JPH07136638A - 屎尿処理装置 - Google Patents

屎尿処理装置

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Publication number
JPH07136638A
JPH07136638A JP5307135A JP30713593A JPH07136638A JP H07136638 A JPH07136638 A JP H07136638A JP 5307135 A JP5307135 A JP 5307135A JP 30713593 A JP30713593 A JP 30713593A JP H07136638 A JPH07136638 A JP H07136638A
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JP
Japan
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opening
human waste
drying
drying pot
waste treatment
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JP5307135A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Kishi
光宏 岸
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Japanic Corp
Original Assignee
Japanic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥釜に屎尿を投入し、屎尿を加熱して蒸
発、乾燥させ、乾燥後に乾燥釜に残る残渣を清掃させ
る。 【構成】 外部から密閉された箱体と、内部に屎尿を収
納できる耐熱性のある乾燥釜34と、この乾燥釜34を
加熱する加熱手段36と、この乾燥釜34をその開口が
上方から下方になるように転倒させることのできる転動
手段と、乾燥釜34の開口を開閉し、閉鎖した時には塵
埃のみを通過させることのできる開閉蓋手段と、乾燥釜
34の内部に収納され、球形状をした複数の清掃体37
とから構成された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浄化処理施設のない屋
外、船舶、電車等の交通機関、外囲から閉鎖されてバキ
ュームカーが入り込めないトンネル内等での屎尿の処理
を行う屎尿処理装置に関し、特に屎尿を加熱して蒸発、
乾燥した後に乾燥釜に残る残渣を簡易に清掃することが
できる屎尿処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人体から排泄された屎尿は、一般の家屋
においては水洗トイレ等により下水管に放出するか、浄
化槽に一時貯留して浄化してから河川に放流するのが通
例である。しかしながら、屋外で催物を行う場合、例え
ば運動会、見本市、集会等の人員が多数繰り出す会場で
は、従来から仮設の便所を設けることで参加者の生理的
現象を解消していた。また、火災、地震、台風などによ
って家屋が破壊された場合には、火災地、罹災地などに
おいては臨時に仮設の便所を設けることで伝染病の発生
を防止していた。
【0003】このような、従来における屋外や浄化施設
のない場所での仮設による屎尿の処理では、移動できる
仮設便所が用いられていた。しかし、その多くは屎尿を
一時収納する便槽を持った構造のものであり、人体から
排泄された屎尿はこの便槽に蓄えられるものであった。
従って、仮設便所を使用した後には、バキュームカー等
によって便槽に貯留された屎尿を回収し、浄化施設のあ
る屎尿処理施設に移送しなけらばならないものであっ
た。このため、回収後の処理が必要となり、後の処理に
手数がかかるとともに非衛生的なものであった。
【0004】また、長距離を移動する電車、バス、船舶
等の交通機関では、排泄された屎尿を保管する専用のタ
ンクを備えており、このタンク内に屎尿を収納し、化学
薬品等で防臭処理を行った後、終着駅や中継地点でバキ
ュームカーにより回収する方法が一般的であった。
【0005】このように、従来の仮設便所、あるいは移
動できる交通機関での屎尿の処理は、人体より排泄され
たままの状態で貯留し、その後回収するのがほとんどで
あった。このため、貯留方法、回収方法、処理方法の何
れをとっても原始的であり、極めて非衛生的であると言
わざるを得なかった。従って、長期間仮設便所を使用し
ていると、排泄した屎尿がタンク内に残留し、悪臭の原
因となるものであった。また、使用後の処理作業は作業
員に嫌がれるため、仮設便所を設置した後のメンテナン
スの近代化のためからも好ましいものではなかった。
【0006】このような現状からして、従来より衛生的
に屎尿を処理する方法が各種考えられていた。例えば、
