JPH07137121A - 樹脂発泡層を有する成形品及びその製造法 - Google Patents

樹脂発泡層を有する成形品及びその製造法

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JPH07137121A
JPH07137121A JP5285228A JP28522893A JPH07137121A JP H07137121 A JPH07137121 A JP H07137121A JP 5285228 A JP5285228 A JP 5285228A JP 28522893 A JP28522893 A JP 28522893A JP H07137121 A JPH07137121 A JP H07137121A
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hollow
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Toshitomo Hino
利朋 日野
Takatoshi Mito
隆俊 三戸
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Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部に樹脂発泡層を有する軽量で断熱性及び
強度に優れた成形品を提供すること。 【構成】 ポリオレフィン製中空体の中にこれと同材質
の樹脂発泡ビーズが相互に融着した発泡層が充填され、
さらに発泡層と中空成形体が融着している成形品。この
成形品の製造法は、中空成形体の中全体に予備発泡ビー
ズを充填し、発泡させて発泡ビーズ同志を融着させると
ともに中空成形体と発泡層との圧着力と中空成形体の熱
によって発泡層と中空成形体とを融着させる方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内部に同材質の樹脂発泡
層を有するオレフィン製成形品及びその製造法に関する
ものであり、この成形品は軽量にして強度、断熱性に優
れたものである。
【0002】
【従来の技術】内部に発泡層を有する成形品は軽量にし
て断熱性がよいのでクーラーボックス、その他種々の製
品に使われている。従来の成形法は中空成形体内にウレ
タンや発泡剤を含有させた樹脂液を注入、発泡させる方
法(特公平4−71692)、中空成形体内に発泡性あ
るいは少し発泡させたビーズを充填し、発泡及び融着を
行う方法がある(特開平4−165283、特開平5−
138722)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発泡層を内部に有する
中空成形体は軽量で断熱性が高いが、さらに曲げ等の強
度が大きいことが望ましい。特にパレット、棚板、コン
クリート用パネル等の製品には強度が要求される。製品
の強度を大きくするには、発泡ムラや大きな空隙がない
こと、ビーズを充填させる方法では発泡後のビーズ同志
が十分融着していることが挙げられるが、この他に発泡
層と中空成形体との融着が強度に大きく影響することが
わかった。従来は断熱性を重視された製品が多く、この
発泡層と中空成形体の融着については殆ど考慮されてい
ない。
【0004】特開平4−165283はPPO樹脂やP
PE樹脂の中空成形体内に塩化ビニリデンの発泡ビーズ
を充填し、マイクロ波等で加熱して発泡ビーズ同志を融
着させたものである。中空成形体と発泡ビーズの融着に
ついては何ら記載されてなく、また実際に両者に使われ
ている樹脂の種類、加熱方法から見て、この両者の融着
は起っていないと考えられる。また、この製品は耐熱性
はプロピレン樹脂などより低く、コストは高い。特開平
5−138722は中空成形体がポリエチレンやポリプ
ロピレンであるが、発泡層はポリスチレンであり、発泡
ビーズ同志の融着はされているが、中空成形体と発泡層
との融着は全く意図されておらず、両樹脂の組合せから
しても融着は起っていないと考えられる。
【0005】特公平4−71692は発泡層はビーズを
発泡させたものでなく、樹脂液等を注入し、発泡させた
ものであるが、予め成形した中空体内に注入して発泡さ
せても通常は成形体と発泡層とは融着しない。また、こ
の方法はビーズ充填と異なって発泡構造を均一にするの
が難しい。発泡層と非発泡層を積層パリソンとし、これ
をブロー成形して自動車の内装材やダクトにする方法が
