JPH09196915A - 呼気バッグ及びガス測定装置 - Google Patents

呼気バッグ及びガス測定装置

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JPH09196915A
JPH09196915A JP954596A JP954596A JPH09196915A JP H09196915 A JPH09196915 A JP H09196915A JP 954596 A JP954596 A JP 954596A JP 954596 A JP954596 A JP 954596A JP H09196915 A JPH09196915 A JP H09196915A
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exhaled
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正昭 森
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康弘 久保
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/08Detecting, measuring or recording devices for evaluating the respiratory organs
    • A61B5/083Measuring rate of metabolism by using breath test, e.g. measuring rate of oxygen consumption
    • A61B5/0836Measuring rate of CO2 production

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の呼気蓄積室1a,1bの中の呼気を、呼
気を測定するガス測定装置の複数の導入口N1 ,N2
それぞれ導く呼気バッグ1において、呼気の取り違えを
確実になくすことができるようにする。 【解決手段】呼気導入管2a,2bは、ガス測定装置の
導入口N1 ,N2 に互いに取り違えて装着されることを
防止するため、それぞれ太さが異なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス測定装置にお
いて、呼気を採集するために用いられる呼気バッグに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】同位体の入った薬物を生体に投与した
後、呼気に含まれる同位体の濃度変化、又は濃度比の変
化を測定することにより、生体の代謝機能を測定するこ
とができるので、同位体の分析は、医療の分野での病気
の診断に利用されている。一般に、胃潰瘍、胃炎の原因
として、ストレスの他に、ヘリコバクタピロリー(H
P)と言われているバクテリアが存在することが知られ
ている。
【0003】患者の胃の中にHPが存在すれば、抗生物
質の投与等による除菌治療を行う必要がある。したがっ
て、患者にHPが存在するか否かを確認することが重要
である。HPは、強いウレアーゼ活性を持っていて、尿
素を二酸化炭素とアンモニアに分解する。一方、炭素に
は、質量数が12のものの他、質量数が13や14の同
位体が存在するが、これらの中で質量数が13の同位体
13Cは、放射性がなく、安定して存在するため取扱いが
容易である。
【0004】そこで、同位体13Cでマーキングした尿素
を生体に投与した後、最終代謝産物である患者の呼気中
13CO2 の濃度、具体的には13CO2 12CO2 との
濃度比を測定することができれば、HPの存在を確認す
ることができる(特公昭61−42219号、特公昭6
1−42220号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の方法を用いて濃
度又は濃度比を求めようとすれば、診断薬を生体に投与
する前及び後の呼気を呼気バックに採集しておき、採集
した各呼気中の13CO2の濃度、又は13CO2 濃度比(
