JPH0713707Y2 - 医療用治療台 - Google Patents
医療用治療台Info
- Publication number
- JPH0713707Y2 JPH0713707Y2 JP1991095822U JP9582291U JPH0713707Y2 JP H0713707 Y2 JPH0713707 Y2 JP H0713707Y2 JP 1991095822 U JP1991095822 U JP 1991095822U JP 9582291 U JP9582291 U JP 9582291U JP H0713707 Y2 JPH0713707 Y2 JP H0713707Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switch
- treatment table
- treatment
- inclined surface
- shoulder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、医療器具操作用スイッ
チを肩部側縁に配列した医療用治療台の改良に関する。
チを肩部側縁に配列した医療用治療台の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用治療台、特に電動式器具を多数使
用する歯科用治療台には、治療器具などのスイッチ類を
治療台の近辺に設けたパネルやトレイに配置したり、ま
た治療台自体に設けて、施術者が治療中であっても、直
ちに手を伸ばしてスイッチ操作をすることができるよう
に、スイッチ類の配置には工夫がこらされている。
用する歯科用治療台には、治療器具などのスイッチ類を
治療台の近辺に設けたパネルやトレイに配置したり、ま
た治療台自体に設けて、施術者が治療中であっても、直
ちに手を伸ばしてスイッチ操作をすることができるよう
に、スイッチ類の配置には工夫がこらされている。
【0003】従来例として、歯科用治療台のバックレス
ト肩部の側面にスイッチ類を取着している例があった。
肩部側面は、施術者がヘッドレスト後方またはヘッドレ
スト右側やや後方で術者用椅子に腰掛けて、治療する最
に、片手を伸ばせば容易に手が届いて操作できる位置に
あるから、スイッチ類の配置に便利である。
ト肩部の側面にスイッチ類を取着している例があった。
肩部側面は、施術者がヘッドレスト後方またはヘッドレ
スト右側やや後方で術者用椅子に腰掛けて、治療する最
に、片手を伸ばせば容易に手が届いて操作できる位置に
あるから、スイッチ類の配置に便利である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の肩部にスイッチ
類を設けた歯科用治療台においては、図1(B)に示し
たように、スイッチ2は、当該バックレストの肩部10
の側縁部の垂直な側面12に取着されており、他方、腰
掛けた状態での施術者の目の位置は、治療台上面より高
い位置にあるから、スイッチの操作面が当該垂直な面と
同じレベルの面にあるようなメンブレィンスイッチを配
置する場合には、治療中の施術者からは該スイッチ操作
面の視認が困難な場合が多い。そこで、施術者は、スイ
ッチ操作のたびに、腰をかがめて、自分の顔面位置を低
くして、スイッチ操作面を目視する必要があり、大変わ
ずらわしいものであった。
類を設けた歯科用治療台においては、図1(B)に示し
たように、スイッチ2は、当該バックレストの肩部10
の側縁部の垂直な側面12に取着されており、他方、腰
掛けた状態での施術者の目の位置は、治療台上面より高
い位置にあるから、スイッチの操作面が当該垂直な面と
同じレベルの面にあるようなメンブレィンスイッチを配
置する場合には、治療中の施術者からは該スイッチ操作
面の視認が困難な場合が多い。そこで、施術者は、スイ
ッチ操作のたびに、腰をかがめて、自分の顔面位置を低
くして、スイッチ操作面を目視する必要があり、大変わ
ずらわしいものであった。
【0005】一般に医療用治療台の肩部に配置するよう
なスイッチは、いずれも、治療中に使用頻度の高い器具
を操作するものであるから、施術者は治療中であって
も、顔面をスイッチの方向に向けるだけで視認できて操
作容易なものである必要がある。
なスイッチは、いずれも、治療中に使用頻度の高い器具
を操作するものであるから、施術者は治療中であって
も、顔面をスイッチの方向に向けるだけで視認できて操
作容易なものである必要がある。
【0006】本考案は、このような観点からなされたも
ので、治療中の術者が器具操作に必要なスイッチを即座
に容易に選択操作できるようにスイッチ類の配置を完備
した医療用治療台を提供しようとするものである。
ので、治療中の術者が器具操作に必要なスイッチを即座
に容易に選択操作できるようにスイッチ類の配置を完備
した医療用治療台を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の医療用治療台
は、治療台の肩部の側縁部側面を上向きの帯状傾斜面と
なし、該傾斜面にその長手方向にわたり医療器具操作用
のメンブレィンスイッチを該スイッチ操作面が該傾斜面
にほぼ面一になるように配列したことを特徴とするもの
である。
は、治療台の肩部の側縁部側面を上向きの帯状傾斜面と
