JPH0713540B2 - 空調設備ヘの芳香供給方法 - Google Patents

空調設備ヘの芳香供給方法

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JPH0713540B2
JPH0713540B2 JP2290086A JP29008690A JPH0713540B2 JP H0713540 B2 JPH0713540 B2 JP H0713540B2 JP 2290086 A JP2290086 A JP 2290086A JP 29008690 A JP29008690 A JP 29008690A JP H0713540 B2 JPH0713540 B2 JP H0713540B2
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治男 久木
博昭 杉本
健次 戸塚
俊一 横尾
貞廣 小島
康雄 谷口
司 居村
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WINTON OSAKA CO., LTD.
Osaka Gas Co Ltd
Taiyo Corp
Spraying Systems Japan Co
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WINTON OSAKA CO., LTD.
Osaka Gas Co Ltd
Taiyo Corp
Spraying Systems Japan Co
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビルに設備されている空調設備に組み込ん
で、ホール、アトリウムあるいは会議室などに芳香を漂
わせるための芳香供給方法に関し、特にタイマによって
時間制御するための方法に係る。
〔従来の技術〕
最近、一般でも香りに対する興味が高まり、仕事の能率
を促進させる香り成分や休憩に適した香り成分を積極的
に仕事場やビルの共用空間に取り入れる動きが盛んであ
る。また、上述したような複数の香り成分を時間的に使
い分け、予め各時間帯ごとにその時間帯に合った香りを
選択し、連続運転または間歇運転スケジュールを設定し
て制御装置に記憶させておくというような課題は、たと
えば特開平1−302047号公報に開示されている。この公
報では、就業時間を仕事時間と休憩時間に分けて、それ
ぞれに適した香りを供給するようなタイムスケジュール
が説明されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来例では、香りの供給を予め設定したスケジ
ュールに従って行うという概念は開示されているもの
の、どのような機構によってこれを達成することができ
るかについては説明されていない。
一方、人の嗅覚の特性として、一度刺激を与えてやれば
徐々に減衰はするものの、一定時間は匂いの知覚による
心地好さの感覚が継続する。反対に、継続して刺激を与
え続ければ、ある域値を境にして逆に忌避感が働くよう
になるということが判明している。従って、香りの供給
を時間管理する場合であっても、継続して刺激を与える
ことがないように短い時間で間歇的に「ゆらぎ」を発生
させるのが好ましい。また、香りの濃度を調節すると
き、対象となる部屋の広さや換気量が大きければ香料噴
霧量も多くしなければならないし、香り吹出口から空間
全体に香りが拡散する時間によって香り噴霧の間歇時間
(ゆらぎ時間)を数秒から数分の間で調整しなければな
らない。さらに、これらは利用者の好みにも左右される
ため、設置後であっても容易に調節や変更できるように
する必要がある。
ところで、このような時間管理を行おうとすれば、マイ
クロプロセッサを内蔵したプログラムコントローラを利
用するのが便利である。しかし、この機構を採用しよう
とすれば装置全体のコストが高くなると共に、マイクロ
プロセッサに対してプログラムを与えなければならない
ので、設定時間を変更しようとしても一般利用者が容易
に調節することはできず、変更の都度熟練した技術者や
管理者の手を煩わすという不都合がある。
本発明ではこれらの課題を解決しようとするもので、比
較的簡単なタイマを用いて香りの供給の時間管理を容易
に行うと共に、製造コストを抑制することができる芳香
供給方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では上述した目的を達成するために、空調ダクト
に取り付けられ、タンクに充填した芳香液を噴霧するス
プレイ装置にコンプレッサから圧縮空気を供給し、室内
に香りを間歇的に供給するという手段を採用している
が、ここにおいて、一方のタイマで室内への香りの供給
時間を設定すると共に、他方のタイマでスプレイ装置の
噴霧の周期を間歇運転時間として設定し、一方のタイマ
による供給時間の範囲内でコンプレッサを間歇的に運転
するという特徴的手段を用いている。
〔作用〕
先ず上述した手段において、コンプレッサとスプレイ装
置という2つの構成は芳香液をミスト化して室内に噴霧
する機能を有し、室内に所定の香りを供給する作用を行
う。これらの作用は制御盤において集中的に制御されて
おり、設定した時間通りに動作が行われる。ここで、香
りを室内に供給するための適切な設定は専ら2種類のタ
イマにおいて行われる。一方のタイマでは供給時間とい
う不特定な時間を制御する機能を有し、もう1種類のタ
イマは間歇運転という周期的な時間を制御する機能を有
するものである。そして、一方のタイマの供給時間の作
動中にコンプレッサを間歇的に運転することで、所望の
時間管理という作用を行うものである。
〔実 施 例〕
以下、本発明の一実施例を添付した図面に従って詳述す
る。
先ず本発明方法を説明するにあたって装置の概略を第1
図に示すと、1は天井などを走行している空調ダクト、
2はこの空調ダクト1の垂直壁面に取り付けられたスプ
レイ装置、3はスプレイ装置2に圧縮空気を送るコンプ
レッサ、4は運転・停止のオン・オフを行うと共に、香
りの供給時間とゆらぎの間歇運転時間とをそれぞれ設定
してコンプレッサ3の駆動を制御するための制御盤であ
る。そして、制御盤4からの信号によって間歇的に香り
の供給を行う構成としている。
また本発明では上述のように、基本的思想として香りの
供給時間とゆらぎのための間歇運転時間とをそれぞれ別
の要素と考え、別個に設定するようにしている。ここ
で、供給時間とは、室内に香りを漂わせ続ける時間、た
とえば勤務時間中にあって覚醒のための香りであれば午
前9時から10時まで、午後1時から2時まで、午後4時
から午後5時までというような目的に応じた長い時間を
指す。また、間歇運転時間とは、何秒間ミストを噴霧し
て何十秒停止するかというように、連続運転による人の
忌避感覚の域値を越えない状態を維持し、ゆらぎを与え
ることによってより効果的なかおりの供給を行うための
設定時間を指す。この間歇運転時間は、部屋の容積や匂
いの成分によって異なり、さらに供給時間の長さによっ
ても異なるものである。第2図に供給時間a、間歇運転
時間b、およびスプレイ装置の作動cの関係を示し、そ
れと共に室内の香りの濃度変化dを表した。なお、濃度
変化のグラフのうちAは人の嗅覚によって香りが識別で
きる下限値、Bは濃度が濃すぎて回避反応が生じる域値
であり、濃度変化dは供給時間内で極力この範囲に抑ま
るように間歇運転時間を設定する。実際の装置ではたと
えば供給時間aの設定には24時間タイマを用いて複数時
間の設定を行い、間歇運転時間bの設定には周期の設定
と、その間の噴霧秒数の設定が可能な繰り返しタイマを
用いるという方法がある。繰り返しタイマは、たとえば
周期を60秒、噴霧秒数を5秒に指定すれば、5秒噴霧し
て55秒間隔が空き、また5秒噴霧するという動作を繰り
返すことになる。そして、制御盤4では2つのタイマの
出力の論理積をとり、両者が一致してオンの状態のとき
のみスプレイ装置を働かせるように構成しているのであ
る。この出力状態が第2図のチャートではcで示したタ
イミングである。このように、芳香供給装置を駆動する
時間を性格的に2つの要素に分離し、それぞれを別個に
設定しているので、一般利用者にも論理の構造が分かり
やすく、操作も簡単に行うことができる。ただし、2つ
のタイマ出力の論理積で間歇運転する手段は本発明の一
例であって、他にもたとえば供給時間設定用のタイマを
優先し、間歇運転時間設定用のタイマをこれに従属さ
せ、24時間タイマがオンすると同時に繰り返しタイマが
作動し、24時間タイマのオフに従って繰り返しタイマの
作動が中断するという方法を採用することもある。ま
た、供給時間を1週間単位で変更するような場合には、
24時間タイマに代えて週間タイマを利用することもあ
る。
上述した実施例では、間歇運転時間を設定するために1
つの繰り返しタイマを用い、供給時間内で1種類のゆら
ぎのみを与えるようにしたが、よりきめ細かくゆらぎを
設定して快適な雰囲気をつくり出すこともできる。即
ち、ゆらぎの設定を大きいゆらぎと、小さいゆらぎの2
種類に分けて、それぞれを別のタイマによって設定する
ものである。ここで大きいゆらぎについては、たとえば
5分間隔でタイマをオン・オフし、小さいゆらぎについ
ては上述の通り1分の繰り返しタイマとする。このよう
にすれば、噴霧動作を行うための5分については小さい
ゆらぎを繰り返しながら濃度が上昇してゆき、停止時間
の5分は徐々に濃度が低くなり、これを供給時間内で繰
り返すようになる。従って、きめ細かいゆらぎの設定を
可能とするのである。なお、2種類のゆらぎの制御は、
論理積で構成してもよいし、順次タイマをオンさせるよ
うにしてもよい。
次に本発明方法を実現する装置については基本的には第
1図に示した構造であるが、供給時間の設定は24時間タ
イマにおいて設定しようとする供給時間の始期と終期を
それぞれ指定することによって行われる。また、間歇運
転時間の設定は、繰り返しタイマにおいて、先ず繰り返
し時間、即ち間歇周期を指定し、さらにそのうちの噴霧
時間を指定することによって行う。間歇運転時間の設定
を上述したような2種類にしたときには、2つのタイマ
によってそれぞれを設定する。その他、制御盤4にはオ
ン・オフスイッチや、その他必要なスイッチ類が設けら
れる。
なお、会議室などのようにときどきしか使用しない部屋
では、24時間タイマを用いる代わりに手動スイッチで芳
香の供給を開始することができるようにしておけば、任
意に芳香を発生させ、部屋を使用していないときには香
りの供給を停止することができる。
〔発明の効果〕
本発明では芳香液を空調ダクト内に噴霧して室内に香り
を供給するに際して、連続運転ではなく必要な時間帯を
決めて、さらにその時間帯において間歇的に運転するよ
うにしたので、芳香液を浪費することなく香りを室内に
供給することができると共に、香りの濃度を適度に調節
して絶えず効果的な室内雰囲気を維持することができる
ようになった。それと同時に、噴霧時間と繰り返し周期
を設定することによって、空間の広さ、換気の状態、空
気の拡散状況などに応じた香り濃度の最適な調節を容易
に行うことができ、効果的な室内雰囲気を維持すること
ができるようになった。
また、時間設定の要素を2つの性格に分け、1つを不特
定周期の設定を行うための供給時間、他を周期的な間歇
運転時間とし、それぞれ別個に設定するようにしたの
で、一般利用者にも操作が容易で、かつ正確にゆらぎを
与えつつ香りの供給時間を確保することができるという
確実な時間管理を行うことができるようになった。それ
と共に、ゆらぎの設定をきめ細かくすることができるな
ど、多くの効果を生じる供給方法を提供することができ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実現するための装置の一例を示す
概略図、第2図は2つのタイマによってそれぞれ時間設
定し、室内に香りを供給する状態を示したタイムチャー
トである。 尚、図中1……空調ダクト、2……スプレイ装置、3…
…コンプレッサ、4……制御盤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 999999999 大洋香料株式会社 大阪府大阪市北区西天満4丁目5番10号 (72)発明者 森口 五郎 大阪府大阪市東淀川区下新庄4―17―29 (72)発明者 久保 正年 兵庫県神戸市垂水区小束山2丁目3―3 (72)発明者 若木 俊男 京都府京都市山科区椥辻西浦町41―85 椥 辻団地A―505 (72)発明者 久木 治男 大阪府豊中市千里園3丁目8番8号 (72)発明者 杉本 博昭 大阪府大阪市住之江区東加賀屋3丁目13― 9 (72)発明者 戸塚 健次 大阪府寝屋川市梅ケ丘1―6―13―306 (72)発明者 横尾 俊一 東京都台東区東上野1―12―6 (72)発明者 小島 貞廣 東京都目黒区東山1―20―15 (72)発明者 谷口 康雄 大阪府大阪市平野区長吉川辺1丁目北3― 9 (72)発明者 居村 司 奈良県大和郡山市小泉町1490―20

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調ダクトに取り付けられ、タンクに充填
    した芳香液を噴霧するスプレイ装置にコンプレッサから
    圧縮空気を供給し、室内に香りを間歇的に供給する方法
    であって、一方のタイマで室内への香りの供給時間を設
    定すると共に、他方のタイマでスプレイ装置の噴霧の周
    期を間歇運転時間として設定し、一方のタイマによる供
    給時間の範囲内で上記コンプレッサを間歇的に運転する
    ことを特徴とした空調設備への芳香供給方法。
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