JPH07135778A - 変換器の制御回路 - Google Patents

変換器の制御回路

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JPH07135778A
JPH07135778A JP5278560A JP27856093A JPH07135778A JP H07135778 A JPH07135778 A JP H07135778A JP 5278560 A JP5278560 A JP 5278560A JP 27856093 A JP27856093 A JP 27856093A JP H07135778 A JPH07135778 A JP H07135778A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高力率コンバータやアクティブフィルタなど
の交流電源に接続される変換器のLCフィルタのダンピ
ングを改善し、直接、交流電源と交換器間に流れる電流
を制御する制御回路を得ることを目的とする。 【構成】 電流指令値発生回路204はリアクトル5に
流す電流指令IB *を出力し、この電流指令IB *と電流検
出器102で検出したリアクトル5の電流IB との偏差
を加減算器301より求め、この電流偏差を零にするた
めに必要なコンデンサ3の電圧指令値VC *を電流制御増
幅器203で求める。一方、インバータ電流IA は、電
流検出器101により検出され、増幅器205はこれを
R倍した信号R×IA を出力する。加減算器302は、
電流制御増幅器203、増幅器205の出力信号からV
C *−R×IA を出力し、この信号をPWM電圧指令VA *
とし、PWM変調回路202、ドライブ回路201を介
してインバータ1のスイッチングを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高力率コンバータや
アクティブフィルタなどの交流電源に接続される変換器
の制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20は例えばIEEE Industry Applicat
ions Society Annual Meeting (October 7〜12,1990,SE
ATLE) 論文集、P.1049〜1055、「High Performance and L
ong Life Uninterruptible Power Source Using a Flyw
heel Energy Storage Unit」 に示された従来の交流電源
に接続される変換器の制御回路を、本発明と同様の形式
に書き改めたブロック接続図であり、1はインバータ主
回路、2、3は交流フィルタを構成するリアクトル及び
コンデンサ、4は交流電源、5はリアクトル、6はコン
デンサ、7は負荷、201はインバータ主回路1用のド
ライブ回路、204は電流指令値を出力する電流指令値
発生回路、203は電流制御増幅器(Current Controll
er)、101は電流検出器、301は加減算器である。
202はPWM変調回路で、例えば図21に示すように
比較回路202a及び搬送波発生回路202bとから構
成されている。
【0003】リアクトル5は、上記文献「High Performa
nce and Long Life Uninterruptible Power Source Usi
ng a Flywheel Energy Storage Unit」に示されているよ
うに、交流電源の内部インピーダンスのインダクタンス
成分を利用し、実際にリアクトルを必要としない場合も
あるが、例えば、富士時報 Vol.65 No.10 1992,P.647〜
651,「IGBT式大容量UPS」に示されているよう
に、後述する理由から、実際にリアクトルを設置する場
合が多い。
【0004】次に動作について説明する。電流指令値発
生回路204は電流指令IA *を出力し、この電流指令I
A *と電流検出器101で検出したリアクトル2の電流I
A との偏差を加減算器301より求め、この電流偏差が
零になるよう電流制御増幅器203、PWM変調回路2
02、ドライブ回路201を介してインバータ1のスイ
ッチングを制御する。
【0005】図20において、電流指令IA *をコンデン
サ6の電圧が一定になるように与えると、交流電力を直
流電力に変換し、負荷7に給電するコンバータ・システ
ムとなる。この時、電流指令IA *を交流電源4と同相、
かつ正弦波で与えると、一般に「高力率コンバータ」と
呼ばれる変換器システムとなる。
【0006】また、主回路構成を図22のように、交流
電源4に負荷7を接続し、負荷7と並列に変換器を接続
すると、例えば富士時報 Vol.65 No.10 1992,P.683〜68
8,「産業向けアクティブフィルタ」に示されるように、
交流電源に流れる負荷の高調波電流を抑制する「アクテ
ィブフィルタ」と呼ばれる変換器システムとなり、この
場合は、負荷7の電流の高調波成分を逆位相にした信号
と、変換器損失電力を電源側から補うためにコンデンサ
6の電圧が一定になるように振幅を調整した交流電源4
と同相かつ正弦波の信号との和を、電流指令IA *として
与える。
【0007】上記文献「産業向けアクティブフィルタ」
では、コンデンサ3と直列に抵抗8が接続されている。
リアクトル2の電流は制御されているが、リアクトル5
の電流は制御されていないので、リアクトル2とコンデ
ンサ3は、交流電源4側から見るとダンピングが悪くな
るため、抵抗8によりダンピングを改善している。
【0008】図20、図22において、リアクトル2と
コンデンサ3は、搬送波の周波数に起因するインバータ
1の高周波リップル電流を除去するLCフィルタであ
る。リアクトル5が実際のリアクトルではなく、配線の
インダクタンスなど、交流電源4の内部インピーダンス
を利用している場合では、この内部インピーダンスが小
さければ、高周波リップル電流がコンデンサ3と交流電
源4に分流したり、また、交流電源4にこの変換器以外
の変換器または負荷などの機器が接続されていると、そ
れらの機器の構成次第では、高周波リップル電流が他の
機器に流れ込む可能性がある。従って、確実にコンデン
サ3で高周波リップル電流を吸収するには、リアクトル
5を適当なインダクタンス値を持つ実際のリアクトルと
し、コンデンサ3と交流電源4との間に挿入すればよ
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の交流電源に接続
される変換器の制御回路は以上のように構成されている
ので、下記のような問題点があった。
【0010】高力率コンバータでは、交流電源に力率1
の正弦波電流を流すことを目的とし、アクティブフィル
タでは、交流電源に負荷の高調波電流が流れないように
することを目的としており、これらの交流電源に接続さ
れる変換器は、本質的に、リアクトル5に流れる電流を
所望の電流とすることを目的としている。しかし、従来
の交流電源に接続される変換器の電流制御系は、リアク
トル2の電流を制御するものであり、リアクトル5の電
流は制御されていない。従って、交流電源4に歪がある
場合、リアクトル2に流れる電流は所望の波形に制御さ
れても、リアクトル5には交流電源4の歪電圧に応じた
歪電流が余分に流れる。また、アクティブフィルタで
は、所望の高調波電流をリアクトル2に流しても、高次
の電流はコンデンサ3に分流し、リアクトル5に流れな
い割合が多くなり、高精度に負荷高調波を補償するに
は、コンデンサ3への分流を補正する回路が必要とな
る。また、リアクトル5の電流が制御されていないため
に、交流電源4とコンデンサ3との間で共振が発生する
可能性があり、これを防ぐために、コンデンサ3と直列
に抵抗を接続する必要があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、交流電源と変換器間に流れる電
流を直接制御できる変換器の制御回路を得ることを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る変換器の制御回路は、電気弁の開閉制御により、任意
の交流出力を発生するように構成された変換器のうち、
第1のリアクタンス成分とコンデンサから構成される出
力フィルタを有し、出力フィルタの他端を第2のリアク
タンス成分を介して交流電源に接続されたものにおい
て、第2のリアクタンス成分の電流を制御する電流制御
増幅器を設け、第1のリアクタンス成分の電流に応じた
信号と電流制御増幅器の出力信号よりPWM電圧指令値
を生成するようにしたものである。
【0013】この発明の請求項2に係る変換器の制御回
路は、電気弁の開閉制御により、任意の交流出力を発生
するように構成された変換器のうち、第1のリアクタン
ス成分とコンデンサから構成される出力フィルタを有
し、出力フィルタの他端を第2のリアクタンス成分を介
して交流電源に接続されたものにおいて、第2のリアク
タンス成分の電流を制御する電流制御増幅器と第1のリ
アクタンス成分の電流から特定の周波数帯成分のみを通
過させるフィルタを設け、フィルタの出力信号と電流制
御増幅器の出力信号よりPWM電圧指令値を生成するよ
うにしたものである。
【0014】この発明の請求項3に係る変換器の制御回
路は、電気弁の開閉制御により、任意の交流出力を発生
するように構成された変換器のうち、第1のリアクタン
ス成分とコンデンサから構成される出力フィルタを有
し、出力フィルタの他端を第2のリアクタンス成分を介
して交流電源に接続されたものにおいて、第2のリアク
タンス成分の電流を制御する電流制御増幅器を設け、第
1のリアクタンス成分の電流に応じた信号と電流制御増
幅器の出力信号よりPWM電圧指令値を生成し、設定値
以上の電流が第1のリアクタンス成分に流れたときにP
WM電圧指令値を第1のリアクタンス成分の電流に応じ
て変化させるようにしたものである。
【0015】この発明の請求項4に係る変換器の制御回
路は、電気弁の開閉制御により、任意の交流出力を発生
するように構成された変換器のうち、第1のリアクタン
ス成分とコンデンサから構成される出力フィルタを有
し、出力フィルタの他端を第2のリアクタンス成分を介
して交流電源に接続されたものにおいて、第2のリアク
タンス成分の電流を制御する電流制御増幅器を設け、第
1のリアクタンス成分の電流に応じた信号と電流制御増
幅器の出力信号と交流電源の電圧よりPWM電圧指令値
を生成するようにしたものである。
【0016】この発明の請求項5に係る変換器の制御回
路は、電気弁の開閉制御により、任意の交流出力を発生
するように構成された変換器のうち、第1のリアクタン
ス成分とコンデンサから構成される出力フィルタを有
し、出力フィルタの他端を第2のリアクタンス成分を介
して交流電源に接続されたものにおいて、第2のリアク
タンス成分の電流を制御する電流制御増幅器とコンデン
サの電圧を制御する電圧制御増幅器を設け、第1のリア
クタンス成分の電流に応じた信号と電圧制御増幅器の出
力信号よりPWM電圧指令値を生成するようにしたもの
である。
【0017】
【作用】この発明の請求項1に係る変換器の制御回路に
おいては、リップル電流除去用のLCフィルタのダンピ
ング・ファクタが見かけ上改善され、交流電源と変換器
間に流れる電流を制御するために必要なコンデンサ電圧
を、変換器が、このLCフィルタを介して出力するよう
動作する。
【0018】また、この発明の請求項2に係る変換器の
制御回路においては、リップル電流除去用のLCフィル
タのダンピング・ファクタが見かけ上改善され、交流電
源と変換器間に流れる電流を制御するために必要なコン
デンサ電圧を、変換器が、このLCフィルタを介して出
力するよう動作する。また、LCフィルタの共振周波数
以外の帯域では仮想的な抵抗の抵抗値を0にするように
動作する。
【0019】また、この発明の請求項3に係る変換器の
制御回路においては、リップル電流除去用のLCフィル
タのダンピング・ファクタが見かけ上改善され、交流電
源と変換器間に流れる電流を制御するために必要なコン
デンサ電圧を、変換器が、このLCフィルタを介して出
力するよう動作する。また、インバータ電流の瞬時値が
制限回路の設定値を越えると、PWM電圧指令を垂下さ
せ、インバータ電流を制限回路の設定値以上流さないよ
う高速に制限する。
【0020】また、この発明の請求項4に係る変換器の
制御回路においては、リップル電流除去用のLCフィル
タのダンピング・ファクタが見かけ上改善され、交流電
源と変換器間に流れる電流を制御するために必要なコン
デンサ電圧を、変換器が、このLCフィルタを介して出
力するよう動作する。また、交流電源の電圧をフィード
フォワードすることにより、電流制御増幅器はリアクト
ルに印加する電圧分を出力するだけとなる。
【0021】また、この発明の請求項5に係る変換器の
制御回路においては、リップル電流除去用のLCフィル
タのダンピング・ファクタが見かけ上改善され、交流電
源と変換器間に流れる電流を制御するために必要なコン
デンサ電圧を、変換器が、このLCフィルタを介して出
力するよう動作する。また、電圧制御増幅器が電流制御
系に対する外乱の影響を除去するように動作する。
【0022】
【実施例】
実施例1.図1に第1発明の一実施例を示す。図におい
て、1はインバータの主回路であり、例えば図2に示す
ような単相のフルブリッジ・インバータを1〜2KHz
程度あるいはそれ以上の周波数の三角波キャリアでPW
M変調するものなどがその例である。2と3はフィルタ
用リアクトルとコンデンサ、4は交流電源、5はリアク
トル、6はコンデンサ、7は負荷、201はインバータ
主回路1用のドライブ回路、204は電流指令値を出力
する電流指令値発生回路、203は電流制御増幅器、2
02はPWM変調回路、205はゲインR倍の増幅器、
101、102は電流検出器、301、302は加減算
器である。
【0023】次に、上記実施例の動作を図1を参照しな
がら説明する。電流指令値発生回路204はリアクトル
5に流す電流指令IB *を出力し、この電流指令IB *と電
流検出器102で検出したリアクトル5の電流IB との
偏差を加減算器301より求め、この電流偏差を零にす
るために必要なコンデンサ3の電圧指令値VC *を電流制
御増幅器203で求める。一方、インバータ電流IA
は、電流検出器101により検出され、増幅器205は
これをR倍した信号R×IA を出力する。加減算器30
2は、電流制御増幅器203、増幅器205の出力信号
からVC *−R×IA を出力し、この信号をPWM電圧指
令VA *とし、PWM変調回路202、ドライブ回路20
1を介してインバータ1のスイッチングを制御する。
【0024】増幅器205は、インバータ電流IA によ
りPWM電圧指令VA *を垂下させるよう動作するので、
図3に示すように、仮想的な抵抗1bがリアクトル2に
直列に接続されたことになる。このとき、このVC *から
C までの伝達関数H(S)は
【0025】
【数1】
【0026】となる。ただし、LS 、LB はリアクトル
2、5のインダクタンス値、CP はコンデンサ3のキャ
パシタンス値である。リアクトル5は、リップル電流を
コンデンサ3にて吸収するように、適当なインダクタン
ス値を持たせるので、高周波領域では、
【0027】
【数2】
【0028】となり、伝達関数H(S)は高周波領域で
は、H′(S)となる。
【0029】
【数3】
【0030】従って、高周波領域でのダンピング係数ζ
【0031】
【数4】
【0032】となる。式(4)より、インバータ電流I
A によるPWM電圧指令VA *の垂下を行わない場合は、
R=0であるから、ζ=0となり、共振的となるが、イ
ンバータ電流IA によるPWM電圧指令VA *の垂下を行
うと、任意のRを実現でき、ζ=0.7以上となるゲイ
ンRを選択することにより、VC *からVC までの伝達関
数のダンピングを改善できることがわかる。従って、L
Cフィルタの共振に対する特別な考慮が不要となり、交
流電源と変換器間に流れる電流を制御するために必要な
コンデンサ電圧を変換器がLCフィルタを介して出力す
ることが容易となる。よって、直後、交流電源と変換器
間に流れる電流を制御できる。
【0033】実施例2.次に、図4は第2発明に係るも
ので、図4において、図1と対応する部分には同一符号
を付し、その詳細説明は省略する。上記実施例1と異な
るのは、LCフィルタの共振周波数帯のみ通過させるバ
ンドパスフィルタ(BPF)206を追加した点であ
り、その他は実施例1と同様である。
【0034】図4において、インバータ電流IA は、電
流検出器101により検出し、LCフィルタの共振周波
数帯のみ通過させるバンドパスフィルタ206を通し
て、増幅器205に入力し、その出力は電流制御増幅器
203の出力から加減算器302で減算され、加減算器
302の出力をPWM電圧指令VA *としている。
【0035】増幅器205は、上記実施例1と同様に、
C *からVC までの伝達関数のダンピングを改善する回
路になっている。バンドパスフィルタ206は、LCフ
ィルタの共振周波数帯の成分はそのまま通過させるの
で、ダンピングの改善動作に関しては、なにも変わらな
い。一方、LCフィルタの共振周波数以外の帯域では、
増幅器205に入力される信号が、バンドパスフィルタ
206により除去されているので、増幅器205の出力
は0となる。
【0036】本実施例の構成では、LCフィルタの共振
周波数帯域のみ仮想的な抵抗がリアクトル2に直列に接
続されることにより、VC *からVC までの伝達関数のダ
ンピングが改善し、LCフィルタの共振周波数以外の帯
域では仮想的な抵抗の抵抗値を0にするように動作する
ので、電流制御増幅器203は仮想的な抵抗での電圧降
下分(R×IA) を補償する必要がなくなり、電流制御
系の応答が改善される。従って、上記実施例1と同様
に、LCフィルタの共振に対する特別な考慮が不要とな
り、交流電源と変換器間に流れる電流を制御するために
必要なコンデンサ電圧を変換器がLCフィルタを介して
出力することが容易となり、直接、交流電源と変換器間
に流れる電流を制御できるのに加え、さらに、電流制御
系の応答が改善される。
【0037】次に、図5は第3発明に係るもので、図5
において、図1と対応する部分には同一符号を付し、そ
の詳細説明は省略する。上記実施例1と異なるのは、制
限回路207、伝達関数Z(S)208、加減算器30
3を追加した点であり、その他は実施例1と同様であ
る。
【0038】図5において、インバータ電流IA は、電
流検出器101により検出され、制限回路207に入力
される。制限回路207は、最大インバータ電流が設定
されてあり、インバータ電流瞬時値が正の設定値以上ま
たは負の設定値以下の場合は、インバータ電流瞬時値か
ら設定値を減じた値が制限回路207より出力される。
制限回路207の出力は、伝達関数Z(S)208を介
して、電流制御増幅器203の出力から加減算器303
で減算される。この加減算器303の出力から、さらに
増幅器205の出力が加減算器302で減算され、PW
M電圧指令VA *を得る。従って、コンデンサ3の短絡な
どが発生して、インバータ電流IA が制限回路207の
設定値以上になると、PWM電圧指令VA *は垂下し、イ
ンバータ出力電圧VA も垂下する。インバータ出力電圧
A が垂下すれば、インバータ電流IA も減少し、イン
バータは過電流から保護される。すなわち、伝達関数Z
(S)208は、インバータ1をコンデンサ3側からみ
たときに、設定値以上のインバータ電流IA が流れた場
合のみ、仮想的なインピーダンスとして現れ、インバー
タ出力電圧VA を垂下させるよう動作する。従って、も
し伝達関数Z(S)208の絶対値|Z(S)|が無限
大であれば、インバータ電流IA が設定値を越えると、
PWMの応答で無限大のインピーダンスが現れ、インバ
ータ電流IAが設定値以下になるまで、インバータ出力
電圧VA が垂下する。実際には、|Z(S)|は有限で
あるので、インバータ電流IA は、設定値を若干越えた
値となるが、|Z(S)|を十分に大きくすることで、
実用上問題ない。
【0039】本実施例の構成では、上記実施例1と同様
に、仮想的な抵抗がリアクトル2に直列に接続され、V
C *からVC までの伝達関数のダンピングが改善し、LC
フィルタの共振に対する特別な考慮が不要となり、交流
電源と変換器間に流れる電流を制御するために必要なコ
ンデンサ電圧を変換器がLCフィルタを介して出力する
ことが容易となり、直接、交流電源と変換器間に流れる
電流を制御できるのに加え、さらに、インバータ電流I
A の瞬時値が制限回路207の設定値を越えると、PW
M電圧指令VA *を垂下させるので、インバータ電流IA
を制限回路207の設定値以上流さないよう、高速に制
限することができる。
【0040】実施例4.次に、図6は第4発明に係るも
ので、図6において、図1と対応する部分には同一符号
を付し、その詳細説明は省略する。上記実施例1と異な
るのは、電圧検出器103、加減算器304を追加した
点であり、その他は実施例1と同様である。
【0041】図6において、電流指令値発生回路204
はリアクトル5に流す電流指令IB *を出力し、この電流
指令IB *と電流検出器102で検出したリアクトル5の
電流IB との偏差を加減算器301より求め、この電流
偏差を零にするために、リアクトル5に印加すべき電圧
L *を電流制御増幅器203で求める。一方、交流電源
4の電圧VB を電圧検出器103にて検出し、加減算器
304にて電流制御増幅器203の出力と電圧検出器1
03の出力を加算し、コンデンサ3に発生すべき電圧指
令VC *を得る。交流電源4の電圧VB をフィードフォワ
ードすることにより、電流制御増幅器はリアクトル5に
印加する電圧分を出力するだけとなり、簡単な比例制御
でも、電流偏差をほぼ0にすることができる。
【0042】本実施例の構成では、上記実施例1と同様
に、仮想的な抵抗がリアクトル2に直列に接続され、V
C *からVC までの伝達関数のダンピングが改善し、LC
フィルタの共振に対する特別な考慮が不要となり、交流
電源と変換器間に流れる電流を制御するために必要なコ
ンデンサ電圧を変換器がLCフィルタを介して出力する
ことが容易となり、直接、交流電源と変換器間に流れる
電流を制御できるのに加え、さらに、交流電源4の電圧
B をフィードフォワードすることにより、電流制御増
幅器はリアクトル5に印加する電圧分を出力するだけと
なり、電流制御増幅器の設計が容易になる。
【0043】実施例5.次に、図7は第5発明に係るも
ので、図7において、図1と対応する部分には同一符号
を付し、その詳細説明は省略する。上記実施例1と異な
るのは、電圧検出器104、加減算器305、電圧制御
増幅器(Voltage Controller)209を追加した点であ
り、その他は実施例1と同様である。
【0044】図7において、電流指令値発生回路204
はリアクトル5に流す電流指令IB *を出力し、この電流
指令IB *と電流検出器102で検出したリアクトル5の
電流IB との偏差を加減算器301より求め、この電流
偏差を零にするために必要なコンデンサ3の電圧指令値
C *を電流制御増幅器203で求める。電圧検出器10
4によりコンデンサ3の電圧VC を検出し、コンデンサ
3の電圧指令値VC *との偏差を加減算器305より求
め、この電圧偏差を零にするために必要なPWM電圧指
令値を電圧制御増幅器209で生成する。一方、インバ
ータ電流IA は、電流検出器101により検出され、増
幅器205はこれをR倍した信号R×IAを出力する。
電圧制御増幅器209の出力するPWM電圧指令値は、
加減算器302で、増幅器205の出力信号R×IA
減じられる。加減算器302の出力を、PWM電圧指令
A *とし、PWM変調回路202、ドライブ回路201
を介してインバータ1のスイッチングを制御する。
【0045】一般に、インバータ1のスイッチング素子
の電圧降下、スイッチング時間のばらつきなどにより、
PWM電圧指令値VA *とインバータ出力電圧VA には僅
かではあるが、偏差が生じる。よって、VC *とVC にも
偏差が生じ、この偏差が電流制御系に対して外乱として
動作する可能性がある。電圧制御増幅器209は、VC *
とVC の偏差を0にするように動作するので、電流制御
系に対する外乱の影響を除去でき、高精度に電流を制御
できる。
【0046】本実施例の構成では、上記実施例1と同様
に、仮想的な抵抗がリアクトル2に直列に接続され、V
C *からVC までの伝達関数のダンピングが改善し、LC
フィルタの共振に対する特別な考慮が不要となり、交流
電源と変換器間に流れる電流を制御するために必要なコ
ンデンサ電圧を変換器がLCフィルタを介して出力する
ことが容易となり、直接、交流電源と変換器間に流れる
電流を制御できるのに加え、さらに、電圧制御増幅器2
09が電流制御系に対する外乱の影響を除去するように
動作するので、高精度に電流を制御できる。
【0047】ところで、上記実施例1ないし5では、増
幅器205が比例ゲインRとなっているが、VC *からV
C までの伝達関数のダンピングを改善できる適当なイン
ピーダンス値を持っていれば、どのような関数でもよ
い。例えば、この回路が比例回路であれば抵抗として、
微分回路であればリアクトルとして、積分回路であれば
コンデンサとして、比例、積分、微分の組合せ回路であ
れば抵抗、コンデンサ、リアクトルの組み合わせた回路
として動作する。また、入力によりゲインが可変になる
などの非線形要素を含む回路でも、ダンピングを改善で
きれば何ら問題ない。
【0048】さらに、上記実施例2では、インバータ電
流IA をバンドパスフィルタ206を介して増幅器20
5に入力しているが、順番を入れ替え、インバータ電流
Aを増幅器205を介してバンドパスフィルタ206
に入力するよう構成しても、勿論良い。
【0049】さらに、伝達関数Z(S)208は、適当
なインピーダンス値を持っていれば、どのような関数で
もよい。また、非線形要素を含む回路でも、インバータ
電流IA を制限するための適当なインピーダンスさえ持
っていれば何ら問題はない。
【0050】さらに、上記実施例1ないし5では、単相
インバータの場合について説明したが、各相毎あるいは
少なくとも2相に同様の制御回路を用いる、または、回
転座標上で同様の制御回路を用いることにより、図19
に示すような3相インバータにも適用できる。
【0051】さらに、上記実施例1ないし5では、リア
クトル2、リアクトル5を用いているが、各リアクトル
またはどちらかのリアクトルを変圧器のリーケージ・イ
ンダクタンスで代用してもよい。
【0052】なお、上記各実施例については、以下に述
べるような各要素の組合せが行える。例えば、次のよう
な組合せがなしうる。 1.実施例2と実施例3 2.実施例2と実施例4 3.実施例3と実施例4 4.実施例2、実施例3と実施例4 5.実施例2と実施例5 6.実施例3と実施例5 7.実施例2、実施例3と実施例5 8.実施例4と実施例5 9.実施例2、実施例4と実施例5 10.実施例3、実施例4と実施例5 11.実施例2、実施例3、実施例4と実施例5 それぞれの構成を図8から図18に示す。
【0053】図8は実施例2と実施例3とを組合せた場
合のもので、図8において、図5と対応する部分には同
一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施例3
と異なるのは、LCフィルタの共振周波数帯のみ通過さ
せるバンドパスフィルタ(BPF)206を追加した点
であり、その他は実施例3と同様である。
【0054】図8において、インバータ電流IA は、電
流検出器101により検出し、LCフィルタの共振周波
数帯のみ通過させるバンドパスフィルタ206を通し
て、増幅器205に入力し、その出力は加減算器303
の出力から、加減算器302で減算され、加減算器30
2の出力をPWM電圧指令VA としている。
【0055】増幅器205は、上記実施例3と同様に、
C *からVC までの伝達関数のダンピングを改善する回
路になっている。バンドパスフィルタ206は、LCフ
ィルタの共振周波数帯の成分をそのまま通過させるの
で、ダンピングの改善動作に関しては、なにも変わらな
い。一方、LCフィルタの共振周波数以外の帯域では、
増幅器205に入力される信号が、バンドパスフィルタ
206により除去されているので、増幅器205の出力
は0となる。
【0056】この構成では、上記実施例3と同様に、仮
想的な抵抗がリアクトル2に直列に接続され、VC *から
C までの伝達関数のダンピングが改善し、LCフィル
タの共振に対する特別な考慮が不要となり、交流電源と
変換器間に流れる電流を制御するために必要なコンデン
サ電圧を変換器がLCフィルタを介して出力することが
容易となり、直接、交流電源と変換器間に流れる電流を
制御でき、インバータ電流IA の瞬時値が制限回路20
7の設定値を越えると、PWM電圧指令VA *を垂下させ
るので、インバータ電流IA を制限回路207の設定値
以上流さないよう、高速に制限することができるのに加
え、さらに、LCフィルタの共振周波数以外の帯域では
仮想的な抵抗の抵抗値を0にするように動作するので、
電流制御増幅器203は仮想的な抵抗での電圧降下分
(R×IA) を補償する必要がなく、電流制御系の応答
が改善される。
【0057】図9は実施例2と実施例4とを組合せた場
合のもので、図9において、図6と対応する部分には同
一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施例4
と異なるのは、LCフィルタの共振周波数帯のみ通過さ
せるバンドパスフィルタ(BPF)206を追加した点
であり、その他は実施例4と同様である。
【0058】 図9において、インバータ電流IA は、
電流検出器101により検出し、LCフィルタの共振周
波数帯のみ通過させるバンドパスフィルタ206を通し
て、増幅器205に入力し、その出力は加減算器304
の出力であるコンデンサ3に発生すべき電圧指令VC *
ら、加減算器302で減算され、加減算器302の出力
をPWM電圧指令VA *としている。
【0059】増幅器205は、上記実施例4と同様に、
C *からVC までの伝達関数のダンピングを改善する回
路になっている。バンドパスフィルタ206は、LCフ
ィルタ共振周波数帯の成分をそのまま通過させるので、
ダンピングの改善動作に関しては、なにも変わらない。
一方、LCフィルタ共振周波数以外の帯域では、増幅器
205に入力される信号が、バンドパスフィルタ206
により除去されているので、増幅器205の出力は0と
なる。
【0060】この構成では、上記実施例4と同様に、仮
想的な抵抗がリアクトル2に直列に接続され、VC *から
C までの伝達関数のダンピングが改善し、LCフィル
タの共振に対する特別な考慮が不要となり、交流電源と
変換器間に流れる電流を制御するために必要なコンデン
サ電圧を変換器がLCフィルタを介して出力することが
容易となり、直接、交流電源と変換器間に流れる電流を
制御でき、交流電源4の電圧VB をフィードフォワード
することにより、電流制御増幅器はリアクトル5に印加
する電圧分を出力するだけとなり、電流制御増幅器の設
計が容易になるのに加え、さらに、LCフィルタの共振
周波数以外の帯域では仮想的な抵抗の抵抗値を0にする
ように動作するので、電流制御増幅器203は仮想的な
抵抗での電圧降下分(R×IA) を補償する必要がな
く、電流制御系の応答が改善される。
【0061】図10は実施例3と実施例4とを組合せた
場合のもので、図10において、図5と対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施
例3と異なるのは、電圧検出器103、加減算器304
を追加した点であり、その他は実施例3と同様である。
【0062】図10において、電流指令値発生回路20
4はリアクトル5に流す電流指令IB *を出力し、この電
流指令IB *と電流検出器102で検出したリアクトル5
の電流IB との偏差を加減算器301より求め、この電
流偏差を零にするために、リアクトル5に印加すべき電
圧VL *を電流制御増幅器203で求める。一方、交流電
源4の電圧VB を電圧検出器103にて検出し、加減算
器304にて電流制御増幅器203の出力と電圧検出器
103の出力を加算し、コンデンサ3に発生すべき電圧
指令VC *を得る。交流電源4の電圧VB をフィードフォ
ワードすることにより、電流制御増幅器はリアクトル5
に印加する電圧分を出力するだけとなり、簡単な比例制
御でも、電流偏差をほぼ0にすることができる。
【0063】この構成では、上記実施例3と同様に、仮
想的な抵抗がリアクトル2に直列に接続され、VC *から
C までの伝達関数のダンピングが改善し、LCフィル
タの共振に対する特別な考慮が不要となり、交流電源と
変換器間に流れる電流を制御するために必要なコンデン
サ電圧を変換器がLCフィルタを介して出力することが
容易となり、直接、交流電源と変換器間に流れる電流を
制御でき、インバータ電流IA の瞬時値が制御回路20
7の設定値を越えると、PWM電圧指令VA *を垂下させ
るので、インバータ電流IA を制限回路207の設定値
以上流さないよう、高速に制限することができるのに加
え、さらに、交流電源4の電圧VB をフィードフォワー
ドすることにより、電流制御増幅器はリアクトル5に印
加する電圧分を出力するだけとなり、電流制御増幅器の
設計が容易になる。
【0064】図11は実施例2、実施例3と実施例4と
を組合せた場合のもので、図11において、図10と対
応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。図10の場合と異なるのは、LCフィルタの共振周
波数帯のみ通過させるバンドパスフィルタ(BPF)2
06を追加した点であり、その他は図10の場合と同様
である。
【0065】図11において、インバータ電流IA は、
電流検出器101により検出し、LCフィルタの共振周
波数帯のみ通過させるバンドパスフィルタ206を通し
て、増幅器205に入力し、その出力は加減算器303
の出力から、加減算器302で減算され、加減算器30
2の出力をPWM電圧指令VA *としている。
【0066】増幅器205は、図10の場合と同様に、
C *からVC までの伝達関数のダンピングを改善する回
路になっている。バンドパスフィルタ206は、LCフ
ィルタ共振周波数帯の成分をそのまま通過させるので、
ダンピングの改善動作に関しては、なにも変わらない。
一方、LCフィルタ共振周波数以外の帯域では、増幅器
205に入力される信号が、バンドパスフィルタ206
により除去されているので、増幅器205の出力は0と
なる。
【0067】この構成では、図10の場合と同様に、仮
想的な抵抗がリアクトル2に直列に接続され、VC *から
C までの伝達関数のダンピングが改善し、LCフィル
タの共振に対する特別な考慮が不要となり、交流電源と
変換器間に流れる電流を制御するために必要なコンデン
サ電圧を変換器がLCフィルタを介して出力することが
容易となり、直接、交流電源と変換器間に流れる電流を
制御でき、インバータ電流IA の瞬時値が制限回路20
7の設定値を越えると、PWM電圧指令VA *を垂下させ
るので、インバータ電流IA を制限回路207の設定値
以上流さないよう、高速に制限することができ、交流電
源4の電圧VB をフィードフォーワードすることによ
り、電流制御増幅器はリアクトル5に印加する電圧分を
出力するだけとなり、電流制御増幅器の設計が容易にな
るのに加え、さらに、LCフィルタの共振周波数以外の
帯域では仮想的な抵抗の抵抗値を0にするように動作す
るので、電流制御増幅器203は仮想的な抵抗での電圧
降下分(R×IA) を補償する必要がなく、電流制御系
の応答が改善される。
【0068】図12は実施例2と実施例5とを組合せた
場合のもので、図12において、図11と対応する部分
には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記実
施例5と異なるのは、LCフィルタの共振周波数帯のみ
通過させるバンドパスフィルタ(BPF)206を追加
した点であり、その他は実施例5と同様である。
【0069】図12において、インバータ電流IA は、
電流検出器101により検出し、LCフィルタの共振周
波数帯のみ通過させるバンドパスフィルタ206を通し
て、増幅器205に入力し、その出力は電圧制御増幅器
209の出力から、加減算器302で減算され、加減算
器302の出力をPWM電圧指令VA *としている。
【0070】増幅器205は、上記実施例9と同様に、
C *からVC までの伝達関数のダンピングを改善する回
路になっている。バンドパスフィルタ206は、LCフ
ィルタ共振周波数帯の成分をそのまま通過させるので、
ダンピングの改善動作に関しては、なにも変わらない。
一方、LCフィルタ共振周波数以外の帯域では、増幅器
205に入力される信号が、バンドパスフィルタ206
により除去されているので、増幅器205の出力は0と
なる。
【0071】この構成では、上記実施例5と同様に、仮
想的な抵抗がリアクトル2に直列に接続され、VC *から
C までの伝達関数のダンピングが改善し、LCフィル
タの共振に対する特別な考慮が不要となり、交流電源と
変換器間に流れる電流を制御するために必要なコンデン
サ電圧を変換器がLCフィルタを介して出力することが
容易となり、直接、交流電源と変換器間に流れる電流を
制御でき、電圧制御増幅器209が電流制御系に対する
外乱の影響を除去するように動作するので、高精度に電
流を制御できるのに加え、さらに、LCフィルタの共振
周波数以外の帯域では仮想的な抵抗の抵抗値を0にする
ように動作するので、電流制御増幅器203は仮想的な
抵抗での電圧加工分(R×IA) を補償する必要がな
く、電流制御系の応答が改善される。
【0072】図13は実施例3と実施例5とを組合せた
場合のもので、図13において、図11と対応する部分
には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記実
施例5と異なるのは、制限回路207、伝達関数Z
(S)208、加減算器303を追加した点であり、そ
の他は実施例5と同様である。
【0073】図13において、インバータ電流IA は、
電流検出器101により検出され、制限回路207に入
力される。制限回路207は、最大インバータ電流が設
定されており、インバータ電流瞬時値が正の設定値以上
または負の設定値以下の場合は、インバータ電流瞬時値
から設定値を減じた値が制限回路207より出力され
る。制限回路207の出力は、伝達関数Z(S)208
を介して、電圧制御増幅器209の出力から加減算器3
03で減算される。この加減算器303の出力から、さ
らに増幅器205の出力が加減算器302で減算され、
PWM電圧指令VA *を得る。従って、コンデンサ3の短
絡などが発生して、インバータ電流IA が制限回路20
7の設定値以上になると、PWM電圧指令VA *は垂下
し、インバータ出力電圧VA も垂下する。インバータ出
力電圧VA が垂下すれば、インバータ電流IA も減少
し、インバータは過電流から保護される。すなわち、伝
達関数Z(S)208は、インバータ1をコンデンサ3
側からみたときに、設定値以上のインバータ電流IA
流れた場合のみ、仮想的なインピーダンスとして現れ、
インバータ出力電圧VA を垂下させるよう動作する。従
って、もし伝達関数Z(S)208の絶対値|Z(S)
|が無限大であれば、インバータ電流IA が設定値を越
えると、PWMの応答で無限大のインピーダンスが現
れ、インバータ電流IA が設定値以下になるまで、イン
バータ出力電圧VA が垂下する。実際には、|Z(S)
|は有限であるので、インバータ電流IA は、設定値を
若干越えた値となるが、|Z(S)|を十分に大きくす
ることで、実用上問題ない。
【0074】この構成では、上記実施例5と同様に、仮
想的な抵抗がリアクトル2に直列に接続され、VC *から
C までの伝達関数のダンピングが改善し、LCフィル
タの共振に対する特別な考慮が不要となり、交流電源と
変換器間に流れる電流を制御するために必要なコンデン
サ電圧を変換器がLCフィルタを介して出力することが
容易となり、直接、交流電源と変換器間に流れる電流を
制御でき、電圧制御増幅器209が電流制御系に対する
外乱の影響を除去するように動作するので、高精度に電
流を制御できるのに加え、さらに、インバータ電流IA
の瞬時値が制限回路207の設定値を越えると、PWM
電圧指令VA *を垂下させるので、インバータ電流IA
制限回路207の設定値以上流さないよう、高速に制限
することができる。
【0075】図14は実施例2、実施例3と実施例5と
を組合せた場合のもので、図14において、図13と対
応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。図13の場合と異なるのは、LCフィルタの共振周
波数帯のみ通過させるバンドパスフィルタ(BPF)2
06を追加した点であり、その他は実施例11と同様で
ある。
【0076】 図14において、インバータ電流IA
は、電流検出器101により検出し、LCフィルタの共
振周波数帯のみ通過させるバンドパスフィルタ206を
通して、増幅器205に入力し、その出力は加減算器3
03の出力から、加減算器302で減算され、加減算器
302の出力をPWM電圧指令VA *としている。
【0077】増幅器205は、図13の場合と同様に、
C*からVC までの伝達関数のダンピングを改善する回
路になっている。バンドパスフィルタ206は、LCフ
ィルタ共振周波数帯の成分をそのまま通過させるので、
ダンピングの改善動作に関しては、なにも変わらない。
一方、LCフィルタ共振周波数以外の帯域では、増幅器
205に入力される信号が、バンドパスフィルタ206
により除去されているので、増幅器205の出力は0と
なる。
【0078】この構成では、図13の場合と同様に、仮
想的な抵抗がリアクトル2に直列に接続され、VC *から
C までの伝達関数のダンピングが改善し、LCフィル
タの共振に対する特別な考慮が不要となり、交流電源と
変換器間に流れる電流を制御するために必要なコンデン
サ電圧を変換器がLCフィルタを介して出力することが
容易となり、直接、交流電源と変換器間に流れる電流を
制御でき、電圧制御増幅器209が電流制御系に対する
外乱の影響を除去するように動作するので、高精度に電
流を制御でき、インバータ電流IA の瞬時値が制限回路
207の設定値を越えると、PWM電圧指令VA *を垂下
させるので、インバータ電流IA を制限回路207の設
定値以上流さないよう、高速に制限することができるの
に加え、さらに、LCフィルタの共振周波数以外の帯域
では仮想的な抵抗の抵抗値を0にするように動作するの
で、電流制御増幅器203は仮想的な抵抗での電圧降下
分(R×IA) を補償する必要がなく、電流制御系の応
答が改善される。
【0079】図15は実施例4と実施例5とを組合せた
場合のもので、図15において、図7と対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。上記実施
例5と異なるのは、電圧検出器103、加減算器304
を追加した点であり、その他は実施例5と同様である。
【0080】図15において、電流指令値発生回路20
4はリアクトル5に流す電流指令IB *を出力し、この電
流指令IB *と電流検出器102で検出したリアクトル5
の電流IB との偏差を加減算器301より求め、この電
流偏差を零にするために、リアクトル5に印加すべき電
圧VL *を電流制御増幅器203で求める。一方、交流電
源4の電圧VB を電圧検出器103にて検出し、加減算
器304にて電流制御増幅器203の出力と電圧検出器
103の出力を加算し、コンデンサ3に発生すべき電圧
指令VC *を得る。交流電源4の電圧VB をフィードフォ
ワードすることにより、電流制御増幅器はリアクトル5
に印加する電圧分を出力するだけとなり、簡単な比例制
御でもよい。
【0081】この構成では、図13の場合と同様に、仮
想的な抵抗がリアクトル2に直列に接続され、VC *から
C までの伝達関数のダンピングが改善し、LCフィル
タの共振に対する特別な考慮が不要となり、交流電源と
変換器間に流れる電流を制御するために必要なコンデン
サ電圧を変換器がLCフィルタを介して出力することが
容易となり、直接、交流電源と変換器間に流れる電流を
制御でき、電圧制御増幅器209が電流制御系に対する
外乱の影響を除去するように動作するので、高精度に電
流を制御できるのに加え、さらに、交流電源4の電圧V
B をフィードフォーワードすることにより、電流制御増
幅器はリアクトル5に印加する電圧分を出力するだけと
なり、電流制御増幅器の設計が容易になる。
【0082】図16は実施例2、実施例4と実施例5と
を組合せた場合のもので、図16において、図15と対
応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。図15の場合と異なるのは、LCフィルタの共振周
波数帯のみ通過させるバンドパスフィルタ(BPF)2
06を追加した点であり、その他は図15の場合と同様
である。
【0083】図16において、インバータ電流IA は、
電流検出器101により検出し、LCフィルタの共振周
波数帯のみ通過させるバンドパスフィルタ206を通し
て、増幅器205に入力し、その出力は電圧制御増幅器
209の出力から加減算器302で減算され、加減算器
302の出力をPWM電圧指令VA *としている。
【0084】増幅器205は、図15の場合と同様に、
C *からVC までの伝達関数のダンピングを改善する回
路になっている。バンドパスフィルタ206は、LCフ
ィルタ共振周波数帯の成分をそのまま通過させるので、
ダンピングの改善動作に関しては、なにも変わらない。
一方、LCフィルタ共振周波数以外の帯域では、増幅器
205に入力される信号が、バンドパスフィルタ206
により除去されているので、増幅器205の出力は0と
なる。
【0085】この構成では、図15の場合と同様に、仮
想的な抵抗がリアクトル2に直列に接続され、VC *から
C までの伝達関数のダンピングが改善し、LCフィル
タの共振に対する特別な考慮が不要となり、交流電源と
変換器間に流れる電流を制御するために必要なコンデン
サ電圧を変換器がLCフィルタを介して出力することが
容易となり、直接、交流電源と変換器間に流れる電流を
制御でき、電圧制御増幅器209が電流制御系に対する
外乱の影響を除去するように動作するので、高精度に電
流を制御でき、交流電源4の電圧VB をフィードフォワ
ードすることにより、電流制御増幅器はリアクトル5に
印加する電圧分を出力するだけとなり、電流制御増幅器
の設計が容易になるのに加え、さらにLCフィルタの共
振周波数以外の帯域では仮想的な抵抗の抵抗値を0にす
るように動作するので、電流制御増幅器203は仮想的
な抵抗での電圧降下分(R×IA) を補償する必要がな
く、電流制御系の応答が改善される。
【0086】図17は実施例3、実施例4と実施例5と
を組合せた場合のもので、図17において、図13と対
応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。上記実施例11と異なるのは、電圧検出器103、
加減算器304を追加した点であり、その他は図13と
同様である。
【0087】図17において、電流指令値発生回路20
4はリアクトル5に流す電流指令IB *を出力し、この電
流指令IB *と電流検出器102で検出したリアクトル5
の電流IB との偏差を加減算器301より求め、この電
流偏差を零にするために、リアクトル5に印加すべき電
圧VL *を電流制御増幅器203で求める。一方、交流電
源4の電圧VB を電圧検出器103にて検出し、加減算
器304にて電流制御増幅器203の出力と電圧検出器
103の出力を加算し、コンデンサ3に発生すべき電圧
指令VC *を得る。交流電源4の電圧VB をフィードフォ
ワードすることにより、電流制御増幅器はリアクトル5
に印加する電圧分を出力するだけとなり、簡単な比例制
御でもよい。
【0088】この構成では、図13の場合と同様に、仮
想的な抵抗がリアクトル2に直列に接続され、VC *から
C までの伝達関数のダンピングが改善し、LCフィル
タの共振に対する特別な考慮が不要となり、交流電源と
変換器間に流れる電流を制御するために必要なコンデン
サ電圧を変換器がLCフィルタを介して出力することが
容易となり、直接、交流電源と変換器間に流れる電流を
制御でき、電圧制御増幅器209が電流制御系に対する
外乱の影響を除去するように動作するので、高精度に電
流を制御でき、インバータ電流IA の瞬時値が制限回路
207の設定値を越えると、PWM電圧指令VA *を垂下
させるので、インバータ電流IA を制限回路207の設
定値以上流さないよう、高速に制限することができるの
に加え、さらに、交流電源4の電圧VB をフィードフォ
ーワードすることにより、電流制御増幅器はリアクトル
5に印加する電圧分を出力するだけとなり、電流制御増
幅器の設計が容易となる。
【0089】図18は実施例2、実施例3、実施例4と
実施例5とを組合せた場合のもので、図18において、
図17と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説
明は省略する。図17の場合と異なるのは、LCフィル
タの共振周波数帯のみ通過させるバンドパスフィルタ
(BPF)206を追加した点であり、その他は図17
の場合と同様である。
【0090】図18において、インバータ電流IA は、
電流検出器101により検出し、LCフィルタの共振周
波数帯のみ通過させるバンドパスフィルタ206を通し
て、増幅器205に入力し、その出力は加減算器303
の出力から、加減算器302で減算され、加減算器30
2の出力をPWM電圧指令VA *としている。
【0091】増幅器205は、図17の場合と同様に、
C *からVC までの伝達関数のダンピングを改善する回
路になっている。バンドパスフィルタ206は、LCフ
ィルタ共振周波数帯の成分をそのま通過させるので、ダ
ンピングの改善動作に関しては、なにも変わらない。一
方、LCフィルタ共振周波数以外の帯域では、増幅器2
05に入力される信号が、バンドパスフィルタ206に
より除去されているので、増幅器205の出力は0とな
る。
【0092】この構成では、図17の場合と同様に、仮
想的な抵抗がリアクトル2に直列に接続され、VC *から
C までの伝達関数のダンピングが改善し、LCフィル
タの共振に対する特別な考慮が不要となり、交流電源と
変換器間に流れる電流を制御するために必要なコンデン
サ電圧を変換器がLCフィルタを介して出力することが
容易となり、直接、交流電源と変換器間に流れる電流を
制御でき、電圧制御増幅器209が電流制御系に対する
外乱の影響を除去するように動作するので、高精度に電
流を制御でき、インバータ電流IA の瞬時値が制御回路
207の設定値を越えると、PWM電圧指令VA *を垂下
させるので、インバータ電流IA を制限回路207の設
定値以上流さないよう、高速に制限することができ、交
流電源4の電圧VB をフィードフォワードすることによ
り、電流制御増幅器はリアクトル5に印加する電圧分を
出力するだけとなり、電流制御増幅器の設計が容易にな
るのに加え、さらに、LCフィルタの共振周波数以外の
帯域では仮想的な抵抗の抵抗値を0にするように動作す
るので、電流制御増幅器203は仮想的な抵抗での電圧
降下分(R×IA) を補償する必要がなく、電流制御系
の応答が改善される。
【0093】
【発明の効果】以上のように、第1発明によれば、仮想
的な抵抗がリアクトルに直列に接続され、LCフィルタ
のダンピングが改善し、LCフィルタの共振に対する特
別な考慮が不要となり、交流電源と変換器間に流れる電
流を制御するために必要なコンデンサ電圧を変換器がL
Cフィルタを介して出力することが容易となり、直接、
交流電源と変換器間に流れる電流を制御できる効果があ
る。
【0094】また、第2発明によれば、仮想的な抵抗が
リアクトルに直列に接続され、LCフィルタのダンピン
グが改善し、LCフィルタの共振に対する特別な考慮が
不要となり、交流電源と変換器間に流れる電流を制御す
るために必要なコンデンサ電圧を変換器がLCフィルタ
を介して出力することが容易となり、直接、交流電源と
変換器間に流れる電流を制御できるのに加え、LCフィ
ルタの共振周波数以外の帯域では仮想的な抵抗の抵抗値
を0にするように動作するので、電流制御増幅器は仮想
的な抵抗での電圧降下分(R×IA) を補償する必要が
なく、電流制御系の応答が改善される効果がある。
【0095】また、第3発明によれば、仮想的な抵抗が
リアクトルに直列に接続され、LCフィルタのダンピン
グが改善し、LCフィルタの共振に対する特別な考慮が
不要となり、交流電源と変換器間に流れる電流を制御す
るために必要なコンデンサ電圧を変換器がLCフィルタ
を介して出力することが容易となり、直接、交流電源と
変換器間に流れる電流を制御できるのに加え、インバー
タ電流IA の瞬時値が制限回路の設定値を越えると、P
WM電圧指令VA *を垂下させるので、インバータ電流I
A を制限回路の設定値以上流さないよう、高速に制限す
ることができる効果がある。
【0096】また、第4発明によれば、仮想的な抵抗が
リアクトルに直列に接続され、LCフィルタのダンピン
グが改善し、LCフィルタの共振に対する特別な考慮が
不要となり、交流電源と変換器間に流れる電流を制御す
るために必要なコンデンサ電圧を変換器がLCフィルタ
を介して出力することが容易となり、直接、交流電源と
変換器間に流れる電流を制御できるのに加え、交流電源
の電圧VB をフィードフォワードすることにより、電流
制御増幅器はリアクトルに印加する電圧分を出力するだ
けとなり、電流制御増幅器の設計が容易になる効果があ
る。
【0097】また、第5発明によれば、仮想的な抵抗が
リアクトルに直列に接続され、LCフィルタのダンピン
グが改善し、LCフィルタの共振に対する特別な考慮が
不要となり、交流電源と変換器間に流れる電流を制御す
るために必要なコンデンサ電圧を変換器がLCフィルタ
を介して出力することが容易となり、直接、交流電源と
変換器間に流れる電流を制御できるのに加え、電圧制御
増幅器が電流制御系に対する外乱の影響を除去するよう
に動作するので、高精度に電流を制御できる効果があ
る。
【0098】なお、第2発明〜第5発明を組合せれば、
組合せた各発明の効果がそれぞれ発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係る実施例1を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明に用いる変換器の実施例を示す回路図で
ある。
【図3】第1発明の動作原理を説明するブロック図であ
る。
【図4】第2発明に係る実施例2を示すブロック図であ
る。
【図5】第3発明に係る実施例3を示すブロック図であ
る。
【図6】第4発明に係る実施例4を示すブロック図であ
る。
【図7】第5発明に係る実施例5を示すブロック図であ
る。
【図8】第2発明と第3発明を組合せた場合の示すブロ
ック図である。
【図9】第2発明と第4発明を組合せた場合の示すブロ
ック図である。
【図10】第3発明と第4発明を組合せた場合の示すブ
ロック図である。
【図11】第2発明、第3発明と第4発明を組合せた場
合の示すブロック図である。
【図12】第2発明と第5発明を組合せた場合の示すブ
ロック図である。
【図13】第3発明と第5発明を組合せた場合の示すブ
ロック図である。
【図14】第2発明、第3発明と第5発明を組合せた場
合の示すブロック図である。
【図15】第4発明と第5発明を組合せた場合の示すブ
ロック図である。
【図16】第2発明、第4発明と第5発明を組合せた場
合の示すブロック図である。
【図17】第3発明、第4発明と第5発明を組合せた場
合の示すブロック図である。
【図18】第2発明、第3発明、第4発明と第5発明を
組合せた場合の示すブロック図である。
【図19】本発明に用いる他の変換器の実施例を示す回
路図である。
【図20】従来方式の構成を示すブロック図である。
【図21】PWM変調回路を示すブロック図である。
【図22】従来方式の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 インバータ主回路 2、5 リアクトル 3、6 コンデンサ 4 交流電源 7 負荷 101、102 電流検出器 103、014 電圧検出器 201 ドライブ回路 202 PWM変調回路 203 電流制御増幅器 204 電流指令値発生回路 205 増幅器 206 バンドパスフィルタ 207 制限回路 208 伝達関数Z(S) 209 電圧制御増幅器 301〜305 加減算器 701、702 電流検出器 703 電圧検出器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気弁の開閉制御により、任意の交流出
    力を発生するように構成された変換器のうち、第1のリ
    アクタンス成分とコンデンサから構成される出力フィル
    タを有し、該出力フィルタの他端を第2のリアクタンス
    成分を介して交流電源に接続されたものにおいて、上記
    第2のリアクタンス成分の電流を制御する電流制御増幅
    器を設け、上記第1のリアクタンス成分の電流に応じた
    信号と上記電流制御増幅器の出力信号よりPWM電圧指
    令値を生成したことを特徴とする変換器の制御回路。
  2. 【請求項2】 電気弁の開閉制御により、任意の交流出
    力を発生するように構成された変換器のうち、第1のリ
    アクタンス成分とコンデンサから構成される出力フィル
    タを有し、該出力フィルタの他端を第2のリアクタンス
    成分を介して交流電源に接続されたものにおいて、上記
    第2のリアクタンス成分の電流を制御する電流制御増幅
    器と上記第1のリアクタンス成分の電流から特定の周波
    数帯成分のみを通過させるフィルタを設け、該フィルタ
    の出力信号と上記電流制御増幅器の出力信号よりPWM
    電圧指令値を生成したことを特徴とする変換器の制御回
    路。
  3. 【請求項3】 電気弁の開閉制御により、任意の交流出
    力を発生するように構成された変換器のうち、第1のリ
    アクタンス成分とコンデンサから構成される出力フィル
    タを有し、該出力フィルタの他端を第2のリアクタンス
    成分を介して交流電源に接続されたものにおいて、上記
    第2のリアクタンス成分の電流を制御する電流制御増幅
    器を設け、上記第1のリアクタンス成分の電流に応じた
    信号と電流制御増幅器の出力信号よりPWM電圧指令値
    を生成し、設定値以上の電流が上記第1のリアクタンス
    成分に流れたときに上記PWM電圧指令値を上記第1の
    リアクタンス成分の電流に応じて変化させたことを特徴
    とする変換器の制御回路。
  4. 【請求項4】 電気弁の開閉制御により、任意の交流出
    力を発生するように構成された変換器のうち、第1のリ
    アクタンス成分とコンデンサから構成される出力フィル
    タを有し、該出力フィルタの他端を第2のリアクタンス
    成分を介して交流電源に接続されたものにおいて、第2
    のリアクタンス成分の電流を制御する電流制御増幅器を
    設け、上記第1のリアクタンス成分の電流に応じた信号
    と上記電流制御増幅器の出力信号と上記交流電源の電圧
    よりPWM電圧指令値を生成したことを特徴とする変換
    器の制御回路。
  5. 【請求項5】 電気弁の開閉制御により、任意の交流出
    力を発生するように構成された変換器のうち、第1のリ
    アクタンス成分とコンデンサから構成される出力フィル
    タを有し、出力フィルタの他端を第2のリアクタンス成
    分を介して交流電源に接続されたものにおいて、第2の
    リアクタンス成分の電流を制御する電流制御増幅器と上
    記コンデンサの電圧を制御する電圧制御増幅器を設け、
    上記第1のリアクタンス成分の電流に応じた信号と上記
    電圧制御増幅器の出力信号よりPWM電圧指令値を生成
    したことを特徴とする変換器の制御回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013225988A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Yaskawa Electric Corp 電源回生コンバータおよび電力変換装置
JP2018137925A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 国立大学法人広島大学 単相擬似同期化力インバータおよびそのコントローラ

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