ある(特公昭62−13895、特開平4−7981
9)。これらの場合は発泡層と非発泡層は融着している
が、ビーズの発泡層とは本質的に異なる。本発明はビー
ズの発泡層を内部に有する中空成形品で軽量にして、断
熱性及び強度に優れた製品を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、発泡層を内部
に有する中空成形体の強度は発泡層や中空成形体自体の
強度のみならず、発泡層と中空成形体との融着に大きく
影響されることの知見に基づくものである。即ち、本発
明はポリオレフィン製中空成形体内にこれと同材質の発
泡ビーズ同志が融着した発泡層を有し、発泡層と中空成
形体とが融着している成形品である。
【0007】この成形品の製造法はポリオレフィン製中
空成形体内にこれと同材質であって、全発泡率(圧力の
規制がないときの全発泡能力)の50〜90%を予め発
泡させたビーズ(予備発泡ビーズ)を前記中空成形体の
空間全体に充填し、中空成形する際のパリソンからの熱
及び必要により予備発泡ビーズが充填されている中空成
形体内にスチーム等を吹込んで加熱することにより、予
備発泡ビーズと中空成形体を所定の温度とし、予備発泡
ビーズの残余の発泡とビーズ同志の融着を行うと共に、
残余の発泡による膨張圧力を利用して発泡層と中空成形
体との融着を行う方法である。
【0008】さらに上記の製造法において、発泡体に用
いられる樹脂の融点とこの予備発泡ビーズを充填して成
形する際の中空成形体の温度の関係を特定したもので、
具体的には中空成形体の温度を予備発泡ビーズの融点よ
り20〜110℃高くして成形する方法である。
【0009】以下、本発明を詳しく説明する。本発明に
おける中空成形体及び発泡層に使用されるポリオレフィ
ン樹脂としてエチレン単独重合体、エチレンと他のα−
オレフィンとの共重合体、プロピレン単独重合体、プロ
ピレンとエチレンおよび他のα−オレフィンとの共重合
体、これらの重合体のブレンド物が挙げられる。そして
これらの中で中空成形体と発泡層とは同材質である。こ
こで同材質とは全く同一である場合のみならず、例えば
一方がエチレン単独重合体、他方がエチレンを主体とす
る共重合体、あるいは一方がプロピレン単独重合体、他
方がプロピレンを主体とする共重合体も含まれる。これ
らの中で耐熱性が高いことや剛性が高い、比重が小さい
等の点からプロピレン重合体(共重合体も含む)が好ま
しい。
【0010】中空成形体の厚み(肉厚)は製品によって
異なるが、通常の製品では10〜200mm程度であ
る。中空成形体の中に充填されている発泡層の発泡倍率
は一般的に知られているものと同様5〜50倍程度であ
る。
【0011】本発明の成形品の一例を図3に示す。図に
おいて、5が中空成形体で、7が発泡層である。この発
泡層は発泡したビーズ同志が融着している。また、重要
なことは発泡層と中空成形体の内壁面とが融着している
ことである。これによって曲げ等の強度が大幅に向上す
る。この融着は発泡層と中空成形体とが融着する温度に
保たれると同時に発泡層の膨張圧力が中空成形体の内面
に作用する状態下で行われること及び両者が同材質であ
ることから強固な融着状態が形成されている。
【0012】次に成形品の製造法について説明する。中
空成形体は周知のいわゆるブロー成形で製造される。そ
の概略を図1及び図2に示す。ダイ2からパリソン1を
開いた金型3のキャビティ4にセットする。次に金型を
閉じ空気吹込み管8からバルブ9で圧力を調整しながら
空気を吹込み、パリソンを膨張させて金型によって所定
の形状とする(なお、図2では空気吹込み管は予備発泡
ビーズ挿入と併用されているので、中空成形時はビーズ
挿入の分岐管をバルブ10で閉塞しておく)。
【0013】発泡性ビーズはポリオレフィン製ビーズに
ガスを高圧で含浸したり、発泡剤を添加したりして作成
される大きさ1.0〜4.0mm程度の公知のものが使
用できる。この発泡性ビーズを全発泡率のうち予め調整
して50〜90%発泡させた予備発泡ビーズ6を用い
る。これを図2のホッパー11から中空成形体内に挿入
する。この際中空成形体は金型内にあり、また成形直後
で高温状態にある間が好ましい。予備発泡ビーズは中空
成形体の中空部全体に充填する。これに反して予備発泡
倍率の低い、即ち中空成形体に充填後高い発泡率を有す
るビーズを用い、中空部の一部に充填し、その後の発泡
で中空部全体を発泡体で満たすことも可能ではあるが、
条件制御の容易性や発泡層の構造の均一性等より前記の
