JPH0713767B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0713767B2
JPH0713767B2 JP59168633A JP16863384A JPH0713767B2 JP H0713767 B2 JPH0713767 B2 JP H0713767B2 JP 59168633 A JP59168633 A JP 59168633A JP 16863384 A JP16863384 A JP 16863384A JP H0713767 B2 JPH0713767 B2 JP H0713767B2
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 イ、発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像形成装置に関する。
更に詳しくは、表裏両面に画像を有する両面原稿をオリ
ジナルとして両面画像形成物又は多重画像形成物を作成
する機能を有する画像形成装置に関する。
〔従来の技術〕
以下両面複写機を例にして説明する。第1図は両面複写
機能を有する複写機の一例の極く概略構成を示したもの
である。本例の両面複写機は、 a、複写プロセス機器を内蔵した複写機本機1と、 b、該複写機本機1の原稿台ガラス3上に原稿(シート
原稿)を1枚宛自動的に給排送する循環式の自動原稿送
り機30(以下RDF装置と記す)と、 c、複数枚1組の複写物を1部或は複数部作成する場合
に於て、複写機本機1側から排紙トレイ52上に1組分の
複写物が排出堆積する毎に作動してその1組分の堆積複
写物をステイップル等で一括綴じ処理する自動用紙綴じ
機(自動製本装置)50と、 の3機1・30・50の組合せからなる原稿給送・複写・製
本一貫自動処理システム装置である。
a、複写機本機1 本例の複写機本機1は所謂カールソンプロセスに従う転
写方式電子複写機であり、2は複写機外装筐、3はその
外装筐の上面板面に形成した開口部に嵌め付けた原稿台
ガラス、4は軸5を中心に矢示の反時計方向に回転駆動
されるドラム型の感光体、6は該感光体面を帯電処理す
る帯電器、7は光学系移動型の原稿走査露光機構で、原
稿照明光源・ミラー・結像レンズ等からなり、原稿台ガ
ラス3上にセットされた原稿の下向き画像面を照明し、
原稿面を一端側から他端側へ光学走査して原稿画像を帯
電器6により帯電処理された感光体4面に結像露光す
る。
8は上記帯電と露光とにより感光体4面に形成された静
電潜像をトナー像として可視化する現像装置、9は転写
用帯電器、10は給紙機構である。本例の給紙機構10は第
1と第2の2つの用紙収納部11・12を具備した複式のも
ので、夫々の用紙収納部には例えばサイズや紙質の異な
る互いに異種の用紙が収納され、選択スイッチ操作によ
り指定した第1又は第2の用紙収納部から用紙Pが感光
体4の回転と同期取りされて転写部9へ給送される。即
ち第1の用紙収納部11が指定されたときはその収納部の
用紙が1枚宛シートパス13→同131→同15の経路で感光
体4と転写帯電器9との間の転写部へ給送され、その用
紙面に感光体面のトナー画像が転写される。又第2の用
紙収納部12が指定されたときはその収納部の用紙が1枚
宛シートパス16→同15の経路で転写部9へ給送される。
14は定着器であり、転写部9を通過した用紙は次いで感
光体4面から分離されて搬送装置18でこの定着器で導入
され像定着を受ける。19は用紙分離後の感光体面から転
写残りトナーを除去する感光体クリーナである。
20は両面複写モードでの複写実行時に一方面側複写済み
の用紙を一端受けれる中間トレイ、21は定着器14の用紙
出口側に配設した用紙進路偏向板である。
用紙進路偏向板21は軸22を中心に実線示の第1姿勢と2
点鎖線示の第2姿勢21′に選択的に揺動切換え制御され
る。
而してこの偏向板21は片面複写モードでの複写実行時は
第2姿勢21′に保持されていて、定着器14から出た片面
複写済み用紙(片面コピー)は該偏向板21の上面側を通
って排紙口24へ通じる排紙通路23へ導入され排紙口24か
ら自動用紙綴じ機50の排紙トレイ52内へ排出される。
又両面複写モードでの複写実行時は偏向板21は第1姿勢
に保持されていて、定着器14から出て一方面側複写済み
の用紙は該偏向板21の下面側を通って中間トレイ20へ一
旦排出される。そして中間トレイ20へ一旦排出された一
方面側複写済みの用紙は他方面側複写サイクルに於て該
中間トレイ20からシートパス17→同131→同15の経路で
再度転写部9へ給送され、用紙の他方面側に対する画像
の転写形成がなされる。次いでその用紙は感光体4面か
ら分離されて定着器14へ導入されて他方面側の転写像の
定着を受け両面複写処理紙(両面コピー)として定着器
14から出る。この両面コピーは次いでこの両面コピーが
定着器14から出るまでに第2姿勢21′に転換されている
偏向板21の上面側を通って排紙通路23へ入り、排紙口24
から自動用紙綴じ機50の排紙トレイ52内へ排出される。
b、RDF装置30 本例のRDF装置30は、複写機本機1の原稿台ガラス3に
対して起倒操作自由の外装ハウジング31内に、原稿積載
台32、原稿1枚分離送り出し機構33、原稿給送用無端回
動ベルト(全面ベルト)34、原稿戻しシートパス機構35