屎尿と共に化学薬品を投入し、殺菌及び防臭を行う方法
がある。この方法は新幹線等の交通機関に多く用いられ
ているが、薬品がタンク内で循環するため、長期の使用
ができず、また薬品の使用による経費が高くなる欠点が
あった。
【0007】さらに、ビニール等の袋に屎尿を収納して
パッキングすることにより、臭いの発散を防止する方法
も考えられている。しかし、一回の排泄においてかなり
広い面積のビニール袋を使用しなければならず、処理費
用が高くなるとともに、後日ビニール袋から屎尿を分離
するための処理が煩わしく、かつその処理施設が大掛か
りとなるものであった。
【0008】さらに、排泄された屎尿をバーナー等の火
力で直接乾燥させる方法も考えられている。しかしなが
ら、屎尿の大部分の成分は水分であるため、この水分を
除去するためには、多くのエネルギーを必要としてい
た。また、従来のように単純に火力で乾燥処理させる方
法では、一回の処理時間が長くなるものであった。
【0009】このため、本願の出願人と同一の発明者は
屎尿を収納する乾燥釜内に回転する攪拌羽根を設け、さ
らに、乾燥釜には多数の蓄熱体を収納させた屎尿処理装
置を提案している。この装置では、乾燥釜を外部から加
熱すると同時に攪拌羽根を回転させることで、迅速に屎
尿を乾燥させ、屎尿の大部分の成分である水分を蒸発さ
せることができるものである(特願昭63年12415
0号、特願平2年411577号、特願平3年1892
81号、特願平5年31170号など)。
【0010】この新しく提案された屎尿処理装置では、
密閉した乾燥釜内に屎尿を収納し、この密閉した乾燥釜
の下部をヒーター等により加熱させることで蒸発させて
いた。このような密閉した乾燥釜内で屎尿を蒸発させて
乾燥させるため、悪臭が外部に分散されず極めて衛生的
に処理できるものであった。そして、蒸発した水蒸気の
うち悪臭の成分は触媒と接触させることにより酸化還元
させ、無臭となった状態で大気中に拡散させていた。こ
の処理は、極めて衛生的であり、かつ作業がシステム化
することができるため、メンテナンス等において作業員
に負担をかけないものである。このため、従来の汲み取
り方式による仮設便所と異なり、近代的で衛生的な処理
ができるものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、乾燥釜内
に屎尿を収納し、この乾燥釜を加熱すること屎尿を乾燥
させると、屎尿の大部分の成分である水分は蒸発する。
しかし、屎尿の成分に数%含まれている水蒸気として蒸
発できない成分、例えば繊維質や塩分等はそのまま残
り、乾燥釜の底、壁に残渣となって残留することにな
る。これらの残渣は、乾燥釜を複数回使用して屎尿を蒸
発させた後には底、壁に順次積み重なり、終極的には固
くこびり付くことになっていた。この残渣が乾燥釜に厚
く付着すると、熱伝導性が悪くなり、また、連続して長
期に屎尿を処理できなくなる原因となっていた。
【0012】このため、屎尿を収納した乾燥釜を定期的
に清掃し、長期に渡って連続して屎尿を処理できるよう
に自動清掃機構を設けた屎尿処理装置も開発されてい
る。この機構では、例えば乾燥釜の内部に攪拌羽根を設
け、この攪拌羽を回転させることで乾燥釜の底や壁に堆
積した残渣を剥ぎ取り、粉末状に加工した後で空気流で
吸い上げて回収させる方法などが知られていた。このよ
うな攪拌羽根による清掃機構では回転させるために乾燥
釜内に回転軸や攪拌羽根を設けなければならず、その構
造が複雑となっていた。また、乾燥釜を加熱した熱が同
時にこれらの清掃機構も加熱することになり、これらの
機構を耐熱性のある材料で形成しなければならなず、装
置の価格が高くなる欠点を有していた。
【0013】また、屎尿処理装置を仮設便所に応用し
て、一般公衆に便器の使用を許可すると、利用者によっ
ては屎尿の排泄ばかりでなく、ズボン、万年筆、ベルト
などの乾燥しない物品までも屎尿処理装置の乾燥釜に投
下させることもあった。このような屎尿以外の異物は加
熱しても蒸発しないばかりか、その原型を保っているた
め乾燥釜内に残留し、攪拌羽根を傷めたり、駆動機構の
負荷を大きくする原因となり、故障の大きな要因となっ
ていた。
【0014】このため、長期に乾燥釜を使用するために
は、屎尿処理装置に残渣の清掃機構を設けなければなら
ないが、この清掃機構がより簡易な構成で、しかも乾燥
釜の残渣を確実に除去できる機構の開発が望まれてい
た。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、外部から密閉
された箱体と、この箱体内に設けられ、上方に開口を持
ち、その内部に屎尿を収納できる耐熱性のある乾燥釜
と、この乾燥釜を加熱する加熱手段と、この乾燥釜をそ
の開口が上方から下方になるように転倒させることので
きる転動手段と、乾燥釜の開口を開閉し、閉鎖した時に
は塵埃のみを通過させることのできる開閉蓋手段と、乾
燥釜の内部に収納され、球形状をした複数の清掃体とか
