JPH07137137A - 熱可塑性樹脂成形物の融着方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂成形物の融着方法

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JPH07137137A
JPH07137137A JP5282942A JP28294293A JPH07137137A JP H07137137 A JPH07137137 A JP H07137137A JP 5282942 A JP5282942 A JP 5282942A JP 28294293 A JP28294293 A JP 28294293A JP H07137137 A JPH07137137 A JP H07137137A
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JP
Japan
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molded product
resin molded
polymer
dispersed
resin
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Pending
Application number
JP5282942A
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English (en)
Inventor
Tadashi Asanuma
浅沼  正
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】熱可塑性樹脂成形物を加熱融着するに際して、
熱可塑性樹脂成形物の融着部に、導電性の微粒子を分散
した樹脂成形物を接触し、次いでマイクロ波を照射する
ことにより熱可塑性樹脂成形物を融着する。 【効果】容易に樹脂成形物を接着することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性樹脂成形物の融
着方法に関する。詳しくは、特定の方法を用いてマイク
ロ波により加熱溶融して融着する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂の成形物を組み立て、接着して複雑
な成形物とする方法は広く採用されている。ポリオレフ
ィンなどのように有効な接着剤がない場合とか、信頼性
を要求される用途では加熱融着する方法が採用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】加熱融着する方法は、
接着面を溶融して接着するため信頼性は高いが、接着面
だけを溶融するには接着部に近いところに金属を埋め込
み誘電加熱するなど、成形物の成形が困難であり、加熱
するための装置も高価である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題を
解決して簡便に加熱融着可能な方法について鋭意検討し
本発明を完成した。
【0005】即ち本発明は、熱可塑性樹脂成形物を加熱
融着する方法において、融着部に導電性の微粒子を分散
した樹脂成形物を接触し、次いでマイクロ波を照射する
ことを特徴とする熱可塑性樹脂成形物の融着方法であ
る。
【0006】本発明において熱可塑性樹脂としては特に
制限はなく、加熱溶融成形が可能なものであればどのよ
うな構造のポリマーであってもよい。具体的には、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、あるいはエチレン、プロピ
レンなどの共重合体などのポリオレフィン、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリメチル
メタクリレート、あるいはスチレン、塩化ビニル、メチ
ルメタクリレート、塩化ビニリデンなどの共重合体、ポ
リカーボネート、ポリアミド、ポリエステル、ポリイミ
ドなどの縮合系のエンジニアリングプラスチックなどど
のようなものであっても良い。
【0007】熱可塑性樹脂成形物の形状、成形方法につ
いても、本願の趣旨から明らかなように特に制限はな
い。
【0008】本発明において、導電性の微粒子として
は、粒子径が100μm 以下、好ましくは50μm 以
下、特に好ましくは10μm 以下のグラファイト、酸化
インジウム、複素五員環式化合物の重合体またはポリア
ニリンが例示される。導電性である限り、分散性を改良
するため表面を処理したものであっても良い。ここで複
素五員環式化合物の重合体としては、チオフェン、ピロ
ール、フランを酸化剤で重合することで得られるものが
利用できる。またポリアニリンとしては同様にアニリン
を酸化剤で重合することで得られる。ここでポリアニリ
ンとしては、特定の溶剤に可溶なポリアニリンも知られ
ているがそのようなものも利用できる。ここで酸化剤と
しては、塩化第二鉄、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸
の塩、過酸化水素水、塩化タングステン、塩化アンチモ
ン、五弗化砒素などが例示できる。
【0009】これらの微粒子は、その微粒子をポリマー
中に分散し成形した樹脂成形物として利用される。分散
に用いるポリマーとしてはどのようなものでもよいが融
着する熱可塑性樹脂成形物として用いられる前記の熱可
塑性樹脂を用いるのも場合によっては好ましい。具体的
には、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリオ
レフィン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチル
メタクリレート、ポリカーボネート、ポリエステル、ポ
リアミドなどが例示できる。またそれ以外の樹脂、熱硬
化性の樹脂を用いることももちろん可能であり、そのよ
うなものとしてはポリイミド、エポキシ樹脂、フェノー
ル樹脂、ポリカルボジイミドなどが例示できる。
【0010】本発明において、ポリマー中に前記導電性
の微粒子を分散する方法としては特に制限はなく、よく
混合できる方法であればどのような方法でも良い。たと
えば、ポリマーの溶液に導電性の微粒子を混合し、ボー
ルミル、ホモジナイザーなど公知の混合方法でよく混合
することで分散しついで所望の形状に成形乾燥すること
も可能であり、特に熱硬化性の樹脂を分散媒体として用
いる場合には好ましい。また、熱可塑性の樹脂ではポリ
マーと導電性の微粒子を加熱溶融混合しついで所望の形
状に成形することもできる。
【0011】ポリマーの溶液に導電性の微粒子を分散す
る場合、ポリマー溶液の溶剤としてはポリマーを溶解す
るものであれば良く特に制限はないが、水、炭化水素化
合物、ハロゲン化炭化水素化合物、芳香族炭化水素化合
物、エステル、エーテル、アミド、アルコール、ケトン
などが例示できる。ポリマー濃度としては、1〜50w
t%である。
【0012】ここで分散媒体であるポリマーと導電性の
微粒子の比率としては100:5〜100:500(重
量比)程度、好ましくは100:10〜100:200
(重量比)程度である。
【0013】上記導電性の微粒子を分散した樹脂成形物
を接触させる場所は、融着しようとする成形物が薄い場
合には、接着面の反対側に接触して他の面を融着する他
の成形物と接触すればよく、また接着面が厚い場合に
は、接着面側に接触し必要に応じて接着する樹脂と同じ
材質の薄いフイルムを導電性の微粒子を分散した樹脂成
形物の上に置き、接着しようとする他の成形物と接触さ
せることで融着の準備ができる。また融着しようとする
樹脂と同じ樹脂を使用している場合には、導電性の微粒
子を分散した樹脂成形物を融着しようとする成形物の間
に入れて両者を接触させることでも良い。
【0014】ついで成形物にマイクロ波が照射される。
照射の際、接着部を加圧して樹脂が融解したとき、充分
に融着するようにするのが好ましい。マイクロ波として
は家庭用の電子レンジとして市販されている程度の波
長、エネルギーで充分融着可能であり、数ギガヘルツの
周波数のマイクロ波が利用でき、数KW/1Kg程度の
エネルギーで充分である。小さい成形物であれば市販の
電子レンジにいれて数秒〜数分マイクロ波を照射するこ
とで融着可能である。
【0015】
【実施例】以下に実施例を示しさらに本発明を説明す
る。
【0016】実施例1 和光純薬工業(株)製グラファイト粉末1gをポリプロ
ピレンカーボネート溶液(ポリプロピレンカーボネート
2gをメチルエチルケトン4mlに溶解した溶液)によく
混合して分散したスラリーをキャストすることで厚さ約
30μmのフイルムを得た。
【0017】このフイルムを10cm×1cmの短冊状
とし、市販の2枚のポリエチレンシート(10cm×1
0cm×0.1mm,融点135℃)を1cmだけ重ね
た部分に重ねた。この重ねた試料を電子レンジ(東芝製
東芝電子レンジERT−540F)に入れ100gのガ
ラスで加圧しながら、1分間マイクロ波を照射した。取
り出してシートをインストロンで引っ張ったところ、接
着面が切れるまえにシートが切れた。
【0018】実施例2 市販のポリスチレンのシート(10cm×1cm×3m
m)を2枚重ね、実施例1で得たフイルムで幅2cmで
1巻し、実施例1と同様にして1分間マイクロ波を照射
したところフイルムを巻いた部分のみが完全に融着して
いた。
【0019】実施例3 導電性の粉末として酸化インジウム(富士チタン(株)
製、微粒ITO(Type-B)を用い、ポリマーとして環状
オレフィンの重合体(本ゼオン(株)製、ZEONEX
280)を用い、溶剤としてクロロホルムを用いた以外
は、実施例1と同様にし導電性微粒子のスラリーを作り
同様にキャストによって厚さ40μmのフイルムを作っ
た。このフイルムで市販のポリエチレンシート(10c
m×1cm×3mm)を2枚重ねたものを幅1cmで巻
き実施例2と同様にしたところフイルムを巻いた部分は
完全に融着した。
【0020】
【発明の効果】本発明の方法を実施することで容易に樹
脂成形物を接着でき工業的に極めて価値がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂成形物を加熱融着する方法に
    おいて、融着部に導電性の微粒子を分散した樹脂成形物
    を接触し、次いでマイクロ波を照射することを特徴とす
    る熱可塑性樹脂成形物の融着方法。
  2. 【請求項2】導電性の微粒子が微粒グラファイトまたは
    微粒酸化インジウムまたは複素五員環式化合物の重合体
    またはポリアニリンである請求項1に記載の方法。
JP5282942A 1993-11-12 1993-11-12 熱可塑性樹脂成形物の融着方法 Pending JPH07137137A (ja)

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