JPH0519302Y2 - - Google Patents

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JPH0519302Y2
JPH0519302Y2 JP16580088U JP16580088U JPH0519302Y2 JP H0519302 Y2 JPH0519302 Y2 JP H0519302Y2 JP 16580088 U JP16580088 U JP 16580088U JP 16580088 U JP16580088 U JP 16580088U JP H0519302 Y2 JPH0519302 Y2 JP H0519302Y2
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center
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プレスアンドブローマシンに使用さ
れるコツプ等の中空ガラス、特にタンブラーの成
型に用いて好適な成形型に関する。
〔従来の技術〕
タンブラー等の中空ガラスを製作する場合、通
常プレスアンドブローマシンによつて製作してい
る。これは溶融ガラス塊(ゴブ)を予備成形によ
つてパリソン(粗型により最終形状に近い中間的
な形状に形成されたもの)を形成し、次にこのパ
リソンを仕上型に移して廻し吹き成形し、最終形
状に近い外形状および内形状に仕上げるようにし
たものである。第7図はこのようなプレスアンド
ブローマシンによつて成形されたタンブラーの断
面図、第8図は同マシンに使用されるタンブラー
用成形型の断面図である。タンブラー1は水平断
面形状が円形で、上側開口端部が内側に屈曲し、
下端に向かうにしたがつて徐々に小径化される中
空状の本体2と、本体2の下端開口部を塞ぐ台部
3とからなり、本体2と台部3との境部にくびれ
部4が設けられている。
タンブラー1の成型型5は、上型6と、下型7
とで構成されている。上型6は、タンブラー1の
本体2の外表面と台部3の周縁部上面の形状に対
応した形状を、それぞれ内周面6aと中央部下面
6bに有するもので、左右に2分割形成され一端
をヒンジ(図示せず)によつて開閉自在に連結さ
れた第1、第2の型6A,6Bとで構成されてい
る。そして、上型6の内周面6aおよび中央部下
面6bにはパリソン8の回転を容易にするためペ
ーストモルド(図示せず)がコルクの塗布焼き付
けにより施され、さらにパリソン成形時に水が吹
き付けられるようになつている。一方、下型7は
上型6の下方に所定距離はなれて設置され、上面
7aが台部3の下面形状に対応した形状とされ
る。
タンブラー1の製造に際しては、先ず溶融状態
のガラス塊を粗型(図示せず)によつてプレスす
ることにより二点鎖線で示すパリソン8を形成す
る。次に、パリソン8の上端開口部8aをワーク
リング(図示せず)によつて保持してパリソン8
を成形型5内に装入し、パリソン8の底部8bを
上型6の内周面下部に設けたくびれ形成部9間に
挿通し、下型7の上面7aに載せる。次いで、ワ
ーキングリングによりパリソン8をその位置で回
転させると同時に圧搾空気をパリソン8内に吹き
込むことによつて、パリソン8の側面8cを上型
6の内周面6aに密接させる。また同時にパリソ
ン8の底部8bは上型6のくびれ形成部9と下型
7の上面7aに押し付けられ、中央部下面6bと
下型7の上面7aの周縁部とによつて形成された
〓間にパリソン8の底部を押し広げる。これによ
つて最終製品形状に近い形状の本体2と台部3と
を一体に有するタンブラー8′が成形される。成
形型5によるタンブラー成形工程後、タンブラー
8′を形成型5およびワーキングリングより取り
出し、その開口端不要部分(モイル部分)を適宜
手段によつて切断除去することにより第7図に示
したタンブラー1が得られる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のこのようなタンブラー用
成形型5において以下のような問題点があつた。
すなわち、パリソン8を成形型5に装入して回転
させ、ブロー手段によつて吹き廻し成形している
ことから、パリソン8の側面8cを十分押し広げ
得る空気圧であつても、パリソン8の底部はくび
れ成形部9と下型7の上面7aの周縁部との間隔
が狭いと十分押し広げられず、その結果台部3の
厚みが厚くなる。また、パリソン8の底部を上型
6のくびれ成形部9間に通しても、一般にタンブ
ラー1の台部3の下面を凹曲面状に湾曲形成する
ために、下型7の上面7aは凸曲面状になつてい
ることから、パリソン8の底部8bを下型7上に
載せてもパリソン8の底部8bが下型7の中心Y
からずれたり、あるいはパリソン8が上端開口部
8aを保持されて回転していることからパリソン
8の底部8bが首振り回転してしまい、台部3の
中心が本体2の中心と一致しなくなるという問題
があつた。
そこで、本考案は上気したような問題点を解決
し、比較的簡単な構成でタンブラー台部の偏心を
防止すると共に台部の薄形化を実現し得るように