ら構成されたことを特徴とする屎尿処理装置を提供する
ものである。
【0016】
【作用】本発明では、屎尿を収納する乾燥釜の側面が支
軸で保持してあり、この支軸が保持機構によって軸支し
てある。このため、乾燥釜は屎尿の投入、乾燥処理では
その開口が常時上方に向いており、この開口より屎尿を
投入した後に加熱することで乾燥させることができる。
そして、一回の屎尿の乾燥の後、又は複数回の屎尿の乾
燥の後において、乾燥釜の上部にある蓋を閉め、支軸を
中心にして乾燥釜全体を逆転させる。この乾燥釜を反転
させると、乾燥釜内部にある残渣は蓋に開口した小穴か
ら下方に落下することになり、同時に乾燥釜内に収納し
た清掃球もその自重によって落下し、乾燥釜の壁面など
に付着している残渣を強制的に剥ぎ取り落下させる。そ
して、剥ぎ取られた残渣は蓋の小穴より乾燥釜の外部に
放出されるが、清掃球はそのまま蓋に引っ掛かって乾燥
釜内に残ることになる。
【0017】このような乾燥釜の転倒作用を複数回行う
ことにより、乾燥釜内に付着している残渣は蓋の小穴か
ら放出される。そして、乾燥釜を複数回転倒させた後
に、再度屎尿の乾燥処理のために待機しなければならな
いが、この場合には前述とは逆に支軸により乾燥釜を垂
直に立ち上げて固定する。この乾燥釜の開口は上方に向
かって開口しており、開口を塞いでいる蓋を開けておく
ことで、次の屎尿の乾燥処理に対応することができる。
この順序により、屎尿を連続して蒸発処理することが可
能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。本実施例では、屎尿処理装置をそれだけ単独で自由
に移動させることができる仮設便所1に応用した例につ
いて説明する。
【0019】図1は、本実施例における仮設便所1の外
観を示すものである。この仮設便所1の外枠は、例えば
プラスチックや強化合成樹脂等で形成された立体形の箱
状をしており、仮設便所1の底部は地面に設置される基
台2が設けてある。この基台2は立方体形をしており、
基台2の上部には屋根を設けたハウス3が載置してあ
る。このハウス3の前面には、前方に開閉して利用者が
ハウス3内に自由に出入りすることができるドアー4が
取り付けてある。
【0020】そして、この仮設便所1の内部であって基
台2の上部には、屎尿を乾燥して処理する外部から密閉
された箱体としての屎尿処理装置5が固定してある。こ
の屎尿処理装置5の上面中央には洋式の便器6が固定し
てあり、仮設便所1の利用者はこの便器6を排泄のため
に利用ることができる。このハウス3の後部には屎尿処
理装置5から蒸発された水蒸気や熱風を外部に放出する
ための煙突7がやや垂直となるよう設けてある。
【0021】次に、図2は、図1で示した屎尿処理装置
5の内部の構造を示す断面図であり、ユニット状となっ
た屎尿処理装置5の内部の具体的な配置を示している。
この屎尿処理装置5は外部から密閉された金属性の箱状
をしており、この屎尿処理装置5の上面には便器6が載
置固定してある。また、屎尿処理装置5の内部は空間と
なっており、この空間の上部には板状の天井板10が水
平に固定してあり、さらにこの空間の下部には鋼板を折
り曲げて形成した底板23が固定してあり、屎尿処理装
置5の内部は上側から3つの空間に分離されている。ま
た、屎尿処理装置5の内部空間の後側(図2中右側)の
内壁には、空気の流動を規制するためにややくの字形に
曲げて形成した案内板17が固着してある。これらの天
井板10、底板23、案内板17はそれぞれ屎尿処理装
置5の内壁に固着してあり、それぞれの空間に空気が流
入しないように気密に分離している。この天井板10と
底板23により、屎尿処理装置5の内部中央には燃焼室
31が形成されていることになる。
【0022】この屎尿処理装置5の上面と天井板10の
間を突き抜けて、円筒形をした導入パイプ11がその軸
芯をやや垂直となるように固定してあり、この導入パイ
プ11の上端は前記便器6の下部に接続してあり、下端
の開口は天井板10の下方に向けてある。そして、導入
パイプ11の途中には、この導入パイプ11の通路を開
閉するためのシャッター12が設けてある。
【0023】さらに、屎尿処理装置5の内壁の天井と天
井板10の間であって、便器6より後部(図2において
右側)の位置には、屎尿処理装置5の内壁と天井板10
の閉鎖するように板状の仕切り板13が垂直に固着して
ある。この仕切り板13によって、天井板10の空間は
気密に閉鎖され、この後部の空間は触媒室14として使
用される。
【0024】前述のように、屎尿処理装置5の内部空間
の後方の側面であって、天井板10と底板23の間に位
置してややくの字形に曲げられた案内板17が固着して
ある。この案内板17は整流板としての作用を行うもの
であり、前記天井板10と案内板17により燃焼室31
から触媒室14へ水蒸気や熱風を流動させるための煙流
路18が形成されている。また、案内板17の下半分は
内壁方向に向けて傾斜しており、後述するように残渣を
落下させるための作用をしている。
【0025】前述の触媒室14の内部には白金、パラジ
ウムなどの貴金属を含んだ触媒15が収納してあり、触
媒15の外周にはこの触媒15の機能を保持させるため
に加熱させるヒーター16が巻き廻してある。そして、
この屎尿処理装置5の後部の上面にはこの触媒室14と
連通するように煙突7の下端が接続してあり、触媒室1
4内の空気は煙突7により外囲に放出できるようになっ
ている。また、この煙突7の途中には送風機19が設け
てあり、送風機19内にはモーター20とこのモーター
20によって駆動されるファン21が収納してある。
【0026】前述のように、屎尿処理装置5の内部の下
部には鋼板を折り曲げて形成した底板23が固定してあ
る。この底板23の断面形状は、その中央部が水平な保
持部24であり、その前側(図2中において左側)は上
方に向けて立ち上がった円弧状をした回曲部25となっ
ており、この回曲部25の上端は屎尿処理装置5の内部
側壁に固定してある。また、底板23の保持部24の後
側(図2中において右側)は下方に向けて垂れ下がった
段差部26となっており、この段差部26の下端には後
側に水平に延長した転倒部27が形成してある。次い
で、この転倒部27の後側は上方に向けて回曲してあ
り、その頂部は前記保持部24より少し高い位置にあ
り、この頂部が衝撃体としての衝撃部28となってい
る。
【0027】さらに、底板23の衝撃部28より後側は
下方に向かって垂れ下がっており、この垂れ下がった下
部はその後水平に延長し、その終端は屎尿処理装置5の
後部(図2中において右側)の側壁に固着してある。そ
して、この底板23における、衝撃部28と側壁の間の
水平部分には深さが浅い皿状をした灰皿29が着脱自在
に載置してある。なお、屎尿処理装置5の後ろの側面
(図2において右側)下部には燃焼室31と外部を連通
する開口が形成してあり、この開口には開閉できる灰取
り蓋30が取り付けてある。この灰取り蓋30は、定期
的な点検や修理の際に開けることができ、残渣を溜めて
ある灰皿29を外部に取り出すことができ、灰皿29の
清掃や取替を行うことが出来るものである。なお、屎尿
処理装置5の前面(図2において左側)には、天井板1
0と底板23の間に位置して外部の空気を燃焼室31に
導入するための吸気口33が開口してある。
【0028】このようにして、外部から密閉された屎尿
処理装置5の内部空間は、天井板10、仕切り板13、
案内板17、底板23によって区画され、それぞれが独
立した密閉した空間を形成することになる。特に、天井
板10の下面と底板23の上面とによって形成された大
きな空間は、熱を発生して屎尿を乾燥させるための燃焼
室31となっており、図示しないが断熱材などにより熱
を外部に放出しないように保温されている。
【0029】そして、前述した底板23の保持部24は
前記導入パイプ11の中心軸の下部に一致して設けてあ
り、この保持部24の上面には筒状をして上方が開口し
て底を有する燃焼筒34が載置されている。この燃焼筒
34は、例えばステンレス、鉄等の金属を用いた耐熱性
のある材料で形成してあり、その下部外周にはこの燃焼
筒34全体を加熱させるための加熱手段としてのヒータ
ー36が巻き廻すようにして固着してある。また、燃焼
筒34の内部空間には鉄等の耐衝撃性を持つ材料で形成
された球形状をした複数個の清掃球37が収納してあ
る。そして、燃焼筒34の両側面のほぼ中央には、この
燃焼筒34を保持するための支持軸35が左右に突起さ
せてある。そして、燃焼筒34の上部開口の側面には、
この燃焼筒34の開口を開閉することができる開閉蓋手
段としての分離板38が横方向に移動できるように取り
付けてある。なお、前記屎尿処理装置5の内部であっ
て、吸気口33に近い位置の天井板10には、この分離
板38を作動するための開閉機構39が取り付けてあ
る。
【0030】次に、図3は前記した屎尿処理装置5の内
部の構成を図示したものである。この図では、前述した
燃焼筒34の両側面の中央左右にはそれぞれ支持軸35
が突起させてあり、両支持軸35によって燃焼筒34を
持ち上げることができるようになっている。そして、両
支持軸35のそれぞれは屎尿処理装置5の側面に上側に
向けて弓状に曲げられた半月型をした案内溝41に挿通
してあり、それぞれの支持軸35はこの案内溝41の軌
跡に沿って移動できるようになっている。
【0031】次に、図4は、図3における燃焼筒34を
保持するための機構を取り出して示したものである。前
記燃焼筒34の上部側面にはスリット状をした開口が形
成されており、この開口の上下に位置して水平方向に延
長した舌状の下保持板43、上保持板44が固定してあ
る。この下保持板43の水平方向の長さは上保持板44
の水平方向の長さよりも長く設定してあり、それぞれは
前記開閉機構39の方向に向けられている。そして、燃
焼筒34の側面に開口されたスリット状の開口には小判
形をした板状の分離板38が摺動自在に挿入してあり、
分離板38の燃焼筒34の開口部分に位置した面には複
数個の放出穴46が貫通開口してある。これらの放出穴
46の内径は前記の清掃球37を通過させない程度の大
きさに設定してある。また、分離板38の前面(図4中
左側)の上面には係合ピン45が突起させて固定してあ
り、この係合ピン45によりこの分離板38全体を移動
させることができる。
【0032】そして、前述したように燃焼筒34の両側
面の中央には左右に支持軸35が突起させてあり、それ
ぞれの支持軸35は屎尿処理装置5の側面に溝状に開口
した案内溝41を挿通して屎尿処理装置5の両側面に突
出させてある。また、この屎尿処理装置5の下部側面の
左右にはそれぞれ係合ピン45が設けてあり、この係合
ピン45には細長い板状をした作動板49が揺動自在に
軸支してある。この作動板49は上方に向けて延長して
あり、その上部の先端には溝状をした摺動溝50が切り
込んであり、この摺動溝50の溝内に前記支持軸35が
挿入してある。このため、各支持軸35はそれぞれ作動
板49の上端に形成した摺動溝50で保持されることに
なる。さらに、それぞれの作動板49のやや上部にはシ
リンダーロッド52の先端が連結してあり、このシリン
ダーロッド52を作動させる油圧シリンダー51の基部
は屎尿処理装置5の側面に連結してある。このため、両
側の作動板49はそれぞれシリンダーロッド52の伸縮
動によって支軸48を中心として揺動できるようになっ
ている。
【0033】さらに、前記支持軸35の左右の先端には
大歯車53が固着してあり、屎尿処理装置5にはモータ
ー54が固着してあり、モーター54の駆動軸には小歯
車55が固着してあり、大歯車53と小歯車55の間に
はチェーン56が巻き廻してある。この構成により、モ
ーター54が作動するとその回転力は小歯車55を駆動
し、次いでチェーン56を介して大歯車53、支持軸3
5を回転させる。こうして、モーター54により燃焼筒
34は支持軸35を回転の中心として回転させられるこ
とになる。これらの大歯車53、モーター54、小歯車
55、チェーン56によって転動手段が構成されてい
る。
【0034】そして、図5は、図4において説明した、
燃焼筒34を保持するための機構と、回転させるための
手段を屎尿処理装置5との相互関連で示した説明図であ
る。この機構では、屎尿処理装置5の側面に固定した支
軸48は、導入パイプ11、燃焼筒34の軸線を下方に
延長した位置に設けてある。また、前記案内溝41は、
その中央が上方に膨らんだ円弧形をしており、この案内
溝41の一端は導入パイプ11と支軸48を結ぶ直線上
に位置させてあり、案内溝41の全体は支軸48より後
側(図5中で右側)に位置させてある。
【0035】次に、図6は前述した屎尿処理装置5の内
部にある燃焼筒34と開閉機構39の相互の関連を示す
ものである。前述した燃焼筒34の内部には複数の球形
をした清掃球37が収納してあり、燃焼筒34の下部外
周にはシーズヒーター等を巻き廻して接着剤等で固定し
たヒーター36が固定してある。また、前述した開閉機
構39は、駆動源であるモーター58と、このモーター
58によって回転させられる鎌板59で構成されてい
る。このモーター58の回転軸は下方に向けてあり、こ
のモーター58の回転軸には弓形をした鎌板59の基部
が固着してある。この鎌板59は、その内周面に分離板
38に突起した係合ピン45を接触させることができ、
鎌板59が回転すると鎌板59の内周面に係合ピン45
の側面が接触し、係合ピン45及び分離板38は鎌板5
9の内周面の形状に従ってモーター58方向に引き寄せ
られることになる。
【0036】また、図7は前記開閉機構39の鎌板59
と燃焼筒34に挿入した分離板38の位置関係を示すも
のである。この鎌板59は大きく弓なりに曲がった形状
をしており、その長さは燃焼筒34が垂直に立ち上げら
れて停止した状態で係合ピン45と接触できる程度の長
さに設定してある。そして、鎌板59が図7においてD
方向に回動すると、係合ピン45は鎌板59の内周壁に
接触し、分離板38はE方向に引き出される。このよう
にして、分離板38がE方向に引き出されると、小判形
となっている分離板38は下保持板43、上保持板44
で案内されて図7において左方向に移動し、分離板38
で塞がれていた燃焼筒34の開口は大きく開放すること
になる。なお、分離板38が移動して燃焼筒34の開口
が開いた状態は図8のように示される。この図8におい
ては、鎌板59が大きく回動した結果、係合ピン45が
その内周に沿って移動し、係合ピン45によって分離板
38は燃焼筒34より引き出され、燃焼筒34の上部の
開口が大きく開いた状態となっている。このため、図8
では、上部から見て燃焼筒34の底部が見通せる状態と
なっている。このような状態で待機しており、このまま
上方から屎尿を落下させると、分離板38に邪魔されず
に屎尿は燃焼筒34の底に堆積させられることになる。
【0037】次に、本実施例の作用を説明する。
【0038】まず、仮設便所1を使用する場合には、仮
設便所1の利用者はドアー4を開けてハウス3の内部に
入り便器6に向かって屎尿を排泄する。排泄された屎尿
は便器6で集められ、開いているシャッター12を通過
して導入パイプ11を落下し、燃焼筒34の底に貯留さ
れる。
【0039】このようにして利用者による排泄行為が終
わったならば、その利用者によって排泄された屎尿の蒸
発処理を行うことになる。先ず、便器6に向かって排泄
した利用者は図示しない始動スイッチを押し、屎尿の蒸
発処理の指示をする。すると、シャッター12が水平に
移動して導入パイプ11を閉鎖し、便器6と燃焼室31
との連通を遮蔽する。これは乾燥処理の際に、発生した
悪臭が便器6を通じて外部に流出するのを防止するため
である。このシャッター12の作動と同時にヒーター3
6に電力が供給され、ヒーター36が発熱するために燃
焼筒34は加熱させられる。すると、燃焼筒34の内部
に蓄えられていた屎尿はヒーター36からの熱によって
沸騰させられ、屎尿の大部分の成分である水分は水蒸気
となって蒸発し、蒸発した水蒸気は燃焼筒34の開口よ
り燃焼室31に流出する。
【0040】また、この動作と同時にモーター20に電
力を供給し、ファン21を回転させ、ヒーター16にも
電力を供給して、ヒーター16により触媒15を加熱さ
せる。前述のファン21が回転すると、燃焼室31の内
部にある空気は煙流路18をより触媒室14に移動し、
次いで触媒15を通過した後に煙突7より外囲に拡散さ
れる。このファン21によって吸引された空気は燃焼室
31より外囲に流動するが、外囲に拡散されたのと同じ
量の空気は吸気口33より燃焼室31に流入する。この
空気の流動により、燃焼室31内には常時外部からの新
しい空気が流入した順次補充されることになる。そし
て、このファン21によって空気の流動が行われるが、
燃焼室31からの水蒸気を含んだ空気が触媒15を通過
する際に、悪臭が除去されて無臭となって煙突7より外
囲に排出される。すなわち、ヒーター16が発熱してい
て触媒15を加熱しており、触媒15はその機能を発揮
できる温度に維持されており、燃焼筒34から蒸発され
た水蒸気に含まれた悪臭の成分であるアンモニアや尿素
等の成分がこの触媒15と接触すると酸化還元され、悪
臭の成分が除去されて無臭の状態に変化させられる。こ
のため、屎尿処理装置5が作動していても、仮設便所1
の外部には悪臭を発散させることがない。
【0041】このような蒸発処理の動作を継続すること
により、燃焼筒34の内部に収納した屎尿は、その大部
分の成分である水分は水蒸気となって蒸発し、全ての水
分が蒸発した後には蒸発することができなかった繊維質
や塩分等の固形分が残留することになる。全ての水分が
蒸発して蒸発処理が完了したならば、次いでこの燃焼筒
34の内部の清掃の処理に移行する。
【0042】燃焼筒34に投入された屎尿の全ての水分
が蒸発したならば、燃焼筒34の温度は急激に上昇する
ことになるため、この温度変化を図示しない温度センサ
ーで検知し、ヒーター36への通電を停止して燃焼筒3
4の加熱を中止する。また、開閉機構39におけるモー
ター58を逆方向に回動させ、鎌板59の先端を係合ピ
ン45と接触しない位置に移動させておく(図9中の
(イ)の状態が作動を開始する前の状態である)。
【0043】次いで、油圧シリンダー51に圧力油を供
給し、そのシリンダーロッド52を縮小させてシリンダ
ーロッド52を図4中A方向に引き寄せ、連結した作動
板49を支軸48を中心としてB方向に揺動させる。こ
の作動板49の揺動により、作動板49の摺動溝50に
嵌め合わせた支持軸35は図4において右方向(図5に
おいても右方向)に移動する。この支持軸35の移動に
おいて、支持軸35は案内溝41の溝の形状に沿って移
動することになる。すなわち、上方に向けて曲げられた
円弧状の形状に従い、支持軸35は一旦上方に持ち上げ
られるため、燃焼筒34は持ち上げられてその下面は保
持部24の上面より離される。次いで、シリンダーロッ
ド52がさらに縮小すると、支持軸35は図3、図4で
示すように円弧を描いて移動し、燃焼筒34は宙に浮い
た状態で図中右方向に移動する。このため、燃焼筒34
が最大限右方向に移動した状態では、燃焼筒34の下面
は保持部24より離れ、転倒部27の上部に位置するこ
とになる(この状態が図9中の(ロ)で示される)。
【0044】このように、燃焼筒34が支持軸35によ
って移動され、その下面が転倒部27の上方で空中に浮
いた状態でモーター54を駆動させると、その回転力は
小歯車55に伝えられ、チェーン56、大歯車53を介
して支持軸35を図4、図5中においてC方向に回転さ
せる。この回転が始まる前には、分離板38は燃焼筒3
4の開口を開放していたが、燃焼筒34が少し傾くとそ
の自重によって下降し、分離板38は燃焼筒34の内部
方向に移動し、分離板38によって燃焼筒34の開口が
閉鎖される(この状態が図10中の(ハ)で示され
る)。
【0045】さらにモーター54を作動させると、支持
軸35はさらにC方向に回転し、燃焼筒34を大きく転
倒することになり、燃焼筒34の上端開口が下方を向く
まで転倒すると、燃焼筒34の上端側面は衝撃部28と
衝突することになる。この衝突の際には、その衝突の衝
撃により燃焼筒34内の残渣等はその開口に向けて落下
することになる。また、燃焼筒34の内部に収納した球
形の複数の清掃球37も同時に燃焼筒34の底から開口
方向に向けて急激に落下し、清掃球37が燃焼筒34の
内壁を流動して内部に残留していた残渣等を掻き落とし
て、同様に残渣を燃焼筒34の開口に落下させる。この
燃焼筒34の開口は分離板38で閉鎖されているため、
清掃球37は分離板38により燃焼筒34から落下せ
ず、細かい残渣のみが分離板38に貫通開口させた複数
の放出穴46を通過して下方に放出される(この動作が
図10中の(ニ)で示される)。そして、燃焼筒34よ
り放出された残渣は灰皿29に投げ出され、灰皿29上
に積み上げられ、後日清掃の際には灰取り蓋30を開い
て灰皿29ごと残渣を屎尿処理装置5の外部に取り出す
ことができる。
【0046】このようにして燃焼筒34を揺動させて衝
突させる図9(ロ)、図10(ハ)、図10(ニ)の動
作を繰り返すことにより、燃焼筒34の内部に収納した
複数の清掃球37はその都度燃焼筒34の内部で移動
し、その移動の動作により燃焼筒34の内壁面に固着し
ている残渣を取り除くことができる。
【0047】前述のような燃焼筒34内部の清掃処理が
終わったならば、次に燃焼筒34を復帰させ、便器6を
次に利用して排泄する人のために待機させなければなら
ない。この待機の状態に戻すには、前述とは逆に油圧シ
リンダー51によりシリンダーロッド52を図4中のA
とは逆方向に伸長させ、作動板49を支軸48を中心と
して図4中でBとは逆方向に揺動させる。すると、支持
軸35は案内溝41によって案内されながら図4中で左
方向に移動し、燃焼筒34の下面は保持部24の上面に
載置される(この状態が図11中の(ホ)で示すされ
る)。
【0048】しかしながら、この状態では燃焼筒34の
上部開口は分離板38によって閉鎖されているため、導
入パイプ11から落下した屎尿が燃焼筒34内に堆積し
ない。このため、分離板38を移動して燃焼筒34の上
部開口を大きく開放させなければならない。この燃焼筒
34の開口を開放させるには、開閉機構39のモーター
58を作動させ、鎌板59を図6、図7中でD方向に回
動させる。すると、鎌板59の内周面に係合ピン45が
接触し、係合ピン45は鎌板59の内側の曲面に従って
開閉機構39方向に引き寄せられることになる。このた
め、係合ピン45及び分離板38は図6、図7中でE方
向に移動させられ、分離板38は下保持板43、上保持
板44に案内されながら水平方向に移動し、燃焼筒34
の開口を閉鎖させた状態から開放した状態に変換させる
(この状態が図11中の(ヘ)で示される)。こうし
て、図7のように燃焼筒34の開口が分離板38によっ
て閉鎖された状態から、図8で示すように燃焼筒34の
開口が開放された状態に変化する。
【0049】この後、シャッター12を開放させて導入
パイプ11を上下に貫通開放させ、導入パイプ11を介
して便器6の底部と燃焼筒34の開口を導通させて復帰
させる。この図11中(ヘ)の状態が最初の待機状態と
なる。
【0050】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、簡
易な構成でありながら乾燥釜の内部に残った蒸発できな
かった残渣や異物を確実に取り除くことができる。この
ため、従来では万年筆やベルト等の金属製品を乾燥釜に
落下させて清掃機構が動作しなくなるのを防止すること
ができる。また、乾燥釜の内部を清掃する機構は、従来
のように駆動軸や回転羽根などを必要としなく、複数の
球形状をした清掃球を挿入するだけの構造であり、機構
が極めて簡単となり製造費用が安価となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である屎尿処理装置を、移動
式の仮設便所に応用した例を示す仮設便所の全体斜視図
である。
【図2】本発明の一実施例である屎尿処理装置の内部構
造を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例である屎尿処理装置の内部構
成を示すスケルトン図である。
【図4】本発明の一実施例である屎尿処理装置における
乾燥釜の揺動機構を示す部分斜視図である。
【図5】本発明の一実施例である屎尿処理装置における
内部の構造と、乾燥釜と揺動機構の関連を示す側面図で
ある。
【図6】本発明の一実施例である屎尿処理装置における
乾燥釜の内部の構造とその開閉機構を示す一部破断した
斜視図である。
【図7】本発明の一実施例である屎尿処理装置の乾燥釜
と開閉機構を示し、分離板によって乾燥釜の開口が閉鎖