なし、該傾斜面にその長手方向にわたり医療器具操作用
のメンブレィンスイッチを該スイッチ操作面が該傾斜面
にほぼ面一になるように配列したことを特徴とするもの
である。
【0008】
【作用】 傾斜面に取付けたメンブレィンスイッチは、そ
の上面、即ちスイッチ操作面が斜め上方に向いているの
で、図2及び図3に示すように治療台の肩部の後方で治
療台上面より高い位置にある施術者の目の高さからよく
視認でき、施術者は、術者用椅子に腰掛けたままで、手
を伸ばせば、スイッチ操作面に指を接触押圧して容易に
スイッチ操作をすることができる。
の上面、即ちスイッチ操作面が斜め上方に向いているの
で、図2及び図3に示すように治療台の肩部の後方で治
療台上面より高い位置にある施術者の目の高さからよく
視認でき、施術者は、術者用椅子に腰掛けたままで、手
を伸ばせば、スイッチ操作面に指を接触押圧して容易に
スイッチ操作をすることができる。
【0009】
【実施例】本考案の実施例を図面により説明する。
【0010】図1は、歯科用治療台のバックレストの肩
部の側縁部を含む部分断面図であるが、治療台1の肩部
10の上面には、クッション3が敷設されて、患者身体
の肩部ないし上腕部9が該クッション3上に横たわって
いる状態を示す図である。
部の側縁部を含む部分断面図であるが、治療台1の肩部
10の上面には、クッション3が敷設されて、患者身体
の肩部ないし上腕部9が該クッション3上に横たわって
いる状態を示す図である。
【0011】図1(A)において、治療台肩部10の側
縁部側面が、帯状で上向きの傾斜面11とされており、
傾斜面11の長手方向に沿って、複数のメンブレィンス
イッチ2が配列されている。
縁部側面が、帯状で上向きの傾斜面11とされており、
傾斜面11の長手方向に沿って、複数のメンブレィンス
イッチ2が配列されている。
【0012】この傾斜面11に取付けたメンブレィンス
イッチ2は、治療器具の操作を行うもので、治療台1の
位置制御用、サライバーエジェクターとバキュームシリ
ンジとの作動切替用、口腔内照明用、うがい水供給用、
ハンドピース類切替用などの各スイッチである。これら
スイッチのうち、治療中使用頻度の高いものからより施
術者に近くなるように、傾斜面11に配列される。
イッチ2は、治療器具の操作を行うもので、治療台1の
位置制御用、サライバーエジェクターとバキュームシリ
ンジとの作動切替用、口腔内照明用、うがい水供給用、
ハンドピース類切替用などの各スイッチである。これら
スイッチのうち、治療中使用頻度の高いものからより施
術者に近くなるように、傾斜面11に配列される。
【0013】傾斜面11の角度は、肩部10の上面が水
平状態にあるときにこの上面に対して20〜70°の範
囲とするが、好ましくは、45°程度とするのが、治療
中の施術者の視角範囲に入り易いので、採用される。
平状態にあるときにこの上面に対して20〜70°の範
囲とするが、好ましくは、45°程度とするのが、治療
中の施術者の視角範囲に入り易いので、採用される。
【0014】図2及び図3は、歯科治療中の治療台1、
患者及び施術者の相対位置関係を示した上面図と側面図
である。この治療台1には、肩部10の先側に傾動調整
可能にヘッドレスト4が別体に隔設され、ヘッドレスト
4は、肩部10の下面側に取付部材を介して取着されて
いるが、肩部10の該傾斜面11のメンブレィンスイッ
チ2は、肩部の側縁部であって、ヘッドレスト4の取付
部左右側から横臥時の患者の肩部ないし上腕部の位置ま
での範囲に一列に配列されている。患者の下腕部から腰
部に至る側縁部位置は、患者の治療台への乗降の際に手
や腕がスイッチ2に接触して誤動作を生じさせる虞れが
あるので避けるのが好ましい。
患者及び施術者の相対位置関係を示した上面図と側面図
である。この治療台1には、肩部10の先側に傾動調整
可能にヘッドレスト4が別体に隔設され、ヘッドレスト
4は、肩部10の下面側に取付部材を介して取着されて
いるが、肩部10の該傾斜面11のメンブレィンスイッ
チ2は、肩部の側縁部であって、ヘッドレスト4の取付
部左右側から横臥時の患者の肩部ないし上腕部の位置ま
での範囲に一列に配列されている。患者の下腕部から腰
部に至る側縁部位置は、患者の治療台への乗降の際に手
や腕がスイッチ2に接触して誤動作を生じさせる虞れが
あるので避けるのが好ましい。
【0015】患者の腕等によるスイッチ2への接触を避
ける目的で、治療台1の上面より離れた位置で、傾斜面
11上のほぼ中央部にスイッチ2を配列し、また図1
(A)に示すように、患者身体と治療台上面との間にク
ッション3を介装するように治療台上面に敷設固定して
もよい。この場合、クッション3の側縁部が該傾斜面1
1に対する施術者の視界に支障にならぬように、クッシ
ョン3の側縁部の対応側面も治療台の該傾斜面11と概
ね面一な傾斜面とするのがよい。
ける目的で、治療台1の上面より離れた位置で、傾斜面
11上のほぼ中央部にスイッチ2を配列し、また図1
(A)に示すように、患者身体と治療台上面との間にク
ッション3を介装するように治療台上面に敷設固定して
もよい。この場合、クッション3の側縁部が該傾斜面1
1に対する施術者の視界に支障にならぬように、クッシ
ョン3の側縁部の対応側面も治療台の該傾斜面11と概
