JPH04219190A - 屎尿処理装置 - Google Patents

屎尿処理装置

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JPH04219190A
JPH04219190A JP2411577A JP41157790A JPH04219190A JP H04219190 A JPH04219190 A JP H04219190A JP 2411577 A JP2411577 A JP 2411577A JP 41157790 A JP41157790 A JP 41157790A JP H04219190 A JPH04219190 A JP H04219190A
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JP
Japan
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human waste
drying pot
pipe
toilet bowl
drying
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Mitsuhiro Kishi
光宏 岸
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

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  • Non-Flushing Toilets (AREA)
  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浄化処理施設のない屋
外、船舶や電車等の交通機関、外囲から閉鎖されてバキ
ュームカーが入り込めないトンネル内等での屎尿の処理
を行う屎尿処理装置に関し、特に、便器と乾燥釜の接続
を良好におこなうことができる構造の屎尿処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】人体から排泄された屎尿は、一般の家屋
においては水洗トイレ等により下水管に放出するか、浄
化槽に一時貯留して浄化してから河川に放流するのが通
例である。しかしながら、屋外で催し物を行う場合、例
えば運動会、見本市、集会等の人員が多数繰り出す会場
では、従来から仮設の便所を設けることで参加者の生理
的現象を解消していた。
【0003】このように、従来における屋外や浄化施設
のない場所での屎尿の処理では、移動できる仮設便所が
用いられていた。しかし、その多くは屎尿を一時収納す
る便槽を持った構造のものであり、人体から排泄された
屎尿はこの便槽に蓄えられるものであった。従って、仮
設便所を使用した後には、バキュームカー等によって便
槽に貯留された屎尿を回収し、屎尿処理施設に移送しな
けらばならないものであった。このため、回収後の処理
が必要となり、後処理に手数がかかるとともに非衛生的
なものであった。
【0004】また、長距離を移動する電車、バス、船舶
等の交通機関では、排泄された屎尿を保管する専用のタ
ンクを備えており、このタンク内に屎尿を収納し、化学
薬品等で防臭処理を行った後、終着駅や中継地点でバキ
ュームカーにより回収する方法が一般的であった。
【0005】このように、従来の仮設便所、あるいは移
動できる交通機関での屎尿の処理は、人体より排泄され
たままの状態で貯留し、その後回収するのがほとんどで
あった。このため、貯留方法、回収方法、処理方法の何
れをとっても非近代的であり、極めて非衛生的であると
言わざるをえなかた。従って、長期間仮設便所を使用し
ていると、排泄した屎尿がタンク内に残留し、悪臭の原
因となるものであった。また、使用後の処理作業は作業
員に嫌がれるため、仮設便所を設置した後のメンテナン
スの近代化のためからも好ましいものではなかった。
【0006】このような現状からして、従来より衛生的
に屎尿を処理する方法が各種考えられていた。例えば、
屎尿と共に化学薬品を投入し、殺菌及び防臭を行う方法
がある。この方法は新幹線等の交通機関に多く用いられ
ているが、薬品がタンク内で循環するため、長期の使用
ができず、また薬品の使用による経費が高くなる欠点が
あった。
【0007】さらに、ビニール等の袋に屎尿を収納して
パッキングすることにより、臭いの発散を防止する方法
も考えられている。しかし、一回の排泄においてかなり
広い面積のビニール袋を使用しなければならず、処理費
