JP3349788B2 - 熱可塑性樹脂成形物の融着方法 - Google Patents
熱可塑性樹脂成形物の融着方法Info
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- JP3349788B2 JP3349788B2 JP26342893A JP26342893A JP3349788B2 JP 3349788 B2 JP3349788 B2 JP 3349788B2 JP 26342893 A JP26342893 A JP 26342893A JP 26342893 A JP26342893 A JP 26342893A JP 3349788 B2 JP3349788 B2 JP 3349788B2
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- thermoplastic resin
- fusing
- indium oxide
- resin moldings
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性樹脂成形物の融
着方法に関する。詳しくは、特定の方法を用いたマイク
ロ波により加熱溶融して融着する方法に関する。
着方法に関する。詳しくは、特定の方法を用いたマイク
ロ波により加熱溶融して融着する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】樹脂の成形物を組み立て、接着して複雑
な成形物とする方法は広く採用されている。ポリオレフ
ィンなどのように有効な接着剤がない場合とか、信頼性
を要求される用途では加熱融着する方法が採用されてい
る。
な成形物とする方法は広く採用されている。ポリオレフ
ィンなどのように有効な接着剤がない場合とか、信頼性
を要求される用途では加熱融着する方法が採用されてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】加熱融着する方法は、
接着面を溶融して接着するため信頼性は高いが、接着面
だけを溶融するには接着部に近いところに金属を埋め込
み誘電加熱するなど、成形物の成形が困難であり、加熱
するための装置も高価である。
接着面を溶融して接着するため信頼性は高いが、接着面
だけを溶融するには接着部に近いところに金属を埋め込
み誘電加熱するなど、成形物の成形が困難であり、加熱
するための装置も高価である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題を
解決して簡便に加熱融着可能な方法について鋭意検討し
本発明を完成した。即ち本発明は、熱可塑性樹脂成形物
を加熱融着する方法において、融着部に微粒酸化インジ
ウムをポリマー溶液中に分散した溶液を塗布乾燥し、次
いでマイクロ波を照射することを特徴とする熱可塑性樹
脂成形物の融着方法である。
解決して簡便に加熱融着可能な方法について鋭意検討し
本発明を完成した。即ち本発明は、熱可塑性樹脂成形物
を加熱融着する方法において、融着部に微粒酸化インジ
ウムをポリマー溶液中に分散した溶液を塗布乾燥し、次
いでマイクロ波を照射することを特徴とする熱可塑性樹
脂成形物の融着方法である。
【０００５】本発明において熱可塑性樹脂としては特に
制限はなく、加熱溶融成形が可能なものであればどのよ
うな構造のポリマーであってもよい。具体的には、ポリ
エチチン、ポリプロピレン、あるいはエチレン、プロピ
レンなどの共重合体などのポリオレフィン、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリメチル
メタクリレート、あるいはスチレン、塩化ビニル、メチ
ルメタクリレート、塩化ビニリデンなどの共重合体、ポ
リカーボネート、ポリアミド、ポリエステル、ポリイミ
ドなどの縮合系のエンジニアリングプラスチックなどど
のようなものであっても良い。
制限はなく、加熱溶融成形が可能なものであればどのよ
うな構造のポリマーであってもよい。具体的には、ポリ
エチチン、ポリプロピレン、あるいはエチレン、プロピ
レンなどの共重合体などのポリオレフィン、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリメチル
メタクリレート、あるいはスチレン、塩化ビニル、メチ
ルメタクリレート、塩化ビニリデンなどの共重合体、ポ
リカーボネート、ポリアミド、ポリエステル、ポリイミ
ドなどの縮合系のエンジニアリングプラスチックなどど
のようなものであっても良い。
