JPH0713648Y2 - ボタン付けミシンのボタン自動供給装置 - Google Patents
ボタン付けミシンのボタン自動供給装置Info
- Publication number
- JPH0713648Y2 JPH0713648Y2 JP1990053801U JP5380190U JPH0713648Y2 JP H0713648 Y2 JPH0713648 Y2 JP H0713648Y2 JP 1990053801 U JP1990053801 U JP 1990053801U JP 5380190 U JP5380190 U JP 5380190U JP H0713648 Y2 JPH0713648 Y2 JP H0713648Y2
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- Japan
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- button
- loader
- pair
- holder
- sewing machine
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、紳士・婦人服上衣やベストの前ボタン、内
ポケット用ボタン、ズボンのピストルポケットボタンな
どのように、主として、各種の衣料用生地にボタンを縫
着するように構成されたボタン付けミシンに関するもの
で、特に、ボタンを生地の縫着個所に供給するボタン自
動供給装置に関するものである。
ポケット用ボタン、ズボンのピストルポケットボタンな
どのように、主として、各種の衣料用生地にボタンを縫
着するように構成されたボタン付けミシンに関するもの
で、特に、ボタンを生地の縫着個所に供給するボタン自
動供給装置に関するものである。
[従来の技術] この種のボタン付けミシンのボタン自動供給装置として
は、従来から、例えば特公平1-25598号公報に開示され
ているようなものが知られている。その従来から知られ
ているボタン自動供給装置は、ミシンのボタン縫着箇所
に設けられたボタン保持部とミシンの側方部に設定され
たボタン受取り位置とに亘って往復駆動移動自在なボタ
ンローダを設け、このボタンローダが受取り位置にある
とき、そのローダの所定箇所にボタンを補給するだけ
で、後はボタンローダの駆動移動によってボタンをミシ
ン側のボタン保持部に自動的に搬送し受渡しするように
構成されたものである。
は、従来から、例えば特公平1-25598号公報に開示され
ているようなものが知られている。その従来から知られ
ているボタン自動供給装置は、ミシンのボタン縫着箇所
に設けられたボタン保持部とミシンの側方部に設定され
たボタン受取り位置とに亘って往復駆動移動自在なボタ
ンローダを設け、このボタンローダが受取り位置にある
とき、そのローダの所定箇所にボタンを補給するだけ
で、後はボタンローダの駆動移動によってボタンをミシ
ン側のボタン保持部に自動的に搬送し受渡しするように
構成されたものである。
しかし、従来のボタン自動供給装置では、ボタンローダ
側にボタンの孔に嵌入するピン状の突起を設け、このピ
ン状突起にボタンの孔を嵌入させることによりボタンを
ローダに位置決めする構造のものであるために、ボタン
ローダへのボタンのセット作業が人手の場合は小さいボ
タン孔をピン状突起に嵌入させるのに手間どり、また、
自動セットの場合はボタン孔とピン状突起との位置修正
のための特別な修正機構を要して構造的に複雑でコスト
高になる。さらに、上記のような従来の自動供給装置
は、2つ孔や4つ孔の平ボタンの自動供給に適応するも
のであって、マーブルボタンやシャンクボタンのよう
に、その背面側に糸通し孔付き突起部をもつ特殊形態の
ボタンの自動供給には適用することができないものであ
った。
側にボタンの孔に嵌入するピン状の突起を設け、このピ
ン状突起にボタンの孔を嵌入させることによりボタンを
ローダに位置決めする構造のものであるために、ボタン
ローダへのボタンのセット作業が人手の場合は小さいボ
タン孔をピン状突起に嵌入させるのに手間どり、また、
自動セットの場合はボタン孔とピン状突起との位置修正
のための特別な修正機構を要して構造的に複雑でコスト
高になる。さらに、上記のような従来の自動供給装置
は、2つ孔や4つ孔の平ボタンの自動供給に適応するも
のであって、マーブルボタンやシャンクボタンのよう
に、その背面側に糸通し孔付き突起部をもつ特殊形態の
ボタンの自動供給には適用することができないものであ