用が高くなるとともに、後日ビニール袋から屎尿を分離
するための処理が煩わしく、かつその処理施設が大掛か
りとなるものであった。
【0008】さらに、排泄された屎尿をバーナー等の火
力で直接乾燥させる方法も考えられている。しかしなが
ら、屎尿の大部分の成分は水分であるため、この水分を
除去するためには、多くのエネルギーを必要としていた
。また、従来のように単純に火力で乾燥処理させる方法
では、一回の処理時間が長くなるものであった。
【0009】このため、本願の出願人と同一の発明者は
屎尿を収納する容器内に回転する攪拌羽根を設け、さら
に、容器には多数の蓄熱体を収納させた屎尿処理装置を
提案している。この装置では、容器を外部から加熱する
と同時に攪拌羽根を回転させることで、迅速に屎尿を乾
燥させ、屎尿の大部分の成分である水分を蒸発させるこ
とができるものである(特願昭63年124150号等
)。
【0010】この新しく提案された屎尿処理装置を利用
すると、排泄された屎尿は容器内で加熱、蒸発され、屎
尿の大部分の成分である水分は蒸発されて大気中に発散
される。この場合、拡散される水蒸気は触媒等で無臭化
させ、人家等が立ち込んでいたり、人員が多数集合して
いるような場所であっても、悪臭を発散させることがな
く、環境保全の面からしても好ましいものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、密閉され
た容器内で屎尿を蒸発・乾燥させるのは極めて衛生的で
あり、かつ作業がシステム化することができて、作業員
に負担をかけないものである。しかしながら、この発明
者が提案していた屎尿処理装置では、密閉された容器(
乾燥釜)内に屎尿を収納し、この乾燥釜の下部を加熱さ
せる構成であった。そして、この乾燥釜の上部に便器を
配置し、両者をパイプによって連結させていた。この構
成で、屎尿を便器よりパイプを通過して乾燥釜に落下さ
せるものであった。この構成では、便器と乾燥釜の距離
は極めて短いものであり、パイプを長くすることができ
ないものであった。パイプを長くすると、便器の位置が
高くなり、使用者が高い位置に登らなければならなかっ
た。
【0012】この構成上の制約により、便器と乾燥釜と
の間に複数個のシャッターを設置することができず、便
器の底より乾燥釜の内部が直接見える結果となっていた
。このため、便器を利用した使用者が乾燥釜の内部に収
納した屎尿が直接見え、不快感を与えるものであった。 また、乾燥釜と便器の間にはシャッターが一個しか設置
することができず、両者の間を気密に閉鎖することがで
きにくいものであった。このことから、乾燥釜からの悪
臭がパイプを伝わって逆流し、便器より悪臭が流出する
結果となり、極めて不都合なものであった。
【0013】このようなことから、乾燥釜と便器の間隔
を長くして複数のシャッター(弁機構)を設けることが
でき、しかも、便器の高さを低くできる構成が望まれて
いた。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、屎尿を収納す
る耐熱性のある容器と、この容器を加熱して屎尿を乾燥
させる加熱手段と、容器内で収納した屎尿を攪拌する複
数の羽根を持つ攪拌手段と、容器内に収納された複数個
の球形状をした蓄熱体と、この容器の側面中程に接続さ
れた導入パイプと、導入パイプの上端に連結された便器
と、導入パイプの途中二個所に設けられた開閉弁手段と
から成ることを特徴とする屎尿処理装置を提供するもの
である。
【0015】
【作用】本発明では、便器に排泄された屎尿は一時便器
内に貯留されるが、便器の使用終了の指示を与えると、
第一のシャッターが開いて導入パイプに屎尿を落下させ
、次いで導入パイプの途中に設けた第二のシャッターが
開いて屎尿が乾燥釜に投入される。そして、乾燥釜の側
面に導入パイプを傾斜して接続してあるため、導入パイ
プを長く設定することができ、途中に複数のシャッター
を設けることができる。また、便器と乾燥釜までの管路
が長くなり、乾燥釜内部の悪臭を逆流させることがない
。導入パイプにはシャッターを複数個設けてあるため、
それぞれを個別に制御することにより、気密性を確実に
行うことができる。
【0016】そして、導入パイプは傾斜させて配置する
ことができるので、便器の高さを低く設定することがで
き、利用者が高い位置にまで登ることなく、使用するに
便利となる。さらに、傾斜した導入パイプを介しては、
乾燥釜の内部を直接認識させることがなく、使用者に不
快感を与えないものである。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。本実施例では、本発明の屎尿処理装置をそれだけ単
体で自由に移動させることができる仮設便所1に応用し
た場合について説明する。
【0018】図1は本実施例の仮設便所1の外観を示す
もので、仮設便所1の外枠は、例えばプラスチックや強
化合成樹脂等で形成された立体形の箱状をしている。こ
の仮設便所1の底部分は地面に設置される基台2となっ
ており、この基台2は立方体形をしていて、この基台2
の上部には屋根を取り付けたハウス3が載置してある。 このハウス3の前面には、前方に開いて利用者がハウス
3内に出入りすることができるドアー4が取り付けてあ
る。
【0019】この仮設便所1の内部であって、基台2の
上部の位置には屎尿処理装置5が固定してある。この屎
尿処理装置5の上面中央には、洋式の便器6が固定して
あり、左右にはモーターを収納しているカバー7と、触
媒を収納しているカバー8がそれぞれ固定してある。
【0020】次に、図2は、図1で示した屎尿処理装置
5の内部の構造を示すスケルトン図である。この屎尿処
理装置5は、それ自体で動作できるユニットに組立てら
れており、大きく区分して乾燥機構、送風機構、回収機
構、触媒酸化機構より構成されている。
【0021】まず、この屎尿処理装置5の右奥には、円
筒形をした乾燥釜10が固定してあり、乾燥釜10の側
面中央には上方に向かって傾斜した導入パイプ11が連
結してある。この導入パイプ11の上端は前記便器6の
下部にまで延長させてあり、導入パイプ11の上端であ
って便器6との間には、シャッター12が介在させてあ
る。また、導入パイプ11の傾斜した中間には、例えば
バタフライ弁等の弁機構13が介在させてある。そして
、乾燥釜10の上部には、収納した屎尿を攪拌するため
の駆動機構14が固定してあり、カバー7によって覆わ
れている。また、屎尿処理装置5の左側奥下には、分離
した塵埃を回収するための回収箱15が設けてある。 この回収箱15の上部には、サイクロン式の集塵機16
が連結してあり、集塵機16の上部には再加熱箱17が
連結してある。そして、再加熱箱17の上部には円筒形
をした触媒箱18が連結してあり、この触媒箱18の上
部には空気を吸引するためのエゼクター19が水平に連
結してある。前記乾燥釜10の上部側面と集塵機16の
間には、排気パイプ20が接続してある。
【0022】そして、屎尿処理装置5の前面下部の左右
には、二つの送風機22、23が設置してある。この送
風機22に接続した送風パイプ24はその途中で分岐し
ており、分岐した一方は開閉弁25を介して送風パイプ
27に接続しており、この送風パイプ27は乾燥釜10
の上部に連通させてある。分岐した送風パイプ24の他
方は開閉弁26を介して送風パイプ28に接続してあり
、この送風パイプ28は再加熱箱17の側面に連通させ
てある。また、送風機23に連結した送風パイプ29は
、前記エゼクター19の一端と連通させてある。
【0023】次に、図3は本実施例における蒸発釜10
、回収箱15、便器6を連結している各種のパイプの接
続状態を示すものである。
【0024】前記便器6の下部底部にはシャッター12
が連結させてあり、このシャッター12の下部にはやや
くの字形に折れ曲がった導入パイプ11の上端が接続さ
せてある。この導入パイプ11は、前記乾燥釜10の側
面中央に傾斜して接続されていて、途中には弁機構13
が介在されている。次に、排泄された屎尿を加熱して蒸
発させるための乾燥釜10は、内部が中空で下部に底が
ある円筒形状をしており、この乾燥釜10の底と下部外
周には加熱のためのヒーター31を接触させてある。そ
して、この乾燥釜10の上部にはモーター等による駆動
機構14が載置してあり、この駆動機構14によって乾
燥釜10の上部開口が閉鎖されている。この駆動機構1
4の底面から乾燥釜10の底部に向かって、直線状に回
転軸32が延長しており、この回転軸32の下端には側
方に突起した攪拌羽根33が固着してある。また、乾燥
釜10の内部には、この攪拌羽根33によって回転され
る球形状をした蓄熱体34が複数個収納させてある。こ
の蓄熱体34は、例えば二酸化アルミニュウムのような
保熱力の高い材料で形成してある。
【0025】そして、乾燥釜10の上部側面には連通口
が開口してあり、この連通口からは蒸発させた水蒸気を
流出させる排気パイプ20が接続してあり、この排気パ
イプ20の他端は集塵機16に接続されている。この集
塵機16は、内部に二重の筒を設けたサイクロン式のも
のであり、その外筒は下方に向かって内径を絞るように
加工されている。この集塵機16の外筒の下端には回収
箱15の上部が接続してあり、この回収箱15は蓋と胴
体を分離することができる内部が空洞の形状をしている
。そして、回収箱15の底面には、空気から分離させて
回収した塵埃に含まれている水分や凝縮した水を再度蒸
発させるためのヒーター35が密着させてある。
【0026】次に、集塵機16の上部には再加熱箱17
が連結してあり、この再加熱箱17の内部と前記集塵機
16の内側のパイプとは連通させてある。これにより、
再加熱箱17には塵埃が除去された空気だけが流入する
ことになる。この再加熱箱17の内部には複数個の再加
熱ヒーター36が配置してあり、各再加熱ヒーター36
は空気の流れに接触できるようにやや傾斜させてある。 また、再加熱箱17の上部には、再加熱箱17と連通し
た触媒箱18が載置してある。この触媒箱18の内部の
下部にはフィルター37が設置してあり、触媒箱18の
内部には白金等で構成した触媒38を充満させてある。 そして、触媒箱18の上部には、負圧によって空気を吸
引するエゼクター19が連結してあり、このエゼクター
19によって触媒箱18内部の空気が外部に放出される
ようになっている。
【0027】次に、前記送風機22の内部には、モータ
ー40によって駆動されるファン41が収納してあり、
この送風機22より圧送された空気は送風パイプ24よ
り分岐され、二つの開閉弁25、26にそれぞれ伝えら
れる。そして、開閉弁25に接続した送風パイプ27の
一端は乾燥釜10の上部に連結され、送風パイプ27の
ノズル42は乾燥釜10の下方に向けて開口させられて
いる。また、分岐された他方の開閉弁26に接続された
送風パイプ28は、前記再加熱箱17の側面に連通させ
られている。また、前記送風機23の内部には、モータ
ー44によって駆動されるファン45が収納してあり、
この送風機23で圧送される空気は送風パイプ29を介
して前記エゼクター19に移送される。
【0028】また、図4は本実施例における便器6、乾
燥釜10、導入パイプ11の形状を立体的に示した分解
斜視図である。
【0029】この図において、シャッター12の内部に
は、水平方向に開閉動するシャター板47が軸支してあ
る。このシャッター板47が左右に揺動することにより
、便器6と導入パイプ11が連通されたり、閉鎖させた
りすることができるものである。
【0030】次に、本実施例の作用を説明する。
【0031】〈待機の動作〉
【0032】まず、この屎尿処理装置5を使用して屎尿
の処理作業を行う前には、作動する準備の待機の状態に
保持しておかなければならならない。
【0033】まず、図示しない始動スイッチを投入して
屎尿処理装置5に使用する指示を伝達する。すると、ヒ
ーター35、再加熱ヒーター36に通電し、回収箱15
を加熱するとともに、再加熱箱17内を加熱する。同時
に、モーター44のみが駆動され、ファン45によって
圧送された空気は送風パイプ29よりエゼクター19に
伝えられる。しかし、他方のモーター40は停止したま
まであり、開閉弁25を閉鎖し、開閉弁26のみを開放
する。このエゼクター19を高速で空気が流動すると、
接続した触媒箱18の内部は負圧となり、触媒箱18内
の空気を外部に吸引する。すると、エゼクター19を通
過する空気で発生された負圧により、停止している送風
機22、送風パイプ24、開閉弁26、送風パイプ28
、再加熱箱17、触媒箱18を通じて空気の移動する経
路が形成される。このため、外部の空気は再加熱箱17
の再加熱ヒーター36によって加熱され、熱い空気が触
媒38内を流動することになり、触媒38が温められる
。触媒38は、低温であっては何ら酸化作用をせず、除
臭のためには予め触媒38を一定の温度に高めて必要性
があるためである。
【0034】〈屎尿の導入〉
【0035】前述の屎尿処理装置5が待機の状態となっ
たならば、仮設便所1を使用することができる。この仮
設便所1を使用する人はドアー4を開け、ハウス3内に
入り、便器6に大小便を排泄することができる。そして
、この仮設便所1を使用した人が、その使用後に使用終
了のボタン(図示せず)を押すことにより、屎尿が乾燥
釜10内に流入させられる。まず、便器6の使用終了の
スイッチ(ペダルであってもよい)を押すことにより、
シャッター12にあるシャッター板47が移動し、便器
6の底が開放される。すると、便器6の底に溜まってい
た屎尿は導入パイプ11に落下させられる。この後で、
弁機構13が開放し、屎尿は順次導入パイプ11の傾斜
面に従って乾燥釜10内に流入させられる。
【0036】この後、シャッター12と弁機構13は閉
鎖し、便器6と乾燥釜10間の導通が閉鎖され、乾燥釜
10を気密に閉鎖することで、乾燥釜10からの悪臭が
便器6に流出することを防止している。
【0037】〈蒸発・乾燥の処理〉
【0038】次に、シャッター12と弁機構13の動作
と連動して、ヒーター31に電流が流れ、このヒーター
31によって乾燥釜10の底と周囲は加熱させられる。 このヒーター31による加熱により、乾燥釜10内の屎
尿は沸騰点まで温度が高められる。また、同時に開閉弁
26が閉鎖し、開閉弁25が開放する。この時において
も送風機22はまだ動作しておらず、エゼクター19に
よって吸引された空気は、停止した送風機22、送風パ
イプ24、開閉弁25、送風パイプ27、ノズル42、
乾燥釜10、排気パイプ20、集塵機16、再加熱箱1
7、触媒箱18の経路で空気の循環回路が形成される。 この経路により、ノズル42からは乾燥釜10内に常時
空気が供給されており、乾燥させられる屎尿の酸化を助
ける作用をしている。
【0039】そして、駆動機構14内のモーターが作動
し、回転軸32が回転させることにより、攪拌羽根33
は乾燥釜10の底部分において回転することになる。こ
の時攪拌羽根33によって、複数個の蓄熱体34は乾燥
釜10の底の部分で回転し、屎尿を攪拌する作用をする
。このため、屎尿が均一な温度になるように混ぜ合わら
れるとともに、蓄熱体34に蓄えられた熱はその表面よ
り周囲の屎尿に伝えられ、屎尿を加熱することになる。 蓄熱体34はその表面が球形であり、表面積が大きいこ
とから、屎尿の乾燥速度が高められ、その水分は蒸発す
ることになる。乾燥釜10内で蒸発した水分は、その上
部にある排気パイプ20より集塵機16に導入され、こ
こでサイクロン状に高速旋回させられ、含まれている塵
埃が落下されて空気と塵埃とが分離される。分離された
塵埃はその下部にある回収箱15の内部に貯留されるこ
とになるが、この塵埃にも多少の水分が残っている。こ
の塵埃に含まれた水分はヒーター35の熱によって再度
蒸発させられ、蒸発した水分は集塵機16の中央にある
パイプより再加熱箱17に流入する。また、凝縮して液
体状になった水分も同様に再度蒸発される。先程のよう
に、エゼクター19の負圧により空気は再加熱箱17の
方向に吸引されているため、蒸発釜10、回収箱15よ
り蒸発させられた水分及び悪臭を含んだ空気は再加熱箱
17に流入し、再加熱ヒーター36と接触することで触
媒38が作用するに十分な温度まで再度高められる。こ
の後、フィルター37を通過して触媒38に接触し、水
蒸気内に含まれている悪臭の成分は酸化させられて分解
されて分解され、その悪臭の成分は無臭の成分に変質さ
せられる。この後、空気はエゼクター19で吸引されて
外部に拡散される。このように、屎尿処理装置5の内部
での空気の循環により、蒸発釜10内にある屎尿の水分
は順次乾燥させられ、大気中に拡散させられることにな
る。
【0040】〈乾燥釜10の清掃〉
【0041】前述のようなヒーター31による加熱と、
攪拌羽根33、蓄熱体34による攪拌作用により、乾燥
釜10内に貯留された屎尿はその大部分の成分である水
分が蒸発させられることになる。そして、最後に残った
ものは繊維質などの蒸発しない成分が残渣として残留す
ることになる。こういった残渣が乾燥釜10内に残留し
ていると、長期的な使用においては乾燥釜10内に残渣
が蓄積して、ついには屎尿の乾燥処理が行えなくなるこ
とになる。このため、一回の乾燥作業が終了したならば
、乾燥釜10内に残っている残渣や塵埃を除去して清掃
をする作業を行うことになる。この清掃の作業は、乾燥
釜10内の屎尿が全て乾燥されたものと判断されたとき
に自動的に行われる。
【0042】まず、乾燥釜10内の屎尿が無くなったと
きには、乾燥釜10の側面の温度が上昇するため、この
温度を図示しない温度センサーにより検知し、乾燥が終
了したものと判断する。この判断により、送風機22の
モーター40を作動させてファン41を駆動して、強力
な圧力で空気を送風パイプ24、開閉弁25、送風パイ
プ27を通じて流動させ、ノズル42より乾燥釜10の
底方向に向けて空気を噴射させる。すると、乾燥釜10
内に残留していた塵埃、残渣は粉末状の粉として舞い上
がることになる。このとき、駆動機構14はなお継続し
て作動し、蓄熱体34を乾燥釜10の底の部分で回転さ
せ、蒸発しなかった残渣を細かく砕くように作用する。 ノズル42からの噴出した空気で舞い上げられた塵埃、
残渣は、排気パイプ20より集塵機16に伝えられ、こ
の集塵機16で残渣のみが回収箱15の内部に落下して
分離させられることになる。分離された空気のみは、前
述と同様に再加熱箱17、触媒箱18を介して外部に放
出される。この作動をすることで、便器6を使用する都
度乾燥釜10は清掃される。
【0043】この清掃の作業により、回収箱15には残
渣が貯留することになる。便器6を長期に使用すると回
収箱15には塵埃、残渣が蓄積するが、定期的に回収箱
15を取り出して、分離させられた塵埃、残渣を廃棄す
ることで、この屎尿処理装置5を長期的に使用すること
ができる。
【0044】〈待機状態の切換え〉
【0045】上述のように、送風機22からの空気圧で
乾燥釜10内の残渣が取り除かれたならば、次の使用者
のために便器6を使用できるように待機の状態に復帰す
る。この時、モーター40は停止してその送風を止める
とともに、開閉弁25が閉鎖し、開閉弁26が開放する
。そして、ヒーター31の通電が終了し、乾燥釜10は
加熱されなくなる。駆動機構14も停止して、回転軸3
2は停止する。
【0046】しかしながら、モーター44はなおも駆動
を続けるとともに、ヒーター35、再加熱ヒーター36
には通電されている。このため、停止した送風機22、
送風パイプ24、開閉弁26、送風パイプ28を介して
、再加熱箱17、触媒箱18にはエゼクター19の負圧
で吸引された空気が循環させられている。これは触媒3
8の温度を低下させず、次の乾燥処理に対して待機する
ためである。そして、一定時間内に便器6が使用されな
い場合は、ヒーター35、36は通電を終了し、さらに
送風機44は配管内を冷却後に完全に待機状態になる。 再び屎尿処理装置5を作動させるには、便器6の使用終
了スイッチを投入することにより、前動作を予熱から介
しすることになる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、水
蒸気を蒸発させる蒸発釜の側面より傾斜して導入パイプ
を接続し、導入パイプの上端に便器を接続することがで
きる。このため導入パイプの経路が長くなり、途中に複
数個のシャッターを設置することができる。従って、複
数のシャッターによって乾燥釜を気密に閉鎖することが
でき、乾燥釜から発生する臭気を便器方向に流出させる
ことがなくなる。
【0048】また、乾燥釜の上部に便器を設ける必要性
が無くなったので、便器の高さを低い位置に設置するこ
とができ、便器の使用者が高い位置にある便器に腰掛け
ることがなくなり、使用することが便利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】屎尿処理装置を、移動式の仮設便所に応用した
例を示す全体斜視図である。
【図2】屎尿処理装置の内部を示したスケルトン図であ
る。
【図3】屎尿処理装置における配管の接続状況を示す説
明図である。
【図4】乾燥釜と便器の付近を拡大して示した分解斜視
図である。
【図5】屎尿処理装置の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図6】屎尿処理装置の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図7】屎尿処理装置の動作を示すフローチャート図で
ある。
【符号の説明】
1  仮設便所 5  屎尿処理装置 6  便器 10  乾燥釜 11  導入パイプ 12  シャッター 13  弁機構 32  回転軸 33  攪拌羽根 34  蓄熱体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  屎尿を収納する耐熱性のある容器と、
    この容器を加熱して屎尿を乾燥させる加熱手段と、容器
    内で収納した屎尿を攪拌する複数の羽根を持つ攪拌手段
    と、容器内に収納された複数個の球形状をした蓄熱体と
    、この容器の側面中程に接続された導入パイプと、導入
    パイプの上端に連結された便器と、導入パイプの途中二
    個所に設けられた開閉弁手段とから成ることを特徴とす
    る屎尿処理装置。
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