ようにすることが好ましい。
【0014】中空成形体内に充填された予備発泡ビーズ
は発泡層が薄い場合は成形体からの熱によって発泡し、
ビーズ同志が融着する。また、発泡ビーズと中空成形体
も融着する。発泡層が比較的厚い場合は発泡層内に特開
平5−138722と同様にスチームを送入して加熱す
る方法を採用することもできる。発泡融着する際の中空
成形体及び発泡層の温度は樹脂の種類によって異なる
が、一般的には中空成形体に関しては150〜230
℃、好ましくは160〜200℃、発泡層に関しては1
10〜160℃程度である。
【0015】中空成形体内で予備発泡ビーズは残余の発
泡を行い、ビーズ間の空隙を充填し、さらに発泡層全体
の膨張圧力により成形体と圧着する。これによって発泡
層は発泡による気孔以外の空隙がなく、また成形体と発
泡層との融着が良好となる。予備発泡ビーズは全発泡倍
率のうち50〜90%を充填前に予め発泡させたもので
あるが、これが50%より少ないと充填後の発泡膨張力
が大きすぎて発泡ビーズがつぶれ、90%より高いと発
泡層が緻密とならず、また融着の強度も弱くなる。
【0016】中空成形体にこれと同材質の予備発泡ビー
ズを充填し、成形する方法において、予備発泡ビーズを
充填し、成形する際の中空成形体の温度を予備発泡ビー
ズの融点より20〜110℃高くして成形することが好
ましい。中空成形体と発泡層の融着は基本的にはパリソ
ンから保持されてくる中空成形体の熱によるが、種々の
材料について実験した結果、前記条件の場合に良好な融
着が可能であることがわかった。この温度が高すぎると
ビーズがパンクし収縮するので、これによって中空成形
体が変形することがある。
【0017】パリソンから成形された中空成形体は金型
中で徐々に温度は低下するが、前記の中空成形体の温度
は予備発泡ビーズを充填する際の温度である。この中空
成形体の熱によって発泡層との融着を行うには中空成形
体の温度は、発泡層の樹脂の融点によって異なるが、1
50〜230℃が適する。ここで使用される予備発泡ビ
ーズは融点がこの温度より20〜110℃低いものが選
ばれる。発泡後のビーズの融着は発泡層が比較的薄い場
合は中空成形体からの熱によっても可能であるが、さら
に発泡層に加熱スチームを吹込み、加熱することもでき
る。特に発泡層が厚いときはスチームの吹込みが必要で
ある。
【0018】
【実施例】以下に実施例、比較例を示す。成形品の曲げ
強度の測定はスパン間隔300mmの三点曲げ試験によ
り行い、中空成形体と発泡層の融着状態の判定は曲げ強
度試験において発泡層と中空成形体の界面が剥れた場合
を×、はがれなかった場合を○、部分的に剥れた場合を
△で表す。
【0019】(実施例1〜2、比較例1)プロピレンの
ブロック共重合体(密度0.90g/cm3 、MFR
0.3g/10分、融点160℃)を用い、アキュームレ
ーター式中空成形機により空気圧5kg/cm2 で中空
成形体を成形した。成形体は550×350×40mm
の平板状で、その肉厚は約2mmである。発泡性ビーズ
は融点150℃のプロピレンランダム共重合体で発泡剤
により事前に発泡させた大きさ約3.0mmのものに空
気を圧入含浸して前記発泡を含め全発泡倍率(発泡能
力)20としたもので、これを表1に示すように予備発
泡させて使用した。
【0020】パリソン(約220℃)から成形された上
記の平板状中空成形体が金型中で約190℃の温度にな
ったとき、このビーズを中空部へ密に充填した。1.5
分間保持し、中空成形体の温度がほぼ30℃となったと
ころで成形品を取り出した。比較例として上記中空成形
体と同じものを冷却後金型より取り出し、これを別の金
型内にセットし前記同様ビーズを充填し、ビーズ層内に
160℃のスチームを1.5分間吹込み、ビーズの発
泡、融着を行った。冷却後成形品を金型より取り出し
た。これらの成形品の特性を表1に示す。なお、発泡ビ
ーズ同志の融着は肉眼観察では実施例、比較例とも十分
であり、両者に殆ど差異は見られなかった。
【0021】
【表1】
【0022】(実施例3)中空成形体はプロピレン単独
重合体(密度0.90g/cm3 、MFR0.5g/10
分、融点160℃)を用いた。実施例1と同様に成形
し、100×50×30mmの中空成形体とした。肉厚
は約3.0mmである。220℃のパリソンから成形さ
れ、金型中で表2の各温度に到達したところで予備発泡
ビーズを充填した。予備発泡ビーズは実施例1と同じプ
ロピレンランダム共重合体で、全発泡倍率(発泡能力)