等を内蔵させてなる。
外装ハウジング31、即ちRDF装置30を原稿台ガラス3に
対して倒し込むと原稿台ガラス3の上面全域の全面ベル
ト34の下面が適度に圧接した状態となる。原稿Oは原稿
積載台32上に積載セットされる(原稿が1枚だけの場合
もある)。
複写開始信号により原稿積載台32上の原稿(本例の場合
最下位の原稿)が機構33により1枚だけ分離されてシー
トパス331内へ送り出されて原稿台ガラス3の左辺側へ
案内され、原稿台ガラス3と、この時点で矢示の反時計
方向に回動駆動されている全面ベルト34との間に台32上
での上向き面側が下向き面となって原稿台ガラス3上の
該ガラスの右辺方向へベルト34の回動で滑り搬送され
る。そしてその原稿の先端辺がガラス右辺近傍の基準線
位置に達した時点でベルト34の回動駆動が一旦停止され
る。これにより原稿が原稿台ガラス3上の所定位置に自
動的に一枚給送されてセット状態となる。全面ベルト34
が停止すると、次いで複写機本機1により原稿台ガラス
3上のセット原稿の下向き画像面についての複写が開始
される。
複写機本機1側に於て上記セット原稿についての露光が
終了すると全面ベルト34の再回動が開始され、露光済み
原稿は原稿戻しシートパス機構35のシートパス36へ搬送
導入される。一方原稿積載台32からの次の原稿の1枚分
離送りが開始され、再回動している全面ベルト34により
原稿台ガラス3上へ先の露光済み原稿と入れ替わり的に
搬送される。
機構35に於て37は通路偏向板で、軸38を中心に実線示の
第1姿勢又は2点鎖線示の第2姿勢37′に選択的に切換
え制御される。第1姿勢にあるときは原稿台ガラス3側
からシートパス36へ搬送導入された露光済み原稿は反転
部たるスイッチバック用シートパス39側へ導入され、そ
の後端辺が完全にシートパス39側へ入るとスイッチバッ
ク搬送されてシートパス40→排出ローラ41の経路で原稿
積載台32へ原稿台ガラス3上での下向き画像面が同じく
下向きで戻される。又通路偏向板37が第2姿勢37′にあ
るときはシートパス36へ導入された露光済み原稿はシー
トパス42→排出ローラ対41の経路で原稿積載台32へ原稿
台ガラス3上での下向き画像面が上向きとなって戻され
る。
尚、原稿が本原稿の場合や、手動で原稿を原稿台ガラス
3上に載置セットする場合はRDF装置30を原稿台ガラス
3上から開き起して原稿を原稿台ガラス3上に複写すべ
き画像面を下向きにして載置セットし、次いでRDF装置3
0を原稿圧着板として倒しかぶせる。
c、自動用紙綴じ機50 本例の自動用紙綴じ機は外装ハウジング51内に、複写機
本機1側からのコピーを受け入れる排紙トレイ52、ステ
ップル打込み機構53、スタッカ54等を内蔵させてなり、
複写機本機1の排紙口24側にコピー受入れ口を合致させ
て連設してある。
複写機本機1側から排紙トレイ52へ次々と排出されたコ
ピーは該トレイ52内に順次に互いに対応直角2辺同士が
一致して重なり合った状態(整列状態)になって堆積し
ていく。そして複数枚1組の複写物の最後の1枚の用紙
がトレイ52上に排出されて整列状態になった時点でステ
ップル打込み機構53が作動してその1組分の堆積複写物
を一括綴じ処理する。その綴じ処理された複写物はトレ
イ52の傾斜運動等によりスタッカ54内へ自動的に排出さ
れる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで複数枚一組の両面原稿をオリジナルとして複数
部の両面複写物を作成するモードに於て、原稿の複写順
序、原稿循環態様は一般に次の第1の方法又は第2の方
法が取られている。
第1の方法 これは複数枚1組の各両面原稿について一枚一枚両面複
写を行うものである。具体例で述べれば5枚1組みの両
面原稿(10ページの原稿)から両面複写を行うのに、ま
ず原稿積載台から5枚目の原稿を原稿台ガラスへ送り出
して用紙の第1面に10ページ目の複写を行い、次いでそ
の原稿を原稿台ガラスへ反転再給送して9ページ面の複
写を、上記の第1面に10ページ目の複写の行われた用紙
の第2面に行うことにより5枚目の原稿についての両面
複写を行い、原稿は反転して原稿積載台に戻す。以下4
枚目〜1枚目の原稿について順次に夫々上記と同様な両
面複写サイクルを繰り返すことにより原稿と同じ5枚で
1組の両面複写物を得る。複数部作成する場合は上記の
全体サイクルを所要複数回繰り返して実行させる。
しかし、この方法は各両面原稿について順次に一枚一枚
両面複写を完成するものであり、ページ数が少ない場合
は有効な方法であるが、ページ数が多くなると複写に時
間を要するものとなる。又原稿の反転回数は上記で述べ
た例ではn枚の両面原稿からm部の両面複写を作成する
場合最低でも2n×m回必要となる。但し複写機側に用紙
の反転装置を有する場合は上記の半分のn×m回とする
ことも可能であるが、本発明には直接関係ないのでここ
ではその方法については記さない。いずれにしてもこの
第1の方法は複写速度が遅いという欠点があり、又原稿
の反転回数も多いので原稿をいためる可能性が高く、か
つ自動循環式原稿送り機(RDF)においても自動原稿反
転装置付きであることが必要不可欠であり、機械の大型
化・複雑化をまねいている。
第2の方法 これは複数枚1組の両面原稿について先ず各原稿の偶数
ページ(又は奇数ページ)を続けて複写しその各偶数ペ
ージコピーを中間トレイに蓄えた後、各原稿の奇数ペー
ジを上記偶数ページの複写されている対応コピーの他面
に順次に複写することにより両面複写を行うものであ
る。上記例で具体的に述べれば、まず原稿積載台から5
枚目の原稿を原稿台ガラスへ送り出し10ページ目の複写
を行い、原稿は反転して原稿積載台に戻す。次いで4枚
目の原稿を送り出し8ページ目の複写を行う。以下3枚
目〜1枚目の原稿の6・4・2ページの複写を順次に行
い、それ等偶数ページのコピーをすべて中間トレイ中に
収納積載し、各原稿は反転して原稿積載台に戻す。次に
反転して収納されている5枚目の原稿を原稿台ガラスへ
送り出し9ページ目の複写を、第1面に10ページ目の複
写されている用紙の第2面に行い、この原稿を反転して
原稿積載台に戻す。以下同様に7・5・3・1ページの
複写を上記既に偶数ページの複写がなされている対応す
るコピーの第2面に順次に行う。これにより原稿と同じ
5枚で1組の両面複写が完成する。
この方法では原稿はすべて反転して戻すので、1回循環
した原稿は原稿積載台上に最初と同様のページ順次で載
置されて戻っている。複数部の複写物を必要とする場合
は上記の全体サイクルを繰り返して実行させる。
第2図は第1図の複写装置について上記第2の方法で両
面複写を実行する場合の、原稿と用紙の関係的な流れを
示す概略のフローである。原稿O1〜O5は第3図(イ)の
ように若いページを上にページ順に原稿積載台32にのせ
られる。まず積置された原稿をその最下位のものO5から
一枚づつ連続的に原稿台ガラス3へ送り出し、原稿積載
台ガラス3上を露光を行わずに通過搬送させて原稿戻し
シートパス機構35へ導入し、シートパス36→スイッチバ
ックシートパス39→シートパス40→排紙ローラ対41の経
路で反転させて再び積載台32に戻す。この動作を原稿が
一順するまで行うと、原稿O1〜O5は第3図(ロ)で示す
ページ順状態となる。次にこのページ順の原稿を最下位
のものから原稿台ガラス3に対して送り出すと最終ペー
ジである10ページ目(偶数ページ)が原稿台ガラス3に
対面してセットされることになる。この10ページ面の複
写を実行させ、その複写済みの用紙(一方面側複写済み
用紙)は中間トレイ20に収納する。原稿は露光終了後反
転して原稿積載台32へ戻す。この動作を各原稿について
一循するまで行うと、中間トレイ20中には第4図(イ)
に示すページ順状態で偶数ページのみの5枚の片面コピ
ーP′が積載収納される。原稿は第3図(イ)で示すペ
ージ順状態で原稿積載台32上に戻っている。次にそのペ
ージ順の原稿を最下位のものから原稿台ガラス3へ送り
出すと奇数ページの最終ページである9ページ目が原稿
台ガラス3に対面してセットされることになる。この9
ページ目の画像を、中間トレイ20から送り出した最下位
の用紙、即ち10ページ目の複写された用紙の第2面に複
写する。そしてその複写用紙(10ページと9ページの両
面コピー)を綴じ機50側へ排出する。この動作を原稿が
1循するまで(中間トレイ中の用紙P′がなくなるま
で)繰り返すと最終的に自動綴じ機50のトレイ52上に第
4図(ロ)に示すように原稿と同じ5枚1組の1部の両
面複写物P″が若いページが上となってページ順に整列
されて積載状態となる。又原稿は第3図(ロ)のページ
順状態で原稿積載台32上に戻っている。自動綴じ機50は
トレイ52上に一部の両面複写物P″が堆積するとステッ
プル打込み機構53が作動してその1部の複写物を一括ス
テップル綴じする。綴じられた一束の用紙は次いでスタ
ッカ54内に排出される。
以上の動作を必要とする部数繰り返すことにより必要な
部数の両面複写物を完成する。
この第2の方法によるものは、前述第1の方法によるも
のに比べて複写速度を高めることは可能ではあるが、原
稿の反転回数は上記で述べた例ではn枚の両面原稿から
m部の両面複写を作成する場合は最低でも2n×m回必要
となる。
最終回の1部の複写物の完了時には原稿積載台32上の原
稿は第3図(ロ)の状態にあるので、再び原稿を送り出
して反転して第3図(イ)の最初のページ順状態に戻す
動作を必要とする。但し最終回の奇数ページの露光終了
後に戻す場合であって、反転しないで戻す場合はこの最
後の反転のみの動作を省略することは可能ではある。
又用紙の反転装置を有する場合は上記の半分n×m回と
することも可能ではある。
しかし、いずれにしてもこの第2の方法によっても原稿
の反転回数は多く、原稿づまりを起したり、原稿をいた
める可能性が高く、かつ自動循環式原稿送り機において
も自動的に原稿を反転する装置付きであることが必要不
可欠であり、機械の大型化・複雑化をまねいている。
なお上述の第1の方法、第2の方法とも上記で記したの
は一例であり、ページ順(若いページからか、大きいペ
ージからか、偶数ページからか、奇数ページからか)や
原稿を反転する位置は上記の例に限られるものではなく
種々のものが知られている。
本発明は上記のような問題点のない画像形成装置を提供
することを目的とする。
ロ、発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 画像形成手段と、上記画像形成手段により画像形成のな
された用紙を収納する中間トレイとを有し、上記中間ト
レイから再び第1面側画像形成済み用紙を画像形成手段
に送り出して両面又は多重の画像を形成する画像形成装
置部と、 複数の両面原稿を積載する原稿積載台と、上記原稿積載
台から原稿を一枚づつ上記画像形成装置部の原稿露光部
へ送り出し、画像形成の終了した原稿を再び上記原稿積
載台に戻す手段とを有する自動循環式原稿送り装置部
と、 上記中間トレイ中に積載された、原稿の一循に対応した
各部の画像形成済み用紙群間のさかい目を検出する複数
のさかい目検出手段と、 両面に画像を有する原稿から両面又は多重画像を必要部
数だけ形成する場合に於て、原稿の第1面側から1枚の
原稿に対し1枚の画像形成用紙を作成してそれを中間ト
レイに収納する動作を積載された複数の原稿分だけ行う
一循の片面画像形成サイクルを、 (a)必要な部数が上記さかい目検出手段の数よりも少
ない時又は同一の時はその必要な部数分つづけて実行さ
せ、 又(b)必要な部数が上記さかい目検出手段の数よりも
多い時は、先ず、さかい目検出手段の数分の部数分つづ
けて実行させ、 その後、上記原稿の第2面側の画像形成を上記中間トレ
イに収納された画像形成用紙に順次実行する第2面処理
を行って両面又は多重画像形成物を複数部得るように
し、 上記(b)の場合は、更に、その後、残りの作成に必要
な部数が、上記(a)のような部数になるまで、上記
(b)の動作及び上記第2面処理をくり返し、最後に、
上記(a)の動作及び上記第2面処理を行うようにし
た、制御手段と、 を有する画像形成装置を要旨とする。
〔作用〕
即ち本発明は複数枚1組の両面原稿をオリジナルとして
複数部の両面複写物を作成すするモードに於て、原稿の
複写順序、原稿循環態様を上記第1及び第2の方法とは
異なる合理的な上記の第3の方法・態様、即ち第1面と
なる複写を必要部数分続けて作成して中間トレイに収納
積載することにより、原稿の反転回数を少なくすること
が可能であり、従って原稿をいためる可能性を少なくす
ることが出来る。又原稿の反転回数が少ないので原稿反
転装置付きでない自動循環原稿送り機であっても操作者
が原稿を反転することにより両面原稿から両面複写を容
易に作成することが可能である。
又中間トレイの容量が全所要部数枚の用紙を収容し切れ
ない場合でも、上記のような装置動作制御により、最終
的には全所要部数の画像形成物を中断なく作成すること
ができる。
また、その上、原稿の1循に対応した各部用紙のさかい
目を検出する手段を設けたので、用紙の重送が発生した
としても、重送用紙を含んでいる部以外の部はページ順
がくるうことなく複写できる。
〔実施例〕
第5図は本発明による原稿及び用紙の流れを示す概略フ
ローであり、所要部数は2以上の場合を示すものであ
る。まず第2図の例(第2の方法)と同様に、原稿積載
台32上に第3図(イ)のページ順状態に積載した原稿O1
〜O5をその最下位の原稿O5から一枚づつ順次に送り出し
て原稿台ガラス3上を露光せずに通過搬送させて原稿戻
しシートパス機構35から原稿積載台32へ反転処理して戻
す。この動作を原稿が1循するまで繰り返す。これによ
り原稿は第3図(ロ)のページ順状態になる。次にその
ページ順状態の原稿を最下位のものから原稿台ガラス3
へ送り出すと最終ページである10ページ目(偶数ペー
ジ)が原稿台ガラス3に対面してセットされることにな
る。この10ページ目の複写を実行させて複写済みの用紙
を中間トレイ20に収納する。原稿は10ページ目の露光終
了後反転せずに原稿積載台32へ戻す。以下この動作(原
稿の偶数ページ面についての複写)を各原稿について1
循するまで順次に行うと、中間トレイ20中には第4図
(イ)のページ順状態で偶数ページ複写済みの用紙P′
が収納される。その後も原稿積載台32上の戻り原稿を引
続き最下位のものから一枚づつ送り出して複写を行い、
そのコピーを中間トレイ20に収納する動作を、必要な部
数より1部だけ少ない部数作成されるまで連続的に続け
る。そして最後の1部の複写サイクルに入ったら露光済
みの原稿を夫々反転して原稿積載台32上に戻す。
而して最後の1部の偶数ページ複写サイクルが終了した
状態では、原稿は原稿積載台32上に第3図(イ)のペー
ジ順状態となって戻っている。又中間トレイ20中には第
4図(ハ)のように偶数ページ分についてのみ複写を完
了した所定部数分P′・P′・P′(図は3組分
を示した)の用紙が積載されている。
上記各原稿の偶数ページ分についての所要部数分の複写
が終了した後、引続いて上記第3図(イ)のページ順状
態で原稿積載台32へ戻っている原稿を最下位のものから
一枚づつ送り出すと、今度は各原稿の奇数ページ面が原
稿台ガラス3に対面して搬送セットされることになる。
そこでこの態様での原稿搬送セットを行い、又転写部9
へは中間トレイ20上の上記偶数ページ面複写済み用紙を
最下位のものから順次送り出して複写を実行し、複写済
み用紙(両面コピー)は綴じ機50のトレイ52へ順次に排
出する。この動作を原稿が1循するまで繰り返すと自動
綴じ機50のトレイ52上には第4図(ロ)で示すページ順
状態で原稿と同じ一部の両面複写物P″が完成してお
り、その一部の両面複写物は次いでステップル機構53の
作動により一括ステップル止めされ、次いでスタッカ54
内へ排出され、トレイ52は次の用紙受け入れ可能状態と
なる。露光済みの原稿は原稿戻しシートパス機構35のシ
