JP2511344B2 - 屎尿処理装置 - Google Patents

屎尿処理装置

Info

Publication number
JP2511344B2
JP2511344B2 JP3265237A JP26523791A JP2511344B2 JP 2511344 B2 JP2511344 B2 JP 2511344B2 JP 3265237 A JP3265237 A JP 3265237A JP 26523791 A JP26523791 A JP 26523791A JP 2511344 B2 JP2511344 B2 JP 2511344B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
human waste
box
dust
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3265237A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0568963A (ja
Inventor
光宏 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japanic Corp
Original Assignee
Japanic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japanic Corp filed Critical Japanic Corp
Priority to JP3265237A priority Critical patent/JP2511344B2/ja
Priority to PCT/US1992/007881 priority patent/WO1993005694A1/en
Priority to AU26826/92A priority patent/AU2682692A/en
Publication of JPH0568963A publication Critical patent/JPH0568963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2511344B2 publication Critical patent/JP2511344B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K11/00Closets without flushing; Urinals without flushing; Chamber pots; Chairs with toilet conveniences or specially adapted for use with toilets
    • A47K11/02Dry closets, e.g. incinerator closets
    • A47K11/023Incinerator closets
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Non-Flushing Toilets (AREA)
  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浄化処理施設のない屋
外、船舶や電車等の交通機関、外囲から閉鎖されてバキ
ュームカーが入り込めないトンネル内等での屎尿の処理
を行う屎尿処理装置に関し、特に、容器内で蒸発、乾燥
させた屎尿の残渣である塵埃を確実に回収して長期に使
用することができる屎尿処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人体から排泄された屎尿は、一般の家屋
においては水洗トイレ等により下水管に放出するか、浄
化槽に一時貯留して浄化してから河川に放流するのが通
例である。しかしながら、屋外で催し物を行う場合、例
えば運動会、見本市、集会等の人員が多数繰り出す会場
では、従来から仮設の便所を設けることで参加者の生理
的現象を解消していた。
【0003】このように、従来における屋外や浄化施設
のない場所での屎尿の処理では、移動できる仮設便所が
用いられていた。しかし、その多くは屎尿を一時収納す
る便槽を持った構造のものであり、人体から排泄された
屎尿はこの便槽に蓄えられるものであった。従って、仮
設便所を使用した後には、バキュームカー等によって便
槽に貯留された屎尿を回収し、屎尿処理施設に移送しな
けらばならないものであった。このため、回収後の処理
が必要となり、後処理に手数がかかるとともに非衛生的
なものであった。
【0004】また、長距離を移動する電車、バス、船舶
等の交通機関では、排泄された屎尿を保管する専用のタ
ンクを備えており、このタンク内に屎尿を収納し、化学
薬品等で防臭処理を行った後、終着駅や中継地点でバキ
ュームカーにより回収する方法が一般的であった。
【0005】このように、従来の仮設便所、あるいは移
動できる交通機関での屎尿の処理は、人体より排泄され
たままの状態で貯留し、その後回収するのがほとんどで
あった。このため、貯留方法、回収方法、処理方法の何
れをとっても非近代的であり、極めて非衛生的であると
言わざるを得なかった。従って、長期間仮設便所を使用
していると、排泄した屎尿がタンク内に残留し、悪臭の
原因となるものであった。また、使用後の処理作業は作
業員に嫌がれるため、仮設便所を設置した後のメンテナ
ンスの近代化のためからも好ましいものではなかった。
【0006】このような現状からして、従来より衛生的
に屎尿を処理する方法が各種考えられていた。例えば、
屎尿と共に化学薬品を投入し、殺菌及び防臭を行う方法
がある。この方法は新幹線等の交通機関に多く用いられ
ているが、薬品がタンク内で循環するため、長期の使用
ができず、また薬品の使用によ経費が高くなる欠点が
あった。
【0007】さらに、ビニール等の袋に屎尿を収納して
パッキングすることにより、臭いの発散を防止する方法
も考えられている。しかし、一回の排泄においてかなり
広い面積のビニール袋を使用しなければならず、処理費
用が高くなるとともに、後日ビニール袋から屎尿を分離
するための処理が煩わしく、かつその処理施設が大掛か
りとなるものであった。
【0008】さらに、排泄された屎尿をバーナー等の火
力で直接乾燥させる方法も考えられている。しかしなが
ら、屎尿の大部分の成分は水分であるため、この水分を
除去するためには、多くのエネルギーを必要としてい
た。また、従来のように単純に火力で乾燥処理させる方
法では、一回の処理時間が長くなるものであった。
【0009】このため、本願の出願人と同一の発明者は
屎尿を収納する容器内に回転する攪拌羽根を設け、さら
に、容器には多数の蓄熱体を収納させた屎尿処理装置を
提案している。この装置では、容器を外部から加熱する
と同時に攪拌羽根を回転させることで、迅速に屎尿を乾
燥させ、屎尿の大部分の成分である水分を蒸発させるこ
とができるものである(特願昭63年124150号、
特願平2年411577号)。
【0010】この新しく提案された屎尿処理装置を利用
すると、排泄された屎尿は容器内で加熱、蒸発され、屎
尿の大部分の成分である水分は蒸発されて大気中に発散
される。この場合、拡散される水蒸気は触媒等で無臭化
させ、人家等が立ち込んでいたり、人員が多数集合して
