側面とホルダー(図示せず)
面との摺動負荷が大きくなり、安定した紙送りができな
い欠点があった。
【0008】また、プーリ部とホルダ部での紙幅方向の
度当りが異なるために、連続用紙が斜めに給送される欠
点があった。
【0009】また、前述に対して、ガイド軸の案内によ
って摺動するトラクタの一方の側面が、弾性部材である
ばね材を介在することで部材である枠に係止されるよう
にすると共に、枠にロック機構が設けられる構造が特開
平1ー271344にて提案されている。しかしなが
ら、前述の構成では、用紙セットに際して、オペレータ
がトラクタの可動範囲の中央にピンベルト3がくるよう
にトラクタ2を位置決めする必要があった。このため、
オペレータによる用紙セットにバラツキが生ずると同時
に、ピンベルト3部を注意深く目視し、セット位置を確
認する必要があるため、紙幅セットに対しての紙幅方向
の可変量が安定しないという欠点があった。また、最悪
トラクタの内側片サイドに度当たるように誤セットされ
るという欠点があった。
【0010】さらに、連続用紙の送り孔の中心より外側
に回転体のピンが位置するようにホルダーの間隔を広げ
ることにより、連続用紙に幅方向の張力が付与され、ロ
ックレバーを操作すると制動体がガイド軸に係合して固
定される構造が特開平1ー267247において提案さ
れている。しかしながら、前述の構成では、一方向のみ
(用紙を張る方向)の構造で、連続用紙が縮んだ場合の
対応がなされないという欠点があった。
【0011】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、簡単な構造で連続用紙を容易にセットでき、また、
構造上の欠点を改良した用紙送り機構を提供する事を目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の連続用紙送り機構は、駆動軸とガイド軸を
有し、これら両軸に摺動可能に支持された一対のトラク
タと、連続用紙の両側に連続して穿設された用紙送り穴
を、ピンベルトを備えた一対のトラクタのそれぞれのピ
ン列に係合させ、トラクタのピンベルトとこのピンベル
トを回転させるプーリとを用紙幅方向に所定範囲内を移
動可能に設け、トラクタのピンベルトを、連続用紙の幅
を広げる方向に張力が作用する弾性部材を備えた用紙送
り機構において、トラクタのピンベルトの周方向の両側
面に、複数個の円弧状の突起を配設すると共にプーリの
外周面の両側面部に、球状突起部を設けたことを特徴と
する。
【0013】また、トラクタ側面部に、ガイド軸に固定
する手段と移動させる手段のためのロック機構を備え、
トラクタ側面に形成された円筒部とその外側に隣接する
ロックレバーとが連結軸によりガイド軸の軸方向に、所
定範囲内移動可能な距離だけ相対的に摺動するように構
成され、円筒部の外周面に上記距離移動可能な溝を備え
たことを特徴とする。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0015】図1は、本発明第1実施例の平面図であ
る。
【0016】トラクタ2のピンベルト3の周方向の両側
面に、複数個の円弧状の突起15を配し、ピンベルト3
が掛け渡されているプーリ5の外周面の両側面部に形成
された球状突起部16が、ホルダー2a、2bと隣接す
るように構成されている。そして、ホルダー2bと枠部
材19はばね部材6によって連結されている。
【0017】なお、図1では便宜上用紙押え板を省略し
てある。
【0018】図2は、本発明第1実施例の作動図であ
る。
【0019】ピンベルト3の側面部に配設された突起1
5は、球状に形成されている。また、プーリ5の両側面
部に形成された球状突起部16は、プーリ5周方向に沿
って複数個配設されている。トラクタ2の上部には、用
紙押え板12が取り付けられている。連続用紙17の用
紙幅が矢印A方向に縮んだ場合、ピンベルト3およびプ
ーリ5も同期してA方向に摺動しながら移動する。その
時、ピンベルト3の突起15とプーリ5の側面部が当接
し、プーリ5の球状突起部16とホルダー2bの側面部
が当接する。すなわち、ピンベルト3、プーリ5の側全
面が当接することはない。
【0020】このようにトラクタ2のピンベルト3の周
方向の両側面に、複数個の円弧状の突起15を配し、ピ
ンベルト3が掛け渡されているプーリ5の外周面の両側
面部に形成された球状突起部16が隣接するような構成
とすることにより、ばね部材6から生起される負荷、す
なわち、プーリ5とホルダー2a、2bおよびピンベル
ト3の摺動負荷を低減することができる。
【0021】図3は、本発明第2実施例の平面図であ
る。
【0022】プリンタ(図示せず)のサイドフレーム
(図示せず)には、プラテン(図示せず)と平行に駆動
軸7とガイド軸8が配設され、駆動軸7は、回転可能に
支持されている。これら両軸に一対のトラクタ1、2が
摺動可能に取り付けられている。トラクタ2は、等間隔
に形成された複数のピン4をもつピンベルト3を備えて
おり、ピンベルト3は駆動軸7の回転に伴って移動可能
な構造となっている。トラクタ2上部には、ピン4のニ
ゲ穴(図示せず)を有する用紙押え板12が支軸(図示
せず)を支点として開閉自在に取り付けられている。そ
して、用紙押え板12の押え力は、トラクタ2及び用紙
押え板12に懸装されたばね部材14のばね力によって
決定される。ピンベルト3が掛け渡されたプーリ5を回
転自在に支持しているホルダー2bと枠部材19の間に
介在するばね部材6は、トラクタ2を左方に付勢するよ
うに挟装されている。トラクタ2側面部には、枠部材1
9をガイド軸8に固定すると共にトラクタ2を移動させ
るためのロック機構が備えられている。トラクタ2側面
に形成された円筒部18とその外側に隣接するロックレ
バー9とが連結軸(図示せず)によりガイド軸8の軸方
向に、寸法線Bで示される距離だけ相対的に摺動するよ
うに構成されていて、ロックレバー9と円筒部18との
間にはスリーブ20が挿嵌されている。また、トラクタ
2側面に形成された円筒部18の外周面には上記距離移
動可能な溝11が設けられている。
【0023】なお、本実施例では、左側のトラクタ2の
み可動タイプとしたが、左右両方のトラクタを同様な構
成とすることも可能である。
【0024】図4(a)(b)は、本発明第1実施例の
作動図である。
【0025】図2(a)に示すように、連続用紙17を
一対のトラクタ1、2にセットする際は、プリンタの操
作者がトラクタ1に設けられたピンベルト3のピン4と
連続用紙17の右側に穿設されたの送り穴17aとを係
合させて、用紙押え板13を閉める。ロックレバー10
によりガイド軸8とトラクタ1を係合ロックする。そし
て、他方のトラクタ2に設けられたピンベルト3のピン
4と連続用紙17の左側に穿設されたの送り穴17aと
を係合させて、用紙押え板12を閉める。次に、図2
(b)に示すように、左側トラクタ2に設けられたロッ
ク機構により、ガイド軸8とトラクタ2を係合ロックす
る。この時、連続用紙17を張る方向(矢印C方向)に
トラクタ2が摺動するとともにばね部材6を付勢するの
で、自動的に一定の張力が連続用紙17に与えられる。
【0026】このようにピンベルト3が掛け渡されたプ
ーリ(図示せず)を回転自在に支持しているホルダー
(図示せず)と枠部材(図示せず)との間に、トラクタ
2を左方に付勢するようなばね部材(図示せず)を設
け、トラクタ2側面に形成された円筒部18とその外側
に隣接するロックレバー9とが連結軸(図示せず)によ
りガイド軸8の軸方向に、寸法線Bで示される距離だけ
相対的に摺動可能な構成とすることにより、常に安定し
た用紙セットが可能となり操作性を向上させることがで
きる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、トラク
タのピンベルトの周方向の両側面に、複数個の円弧状の
突起を配し、ピンベルトが掛け渡されているプーリの外
周面の両側面部に形成された球状突起部とホルダーが隣
接するようにしたことにより、ピンベルトとホルダー面
およびプーリの側面とホルダー面との摺動負荷が低減さ
れるため、摺動性が向上するという効果を有する。
【0028】また、トラクタ側面に形成された円筒部と
その外側に隣接するロックレバーとが連結軸によりガイ
ド軸の軸方向に、所定範囲内移動可能な距離だけ相対的
に摺動できるようにすることにより、オペレータによる
用紙セットのバラツキがなくなり、常に安定した用紙セ
ットが可能となり操作性を向上させることができる。さ
らに、湿度変化等による用紙幅変化に追従可能なトラク
タが形成され用紙のホール乗り越え等による用紙ジャム
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の平面図である。
【図2】本発明第1実施例の作動図である。
【図3】本発明第2実施例の平面図である。
【図4】本発明第2実施例の作動図である。
【図5】従来の技術を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 トラクタ 3 ピンベルト 4 ピン 5 プーリ 6 ばね部材 7 駆動軸 8 ガイド軸 9 ロックレバー 11 溝 12 用紙押え板 15 円弧状の突起 16 球状突起部 17 連続用紙 18 円筒部 20 スリーブ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸とガイド軸を有し、該両軸に摺
    動可能に支持された一対のトラクタと、連続用紙の両側
    に連続して穿設された用紙送り穴を、ピンベルトを備え
    た前記一対のトラクタのそれぞれのピン列に係合させ、
    前記トラクタのピンベルトと該ピンベルトを回転させる
    プーリとを用紙幅方向に所定範囲内を移動可能に設け、
    前記トラクタのピンベルトを、前記連続用紙の幅を広げ
    る方向に張力が作用する弾性部材を備えた用紙送り機構
    において、前記トラクタのピンベルトの周方向の両側面
    に、複数個の円弧状の突起を配設すると共に前記プーリ
    の外周面の両側面部に、球状突起部を設けたことを特徴
    とする用紙送り機構。
  2. 【請求項2】 前記トラクタ側面部に、前記ガイド
    軸に固定する手段と移動させる手段のためのロック機構
    を備え、前記トラクタ側面に形成された円筒部とその外
    側に隣接するロックレバーとが連結軸により前記ガイド
    軸の軸方向に、所定範囲内移動可能な距離だけ相対的に
    摺動するように構成され、前記円筒部の外周面に上記距
    離移動可能な溝を備えたことを特徴とする請求項1記載
    の用紙送り機構。
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