20のうち、18を予備発泡させたものを使用した。こ
のビーズを中空成形体の中空部ヘ密に充填した。充填か
ら1.5分後成形品を取り出した。成形品は実施例と同
様に曲げ強度を測定し、また、中空成形体と発泡層の融
着状態を観察した。表2に結果を示す。
【0023】
【表2】
【0024】発泡ビーズ(融点150℃)の融着状態
は、中空成形体温度が150℃、155℃、160℃に
て予備発泡ビーズを充填した場合、発泡ビーズが溶融せ
ず発泡ビーズ同志が融着しなかった。中空成形体温度が
170℃にて予備発泡ビーズを充填した場合、発泡ビー
ズが溶融し、発泡ビーズ同志が融着していたが中空成形
体との融着性は若干劣っていた。中空成形体温度が19
0℃、210℃、230℃にて予備発泡ビーズを充填し
た場合、発泡ビーズが溶融し、発泡ビーズ同志の融着性
及び発泡層と中空成形体との融着性とも良好であった。
中空成形体温度が250℃以上の場合、発泡ビーズが溶
融し、発泡ビーズ同志の融着性は良好であったが発泡ビ
ーズ内のガスが抜け多少収縮する傾向が見られた。
【0025】実施例3が示すように中空成形体の温度を
発泡ビーズ樹脂の融点より20〜110℃高くすること
により、中空成形体と発泡層の融着が良好となり、成形
品の強度が向上する。この温度差が20℃より小さいと
発泡ビーズは良好に融着せず、また中空成形体と発泡層
も融着しない。また、110℃より大きいと発泡ビーズ
がパンクして収縮し、良好な発泡体が得られず、中空成
形体と発泡層との圧着力も低下し良好な発泡層と中空成
形体との融着が得られない。
【0026】
【発明の効果】本発明の方法によれば、軽量で強度、断
熱性等に優れた内部発泡構造の中空成形製品を安価に得
ることができる。内部発泡層と中空成形体とは同材質で
あり、また特定の条件下で成形しているので両者は融着
によって強固に結合しているため耐久性に優れ、パレッ
トや自動車のシートバックの芯材等耐久性を必要とする
用途に使用することができる。また、内部発泡層の断熱
性を生かし保温、保冷ボックス等の用途に使用すること
も可能である。本発明の製品は中空成形体と内部発泡層
が同質の材料で出来ているため成形工程内及び使用後の
リサイクルが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】中空成形体を製造する金型、ダイ、パリソンを
示す概略図である。
【図2】中空成形後の金型中の成形体に予備発泡ビーズ
を挿入する装置の概略図である。
【図3】中空成形体内に予備発泡ビーズを挿入し、成形
後金型を開いた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 パリソン 2 ダイ 3 金型 4 キャビティ 5 中空成形体 6 予備発泡ビーズ 7 発泡層 8 空気吹込みチューブ 9、10 バルブ 11 ホッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 22:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン製中空成形体内にこれと
    同材質の発泡ビーズ同志が融着した発泡層が充填され、
    該発泡層と前記中空成形体とが融着してなる樹脂発泡層
    を有する成形品。
  2. 【請求項2】 ポリオレフィン製中空成形体内にこれと
    同材質で予め50〜90%発泡させたビーズを該成形体
    の空間全体に充填し、該ビーズの残余の発泡及び発泡ビ
    ーズ同志の融着並びに発泡層と中空成形体とが融着する
    温度に保持することを特徴とする樹脂発泡層を有する成
    形品の製造法。
  3. 【請求項3】 ビーズを充填し、成形する際の中空成形
    体の温度をビーズの融点より20〜110℃高くして成
    形することを特徴とする請求項2記載の樹脂発泡層を有
    する成形品の製造法。
JP5285228A 1993-11-15 1993-11-15 樹脂発泡層を有する成形品及びその製造法 Pending JPH07137121A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000210967A (ja) * 1999-01-26 2000-08-02 Jsp Corp 表皮付き発泡成形体の製造方法及び表皮付き発泡成形体
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