【０００６】本発明において、微粒酸化インジウムとし
ては、粒子径が１μm 以下、好ましくは0.5 μm 以下の
ものが好ましく、酸化インジュウム単独のものの他に酸
化錫との混合物であってもよい。このような微粒酸化イ
ンジウムは、例えば、富士チタン工業（株）よりＩＴＯ
微粉末として市販されている。また後述の、ポリマー溶
液に分散させたものとしては透明導電性塗料Ｂ−４５５
として入手できる。
ては、粒子径が１μm 以下、好ましくは0.5 μm 以下の
ものが好ましく、酸化インジュウム単独のものの他に酸
化錫との混合物であってもよい。このような微粒酸化イ
ンジウムは、例えば、富士チタン工業（株）よりＩＴＯ
微粉末として市販されている。また後述の、ポリマー溶
液に分散させたものとしては透明導電性塗料Ｂ−４５５
として入手できる。
【０００７】本発明において、ポリマー溶液としては、
塗布乾燥したとき、均一な塗膜を形成するものであれば
良く特に制限はないが、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリオレフィン、ポリアミドなどが利用でき、溶媒
としてはこれらのポリマーを溶解するものであれば良
く、炭化水素化合物、ハロゲン化炭化水素化合物、エー
テル化合物、エステル化合物、アミド化合物等を一般的
には使用する。ここでポリマーと微粒酸化インジウムの
比率としては１００：５〜１００：５００程度、ポリマ
ー濃度としてはては、５〜５０ｗｔ％となるようにポリ
マーを溶剤に溶解して用いられる。ここで必要に応じ通
常の分散剤、分散安定剤を用いて分散液の安定化を計る
ことは勿論可能である。
塗布乾燥したとき、均一な塗膜を形成するものであれば
良く特に制限はないが、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリオレフィン、ポリアミドなどが利用でき、溶媒
としてはこれらのポリマーを溶解するものであれば良
く、炭化水素化合物、ハロゲン化炭化水素化合物、エー
テル化合物、エステル化合物、アミド化合物等を一般的
には使用する。ここでポリマーと微粒酸化インジウムの
比率としては１００：５〜１００：５００程度、ポリマ
ー濃度としてはては、５〜５０ｗｔ％となるようにポリ
マーを溶剤に溶解して用いられる。ここで必要に応じ通
常の分散剤、分散安定剤を用いて分散液の安定化を計る
ことは勿論可能である。
【０００８】上記微粒酸化インジウム分散液を塗布する
場所は、融着しようとする成形物が薄い場合には、接着
面の反対側に塗布し他の面を融着する他の成形物と接触
すればよく、また接着面が厚い場合には、接着面側に塗
布し必要に応じて接着する樹脂と同じ材質の薄いフイル
ムを酸化インジウムの塗布面上に置き、接着しようとす
る他の成形物と接触させることで融着の準備ができる。
ついで成形物にマイクロ波が照射される。照射の際、接
着部を加圧して樹脂が融解したとき、充分の融着するよ
うにするのが好ましい。マイクロ波としては家庭用の電
子レンジして市販されている程度の波長、エネルギーで
充分融着可能であり、数ギガヘルツの周波数のマイクロ
波が利用でき、数ＫＷ／１Ｋｇ程度のエネルギーで充分
である。小さい成形物であれば市販の電子レンジにいれ
て数秒〜数分マイクロ波を照射することで融着可能であ
る。
場所は、融着しようとする成形物が薄い場合には、接着
面の反対側に塗布し他の面を融着する他の成形物と接触
すればよく、また接着面が厚い場合には、接着面側に塗
布し必要に応じて接着する樹脂と同じ材質の薄いフイル
ムを酸化インジウムの塗布面上に置き、接着しようとす
る他の成形物と接触させることで融着の準備ができる。
ついで成形物にマイクロ波が照射される。照射の際、接
着部を加圧して樹脂が融解したとき、充分の融着するよ
うにするのが好ましい。マイクロ波としては家庭用の電
子レンジして市販されている程度の波長、エネルギーで
充分融着可能であり、数ギガヘルツの周波数のマイクロ
波が利用でき、数ＫＷ／１Ｋｇ程度のエネルギーで充分
である。小さい成形物であれば市販の電子レンジにいれ
て数秒〜数分マイクロ波を照射することで融着可能であ
る。
【０００９】
【実施例】以下に実施例を示しさらに本発明を説明す
る。 実施例１ 市販のポリエチレンシート（１０ｃｍ×１０ｃｍ×０．
１ｍｍ，融点１３５℃）を１ｃｍだけ重ねた。重ねた部
分の反対側両面に、酸化インジウムの分散液である富士
チタン工業（株）製透明導電性塗料Ｂ−４５５を塗布乾
燥し厚さ約１０μm の塗膜とした。この重ねた試料を電
子レンジ（東芝製東芝電子レンジＥＲＴ−５４０Ｆ）に