したタンブラー用成形型を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するため、パリソンが
供給される上型と、昇降自在な下型からなり、前
記パリソンを廻し抜き成形により最終形状に近い
外形状と内形状に形成するタンブラー用成形型に
おいて、前記上型は、その下部に、下方より下型
が慴動自在に嵌合される案内面を有し、前記下型
は、少なくとも前記上型と同軸に配設された中心
部型と、この中心部型の外周に慴動自在に嵌合さ
れた筒状の外周部型とで構成され、前記中心部型
と前記外周部型とは相互に、中心部型の上面と、
外周部型の上面とが実質的に一致するまで中心部
型が上昇し、前記両上面が一致した後は、中心部
型と外周部型とが一体に上昇する係合構造を有
し、このとき外周部型は前記上型の案内面に沿つ
て上昇する外周面形状を有しているものである。
〔作用〕
本考案において、パリソンを成形型内に装入し
てその底面を下型を構成する中心部型の上面と接
触させると、外周部型の中心孔上側開口縁がパリ
ソンの偏心を規制防止する。中心部型が外周部型
の高さ位置まで上昇後、中心部型と外周部型は上
型に向かつて一体に上昇移動するため、タンブラ
ー台部の肉厚を自由に調整できる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係るタンブラー用成形型の一
実施例を示す断面図である。なお、図中第7図お
よび第8図と同一構成部材、同一部分に対しては
同一符号をもつて示し、その説明を省略する。下
型7と共にタンブラー用成形型20を形成する上
型6は、半割構造の開閉自在もしくは接近離間す
る方向に移動自在な第1,第2の型6A,6Bと
で構成され、内部に第7図に示したタンブラー1
の本体2を形成する本体形成孔部22と、タンブ
ラー1の台部3を形成する台部形成孔部23とが
連通して形成され、その境部にくびれ形成部9が
設けられている。本体形成孔部22の内周面22
aはタンブラー1の本体2の該表面と実質的に同
一の形状を有している。
タンブラー1の台部3を形成する下型7は、前
記台部形成孔部23に下方より慴動自在に嵌合さ
れるもので、上型6と同軸配置された円柱状の中
心部型24と、この中心部型24の外周に慴動自
在に嵌合された筒状の外周部型25とで2分割構
成され、これら両型24,25の上面24a,2
5aと、前記上型6の前記くびれ形成部9に続く
下側斜面27とで前記タンブラー1の台部3を形
成するように構成されている。なお、台部形成孔
部23の内周面は前記外周部型25を上下方向に
案内する案内面28を構成し、これによつて下型
7の中心を上型6の中心軸Yと実質的に一致させ
偏心を防止している。
前記中心部型24の上面24aと外周部型25
の上面25aは、タンブラー1の台部3の下面と
同一の曲率で凸曲面状に湾曲形成され、通常、中
心部型24の上面24aは外周部型25の上面2
5aより下方に位置している。中心部型24上部
の外径はパリソン底部8bの径と略等しく、下端
部周面には鍔30が一体に突設され、また中心部
型24の下面中央には、中心部型24を上下動す
るためのシリンダ装置の作動杆31の上端が接続
されている。前記鍔30の周面には一対の回転防
止用ピン31a,31bが180°の位相差をもつて
突設されている。一方、外周部型25に設けられ
中心部型24が慴動自在に嵌合する中心孔33の
下端側開口部に所要深さをもつて嵌合凹部34が
形成され、この嵌合凹部34に前記中心部型24
の鍔30が慴動自在に嵌合され、中心部型24の
上昇に伴い鍔30の上面が凹部34と中心孔33
の段差面34aに当接すると、中心部型24の上
面24aが外周部型25の上面25aと実質的に
同一面を形成し、段差面34aに当接した後なお
も中心部型24を上昇させると、外周部型25が
中心部型24と一体に上昇する。前記凹部34の
内周面には左右一対の溝35a,35bが対向し
て軸線方向に形成されており、これら溝35a,
35に前記各回転防止用ピン31a,31bがそ
れぞれ挿入されている。
次に、上記構成からなるタンブラー用成形型2
0を用いたタンブラーの成形を第2図〜第6図に
基づき詳述する。第2図において、下型7は上型
6の下方に所要距離はなれて同軸配置されてい
る。この状態において、中心部型24は外周部型
25の内部に没入しており、上面25aより下方
に位置している。
予め有底円筒状に形成されたパリソン8は成形
型20の上方より上型6内に、底部8bが中心部
型24の上面24aに接触するまで挿入される。
この時、パリソン8の下端部は上型6のくびれ形
成部9を通過し、ついで第3図に示すようにパリ
ソン8の底部8bが、中心部型24の上面24a
と、外周部型25の中心孔33の上側内周面とで
形成される凹陥部38に挿入され、前記上面24
aと中心孔33の上側開口端39接する。したが
つて、パリソン8の下端部はくびれ形成部9と、
下型7の凹陥部38とで左右前後方向の移動、換
言すれば偏心を規制防止される。
次に、パリソン8の底部8bが中心部型24の
上面24aに接すると、中心部型24を不図示の
