JP3012109B2 - 歯科用ドクターチェアー - Google Patents
歯科用ドクターチェアーInfo
- Publication number
- JP3012109B2 JP3012109B2 JP5105151A JP10515193A JP3012109B2 JP 3012109 B2 JP3012109 B2 JP 3012109B2 JP 5105151 A JP5105151 A JP 5105151A JP 10515193 A JP10515193 A JP 10515193A JP 3012109 B2 JP3012109 B2 JP 3012109B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- elbow
- seat
- backrest
- extending
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、歯科治療において、術
者が使用して好適なドクター用の椅子に関する。
者が使用して好適なドクター用の椅子に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は、従来のドクター用チェアーの一
例を示す図で、図中、１は座部、２は該座部１の後方に
おいて上方に延長する支柱、３は該支柱２の上部におい
て水平方向に略円弧状に延長する背当てで、術者は、施
術時、周知のように、座部１に腰掛け、背当て３に背を
凭らせて、患者の口腔内の歯科治療を行う。
例を示す図で、図中、１は座部、２は該座部１の後方に
おいて上方に延長する支柱、３は該支柱２の上部におい
て水平方向に略円弧状に延長する背当てで、術者は、施
術時、周知のように、座部１に腰掛け、背当て３に背を
凭らせて、患者の口腔内の歯科治療を行う。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記ドクターチェアー
は、患者の口腔内の治療等を行う際には、上述のごとく
して使用して非常に効果的なものであるが、口腔外での
作業、例えば、義歯等の簡単な加工等を行う場合、術者
は、例えば、切削具を持った方の手の肘、及び／又は、
被切削物を持った方の手の肘を何らかの固定物の上に乗
せて作業すれば、作業位置が安定して非常に作業しやす
いが、上記従来のドクターチェアーには、肘を載せる場
所がなく、上述のような口腔外での作業が非常にしにく
いという問題がある。
は、患者の口腔内の治療等を行う際には、上述のごとく
して使用して非常に効果的なものであるが、口腔外での
作業、例えば、義歯等の簡単な加工等を行う場合、術者
は、例えば、切削具を持った方の手の肘、及び／又は、
被切削物を持った方の手の肘を何らかの固定物の上に乗
せて作業すれば、作業位置が安定して非常に作業しやす
いが、上記従来のドクターチェアーには、肘を載せる場
所がなく、上述のような口腔外での作業が非常にしにく
いという問題がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、（１）円形の座部と、該座部の側方より
上方に延長する第１の支柱と、該第１の支柱の上端部に
おいて水平方向に略円弧状に延長する背当てと、該背当
ての両側部から延長する肘受け部と、前記座部の側方よ
り上方かつ前記第１の支柱と高さを異にして延長すると
ともに該座部のまわりに回動可能な第２の支柱と、該第
２の支柱の上部において水平方向に略円弧状に延長する
肘受け部とを有する歯科用ドクターチェアーを特徴とし
たものであり、更には、（２）前記第１の支柱及び／又
は第２の支柱が前記座部に対して前後にスライド可能で
あること、或いは、（３）前記背当て部及び／又は肘受
け部がそれぞれ前記第１の支柱又は第２の支柱に対して
上下にスライド可能であること、或いは、（４）前記背
当て部の両側部から延長した前記肘受け部が前後方向に
スライド可能であることを特徴としたものである。
決するために、（１）円形の座部と、該座部の側方より
上方に延長する第１の支柱と、該第１の支柱の上端部に
おいて水平方向に略円弧状に延長する背当てと、該背当
ての両側部から延長する肘受け部と、前記座部の側方よ
り上方かつ前記第１の支柱と高さを異にして延長すると
ともに該座部のまわりに回動可能な第２の支柱と、該第
２の支柱の上部において水平方向に略円弧状に延長する
肘受け部とを有する歯科用ドクターチェアーを特徴とし
たものであり、更には、（２）前記第１の支柱及び／又
は第２の支柱が前記座部に対して前後にスライド可能で
あること、或いは、（３）前記背当て部及び／又は肘受
け部がそれぞれ前記第１の支柱又は第２の支柱に対して
上下にスライド可能であること、或いは、（４）前記背
当て部の両側部から延長した前記肘受け部が前後方向に
スライド可能であることを特徴としたものである。
【０００５】
【作用】背当ての両側部に術者の肘を載せるための肘受
け部を設けるとともに、座部のまわりに回動自在に、か
つ、前記肘受け部に対して高さを違えて他の肘受け部を
設け、口腔外での作業、例えば、義歯の修正等をすると
き、切削具を持った方の手の肘、及び、被切削物を持っ
た方の手の肘をそれぞれ前記の肘受け部の上に載せて作
業位置を安定させ、作業性を向上させる。
け部を設けるとともに、座部のまわりに回動自在に、か
つ、前記肘受け部に対して高さを違えて他の肘受け部を
設け、口腔外での作業、例えば、義歯の修正等をすると
き、切削具を持った方の手の肘、及び、被切削物を持っ
た方の手の肘をそれぞれ前記の肘受け部の上に載せて作
業位置を安定させ、作業性を向上させる。
【０００６】図１は、本発明によるドクターチェアーの
一実施例を説明するための図で、図３に示した従来のド
クターチェアーと同様の作用をする部分には、図３の場
合と同一の参照番号が付してある。
一実施例を説明するための図で、図３に示した従来のド
クターチェアーと同様の作用をする部分には、図３の場
合と同一の参照番号が付してある。
【０００７】而して、本発明においては、背当て３の両
側には、肘受け部３ａ、３ｂがそれぞれ延長して設けら
れており、これらの肘受け部３ａ、３ｂはそれぞれ前後
方向（矢印Ｃ方向）に位置調整可能に取り付けられてい
る。また、支柱（第１の支柱という）２は、座部１に対
して前後方向（矢印Ｂ方向）に、また、背当て部３は、
第１の支柱２に対して上下方向（矢印Ａ方向）に調整可
能になっている。
側には、肘受け部３ａ、３ｂがそれぞれ延長して設けら
れており、これらの肘受け部３ａ、３ｂはそれぞれ前後
方向（矢印Ｃ方向）に位置調整可能に取り付けられてい
る。また、支柱（第１の支柱という）２は、座部１に対
して前後方向（矢印Ｂ方向）に、また、背当て部３は、
第１の支柱２に対して上下方向（矢印Ａ方向）に調整可
能になっている。
【０００８】また、１１は座部１の側方に立設された第
２の支柱で、この第２の支柱１１の上部には、水平方向
にかつ座部１に対して略同心に延長する肘受け１２が設
けられており、この肘受けの高さは、前記背当て部３に
設けられた肘受け部３ａ、３ｂよりも高く（又は低く）
なっている。この肘受け１２は、第２の支柱１１に対し
て上下方向（矢印Ａ方向）に調整可能であり、また、第
２の支柱１１は座部１に対して前後方向（矢印Ｂ方向）
に調整可能であり、かつ、座部１のまわり（矢印Ｄ方
向）に回動可能である。
２の支柱で、この第２の支柱１１の上部には、水平方向
にかつ座部１に対して略同心に延長する肘受け１２が設
けられており、この肘受けの高さは、前記背当て部３に
設けられた肘受け部３ａ、３ｂよりも高く（又は低く）
なっている。この肘受け１２は、第２の支柱１１に対し
て上下方向（矢印Ａ方向）に調整可能であり、また、第
２の支柱１１は座部１に対して前後方向（矢印Ｂ方向）
に調整可能であり、かつ、座部１のまわり（矢印Ｄ方
向）に回動可能である。
【０００９】図２は、図１に示したドクターチェアーを
上部より見た平面図で、図示の状態においては、術者
は、肘受け１２のＰ点付近に左手の肘を載せ、背当て３
の肘受け部３ａのＱ点付近に右手の肘を載せて作業をす
る。或いは、肘受け１２を鎖線位置にずらして、Ｑ’付
近に左手の肘を載せ、Ｐ’点付近に右手の肘を載せて作
業をする。しかも、その場合、背当て３及び肘受け１２
を上下方向に調節可能であるので、両肘受け部の高さを
同じにして、或いは、高さを異にして肘を載せることが
でき、しかも、前後方向の位置も調節できるので、術者
は、作業のしやすい姿勢で作業をすることができる。
上部より見た平面図で、図示の状態においては、術者
は、肘受け１２のＰ点付近に左手の肘を載せ、背当て３
の肘受け部３ａのＱ点付近に右手の肘を載せて作業をす
る。或いは、肘受け１２を鎖線位置にずらして、Ｑ’付
近に左手の肘を載せ、Ｐ’点付近に右手の肘を載せて作
業をする。しかも、その場合、背当て３及び肘受け１２
を上下方向に調節可能であるので、両肘受け部の高さを
同じにして、或いは、高さを異にして肘を載せることが
でき、しかも、前後方向の位置も調節できるので、術者
は、作業のしやすい姿勢で作業をすることができる。
【００１０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、従来の椅子の機能を損なうことなく、非常に
作業性のよい歯科用ドクターチェアーを提供することが
できる。特に、本発明によると、口腔外での作業、例え
ば、義歯等の加工を行う場合、両肘を肘受けに載せて作
業することができ、しかも、両肘を載せる位置を任意に
調整することができるので、作業しやすい姿勢で作業す
ることができ、長時間の作業にも疲れることなく、作業
することができる。
によると、従来の椅子の機能を損なうことなく、非常に
作業性のよい歯科用ドクターチェアーを提供することが
できる。特に、本発明によると、口腔外での作業、例え
ば、義歯等の加工を行う場合、両肘を肘受けに載せて作
業することができ、しかも、両肘を載せる位置を任意に
調整することができるので、作業しやすい姿勢で作業す
ることができ、長時間の作業にも疲れることなく、作業
することができる。
【図１】本発明による歯科用ドクターチェアーの一実施
例を説明するための概略斜視図である。
例を説明するための概略斜視図である。
【図２】図１に示したドクターチェアーの平面図であ
る。
る。
【図３】従来の歯科用ドクターチェアーの一例を説明す
るための斜視図である。
るための斜視図である。
１…座部、２…第１の支柱、３…背当て、３ａ、３ｂ…
肘受け部、１１…第２の支柱、１２…肘受け。
肘受け部、１１…第２の支柱、１２…肘受け。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61G 15/00 A47C 7/54
Claims (4)
- 【請求項１】 円形の座部と、該座部の側方より上方に
延長する第１の支柱と、該第１の支柱の上端部において
水平方向に略円弧状に延長する背当てと、該背当ての両
側部から延長する肘受け部と、前記座部の側方より上方
かつ前記第１の支柱と高さを異にして延長するとともに
該座部のまわりに回動可能な第２の支柱と、該第２の支
柱の上部において水平方向に略円弧状に延長する肘受け
部とを有することを特徴とする歯科用ドクターチェア