った。
この考案は上記実情に鑑みてなされたもので、マーブル
ボタンやシャンクボタンのような特殊なボタンを、簡単
な操作により確実容易にかつスピーディにボタンローダ
にセットすることができるとともに、そのセットされた
ボタンを安定性よく保持することができるボタン付けミ
シンのボタン自動供給装置を提供することを目的とす
る。
ボタンやシャンクボタンのような特殊なボタンを、簡単
な操作により確実容易にかつスピーディにボタンローダ
にセットすることができるとともに、そのセットされた
ボタンを安定性よく保持することができるボタン付けミ
シンのボタン自動供給装置を提供することを目的とす
る。
上記目的を達成するため、この考案に係るボタン付けミ
シンのボタン自動供給装置は、ボタンの縫着箇所に配置
されたボタンホルダとその側方のボタン補給箇所とに亘
って往復駆動移動自在なボタンローダにおけるローダア
ームの先端部に、その上面でボタンを受止め支持する一
対の立上り部を有するボタン保持部材を固定し、このボ
タン保持部材の上記一対の立上り部間には、ボタンを上
方から押し込んだとき、該ボタンの背面側の略中央部に
局部的に形成されている突起部を弾性的に挟持する一対
の挟持片が対向配置されており、そのうち一方の挟持片
が他方の挟持片との対向方向に弾性変形可能に構成され
ているものである。
シンのボタン自動供給装置は、ボタンの縫着箇所に配置
されたボタンホルダとその側方のボタン補給箇所とに亘
って往復駆動移動自在なボタンローダにおけるローダア
ームの先端部に、その上面でボタンを受止め支持する一
対の立上り部を有するボタン保持部材を固定し、このボ
タン保持部材の上記一対の立上り部間には、ボタンを上
方から押し込んだとき、該ボタンの背面側の略中央部に
局部的に形成されている突起部を弾性的に挟持する一対
の挟持片が対向配置されており、そのうち一方の挟持片
が他方の挟持片との対向方向に弾性変形可能に構成され
ているものである。
上記構成のボタン付けミシンのボタン自動供給装置にお
いて、上記ボタン保持部材における一対の立上り部の上
面をそれぞれ、請求項2のように、内向きに傾斜する斜
面に形成することが好ましい。
いて、上記ボタン保持部材における一対の立上り部の上
面をそれぞれ、請求項2のように、内向きに傾斜する斜
面に形成することが好ましい。
この考案によれば、マーブルボタンやシャンクボタンの
ような特殊なボタンを手指でつまんで、ボタンローダの
上方からボタン保持部材の一対の立上り部間に向けて押
し込むといったごく簡単な操作を行なうだけで、該ボタ
ンの背面に局部的に形成されている突起部が一対の挟持
片により両側から挟持されるとともに、ボタン背面が一
対の立上り部の上面で受止め支持されることになり、こ
れによって、マーブルボタンのような特殊ボタンであっ
ても、それを確実に、かつ安定よく保持させることが可
能である。
ような特殊なボタンを手指でつまんで、ボタンローダの
上方からボタン保持部材の一対の立上り部間に向けて押
し込むといったごく簡単な操作を行なうだけで、該ボタ
ンの背面に局部的に形成されている突起部が一対の挟持
片により両側から挟持されるとともに、ボタン背面が一
対の立上り部の上面で受止め支持されることになり、こ
れによって、マーブルボタンのような特殊ボタンであっ
ても、それを確実に、かつ安定よく保持させることが可
能である。
特に、請求項2のように、ボタン背面を受止め支持する
一対の立上り部の上面が内向きの斜面に形成されている
場合は、ボタンローダにおける保持部材によるボタン保
持姿勢が一層安定のよいものとなる。
一対の立上り部の上面が内向きの斜面に形成されている
場合は、ボタンローダにおける保持部材によるボタン保
持姿勢が一層安定のよいものとなる。
[考案の実施例] 以下、この考案の一実施例を図面にもとづいて説明す
る。
る。
第1図はボタン付けミシンにおける要部の斜視図、第2
図は要部の拡大側面図であり、各図において、1はボタ
ンローダで、ローダアーム1Aの一端にはボタン保持部3
が構成されているとともに、他端にはL形の連結板4の
遊端部がねじ5を介して固定連結されている。なお、ボ
タンローダ1の詳細については後述する。
図は要部の拡大側面図であり、各図において、1はボタ
ンローダで、ローダアーム1Aの一端にはボタン保持部3
が構成されているとともに、他端にはL形の連結板4の
遊端部がねじ5を介して固定連結されている。なお、ボ
タンローダ1の詳細については後述する。
6は空気圧式の回転シリンダで、その回転部に上記連結