シリンダによつて第4図に示すように上昇移動さ
せる。そして、一定高さまで上昇すると、鍔部3
0の上面が段差面34aに当接して中心部型24
の上面24aが外周部型25の上面25aと実質
的に同一曲面となる。パリソン8の底部8bは中
心部型24の上昇により押し上げられるため、前
記上面24a,25a沿つて径方向に広がると同
時に厚肉化していく。なおも中心部型24を所定
量押し上げると、鍔30が外周部型25を押し上
げるため、第5図に示すように中心部型24と外
周部型25が一体的に上昇し、外周部型25の外
周面が上型6の案内面28に嵌合し、パリソン8
の底部8bの横に張り出した台部3をくびれ形成
部9の下型斜面27に押し付ける。
次に、パリソン8を回転させると共にパリソン
8内に圧搾空気を吹き込むと、パリソン8の側面
部8cが外側に広げられて第6図に示すように上
型6の内周面22aに密接し、もつて最終形状に
近い外形状と内形状を有するタンブラー8′が吹
き廻し形成される。
タンブラー8′の形成工程終了後、上型6を開
いてタンブラー8′を成形型20から取出し、さ
らにタンブラー8′のモイル部分をワーキングリ
ング40から外して切断除去すると、最終製品と
しての第7図に示すようなタンブラー1が得られ
る。
ここで、下型7を上昇移動させパリソン8のa
部の横に張り出した台部3をくびれ成形部9の下
側斜面27に押し付けるようにしているので、下
型7の上昇移動ストロークを変えることにより、
台部3の肉厚を自由に変えることができ、薄形化
を実現し得る。また、下型7の上昇時において、
パリソン8の下端部は前述した通りくびれ形成部
9によつて径方向の移動を規制防止されているの
で偏心せず、したがつて成形型20を配設したマ
シン自体の公転およびパリソン8の自転から発生
する台部3の偏心、肉厚分布の不均一、真円度の
狂い等を防止し得る。
なお、上記実施例はくびれ部4を有するタンブ
ラー1に適用した場合について説明したが、本考
案はこれに限らず、本体2がストレートな筒状体
でその下端に台部3を設けたものであつてもよ
い。さらに、外周部型25を周方向にいくつかに
分割してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係るタンブラー用
成形型は、下型を中心部型と外周部型とに2分割
形成し、かつパリソン挿入時に中心部型を外周部
型より下方に位置させてその上面でパリソンの底
部を受け止めるようにしたので、中心部型と外周
部型とが共働してパリソン底部の偏心を防止し、
また下型を上昇移動させ、パリソン底部を押し上
げるようにしているので、底部の肉厚、換言すれ
ばタンブラーの台部の肉厚を自由に変えることが
可能で、薄形化を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るタンブラー用成形型の一
実施例を示す断面図、第2図〜第6図はパリソン
成形工程を説明するための図、第7図はタンブラ
ーの断面図、第8図は従来のタンブラー用成形型
の断面図である。 1……タンブラー、2……本体、3……台部、
6……上型、7……下型、8……パリソン、9…
…くびれ形成部、24……中心部型、24a……
上面、25……外周部型、25a……上面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 パリソンが供給される上型と、昇降自在な下型
    からなり、前記パリソンを廻し吹き成形により最
    終形状に近い外形状と内形状に形成するタンブラ
    ー用成形型において、 前記上型は、その下部に、下方より下型が慴動
    自在に嵌合される案内面を有し、 前記下型は、少なくとも前記上型と同軸に配設
    された中心部型と、この中心部型の外周に慴動自
    在に嵌合された筒状の外周部型とで構成され、前
    記中心部型と前記外周部型とは相互に、中心部型
    の上面と、外周部型の上面とが実質的に一致する
    まで中心部型が上昇し、前記両上面が一致した後
    は、中心部型と外周部型とが一体に上昇する係合
    構造を有し、このとき外周部型は前記上型の案内
    面に沿つて上昇する外周面形状を有していること
    を特徴とするタンブラー用成形型。
JP16580088U 1988-12-23 1988-12-23 Expired - Lifetime JPH0519302Y2 (ja)

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JP16580088U JPH0519302Y2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23

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JPH0287033U JPH0287033U (ja) 1990-07-10
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