JPH07135041A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH07135041A
JPH07135041A JP28353193A JP28353193A JPH07135041A JP H07135041 A JPH07135041 A JP H07135041A JP 28353193 A JP28353193 A JP 28353193A JP 28353193 A JP28353193 A JP 28353193A JP H07135041 A JPH07135041 A JP H07135041A
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pin
socket
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clip
connector
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Tsutomu Iwamaru
勉 岩丸
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピンリップおよびソケットリップとピンコン
タクトおよびソケットコンタクトとの着脱作業を治具を
用いずに、かつ破損を生じさせることなく行えるように
する。 【構成】 コンタクタ11、21にワイヤ5が接続さ
れ、このコンタクタ11、21を絶縁部材13、23に
引き留める筒状の金属性クリップ12、22が絶縁部材
13、23の内表面に埋め込まれる。この金属性クリッ
プ12、22には軸方向に一条の割り12b、22bが
形成され、円周まわりに内向きの凸部12a、22aが
形成され、コンタクタ11、21にこのクリップの内径
より大きい外径を有しワイヤ側から引き抜く力が加わる
ときに凸部12a、22aに係止される段部11a、2
1aが形成される。 【効果】 ワイヤを持たずにピンコンタクトおよびソケ
ットコンタクトの着脱を行うことができ、かつ抜け止め
用の段部が円弧状の凸部に接触しているために、着脱を
わずかな力で行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子装置に使用さ
れる圧着コネクタの接続部に利用する。本発明は、圧着
コネクタのピンコネクタとソケットコネクタとの接続構
造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧着コネクタは図5およ
び図6に示すように、ソケットコネクタ4にピンコネク
タ3を差し込むことにより電気的に接続されるものが広
く用いられている。
【0003】ピンコネクタ3は、一端にワイヤ5が圧着
され抜け止め用の段部31aが形成されたピンコンタク
ト31と、このピンコンタクト31が挿入されるピンク
リップ32と、このピンクリップ32およびピンコンタ
クト31を支持する絶縁部材13および14と、この絶
縁部材13および14を保持するリヤシェル15と、こ
のリヤシェル15に取り付けられピンコンタクト31を
保護するフロントシェル16とにより構成される。
【0004】ピンクリップ32には、図7(a)および
(b)に示すように二つの抜け止め用のツメ32aがそ
れぞれ内側に向けてある傾斜をもって形成されていて、
ピンコンタクト31が挿入されたときに、段部31aが
ツメ32aを外周方向に押し上げ、段部31aが通過し
たときにもとの位置に復元し、図6(a)に示すように
ツメ32aの先端部が段部31aの側面部に当接してピ
ンコンタクト31が固定される。
【0005】また、ソケットコネクタ4は、一端にワイ
ヤ5が圧着され抜け止め用の段部41aが形成されたソ
ケットコンタクト41と、このソケットコンタクト41
が挿入されるソケットクリップ42と、ソケットコンタ
クト41を保持する絶縁部材24と、ソケットクリップ
を保持する絶縁部材23と、絶縁部材23および24を
支持するリヤシェル25と、このリヤシェル25に取り
付けられ絶縁部材24を保護するフロントシェル26と
により構成される。
【0006】ソケットクリップ42には、図7(a)お
よび(b)に示すように抜け止め用のツメ42aがそれ
ぞれ内側に向けてある傾斜をもって形成されていて、ソ
ケットコンタクト41が挿入されたときに、段部41a
がツメ42aを外周方向に押し上げ、段部41aが通過
したときにもとの位置に復元し、図6(b)に示すよう
にツメ42aの先端部が段部41aの側面部に当接して
ソケットコンタクト41が固定される。
【0007】この種のコネクタに類似のものとしては、
特開平1−232680号公報に開示された芯線を複数
の保持爪を倒すことにより圧接するもの、あるいは特開
昭59−165390号公報に開示された保持爪をワイ
ヤ内に喰い込ませるものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の圧着コ
ネクタは、ピンコネクタ3およびソケットコネクタ4の
いずれも、ピンクリップ32およびソケットクリップ4
2内にピンコンタクト31およびソケットコンタクト4
1がそれぞれ挿入された状態から分離しようとするとき
に、ツメ32aおよび42aを外周方向に移動させる工
具を必要とし、工具を用いずに引き抜いてしまった場合
にはツメ32aおよび42aを折損させてしまう問題が
ある。
【0009】また、ピンコンタクト31のワイヤ圧着部
31bおよびソケットコンタクト41のワイヤ圧着部4
1bがそれぞれ絶縁部材13および23内部にあるた
め、ワイヤ5を持って引き出すことになるので、ワイヤ
5がワイヤ圧着部31bおよび41bから分離してしま
う問題がある。
【0010】本発明はこのような問題を解決するもの
で、ピンコネクタおよびソケットコネクタの挿入および
離脱を行うときに、工具を用いなくても破損させること
なくその作業を容易に行うことができる圧着コネクタを
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンタクタ
(11、21)にワイア(5)が接続され、このコンタ
クタを絶縁部材(13、23)に引き留める筒状の金属
製クリップ(12、22)がその絶縁部材の内表面に埋
め込まれたコネクタにおいて、前記金属製クリップは軸
方向に一条の割り(12b、22b)が形成され、さら
に円周まわりにかつ内向きに凸部(12a、22a)が
形成され、前記コンタクタ(11、12)にこのクリッ
プの内径より大きい外径を有し前記ワイア側から引き抜
く力が加わるときに前記凸部に係止される段部(11
a、21a)が形成されたことを特徴とする。
【0012】前記金属製クリップが一つの絶縁部材に多
数埋め込まれ、各クリップに前記コンタクタが引留めら
れ、前記コンタクタと前記ワイアとは圧着されることが
望ましい。
【0013】
【作用】ピンコンタクトおよびソケットコンタクトとピ
ンクリップおよびソケットクリップとの挿入および分離
作業は、絶縁部材の外部に突出したワイヤ圧着部を持っ
て行うことができるので、ワイヤを引き抜いてしまうこ
とがなくなり、また、ピンクリップおよびソケットクリ
ップの凸部が円弧状に形成され、かつ弾力性を有してい
るので、工具を用いることなく、小さな力でピンコンタ
クトおよびソケットコンタクトの段部を容易に通過させ
ることができ、挿入および分離の際に生じる破損を防止
することができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1(a)および(b)は本発明実施例におけるピ
ンコネクタおよびソケットコネクタの外観形状を示す斜
視図、図2(a)および(b)は本発明実施例における
図1(a)および(b)に示すA−A部およびB−B部
の一部断面を示す図、図3(a)は本発明実施例におけ
るピンクリップおよびソケットクリップの外観形状を示
す斜視図、(b)はその断面図、図4は本発明実施例に
おけるソケットコンタクトの外観形状を示す斜視図であ
る。
【0015】本発明実施例は、ピンコネクタ1と、この
ピンコネクタ1に接続するソケットコネクタ2とを備
え、ピンコネクタ1は、一端にワイヤ5が圧着され抜け
止め用の段部11aが形成されたピンコンタクト11
と、このピンコンタクト11が挿入されるピンクリップ
12と、このピンクリップ12を支持する絶縁部材13
と、ピンコンタクト11を支持する絶縁部材14と、絶
縁部材13および14を保持するリヤシェル15と、こ
のリヤシェル15に取り付けられピンコンタクト11を
保護するフロントシェル16とを含み、また、ソケット
コネクタ2は、一端にワイヤ3が圧着され抜け止め用の
段部21aが形成されたソケットコンタクト21と、こ
のソケットコンタクト21が挿入されるソケットクリッ
プ22と、ソケットコンタクト21を保持する絶縁部材
24と、ソケットクリップ22を保持する絶縁部材23
と、絶縁部材24を保護するフロントシェル26と、こ
のフロントシェル26に取り付けられ絶縁部材24およ
び23を保持するリヤシェル25とを含む。
【0016】さらに、本発明の特徴として、ピンクリッ
プ12およびソケットクリップ22内面のピンコンタク
ト11およびソケットコンタクト21の抜け止め用段部
11aおよび21aが位置するワイヤ圧着部11bおよ
び21bのワイヤ5側に円弧状の凸部12aおよび22
aが形成され、ピンコンタクト11およびソケットコン
タクト21がピンクリップ12およびソケットクリップ
22に挿入され固定された位置で、ワイヤ圧着部11b
および21bが絶縁部材13および23の端部から指で
挟持できる程度の長さ分だけ突出するように形成され
る。
【0017】また、ピンクリップ12およびソケットク
リップ22は、図3(a)に示すように所定の隙間をも
ったスリ割りが設けられていて、絶縁部材13および2
3に嵌合させる際に外径が小さくなり容易に押し込める
ように形成されている。
【0018】このように構成された本発明実施例は、ピ
ンコンタクト11およびソケットコンタクト21をピン
クリップ12およびソケットクリップ22に挿入する際
には、ワイヤ圧着部11bおよび21bを持って押し込
むことができるので力を加えたときに曲がりを生じるこ
とがない。押し込まれたピンコンタクト11およびソケ
ットコンタクト21の段部11aおよび21aがピンク
リップ12およびソケットクリップ22の凸部12aお
よび22aに当接すると、その表面が円弧状に形成さ
れ、かつ弾力性を有しているために、滑りを生じるとと
もに凸部12aおよび22aを外周方向に押し上げ大き
な力を要せずに通過して図2(a)および(b)に示す
位置で固定される。
【0019】ピンコネクタ1をソケットコネクタ2に接
続する際には、ピンコンタクト11とソケットコンタク
ト21は摩擦抵抗を受け軸方向に反力を受けるが、その
程度の反力では段部11aおよび21aは凸部12aお
よび22aを乗り越えることはなく、支障なく接続する
ことができる。
【0020】修理などでピンコンタクト11あるいはソ
ケットコンタクト21を抜き取る場合には、ワイヤ圧着
部11bあるいは21bを持ってやや強い力で引き抜く
ことにより、段部11aあるいは段部21aは凸部12
aあるいは22aの表面を外周方向に押し上げ滑りによ
り容易に分離される。
【0021】このように、ピンコンタクト11およびソ
ケットコンタクト21の挿入および引き抜きはワイヤ5
を持つことなく行うことができるので、ワイヤ5には全
く力が加えられず、したがってワイヤ圧着部11bおよ
び21bでの断線が防止される。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ピ
ンコンタクトおよびソケットコンタクトを工具を用いる
ことなく容易に挿入あるいは引き抜きを行うことがで
き、その作業がワイヤを持った状態で行われないため
に、ワイヤの断線を防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は本発明実施例におけるピ
ンコネクタおよびソケットコネクタの外観形状を示す斜
視図。
【図2】(a)および(b)は本発明実施例における図
1(a)および(b)に示すA−A部およびB−B部の
一部断面を示す図。
【図3】(a)および(b)は本発明実施例におけるピ
ンクリップおよびソケットクリップの外観形状を示す斜
視図およびその断面図。
【図4】本発明実施例におけるソケットコンタクトの外
観形状を示す斜視図。
【図5】(a)および(b)は従来例におけるピンコネ
クタおよびソケットコネクタの外観形状を示す斜視図。
【図6】(a)および(b)は従来例における図5
(a)および(b)に示すC−C部およびD−D部の一
部断面を示す図。
【図7】(a)および(b)は従来例におけるピンクリ
ップおよびソケットクリップの外観形状を示す斜視図お
よびその断面図。
【符号の説明】
1、3 ピンコネクタ 2、4 ソケットコネクタ 5 ワイヤ 11、31 ピンコンタクト 11a、21a、31a、41a 段部 11b、21b、31b、41b ワイヤ圧着部 12、32 ピンクリップ 12a、22a 凸部 12b、22b 割り 13、14、23、24 絶縁部材 15、25 リヤシェル 16、26 フロントシェル 21、41 ソケットコンタクト 22、42 ソケットクリップ 32a、42a ツメ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 コネクタ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子装置に使用さ
れる圧着コネクタに関するものである。本発明は、圧着
コネクタのピンコネクタとソケットコネクタとの接続構
造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧着コネクタは図5およ
び図6に示すように、ソケットコネクタ4にピンコネク
タ3を差し込むことにより電気的に接続されるものが広
く用いられている。
【0003】ピンコネクタ3は、一端にワイヤ5が圧着
され抜け止め用の段部31aが形成されたピンコンタク
ト31と、このピンコンタクト31が挿入されるピンク
リップ32と、このピンクリップ32およびピンコンタ
クト31を支持する絶縁部材13および14と、この絶
縁部材13および14を保持するリヤシェル15と、こ
のリヤシェル15に取り付けられピンコンタクト31を
保護するフロントシェル16とにより構成される。
【0004】ピンクリップ32には、図7(a)および
(b)に示すように二つの抜け止め用のツメ32aがそ
れぞれ内側に向けてある傾斜をもって形成されていて、
ピンコンタクト31が挿入されたときに、段部31aが
ツメ32aを外周方向に押し上げ、段部31aが通過し
たときにもとの位置に復元し、図6(a)に示すように
ツメ32aの先端部が段部31aの側面部に当接してピ
ンコンタクト31が固定される。
【0005】また、ソケットコネクタ4は、一端にワイ
ヤ5が圧着され抜け止め用の段部41aが形成されたソ
ケットコンタクト41と、このソケットコンタクト41
が挿入されるソケットクリップ42と、ソケットコンタ
クト41を保持する絶縁部材24と、ソケットクリップ
を保持する絶縁部材23と、絶縁部材23および24を
支持するリヤシェル25と、このリヤシェル25に取り
付けられ絶縁部材24を保護するフロントシェル26と
により構成される。
【0006】ソケットクリップ42には、図7(a)お
よび(b)に示すように抜け止め用のツメ42aがそれ
ぞれ内側に向けてある傾斜をもって形成されていて、ソ
ケットコンタクト41が挿入されたときに、段部41a
がツメ42aを外周方向に押し上げ、段部41aが通過
したときにもとの位置に復元し、図6(b)に示すよう
にツメ42aの先端部が段部41aの側面部に当接して
ソケットコンタクト41が固定される。
【0007】この種のコネクタに類似のものとしては、
特開平1−232680号公報に開示された芯線を複数
の保持爪を倒すことにより圧接するもの、あるいは特開
昭59−165390号公報に開示された保持爪をワイ
ヤ内に喰い込ませるものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の圧着コ
ネクタは、ピンコネクタ3およびソケットコネクタ4の
いずれも、ピンクリップ32およびソケットクリップ4
2内にピンコンタクト31およびソケットコンタクト4
1がそれぞれ挿入された状態から分離しようとするとき
に、ツメ32aおよび42aを外周方向に移動させる工
具を必要とし、工具を用いずに引き抜いてしまった場合
にはツメ32aおよび42aを折損させてしまう問題が
ある。
【0009】本発明はこのような問題を解決するもの
で、ピンコネクタおよびソケットコネクタの挿入および
離脱を行うときに、工具を用いなくても破損させること
なくその作業を容易に行うことができる圧着コネクタを
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンタク
(11、21)にワイ(5)が接続され、このコンタ
を絶縁部材(13、23)に引き留める筒状の金属
製クリップ(12、22)がその絶縁部材の内表面に埋
め込まれたコネクタにおいて、前記金属製クリップは軸
方向に一条の割り(12b、22b)が形成され、さら
に円周まわりにかつ内向きに凸部(12a、22a)が
形成され、前記コンタク(11、12)にこのクリッ
プの内径より大きい外径を有し前記ワイア側から引き抜
く力が加わるときに前記凸部に係止される段部(11
a、21a)が形成されたことを特徴とする。
【0011】前記金属製クリップが一つの絶縁部材に多
数埋め込まれ、各クリップに前記コンタクタが引留めら
れ、前記コンタクタと前記ワイアとは圧着されることが
望ましい。
【0012】
【作用】ピンコンタクトおよびソケットコンタクトとピ
ンクリップおよびソケットクリップとの挿入および分離
作業は、絶縁部材の外部に突出したワイヤ圧着部を持っ
て行うことができ、また、ピンクリップおよびソケット
クリップの凸部が円弧状に形成され、かつ弾力性を有し
ているので、工具を用いることなく、小さな力でピンコ
ンタクトおよびソケットコンタクトの段部を容易に通過
させることができ、挿入および分離の際に生じる破損を
防止することができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1(a)および(b)は本発明実施例におけるピ
ンコネクタおよびソケットコネクタの外観形状を示す斜
視図、図2(a)および(b)は本発明実施例における
図1(a)および(b)に示すA−A部およびB−B部
の一部断面を示す図、図3(a)は本発明実施例におけ
るピンクリップおよびソケットクリップの外観形状を示
す斜視図、(b)はその断面図、図4は本発明実施例に
おけるソケットコンタクトの外観形状を示す斜視図であ
る。
【0014】本発明実施例は、ピンコネクタ1と、この
ピンコネクタ1に接続するソケットコネクタ2とを備
え、ピンコネクタ1は、一端にワイヤ5が圧着され抜け
止め用の段部11aが形成されたピンコンタクト11
と、このピンコンタクト11が挿入されるピンクリップ
12と、このピンクリップ12を支持する絶縁部材13
と、ピンコンタクト11を支持する絶縁部材14と、絶
縁部材13および14を保持するリヤシェル15と、こ
のリヤシェル15に取り付けられピンコンタクト11を
保護するフロントシェル16とを含み、また、ソケット
コネクタ2は、一端にワイヤ3が圧着され抜け止め用の
段部21aが形成されたソケットコンタクト21と、こ
のソケットコンタクト21が挿入されるソケットクリッ
プ22と、ソケットコンタクト21を保持する絶縁部材
24と、ソケットクリップ22を保持する絶縁部材23
と、絶縁部材24を保護するフロントシェル26と、こ
のフロントシェル26に取り付けられ絶縁部材24およ
び23を保持するリヤシェル25とを含む。
【0015】さらに、本発明の特徴として、ピンクリッ
プ12およびソケットクリップ22内面のピンコンタク
ト11およびソケットコンタクト21の抜け止め用段部
11aおよび21aが位置するワイヤ圧着部11bおよ
び21bのワイヤ5側に円弧状の凸部12aおよび22
aが形成され、ピンコンタクト11およびソケットコン
タクト21がピンクリップ12およびソケットクリップ
22に挿入され固定された位置で、ワイヤ圧着部11b
および21bが絶縁部材13および23の端部から指で
挟持できる程度の長さ分だけ突出するように形成され
る。
【0016】また、ピンクリップ12およびソケットク
リップ22は、図3(a)に示すように所定の隙間をも
ったスリ割りが設けられていて、絶縁部材13および2
3に嵌合させる際に外径が小さくなり容易に押し込める
ように形成されている。
【0017】このように構成された本発明実施例は、ピ
ンコンタクト11およびソケットコンタクト21をピン
クリップ12およびソケットクリップ22に挿入する際
には、ワイヤ圧着部11bおよび21bを持って押し込
むことができるので力を加えたときに曲がりを生じるこ
とがない。押し込まれたピンコンタクト11およびソケ
ットコンタクト21の段部11aおよび21aがピンク
リップ12およびソケットクリップ22の凸部12aお
よび22aに当接すると、その表面が円弧状に形成さ
れ、かつ弾力性を有しているために、滑りを生じるとと
もに凸部12aおよび22aを外周方向に押し上げ大き
な力を要せずに通過して図2(a)および(b)に示す
位置で固定される。
【0018】ピンコネクタ1をソケットコネクタ2に接
続する際には、ピンコンタクト11とソケットコンタク
ト21は摩擦抵抗を受け軸方向に反力を受けるが、その
程度の反力では段部11aおよび21aは凸部12aお
よび22aを乗り越えることはなく、支障なく接続する
ことができる。
【0019】修理などでピンコンタクト11あるいはソ
ケットコンタクト21を抜き取る場合には、ワイヤ圧着
部11bあるいは21bを持ってやや強い力で引き抜く
ことにより、段部11aあるいは段部21aは凸部12
aあるいは22aの表面を外周方向に押し上げ滑りによ
り容易に分離される。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ピ
ンコンタクトおよびソケットコンタクトを工具を用いる
ことなく容易に挿入あるいは引き抜きを行うことができ
る。また、クリップの構造が単純であるため、コンタク
トを引き抜く際クリップの破損を防止することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は本発明実施例におけるピ
ンコネクタおよびソケットコネクタの外観形状を示す斜
視図。
【図2】(a)および(b)は本発明実施例における図
1(a)および(b)に示すA−A部およびB−B部の
一部断面を示す図。
【図3】(a)および(b)は本発明実施例におけるピ
ンクリップおよびソケットクリップの外観形状を示す斜
視図およびその断面図。
【図4】本発明実施例におけるソケットコンタクトの外
観形状を示す斜視図。
【図5】(a)および(b)は従来例におけるピンコネ
クタおよびソケットコネクタの外観形状を示す斜視図。
【図6】(a)および(b)は従来例における図5
(a)および(b)に示すC−C部およびD−D部の一
部断面を示す図。
【図7】(a)および(b)は従来例におけるピンクリ
ップおよびソケットクリップの外観形状を示す斜視図お
よびその断面図。
【符号の説明】 1、3 ピンコネクタ 2、4 ソケットコネクタ 5 ワイヤ 11、31 ピンコンタクト 11a、21a、31a、41a 段部 11b、21b、31b、41b ワイヤ圧着部 12、32 ピンクリップ 12a、22a 凸部 12b、22b 割り 13、14、23、24 絶縁部材 15、25 リヤシェル 16、26 フロントシェル 21、41 ソケットコンタクト 22、42 ソケットクリップ 32a、42a ツメ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクタ(11、21)にワイア
    (5)が接続され、このコンタクタを絶縁部材(13、
    23)に引き留める筒状の金属製クリップ(12、2
    2)がその絶縁部材の内表面に埋め込まれたコネクタに
    おいて、 前記金属製クリップは軸方向に一条の割り(12b、2
    2b)が形成され、さらに円周まわりにかつ内向きに凸
    部(12a、22a)が形成され、 前記コンタクタ(11、12)にこのクリップの内径よ
    り大きい外径を有し前記ワイア側から引き抜く力が加わ
    るときに前記凸部に係止される段部(11a、21a)
    が形成されたことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記金属製クリップが一つの絶縁部材に
    多数埋め込まれ、各クリップに前記コンタクタが引留め
    られた請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記コンタクタと前記ワイアとは圧着さ
    れた請求項1または2記載のコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012074375A (ja) * 2010-09-27 2012-04-12 Tyco Electronics Corp 保持クリップを含む電気コンタクト組立体およびコネクタ

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