13CO2 濃度/12CO2 濃度のことをいう。以下同じ)
をそれぞれ測定しなければならない。
【0006】ところが、このような呼気の測定をすると
きは、通常、測定機関が職業的に行うため、多量の検体
を扱い、短時間で処理しなければならない。したがっ
て、診断薬投与前の呼気と診断薬投与後の呼気との取り
違えが起こりやすい。すなわち、診断薬投与前の呼気と
診断薬投与後の呼気とが同一の提供者の呼気でなかった
り、診断薬投与前の呼気と診断薬投与後の呼気とが、前
後逆になっていたりすることがある。
【0007】このような取り違えがあれば、正しい測定
結果を出すことができないので、取り違えを確実になく
すようにしなければならない。また、呼気の採集をする
ときには、測定誤差を減少させるためには、口中に残っ
ている呼気でなく、肺からの呼気を採集しなければ、測
定精度が悪化する。また、呼気の中の水分は光学的な測
定に悪影響を与える。
【0008】さらに、採集された呼気を逃がさないよう
にしなければならない。そこで、本発明は、呼気バッグ
自体に工夫を加えることにより、呼気との取り違えを確
実になくすことのできる呼気バッグを提供することを目
的とする。また、本発明は、口に残っている呼気でな
く、肺からの呼気を採集することのできる呼気バッグを
提供することを目的とする。
【0009】また、本発明は、呼気の水分を除くことの
できる呼気バッグを提供することを目的とする。さら
に、本発明は、採集された呼気を逃がさない構造の呼気
バッグを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の呼気バッグは、
複数種類の呼気をそれぞれ蓄積するための、容器同士が
互いに連結された複数の呼気蓄積室と、各呼気蓄積室の
中の呼気を、呼気を測定するガス測定装置の複数の導入
口にそれぞれ導く複数の呼気導入管とを有する呼気バッ
グであって、前記呼気導入管は、ガス測定装置の導入口
に互いに取り違えて装着されることを防止する形状を備
えているものである(請求項1)。
【0011】また、本発明のガス測定装置は、容器同士
が互いに連結された複数の呼気蓄積室と、生体から複数
種類の呼気を呼気蓄積室にそれぞれ導入する複数の呼気
導入管とを有する呼気バッグに蓄えられた呼気を測定す
るものであって、前記呼気導入管を通して呼気蓄積室の
呼気を導く複数の呼気導入口を有し、この呼気導入口に
は、呼気導入管が互いに取り違えて装着されることを防
止する形状が備えられている(請求項2)。
【0012】以上の呼気バッグ又はガス測定装置の構成
によれば、ある1つの呼気バッグの呼気蓄積室の中の呼
気を、他の呼気蓄積室の中の呼気と誤ってガス測定装置
に導くという、不都合をなくすことができる。したがっ
て、例えば診断薬を生体に投与する前及び後の呼気を呼
気バックに採集しておき、採集した各呼気中の13CO2
の濃度、又は13CO2 濃度比をそれぞれ測定する場合
に、診断薬を生体に投与する前後の呼気を間違って測定
するということはなくなる。また、診断薬を生体に投与
した後に一定時間おきに負荷試験をするときに、検体で
ある呼気の順番を間違えて測定することもなくなる。
【0013】前記「互いに取り違えて装着されることを
防止する形状」とは、例えば、非対称の形状があげられ
る。複数の呼気導入管の直径、長さ、断面形状をそれぞ
れ変えることによって、非対称にすることができる。呼
気導入口については、導入口の内径、深さ、断面形状を
変えることによって、非対称にすることができる。ま
た、本発明の呼気バッグは、呼気を蓄積する呼気蓄積室
と、生体から呼気を呼気蓄積室に導入する呼気導入管と
を有し、前記呼気導入管には、呼気採集の際に、呼気の
吹き込みに抵抗を与える抵抗付与手段が備えられている
(請求項3)。
【0014】この構成によれば、抵抗付与手段を備える
ことによって、口中に残っている呼気でなく、肺からの
呼気を採集することができる。前記「抵抗付与手段」と
は、呼気導入管の中に、気流の抵抗を生じさせる何らか
の変化を与えれば実現できる。例えば呼気導入管の内径
を狭くしたり、呼気導入管の内壁に抵抗となる部材を付
着させればよい。
【0015】また、本発明の呼気バッグは、呼気を蓄積