ートパス36→同42の経路で反転せずに原稿積載台32へ戻
す。これにより原稿は第3図(イ)のページ順状態で台
32へ戻る。
以上の動作を所要部数回続行させることにより所要部数
の両面複写物が完成される。又原稿は最終的に原稿積載
台32上に第3図(イ)のページ順状態、即ちはじめにセ
ットしたページ順状態で戻っている。
この様に本発明によれば、原稿の反転回数は2回のみ
(2×n回)であり原稿をいためる危険性を少なくする
ことが可能となる。又この様に原稿の表裏を入れ換える
回数が少ないので反転装置付きでない自動循環原稿送り
機でも使用者の手間があまり多くならずに両面原稿に対
応することが可能である。
第6図は、本発明を可能とする中間トレイ20の構成を示
すものである。
従来の方法による両面複写の場合には中間トレイ中に
は、片面に複写の終了した用紙P′は1部(第4図
(イ))しか収納・積載されない。この場合は中間トレ
イ中の用紙を検知する手段は用紙の有・無だけを検出し
ていれば原稿又は用紙の重送等のトラブルを検出するこ
とが出来る。すなわち、原稿の1循と用紙の有・無の対
応を見ることによって原稿又は用紙の重送を検知するこ
とが出来る。この状態は第2図フロー図の点線で示す対
応関係で示されている。用紙の有・無を検出することは
例えば光電センサ・マイクロスイッチ等によって容易に
可能である。
ところが本発明方式の場合は必要部数分P′・P′
・P′…(第4図(ハ))の片面側の複写済みの用紙
が中間トレイ20に収納されるわけであるので、原稿の1
循に対応した各部用紙のさかい目aを検出する必要があ
る。この状態は第5図の点線で示されている。なぜなら
ば例えば片面側複写実行サイクル途中で給紙部11又は12
で用紙の重送が発生して、その重送が第2面複写時に分
離された場合その以降のページ順がすべてくるうことに
なる。中間トレイ20上に於ける各部原稿1循分の用紙
P′・P′・P′…のさかい目aが検出出来れば
上記重送用紙を含んでいる部のみは不良となるが、それ
以降は正しく行うことが可能である。例えば第1面側で
重送した場合原稿の一循に対して用紙が1枚あまるわけ
であるから、このあまった用紙を空送りして、次の複写
動作に戻る方法が考えられる。この様に本発明を可能と
する為には、中間トレイ20に各部片面側複写済み用紙群
間の用紙のさかい目aを検出する手段を設けることが必
要である。
このさかい目aを検出する手段として各用紙群P′
P′・P′…のさかい目aにしきり部材をのせる方
法が考えられ、この方法は第2・5図のフロー図で示す
原稿の一循検知方法としても用いることが出来る。すな
わち第6図で示す様に中間トレイ20上に1組分の用紙
P′が堆積したときしきり部材60をその用紙群P′の最
上位用紙上にのせるようにする。そして次の部を構成す
る用紙はこのしきり部材60の上に積み重ねられる様にす
る。而して中間トレイ上の用紙が最下位のものから1枚
づつ転写部9へ送り出され、何れしきり部材60が最下位
になると、そのしきり部材60はそれまでささえていた用
紙がなくなることにより自重で下方に落下する。この落
下を検知する手段を設ければ用紙のさかい目aを検出す
ることが可能である。このしきり部材60を複数個有する
様にすれば複数部の用紙のさかい目aを検出することが
可能である。
なお第6図に於て61・32は用紙1枚分離送り出しローラ
機構であり、上側ローラ群61と下側ローラ群62は径方向
で微少量オーバーラップする様に配置されており、上下
のローラ群61・62は夫々矢示方向に回転駆動される。こ
のローラ機構61・62によって中間トレイ20上の用紙が最
下位のものから一枚づつ送り出される。63は用紙先端の
ガイドであり、64は用紙の側端を規制するものである。
なお図では手前の側板は示されていない。
第7図は複数のしきり部材を用いることにより多数部の
用紙群のさかい目aを検出している状態を示しており、
図の例では3組分の用紙群P′・P′・P′がし
きり部材601・602・603で仕切られて中間トレイ20上に
積載されている状態を示している。第8図はその複数の
しきり部材601・602・603…を夫々回転させるモータ651
・652・653…と、しきり部材の位置を検出するセンサ
(光電センサ)661・662・663…が示されている。
中間トレイ20上に最初の1部目の用紙群P′の最後の
用紙が排出され、いままでにトレイ20上に堆積した用紙
の最上位用紙の上に整列して重なり終った時点に於て発
信される信号(複写枚数計数回路で最後の用紙の複写終
了がカウントされた後に制御回路より発信)により、第
1のモータ651に通電がなされて第1のしきり部材601
矢示方向に回転されて最初の1部目の用紙群P′の最
上位用紙面上に乗り状態となる。引続いてその上に次の
2部目の用紙群P′が排出堆積していき、その2部目
の最後の用紙が排出堆積すると第2のモータ652に通電
がなされて第2のしきり部材602が回動されて2部目の
用紙群P′の最上位用紙面上に乗る。かくして、中間
トレイ20上に各部の用紙群が排出堆積し終る毎にしきり
部材が回動して用紙最上位紙面に乗り動作することによ
り各部の用紙群P′・P′…が夫々のさかい目aに
しきり部材が介在して仕切りがなされるものである。
各しきり部材601・602…は自由状態に於て何れも第8図
