JPH02140119A - 屎尿乾燥装置 - Google Patents

屎尿乾燥装置

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JPH02140119A
JPH02140119A JP63292789A JP29278988A JPH02140119A JP H02140119 A JPH02140119 A JP H02140119A JP 63292789 A JP63292789 A JP 63292789A JP 29278988 A JP29278988 A JP 29278988A JP H02140119 A JPH02140119 A JP H02140119A
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pipe
water
excreta
drying
toilet
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光宏 岸
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

Landscapes

  • Non-Flushing Toilets (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は浄化処理施設のない屋外、船舶、電車等の交通
機関や、密閉されてバキュームカーが入り込めない屋内
での屎尿の処理を行う屎尿乾燥装置に関し、特に貯溜し
た屎尿より水成分を回収して便器の清掃を行うことが出
来る原尿乾燥装置に関するものである。
〔従来の技術〕
人体から排泄された床屋は、通常の家屋においては水洗
トイレ等により下水に放出するが、浄化槽に一時貯留し
て浄化してから河川に放出するものであった。しかしな
がら屋外で催し物をする場合、例えば運動会、見本市、
集会等の人員が多数繰り出す会場では仮設の便所を設け
ることで屎尿の処理を行っていた。
従来における屋外や浄化施設のない場所での原尿の処理
においては、移動出来る仮設の便所が用いられていたが
その多くは屎尿を収納する便溜を持ち、人体より排泄さ
れた屎尿はこの便溜の中に蓄えられるものであった。従
って、仮設便所を使用した後では、バキュームカー等に
よって貯留された深床を吸引し、回収した後処理しなけ
ればならず、手数が掛かるものであった。
また、長距離を移動する電車、バス、船舶等の交通機関
では、排泄された屎尿を保管する専用のタンクを備えつ
けており、このタンク内ムこ慮尿を収納し化学薬品等で
防臭処理を行った後、終着駅や中継地点等でバキューム
カーで回収する方法が一般的なものであった。
この様に、従来の仮設便所或いは移動出来る交通機関の
屎尿の処理においては、人体より排泄されたままの状態
で貯留し、その後回収して処理するものが殆どであり、
極めて非衛生的なものであると言わざるを得なかった。
従って、長期に仮説便所を使用していると排泄した[[
が残留し、悪臭の原因となるばかりでなく、作業員が処
理作業を嫌がるため、仮設便所の設置後におけるメンテ
ナンスの近代化のためからも好ましいものではなかった
こういった目的のために、従来より各種の衛生的に処理
する方法が考えられている。例えば屎尿と共に化学薬品
を投入し、殺菌及び防臭を行う方法がある。これは新幹
線等の交通機関に多く用いられているが、薬品がタンク
内で循環するため長期の使用が出来ず、薬品の使用によ
る経費が高くなる欠点を有していた。
またビニール等の袋に屎尿を収納し、バッキングするこ
とにより臭いの発散を防止する方法も考えられている。
しかしながら−回の排泄においてかなり広い面積のビニ
ール袋を使用しなければならず、処理費用が高くなると
共に後日ビニール袋から屎尿を分離するだめの処理が煩
わしく、且つその処理施設が大掛かりとなるものであっ
た。
また排泄された原尿をバーナー等の火力で直接乾燥させ