する呼気蓄積室と、生体から呼気を呼気蓄積室に導入す
る呼気導入管とを有し、前記呼気導入管には、呼気採集
の際に、呼気中の水分を除去する着脱自在のフィルター
が備えられている(請求項4)。この構成によれば、フ
ィルターで呼気中の水分を除去することができるので、
光学測定精度の悪化を防ぐことができる。特に、赤外線
を使って測定する場合に水分の除去は有効である。
【0016】また、本発明の呼気バッグは、呼気を蓄積
する呼気蓄積室と、生体から呼気を呼気蓄積室に導入す
る呼気導入管とを有し、前記呼気導入管には、呼気採集
の際に、呼気の逆流を防止する弁が備えられている(請
求項5)。この構成によれば、前記弁のために、採集し
た呼気が戻ったり、漏れ出たりすることはなくなる。
【0017】また、本発明のガス測定装置は、呼気を蓄
積する呼気蓄積室と、生体から呼気を呼気蓄積室に導入
する逆流防止弁付きの呼気導入管とを有する呼気バッグ
に蓄えられた呼気を測定するものであって、前記呼気バ
ッグから、前記呼気導入管を通して呼気を導く呼気導入
口を有し、この呼気導入口には、呼気導入管が装着され
た状態で、前記弁の機能を停止させる手段が備えられて
いる(請求項6)。
【0018】この構成によれば、呼気導入管を通して呼
気をガス測定装置に導入する場合に、呼気導入管が装着
された状態で、前記弁の機能を停止させることができる
ので、採集した呼気をスムーズにガス測定装置に導入す
ることができる。「弁の機能を停止させる手段」とは、
例えば呼気導入口から長いピンを出しておき、呼気導入
管が装着された状態で、このピンで弁を強制的に開ける
ようにすればよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、同位体13Cでマーキングし
たウレア診断薬を人間に投与した後、呼気中の13CO2
濃度比を分光測定する場合の、本発明の実施の形態を、
添付図面を参照しながら詳細に説明する。 I.呼気テスト まず、ウレア診断薬を投与する前の患者の呼気を呼気バ
ッグに採集する。呼気バッグの容量は、250ml程度
である。その後、ウレア診断薬を経口投与し、10−1
5分後、投与前と同様の方法で呼気バッグに呼気を採集
する。
【0020】図1は、同位体ガス分光測定装置のノズル
1 ,N2 にセットされる呼気バッグ1を示す外観図で
あり、呼気バッグ1は、ウレア診断薬を投与する前の患
者の呼気を採集する呼気採集室1aと、ウレア診断薬を
投与する後の患者の呼気を採集する呼気採集室1bと
が、一体成形されて、全体として連結した一個の呼気バ
ッグをなしている。
【0021】呼気採集室1aの先には、パイプ2aが連
結され、呼気採集室1bの先には、パイプ2bが連結さ
れている。呼気採集室1a,1bの底部5a,5bは閉
塞されている。パイプ2a,2bは、呼気採集室1a,
1bの中に呼気を吹き入れる呼気吹込み口の役割と、そ
れぞれ同位体ガス分光測定装置のノズルN1 ,N2 にセ
ットされることにより、呼気採集室1a,1bの中の呼
気を導出する役割との2つの役割を持っている。
【0022】呼気を採集するときは、パイプ2a,2b
の先に、円筒状フィルター(巻き煙草に使われるフィル
ターのようなもの)7a,7bを突っ込み、呼気を吹き
込む。フィルター7a,7bを用いるのは、呼気の中に
含まれる水分を除去するためである。パイプ2a,2b
の中には、図2に示すように、逆止弁3a,3bが設け
られていて、吹き入れた呼気が逆流しないようになって
いる。
【0023】また、パイプ2a,2bの一部分におい
て、内径が細くなっていて(例えば、符号4a,4bで
示した細径部分を参照)、呼気を吹き込むときの抵抗に
なるようにしている。これは、呼気を吹き込むときの抵
抗を与えて、患者の肺から空気を吐き出してもらうよう
にするためである。患者の口内の空気を採取するより
も、肺にある空気を採取するほうが、CO2 濃度が安定
することが実測で認められているからである。
【0024】呼気を吹き込みが終わると、フィルターを
取り外して、パイプ2a,2bを、それぞれ同位体ガス
分光測定装置のノズルN1 ,N2 に突っ込む。ノズルN
1 ,N2 の内径は、互いに異なっていて、パイプ2a,
