JPH065532Y2 - 消臭芳香装置 - Google Patents

消臭芳香装置

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JPH065532Y2
JPH065532Y2 JP11276690U JP11276690U JPH065532Y2 JP H065532 Y2 JPH065532 Y2 JP H065532Y2 JP 11276690 U JP11276690 U JP 11276690U JP 11276690 U JP11276690 U JP 11276690U JP H065532 Y2 JPH065532 Y2 JP H065532Y2
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JP11276690U
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JPH0470922U (ja
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五郎 森口
正年 久保
俊男 若木
治男 久木
博昭 杉本
健次 戸塚
俊一 横尾
貞廣 小島
康雄 谷口
司 居村
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WINTON OSAKA CO., LTD.
Osaka Gas Co Ltd
Taiyo Corp
Spraying Systems Japan Co
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WINTON OSAKA CO., LTD.
Osaka Gas Co Ltd
Taiyo Corp
Spraying Systems Japan Co
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は消臭芳香装置に関し、建物内の共用トイレなど
の室内雰囲気を良好にするために利用する。
〔従来の技術〕
近年、一般の間でも周囲の雰囲気に対する改善の要求が
強くなっており、悪臭や嫌な臭いを抑制することは以前
にも増して重要な課題となっている。特に公衆トイレや
建物内の共用トイレなどのように不特定の人が利用する
場所は清掃を行っても刺激臭などの悪臭を除去すること
ができず、何らかの解決手段が求められている。
ところで、このような悪臭を断とうとすれば発生源を遮
断するのが最良であるが、とりわけ街中の公衆トイレで
は頻繁に清掃をすることができないから、便器に悪臭源
が付着し、根本的な解決は不可能であるというのが現状
である。従って、このような手段によらずに利用者に不
快感を与えないようにするには、室内雰囲気を良好にす
るのが望ましい。即ち、消臭し、かつ芳香を発生させる
ことである。
そこで、室内の雰囲気を良好にするための構造として、
従来は実開平1−60127号公報に記載されたような
技術が開示されている。この構造は、複数の香料貯蔵ボ
ンベに電磁開閉弁を設け、このボンベに充填した香料を
それぞれの手動スイッチのオン・オフによってコンプレ
ッサーにより噴霧させるものである。
また、別の構造として、実開昭57−153837号公
報記載の考案は、薬液噴霧ノズルより薬液を噴射して脱
臭する機械を開示している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、先の従来例では香料を噴霧させるにはいちいち
手動スイッチを操作しなければならず、面倒であると共
に、スイッチの誤操作によって複数の香料を噴霧してし
まうという不都合がある。また、後の従来例は脱臭機を
小形にするための構造であって、トイレなどのような室
内全体の消臭・芳香を目的としたものではない。ところ
が、本考案では特にトイレなどの消臭・芳香を前提とし
ているから、利用者がそのたびごとにスイッチを操作す
るのでは入室時の不快感を解消することはできないとい
う課題がある。さらに、利用者が長時間在室していると
きには適宜作動させて室内雰囲気をリフレッシュさせな
ければ、快適さを維持できないという課題もあるが、あ
まり複雑な構成は好ましくない。
考案者はこのような従来の課題を解決しようとしたもの
で、公衆トイレなどのような共用スペースの消臭・芳香
を行うことができる簡易な消臭芳香装置を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上述したような目的を達成するために、室内に
取り付けられ、タンクに充填した消臭芳香液をミスト化
して噴霧するスプレイ装置と、天井裏などの設けられ、
上記スプレイ装置に圧縮空気を供給するコンプレッサ
と、このコンプレッサの駆動を制御する制御盤と、部屋
の入口付近に設けられ、人の通過を検知してその検出信
号を上記制御盤に入力する人体検知センサと、室内の特
定場所に設置し、人の存在を検知してその検出信号を上
記制御盤に入力する在室確認センサという手段を用いる
こととした。また、人体検出信号に応じてコンプレッサ
を駆動すると共に、これと並行して在室確認検出信号に
応じて間歇的にコンプレッサを駆動するようにし、両検
出信号による制御条件は在室確認検出信号を優先形にす
るという手段を用いた。
〔作用〕
上述した手段において、コンプレッサとスプレイ装置と
いう2つの構成が消臭芳香液をミスト化して室内に噴霧
する機能を有し、悪臭を除去し、一定時間芳香を漂わせ
る作用を行う。これらの作用は制御盤によって集中的に
制御されているが、人体検知センサからの検出信号と在
室確認センサからの検出信号がその制御要素として機能
することになる。そして、人体検知センサの検出信号は
直接コンプレッサを駆動するための信号として機能し、
在室確認センサの検出信号は、たとえばタイマを作動さ
せて間歇的にコンプレッサを駆動させるための信号とし
て機能する。また、両検出信号の制御条件を在室確認セ
ンサの検出信号優先形とすることによって、間歇作動途
中における無駄な噴霧を抑制するという作用を行う。
このように、2種類の検出信号によって本装置は自動制
御機構として作用することになる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を添付した図面に従って詳述す
ると、この消臭芳香装置は第1図に示したように主に公
衆トイレやビル内の共同トイレに設置するもので、A室
は洗面所、B室は便所である。ここで、1はタンクに充
填した消臭芳香液を室内に向かって噴射するためのスプ
レイ装置、2は圧縮空気をスプレイ装置1に送気するた
めのコンプレッサ、3はコンプレッサ2の運転を制御す
るための制御盤である。また、4は洗面所Aの入口近く
に配置し、人の出入りを検出する人体検知センサ、5は
便所Bの個室などに配置し、利用者が実際に在室してい
るか否かを検出する在室確認センサである。なお、室内
に機器が露出しないように、コンプレッサ2および制御
盤3は天井裏などに設置するが、点検口6を設けておけ
ば日常点検や、故障の際に便利である。
次に、第2図は装置の構造図を示したもので、先ず入口
付近に設置された人体検知センサ4から制御盤3に人体
の通過を検知したときの検出信号が入力されれば、コン
プレッサ2が駆動すると共に電磁開閉弁7を開き、圧縮
空気をスプレイ装置1に供給する。スプレイ装置1は霧
吹き装置1aと交換式のタンク1bから成っており、圧
縮空気をノズルから噴射することによって吸い上げ管1
cから吸い上げた消臭芳香液を便所Bに向かって噴霧す
る。この場合、噴霧されたミスト粒子が小さい程空気中
に滞留する時間が長くなり、消臭芳香の効果を持続する
ことができるので、ジェットノズルの選択に留意するこ
とが必要である。
ところで、一般的な人の感覚として、入室当初に悪臭が
除去されて芳香が漂っていれば、その後は一定時間噴射
を停止してもその感覚が持続し、かつ継続して噴射し続
けるとむしろ芳香が強くなりすぎるので、人が便所Bに
在室中は断続して消臭芳香液を噴霧するのが適切であ
る。たとえば後述するように、簡単な電磁タイマなどに
よって約10秒間だけ噴霧し、5分間程度停止するよう
に構成すれば効果的であり、経済性を高めることもでき
る。
このような噴霧時間の制御は、人体検知センサ4と在室
確認センサ5という2種類のセンサからの検出信号を制
御盤3に入力することによって行う。先ず利用者が洗面
所Aに入室すれば人体検知センサ4がこれを検出し、制
御盤3に対してパルス状の信号を送るので、これによっ
てコンプレッサ2を駆動し、電磁タイマで設定された秒
数だけ消臭芳香液を噴霧させる。また、利用者が便所B
へ入らずに洗面所Aのみを利用して退出した場合や、利
用者が洗面所Aにいる間に別に利用者が続いて入室した
場合などの無駄な噴霧を避けるため、最初に人体検知セ
ンサ4の検出信号によって約5分程度の遅延処理を行
い、その間の信号を無視するようにした場合には、これ
以後の噴霧は行われない。続いて利用者が便所Bに入室
し、個室などを利用している場合には在室確認センサ5
がこれを検出し、信号を制御盤3に出力し続けるが、こ
の信号に同期してコンプレッサ2の駆動制限用のタイマ
が作動し、約5分この状態が継続すれば再度コンプレッ
サ2を駆動し、2回目の噴霧を行う。このようにして利
用者が便所Bに在室している限り、約5分おきに消臭芳
香液が噴霧され、室内のリフレッシュを図ることができ
る。また、人体検知センサ4と在室確認センサ5の出力
関係については、在室確認センサ5の検出信号が優先す
るような制御条件に設定する。即ち、在室確認センサ5
からの検出信号が制御盤3に入力されている間は、タイ
マによる間歇噴霧のみ行い、たとえその間に別の利用者
が洗面所Aに入室して人体検知センサ4からの検出信号
が制御盤3に入力されたとしても、これを無視するよう
にしている。5分おきに噴霧している限りはそれ以上の
噴霧は必要ないからである。
ところで、第2図の実施例では人体検知センサ4および
在室確認センサ5をそれぞれ1個として説明したが、第
3図に示すように在室確認センサ5を個室ごとに5a、
5b、5c…というように設置して論理和を構成し、一
方人体検知センサ4を2個並べて4a、4bのように設
置すればより確実な制御が可能となる。即ち、個室が複
数ある場合には、何れか1室にでも利用者が存在すれば
間歇的に噴霧を行うことを考慮して、在室確認センサ5
を各個室に設置する。
また、利用後に退出した場合にも、上述したと同様に在
室確認センサ5の検出信号が途絶えてから約5分間は人
体検知センサ4の検出信号を無視するようにタイマ処
理、あるいは遅延処理を行えば、退出時の信号による無
駄な噴霧を制限することができる。
上述した2種類のセンサとしては、人体検知センサ4に
ついては入退出の利用者の通過を検知できる構造であれ
ばよく、公知の赤外線センサ、超音波センサ、あるいは
光電センサなどを利用してパルス状の検出信号を出力す
る。一方、在室確認センサ5に関しては個室内で利用者
が静止している状態も検出し、出力を維持しなければな
らないから、これに適したセンサを選定しなければなら
ない。たとえば焦電形赤外線センサ素子を用いた場合に
は、この素子が微分形の性質を有しており、通常の構成
では検出信号を持続することができないので、これを解
決しなければならない。即ち、人体から放射する赤外線
を間歇的に素子に入射させ、それぞれの微分的信号が定
期的に出力されている場合には在室を検出している状
態、一定回数途絶えれば検出していない状態というよう
な条件処理を行うことができるようなセンサを設置す
る。
なお、消臭芳香液としては、公衆トイレ、病院のトイ
レ、あるいはシルバー施設のトイレなど、目的に見合っ
た性質のものを選択することで、より多目的に対応する
ことが可能である。
〔考案の効果〕
本考案は上述したように、入口に設置した人体検知セン
サと、室内に設置した在室確認センサという2種類のセ
ンサによって人の入退出および人の在室を検出して消臭
芳香液の噴霧を行っているので、的確かつきわめて効率
的な作動が可能となった。とりわけ、人体検知センサが
人の入室を検出すると同時に噴霧が行われるので、入室
したときには既に悪臭は除去されて芳香が漂っており、
利用者に不快感を抱かせることを確実に回避することが
できる。また、人が便所などに在室している限り適当な
間隔で噴霧を繰り返すようにしたので、たとえ長い間人
が在室した場合でも途中で不快感が生じることはない。
反対に、人が短時間で退出するときには噴霧は最初の1
回だけなので、余分な動作による消臭芳香液の費消は抑
制される。
このように、単にタイマのみで噴霧を制御するような構
成と比較すれば、本考案の構成は管理が簡便であると共
に、経済的であり、特に常時管理者を置くことができな
いような場所での使用に最適な消臭芳香装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置をトイレに設置した一実施例を示す
概略図、第2図は本装置の一実施例の構造図、第3図は
2種類のセンサをそれぞれ複数個用いた他の実施例を示
す概略平面図である。 尚、図中1……スプレイ装置、2……コンプレッサ、3
……制御盤、4……人体検知センサ、5……在室確認セ
ンサ、6……点検口、7……電磁開閉弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 999999999 大洋香料株式会社 大阪府大阪市北区西天満4丁目5番10号 (72)考案者 森口 五郎 大阪府大阪市東淀川区下新庄4―17―29 (72)考案者 久保 正年 兵庫県神戸市垂水区小束山2丁目3―3 (72)考案者 若木 俊男 京都府京都市山科区椥辻西浦町41―85 椥 辻団地A―505 (72)考案者 久木 治男 大阪府豊中市千里園3丁目8番8号 (72)考案者 杉本 博昭 大阪府大阪市住之江区東加賀屋3丁目13― 9 (72)考案者 戸塚 健次 大阪府寝屋川市梅ケ丘1―6―13―306 (72)考案者 横尾 俊一 東京都台東区東上野1―12―6 (72)考案者 小島 貞廣 東京都目黒区東山1―20―15 (72)考案者 谷口 康雄 大阪府大阪市平野区長吉川辺1丁目北3― 9 (72)考案者 居村 司 奈良県大和郡山市小泉町1490―20

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内に取り付けられ、タンクに充填した消
    臭芳香液をミスト化して噴霧するスプレイ装置と、天井
    裏などに設けられ、上記スプレイ装置に圧縮空気を供給
    するコンプレッサと、このコンプレッサの駆動を制御す
    る制御盤と、部屋の入口付近に設けられ、人の通過を検
    知してその検出信号を上記制御盤に入力する人体検知セ
    ンサと、室内の特定場所に設置し、人の存在を検知して
    その検出信号を上記制御盤に入力する在室確認センサと
    を備え、上記人体検出信号に応じてコンプレッサを駆動
    すると共に、上記在室確認検出信号に応じて間歇的にコ
    ンプレッサを駆動し、かつ両検出信号による制御条件を
    在室確認検出信号優先形としたことを特徴とする消臭芳
    香装置。
JP11276690U 1990-10-26 1990-10-26 消臭芳香装置 Expired - Lifetime JPH065532Y2 (ja)

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JPH0470922U JPH0470922U (ja) 1992-06-23
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