いれ１００ｇのガラスで加圧しながら、１分間マイクロ
波を照射した。取り出してシートをインストロンで引っ
張ったところ、接着面が切れるまえにフイルムが切れ
た。
る。 実施例１ 市販のポリエチレンシート（１０ｃｍ×１０ｃｍ×０．
１ｍｍ，融点１３５℃）を１ｃｍだけ重ねた。重ねた部
分の反対側両面に、酸化インジウムの分散液である富士
チタン工業（株）製透明導電性塗料Ｂ−４５５を塗布乾
燥し厚さ約１０μm の塗膜とした。この重ねた試料を電
子レンジ（東芝製東芝電子レンジＥＲＴ−５４０Ｆ）に
いれ１００ｇのガラスで加圧しながら、１分間マイクロ
波を照射した。取り出してシートをインストロンで引っ
張ったところ、接着面が切れるまえにフイルムが切れ
た。
【００１０】比較例１ 実施例１において透明導電性塗料Ｂ−４５５を塗布する
ことなく、ポリエチレンシートに１０分間マイクロ波を
照射したが全体がやや加熱されただけでまったく接着し
なかった。
ことなく、ポリエチレンシートに１０分間マイクロ波を
照射したが全体がやや加熱されただけでまったく接着し
なかった。
【００１１】実施例２ 市販のポリスチレンシート（１０ｃｍ×１０ｃｍ×１ｍ
ｍ）の１つの端から１ｃｍのところに５ｍｍの幅で実施
例１で用いた微粒酸化インジウム分散液を塗布乾燥して
厚さ１００μm の膜を形成した、この上に１ｃｍ×１０
ｃｍ×０．２ｍｍポリスチレン膜をのせさらに上記ポリ
スチレンシートを２ｃｍ重なるようにのせ１００ｇのガ
ラスで加圧しながら同様に１分間マイクロ波を照射し
た。シートを取り出し曲げたところ接着面が剥離せず他
の部分で割れた。
ｍ）の１つの端から１ｃｍのところに５ｍｍの幅で実施
例１で用いた微粒酸化インジウム分散液を塗布乾燥して
厚さ１００μm の膜を形成した、この上に１ｃｍ×１０
ｃｍ×０．２ｍｍポリスチレン膜をのせさらに上記ポリ
スチレンシートを２ｃｍ重なるようにのせ１００ｇのガ
ラスで加圧しながら同様に１分間マイクロ波を照射し
た。シートを取り出し曲げたところ接着面が剥離せず他
の部分で割れた。
【００１２】
【発明の効果】本発明の方法を実施することで容易に樹
脂成形物を接着でき工業的に極めて価値がある。
脂成形物を接着でき工業的に極めて価値がある。
Claims (1)
- 【請求項１】熱可塑性樹脂成形物を加熱融着する方法に
おいて、融着部に微粒酸化インジウムをポリマー溶液中
に分散した溶液を塗布乾燥し、次いでマイクロ波を照射
することを特徴とする熱可塑性樹脂成形物の融着方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26342893A JP3349788B2 (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 熱可塑性樹脂成形物の融着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26342893A JP3349788B2 (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 熱可塑性樹脂成形物の融着方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07117131A JPH07117131A (ja) | 1995-05-09 |
| JP3349788B2 true JP3349788B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=17389365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26342893A Expired - Fee Related JP3349788B2 (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 熱可塑性樹脂成形物の融着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3349788B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-21 JP JP26342893A patent/JP3349788B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07117131A (ja) | 1995-05-09 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |