JPH0713582Y2 - カーテンレール取付け構造 - Google Patents

カーテンレール取付け構造

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JPH0713582Y2
JPH0713582Y2 JP1775689U JP1775689U JPH0713582Y2 JP H0713582 Y2 JPH0713582 Y2 JP H0713582Y2 JP 1775689 U JP1775689 U JP 1775689U JP 1775689 U JP1775689 U JP 1775689U JP H0713582 Y2 JPH0713582 Y2 JP H0713582Y2
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JP
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curtain rail
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engaging
mounting plate
curtain
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清 植田
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エスエム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、例えば、手動式又は電動式のカーテン開閉
装置を構成する駆動装置とカーテンレールとの取付け構
造に関する。
(ロ)従来の技術 従来、上述のような駆動装置とカーテンレールとを取付
ける構造としては、例えば、第6図及び第7図に示すよ
うに、駆動モータ27を固定した取付け具本体28の取付け
側端部に各取付け片28a,28aを形成し、これら各取付け
片28a,28aの上面側にカーテンレール3の左側端部を載
置した後、このカーテンレール3の上面側にレール固定
板29を嵌着して、取付け具本体28の各取付け片28a,28a
とレール固定板29の各縁部29a,29aとを各止めネジ30…
及び各ナット31…により締付け固定する取付け構造(実
開昭57−162892号公報参照)がある。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、上述したカーテンレール3の取付け構造は、カ
ーテンレール3の上面側にレール固定板29を嵌着して垂
直方向に締付け固定するので、レール固定板29の各縁部
29a,29aの下面全体が取付け具本体28の各取付け片28a,2
8aに接地すると、それ以上に締付け力を付与することが
でき無くなる。
従って、経年変化や摩耗によりカーテンレール3とレー
ル固定板29との締付け面に隙間ができると、締付け力が
弱くなり、取付け具本体28とカーテンレール3とにガタ
付きが生じ、取付け具本体28に固定する駆動モータ27の
取付け状態が不安定となる問題点を有している。
また、カーテンレール3とレール固定板29との面接触に
より、カーテンレール3の長さ方向と対応する抜け又は
ズレを防止しているが、上述のように締付け力が弱くな
ると、相互の面接触によって得られる面抵抗も弱まり、
カーテンレール3と駆動モータ27との取付け位置が変位
するという問題点も有している。
この考案の目的は、駆動装置とカーテンレールとを緩み
なく強固に固定することができ、駆動装置とカーテンレ
ールとを固定するのに必要な締付け力を積極的に付与す
ることができるカーテンレール取付け構造の提供にあ
る。
(ニ)問題点を解決するための手段 請求項1記載の考案は、上記取付け板の取付け側端部
に、上記カーテンレールの長手側縁部に対して係止され
る係合部材を取付け、上記カーテンレールの長手側縁部
と係合部材の係止側縁部との対向面に、互いに係合する
凹状溝部と凸状突起とを形成し、上記取付け板の取付け
面と対接する係合部材の当接部分を、上記カーテンレー
ルの長手側縁部と対向する方向に傾動許容されるテーパ
面に形成し、上記カーテンレールの長手側縁部に対して
係止される方向に上記係合部材を傾動する締付け手段を
設けたカーテンレール取付け構造であることを特徴とす
る。
請求項2記載の考案は、上記取付け板の取付け側端部
に、上記カーテンレールの長手側両縁部に対して係止さ
れる一対の各係合部材を対向して取付け、上記カーテン
レールの長手側両縁部と各係合部材の係止側縁部との対
向面に、互いに係合する凹状溝部と凸状突起とを形成
し、上記取付け板の取付け面と対接する各係合部材の当
接部分を、上記カーテンレールの長手側両縁部と対向す
る方向に傾動許容されるテーパ面に形成し、上記カーテ
ンレールの長手側両縁部に対して係止される方向に上記
各係合部材を傾動する締付け手段を設けたカーテンレー
ル取付け構造であることを特徴とする。
(ホ)作用 請求項1記載のカーテンレール取付け構造は、カーテン
開閉装置を構成する取付け板の取付け側端部に係止部材
を取付け、取付け板と係止部材との対向面間にカーテン
レールを挿入して、カーテンレールの長手側縁部と係合
部材の係止側縁部とに形成した凹状溝部及び凸状突起を
互いに係合する。この後、締付け手段を操作して、取付
け板の取付け面と係止部材に形成したテーパ面の当接部
分とを支点にして、カーテンレールの長手側縁部に対し
て係止される方向に係合部材を傾動させ、テコの作用に
より、カーテンレールの長手側縁部に係合部材を片側か
ら圧接し、水平方向と垂直方向とを合成した方向に締付
けることで、カーテン開閉装置の取付け板とカーテンレ
ールとを一体的に連結固定できる。
請求項2記載のカーテンレール取付け構造は、カーテン
開閉装置を構成する取付け板の取付け側端部に一対の各
係合部材を対向して取付け、各係合部材の対向面間にカ
ーテンレールを挿入して、カーテンレールの長手側両縁
部と各係合部材の係止側縁部とに形成した凹状溝部及び
凸状突起を互いに係合する。この後、締付け手段を操作
して、取付け板の取付け面と各係止部材に形成したテー
パ面の当接部分とを支点にして、カーテンレールの長手
側両縁部に対して係止される方向に各係合部材を傾動さ
せ、テコの作用により、カーテンレールの長手側両縁部
に各係止部材を両側から圧接し、水平方向と垂直方向と
を合成した方向に締付けることで、カーテン開閉装置の
取付け板とカーテンレールとを一体的に連結固定でき
る。
(ヘ)考案の効果 この考案によれば、カーテンレールの長手側縁部又は長
手側両縁部に係合部材を係合して水平方向と垂直方向と
を合成した方向に締付けるので、テコの作用により締付
け力が増大し、従来例のようにカーテンレールを垂直方
向のみに締付けるよりも高い締付け力が得られると共
に、カーテンレールの長手側縁部又は長手側両縁部と係
合部材との係合により接触面積が広くなり、高い面抵抗
が発生するため、カーテンレールの抜けやガタ付きを確
実に防止でき、カーテン開閉装置を構成する取付け板と
カーテンレールとを緩みなく強固に締付け固定すること
ができる。
しかも、経年変化や摩耗により係合部材の締付け力が弱
まっても、締付け手段を締め直すだけで、カーテンレー
ルの長手側縁部又は長手側両縁部に対して係止される方
向に係合部材が傾動され、カーテン開閉装置の取付け板
とカーテンレールとを固定するのに必要な締付け力を積
極的に付与することができる。
(ト)考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は電動式のカーテン開閉装置を構成する駆動装置と
カーテンレールとの取付け構造を示し、第5図に於い
て、このカーテン開閉装置1は、窓枠2上部に架設した
カーテンレール3の左側端部に引分プーリ4を軸支し、
一方、このカーテンレール3の右側端部に駆動プーリ5
を軸支すると共に、これら引分プーリ4と駆動プーリ5
との間にカーテン開閉ベルト6をループ状に張架してい
る。
一方、上述のカーテンレール3内部に多数の各ランナ7
…を摺動可能に挿入し、これら多数の各ランナ7…を左
右均等に分割する中間位置に左右一対の各先頭ランナ8,
8を摺動可能に挿入して、これら各先頭ランナ8,8に上述
のカーテン開閉ベルト6の両端部を夫々固定した後、こ
れら左右に分割した各ランナ7…及び各先頭ランナ8,8
に2枚の各カーテン9,9を夫々吊掛けている。
前述の駆動プーリ5は、第3図及び第4図にも示すよう
に、駆動装置10を構成するプーリボックス11内部に回転
可能に軸支しており、この駆動装置10は、カーテンレー
ル3の右側端部に取付け板12を介して固定している。
上述の駆動装置10は、断面字形に形成した取付け板12
の下面側開放部13にプーリボックス11を固定し、このプ
ーリボックス11の内部に駆動プーリ5と各ガイドプーリ
14,14とを回転可能に軸支し、この各ガイドプーリ14,14
に一体形成した各ギャ15,15と、各ガイドプーリ14,14の
中間部に軸支した大径ギャ16とを互いに噛合すると共
に、プーリボックス11下面に固定した駆動モータ17の駆
動軸18を駆動プーリ5に直結し、この駆動モータ17の側
面に固定した開閉位置設定装置19の回転軸20を大径ギャ
16に直結して構成している。
この開閉位置設定装置19は、カウンタケース22に摺動可
能に係合したセットボタン21をプッシュ操作して、カウ
ンタケース22に内蔵された開閉一対の各カウンタ23,23
を任意のOPEN位置とCLOSE位置とでリセットし、これら
各カウンタ23,23は夫々のリセット位置に於いて駆動モ
ータ17を駆動及び停止して、左右の各カーテン9,9をOPE
N位置とCLOSE位置とに自動停止する。
前述の取付け板12は、第1図及び第2図に示すように、
カーテンレール3を固定する取付け板12の取付け側端部
であって、同取付け側端部の両側下縁部を内側に折曲げ
て各取付け片12a,12aを形成し、同取付け板12の下面側
開放部13と対応する各取付け片12a,12aの後縁部を上方
に折曲げてカーテンレール3の差込み位置を規制する各
ストッパ12b,12bを形成している。
上述の各取付け片12a,12aの平面部幅方向には各長孔12
c,12cを夫々形成し、これら各取付け片12a,12aの対向端
部の間隔は、第3図に示すように、カーテンレール3の
長手側下面部に形成した各軌条3a,3aの間隔よりも若干
幅広に形成している。
これら各取付け片12a,12aの対向側上面部には、カーテ
ンレール3の長手側両縁部と対向して一対の各係合部材
24,24を夫々載置すると共に、これら各係合部材24,24の
下面側中央部に螺刻した各ネジ孔24a,24aに、各取付け
片12a,12aに形成した各長孔12c,12cを介して下面側より
各締付けネジ25…を夫々螺合している。
且つ、一対の各係合部材24,24を各長孔12c,12cに沿って
幅方向に摺動することで、カーテンレール3の横幅と対
応した対向間隔に可変でき、また、各締付けネジ25…を
取外すとカーテンレール3の高さと対応した各係合部材
24,24に交換できる。
上述の各係合部材24,24は、第1図及び第2図に示すよ
うに、取付け板12に形成した各取付け片12a,12aの上面
側と対接する各係合部材24,24の下面部を、カーテンレ
ール3の長手側両縁部と対向する方向に各係合部材24,2
4の傾動が許容される各テーパ面24b,24bに形成してい
る。
つまり、カーテンレール3の長手側両縁部と対応する各
係合部材24,24の内側垂直面を幅狭に形成し、同内側垂
直面よりも各係合部材24,24の外側垂直面を幅広に形成
して、各係合部材24,24の各テーパ面24b,24bを外側角部
から内側角部に向けて狭くなる傾斜角度に形成すると共
に、取付け板12の各取付け片12a,12aと各係合部材24,24
の各テーパ面24b,24bとの対向面間が徐々に広くなるよ
うに形成しているので、取付け板12に形成した各取付け
片12a,12aと、各係合部材24,24に形成した各テーパ面24
b,24bとの当接部分を支点として、カーテンレール3の
長手側両縁部と対向する方向に各係合部材24,24か傾動
許容される。
一方、各係合部材24,24の対向側上縁部には、カーテン
レール3の長手側両縁部に形成した凹状の各溝3b,3bと
対向して、これら各溝部3b,3bと係合する凸状の各係合
突起24c,24cを一体的に形成すると共に、上述の各係合
突起24c,24cの上段側には、カーテンレール3の長手側
上面部に対して係止される各押え片24d,24dを一体的に
形成している。
なお、上述の取付け板12を固定したカーテンレール3端
部の各軌条3a,3aには、L字形の吊掛け金具26を止めネ
ジ26aにより締付け固定して、カーテンレール3に挿入
した各ランナ7…の抜け落ちを防止している。
図示実施例は上記の如く構成するものとして、以下、駆
動装置10の取付け板12とカーテンレール3との取付け方
を説明する。
先ず、取付け板12に形成した各取付け片12a,12aの上面
側に一対の各係合部材24,24を対向して夫々載置し、こ
れら各係合部材24,24の下面側中央部に螺刻した各ネジ
孔24a,24aに、各締付けネジ25…を下面側より夫々螺合
して取付ける。
次に、各係合部材24,24の対向面間に、カーテンレール
3の右側端部を挿入して、これら各係合部材24,24の対
向側上縁部に形成した各係合突起24c,24cを、カーテン
レール3の長手側両縁部に形成した各溝部3b,3bに対し
て係止し、各押え片24d,24dをカーテンレール3の長手
側上面部に夫々係止する。
この後、これら各係合部材24,24に螺合した各締付けネ
ジ25,25を締付け方向に回動すると、取付け板12の各取
付け片12a,12aと、各係合部材24,24の各テーパ面24b,24
bとの当接部分を支点として、カーテンレール3の長手
側両縁部と対向する方向に各係合部材24,24か傾動され
る。
テコの作用により、カーテンレール3の長手側両縁部に
各係合部材24,24の各係合突起24c,24c及び押え片24d,24
dとを両側から圧接して、カーテンレール3の長手側両
縁部を水平方向と垂直方向とを合成した方向に締付け固
定する。
この後、取付け板12の下面側開放部13に固定したプーリ
ボックス11に駆動モータ17及び開閉位置設定装置19を夫
々取付け、駆動モータ17の駆動軸18を駆動プーリ5に直
結し、且つ、開閉位置設定装置19の回転軸20を大径ギャ
16に直結する。
以上のように、カーテンレール3の長手側両縁部に各係
合部材24,24の各係合突起24c,24c及び各押え片24d,24d
を係合して水平方向と垂直方向とを合成した方向に締付
けるので、テコの作用により締付け力が増大し、従来例
のようにカーテンレール3を垂直方向のみに締付けるよ
りも高い締付け力が得られると共に、カーテンレール3
の長手側両縁部と各係合部材24,24との係合により接触
面積が広くなり、高い面抵抗が発生するため、カーテン
レール3の抜けやガタ付きを確実に防止でき、駆動装置
10の取付け板12とカーテンレール3とを緩みなく強固に
固定することができる。
しかも、経年変化や摩耗により各係合部材24,24の締付
け力が弱まっても、これら各係合部材24,24に螺合した
各締付けネジ25,25を締め直すだけで、カーテンレール
3の長手側両縁部に対して係止される方向に各係合部材
24,24が傾動され、駆動装置10の取付け板12とカーテン
レール3とを固定するのに必要な締付け力を得ることが
できる。
この考案の構成と、上述の実施例との対応に於いて、 この考案の締付け手段は、実施例の締付けネジ25と対応
するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。
例えば、上述したカーテンレール3の右側端部を取付け
板12に形成した取付け片12aと、同取付け片12aに取付け
た係止部材24との対向面間に挿入して、カーテンレール
3の長手側両縁部に形成した何れか一方の溝部3bに係合
部材24を片側から係合して締付け固定するもよい。
また、この考案の取付け板12とカーテンレール3との取
付け構造は、手動式のカーテン開閉装置(図示省略)に
も適用することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図は駆動装置の取付け板とカーテンレールとの取付
け状態を示す斜視図、 第2図は第3図に示すII−II矢視線部の縦断正面図、 第3図は取付け板とカーテンレールとの取付け状態を示
す底面図、 第4図は取付け板とカーテンレールとの取付け状態を示
す縦断側面図、 第5図はカーテン開閉装置の全体構成図、 第6図は従来例の取付け具本体とカーテンレールとの取
付け状態を示す縦断側面図、 第7図は第6図に示すIII−III矢視線部の縦断正面図で
ある。 3……カーテンレール、3b……溝部 10……駆動装置、12……取付け板 12a……取付け片、24……係合部材 24b……テーパ面、24c……係合突起 24d……押え片、25……締付けネジ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カーテン開閉装置を構成する取付け板とカ
    ーテンレールとを連結固定するカーテンレール取付け構
    造であって、 上記取付け板の取付け側端部に、上記カーテンレールの
    長手側縁部に対して係止される係合部材を取付け、 上記カーテンレールの長手側縁部と係合部材の係止側縁
    部との対向面に、互いに係合する凹状溝部と凸状突起と
    を形成し、 上記取付け板の取付け面と対接する係合部材の当接部分
    を、上記カーテンレールの長手側縁部と対向する方向に
    傾動許容されるテーパ面に形成し、上記カーテンレール
    の長手側縁部に対して係止される方向に上記係合部材を
    傾動する締付け手段を設けた カーテンレール取付け構造。
  2. 【請求項2】カーテン開閉装置を構成する取付け板とカ
    ーテンレールとを連結固定するカーテンレール取付け構
    造であって、 上記取付け板の取付け側端部に、上記カーテンレールの
    長手側両縁部に対して係止される一対の各係合部材を対
    向して取付け、 上記カーテンレールの長手側両縁部と各係合部材の係止
    側縁部との対向面に、互いに係合する凹状溝部と凸状突
    起とを形成し、 上記取付け板の取付け面と対接する各係合部材の当接部
    分を、上記カーテンレールの長手側両縁部と対向する方
    向に傾動許容されるテーパ面に形成し、 上記カーテンレールの長手側両縁部に対して係止される
    方向に上記各係合部材を傾動する締付け手段を設けた カーテンレール取付け構造。
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