いるような場所であっても、悪臭を発散させることがな
く、環境保全の面からしても好ましいものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように密閉された
容器内で屎尿を蒸発、攪拌させるのは極めて衛生的であ
り、かつ作業がシステム化することができるため、メン
テナンス等において作業員に負担をかけないものであ
る。しかしこの発明者が提案している屎尿処理装置で
は、密閉した容器(乾燥釜)内に屎尿を収納し、この密
閉した乾燥釜の下部をヒーター等により加熱させること
で蒸発させる作用をしていた。このような密閉した容器
内で屎尿を蒸発させて乾燥させるため、悪臭が外部に分
散されず極めて衛生的に処理できるものであった。そし
て、蒸発した水蒸気のうち悪臭の成分は触媒と接触させ
るこにより酸化、還元させ、無臭となった状態で大気中
に拡散させることができる。このことから従来の汲み取
り方式による仮設便所と異なり、近代的で衛生的な処理
機構を提供するものであった。
【0012】しかしながら、人体から排泄された屎尿の
数パーセントは繊維質や灰分等の蒸発できない成分であ
る。このため、屎尿を密閉した容器内で蒸発、乾燥させ
ると、このような繊維質、灰分等が容器内に残留して堆
積することになる。長期にこのような屎尿処理装置を使
用するためには、容器内に残留した塵埃を除去し、清掃
しなければならないものであった。このため、従来の屎
尿処理装置には塵埃を回収するための処理機構が設けら
れていた。この清掃処理機構により、屎尿を蒸発乾燥さ
せた後に必ず清掃の処理を行う制御を行ない、容器内を
常に清潔に保つことができるように構成してある。この
清掃の処理を行わないと、容器内には塵埃や滓等が堆積
し、ついには屎尿の乾燥処理をさせることが出来なくな
るからである。
【0013】このような蒸発、乾燥させるための容器内
の残渣の清掃では、容器の一部より圧縮空気を噴射し、
水分が完全に蒸発して細かい塵埃となった残渣を吹き飛
ばし、この空気とともに塵埃を容器より外部に放出させ
ていた。次いで、放出された塵埃はサイクロン式の集塵
機を用いて空気と分離していた。このサイクロン式の集
塵機では、排出された空気を高速で渦巻状に旋回させ、
空気と塵埃を渦の中で旋回させて重量のある塵埃だけを
落下させることで分離するものである。このサイクロン
式の集塵機により分離した塵埃は集塵箱で回収し、空気
だけは触媒に接触させた後で外部に拡散させていた。こ
のようなサイクロン式の集塵機は構造が比較的簡単であ
るが、空気を渦巻き状に旋回させるため、その構造は極
めて精密に工作しなければならないものであった。ま
た、空気を高速で旋回させることで塵埃を分離できて
も、微細な塵埃は必ずしも分離することができず、外部
に飛散してしまうものであった。このようなことから、
簡易な構成で空気中から塵埃と空気を分離できる機構の
開発が望まれていた。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、屎尿を収納す
る耐熱性のある容器と、容器を加熱して屎尿を乾燥させ
る加熱手段と、容器内に収納された複数個の球形状をし
た蓄熱体と、容器内に収納した屎尿と蓄熱体を攪拌する
複数の羽根を持つ攪拌手段と、容器の上部に連通して蒸
発した水蒸気を排出するための排気パイプと、排気パイ
プに第一の開閉弁を介して接続された触媒を収納した触
媒箱と、触媒箱の排出側に接続されて空気を吸引する吸
引手段と、排気パイプと触媒箱の間に接続された集塵箱
と、排気パイプと集塵箱の流入側の間に介在された第二
の開閉弁と、集塵箱の排出側と触媒箱の流入側の間に介
在された第三の開閉弁と、集塵箱の内部に収納されて空
気から塵埃を捕獲する回収袋とから構成されたことを特
徴とする屎尿処理装置。を提供するものである。
【0015】また、本発明では、屎尿を収納する耐熱性
のある容器と、容器を加熱して屎尿を乾燥させる加熱手
段と、容器内に収納された複数個の球形状をした蓄熱体
と、容器内に収納した屎尿と蓄熱体を攪拌する複数の羽
根を持つ攪拌手段と、容器の上部に連通して蒸発した水
蒸気を排出するための排気パイプと、排気パイプに第一
の開閉弁を介して接続された触媒を収納した触媒箱と、
触媒箱の排出側に接続されて空気を吸引する吸引手段
と、排気パイプと触媒箱の間に接続された集塵箱と、排
気パイプと集塵箱の流入側の間に介在された第二の開閉
弁と、集塵箱の排出側と触媒箱の流入側の間に介在され
た第三の開閉弁と、集塵箱の内部に収納されて空気から
塵埃を捕獲する回収袋と、触媒箱の流入側に接続されて
熱風を触媒 方向に供給する加熱手段とから構成されたこ
とを特徴とする屎尿処理装置を提供するものである。
【0016】また、本発明では、屎尿を収納する耐熱性
のある容器と、容器を加熱して屎尿を乾燥させる加熱手
段と、容器内に収納された複数個の球形状をした蓄熱体
と、容器内に収納した屎尿と蓄熱体を攪拌する複数の羽
根を持つ攪拌手段と、容器の上部に連通して蒸発した水
蒸気を排出するための排気パイプと、排気パイプに第一
の開閉弁を介して接続された触媒を収納した触媒箱と、
触媒箱の排出側に接続されて空気を吸引する吸引手段
と、排気パイプと触媒箱の間に接続された集塵箱と、排
気パイプと集塵箱の流入側の間に介在された第二の開閉
弁と、集塵箱の排出側と触媒箱の流入側の間に介在され
た第三の開閉弁と、集塵箱の内部に収納されて空気から
塵埃を捕獲する回収袋と、第四の開閉弁を介して容器内
に空気を供給する送風機とから構成されたことを特徴と
する屎尿処理装置を提供するものである。
【0017】さらに、本発明では、屎尿を収納する耐熱
性のある容器と、容器を加熱して屎尿を乾燥させる加熱
手段と、容器内に収納された複数個の球形状をした蓄熱
体と、容器内に収納した屎尿と蓄熱体を攪拌する複数の
羽根を持つ攪拌手段と、容器の上部に連通して蒸発した
水蒸気を排出するための排気バイプと、排気パイプに第
一の開閉弁を介して接続された触媒を収納した触媒箱
と、触媒箱の排出側にその吸引側を接続させて空気を吸
引するエゼクターと、排気パイプと触媒箱の間に接続さ
れた集塵箱と、排気パイプと集塵箱の流入側の間に介在
された第二の開閉弁と、集塵箱の排出側と触媒箱の流入
側の間に介在された第三の開閉弁と、集塵箱の内部に収
納されて空気から塵埃を捕獲する回収袋と、外部の空気
を吸引してエゼクターの送風側に空気を供給する送風機
と、この送風機と容器の上部とを接続する第四の開閉弁
とから構成されたことを特徴とする屎尿処理装置を提供
するものである。
【0018】望ましくは、本発明は、前記第二と第三の
開閉弁は同時に同方向に操作し、第 一の開閉弁の操作は
第二と第三の開閉弁の操作とは逆方向となるように開閉
動させることを特徴とする請求項1及び2記載の屎尿処
理装置を提供するものである。
【0019】望ましくは、本発明は、前記第二と第三と
第四の開閉弁は同時に同方向に操作し、第一の開閉弁の
操作は第二と第三と第四の開閉弁の操作とは逆方向とな
るように開閉動させることを特徴とする請求項1及び2
記載の屎尿処理装置を提供するものである。
【0020】
【作用】本発明では、便器に排泄された屎尿はシャッタ
ー機構を通過した後に導入パイプを落下して容器に収納
される。この容器はその外部からヒーター等によって加
熱されるので、収納された屎尿はその大部分の成分であ
る水分が水蒸気となって蒸発することになる。この水蒸
気は排気パイプを通じて触媒箱方向に流動する。この触
媒箱には加熱パイプからの熱い空気が常時供給されてお
り、触媒箱内の触媒は常時暖められている。この状態
で、蒸発した水蒸気が触媒箱に流入すると触媒に接触
し、水蒸気内に含まれる悪臭の成分は酸化還元され、無
臭に変化される。このため、外部に悪臭を発散させるこ
とがない。
【0021】所定時間だけ乾燥の処理を行ったならば、
排気パイプにある開閉弁を閉鎖し、同時に集塵箱の開閉
弁を開け、容器と集塵箱を連通させる。その後、容器
圧縮空気を噴射し、水分が蒸発した後に容器に残った
埃を舞い上げ、排気パイプより塵埃を空気ごと集塵箱に
流入させる。集塵箱内には布または紙でできた回収袋が
内蔵してあるため、残渣はこの回収袋によって捕獲さ
れ、清浄な空気だけが外部に拡散される。この回収袋で
は微細な塵埃でも捕獲でき、所定の量の塵埃が貯留され
たならば、この回収袋ごと塵埃を廃棄することができ
る。このような構成では、サイクロン式の集塵機を使用
していないため構造が簡単となり、また細かい塵埃も捕
獲して外部を汚染することがなくなるものである。
【0022】また、第二と第三の開閉弁は同時に同方向
(開の動作又は閉の動作のいずれか)に操作させ、第一
の開閉弁の操作と第二と第三の開閉弁の操作を逆の方向
になるように設定するため、屎尿の蒸発の際には第一の
開閉弁が開放して水蒸気はそのまま触媒箱の方向に流動
する。そして、容器からの塵埃の回収の処理の際には、
第一の開閉弁を閉じてあり、第二と第三の開閉弁が開い
ているため、塵埃を含んだ空気は第二の開閉弁から集塵
箱に流れ、回収袋で塵埃が捕獲され、清浄となった空気
は第三の開閉弁から触媒箱に流動する。このため、空気
の流動が円滑となり、加熱、乾燥の処理の際には集塵箱
には空気は流動せず、空気の抵抗がすくなくなる。
【0023】さらに、第二と第三と第四の開閉弁は同時
に同方向(開の動作又は閉の動作のいずれか)に操作さ
せ、第一の開閉弁の操作と第二と第三と第四の開閉弁の
操作を逆の方向になるように設定してある。このため、
送風機からの空気は第四の開閉弁が開放されると容器内
に噴出され、容器に残留している塵埃は空気によって吹
き飛ばされ、容器の清掃が迅速に行なうことができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。本実施例では、屎尿処理装置をそれだけ単体で自由
に移動させることができる仮設便所1に応用した場合に
ついて説明する。
【0025】図1は本実施例における仮設便所1の外観
を示すもので、仮設便所1の外枠は、例えばプラスチッ
クや強化合成樹脂等で形成された立体形の箱状をしてい
る。この仮設便所1の底部分は地面に設置される基台2
となっており、この基台2は立方体形をしていて、この
基台2の上部には屋根を取り付けたハウス3が載置して
ある。このハウス3の前面には、前方に開いて利用者が
ハウス3内に出入りすることができるドアー4が取り付
けてある。
【0026】この仮設便所1の内部であって、基台2の
上部の位置には屎尿処理装置5が固定してある。この屎
尿処理装置5の上面中央には、洋式の便器6が固定して
あり、上面の左右にはモーターを収納しているカバー7
と、触媒を収納しているカバー8がそれぞれ固定してあ
る。
【0027】次に、図2は、図1で示した屎尿処理装置
5の内部の構造を示すスケルトン図である。この屎尿処
理装置5は、それ自体単体で動作することのできるユニ
ットに組立てられており、大きく区分して乾燥機構、送
風機構、回収機構、触媒還元機構より構成されている。
【0028】まず、この屎尿処理装置5の右奥には、円
筒形をした容器としての乾燥釜10が設けてあり、この
乾燥釜10の側面中央には上方に向かって傾斜した導入
パイプ11が連結してある。この導入パイプ11の上端
は前記便器6の下部開口にまで延長させてあり、導入パ
イプ11の上端であって便器6との間には、シャッター
12が介在させてある。そして、乾燥釜10の上部には
収納した屎尿を攪拌するためのギャー箱14が載置して
あり、このギャー箱14の側面にはモーター13が連結
してある。このため、モーター13の回転力はギャー箱
14によって減速されると共にその回転軸方向が変換さ
れている。そして、このギャー箱14とモーター13の
上部はカバー7によって覆われている。また、屎尿処理
装置5の左側奥下には長方形状をした触媒箱15が垂直
に設けてある。この触媒箱15の上部には排気パイプ2
6がややL字形に導通させてあり、排気パイプ26の先
端にはエゼクター27の中央側面が連結してある。
【0029】この屎尿処理装置5の最奥には、細長い円
筒形状をした加熱パイプ17が設けてあり、この加熱パ
イプ17の先端は前記触媒箱15の下部側面に連通させ
てある。この加熱パイプ17は熱風を触媒箱15の内部
に送り、触媒箱15の内部にある触媒を加熱させるため
のものであり、加熱パイプ17の反対側の開口端には送
風機18が接続してある。前記乾燥釜10の上面には円
盤形状をした蓋板29が密着させてあり、この蓋板29
によって乾燥釜10が閉鎖してある。そして、蓋板29
に排風パイプ19が固着してあり、乾燥釜10の内部と
排風パイプ19とは連通させてある。この排風パイプ1
9には開閉弁20を介して導入パイプ21の上端が接続
してあり、導入パイプ21の下端は加熱パイプ17の側
面に連通させてある。また、排風パイプ19の先端には
開閉弁22を介して清掃パイプ23が接続してあり、清
掃パイプ23の先端は集塵機24の上部に連通させてあ
る。さらに、集塵機24の下部側面には戻りパイプ25
が連通させてあり、戻りパイプ25は開閉弁28を介し
て導入パイプ21の側面に連通させてある。
【0030】次に、屎尿処理装置5の前面にはモーター
によって回転させられる送風機30が設けてあり、この
送風機30の出力である送風パイプ31は左右に分岐し
ていて加圧パイプ32と供給パイプ33に分かれてい
る。この加圧パイプ32の先端には前記エゼクター27
の下部開口が接続してあり、常時エゼクター27に空気
を供給している。また、供給パイプ33の先端は開閉弁
34を介して蓋板29に接続してあり、供給パイプ33
は乾燥釜10の内部と連通させてある。そして、供給パ
イプ33の途中では、開閉弁34を跨ぐようにして内径
が小さい絞りパイプ35がバイパス状に接続してある。
【0031】次に、図3は本実施例における乾燥釜1
0、触媒箱15、集塵機24、便器6等の間でそれぞれ
を接続している各種のパイプの連結状況を示すものであ
る。
【0032】前記便器6の底部にはシャッター12が接
続してあり、このシャッター12の下端にはやや
の字形に折り曲げた導入パイプ11の上端が接続させて
ある。この導入パイプ11の下端は前記乾燥釜10の側
面中央に接続させてある。
【0033】次に、排泄された屎尿を蒸発させるための
乾燥釜10は、内部が中空で下部に底がある円筒形状を
しており、この乾燥釜10の底には加熱のための円盤形
をしたヒーター16が接触させてある。また、この乾燥
釜10の上面開口には円盤形をした蓋板29が密着させ
てあり、乾燥釜10と蓋板29により閉鎖した空間を形
成させてある。この蓋板29の上面にはギャー箱14が
固定してあり、ギャー箱14から下方に延長された回転
軸38は乾燥釜10の内部底方向に向けられ、回転軸3
8の下端周囲には複数の攪拌羽根39が固定してある。
また、乾燥釜10の内部にはこの攪拌羽根39によって
回転される球形状をした蓄熱体40が複数個収納させて
ある。この蓄熱体40は、例えば二酸化アルミニューム
のような保熱力の高い材料で形成してある。また、乾燥
釜10の側面であって、その底よりもやや高い位置には
温度センサー41を接触してある。
【0034】そして、蓋板29には乾燥釜10の内部に
通じる排風パイプ19が接続してあり、この排風パイプ
19は二つに分岐していて、それぞれに開閉弁20、2
2が接続してある。この一方の開閉弁20には導入パイ
プ21が連通させてあり、導入パイプ21の下端は加熱
パイプ17の側面に連通させてある。また、開閉弁22
には清掃パイプ23が接続してあり、この清掃パイプ2
3は集塵機24の内部にまでその先端が延長してある。
この集塵機24の内部には回収袋48が収納されてお
り、この回収袋48は例えば布や目の粗い紙により袋状
に形成されており、この回収袋48の開口には前記清掃
パイプ23の先端を接続させてある。また、この集塵機
24の反対側には戻りパイプ25が接続してあり、この
戻りパイプ25は回収袋48の外周と連通させてある。
そして、戻りパイプ25は開閉弁28を介して前記導入
パイプ21と連通させてある。
【0035】次に、前記送風機30の内部にはモーター
43によって駆動されるファン44が収納してあり、こ
の送風機30によって圧送される空気は送風パイプ31
に伝えられる。送風パイプ31はそれぞれ加圧パイプ3
2と供給パイプ33に分岐されており、加圧パイプ32
はエゼクター27の下端に接続されている。この送風機
30から空気がエゼクター27を通過すると、エゼクタ
ー27の内部では空気の流通により負圧が発生させてい
る。また、分岐した他方の供給パイプ33の先端には開
閉弁34を介して蓋板29に接続してあり、供給パイプ
33は乾燥釜10の内部空間と連通させてある。また、
供給パイプ33の途中であって開閉弁34を跨ぐように
して絞りパイプ35が介在させてあり、開閉弁34が閉
鎖していても供給パイプ33、絞りパイプ35を通じて
乾燥釜10の内部には酸化のために必要な空気が送られ
るようになっている。
【0036】次に、前記送風機18の内部にはモーター
45によって駆動されるファン46が収納してあり、こ
の送風機18の空気の出力側には加熱パイプ17が接続
してある。この加熱パイプ17の内部にはヒーター47
が収納してあり、このヒーター47によって送風機18
から送られた空気が加熱されるようになっている。そし
て、この加熱パイプ17の先端には触媒箱15の下部側
面が連通してある。この触媒箱15の内部では、その下
部にフィルター49が、その上部には触媒50が充満さ
せてある。このため、ヒーター47で熱せられた空気は
フィルター49を通過し、触媒50を暖めながらエゼク
ター27の負圧によって吸引されて外部に拡散されるよ
うになっている。
【0037】次に、図4は本実施例における便器6、乾
燥釜10、蓋板29等の各部材の配置を示したものであ
る。この図4において、シャッター12の内部には水平
方向に回動できるシャッター羽根52が軸支してある。
このシャッター羽根52が左右に動することにより、
便器6と導入パイプ11が連通されたり、閉鎖されたり
することになる。
【0038】また、図5は本実施例における屎尿処理装
置5の内部における各部の配置を背面から示したもので
ある。この図では、図2で示した構成を左上より見た状
態を示してしる。
【0039】また、図6は本実施例における制御系を示
すブロック図である。
【0040】前記温度センサー41の出力は温度判別回
路55に接続され、この温度判別回路55の出力はマイ
コン等によって構成される中央演算回路56に接続され
てる。この仮設便所1を使用した人が、その使用の終了
を指示するための指示スイッチ57の出力は乾燥指示回
路58に接続され、この乾燥指示回路58の出力は中央
演算回路56に接続されている。また、中央演算回路5
6には、この中央演算回路56のみならず屎尿処理装置
5での全ての動作を開始すると共に、使用の終了を指示
するための電源スイッチ59が接続してある。
【0041】次に、この中央演算回路56の制御出力
は、シャッター制御回路60、モーター制御回路61、
バルブ制御回路62、ヒーター制御回路63にそれぞれ
出力させてある。これらのシャッター制御回路60、モ
ーター制御回路61、バルブ制御回路62、ヒーター制
御回路63は何れも中央演算回路56からの指示によっ
てそれぞれ個別に動作され、それぞれに接続した各機構
を制御するものである。先ず、このシャッター制御回路
60の出力にはシャッター12が接続してあり、モータ
ー制御回路61にはモーター13、43、45が接続し
てあり、バルブ制御回路62には開閉弁20、22、2
8、34がそれぞれ独立して接続してある。さらに、ヒ
ーター制御回路63にはヒーター16、47が接続して
ある。
【0042】次に、本実施例の作用を説明する。
【0043】<待機状態の保持>
【0044】この屎尿処理装置5を利用して屎尿の乾燥
処理作業を行う前に、屎尿処理装置5の作動の準備であ
る待機の状態に保持しておかなければならない。最初、
電源スイッチ59を投入し、中央演算回路56にこれか
ら屎尿処理装置5を使用する指示を伝達する。この指示
は中央演算回路56よりモーター制御回路61、バルブ
制御回路62、ヒーター制御回路63に伝えられる。
【0045】先ず、ヒーター制御回路63はヒーター4
7に通電し、加熱パイプ17の内部を加熱する。同時に
モーター制御回路61によりモーター43、45が駆動
され、モーター43によって駆動されるファン44によ
り圧送された空気は送風パイプ31、加圧パイプ32を
介しエゼクター27に伝えられる。このエゼクター27
内をファン44から送られた空気が流動すると、エゼク
ター27の内部には負圧が発生し、触媒箱15の内部の
空気を吸引する。また、モーター45が駆動されること
でファン46が回転し、ファン46が外部から空気を吸
引してヒーター47方向に圧送する。このヒーター47
に送られた空気が接触することで空気は加熱され、加熱
された空気は加熱パイプ17を通じて触媒箱15の内部
に供給される。このため、ヒーター47で加熱された空
気が触媒50を触媒50を常時暖めることになる。この
ようにして触媒50は常時一定の温度に暖められ、触媒
50は酸化還元の作用ができる温度に保持される。
【0046】このようにして、送風機30、送風パイプ
31、加圧パイプ32、エゼクター27による空気の流
路と、送風機18、加熱パイプ17、触媒箱15、エゼ
クター27による空気の流路が形成され、待機状態では
この2つの流路が常時形成されていることになる。
【0047】<屎尿処理装置5の使用>
【0048】上述のように、この屎尿処理装置5が待機
の動作を維持しているときに、この仮設便所1を利用し
て屎尿を処理することができる。先ず仮設便所1を使用
したい人はドアー4を開けてハウス3の内部に入り、便
器6に向かって屎尿を排泄することができる。この排泄
された屎尿は一時シャッター12の上部に保持される。
【0049】<排泄物の蒸発と乾燥>
【0050】次に、仮設便所1の内部で便器6を使用
し、使用者が排泄の行為を終わったならば、次に仮設便
所1を使用したい人のために排泄物の処理を行わなけれ
ばならない。この処理は、便器6を使用した者が指示ス
イッチ57を押すことで開始される。先ず、使用者が指
示スイッチ57を押すとその信号は乾燥指示回路58に
伝えられ、次いで中央演算回路56に伝えられる。この
ため、中央演算回路56はシャッター制御回路60にシ
ャッター12を開くように指示する。すると、シャッタ
ー羽根52は水平に移動し、便器6と導入パイプ11を
導通させ、シャッター12の上部に溜まっていた屎尿を
導入パイプ11内に落下させ、乾燥釜10の内部に流入
させる。所定時間経過して屎尿が乾燥釜10に流入した
と判断したとき、シャッター制御回路60はシャッター
12を指示してシャッター羽根52を閉鎖させる。な
お、シャッター12を便器6と導入パイプ11の間に介
在させているのは、屎尿を蒸発乾燥させたときに発生す
る悪臭を便器6の開口より外部に放出させないためであ
る。
【0051】このシャッター制御回路60が作動と同時
に、中央演算回路56はモーター制御回路61に指示し
てモーター13を作動させる。このモーター13が作動
すると、その回転出力はギャー箱14に伝えられ、この
ギャー箱14の内部にあるギアーによって減速と回転方
向が転換され、回転軸38を水平方向に回転させる。こ
の回転軸38が回転することで、乾燥釜10の底部分に
おいて攪拌羽根39と蓄熱体40が回転される。
【0052】さらに、同時に中央演算回路56からの指
示により、バルブ制御回路62は開閉弁20を開放さ
せ、開閉弁22、28、34を閉鎖させておく。この回
路の開閉成により、送風機30、送風パイプ31、供給
パイプ33、絞りパイプ35の空気の流路が形成され、
乾燥釜10の内部には適当量の空気が流入させられる。
そして、乾燥釜10の内部から、排風パイプ19、開閉
弁20、導入パイプ21、加熱パイプ17、触媒箱15
の流路が形成されており、空気はエゼクター27により
吸引されている。また、前述のように送風機30からの
空気は、送風パイプ31、加圧パイプ32を介してエゼ
クター27内に常時供給される流路が形成され、エゼク
ター27内では負圧が発生している。このようにして送
風機30、送風パイプ31、供給パイプ33、絞りパイ
プ35から乾燥釜10内に空気が流入し、さらに乾燥釜
10内の空気が排風パイプ19、開閉弁20、導入パイ
プ21を介して加熱パイプ17の方向に流動する経路が
できる。絞りパイプ35によって少量の空気を乾燥釜1
0内に供給するのは、屎尿を加熱したときに空気と接触
させることによって酸化を助長させるためである。
【0053】そして、これらの動作と同時に中央演算回
路56はヒーター制御回路63に信号を伝えてヒーター
16に通電し、乾燥釜10の底部分を加熱させる。この
ため乾燥釜10の底はヒーター16によって加熱され、
乾燥釜10内の屎尿は沸騰点にまで高められ、その大部
分の成分である水分は水蒸気として蒸発される。
【0054】このようなヒーター16による加熱の最中
において、ギャー箱14によって回転軸38が回転さ
れ、攪拌羽根39は乾燥釜10の底の部分において回転
される。この攪拌羽根39によって複数の蓄熱体40は
乾燥釜10の底部分で回転し、屎尿を攪拌する作用をす
る。すると、屎尿が均一な温度に暖められるように混ぜ
合わせられるとともに、蓄熱体40に蓄えられた熱はそ
の表面より周囲の屎尿に伝えられ、屎尿を加熱すること
になる。蓄熱体40はその表面が球形であり表面積が大
きいことから、屎尿の乾燥速度が高められ、屎尿の水分
は除々に蒸発させられる。
【0055】このように各部が動作して、乾燥釜10内
で蒸発した水蒸気はその内部と連通する排風パイプ1
9、開閉弁20を通過し、導入パイプ21から加熱パイ
プ17にまで流動する。蒸発した水蒸気が加熱パイプ1
7の内部に流入すると、この水蒸気はヒーター47によ
って加熱された空気と混合させられ、流動中に温度が下
がった水蒸気はヒーター47の熱風で再度加熱されて触
媒箱15に送られる。この触媒箱15のフィルター49
を通過した空気は触媒50の表面と接触し、空気中に含
まれた悪臭の成分は触媒50によって酸化還元され、そ
の成分が無臭の成分に変質される。この後、触媒箱15
を通過して空気はエゼクター27によって吸引され外部
に拡散される。このような空気の順路により、屎尿処理
装置5の内部で空気が流通し、乾燥釜10の内部で蒸発
させられた水分は無臭の処理をされながら大気中に拡散
されることになる。
【0056】<乾燥釜10の清掃とゴミの分離>
【0057】前述したように、ヒーター16による乾燥
釜10の加熱と、攪拌羽根39、蓄熱体40による攪拌
により、乾燥釜10内に貯留された屎尿はその大部分の
成分である水分が蒸発されることになる。乾燥処理の最
後では、屎尿の成分の内の繊維質等の蒸発しない成分が
残渣となって乾燥釜10内に残ることになる。このよう
な残渣が乾燥釜10内に残留すると、長期的な使用にお
いては乾燥釜10の内壁に残渣が固着し、ついには屎尿
の乾燥処理を行うことができなくなる。このため、一回
の乾燥処理が完了したならば、乾燥釜10内に残ってい
る残渣や塵埃を除去して清掃を行うことになる。この清
掃処理おいては、乾燥釜10内から除去された残渣や
塵埃が大気中のそのまま拡散されたり、流路内にある触
媒箱15に付着することを防止するため、残渣や塵埃だ
けを空気から分離して回収しなければならない。この清
掃と塵埃の分離の処理は、乾燥釜10内の屎尿が全て乾
燥されたと判断されたときに、継続して自動的に行われ
るものである。
【0058】さて、前述の乾燥の処理が終ると乾燥釜1
0内に屎尿が無くなるが、ヒーター16からの熱はなお
も供給されているため、乾燥釜10の側面の温度は上昇
する。この温度変化を温度センサー41によって検知
し、その信号を温度判別回路55に伝える。この温度判
別回路55はその結果を中央演算回路56に伝え、乾燥
釜10内の水分が全て蒸発したことを自己判断し、次い
で清掃の処理を開始させる。この中央演算回路56の判
断により、まずヒーター制御回路63に信号が伝えら
れ、ヒーター16の通電を停止して乾燥釜10の加熱を
停止させる。次いで、バルブ制御回路62に制御信号を
伝え、開閉弁22、28、34を開放させると同時に開
閉弁20を閉鎖させる。すると、送風機30から圧送さ
れた空気は送風パイプ31、供給パイプ33、開閉弁3
4を通じ乾燥釜10内に噴出し、乾燥釜10内に残留し
ていた残渣や塵埃は吹き飛ばされる。また、乾燥釜10
からは、排風パイプ19、開閉弁22、清掃パイプ2
3、集塵機24、戻りパイプ25、開閉弁28、導入パ
イプ21より加熱パイプ17の順で空気が流動する経路
が形成されている。この開閉弁34が開放されることに
より、乾燥釜10内には強力な空気が噴射され、乾燥釜
10内に残っていた残渣や塵埃が吹き飛ばされ、吹き飛
ばされた塵埃は空気と共に排風パイプ19、開閉弁2
0、清掃パイプ23を通過して回収袋48の内部に流入
する。この回収袋48では、空気は通過するが塵埃はそ
の表面に引っ掛かり、塵埃と空気が分離される。塵埃の
みがこの回収袋48で回収され、清浄となった空気のみ
が戻りパイプ25、開閉弁28、導入パイプ21を介し
て加熱パイプ17に流れる。この加熱パイプ17では送
風機18からの空気が流動しているため、この空気の流
れと共に触媒箱15を通過し、エゼクター27によって
吸引されて外囲に拡散される。また、この開閉弁34が
開放されたことによって空気が噴射されている間におい
てもモーター13は継続して動作しているため、回転軸
38、攪拌羽根39、蓄熱体40はそれぞれ乾燥釜10
の内部で回転している。このため、蓄熱体40が乾燥釜
10の底の部分で回転され、乾燥釜10の底や内壁に固
着している残渣を細かく砕くようにして除去する。この
ように、供給パイプ33の先端からの空気の噴射と、こ
の蓄熱体40の回転による除去作用によって、乾燥釜1
0の内部にある残渣はきれいに除去されることになる。
【0059】<待機状態への切換え>
【0060】前述のように、送風機30からの空気圧が
供給パイプ33の先端より乾燥釜10内に噴射させられ
て残渣や塵埃が取り除かれたならば、仮設便所1を次に
使用する人のために屎尿処理装置5を待機の状態に復帰
しなければならない。この場合、所定時間だけ前述の清
掃の処理が終わったならば、中央演算回路56はモータ
ー制御回路61、バルブ制御回路62に信号を伝える。
これにより、モーター13はその動作を停止して攪拌羽
根39は回転しなくなる。また、開閉弁20は開放さ
れ、同時に開閉弁22、28、34は閉鎖される。この
ため、空気の流路が変更され、送風機30からの空気は
送風パイプ31、供給パイプ33、絞りパイプ35を介
流れ、その流量が絞られて乾燥釜10内に供給され
る。また、乾燥釜10内の空気は排風パイプ19、開閉
弁20、導入パイプ21を介して加熱パイプ17に伝え
られる。また、送風機18内のモーター45は常時作動
しており、加熱パイプ17内のヒーター47も作動して
いるため、送風機18から供給された空気はヒーター4
7と接触して加熱され、熱い空気は触媒箱15内に供給
されている。こうして、触媒箱15内の触媒50は酸化
還元の作用に必要な温度に常時保持されている。このよ
うな空気の流路を形成し、触媒50を保温しておくこと
により、次の蒸発、乾燥の処理にに待機している。
【0061】このように、屎尿処理装置5は待機、乾
燥、蒸発、清掃のサイクルを繰り返すことになる。この
ようなサイクルでは屎尿の大部分の成分である水蒸気が
蒸発されるとともに、乾燥釜10内の残渣を自動的に清
掃させることができる。このため密閉した乾燥釜10を
長期間使用しても内部に残渣や塵埃が溜まらず、屎尿処
理装置5を長期的に使用することが可能となる。また、
残渣や塵埃の回収においてはサイクロン集塵機を使用せ
ず、回収袋によって空気と塵埃を分離するため、構造が
簡単であり、各細かい塵埃も確実に捕捉できるため、大
気汚染を発生させることはない。また、回収した塵埃は
回収袋ごと廃棄することができるので衛生的に処理する
ことができる。なお、図7、図8、図9、図10は本実
施例における屎尿処理装置5の動作れを示すフローチャ
ート図である。
【0062】次に、図11は本発明の他の実施例を示す
ものである。この実施例において、図3で示す第一の実
施例と同一の構造については同一の符号を使用し、その
構造の説明は省略する。
【0063】前記乾燥釜10の下部には内部が空洞とな
った燃焼炉66が設けてあり、この燃焼炉66の上面に
は乾燥釜10の下面が密着させてある。この燃焼炉66
の後部(図11中右側)はやや山形に持ち上がってお
り、内部には垂直に立ち上げられた仕切板67が固定し
てある。この仕切板67によって、燃焼炉66の内部は
燃焼室68と触媒室69の二つの部屋に分離されてい
る。そして、触媒室69の内部には触媒70が充満させ
てあり、触媒室69の下部側面には排気パイプ65が連
通してあり、排気パイプ65の先端は前記エゼクター2
7の負圧側に接続してある。
【0064】次に、前記蓋板29には乾燥釜10の内部
と連通するように排風パイプ19が接続してあり、この
排風パイプ19は二つに分岐していて、分岐した一方は
開閉弁76を介して導入パイプ77に接続してあり、導
入パイプ77の先端は燃焼室68の下部に開口してある
放出口78に接続してある。また、排風パイプ19の分
岐した他方は開閉弁79を介して清掃パイプ80に接続
してあり、清掃パイプ80の先端は集塵箱81の内部に
延長させてある。この集塵箱81の内部には布や目の粗
い紙で形成した回収袋82が収納してあり、回収袋82
の開口に清掃パイプ80の先端を取り付けてある。そし
て、集塵箱81の側面には戻りパイプ83の先端が連通
させてあり、戻りパイプ83の他端は燃焼炉66の側面
であって燃焼室68の一側(図11中左側)に形成した
排出口84に接続してある。また、燃焼室68の側面
(図11中左側)には燃焼室68と連通してバーナーパ
イプ71が接続してあり、バーナーパイプ71の先端に
は送風機18が連結してある。そして、このバーナーパ
イプ71は空気と燃料油を混合して火炎を発生させるも
のであり、燃料パイプ72の中間には一定量の燃料油を
供給する燃料ポンプ73が設けてあり、燃料パイプ72
の上端には燃料油75を貯留した油タンク74が連結し
てある。
【0065】この実施例において、乾燥釜10の内部に
収納された屎尿を乾燥させる際には、開閉弁34、79
を閉鎖し、開閉弁76を開放しておく。そして、モータ
ー13、43、45を駆動させる。このため、モーター
43、45の駆動により送風機18、30からは空気が
圧送され、送風機30からの空気は供給パイプ33、絞
りパイプ35を介して乾燥釜10の内部に少量の空気量
が供給される。同時に、送風機30からは加圧パイプ3
2からエゼクター27に空気が供給されるため、エゼク
ター27では強力な負圧が発生し、排気パイプ65を介
して触媒室69の内部の空気を吸引することになる。ま
た、送風機18からの空気はバーナーパイプ71を介し
て燃焼室68の内部に流入し、燃焼室68を通過した後
に触媒室69に伝わる。このように、送風機18、バー
ナーパイプ71、燃焼室68、触媒室69、排気パイプ
65、エゼクター27による空気の流路と、送風機3
0、送風パイプ31、供給パイプ33、絞りパイプ3
5、乾燥釜10、排風パイプ19、開閉弁76、導入パ
イプ77、放出口78の流路と、送風機30、送風パイ
プ31、加圧パイプ32、エゼクター27の流路が形成
される。
【0066】このような空気の流れがある状態で、燃料
ポンプ73を駆動して燃料油75を順次燃料パイプ72
の先端から噴霧し、バーナーパイプ71内で送風機18
から送られてくる空気と混合して燃焼させることにより
火炎流が発生し、この火炎が燃焼室68内で完全燃焼す
ることになる。このため燃焼室68内で燃焼する火炎で
熱が発生し、その熱は乾燥釜10の底に伝えられ、乾燥
釜10を加熱させる作用をすることになる。乾燥釜10
が加熱されることにより、収納している屎尿は沸騰して
その水分が蒸発され、水蒸気は空気の流れと共に排風パ
イプ19、開閉弁76、導入パイプ77を流れて放出口
78より燃焼室68の内部に放出される。このため、屎
尿から蒸発した水蒸気及びその臭いとなる要素は燃焼室
68で再加熱され、次いで触媒室69に流入して触媒7
0と接触する。この触媒70に蒸発した悪臭の成分が接
触すると、悪臭の成分は酸化還元され、無臭となって排
気パイプ65に流入する。そして、エゼクター27の負
圧により、触媒室69内の空気が吸引されているので、
バーナーパイプ71によって発生した火炎流及び乾燥釜
10で蒸発した水蒸気及び各種の成分は大気中に拡散さ
れる。
【0067】次に、燃料パイプ72の先端から燃料油を
一定時間噴霧することで燃焼室68内で燃焼させること
により、乾燥釜10の内部に収納した屎尿が完全に蒸発
すると、その温度の変化は温度センサー41で検知し、
清掃の処理に移ることになる。この清掃の処理を行う場
合には、開閉弁34、79を開口し、開閉弁76を閉鎖
する。すると、送風機30からの空気は送風パイプ3
1、供給パイプ33、開閉弁34を通過して乾燥釜10
の内部に向けて強力に噴射させる。このため、乾燥釜1
0の内部に残留していた残渣や塵埃は吹き飛ばされ、排
風パイプ19、開閉弁79、清掃パイプ80を通過し、
集塵箱81の内部に設けられている回収袋82に送られ
る。回収袋82では残渣や塵埃を付着させて残渣や塵埃
を分離し、清浄な空気のみを戻りパイプ83方向に移動
させる。そして、清浄となった空気は、戻りパイプ83
を流動して排出口84より燃焼室68内に噴出し、次い
で、触媒室69、排気パイプ65を通じてエゼクター2
7で吸引されて大気中に拡散される。このような清掃の
処理が一定時間行われたのならば、乾燥釜10の内部が
清掃されたものと判断し、モーター13を停止させるこ
とにより回転軸38、攪拌羽根39、蓄熱体40は回転
を停止する。同時に、燃料ポンプ73から供給する燃料
油の量を減少させ、燃焼室68での温度を低下させる。
そして、開閉弁34、79を閉鎖し、開閉弁76を開放
することで、次の乾燥、蒸発の処理に待機させることに
なる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
仮設便所などに応用して屎尿を蒸発させることができる
ので、運用が衛生的であり、かつ取扱いが極めて容易と
なる。また、悪臭が拡散するのを防止するため密閉した
容器内で屎尿を蒸発させるが、乾燥後に残った残渣、塵
埃を除去しなければならない。この残渣、塵埃の分離は
回収袋によって行ない、空気中から塵埃のみを分離させ
ることができ、確実に塵埃の捕獲をすることができる。
このため、従来のようなサイクロン式の集塵機を使用し
ないので、構成が極めて簡単となる。また、捕獲した塵
埃は回収袋を取り出すことで廃棄の処理を行うことがで
きるのでメンテナンス等の処理が極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】屎尿処理装置を、移動式の仮設便所に応用した
例を示す全体斜視図である。
【図2】屎尿処理装置の内部を示したスケルトン図であ
る。
【図3】屎尿処理装置の各部を接続する配管の接続状況
を示す説明図である。
【図4】乾燥釜と便器の付近を拡大して示した分解斜視
図である。
【図5】屎尿処理装置の構成を背面から見た配置図であ
る。
【図6】屎尿処理装置の制御系を示す説明図である。
【図7】屎尿処理装置の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図8】屎尿処理装置の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図9】屎尿処理装置の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図10】屋尿処理装置の動作を示すフローチャート図
である。
【図11】本発明の他の実施例での装置の配管接続状況
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 仮設便所 5 屎尿処理装置 6 便器 10 乾燥釜 11 導入パイプ 12 シャッター 15 触媒箱 17 加熱パイプ 18 送風機 24 集塵機 30 送風機 38 回転軸 39 攪拌羽根 40 蓄熱体 47 ヒーター 50 触媒

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屎尿を収納する耐熱性のある容器と、容
    器を加熱して屎尿を乾燥させる加熱手段と、容器内に収
    納された複数個の球形状をした蓄熱体と、容器内に収納
    した屎尿と蓄熱体を攪拌する複数の羽根を持つ攪拌手段
    と、容器の上部に連通して蒸発した水蒸気を排出するた
    めの排気パイプと、排気パイプに第一の開閉弁を介して
    接続された触媒を収納した触媒箱と、触媒箱の排出側に
    接続されて空気を吸引する吸引手段と、排気パイプと触
    媒箱の間に接続された集塵箱と、排気パイプと集塵箱の
    流入側の間に介在された第二の開閉弁と、集塵箱の排出
    側と触媒箱の流入側の間に介在された第三の開閉弁と、
    集塵箱の内部に収納されて空気から塵埃を捕獲する回収
    袋とから構成されたことを特徴とする屎尿処理装置。
  2. 【請求項2】 屎尿を収納する耐熱性のある容器と、容
    器を加熱して屎尿を乾燥させる加熱手段と、容器内に収
    納された複数個の球形状をした蓄熱体と、容器内に収納
    した屎尿と蓄熱体を攪拌する複数の羽根を持つ攪拌手段
    と、容器の上部に連通して蒸発した水蒸気を排出するた
    めの排気パイプと、排気パイプに第一の開閉弁を介して
    接続された触媒を収納した触媒箱と、触媒箱の排出側に
    接続されて空気を吸引する吸引手段と、排気パイプと触
    媒箱の間に接続された集塵箱と、排気パイプと集塵箱の
    流入側の間に介在された第二の開閉弁と、集塵箱の排出
    側と触媒箱の流入側の間に介在された第三の開閉弁と、
    集塵箱の内部に収納されて空気から塵埃を捕獲する回収
    袋と、触媒箱の流入側に接続されて熱風を触媒方向に供
    給する加熱手段とから構成されたことを特徴とする屎尿
    処理装置。
  3. 【請求項3】 屎尿を収納する耐熱性のある容器と、容
    器を加熱して屎尿を乾燥させる加熱手段と、容器内に収
    納された複数個の球形状をした蓄熱体と、容器内に収納
    した屎尿と蓄熱体を攪拌する複数の羽根を持つ攪拌手段
    と、容器の上部に連通して蒸発した水蒸気を排出するた
    めの排気パイプと、排気パイプに第一の開閉弁を介して
    接続された触媒を収納した触媒箱と、触媒箱の排出側に
    接続されて空気を吸引する吸引手段と、排気パイプと触
    媒箱の間に接続された集塵箱と 、排気パイプと集塵箱の
    流入側の間に介在された第二の開閉弁と、集塵箱の排出
    側と触媒箱の流入側の間に介在された第三の開閉弁と、
    集塵箱の内部に収納されて空気から塵埃を捕獲する回収
    袋と、第四の開閉弁を介して容器内に空気を供給する送
    風機とから構成されたことを特徴とする屎尿処理装置。
  4. 【請求項4】 屎尿を収納する耐熱性のある容器と、容
    器を加熱して屎尿を乾燥させる加熱手段と、容器内に収
    納された複数個の球形状をした蓄熱体と、容器内に収納
    した屎尿と蓄熱体を攪拌する複数の羽根を持つ攪拌手段
    と、容器の上部に連通して蒸発した水蒸気を排出するた
    めの排気パイプと、排気パイプに第一の開閉弁を介して
    接続された触媒を収納した触媒箱と、触媒箱の排出側に
    その吸引側を接続させて空気を吸引するエゼクターと、
    排気パイプと触媒箱の間に接続された集塵箱と、排気パ
    イプと集塵箱の流入側の間に介在された第二の開閉弁
    と、集塵箱の排出側と触媒箱の流入側の間に介在された
    第三の開閉弁と、集塵箱の内部に収納されて空気から塵
    埃を捕獲する回収袋と、外部の空気を吸引してエゼクタ
    ーの送風側に空気を供給する送風機と、この送風機と容
    器の上部とを接続する第四の開閉弁とから構成されたこ
    とを特徴とする屎尿処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第二と第三の開閉弁は同時に同方向
    に操作し、第一の開閉弁の操作は第二と第三の開閉弁の
    操作とは逆方向となるように開閉動させることを特徴と
    する請求項1及び2記載の屎尿処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第二と第三と第四の開閉弁は同時に
    同方向に操作し、第一の開閉弁の操作は第二と第三と第
    四の開閉弁の操作とは逆方向となるように開閉動させる
    ことを特徴とする請求項1及び2記載の屎尿処理装置。
JP3265237A 1991-09-17 1991-09-17 屎尿処理装置 Expired - Lifetime JP2511344B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3265237A JP2511344B2 (ja) 1991-09-17 1991-09-17 屎尿処理装置
PCT/US1992/007881 WO1993005694A1 (en) 1991-09-17 1992-09-17 Human waste disposal apparatus and process
AU26826/92A AU2682692A (en) 1991-09-17 1992-09-17 Human waste disposal apparatus and process

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3265237A JP2511344B2 (ja) 1991-09-17 1991-09-17 屎尿処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0568963A JPH0568963A (ja) 1993-03-23
JP2511344B2 true JP2511344B2 (ja) 1996-06-26

Family

ID=17414430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3265237A Expired - Lifetime JP2511344B2 (ja) 1991-09-17 1991-09-17 屎尿処理装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2511344B2 (ja)
AU (1) AU2682692A (ja)
WO (1) WO1993005694A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0622498B1 (en) * 1993-04-26 1997-02-05 Nikken Corporation Raw sewage disposal apparatus
JPH06312174A (ja) * 1993-04-28 1994-11-08 Japanic:Kk 屎尿処理装置
KR100397819B1 (ko) * 2000-06-29 2003-09-13 한갑용 소변 자동소각장치
KR101864067B1 (ko) * 2017-01-24 2018-06-01 박정치 분뇨 건조식 화장실
GB2610191B (en) * 2021-08-24 2024-02-28 Univ Cranfield Soild waste processing apparatus

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3911506A (en) * 1971-04-16 1975-10-14 Jr James I West Incinerating commode
US3733617A (en) * 1971-07-23 1973-05-22 C Bennett Disposal system for human waste
US4163294A (en) * 1977-11-18 1979-08-07 Patterson David D Toilet facility
US4313234A (en) * 1978-07-31 1982-02-02 Santerra Industries Ltd. Toilet
JPS571838Y2 (ja) * 1978-11-21 1982-01-12
US4546502A (en) * 1983-03-14 1985-10-15 Lew Hyok S Evaporative waste disposal system
EP0343817B1 (en) * 1988-05-21 1993-12-08 Japanic Corporation Raw sewage drying apparatus
JPH0775702B2 (ja) * 1989-11-24 1995-08-16 株式会社彦間製作所 屎尿乾燥装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0568963A (ja) 1993-03-23
WO1993005694A1 (en) 1993-04-01
AU2682692A (en) 1993-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920007871B1 (ko) 시뇨 건조 장치(屎尿乾燥裝置)
EP0491461B1 (en) Raw sewage disposal apparatus
US4546502A (en) Evaporative waste disposal system
EP0600132B1 (en) Raw sewage disposal apparatus
KR950000466B1 (ko) 오물처리장치
JP2511344B2 (ja) 屎尿処理装置
KR960013345B1 (ko) 시뇨건조장치
WO1994016997A1 (en) Method of treating night soil and apparatus therefor
JPH07136640A (ja) 屎尿処理装置
JP2510101B2 (ja) 屎尿処理装置
KR970006502B1 (ko) 시뇨처리장치
JP2683522B2 (ja) 屎尿処理装置
KR950009312B1 (ko) 오물처리장치
WO2004065704A1 (ja) トイレ
JPH07115008B2 (ja) 屎尿乾燥装置の清掃機構
JP2510096B2 (ja) 屎尿処理装置の処理能力検知機構
JPH06304547A (ja) 屎尿処理装置
JPH084570B2 (ja) 小便乾燥機の清掃機構
JPH055494B2 (ja)
JPH04222684A (ja) 屎尿処理装置
JPH0632807B2 (ja) 屎尿乾燥装置
JPH0780440A (ja) 屎尿乾燥装置
JP2000014595A (ja) 消臭装置
KR960008092B1 (ko) 시뇨처리장치 및 그 처리방법
JPH1015534A (ja) 屎尿処理装置の加熱機構