されている状態を示す平面図である。
【図8】本発明の一実施例である屎尿処理装置の乾燥釜
と開閉機構を示し、分離板を移動させて乾燥釜の開口を
開放させた状態を示す平面説明図である。
【図9】本発明の一実施例である屎尿処理装置の動作を
示す説明図である。
【図10】本発明の一実施例である屎尿処理装置の動作
を示す説明図である。
【図11】本発明の一実施例である屎尿処理装置の動作
を示す説明図である。 1 仮設便所 5 屎尿処理装置 6 便器 11 導入パイプ 12 シャッター 15 触媒 19 送風機 28 衝撃体としての衝撃部 34 乾燥釜 35 支軸 36 ヒーター 37 清掃体 38 開閉蓋手段としての分離板 39 開閉機構 41 案内溝 49 作動板 54 モーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/86 ZAB C02F 11/12 ZAB B 7446−4D

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から密閉された箱体と、この箱体内
    に設けられ、上方に開口を持ち、その内部に屎尿を収納
    できる耐熱性のある乾燥釜と、この乾燥釜を加熱する加
    熱手段と、この乾燥釜をその開口が上方から下方になる
    ように転倒させることのできる転動手段と、乾燥釜の開
    口を開閉し、閉鎖した時には塵埃のみを通過させること
    のできる開閉蓋手段と、乾燥釜の内部に収納され、球形
    状をした複数の清掃体とから構成されたことを特徴とす
    る屎尿処理装置。
  2. 【請求項2】 外部から密閉された箱体と、この箱体内
    に設けられ、上方に開口を持ち、その内部に屎尿を収納
    できる耐熱性のある乾燥釜と、この乾燥釜を加熱する加
    熱手段と、この乾燥釜の転倒時には乾燥釜を持ち上げる
    ことができる支持手段と、この乾燥釜をその開口が上方
    から下方になるように転倒させることのできる転動手段
    と、乾燥釜の開口を開閉し、閉鎖した時には塵埃のみを
    通過させることのできる開閉蓋手段と、乾燥釜の内部に
    収納され、球形状をした複数の清掃体とから構成された
    ことを特徴とする屎尿処理装置。
  3. 【請求項3】 前記箱体の内部には、乾燥釜が転倒して
    その開口が下方を向いた時に乾燥釜の側面と衝突できる
    衝撃体を設けたことを特徴とする請求項1、2記載の屎
    尿処理装置。
  4. 【請求項4】 前記開閉蓋手段は、乾燥釜の上部開口付
    近で水平に移動して開口を開閉させることができる板状
    をした分離板で構成され、この分離板の乾燥釜の開口を
    遮蔽する部分には、清掃体を落下させない程度の形状を
    した複数の小穴が開口してあることを特徴とする請求項
    1、2記載の屎尿処理装置。
  5. 【請求項5】 前記箱体の内部には、開閉蓋手段の分離
    板を開動させ、乾燥釜の開口を開放させることができる
    蓋開放機構を設けたことを特徴とする請求項1、2、4
    記載の屎尿処理装置。
  6. 【請求項6】 前記転動手段は、乾燥釜の両側のほぼ中
    央左右に突起させた支軸と、この支軸を回転させるモー
    ターとから構成されたことを特徴とする請求項1、2記
    載の屎尿処理装置。
  7. 【請求項7】 前記支持手段は、乾燥釜の両側のほぼ中
    央左右に突起させた支軸と、箱体の側面に形成されて支
    軸を挿通させることができ、上方に円弧状に回曲した案
    内溝と、その先端の溝に支軸を嵌め合わせて揺動でき、
    支軸を案内溝に沿って移動させることができる作動板と
    から構成されたことを特徴とする請求項2記載の屎尿処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記箱体の上面には、箱体の内外を連通
    した導入パイプを設け、導入パイプの上部には屎尿を排
    出する便器を接続し、導入パイプの下部開口を前記乾燥
    釜の上部の開口に対向させたことを特徴とする請求項
    1、2記載の屎尿処理装置。
  9. 【請求項9】 前記導入パイプの途中には、この導入パ
    イプの流路を開閉できるシャッターを設けたことを特徴
    とする請求項1、2、8記載の屎尿処理装置。
  10. 【請求項10】 前記箱体には、その内部と連通して空
    気を外部に排出する送風機を設け、箱体と送風機の間に
    は臭気を酸化還元する触媒を設けたことを特徴とする請
    求項1、2記載の屎尿処理装置。
JP5307135A 1993-11-12 1993-11-12 屎尿処理装置 Pending JPH07136638A (ja)

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