る方法も考えられている。しかしながら深床の大部分の
成分は水分であるため、この水分を除去するためには多
くのエネルギーを要すると共に従来のような単純ムこ火
力で焼却、乾燥させる方法では一回の処理時間が長くな
るものであった。
このため、本願の出願人と同一の発明者は、屎尿を収納
するタンク内に回転する羽根を設け、タンク内に蓄熱体
を収納させた屎尿処理装置を提案している。この装置で
はタンクを外部から加熱すると同時番こ、羽根を回収さ
せることで迅速シこ座屈を乾燥させ、屎尿の大部分の水
分を萎発させることができる(例えば特願昭63年12
4150号等)。
しかしながら、この方法では単純に収納した深床を加熱
して乾燥させるだけであり、従来から一般に用いられて
いる水洗便所の様に、便器に水を噴流させ、使用後にお
ける清掃を自動的に行うことが出来ないものであった。
このため、便器が汚れたままで次の利用者が利用するこ
とになり、汚物が付いた状態のままで便器を使用するこ
ととなれば利用者にとっては好ましいものではなかった
また、仮設便所が設置される場所においては、通常は上
水道や下水道が設置されていない場所が多く、上水道よ
り水を供給して水洗便所のように水で便器を清掃する手
段が取れないものであり、いずれにしても利用者の不便
を招くものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
この様な欠点のため、屎尿を乾燥処理する機構は進歩し
ても、便器自体の機構は従来の汲み取り式の便器と同様
であり、不潔な利用を強いられるものであった。従って
、汚物で便器が汚れた場合には手作業で清掃しなければ
ならず、相変わらず旧泰然とした利用の方向しか考えら
れなかった。
このような理由により、上下水道の接続が出来ない場所
においても、−g家屋にある水洗便所と同様に水で便器
を洗い流し、常に清潔な状態に保てる仮設便所が望まれ
るものであった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明では、深床を収納する耐熱性のある容器と、この
容器を加熱して屎尿を乾燥させる加熱手段と、容器内で
収納した屎尿を攪拌する複数の羽を持つ攪拌手段と、容
器内に収納された複数種類の外径の異なった多数の蓄熱
体と、容器の底部より水成分を吸い上げて貯留するタン
クと、このタンクに収納された水成分を便器に噴出する
清掃手段とから構成されたことを特徴とする屎尿乾燥装
置を提供するものである。
〔作用〕
本発明では、便器によって集められた屎尿は一度容器の
中に収納される。この容器の中には、外径の異なる複数
種の蓄熱体が多数充満されており、このうち外径の小さ
い蓄熱体は容器の下方に沈下し、外径の大きい蓄熱体は
上方に浮くことになる。
このため、深床のうち固形成分は蓄熱体の上部乙こ保持
されるが、小便などの水分は蓄熱体の隙間を通過して下
部番こ流れ込み、水成分と固形物が分路される。
そして、この容器の底部より小便などの水成分のみを吸
い上げてタンク内に一時保留させる。このタンク内に保
留した水成分を便器内に噴出することにより、水洗便所
の洗浄水と同じ作用をさセ、仮設便所を使用の度に便器
を自動的に清掃させることができる。この水成分は小便
等の排出された深床の一部であり、便器、容器、タンク
を循環し、常に便器を清掃させる作業に使用することが
できる。
次いで、一定収上の原尿が容器内に蓄えられた時に容器
を加熱し、深床の大部分の成分である水分を蒸発させる
ことによって空気中に拡散させ、衛生的に深床の処理を
行わせることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
本実施例においては、本発明の屎尿乾燥装置を移動させ
ることが出来る仮設便所1に利用した場合について説明
する。
仮設便所1ば例えばプラクチックや強化合成樹脂等で形
成された箱状の形をしており、地面に載置される基台2
は立方体形をしており、この基台2の上部には屋根を取
り付けたハウス3が固定しである。このハウス3の前面
には、前方に開いて利用者がハウス3内に入ることが出
来るドアー4が取り、付けである。
この仮設便所1の内部には、この基台2の上部Gこ位置
して座屈乾燥装置5が取り付けてあり、この屎尿乾燥装
置5の上部には屎尿を受は取るための便器6が固定しで
ある。また基台2の側面には、吸塵装置7(触媒の作用
も兼ねている)が取り付けてあり、この吸塵装置7の上
部には水分を外囲に放出するだめの拡散パイプ8が取り
付けである。
さらムご基台2の側面であって吸塵装置7と反対の位置
には1.水洗のための水を貯留するための水タンク9が
取り付けである。
次に第2図は、第1図で示した屎尿乾燥装置5の内部の
構造を示す断面図である。
この屈服乾燥装置5はユニット状に組み立てられており
、外部は立方体形をした薄肉鋼板で形成されまた外箱1
1より構成されており、この外箱11の上部は開口して
おり、この外箱11の上部開口には外蓋12が固着しで
ある。そしてこの外箱11の内壁の上部には支持板13
が固着してあり、この支持板13にはステンレス、薄肉
調板等の耐熱性材質で形成され、下部が半球形の曲面に
形成された乾燥釜14が固定されており、この乾燥釜1
4は支持板13によって外箱11の内部空間に宙吊りに
保持されていることになる。このため外箱11と乾燥釜
14の間には、外部からは密閉した空間が形成されるこ
とになる。
この乾燥釜14の上部は開口しており、この乾燥釜14
の上部開口には内蓋15が密着させて固定してあり、乾
燥釜14は外部より閉鎖させられている。
そして、この外箱11の下部には石油、ガス等を燃焼さ
せて熱風を噴出させるバーナーパイプ16が連通してあ
り、また外箱11の中間であって前記バーナーパイ11
6とは反対の位置には排出パイプ17が連通させである
。また、前記乾燥釜14の外周には銅等の熱伝導性の良
い材質で形成された熱交換パイプ18が巻き付けてあり
、この熱交換パイプ18の一端と他端はそれぞれ外箱1
1の外部に突出させである。
前記外蓋12の中央と内蓋15の中央にはそれぞれ軸受
19.20がその軸線を一致させて固定してあり、この
両軸受19.20間には内部が中空の駆動パイプ21が
回転自在に軸支させである。そしてこの駆動パイプ21
の下端には円筒形をした先金具22が固着してあり、こ
の先金具22の下端の凹部は前記乾燥釜14の底中央部
に突起させた凸部23に嵌め合わせてあり、この凸部2
3によって先金具22の下端が回転自在に保持されてい
る。この先金具22の中央には空気穴24が開口させて
あり、空気穴24の下端は左右に分岐して連通穴25と
なって乾燥釜14の内部空間と連通させである。またこ
の先金具22の外周4ケ所には、乾燥釜14の底の曲面
に接近した形状をした4枚の攪拌羽根26が90度ずつ
角度を離して取り付けである。
この先金具22と攪拌羽根26との平面的な配置は第3
図番こ示される。
ま゛た、この乾燥釜14の側面であってその上部には、
外箱11を突き抜けて外部に連通した流入パイプ27が
取り付けである。
そして、この乾燥釜14の内部にはアルミナ(二酸化ア
ルミ)等のセラミック、ステンレス等の鉄鋼等で球形状
をした複数個の蓄熱体28.29.30が収納させであ
る。これらの蓄熱体28.29.30は、第4図に示す
祿にその外径の形状が相違しており、蓄熱体28はその
直径がり、であり、蓄熱体29はその直径がD2であり
、蓄熱体30はその直径がり、になる様に設定しである
。これらの蓄熱体28.29.30はそれらの材質は同
一であるが、その外径上を段階的に小さくさせであるた
め、小さい直径の蓄熱体28は乾燥釜14の下方に溜ま
り、大きい直径の蓄熱体30は乾燥釜14の上方に溜ま
ることになる。
また、この乾燥釜14の上部と便器6の間には、外蓋1
2、内蓋15を貫通して導入パイプ31が挿入されてお
り、この導入パイプ3】は前記便器6に繋がっていて床
屋が乾燥釜14内に投入される様になっている。
次に、前記駆動パイプ21の上端であって外蓋12より