板4の一端が固定されており、この回転シリンダ6の正
逆回転により、上記ボタンローダ1を水平面内において
旋回させて上記ボタン保持部3をボタン縫着個所とその
側方に設定されたボタン補給個所とに亘つて往復駆動移
動自在に構成している。
板4の一端が固定されており、この回転シリンダ6の正
逆回転により、上記ボタンローダ1を水平面内において
旋回させて上記ボタン保持部3をボタン縫着個所とその
側方に設定されたボタン補給個所とに亘つて往復駆動移
動自在に構成している。
7は回転シリンダ取付台で、ミシンアーム8にブラケツ
ト9を介して装着されたボタンローダ昇降用シリンダ10
の可動ロツドに固定されており、上記ボタンローダ1の
ボタン保持部3がボタン縫着個所に旋回移動されたと
き、上記シリンダ10を介して上昇・下降されて、後述す
るボタンホルダに対してボタン2の受け渡しがおこなわ
れる。
ト9を介して装着されたボタンローダ昇降用シリンダ10
の可動ロツドに固定されており、上記ボタンローダ1の
ボタン保持部3がボタン縫着個所に旋回移動されたと
き、上記シリンダ10を介して上昇・下降されて、後述す
るボタンホルダに対してボタン2の受け渡しがおこなわ
れる。
11はボタンホルダで、上記ミシンアーム8内に設けられ
た昇降駆動機構(図示省略)を介して一定位置を上下に
往復運動する縫針12の直下相当個所のボタン縫着個所に
配置されている。このボタンホルダ11は第3図および第
4図で明示するように、可動および固定の一対の円弧状
の挟持片11A、11Bからなり、可動挟持片11Aをボタンホ
ルダ開閉用シリンダ13を介して固定挟持片11Bに対して
近接および離間移動させることにより、ボタン2をその
周部の両側から挟持する状態と挟持解除する状態とに切
換可能に構成されている。
た昇降駆動機構(図示省略)を介して一定位置を上下に
往復運動する縫針12の直下相当個所のボタン縫着個所に
配置されている。このボタンホルダ11は第3図および第
4図で明示するように、可動および固定の一対の円弧状
の挟持片11A、11Bからなり、可動挟持片11Aをボタンホ
ルダ開閉用シリンダ13を介して固定挟持片11Bに対して
近接および離間移動させることにより、ボタン2をその
周部の両側から挟持する状態と挟持解除する状態とに切
換可能に構成されている。
29はボタンホルダ回転用シリンダで、このシリンダ29の
伸長収縮により連結杆30、31を介してボタンホルダ11を
水平面に沿ったボタン受取り姿勢と垂直面に沿ったボタ
ン付け姿勢とに切換自在に構成されている。
伸長収縮により連結杆30、31を介してボタンホルダ11を
水平面に沿ったボタン受取り姿勢と垂直面に沿ったボタ
ン付け姿勢とに切換自在に構成されている。
14は生地ホルダで、ボタン2を縫着する生地15を二つ折
りにして、その二つ折り生地15の中間に挿入されて生地
15を固定するものであり、この生地ホルダ14はシリンダ
32の収縮伸長により連結杆16、17、軸18を介して生地15
に対して固定状態と解除状態とに切換え可能に構成され
ている。
りにして、その二つ折り生地15の中間に挿入されて生地
15を固定するものであり、この生地ホルダ14はシリンダ
32の収縮伸長により連結杆16、17、軸18を介して生地15
に対して固定状態と解除状態とに切換え可能に構成され
ている。
19はボタンホルダ腕で、腕継手20を介して、水平面内で
互いに直交する二次元方向、つまり、X-Y軸方向に同期
的に往復駆動移動する可動テーブル21に固定支持されて
いる。
互いに直交する二次元方向、つまり、X-Y軸方向に同期
的に往復駆動移動する可動テーブル21に固定支持されて
いる。
22、23は左右一対の生地ホルダ腕で、上記可動テーブル
21の左右両端面に固定支持されている。24は生地ガイド
で、上記左右一対の生地ホルダ腕22、23間に亘つて固定
連結されており、この生地ガイド24の下側に、上記縫針
12が上下に通過移動する貫通孔25aをもつた針板25が密
接状態に固定されている。
21の左右両端面に固定支持されている。24は生地ガイド
で、上記左右一対の生地ホルダ腕22、23間に亘つて固定
連結されており、この生地ガイド24の下側に、上記縫針
12が上下に通過移動する貫通孔25aをもつた針板25が密
接状態に固定されている。
26は生地押えで、シリンダ27の伸長により生地15の上面
に斜め上方から当接して、この生地15を第2図で示すよ
うに、針板25から遠ざかる方向(f)に向かつて押圧す
ることで生地15の橈みを防ぐものである。
に斜め上方から当接して、この生地15を第2図で示すよ
うに、針板25から遠ざかる方向(f)に向かつて押圧す
ることで生地15の橈みを防ぐものである。
28はボタンホルダ11の昇降シリンダで、その上端がボタ
ンホルダ腕19に連結されているとともに、下端が一方の
生地ホルダ腕22に連結されており、このシリンダ28の伸
縮によりボタンホルダ11を駆動昇降自在に構成してい
る。
ンホルダ腕19に連結されているとともに、下端が一方の
生地ホルダ腕22に連結されており、このシリンダ28の伸
縮によりボタンホルダ11を駆動昇降自在に構成してい
る。
なお、上記構成のボタン付けミシンにおいては、ボタン
付けのための一連の動作ならびに上記ボタンローダ1の
ボタン補給個所からボタン縫着個所への往行移動、ボタ
ンホルダ11へのボタン2(2Mもしくは2S)の受け渡し、
ボタンローダ1のボタン補給個所への復行移動というボ
タン供給のための一連の動作を設定された順序で自動的
に行なわせるようにプログラム設定可能なプログラムメ
モリと各種データをアクセスメモリ可能なデータメモリ
とCPUとからなるマイコンユニットを装備しているが、
その構成は周知のものの応用であるため、図示のおよび
説明を省略する。
付けのための一連の動作ならびに上記ボタンローダ1の
ボタン補給個所からボタン縫着個所への往行移動、ボタ
ンホルダ11へのボタン2(2Mもしくは2S)の受け渡し、
ボタンローダ1のボタン補給個所への復行移動というボ
タン供給のための一連の動作を設定された順序で自動的
に行なわせるようにプログラム設定可能なプログラムメ
モリと各種データをアクセスメモリ可能なデータメモリ
とCPUとからなるマイコンユニットを装備しているが、
その構成は周知のものの応用であるため、図示のおよび
説明を省略する。
次に、上記ボタンローダ1、とくに、ボタン保持部3の
詳細について説明する。
詳細について説明する。
第7図(A)および第7図(B)はマーブルボタンを対
象とするボタンローダ1の詳細を示す分解斜視図および
平面図であり、同図において、33はローダアーム1Aの一
端部に形成された長方形孔1Bに嵌入され、ビス34を介し
てローダアーム1Aに固定された長方形のボタン保持部材
で、その幅方向の両側に立上り部33A、33Aが形成されて
いる。35は固定挟持片で、上記ボタン保持部材33の長手
方向の一端部にビス36を介して固定されている。
象とするボタンローダ1の詳細を示す分解斜視図および
平面図であり、同図において、33はローダアーム1Aの一
端部に形成された長方形孔1Bに嵌入され、ビス34を介し
てローダアーム1Aに固定された長方形のボタン保持部材
で、その幅方向の両側に立上り部33A、33Aが形成されて
いる。35は固定挟持片で、上記ボタン保持部材33の長手
方向の一端部にビス36を介して固定されている。
37はL字形の弾性挟持片で、その立上り部37Aが上記固
定挟持片35に対向する姿勢に配置されているとともに、
その底板部37Bに形成した長孔37aとビス38を介して上記
立上り部37Aと固定挟持片35との対向間隔を変更できる
ように、上記ボタン保持部材33にスライドおよび固定自
在に取付けられている。上記ボタン保持部材33の両側立
上り部33A,33Aの上面は、内向きに傾斜する斜面33a,33a
に形成されており、マーブルボタン2Mの背面のほぼ中央
部に局部的に形成されている糸通し孔2a付きの突起部2A
を、その糸通し孔2aの貫通方向の両側から上記両挟持片
35、37により弾性的に挟持させたとき、第7図(C)で
示すように、マーブルボタン2Mの傾斜する背面にそれぞ
れ当接してボタン2Mを安定よく受止め支持する支持面に
構成されている。
定挟持片35に対向する姿勢に配置されているとともに、
その底板部37Bに形成した長孔37aとビス38を介して上記
立上り部37Aと固定挟持片35との対向間隔を変更できる
ように、上記ボタン保持部材33にスライドおよび固定自
在に取付けられている。上記ボタン保持部材33の両側立
上り部33A,33Aの上面は、内向きに傾斜する斜面33a,33a
に形成されており、マーブルボタン2Mの背面のほぼ中央
部に局部的に形成されている糸通し孔2a付きの突起部2A
を、その糸通し孔2aの貫通方向の両側から上記両挟持片
35、37により弾性的に挟持させたとき、第7図(C)で
示すように、マーブルボタン2Mの傾斜する背面にそれぞ
れ当接してボタン2Mを安定よく受止め支持する支持面に
構成されている。
上記のような構成のボタンローダ1においては、マーブ
ルボタン2Mを手指でつまんで、保持部3の上方から下方
に押し下げると、背面の突起部2Aが固定挟持片35とこれ
に対向する弾性挟持片37の立上り部37Aとの間に押し込
まれて、弾性的に挟持されるとともに、その挟持個所の
両側において、ボタン2の傾斜する背面が支持斜面33a,
33aに当接して受止め支持されることになり、マーブル
ボタン2Mを安定よい姿勢で保持部3に保持させることが
できる。
ルボタン2Mを手指でつまんで、保持部3の上方から下方
に押し下げると、背面の突起部2Aが固定挟持片35とこれ
に対向する弾性挟持片37の立上り部37Aとの間に押し込
まれて、弾性的に挟持されるとともに、その挟持個所の
両側において、ボタン2の傾斜する背面が支持斜面33a,
33aに当接して受止め支持されることになり、マーブル
ボタン2Mを安定よい姿勢で保持部3に保持させることが
できる。
また、第8図(A)および(B)はシャンクボタンを対
象とするボタンローダ1の詳細を示す分解斜視図および
平面図であり、同図において、39はローダアーム1Aの一
端部に形成されたほぼL形の孔1Cに嵌入され、ビス43を
介してローダアーム1Aに固定される矩形のボタン保持部
材で、その上面にはコ字形部材40が固着されており、そ
の1辺が固定挟持片35を構成する。
象とするボタンローダ1の詳細を示す分解斜視図および
平面図であり、同図において、39はローダアーム1Aの一
端部に形成されたほぼL形の孔1Cに嵌入され、ビス43を
介してローダアーム1Aに固定される矩形のボタン保持部
材で、その上面にはコ字形部材40が固着されており、そ
の1辺が固定挟持片35を構成する。
41は幅調節用の可動片で、上記固定挟持片35に対向する
弾性挟持片37が連設されているとともに、長孔42が形成
されており、この長孔42とビス44を介して上記両挟持片
35,37の対向間隔を変更できるように、上記ボタン保持
部材39にスライドおよび固定自在に取付けられている。
弾性挟持片37が連設されているとともに、長孔42が形成
されており、この長孔42とビス44を介して上記両挟持片
35,37の対向間隔を変更できるように、上記ボタン保持
部材39にスライドおよび固定自在に取付けられている。
上記のような構成のボタンローダ1においては、シャン
クボタン2Sを手指でつまんで、保持部3の上方から下方
に押し下げると、背面のシャンク部2Bが固定挟持片35と
弾性挟持片37との間に押し込まれて、そのシャンク部2B
が弾性的に挟持されるとともに、ボタン2Sの背面がコ字
形部材40の上面に当接されることになり、シャンクボタ
ン2Sを安定よい姿勢で保持部3に保持させることができ
る。
クボタン2Sを手指でつまんで、保持部3の上方から下方
に押し下げると、背面のシャンク部2Bが固定挟持片35と
弾性挟持片37との間に押し込まれて、そのシャンク部2B
が弾性的に挟持されるとともに、ボタン2Sの背面がコ字
形部材40の上面に当接されることになり、シャンクボタ
ン2Sを安定よい姿勢で保持部3に保持させることができ
る。
つぎに、上記構成の動作のうち、ボタンの自動供給装置
に関する動作について、第9図のフローチャートおよび
第10図のタイミングチャートを参照しながら、説明す
る。
に関する動作について、第9図のフローチャートおよび
第10図のタイミングチャートを参照しながら、説明す
る。
図示省略したボタンローダスタートスイッチをON操作す
る(ステップS50)と、まず、生地ガイド用電磁弁(図
示省略)がONとなり(ステップS51)、予め設定された
時間T1の経過を待って(ステップS52)、昇降シリンダ2
8が伸長して挟持解除姿勢にあるボタンホルダ11が第3
図に示すように上昇するとともに、回転シリンダ6が右
回転してボタンローダ1が第1図に示すボタン補助個所
から第3図に示すボタン縫着個所に往行移動し、事前に
保持部3に保持されているボタン2がボタン縫着個所に
移送され停止する(ステップS53)。
る(ステップS50)と、まず、生地ガイド用電磁弁(図
示省略)がONとなり(ステップS51)、予め設定された
時間T1の経過を待って(ステップS52)、昇降シリンダ2
8が伸長して挟持解除姿勢にあるボタンホルダ11が第3
図に示すように上昇するとともに、回転シリンダ6が右
回転してボタンローダ1が第1図に示すボタン補助個所
から第3図に示すボタン縫着個所に往行移動し、事前に
保持部3に保持されているボタン2がボタン縫着個所に
移送され停止する(ステップS53)。
ついで、予め設定された時間T2の経過を待って(ステッ
プS54)、ボタンローダ昇降用シリンダ10が伸長してボ
タンローダ1が第4図で示すように上昇し、ボタン2が
ボタンホルダ11の一対の挟持片11A,11B間に移入される
(ステップS55)。
プS54)、ボタンローダ昇降用シリンダ10が伸長してボ
タンローダ1が第4図で示すように上昇し、ボタン2が
ボタンホルダ11の一対の挟持片11A,11B間に移入される
(ステップS55)。
つづいて、予め設定された時間T3の経過を待って(ステ
ップS56)、ボタンホルダ開閉用シリンダ13が閉方向に
作動して、ボタン2を第4図で示すように、ボタンホル
ダ11の一対の挟持片11A,11Bが周部両側から挟持する
(ステップS57)。
ップS56)、ボタンホルダ開閉用シリンダ13が閉方向に
作動して、ボタン2を第4図で示すように、ボタンホル
ダ11の一対の挟持片11A,11Bが周部両側から挟持する
(ステップS57)。
上記のように、ボタンホルダ11にボタン2が挟持され
て、予め設定された時間T4の経過を待って(ステップS5
8)、上記ボタンローダ昇降用シリンダ10が収縮してボ
タンローダ1が第5図に示すように下降する(ステップ
S59)。
て、予め設定された時間T4の経過を待って(ステップS5
8)、上記ボタンローダ昇降用シリンダ10が収縮してボ
タンローダ1が第5図に示すように下降する(ステップ
S59)。
つぎに、予め設定された時間T5の経過を待って(ステッ
プS60)、上記回転シリンダ6が左回転してボタンロー
ダ1が第1図に示すボタン補給個所に復行移動して停止
する(ステップS61)。このとき、ボタン保持部3には
ボタン2が保持されていない。
プS60)、上記回転シリンダ6が左回転してボタンロー
ダ1が第1図に示すボタン補給個所に復行移動して停止
する(ステップS61)。このとき、ボタン保持部3には
ボタン2が保持されていない。
ついで、予め設定された時間T6の経過を待って(ステッ
プS62)、ボタンホルダ回転用シリンダ29が収縮して、
ボタンホルダ11がボタン2を挟持したまま回転して、第
6図のように、ボタン2を所定のボタン付け姿勢に切換
える(ステップS63)とともに、上記生地ガイド用電磁
弁がOFFする(ステップS64)。
プS62)、ボタンホルダ回転用シリンダ29が収縮して、
ボタンホルダ11がボタン2を挟持したまま回転して、第
6図のように、ボタン2を所定のボタン付け姿勢に切換
える(ステップS63)とともに、上記生地ガイド用電磁
弁がOFFする(ステップS64)。
以上の各ステップ(S50〜S64)により、ボタン縫着作業
の前工程が終了する。
の前工程が終了する。
つづいて、生地ホルダ14に生地15を二つ折りにしてセッ
トするとともに、図示省略したペダルの踏み込みにより
シリンダ32を伸長させて、生地ホルダ14を生地ガイド24
の上面に二つ折り生地15とともに押圧し固定し、かつ、
シリンダ27の伸長にともない、生地押え26が二つ折り生
地15の上面を上方から押えて生地15の撓みなどを防いだ
状態とする。
トするとともに、図示省略したペダルの踏み込みにより
シリンダ32を伸長させて、生地ホルダ14を生地ガイド24
の上面に二つ折り生地15とともに押圧し固定し、かつ、
シリンダ27の伸長にともない、生地押え26が二つ折り生
地15の上面を上方から押えて生地15の撓みなどを防いだ
状態とする。
この状態で、ミシン駆動用足踏みペダル(図示省略)を
操作してミシン運転を開始する(ステップS65)ことに
より、可動テーブル21のX軸方向の往復移動にともな
い、糸45を介して、予め設定された運針数での根付け縫
製が行なわれ、第11図(A),(B)に示すように、マ
ーブルボタン2Mもしくはシャンクボタン2Sが、しっかり
と生地15に保持されたボタン付けが得られる。
操作してミシン運転を開始する(ステップS65)ことに
より、可動テーブル21のX軸方向の往復移動にともな
い、糸45を介して、予め設定された運針数での根付け縫
製が行なわれ、第11図(A),(B)に示すように、マ
ーブルボタン2Mもしくはシャンクボタン2Sが、しっかり
と生地15に保持されたボタン付けが得られる。
以上のようにして、1つのボタンの縫着作業が終了する
と、ミシンの運転が停止するとともに、ボタンホルダ開
閉用シリンダ13が開方向に作動して、生地15に縫着され
たボタン2がボタンホルダ11の一対の挟持片11A,11Bか
ら挟持解除される(ステップS66)。ここで、生地15に
縫着されたボタン2をボタンホルダ11から取出したの
ち、ボタンホルダ11の一対の挟持片11A,11Bを挟持解除
姿勢とするとともに、ボタンホルダ回転用シリンダ29の
伸長によりボタン受取り姿勢に回転させて、次のボタン
2の縫着開始体勢とする。
と、ミシンの運転が停止するとともに、ボタンホルダ開
閉用シリンダ13が開方向に作動して、生地15に縫着され
たボタン2がボタンホルダ11の一対の挟持片11A,11Bか
ら挟持解除される(ステップS66)。ここで、生地15に
縫着されたボタン2をボタンホルダ11から取出したの
ち、ボタンホルダ11の一対の挟持片11A,11Bを挟持解除
姿勢とするとともに、ボタンホルダ回転用シリンダ29の
伸長によりボタン受取り姿勢に回転させて、次のボタン
2の縫着開始体勢とする。
上記のような各ステップのうち、ステップS61以降にお
いては、ボタンローダ1が第1図に示すボタン補給個所
に復帰しているので、オペレータは次に縫着すべきボタ
ン2(2Mもしくは2S)を、前のボタン付け中にボタンロ
ーダ1の保持部3に保持させておくことがき、前のボタ
ン付けが終了したとき、ボタンローダ1をボタン補給個
所からボタン縫着個所へ移動させるだけで、次に縫着す
べきボタン2を全自動的に、かつ迅速にボタンホルダ11
に供給させることができる。
いては、ボタンローダ1が第1図に示すボタン補給個所
に復帰しているので、オペレータは次に縫着すべきボタ
ン2(2Mもしくは2S)を、前のボタン付け中にボタンロ
ーダ1の保持部3に保持させておくことがき、前のボタ
ン付けが終了したとき、ボタンローダ1をボタン補給個
所からボタン縫着個所へ移動させるだけで、次に縫着す
べきボタン2を全自動的に、かつ迅速にボタンホルダ11
に供給させることができる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、マーブルボタ
ンやシャンクボタンのような特殊ボタンを手指でつまん
で、ボタンローダの上方からボタン保持部材の一対の立
上り部間に向けて押し込むといったごく簡単な操作を行
なうだけで、該ボタンの背面に局部的に形成されている
突起部を利用して、該突起部を一方が他方の挟持片との
対向方向に弾性変形可能とされた一対の挟持片により両
側から弾性的に挟持するとともに、ボタン背面を一対の
立上り部の上面で受止め支持させて、マーブルボタンの
ような特殊ボタンであっても、それを確実容易にかつス
ピーディに、しかも安定よく保持させることができ、こ
れによって、ボタンローダの移動時にもボタンを不測に
脱落させることなく、ボタンの縫着箇所に配置されたボ
タンホルダまでミスなく確実に搬送し受渡しすることが
できるという効果を奏する。
ンやシャンクボタンのような特殊ボタンを手指でつまん
で、ボタンローダの上方からボタン保持部材の一対の立
上り部間に向けて押し込むといったごく簡単な操作を行
なうだけで、該ボタンの背面に局部的に形成されている
突起部を利用して、該突起部を一方が他方の挟持片との
対向方向に弾性変形可能とされた一対の挟持片により両
側から弾性的に挟持するとともに、ボタン背面を一対の
立上り部の上面で受止め支持させて、マーブルボタンの
ような特殊ボタンであっても、それを確実容易にかつス
ピーディに、しかも安定よく保持させることができ、こ
れによって、ボタンローダの移動時にもボタンを不測に
脱落させることなく、ボタンの縫着箇所に配置されたボ
タンホルダまでミスなく確実に搬送し受渡しすることが
できるという効果を奏する。
特に、請求項2のように、ボタン背面を受止め支持する
一対の立上り部の上面を内向きの斜面に形成する場合
は、ボタンローダにおける保持部材によるボタン保持姿
勢が一層安定のよいものにできる。
一対の立上り部の上面を内向きの斜面に形成する場合
は、ボタンローダにおける保持部材によるボタン保持姿
勢が一層安定のよいものにできる。
第1図はこの考案の一実施例によるボタン付けミシンの
要部の斜視図、第2図は要部の拡大側面図、第3図乃至
第6図はそれぞれボタン付け作業の前工程の動作を説明
する要部の拡大斜視図、第7図(A),(B),(C)
はマーブルボタン保持部の分解斜視図、平面図およびそ
の縦断正面図、第8図(A),(B)はシャンクボタン
挟持部の分解斜視図および平面図、第9図は動作を示す
フローチャート、第10図はタイミングチャート、第11図
(A),(B)はボタン付け完了状態の正面図である。 1……ボタンローダ、2……ボタン、2M……マーブルボ
タン、2S……シャンクボタン、3……ボタン保持部、11
……ボタンホルダ、11A,11B……一対の挟持片、14……
生地ホルダ、15……生地、21……可動テーブル、24……
生地ガイド、35……固定挟持片、37……弾性挟持片。
要部の斜視図、第2図は要部の拡大側面図、第3図乃至
第6図はそれぞれボタン付け作業の前工程の動作を説明
する要部の拡大斜視図、第7図(A),(B),(C)
はマーブルボタン保持部の分解斜視図、平面図およびそ
の縦断正面図、第8図(A),(B)はシャンクボタン
挟持部の分解斜視図および平面図、第9図は動作を示す
フローチャート、第10図はタイミングチャート、第11図
(A),(B)はボタン付け完了状態の正面図である。 1……ボタンローダ、2……ボタン、2M……マーブルボ
タン、2S……シャンクボタン、3……ボタン保持部、11
……ボタンホルダ、11A,11B……一対の挟持片、14……
生地ホルダ、15……生地、21……可動テーブル、24……
生地ガイド、35……固定挟持片、37……弾性挟持片。
Claims (2)
- 【請求項1】ボタンの縫着箇所に配置されたボタンホル
ダとその側方のボタン補給箇所とに亘って往復駆動移動
自在なボタンローダを有するボタン付けミシンのボタン
自動供給装置において、上記ボタンローダにおけるロー
ダアームの先端部に、その上面でボタンを受止め支持す
る一対の立上り部を有するボタン保持部材を固定し、こ
のボタン保持部材の上記一対の立上り部間には、ボタン
を上方から押し込んだとき、該ボタンの背面側の略中央
部に局部的に形成されている突起部を弾性的に挟持する
一対の挟持片が対向配置されており、そのうち一方の挟
持片が他方の挟持片との対向方向に弾性変形可能に構成
されていることを特徴とするボタン付けミシンのボタン
自動供給装置。 - 【請求項2】上記ボタン保持部材における一対の立上り
部の上面がそれぞれ、内向きに傾斜する斜面に形成され
ている請求項1記載のボタン付けミシンのボタン自動供
給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990053801U JPH0713648Y2 (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | ボタン付けミシンのボタン自動供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990053801U JPH0713648Y2 (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | ボタン付けミシンのボタン自動供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0414056U JPH0414056U (ja) | 1992-02-04 |
JPH0713648Y2 true JPH0713648Y2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=31575302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990053801U Expired - Lifetime JPH0713648Y2 (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | ボタン付けミシンのボタン自動供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0713648Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6425598A (en) * | 1987-07-22 | 1989-01-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Case mounting device |
JPH0217565A (ja) * | 1988-07-06 | 1990-01-22 | Canon Inc | 文書処理装置 |
-
1990
- 1990-05-22 JP JP1990053801U patent/JPH0713648Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0414056U (ja) | 1992-02-04 |
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