ー。 - 【請求項２】 前記第１の支柱及び／又は第２の支柱が
前記座部に対して前後にスライド可能であることを特徴
とする請求項１に記載の歯科用ドクターチェアー。 - 【請求項３】 前記背当て部及び／又は肘受け部がそれ
ぞれ前記第１の支柱又は第２の支柱に対して上下にスラ
イド可能であることを特徴とする請求項１又は２に記載
の歯科用ドクターチェアー。 - 【請求項４】 前記背当て部の両側部から延長した前記
肘受け部が前後方向にスライド可能であることを特徴と
する請求項１乃至３のいずれか１項に記載の歯科用ドク
ターチェアー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5105151A JP3012109B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 歯科用ドクターチェアー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5105151A JP3012109B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 歯科用ドクターチェアー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06292697A JPH06292697A (ja) | 1994-10-21 |
| JP3012109B2 true JP3012109B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=14399724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5105151A Expired - Fee Related JP3012109B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 歯科用ドクターチェアー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3012109B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP5105151A patent/JP3012109B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06292697A (ja) | 1994-10-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4699423A (en) | Chair system particularly useful for a dental office | |
| US5537702A (en) | Tomographic pillow with upper arm support | |
| US4076230A (en) | Portable, readily storable patient treatment table | |
| US5678894A (en) | Dental chair with headrest | |
| US6478529B1 (en) | Reclining platform wheelchair support | |
| JPH04501969A (ja) | 椅子例えば複合椅子における配置 | |
| US5203609A (en) | Dental patient chair with changing patient position while maintaining mouth position | |
| Finkbeiner | Selecting equipment for the ergonomic four-handed dental practice | |
| GB2129290A (en) | Patient support | |
| EP0035151B1 (en) | An asymmetrical anatomic arm-chair, particularly for odontological use | |
| JP3012109B2 (ja) | 歯科用ドクターチェアー | |
| US3729227A (en) | Dental chair | |
| US3071412A (en) | Head rest | |
| JP2579420Y2 (ja) | 歯科用ドクターチェアー | |
| JPH0612757Y2 (ja) | 医療用椅子 | |
| JP5391171B2 (ja) | 歯科治療ユニット | |
| JP3080745U (ja) | 姿勢保持具 | |
| CA3021801A1 (en) | Torso support chair | |
| JPH0713707Y2 (ja) | 医療用治療台 | |
| Anderson | The selection and use of operator's stools and contour chairs | |
| JP3221141U (ja) | 歯科用椅子 | |
| JPS5920162A (ja) | 座位分娩台 | |
| JPH07184964A (ja) | 歯科用ドクターチェアー | |
| JP3563885B2 (ja) | 治療椅子 | |
| JPH0710740Y2 (ja) | 歯科用診療装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |