JPH07138029A - ガラス容器並びにその製造方法及び製造装置 - Google Patents

ガラス容器並びにその製造方法及び製造装置

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JPH07138029A
JPH07138029A JP30707893A JP30707893A JPH07138029A JP H07138029 A JPH07138029 A JP H07138029A JP 30707893 A JP30707893 A JP 30707893A JP 30707893 A JP30707893 A JP 30707893A JP H07138029 A JPH07138029 A JP H07138029A
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glass container
die
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Fumio Kokuni
文生 小國
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Toyo Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 口部分の外周にネジ、又は凹凸状の模様を有
し、かつ、胴部分に型の合い目のない、意匠的にすぐれ
た新規なガラス容器の製造を可能とする。 【構成】 口部分の外周にプレスによって形成されたネ
ジ、又は、凹凸状の模様を有し、かつ、回し吹き成形法
により形成された合い目のない胴部分を有することを特
徴とするガラス容器、及び、水平方向に開閉する分割口
型で口部分をプレス成形し、口部分の外周にネジ又は凹
凸状の模様を形成する工程と、その後、回し吹き成形に
より合い目のない胴部分を形成する工程とを有すること
を特徴とするガラス容器の製造方法、及び、容器口部を
プレス成形するための水平に開閉する分割口型を有する
ことを特徴とするガラス容器の回し吹き製造装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装用のびん、食品や
飲料の保存容器等として使用される中空のガラス容器、
並びに、その製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】口部分がネジ付きの中空ガラス容器の多
くは通常ISマシンと呼ばれる成形機で製造される。こ
の場合、成形工程では粗型、仕上型の2種類の金型が使
用され、いずれも分割型であるため各々の型の合い目が
製品の胴部に残る。これは同様の製品を製造する他の成
形機でも同じである。コップ等の場合は回し吹き成形と
呼ばれる方法で製造されので、仕上型は分割型であって
も胴部に型の合い目が残らないという特徴がある。しか
しこの場合、口部分は成形完了後、切断除去され口部分
を除いた部分のみが製品となる。
【0003】第6図に示す、従来の回し吹き成形機であ
るH28Mの口型機構では、4等分割された口型29の
開きは、口型29の外周上方に位置するヒンジピン34
を中心としヒンジアーム30の上端32がカム板31の
下降により回転動しヒンジアーム30の下端33に取り
付けられた口型29がヒンジピン34を中心とした半円
状の軌跡で開く。このため例えば、口部の外周にネジ等
がある場合、成形されたネジが口型29の内面のネジ姿
部分29aと干渉し離型できない。口型29の締め力は
口型29の外周に鉢巻き状に巻かれたコイルスプリング
35の収縮力で与えられている。口型29の閉め動作は
カム板31が上昇しヒンジアーム30の上端32がカム
板31から離れるとコイルスプリング35の収縮力で閉
じる。
【0004】この場合口型29に与えられる締め力がコ
イルスプリング35の収縮力のみでありその力は大きく
ない。このため口部分36の成形時に口型29に開き方
向の力、すなわちガラスをプレスする際の圧力が作用し
た場合、口型29が開き前述のような欠点が多発する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように口部分が
ネジ付きのガラス容器、又、口部分に凹凸模様があるガ
ラス容器は胴部分に必ず型の合い目が線状の突条として
形成され、意匠的に見苦しいという問題があった。一
方、回し吹き成形装置では、胴部分に型の合い目のない
製品を成形できるが、口部分を切断除去することを前提
としているため、口部分にネジ等を有するガラス容器を
成形することはできなかった。すなわち、従来の回し吹
き成形装置では、仮に口型でネジを成形しても後の離型
ができないことと、口型の型締め力が弱く、ガラスが型
からはみ出したり、成形中に型が微動しその衝撃により
ガラスの型接触面に微小な亀裂を生じるといったように
口部に傷が発生するからである。本発明は回し吹き成形
法において、従来、切断除去されている口部分の外周に
ネジ、又は凹凸状の模様を成形できるようにすること
で、胴部分に型の合い目のない意匠的にすぐれたガラス
容器の製造を可能とすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、口部分の外周
にプレスによって形成されたネジ、又は、凹凸状の模様
を有し、かつ、回し吹き成形法により形成された合い目
のない胴部分を有することを特徴とするガラス容器、及
び、水平方向に開閉する分割口型で口部分をプレス成形
し、口部分の外周にネジ又は凹凸状の模様を形成する工
程と、その後、回し吹き成形により合い目のない胴部分
を形成する工程とを有することを特徴とするガラス容器
の製造方法、及び、容器口部をプレス成形するための水
平に開閉する分割口型を有することを特徴とするガラス
容器の回し吹き製造装置である。
【0007】
【作用】本発明ガラス容器は、口部にねじ又は凹凸状の
模様を有し、かつ、回し吹き成形法により形成された合
い目のない胴部分を有するので、意匠的にすぐれた包装
用のびん、或は、食品や飲料の保存容器として使用する
ことができる。
【0008】本発明ガラス容器製造方法は、水平方向に
開閉する分割口型で口部分をプレス成形し、口部分の外
周にネジ又は凹凸状の模様を形成した後、回し吹き成形
によりガラスを回転させて胴部分を形成するために、胴
部分に合い目のないガラス容器を製造することができ
る。
【0009】本発明ガラス容器製造装置は、回し吹き成
形装置ではあるが、口型の開閉動作を水平方向にするこ
とで、口部外周上にネジ、または凹凸模様を形成された
ガラスに口型内面の姿が干渉することなく離型ができ、
ガラス容器の口部分の外周上にネジまたは凹凸模様を形
成することが可能となる。胴部分は従来装置と同様に回
し吹きにより成形されるので、型の合い目がなく優れた
外観を持つ新しい形式の中空ガラス容器を製造すること
ができる。
【0010】
【実施例】本実施例は代表的な回し吹き成形機であるH
28Mに新規な口型機構を適用したもので、口部外周面
上にネジを成形し、その後回し吹き成形することで胴部
分に型の合い目がない中空ガラス容器を製造するもので
ある。
【0011】第1図に本発明装置の口型機構の断面図
を、第2図にこの口型機構の上面図を示す。第3図に口
型が開いた状態の上面図、第4図にその断面図、第5図
にその下面図を示す。
【0012】以下図面により本実施例を詳細に説明す
る。この口型機構はプランジャーリング15の外周15
aに回転自在に取り付けられたギヤ3に設けた溝カム2
の変位をカムローラー4、ヒンジピン6を中心に回転動
するヒンジアーム5、分割された口型1の上面にありヒ
ンジアーム5の端部7が係合される溝8を通して口型1
に伝え開閉動作を行う。本実施例では口型1は3等分割
とした。溝カム2の変位はエアシリンダー11で駆動さ
れるラックギヤ10によりギヤ3を回転させることで与
えられる。口型1の閉じは、第2図に示すように、ピス
トンロッド12の出方向の動きで行われ、ラックギヤ1
0はピストンロッド12が最終端まで動くとギヤ3から
外れる。その後ギヤ3はコイルスプリング13の収縮力
により口型1が閉じるまで回転する。コイルスプリング
13の一端はギヤ3上に固定されたピン14に取り付け
られ、他端はプランジャーリング15にキー16で固定
されたギヤ押さえ板17上に固定されたピン18に取り
付けられている。コイルスプリング13は伸長され付勢
された状態で取り付けられ、ギヤ3に口型1が閉じる方
向の回転力を与えている。口型1が閉じた状態でカム2
とカムローラー4の接触角αは小さくなっておりコイル
スプリング13で与えられる口型1の締め力を十分強い
ものとすることができること、及び、接触角αが小さい
ことから、口部36の成形時に口型1に開き方向の力が
作用しても口型1が開くことはない。
【0013】H28Mでは、まず口型1が閉じた状態で
粗型20にゴブと称される溶融ガラスの塊が投入され粗
型20は口型1の下面に接触する位置まで上昇する。同
時にプランジャー21が下降しパリソン22が形成され
る。このとき、同時に口部36も形成される。パリソン
22の成形が終了すると、粗型20、プランジャー21
が各々下降、上昇し、パリソン22から離れると、第1
図に示す状態になる。ここで、口型機構全体がピニオン
ギヤ23、ギヤ24により回転させられる。次に仕上げ
型25が閉じ、同時に底型26が上昇し、その後プラン
ジャーリング15の上方からの仕上げブローにより胴部
分38の仕上げ成形が行われる。仕上げ成形が終了する
と仕上げ型25が開き、底型26が下がり、口型機構全
体の回転が停止し、その後口型1が開き、成形された製
品が取り出される。口型1の開きはラックギヤ10が口
型1の閉じの場合と逆に動作することで行われる。この
とき、口型1はプランジャーガイドリング15の下端に
位置する円盤状の口型ガイドリング9に案内され水平方
向に開く。このことにより口型1のネジ姿部分と成形の
終了したネジ37aとは干渉することなく離型ができ
る。これは、凹凸状の模様の場合でも同様である。口型
1の閉まりも、閉じの場合と同様に口型ガイドリング9
に案内され水平方向の動作で閉じる。
【0014】上記の製造装置及び製造方法により製造さ
れた図8、図9に示すガラス容器36は、ネジ37aを
含む口部分37に口型1の合い目からのガラスのはみ出
し、ガラスの亀裂等の欠点はなく、また、胴部分38も
通常の回し吹き法による製品と同様、型の合い目のない
優れた外観を有していた。
【0015】図10、図11に示すガラス容器39は他
の実施例ので、口部に凹凸状の模様40が形成されてい
る。図12、図13に示すガラス容器41は、さらに他
の実施例で、口部にネジ42が形成されている。ガラス
容器39、41ともに、その胴部分は型の合い目のない
優れた外観を有している。
【0016】
【発明の効果】本発明ガラス容器は、口部にねじ又は凹
凸状の模様を有し、かつ、合い目のない胴部分を有する
ので、意匠的にすぐれた包装用のびん、或は、食品や飲
料の保存容器として使用することができる。
【0017】本発明ガラス容器製造方法は、口部分をプ
レス成形し、口部分の外周にネジ又は凹凸状の模様を形
成した後、回し吹き成形によりガラスを回転させて胴部
分を形成するために、胴部分に合い目のないガラス容器
を製造することができる。
【0018】本発明ガラス容器製造装置は、ガラス容器
の口部外周上に形成されるネジ、または凹凸模様と口型
内面の姿が干渉することなく離型ができ、ガラス容器の
口部分の外周上にネジまたは凹凸模様を形成することが
可能となる。胴部分は従来装置と同様に回し吹きにより
成形されるので、型の合い目がなく優れた外観を持つ新
しい形式のガラス容器を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の口型機構の縦断面図である。
【図2】図1の口型機構の閉じ状態の平面図である。
【図3】図1の口型機構の開き状態の上面図である。
【図4】図1の口型機構の開き状態の断面図である。
【図5】図1の口型機構の開き状態の下面図である。
【図6】従来の回し吹き成形機の口型機構の断面図であ
る。
【図7】従来の回し吹き成形機の口型機構の下面図であ
る。
【図8】ガラス容器36の上面図である。
【図9】ガラス容器36の側面図である。
【図10】ガラス容器39の上面図である。
【図11】ガラス容器39の側面図である。
【図12】ガラス容器41の上面図である。
【図13】ガラス容器41の側面図である。
【符号の説明】
1 口型 2 カム 3 ギヤ 4 カムローラー 5 ヒンジアーム 6 ヒンジピン 7 ヒンジアーム 8 溝 9 口型ガイドリング 10 ラックギヤ 11 シリンダー 12 ピストンロッド 13 コイルスプリング 14 ピン 15 プランジャーリング 15a プランジャーリング外周 16 キー 17 ギヤ押さえ板 18 ピン 19 ブラケット 20 粗型 21 プランジャー 22 パリソン 23 ピニオンギヤ 24 ギヤ 25 仕上げ型 26 底型 27 ボールベアリング 28 成形機本体 29 口型 29a ネジ姿部分 30 ヒンジアーム 31 カム板 32 ヒンジアーム上端 33 ヒンジアーム下端 34 ヒンジピン 35 コイルスプリング 36 ガラス容器 37 口部分 37a ネジ 38 胴部分 39 ガラス容器 40 凹凸模様 41 ガラス容器 42 ネジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口部分の外周にプレスによって形成され
    たネジ、又は、凹凸状の模様を有し、かつ、回し吹き成
    形法により形成された合い目のない胴部分を有すること
    を特徴とするガラス容器
  2. 【請求項2】 水平方向に開閉する分割口型で口部分を
    プレス成形し、口部分の外周にネジ又は凹凸状の模様を
    形成する工程と、その後、回し吹き成形により合い目の
    ない胴部分を形成する工程とを有することを特徴とする
    ガラス容器の製造方法
  3. 【請求項3】 容器口部をプレス成形するための水平に
    開閉する分割口型を有することを特徴とするガラス容器
    の回し吹き製造装置
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