実線示のように下方へ垂下した状態にあり、その各先端
部で各光電センサ661・662…の光路が遮断されている。
個々のしきり部材が用紙群P′・P′…を仕切るた
めに順次に回動されると、対応する光電センサ66の光路
がしきり部材の回動による逃げにより開放される。そし
て中間トレイ20上の用紙の送り出しが最下位のものから
開始され、1組分の用紙群の送り出しが終る毎にささえ
のなくなったしきり部材が自重で下方へ垂下して対応す
るセンサの光路が遮断される。これにより1組分毎に用
紙群の送り出しが終了したことが検出される。
第9図は、各しきり部材60を回転させる部分を示すもの
であり、モータ65の軸67としきり部材60の間には一方向
回転を伝達する手段68があり、又この一方向回転手段68
は一定以上のトルクを伝達しないものである。まずモー
タ65によって軸67が矢印方向に回転する。この時しきり
部材60は一方向回転手段68により駆動が伝達される方向
であり、しきり部材60は矢印方向に回転して用紙の最上
位にのって受け止められる。その後は一方向回転軸67に
対して手段68がすべりを生じてモータ65が回転してもし
きり部材60は用紙面に受け止められて停止している。モ
ータ65は一定時間回転すると停止する。中間トレイ20か
ら1組分の用紙群が送り出されその用紙群の最後の用紙
が送り出されるとしきり部材60は支えがなくなり自重で
矢印方向に回転する。この時は一方向回転手段68は軸67
に回転を伝達しない方向に作用するので、しきり部材60
はモータ65の軸67を回転させないでも良いので自重のみ
で回転することが出来る。なおモータ65は極く軽いしき
り部材60を回転させれば良いので小型のもので良く、第
8図で示す様に複数個を並べて配置することが可能であ
る。
この様にしきり部材60、しきり部材を駆動する手段65、
しきり部材の位置検出手段66をそれぞれ複数個用意する
ことにより複数部の用紙群P′・P′…のさかい目
aを検出することが出来る。
又この用紙の1循分を検知する手段として、中間トレイ
20の用紙収納の前後に、用紙上の画像パターンを検出す
る手段を設け、1循の最後となる画像パターンを記憶
し、それと給紙後の画像パターンを比較する方法も考え
られる。
なお上記の実施例は、必要部数分の片面側複写済み用紙
群P′・P′…をすべて中間トレイ20に収納する様
にしたが、用紙の枚数が多くて中間トレイ20の定量を超
える場合や、部数が多くて上記で述べたしきり部材611
・612…の数を超える場合は適当に分割する必要があ
る。これについては後述する。
本発明は上記の実施例に限定されるものでなく、例えば
原稿の反転装置が原稿の送り出し部から原稿台の間であ
ってもかまわない。
又第10図の様に複写機本機側に用紙の反転装置25を有す
る場合には、第5図のフローのかわりに第11図のフロー
とすることも可能である。すなわち、原稿を反転せるに
原稿台ガラス3へ給送して奇数ページから複写を行い原
稿は反転せずに原稿積載台32へ戻す動作を繰り返して必
要部数より1部少ない部数完成した後は原稿を複写終了
後原稿積載台32へ反転して戻す動作を行う。次に原稿を
送り出すと原稿台ガラス3上には原稿の偶数ページ面が
ガラス面に対応してセットされ、第1面に奇数ページの
複写の行われた用紙の第2面側に偶数ページの複写がな
される。この場合原稿は最初は反転せるに戻すが、第2
面複写済みの用紙即ち両面コピーは反転装置25によって
反転した後綴じ機50側へ排出する。この動作を行うこと
により第4図(ロ)の様な複写物P″が綴じ機50のトレ
イ52上に作成されることになり、以下上記と同様の複数
サイクルを繰り返して行えば必要部数分の両面複写が作
成される。
なお原稿は最終部の複写を行う時は反転して戻すと複写
終了後には最初と同様な状態に原稿を積載することが可
能である。
又第1図・第10図の実施例装置は共に原稿積載台32から
原稿台ガラス3間で原稿がUターンして搬送されること
により原稿の表裏がシートパス35を通って逆となる様に
されているが、Uターンされずに送られるもの、上記の
実施例と異なり原稿の若いページから複写を開始するも
の等に本発明を応用しても有効であることは当然であ
る。
以下、作成複写物の全枚数が中間トレイ20の用紙収容容
量を超える場合と、作成複写物(部数)が中間トレイ20
のしきり部材60(601・602・603…)の数以上の場合の
装置制御について説明する。
(a)作成複写物の全枚数が中間トレイの用紙収容容量
を超える場合 中間トレイ20の用紙収容容量をt枚、両面原稿O(O1
O2…)をn枚、両面複写物の必要部数をm部とすると、
t≧n×mの場合は前述の第5図のフローに従って全複
写が1回の連続複写動作で作成可能であるが、t<n×
mの場合は分割して複写を行うことが必要であり、第12
図はその場合の分割複写制御フロー図である。なお第12
図では第5図と共通である部分は簡易に記されており、
原稿に対応する用紙のフローも省略されているが、露光
で偶数ページに対応する複写は給紙台からの用紙であ
り、奇数ページに対応する複写は中間トレイからの用紙
である。
第12図のフローに従って実際の例について説明する。自
動循環式原稿送り装置部30においても、中間トレイ20の
しきり部材60と同様な働きをする原稿1循検出手段43を
(第1図)を有しており、最初の原稿の表裏を反転する
時に原稿の枚数nを計数する(ここでは15枚の例につい
て述べる)。設計上決められている中間トレイ20の用紙
収容定量をt枚(ここでは50枚の例について述べる)と
し、k=INT(t/h)で決まるkを求めるとk=3となる
INTは小数点以下を切りすてた整数値である。すなわち
3部までの複写は前述の第5図のフローに従う方法によ
り連続的に作成可能であることになる。ここで操作部か
ら使用者によって設定される必要部数をm部(ここでは
7部の例について述べる)とし、残りの作成しなければ
ならない部数をpとする。本例の場合pの初期値はmす
なわち7となる。この場合p=7はk=3よりも大き
く、従って分割して複写をする必要があり、連続して1
回に作成可能な部数をlとすればl=3となる。連続し
て1回に作成する部分の動作は第5図のフローと同一で
あるので簡単に説明をする。まず偶数ページの複写を連
続して1回に作成する必要部数lまで給紙台11又は12か
ら給紙した用紙Pに行い中間トレイ20に積載する。但し
最終部作成の場合は露光の終了した原稿は反転して排出
積載して次の奇数ページの複写を可能にする。次いで奇
数ページの複写を中間トレイ20中に積載されている偶数
ページの複写がされている用紙に行う。この場合も最終
部作成の場合は露光の終了した原稿は反転して排出積載
して次の偶数ページの複写を可能にする。これが終了し
た段階では中間トレイ20は再び空になっている。
次に残りの部数pは、p(p−l)=7−3=4となっ
ており、残り4部を作成しなければならないことにな
る。この場合もp=4はk=3より大きく、1回では作
成不可能であり、上記と同様に連続して3部の両面複写
を完成させる。
ここで、p=p−lを計算すると、p=4−3=1とな
っており、残り1部であることがわかる。すなわちp≦
kでありl=1となる。この場合は原稿は偶数ページの
露光の場合は上記の最終部を作成する時と同様に露光終
了後反転して排紙積載して次の奇数ページの露光を可能
とする。次いで奇数ページの露光を行うわけであるが、
この場合は所要部数が終了するので次の偶数ページの複
写が必要でなく原稿は反転して排紙・積載しないでその
まま排紙積載すれば、正しい状態で原稿が複写終了後配
列されていることになる。すなわち、p=p−lを計算
すると、p=1−1=0となっており、p=0の場合は
露光後そのまま排紙するフローとなり、所要部数を正し
くかつ原稿の反転回数を最小限におさえて作成可能とす
るものである。
なお、n=35、m=5、t=50の場合について考える
と、t<n×mでありk=INT(50/35)=1となる。す
なわち1部づつ作成しなければならないわけであり、そ
れは従来の方式と同様であるが第12図のフローで説明す
るとp=m=5であり、k<pであるからl=1とな
り、原稿は最終部作成時以外は露光後反転して排出積載
しなければならない。
又、原稿枚数nが中間トレイ容量tを超える場合には、
原稿を分割して複写するか又は両面複写不可であるむね
を表示する等が考えられるが、本発明の主旨とは異なる
のでふれない。
次に第11図のフローに対応する場合について説明する。
なお、フローは示さないが、主旨は同一であり容易に理
解することが可能である。この場合は奇数ページから複
写を行うものであり、第5図の様に原稿を反転する時に
枚数を計数することは出来ないが、空回転を行って枚数
を計数しても良いし、第1回目の奇数ページの露光の時
に枚数を計数する方法でも良い。後者の方が効率的であ
ることはいうまでもない。
原稿の枚数が計数されれば連続して複写可能な部数が計
算されるので以下はそれに従って複写動作を繰り返せば
良い。
(b)作成複写物部数が中間トレイのしきり部材の数以
上の場合 中間トレイ20中のさかい目検出可能な数(しきり部材60
の数)をS、両面原稿の枚数をn枚、両面複写の所要部
数をm部とすると、S≧mの場合は前述の第5図のフロ
ーに従う方法により全複写が1回の連続複写で可能であ
るが、S<mの場合は分割して行うことが必要であり、
第13図はその場合の分割複写制御フロー図である。なお
第13図のフローは第12図のフローとほぼ同一であり、以
下は主として異なる所のみについて説明する。以下m=
13、S=5の場合について述べれば、p=m=13、p>
Sであり、連続して作成する部数はしきり部材によって
判別可能な5部ということになる。すなわちl=5とな
り第12図と同様に、まず5部の両面複写を連続して作成
する。この時p=p−lで、p=8となり、もう1回連
続5部の両面複写を行う。するとp=p−lでp=3と
なり、p<Sすなわちl=3となり、3部を連続して作
成する。最終回の連続複写の最終部の奇数ページの場合
は原稿を反転せずにそのまま排紙積載する。この様にし
てしきり部材の数を超える場合も原稿の反転回数を最小
限におさえて複写することが可能である。
なお、第11図のフローに対応する場合もまったく同様で
あることはいうまでもない。
又中間トレイ20中の用紙有無検出手段をしきり部材60以
外に例えば第1図で中間トレイ20の上方に設けた発光体
26、中間トレイ底板に設けた光通過窓27、中間トレイ下
方に設けた受光素子28を設けて中間トレイ中の紙の有無
を検出することが可能にした装置においてはしきり部材
60の数+1分の部数を判別することが可能であり、この
場合Sはしきり部材の数+1となる。
又n=2、m=20の様にnが少ない場合は、本発明によ
ってもあまり原稿反転回数が減少しないが、この場合は
しきり部材を数部まとめて作動させることによって原稿
反転回数を減少させることは可能であるが、原稿又は用
紙の重送を直ちに検出することが出来ないので、無駄と
なる用紙は多くなる。各部ごとにしきり部材を用いる
か、数部まとめてからにするかは機械の構成等によって
変わるが、nが2〜3で、mがSの5倍以上の場合は、
数部まとめてからの方が良い。まとめる部数もn、m、
Sによってあらかじめ決められた表によって決定して、
複写動作の制御を行う様にすることも可能である。
上記においては、(a)項と(b)項の分割複写の必要
な場合についてそれぞれ独立に記載したが、これは説明
を明確にする為であり、複写機の制御はその両方を同時
に満足する様にされなければならない。例えばn=6、
m=30、t=50、S=5の場合を考えると、まずt<n
×mであり、k=INT(50/6)=8で1回に8部づつ作
成が中間トレイの定量からは計算される。しかしながら
S=5であれば1回には5部づつしか連続して複写は出
来ないことになり、第13図のフローに従って複写を行わ
なければならない。又第12図のフローで説明した例n=
15、m=7、t=50、S=5の場合はk=INT(50/15)
=3でS=5より小さく第12図のフローに従って複写を
行うものである。
なお、上記の実施例は両面原稿から両面複写を作成する
例についてのみ記されているが、両面原稿から多重複
写、すなわち用紙の同一面に原稿の表裏の画像形成を行
うものに適応されても良いことは容易に理解されるであ
ろう。
ハ、発明の効果 以上のように本発明装置は、両面原稿をオリジナルとし
て複数部の両面又は多重画像形成物を作成するモードに
於て、原稿の反転回数が少なく、従って原稿をいためる
ことなく、能率的に全所要部数の画像形成物を得ること
ができ、所期の目的がよく達成される。
また、その上、原稿の1循に対応した各部用紙のさかい
目を検出する手段を設けたので、用紙の重送が発生した
としても、重送用紙を含んでいる部以外の部はページ順
がくるうことなく複写できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は両面複写機能を有する画像形成装置の一例の概
略構成図、第2図は従来の両面複写物作成例のフロー
図、第3図・第4図は原稿、及び片面側又は両面複写済
み用紙のページ順態様を示す図、第5図は本発明の実施
例装置についての両面複写物作成フロー図、第6図は中
間トレイ部分の斜面図、第7図はしきり部材部分の側面
図、第8図は同斜面図、第9図は1本のしきり部材につ
いての拡大斜面図、第10図は変形例装置の概略構成図、
第11図はその装置の両面複写物作成フロー図、第12図は
第5図の複写物作成フローにおいて作成複写物全枚数が
中間トレイの用紙収容容量を超える場合の制御フロー
図、第13図は第5図の複写物作成フローにおいて作成複
写部数が中間トレイのしきり部材数以上の場合の制御フ
ロー図である。 1は複写機本機、30は循環式の自動原稿送り機(RDF装
置)、50は自動用紙綴じ機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成手段と、上記画像形成手段により
    画像形成のなされた用紙を収納する中間トレイとを有
    し、上記中間トレイから再び第1面側画像形成済み用紙
    を画像形成手段に送り出して両面又は多重の画像を形成
    する画像形成装置部と、 複数の両面原稿を積載する原稿積載台と、上記原稿積載
    台から原稿を一枚づつ上記画像形成装置部の原稿露光部
    へ送り出し、画像形成の終了した原稿を再び上記原稿積
    載台に戻す手段とを有する自動循環式原稿送り装置部
    と、 上記中間トレイ中に積載された、原稿の一循に対応した
    各部の画像形成済み用紙群間のさかい目を検出する複数
    のさかい目検出手段と、 両面に画像を有する原稿から両面又は多重画像を必要部
    数だけ形成する場合に於て、原稿の第1面側から1枚の
    原稿に対し1枚の画像形成用紙を作成してそれを中間ト
    レイに収納する動作を積載された複数の原稿分だけ行う
    一循の片面画像形成サイクルを、 (a)必要な部数が上記さかい目検出手段の数よりも少
    ない時又は同一の時はその必要な部数分つづけて実行さ
    せ、 又(b)必要な部数が上記さかい目検出手段の数よりも
    多い時は、先ず、さかい目検出手段の数分の部数分つづ
    けて実行させ、 その後、上記原稿の第2面側の画像形成を上記中間トレ
    イに収納された画像形成用紙に順次実行する第2面処理
    を行って両面又は多重画像形成物を複数部得るように
    し、 上記(b)の場合は、更に、その後、残りの作成に必要
    な部数が、上記(a)のような部数になるまで、上記
    (b)の動作及び上記第2面処理をくり返し、最後に、
    上記(a)の動作及び上記第2面処理を行うようにし
    た、制御手段と、 を有する画像形成装置。
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