JPH0713743A - 乗算器 - Google Patents

乗算器

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Publication number
JPH0713743A
JPH0713743A JP5156423A JP15642393A JPH0713743A JP H0713743 A JPH0713743 A JP H0713743A JP 5156423 A JP5156423 A JP 5156423A JP 15642393 A JP15642393 A JP 15642393A JP H0713743 A JPH0713743 A JP H0713743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
multiplication
multiplier
multiplicand
bit
complementer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5156423A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Orihara
旬一 折原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP5156423A priority Critical patent/JPH0713743A/ja
Publication of JPH0713743A publication Critical patent/JPH0713743A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 入力データが0付近で変化する際のビット変
化による乗算器の消費電力増を低減する。 【構成】 選択的に符号を反転する手段を備え、一方の
数の符号を固定することにより、ビット変化を少なく
し、消費電力を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2の補数の乗算を行う
乗算器に係り、特に、消費電力の低減を図った乗算器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2進乗算は、基本的には筆算と同
じように、乗数の各桁と被乗数を乗算して部分積を求
め、この部分積の総和を積とすることによって行われて
いる。
【0003】図1に従来の乗算器の概要を示す。
【0004】又、オーディオ、ビデオ、通信等のデジタ
ル信号処理分野では、乗算が多用され、特に、画像、音
声データ、フィルタ係数の特性として、入力データは0
付近で変化することが多く、負の数を含む乗算が頻発す
る。
【0005】負の数も含む2進数の乗算は、2の補数で
表示した負数をそのまま用いて乗算するか、又は、負数
を符号と絶対値で表わして絶対値について乗算すること
によって行われている。
【0006】特開平3−254518に、絶対値をと
り、正数値による乗算を行い、各符号に応じて所定の補
正処理を行う方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、オーディオ、ビデオ、通信等のデジタル信号
処理分野においては、入力データが0の付近で変化する
ことが多く、図2に示すように、2の補数表現では0、
1のビット変化が大きい。例えば、「0」が「−1」に
変化する場合、「0000」から「1111」となり、
4ビットの変化がある。
【0008】又、CMOSを用いた乗算器では、その消
費電力は稼動率、即ち演算回路内部のビット反転確率に
ほぼ比例するので、入力されるデータのビット変化が大
きいと、それだけ消費電力が増加するという問題点があ
る。
【0009】又、前記特開平3−254518のように
絶対値をとる方法では、ビット変化は少なくなるが、乗
算後に符号を補正する必要があり、そのための補正回路
を付加しなければならないという問題がある。
【0010】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、消費電力を低減し、且つ乗算後の符
号補正を必要としない乗算器を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、2の補数の乗
算を行う乗算器において、2の補数の乗算を行う乗算手
段と、乗数の符号を選択的に反転させる手段と、被乗数
の符号を選択的に反転させる手段と、を備え、乗数又は
被乗数のどちらか一方の符号を常に一定にして乗算手段
に入力するようにして、前記目的を達成したものであ
る。
【0012】
【作用】図3に、被乗数X、乗数Y、乗算結果Z=X×
Yの符号の組合せを示す。ここでXが負のとき、X、Y
の符号を同時に反転しても、図4に示すように、Zの符
号は変らず、乗算結果も正しい。
【0013】このようにすると、図4に示すように、X
の符号は常に一定となり、X、Yの符号変化がランダム
に発生すると仮定すれば、Yの符号の変化確率は変らな
い。従って、ビット変化は少なくてすみ、乗算器の消費
電力を低減させることができる。
【0014】又、上に述べたように、この方法では、乗
算結果Zの符号は変らないので、乗算後の符号補正の必
要はない。
【0015】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0016】図5は、本実施例の乗算器の概要を示すブ
ロック線図である。
【0017】図5において、10、12は2の補数器、
14、16はマルチプレクサ、18は乗算手段であり、
補数器10は被乗数Xを、補数器12は乗数Yをそれぞ
れ符号反転する。
【0018】以下、本実施例の作用を説明する。
【0019】一般に、最上位ビット(MSB)は符号ビ
ットで、0のときは正、1のときは負を表わす。被乗数
Xの最上位ビットが0でXが正のときは、マルチプレク
サ14はXを、マルチプレクサ16はYを、それぞれそ
のまま出力し、乗算手段18により乗算が行われる。
【0020】又、Xの最上位ビットが1でXが負のとき
は、マルチプレクサ14は、補数器10によって反転さ
れたXを、マルチプレクサ16は補数器12によって反
転されたYを、それぞれ出力する。つまり、Xが負のと
きはX、Y共に符号が反転されて、乗算手段18で乗算
が行われる。
【0021】又、ここで、2の補数は各ビットの0、1
を反転して最下位ビット(LSB)に1を加えれば得ら
れるので、2の補数器は、例えば4ビットの場合、図6
に示すように4個のインバータ(I)と4個のハーフア
ダー(HA)によって構成することができる。
【0022】なお、図7に示すように、エクスクルーシ
ブオア(XOR)を用いることにより、2の補数器にマ
ルチプレクサを加えた機能まで含めた回路を構成するこ
ともできる。図6の回路と図7の回路は等価である。
【0023】又、マルチプレクサ(MUX)は、例えば
4ビットの場合、4個のAND/ORゲートを用いて構
成できる。
【0024】被乗数Xのビット数(m )、乗数Yのビッ
ト数(n )がある程度大きければ、全体のゲート数増加
は小さく、回路追加による消費電力増は小さくて済む。
【0025】本実施例においては、X側を+に固定した
が、X側を−に固定、又はY側を+に固定、あるいはY
側を−に固定してもよい。但し、−に固定すると、0と
−との変化の時にビット変化が大きく、やや不利であ
る。
【0026】更に、乗算器は、その構成によって、Xの
ビット変化による消費電力増加に対する影響度と、Yの
それは同じとは限らないので、影響度の大きい方の符号
を一定にすることにより、大きな効果を上げることがで
きる。
【0027】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、乗
算器に対する入力データが0の付近で頻繁に変化して
も、常に一方の符号を固定しているため、ビット変化を
少なくすることができ消費電力を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の乗算器の概要を示すブロック線図
【図2】2の補数表現を示す説明図
【図3】乗数、被乗数、乗算結果の符号変化を表わす説
明図
【図4】被乗数の符号を固定した場合の、符号変化を表
わす説明図
【図5】本実施例の概要を示すブロック線図
【図6】従来の2の補数器の構成例を示す回路図
【図7】従来の2の補数器の他の構成例を示す回路図
【符号の説明】
10、12…2の補数器 14、16…マルチプレクサ 18…乗算手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2の補数の乗算を行う乗算器において、 2の補数の乗算を行う乗算手段と、 乗数の符号を選択的に反転させる手段と、 被乗数の符号を選択的に反転させる手段と、 を備え、乗数又は被乗数のどちらか一方の符号を常に一
    定にして乗算手段に入力することを特徴とする乗算器。
JP5156423A 1993-06-28 1993-06-28 乗算器 Pending JPH0713743A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5156423A JPH0713743A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 乗算器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5156423A JPH0713743A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 乗算器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0713743A true JPH0713743A (ja) 1995-01-17

Family

ID=15627429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5156423A Pending JPH0713743A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 乗算器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0713743A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7369449B2 (en) 2005-12-21 2008-05-06 Fujitsu Limited Semiconductor integrated circuit and data output method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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