ね面一な傾斜面とするのがよい。
【0016】
【0017】本考案でメンブレィンスイッチ2を採用す
るのは、このスイッチが、該傾斜面に対してスイッチ操
作面がほぼ平坦な面を形成するので、これが患者の接触
による誤動作を有効に回避でき、また、該傾斜面に対し
てスイッチ操作面が凹部を形成しないので、塵埃が溜ま
り難く清掃が容易で衛生保持の点で優れているからであ
る。
るのは、このスイッチが、該傾斜面に対してスイッチ操
作面がほぼ平坦な面を形成するので、これが患者の接触
による誤動作を有効に回避でき、また、該傾斜面に対し
てスイッチ操作面が凹部を形成しないので、塵埃が溜ま
り難く清掃が容易で衛生保持の点で優れているからであ
る。
【0018】
【考案の効果】本考案の医療用治療台には、治療台の肩
部の側縁部に設けられた上向きの傾斜面に治療器具操作
用のメンブレィンスイッチが列設してあるから、治療中
の術者からスイッチが見易く、従って、治療作業をしな
がら所要のスイッチ操作をする場合には、治療中断時間
の短縮が図れ、治療作業の能率化と施術者の疲労低減に
有効であり、且つ、頻繁に使用するスイッチの衛生保持
にも有効である。
部の側縁部に設けられた上向きの傾斜面に治療器具操作
用のメンブレィンスイッチが列設してあるから、治療中
の術者からスイッチが見易く、従って、治療作業をしな
がら所要のスイッチ操作をする場合には、治療中断時間
の短縮が図れ、治療作業の能率化と施術者の疲労低減に
有効であり、且つ、頻繁に使用するスイッチの衛生保持
にも有効である。
【図1】側縁部にスイッチを取付けた治療台肩部の部分
断面図で、(A)は本考案の実施例、(B)は従来例で
ある。
断面図で、(A)は本考案の実施例、(B)は従来例で
ある。
【図2】治療中の治療台、患者及び施術者の位置関係を
示した治療台上面図。
示した治療台上面図。
【図3】治療中の治療台、患者及び施術者の位置関係を
示した治療台側面図。
示した治療台側面図。
1 治療台 10 肩部 11 傾斜面 12 垂直な側面 2 メンブレィンスイッチ 3 クッション 4 ヘッドレスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 東出 秀幸 京都府京都市伏見区東浜南町680 株式会 社モリタ製作所内 (56)参考文献 特開 昭57−195459(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 治療台の肩部の側縁部側面を上向きの帯
状傾斜面となし、該傾斜面にその長手方向にわたり医療
器具操作用のメンブレィンスイッチを該スイッチ操作面
が該傾斜面にほぼ面一になるように配列したことを特徴
とする医療用治療台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991095822U JPH0713707Y2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 医療用治療台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991095822U JPH0713707Y2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 医療用治療台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537231U JPH0537231U (ja) | 1993-05-21 |
JPH0713707Y2 true JPH0713707Y2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=14148106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991095822U Expired - Lifetime JPH0713707Y2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 医療用治療台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0713707Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3120933A1 (de) * | 1981-05-26 | 1982-12-16 | Kaltenbach & Voigt Gmbh & Co, 7950 Biberach | Behandlungsstuhl |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP1991095822U patent/JPH0713707Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0537231U (ja) | 1993-05-21 |
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JPH0334179Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |