JPH07134092A - 微粒子計 - Google Patents

微粒子計

Info

Publication number
JPH07134092A
JPH07134092A JP5307389A JP30738993A JPH07134092A JP H07134092 A JPH07134092 A JP H07134092A JP 5307389 A JP5307389 A JP 5307389A JP 30738993 A JP30738993 A JP 30738993A JP H07134092 A JPH07134092 A JP H07134092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water vapor
gas
rotary pump
particles
meter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5307389A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Otani
健 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rion Co Ltd
Original Assignee
Rion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rion Co Ltd filed Critical Rion Co Ltd
Priority to JP5307389A priority Critical patent/JPH07134092A/ja
Publication of JPH07134092A publication Critical patent/JPH07134092A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】流路内壁面からの付着粒子の離脱を抑制すると
共に、ロータリポンプ式の微粒子計を使用する場合にお
けるロータリポンプの破損を防止することによつて高精
度で粒子を測定し得るようにした微粒子計を提案しよう
とするものである。 【構成】被検気体R1を導入し、被検気体R1に照射光
束を照射し、被検気体R1の微粒子によつて散乱された
散乱光に基づいて微粒子数を計数する粒子検出手段6を
有する微粒子計30において、粒子検出手段6の上流側
に設けられ、塩類36の飽和水溶液37を貯留してなる
水蒸気供給手段31を設け、被検気体R1に水蒸気を供
給することにより、粒子検出手段6の内部に結露を生じ
させることなく、粒子検出手段6における流路内壁面か
らの粒子の発生を抑制すると共に、ロータリポンプ式の
微粒子計を使用する場合におけるロータリポンプの破損
を防止することによつて高精度で粒子を測定し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微粒子計に関し、例えば
乾燥した気体中の粒子を計測する光散乱式微粒子計に適
用して好適である。
【0002】
【従来の技術】一般に光散乱式の気中微粒子計は、顕微
鏡を用いた粒子の計数方法と比較して短時間でかつ少な
い労力で被検気体中の微粒子を計数し得ることから、多
くの産業分野において普及している。この被検気体とし
て、例えば市販されているボンベに充填された窒素ガス
や製造設備から排出される大量の気体等が用いられてい
る。
【0003】従来、ボンベに充填された窒素ガスに含ま
れる微粒子を測定する場合には、図5に示すような微粒
子計1が用いられており、被検気体としての窒素ガスN
1が充填されたガスボンベ2からチユーブ3を介して微
粒子計1の筐体4に設けられた導入端4Aに接続されて
いる。
【0004】この微粒子計1において、導入端4Aから
取り込まれた窒素ガスN1はチユーブ5を介して粒子検
出部6に送出される。粒子検出部6は、窒素ガスN1に
含まれる粒子に対して光を照射することにより当該粒子
に散乱光を生じさせ、この散乱光に基づいて粒子を計数
する。
【0005】粒子検出部6において計数を終了した後の
窒素ガスN1は、チユーブ7を介して流量計8に送出さ
れ、当該流量計8においてこの窒素ガスN1の流量が測
定される。また流量計8の下流側にはチユーブ9を介し
て流量調整弁10が設けられており、当該流量調整弁1
0を操作することによつて粒子検出部6を通過する窒素
ガスN1の流量を調整することができるようになされて
いる。
【0006】流量計8において流量の測定を終了した後
の窒素ガスN1は、流量調整弁10に送出された後、当
該流量調整弁10からチユーブ11を介して微粒子計1
の筐体4に設けられた排出端4Bに送出され、当該排出
端4Bから微粒子計1の外部に排出される。これによ
り、窒素ガスN1は粒子検出部6を通過する際に当該窒
素ガスN1中に含まれる粒子数が計数される。
【0007】また従来、製造設備から排出される気体に
含まれる微粒子を測定する場合には、吸引式微粒子計を
用いることにより、被検気体の流量が多い場合に対応し
得るようになされている。この種の吸引式微粒子計内に
設けられた吸引装置としては、比較的小型かつ軽量であ
ると共に吸引流量を多くすることができることから、カ
ーボンベーン式ロータリポンプ(以下ロータリポンプと
いう)が広く用いられている。
【0008】ここで図5との対応部分に同一符号を付し
た図6に示すように、ロータリポンプ式の微粒子計20
において、大流量の排気が行われる工場の製造設備の排
気端(図示せず)から送出された被検気体R1がチユー
ブ3を介して導入端4Aに取り込まれるようになされて
いる。さらに粒子検出部6及び流量計8間にはロータリ
ポンプ21が介在して設けられており、被検気体R1を
吸引するようになされている。
【0009】この場合、粒子検出部6及びロータリポン
プ21間とロータリポンプ21及び流量計8間はそれぞ
れチユーブ22及び23によつて接続されており、また
図5における流量計8の下流側に設けられた流量調整弁
10が除去され、流量計8からチユーブ24を介して排
気端4Bに接続されている。これにより、被検気体R1
はロータリポンプ21によつて吸引導入され、粒子検出
部6において当該被検気体R1に含まれる粒子数が計数
されるようになされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが図5におい
て、ガスボンベ2内の窒素ガスN1中の粒子数を計数す
る場合には、窒素ガスN1は乾燥気体であつて当該窒素
ガスN1中には水分が含まれていないことから、窒素ガ
スN1が粒子検出部6を通過する際に、当該粒子検出部
6の上流側の配管内壁面(図示せず)及び粒子検出部6
の光学セル(図示せず)の流路内壁面は水分を奪われて
乾燥状態になる。
【0011】このため、これらの内壁面に異物(図示せ
ず)が付着している場合には、当該異物は粘着力を失い
これらの内壁面から脱離し、測定対象である窒素ガスN
1中に混入するおそれがある。この混入した異物は窒素
ガスN1中に含まれていた粒子と共に粒子検出部6内に
設けられた粒子計数器(図示せず)によつて計数される
ため、窒素ガスN1中の粒子数が誤つて計数されること
になり、測定精度が低下するという問題があつた。
【0012】一方図6において、製造設備から排出され
る被検気体R1が乾燥気体からなり、当該被検気体R1
に含まれる粒子をロータリポンプ式の微粒子計20を用
いて計数する場合には、上述の問題に加えて、被検気体
R1がロータリポンプ21のカーボンベーン(図示せ
ず)部分を通過する際、カーボンベーン本体を乾燥させ
ることにより、カーボンベーンからカーボンベーンを形
成している材料が剥離するおそれがある。
【0013】このため、この剥離したカーボンベーンの
破片がカーボンベーン及びロータリポンプ21のケーシ
ング(図示せず)間に嵌まり込み、ロータリポンプ21
を破損させてしまうという問題があつた。
【0014】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、流路内壁面からの付着粒子の離脱を抑制すると共
に、ロータリポンプ式の微粒子計を使用する場合におけ
るロータリポンプの破損を防止することによつて高精度
で粒子を測定し得るようにした微粒子計を提案しようと
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、被検気体R1を導入し、被検気体
R1に照射光束を照射し、被検気体R1中の微粒子によ
つて散乱された散乱光に基づいて微粒子数を計数する粒
子検出手段6を有する微粒子計30、40、60におい
て、粒子検出手段6の上流側に設けられ、塩類36の飽
和水溶液37を貯留してなる水蒸気供給手段31、50
を備え、被検気体R1に水蒸気を供給するようにする。
【0016】
【作用】粒子検出手段6の上流側に塩類36の飽和水溶
液37が貯留された水蒸気供給手段31、50を設け、
当該水蒸気供給手段31、50に導入された被検気体R
1に対して水蒸気を供給することにより、粒子検出手段
6の流路内壁面に付着している異物の剥離を防止し得、
一段と高精度に粒子を測定し得る。
【0017】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0018】(1)第1実施例 図5との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、30は全体として微粒子計を示し、導入端4A及び
粒子検出部6間に水蒸気供給部31が介在して設けら
れ、導入端4A及び水蒸気供給部31間がチユーブ32
によつて接続され、さらに水蒸気供給部31及び粒子検
出部6間がチユーブ33によつて接続されていることを
除いて、図5と同一の構成を有する。
【0019】ここで水蒸気供給部31には、蓋34で閉
塞された容器35内に塩化ナトリウム(NaCl)36及び
水からなる飽和水溶液37が溜められており、当該飽和
水溶液37の液面と蓋34の対向面との間には空隙38
が設けられている。また導入端4A及び容器35間を接
続するチユーブ32と、容器35及び粒子検出部6間を
接続するチユーブ33は共に蓋34によつて貫通保持さ
れており、チユーブ32、33の先端部32A、33A
は双方共に飽和水溶液37に浸たることなく空隙38内
に存在するようになされている。
【0020】これにより、導入端4Aから取り込まれた
窒素ガスN1はチユーブ32を介して水蒸気供給部31
における容器35内の空隙38に当該チユーブ32の先
端部32Aから送出され、当該空隙38において所定の
水蒸気が供給された後チユーブ33の先端部33Aに取
り込まれ、当該チユーブ33を介して粒子検出部6に送
出される。
【0021】以上の構成において、導入端4Aから水蒸
気供給部31に取り込まれた窒素ガスN1は、当該水蒸
気供給部31における空隙38内において所定量の水蒸
気が供給される。このとき飽和水溶液37の水位が窒素
ガスN1に水分を吸収されて低下することになるが、水
溶液を飽和水溶液37としたことにより、飽和水溶液3
7の濃度変化を生じることなく空隙38内の水蒸気圧は
一定に保たれる。
【0022】この状態において、窒素ガスN1を一定の
流量で送出した場合には、窒素ガスN1に常に一定量の
水蒸気を供給することができる。さらに測定者は流量調
整弁10を操作し流量を調整することにより、窒素ガス
N1に対して所望の量の水蒸気を供給することができ
る。すなわち窒素ガスN1の流量を多く調整すると当該
窒素ガスN1には少量の水蒸気が供給され、これに対し
て窒素ガスN1の流量を少なく調整すると当該窒素ガス
N1には多量の水蒸気が供給される。
【0023】このようにして水蒸気が供給された窒素ガ
スN1は、チユーブ33を経て粒子検出部6を通過する
際に、当該チユーブ33内壁面及び粒子検出部6に設け
られた光学セル(図示せず)の流路内壁面に所定量の水
分を供給する。
【0024】このためチユーブ33内壁面及び当該内壁
面に付着している異物(図示せず)間と、粒子検出部6
の光学セルの流路内壁面及び当該内壁面に付着している
異物(図示せず)間とには適度な粘着力が与えられるこ
とになり、チユーブ33内壁面及び粒子検出部6の光学
セルの流路内壁面からそれぞれ異物が剥離し、窒素ガス
N1に混入することを防止し得る。
【0025】また測定者が乾燥した窒素ガスN1の導入
を停止させた場合、空隙38内の飽和水溶液37の水蒸
気圧は塩化ナトリウム36による蒸気圧降下に基づいて
抑制されることにより、空隙38内の水蒸気圧は水の飽
和水蒸気圧よりも低い状態になる。例えば容器35内に
水を溜めた場合の空隙38内の湿度を 100〔%〕とする
と、実施例における空隙38内の湿度は75〔%〕程度で
ある。これにより室温の変化のように若干の温度変化が
あつた場合にも、粒子検出部6の光学セルの流路内壁面
に結露が生じることを防止し得る。
【0026】以上の構成によれば、粒子検出部6の上流
側に塩化ナトリウム36と水とでなる飽和水溶液37が
貯留された水蒸気供給部31を設け、当該水蒸気供給部
31に導入された窒素ガスN1に対して水蒸気を供給し
たことにより、粒子検出部6の光学セルの流路内壁面に
付着している異物の剥離を防止し得、一段と高精度に粒
子を計数することができると共に、窒素ガスN1の導入
を停止した場合においても粒子検出部6の光学セルの流
路内壁面の結露を防止し得る。
【0027】(2)第2実施例 図6との対応部分に同一符号を付して示す図2におい
て、40は全体としてロータリポンプ式の微粒子計を示
し、図1と同様に導入端4A及び粒子検出部6間に水蒸
気供給部31が介在して設けられ、導入端4A及び水蒸
気供給部31間がチユーブ32によつて接続され、さら
に水蒸気供給部31及び粒子検出部6間がチユーブ33
によつて接続されていることを除いて、図6と同一の構
成を有する。
【0028】以上の構成において、ロータリポンプ21
の吸引力によつて導入端4Aから水蒸気供給部6に取り
込まれた乾燥した被検気体R1は、当該水蒸気供給部6
における空隙38内において所定量の水蒸気が供給され
た後、粒子検出部6を経てロータリポンプ21に送出さ
れることにより、当該ロータリポンプ21内部に設けら
れたカーボンベーン(図示せず)に水蒸気を含む被検気
体R1が接触する。
【0029】これにより、カーボンベーンにも所定量の
水分が供給されることになり、カーボンベーンからカー
ボンベーンを形成している材料の破片が剥離することを
防止し得、さらに剥離したカーボンベーンの破片が当該
カーボンベーン及びロータリポンプ21のケーシング
(図示せず)間に嵌まり込むことによつて生じるロータ
リポンプ21の破損を防止できる。
【0030】以上の構成によれば、粒子検出部6の上流
側に塩化ナトリウム36と水とでなる飽和水溶液37が
溜められた容器35を設け、当該容器35に導入された
被検気体R1に対して水蒸気を供給したことにより、ロ
ータリポンプ21の破損を防止し得る。
【0031】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、蓋34で閉塞された容器
35内に塩化ナトリウム36及び水からなる飽和水溶液
37が溜められており、当該飽和水溶液37の液面と蓋
34の対向面との間には空隙38が設けられた構成を有
する水蒸気供給部31を用いた場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、図3に示すような二重円筒形状
の容器からなる水蒸気供給部50を用いるようにしても
良く、要は被検気体R1に所定量の水蒸気を供給し得る
ようなものであれば良い。
【0032】ここで、水蒸気供給部50は水分の透過を
防止する部材、例えばガラスからなる外筒51内の同軸
状に水透過性を有する多孔質のセラミツクからなる内筒
52が挿通された構成を有し、外筒51及び内筒52間
に形成された空隙53を輪状の板部材54、55によつ
て両側から閉塞すると共に、空隙53内に塩化ナトリウ
ムの飽和水溶液(図示せず)を吸水保持している綿56
を充填するようになされている。また外筒51の外側に
は飽和水溶液を供給する供給口57が取り付けられてい
る。
【0033】この状態において、綿56に吸水保持され
ている飽和水溶液が内筒52を透過することにより、当
該内筒52の内周表面は湿潤した状態に保たれる。従つ
て内筒52の内側の空隙58は常時一定の水蒸気が存在
する状態に維持され、この空隙58を通過する被検気体
R1には所定の水蒸気が供給されることになる。
【0034】またこの場合窒素ガスN1又はその他の乾
燥した被検気体R1は内筒52の内壁に沿つて流れるこ
とにより、上述の実施例における水蒸気供給部31と比
較して水蒸気供給部50での被検気体R1の乱れや滞り
を少なくすることができ、この結果高い精度で粒子を計
数することができる。さらに水蒸気供給部50換言すれ
ば微粒子計全体が傾けられた場合にも飽和水溶液が滴下
することがないことにより、上述の実施例における水蒸
気供給部31と比較して一段と取扱いを容易にすること
ができる。
【0035】また上述の実施例においては、飽和水溶液
を構成する化学物質として塩化ナトリウム(NaCl)を使
用しているが、本発明はこれに限らず、要は塩類の飽和
水溶液であれば良く、その他種々の塩類、例えば硫酸カ
リウム(K2SO4 )、硝酸カリウム(KNO3)、硫酸アンモ
ニウム((NH4)2SO4 )、硝酸マグネシウム(Mg(N
O3)2)、塩化マグネシウム(MgCl2 )、塩化リチウム
(LiCl)等を使用するようにしても良い。
【0036】この場合、上述した各塩類の飽和水溶液と
水との相対湿度(RH)の値は、硫酸カリウムでは97
〔%〕、硝酸カリウムでは93〔%〕、硫酸アンモニウム
では80〔%〕、塩化ナトリウムでは75〔%〕、硝酸マグ
ネシウムでは55〔%〕、塩化マグネシウムでは33
〔%〕、塩化リチウムでは12〔%〕であり、導入する被
検気体R1の流量等に応じてこれらの塩類の中から適切
なものを選択するようにすれば良い。例えば被検気体R
1の流量が大きい場合には相対湿度の高い塩類の飽和水
溶液を用い、これに対して流量が小さい場合には相対湿
度の低い塩類の飽和水溶液を用いるようにすれば、被検
気体R1の流量にかかわらず流路内壁面に所望の量の水
分を供給することができる。
【0037】また上述の実施例においては、水蒸気供給
部31、50を微粒子計30、40の筐体4内に収める
ようにしたが、本発明はこれに限らず、水蒸気供給部と
微粒子計本体をそれぞれ別体として設けるようにしても
良い。例えば図1との対応部分に同一符号を付して示す
図4において、60は全体として微粒子計を示し、微粒
子計本体61の筐体4に設けられた導入端4A及び水蒸
気供給部62の筐体63に設けられた排出端63B間は
チユーブ64を介して接続されている。
【0038】さらに微粒子計本体61の導入端4A及び
粒子検出部6間はチユーブ65を介して接続されてお
り、また水蒸気供給部62の排出端63B及び容器35
間と、水蒸気供給部62の導入端63A及び容器35間
はそれぞれチユーブ66、67を介して接続されてい
る。このように既存の微粒子計本体61に別体として水
蒸気供給部62を設けるようにすれば、上述の実施例と
同様の効果を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、被検気体
を導入し、被検気体に照射光束を照射し、被検気体中の
微粒子によつて散乱された散乱光に基づいて微粒子数を
計数する粒子検出手段を有する微粒子計において、粒子
検出手段の上流側に設けられ、塩類の飽和水溶液を貯留
してなる水蒸気供給手段を設け、被検気体に水蒸気を供
給することにより、粒子検出手段の内部に結露を生じさ
せることなく、粒子検出手段における流路内壁面からの
付着粒子の離脱を抑制すると共に、ロータリポンプ式の
微粒子計を使用する場合におけるロータリポンプの破損
を防止することによつて高精度で粒子を測定し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による微粒子計の一実施例を示す略線的
断面図である。
【図2】第2実施例による微粒子計を示す略線的断面図
である。
【図3】他の実施例による水蒸気供給部を示す部分的断
面図である。
【図4】他の実施例による微粒子計を示す略線的断面図
である。
【図5】従来の微粒子計を示す略線的断面図である。
【図6】従来の微粒子計を示す略線的断面図である。
【符号の説明】
1、20、30、40、60……微粒子計、N1……窒
素ガス、R1……被検気体、6……粒子検出部、31、
50……水蒸気供給部、36……塩化ナトリウム、37
……飽和水溶液。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検気体を導入し、上記被検気体に照射光
    束を照射し、上記被検気体中の微粒子によつて散乱され
    た散乱光に基づいて上記微粒子数を計数する粒子検出手
    段を有する微粒子計において、 上記粒子検出手段の上流側に設けられ、塩類の飽和水溶
    液を貯留してなる水蒸気供給手段を具え、上記被検気体
    に水蒸気を供給することを特徴とする微粒子計。
JP5307389A 1993-11-11 1993-11-11 微粒子計 Pending JPH07134092A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5307389A JPH07134092A (ja) 1993-11-11 1993-11-11 微粒子計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5307389A JPH07134092A (ja) 1993-11-11 1993-11-11 微粒子計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07134092A true JPH07134092A (ja) 1995-05-23

Family

ID=17968467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5307389A Pending JPH07134092A (ja) 1993-11-11 1993-11-11 微粒子計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07134092A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001519528A (ja) * 1997-10-06 2001-10-23 パシフィック サイエンティフィック インストゥールメンツ カンパニー 粒子カウンタのためのマルチローブ形ポンプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001519528A (ja) * 1997-10-06 2001-10-23 パシフィック サイエンティフィック インストゥールメンツ カンパニー 粒子カウンタのためのマルチローブ形ポンプ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4370986A (en) Method and apparatus for determining the deposition of particles in the respiratory tract and/or for checking the function of the respiratory tract
US8911955B2 (en) Virus detection device and virus detection method
JP2014122915A (ja) 浮遊粒子状物質測定装置およびこれを用いた浮遊粒子状物質測定方法
KR20140146860A (ko) 방독면 필터 테스트 장치
JP2006275983A (ja) フィルタ検査装置
JP2010091548A (ja) 空気中の繊維を高精度でカウントする装置
JPS60105946A (ja) 赤外線ガス分析計
JPH07134092A (ja) 微粒子計
TW201643937A (zh) 檢測污染位置的設備、檢測污染位置的方法及電腦可讀取記錄媒體
JP4158314B2 (ja) 同位体ガス測定装置
JPS63311145A (ja) エアフィルタの捕集効率測定装置
JPH09196915A (ja) 呼気バッグ及びガス測定装置
CN209372639U (zh) 酸雾粒径检测装置
JP3065498B2 (ja) 呼気採取装置
JPS6214080A (ja) 膜分離器を用いたトリチウム濃度測定装置
KRING et al. Laboratory and field comparison of three methods for monitoring sulfur dioxide in air
CN112730181B (zh) 环境可控的电子烟烟雾量测量装置
JP2003050195A (ja) 粒子濃度測定方法および装置
JP2003275530A (ja) エアフィルタ
CN205826528U (zh) 一种测量水样中汞含量的系统
JPH02170041A (ja) 水性試料の化学的パラメータの検出のための測定装置
JPS5999275A (ja) ラドン濃度測定装置
JPS61155981A (ja) トリチウム濃度測定装置
Francovitch et al. A head-only exposure system for controlled exposures of small rodents
JP4901377B2 (ja) 放射能測定装置および放射能測定方法