上部には止金具33が連結してあり、この止金具33に
は上下に貫通した通気穴34が貫通開口してあり、更に
この止金具33の上端には座屈乾燥装置5側に固定され
た連結スリーブ35が接続しである。
この連結不リーブ35の内部乙こも通気穴36が形成し
てあり、通気穴34.36によって駆動パイプ21が回
転していても空気や液体の流遣を維持させるこkが出来
る様になっており、駆動パイプ21が回転するのるこ対
し、連結スリーブ35は駆動パイプ21と接触してその
位置に固定されている。
また、止金具33の外周にはウオームギヤー37が固定
してあり、このウオームギヤー37にはウオーム38が
噛み合わせてあり、ウオーム38にはスプロケットホイ
ール39が固定しである。そしてスプロケットホイール
39Lこはチェーン40が巻き廻してあり、チェーン4
0はスプロケットホイール41に巻き】 1 廻しである。このスプロケットホイール41は外蓋12
の上部に固定したモーター42によって回転されるもの
であり、モーター42の出力はスプロケットホイール4
1、チェーン40、スプロケットホイール39を介して
ウオーム38Lこ伝えられる。
そして、前記連結スリーブ35の上端には三方切換弁4
3が取り付けてあり、この三方切換弁43の一端には連
通パイプ44が接続されており、三方切換弁43の他端
には吸い上げパイプ45が接続されている。この三方切
換弁43によって通気穴36と連通パイプ44が接続さ
れるか、通気穴36と唆い上げパイプ45が接続される
か、いずれか1つに切り換えられるWtになっている。
次に、第5図はこの法服乾燥装置5と吸塵装置7及び水
タンク9との接続の状態を示したものである。
前記バーナーパイプ16には石油又はガス等を原料とし
、これらの燃料を原料として高温の熱風を供給するバー
ナー50が接続されており、前記排出パイプ17には触
媒箱51が接続されている。この触媒箱51内には金属
の金網で形成されたフィルター52と白金、プラチナ等
の材料で形成された触媒体53が挿入されている。そし
てこの触媒箱5】の排出側には、排気パイプ54を介し
て排風機55が接続されており、この排風機55は前記
拡散パイプ8に繋がっている。そして排風機55内には
、モーター56と、このモーター56によって駆動され
るファン57が収納しである。
次に、前記熱交換パイプ18の一端には、送風機58が
接続してあり、この送風機58内にはモーター59と、
モーター59によって駆動されるファン60が収納させ
である。
また熱交換パイプ18の他端には、上方に折れ曲がった
連通パイプ44となっており、この連通バイブ44は前
述の様に三方切換弁43に接続されている。
また前記中蓋15には乾燥釜14の内部と連通した再帰
バイブロ1が接続されており、この再帰バイブロ1は前
記外箱IIのやや中央側面付近に接続さと、乾燥釜14
の内部と外箱11の内部とは再帰パイプによって連通さ
れている。
次に、前述の水タンク9はその上部の高さを内蓋15の
高さとほぼ同一にし、水タンク9の上部側面には前述の
流入パイプ27が接続されている。また、前述の吸入パ
イプ45にはポンプ65が接続されており、このポンプ
65の排出側には吸入パイプ66が接続され、吸入パイ
プ66は水タンク9の上部と接続されている。また水タ
ンク9内には、その底にまで延長した放出パイプ67が
接続されており、この放出パイプ674こはポンプ68
が接続されている。
このポンプ68の吐出側には噴出バイブロ9が接続され
ており、この噴出バイブロ9は前記便器6の内部の側壁
にめがけて水を噴出させる位置に設置しである。また、
ハウス3の内部にはこの仮設便所を利用した者が作動さ
せる始動ボタン70が設置してあり、この始動ボタン7
0の信号はこの仮設便所1をすべて制御する制御機71
に接続されており、この制御機71の出力は三方切換弁
43、ポンプ65.68に接続されている。また水タン
ク9の側面の上下にはそれぞれ水の位置を検知するセン
サー72.73が固定されており、このセンサー72.
73の出力は制御機71に接続されている。
次に、本実施例の作用を説明する。
〈利用のための準備〉 先ずこの仮設便所1では、基台2を仮設の場所に設置し
ておく。そして、水タンク9内には一定量以上の初期の
水Aを注入しておき、準備のための水を充填しておく。
また、三方切換弁43は連結スリーブ35と吸い上げパ
イプ45とが接続する様に切り換えられている。
〈仮設便所lの利用〉 まず用便しようとする人は仮設便所1の中に入り、便器
6に向かって排泄する。この排泄された屎尿は便器6よ
り導入パイプ31を介して落下し、乾燥釜14の内部に
貯留される。この貯留された法服には、大便と小便及び
紙などの物質に分類されるが、大便、紙などは大きい径
の蓄熱法30の上部に載置され、乾燥釜14の底より高
い位置に保持される。しかし、小便は蓄熱法28.29
.30の隙間を潜り抜け、乾燥釜14の底に溜まること
になる。このため、大きさの異なった蓄熱法28.29
.30によって水成分である小便と、固形物である大便
とが分離されることになる。
そして、用便が終わった人が始動ボタン70を押すとそ
の信号が制御1171に入力され、ポンプ68を作動す
る。すると水タンク9内にある水Aは放出パイプ67に
よって吸い上げられ、噴出バイブロ9より便器6に向け
て噴出され、水Aは便器6の内周壁を洗い流すことにな
る。便器6の内壁に付着した汚物を洗い流した水は、前
述の法服と同様に導入パイプ31を通じて乾燥釜14内
に戻される。
この始動ボタン70を押すことにより、利用者が用便を
する度に便器6内の汚物を洗い取り、常に清潔な状態を
維持するものであり、この動作は始動ボタン70を押す
ことで繰り返し行われる。そしである程度の回数だけ仮
設便所lが利用され、水タンク9内にある水Aの残量が
少なくなった時には、センサー72がその水位を検知し
て制御機716ご信号を伝える。このため制御1171
はポンプ65を作動させる。すると連通穴25より乾燥
釜14の底部に溜まっている小便などの水成分を吸い上
げ、空気穴24を通じて駆動パイプ21の内部を通過し
、通気口30、通気穴36、三方切換弁43、吸い上げ
パイプ45を通じ、次いで吸い上げパイプ66より水タ
ンク9内にその水を移し替える。ポンプ65が吸い上げ
の動作をすると、乾燥釜14の底の部分に溜まっていた
水は循環して、水タンク9を充填させることになる。そ
して、水タンク9内の水Aが必要な水量以上にまで供給
されたときには、オーバーフォローした水Aは流入パイ
プ27より溢れ出て、乾燥釜14の内部に戻される。な
お、水タンク9内に水Aが一定の水位以上になったこと
はセンサー73で検知され、制御機71によってポンプ
65の動作を停止させる。これにより水タンク9内にあ
る水Aの補給は常時自動的に行われて、仮設便所1の利
用者が多くなっても水タンク9内の水Aが無くなること
を防止している。
〈座屈の乾燥〉 この様にして、仮設便所1は利用者によって使角される
ものであるが、一定量以上の法服が乾燥釜14内に貯留
されたならば、乾燥釜14内においてR 屎尿の乾燥の処理を行う。
ま′ず、処理のための加熱動作に先立って、制御機71
は三方切換弁43を切り換え、連結スリーブ35と連通
パイプ44を接続させ、同時にモーター56.59を動
作させることでファン57.60をそれぞれ駆動させて
おく。次いでバーナー50を作動させて、バーナーパイ
プ16より熱風を外箱11と乾燥釜14の間の空間に噴
出させる。
既にファン57.60が作動しているため、外箱11と
乾燥釜14の間にある空気は、排出パイプ17、触媒箱
57、排気パイプ54を介して拡散パイプ8方向に常時
吸引されている。また、ファン60によって外気は熱交
換パイプ18内に流入し、連結パイプ53より接続スリ
ーブ35方向に流動されている。この熱交換パイプ18
を通過した空気は駆動パイプ21に案内され、空気穴2
4、連通穴25を通じて乾燥釜14の底部にて噴出され
る。
次に、ファン57が作動しているため、外箱ll内の空
気圧は低くなっており、再帰バイブロ1の空気は吸引さ
れ、乾燥釜14内部の空気は排気バイブロ1を流動して
外箱11内に入り、次いでバーナー50からの熱風と共
に拡散パイプ8より外囲に放出されている。
この様な順序によって、外箱11及び乾燥釜14の内部
の空気はそれぞれ循環、流動する。
前述の様にバーナー50で燃焼されて加熱された空気は
、バーナーパイプ】6より外箱11内に放出されるため
、この熱は乾燥釜14の下部全体を加熱し、同時番こそ
の熱は乾燥釜14内に収納された蓄熱体28.29.3
0にも蓄えられる。このため乾燥釜14内に貯留された
法服は、このバーナー50からの熱風ムこよる乾燥釜1
4全体の加熱と、蓄熱体28.29.30によって温め
ることになり、屎尿の大部分の成分である水分は蒸発を
始めることになる。
同時にモーター42を作動させ、ウオーム38、ウオー
ムギヤー37を介して駆動パイプ21を水平に回転させ
る。このため、駆動パイプ21に固定しである攪拌羽根
26は乾燥釜14の底の部分に接近して水平に回転し、
屎尿と蓄熱体28.29.30を撹拌させることになり
、集積された法服は攪拌されながら全体の温度が均一と
なる様に混ぜ合わされる。この攪拌の際に、蓄熱体28
.29.30の表面には法服が接触するが、蓄熱体28
.29.30の熱はその表面より法服に伝えられ、屎尿
全体の温度上昇を早めにすることができる。
また前述の様に、送風機58によって外部からの空気が
熱交換パイプ18内を循環しており、熱交換パイプ18
内を空気が流入するとバーナーパイプ16からの熱が熱
交換パイプ18内の空気を加熱し、加熱された空気とな
って連結パイプ44方向に伝わることになる。この加熱
された空気は通気穴36.34を通じて駆動パイプ21
の内部を通過し、通気穴24を通過した後、連通穴25
より乾燥釜14の底部にに向かって噴出される。この噴
出された空気は、既に熱交換パイプ18によって加熱さ
れているため、高い温度となって屎尿に接触し、原尿の
乾燥を助けることとなり水分の蒸発速度を早めるもので
ある。
この様にして、乾燥釜14内の原尿は、乾燥釜14の外
部からの加熱、その内部より噴出される熱風によって加
熱され、水蒸気となって蒸発を始める。
この蒸発釜14内で蒸発した水f気は再帰パイ161シ
こよって吸引され、外箱11内に導かれることになる。
この乾燥釜14から蒸発した水蒸気には、法服の成分の
一部である尿素、アンモニア等を含んでおり、極めて悪
臭の発生するものである。しかし、外箱11内に流入す
ると、この外箱11内にはバーナー50からの熱風が噴
入していることから、極めて高い温度番こ再加熱されて
排出パイプ17方向に流動することになる。
この排出パイプ17に導かれた空気は、触媒箱51内の
フィルター52でまず法服の固形成分や塵埃が除去され
、空気成分のみが次の触媒53に伝えられる。再加熱さ
れた悪臭のある空気がこの触媒体53に接触すると、そ
の悪臭の成分は触媒により酸化され、臭いの成分が除去
されることになる。そして、悪臭が除去された空気は連
結パイプ54を介してファン51によって吸引され、拡
散パイプ8より外気に放出される。
上述の一連の動作により乾燥釜14内の屎尿は、乾燥釜
14の外部からの加熱と熱交換によって加熱された熱風
が噴射されることにより、乾燥釜14の内外から温めら
れる。更番こ、熱を蓄積している蓄熱体28.29.3
0の総表面積が大きいため、この熱が座尿に伝わり、そ
の水分は極めて迅速に蒸発させることができる。これら
の一連の動作によって、乾燥釜14内の床法はその大部
分の成分である水分が蒸発され、細かい固形成分はフィ
ルター52によって回収される。この乾燥処理の動作は
何回も繰り返すことが出来るので、貯留した座尿をバキ
ュームカー等で回収する必要がなく、長期間仮設便所l
を稼働することができる。
く復帰〉 所定時間だけバーナー50が動作して乾燥釜14内にあ
る床法を乾燥、蒸発されたならば、バーナー50の動作
を停止させ、同時にモーター56.59.42の動作を
停止させ、仮設便所】が用便のための利用に対して待機
することになる。この待機の切り換えにおいて駆動パイ
プ2】の動作を停止すると、乾燥釜14内に収納された
蓄熱体28.29.3oはその外形状の大小によって上
下に分離し、外径の小さい蓄熱法28が乾燥釜14の低
部に溜まり、外径の大きい蓄熱体30は上方乙こ集めら
れることになる。そして制御機71は三方切換弁43を
切り換えてその接続を反転し、前述と同様に便器6を水
洗するための準備をすることになる。
第6図は、本実施例における動作を示すフローチャート
である。
また、第7図は本発明の他の実施例における管路との接
続状況を示す説明図である。この実施例ではバーナーな
どの火力を用いず、電気ヒーターによって座尿を加熱、
乾燥する構成について説明しである。なお、第5図と同
一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略
しである。
前記乾燥釜14の外周には加熱用の偏平形状をしたヒー
ター81が巻き廻してあり、このヒーター81によって
乾燥釜14は外周から加熱されるようになっている。ま
た乾燥釜14の外周の下半分l、こは熱交換パイプ82
が複数条巻き廻してあり、この熱交換パイプ82は前記
ヒーター81の外周に巻き付けられている。更番こ、こ
の乾燥釜14の上半分外周にはヒーター81の外周に接
触するようにして再加熱パイプ83が複数条巻き付けで
ある。
この熱交換パイプ80の一端には送風機84が接続され
ており、送風I!84内にあるモーター85乙こはファ
ン86が固着してあり、このファン86によって外部か
らの空気が熱交換パイプ82に圧送されるようになって
いる。そして、熱交換パイプ82の他端は前記連通パイ
プ44に接続されている。また、乾燥釜14の内部と連
通ずる吸引パイプ87は再加熱ヒーター83の一端に接
続されており、再加熱ヒーター83の他端は前記触媒箱
51に接続されている。そしてこの外箱11の内壁と乾
燥釜】4の外壁との間ムこある空間はグラスウール等の
断熱材88が充填させてあり、乾燥釜14を外部から熱
遮断するようになっている。
この実施例において、前記便器6を使用して排泄する場
合には、前述と同様にポンプ68を作動させて水タンク
9内にある水Aを吸い上げて、噴出バイブロ9より便器
内に水Aを噴出させて汚物を除去させる。
そして、乾燥釜14内に適当な量の原産が蓄積されたな
らば、座尿を乾燥の動作を開始する。まず制御器71は
切り換え弁43を切り換え、連結パイプ44と連結スリ
ーブ35を接続させ、同時にヒーター81に通電し、ヒ
ーター81を発熱させることにより乾燥釜14をその外
周より加熱させ、乾燥釜14全体を加熱させる。
次いで、制御器71はモーター42.85.56を動作
させる。この動作により送風機84から外部の空気が熱
交換パイプ82内に送風され、熱交換パイプ82を通過
した空気は、連通パイプ44、切り換え弁43を介して
、駆動パイプ21内に流入する。この空気は駆動パイプ
2】の下部にある連通穴25より噴出される。また、フ
ァン57が駆動されていることから再加熱パイプ83内
の空気が吸引され、これ番こより吸引パイプ87によっ
て乾燥釜14内の空気は、吸引パイプ、再加熱ヒーター
83、触媒箱51の経路によって流動し、拡散パイプ8
より大気中に放出される。
この通電されたヒーター81の外周には熱交換パイプ8
2が接触しているため、ファン86によって送られる外
部からの空気は熱交換パイプ82内を通過する際に加熱
される。この加熱された空気は乾燥釜14の底部より噴
出させられ、乾燥釜14内にあるC[は外周及び、内部
からそれぞれ加熱されることなる。また、モーター42
が作動されているので駆動パイプ21は回転させられ、
攪拌羽根26が蓄熱体28.29.30を掻き混ぜ、座
環の温度は均一に上昇させられてその水分が蒸発される
蒸発された水分は吸引パイプ87ニよって吸引され、再
加熱パイプ83を通過する際にヒーター8Iによってよ
り再度加熱されて高い温度に上昇され、次いで触媒箱8
1内に流入する。触媒箱51において、フィルター52
によって空気は塵、ゴミ等が診去され、高い温度になっ
た空気が触媒53と接触して臭い等の不純物が酸化され
、無臭の状態に変化させられる。さらに、触媒53を通
過した空気は、ファン57ニよって外部番こ放出され、
原尿の大部分の成分である水蒸気は大気中に拡散されて
処理される二七になる。
この実施例においては、前述と同様に水タンク9内にお
ける水の補給及び、座環の焼却は自動的に行われるもの
であり、加熱においてはその熱源をヒーター81によっ
て行っているため、動力用電源が供給できる場所であれ
ば何処でも利用することができ、火気を利用しないこと
から安全性が高いものである。
〔発明の効果〕
本発明は上述の様に構成したので、従来においては排泄
した原尿の処理をバキュームカー等番こより回収してな
ければならなかったが、水分を蒸発させることで衛生的
に、然も残留物が残らない形で処理することができる。
また、乾燥釜内で分離した水成分のみを循環して回収し
て、便器を清掃するための水として利用することができ
るため、便器が常に清潔に保たれ、利用者にとって不潔
感を与えないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における采犀乾燥装置を仮設便所に応用
した例を示す仮設便所の外観斜視図、第2図は深床処理
装置の内部の構造を示す断面図、第3図は同上の攪拌羽
根の取り付は状態を示す平面図、第4図は各蓄熱体の外
径を示す説明図、第5図は乾燥処理の状況を示す説明図
、第6図は深床乾燥装置の動作を示すフローチャート、
第7図は本発明の他の実施例を示す説明図である。 14・・・容器としての乾燥釜、9・・・タンク、26
・・・撹拌手段としての撹拌羽根、28.29.30・
・・蓄熱体、50・・・加熱手段としてのバーナー、6
9・・・清掃手段としての噴出パイプ、81・・・加熱
手段としてのヒータ第 図 特許出側人 株式会社 彦間製作所

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 屎尿を収納する耐熱性のある容器と、この容器を加熱し
    て屎尿を乾燥させる加熱手段と、容器内で収納した屎尿
    を攪拌する複数の羽を持つ撹拌手段と、容器内に収納さ
    れた複数種類の外径の異なった多数の蓄熱体と、容器の
    底部より水成分を吸い上げて貯留するタンクと、このタ
    ンクに収納された水成分を便器に噴出する清掃手段とか
    ら構成されたことを特徴とする屎尿乾燥装置。
JP63292789A 1988-05-21 1988-11-19 屎尿乾燥装置 Granted JPH02140119A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63292789A JPH02140119A (ja) 1988-11-19 1988-11-19 屎尿乾燥装置
US07/351,028 US4999930A (en) 1988-05-21 1989-05-12 Raw sewage drying apparatus
DE89304839T DE68911202T2 (de) 1988-05-21 1989-05-12 Trocknungsvorrichtung für Faulschlamm.
EP89304839A EP0343817B1 (en) 1988-05-21 1989-05-12 Raw sewage drying apparatus
CA000599760A CA1315975C (en) 1988-05-21 1989-05-16 Raw sewage drying apparatus
KR1019890006596A KR920007871B1 (ko) 1988-05-21 1989-05-17 시뇨 건조 장치(屎尿乾燥裝置)
AU34926/89A AU621361B2 (en) 1988-05-21 1989-05-18 Raw sewage drying apparatus
US07/609,378 US5058213A (en) 1988-05-21 1990-11-05 Raw sewage drying apparatus

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JPH02140119A true JPH02140119A (ja) 1990-05-29
JPH055494B2 JPH055494B2 (ja) 1993-01-22

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003038386A (ja) * 2001-07-31 2003-02-12 Suzuki Shoji:Kk 車両用焼却トイレ
CN112537331A (zh) * 2020-11-18 2021-03-23 山东轶骋真空科技有限公司 坐便器及轨道列车

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003038386A (ja) * 2001-07-31 2003-02-12 Suzuki Shoji:Kk 車両用焼却トイレ
CN112537331A (zh) * 2020-11-18 2021-03-23 山东轶骋真空科技有限公司 坐便器及轨道列车

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JPH055494B2 (ja) 1993-01-22

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