2bの太さも、これに応じて互いに異なっている。した
がって、パイプ2a,2bを誤ったノズルN1 ,N2
取り付けることがなくなり、ウレア診断薬を投与する前
の患者の呼気と、投与した後の患者の呼気とが、間違っ
て取り扱われることがない。
【0025】なお、同位体ガス分光測定装置のノズルN
1 ,N2 には、突起6a,6bが設けられてあり、パイ
プ2a,2bをノズルN1 ,N2 に突っ込んだときに、
逆止弁3a,3bの機能が解除されるようになってい
る。呼気バッグ1のセットが完了すれば、以下の自動制
御を行う。 II.同位体ガス分光測定装置 図3は、同位体ガス分光測定装置の全体構成を示すブロ
ック図である。
【0026】投与後の呼気(以下「サンプルガス」とい
う)を採集した呼気バッグと投与前の呼気(以下「ベー
スガス」という)を採集した呼気バッグとはそれぞれノ
ズルN1 ,N2 にセットされる。ノズルN1 は、透明樹
脂パイプ(以下単に「パイプ」という)を通して三方バ
ルブにV1 につながり、ノズルN2 は、パイプを通して
三方バルブV2 につながっている。
【0027】一方、ガスボンベからリファレンスガス
(測定対象波長域に吸収のないガスであれば何でもよ
い。例えば窒素ガス)が供給されている。リファレンス
ガスは二方に分かれ、一方は流量計M1 を通してリファ
レンスセル11cに入り、他方は流量計M2 を通して三
方バルブV3 に通じている。リファレンスセル11cに
入ったリファレンスガスはリファレンスセル11cから
出てそのまま排出される。
【0028】三方バルブV3 から分かれた一方は、三方
バルブV1 につながり、他方は、12CO2 の吸収を測定
するための第1サンプルセル11aにつながっている。
また、三方バルブV2 から分かれた一方は、二方バルブ
4 を通して第1サンプルセル11aにつながり、他方
は三方バルブV1 につながっている。さらに、三方ハル
ブV3 と第1サンプルセル11aとの間には、サンプル
ガス又はベースガスを定量的に注入するためのガス注入
器21(容量60cc)が介在している。このガス注入
器21は、ピストンとシリンダーを有する注射器のよう
な形状のもので、ビストンの駆動は、図示しないモータ
と、モータに連結された送りネジと、ピストンに固定さ
れたナットとの共働によって行われる。
【0029】セル室11は、図3に示すように、12CO
2 の吸収を測定するための短い第1サンプルセル11
a、13CO2 の吸収を測定するための長い第2サンプル
セル11b及びリファレンスガスを流すリファレンスセ
ル11cからなり、第1サンプルセル11aと第2サン
プルセル11bとは連通しており、第1サンプルセル1
1aに導かれたガスは、そのまま第2サンプルセル11
bに入り、排気されるようになっている。また、リファ
レンスセル11cにはリファレンスガスが導かれ、排気
されるようになっている。第1サンプルセル11aの長
さは具体的には13mmであり、第2サンプルセル11
bの長さは具体的には250mmであり、リファレンス
セル11cの長さは具体的には236mmである。
【0030】リファレンスセル11cから導出されてい
る排気管には、O2 センサ18が設けられている。この
2 センサ18には、市販の酸素センサを用いることが
できる。例えばジルコニアセンサ等の固体電解質ガスセ
ンサ、ガルバニ電池式センサ等の電気化学ガスセンサを
使用することができる。符号Lは、赤外線光源装置を示
す。赤外線光源装置Lは赤外線を照射するための2つの
導波管23a,23bを備えている。赤外線発生の方式
は、任意のものでよく、例えばセラミックスヒータ(表
面温度450℃)等が使用可能である。また、赤外線を
一定周期でしゃ断し通過させる回転するチョッパ22が
設けられている。赤外線光源装置Lから照射された赤外
線のうち、第1サンプルセル11a及びリファレンスセ
ル11cを通るものが形成する光路を「第1の光路」と
いい、第2サンプルセル11bを通るものが形成する光
路を「第2の光路」という(図4参照)。
【0031】符号Dは、セルを通過した赤外線を検出す
る赤外線検出装置を示している。赤外線検出装置Dは、
第1の光路に置かれた第1の波長フィルタ24aと第1
の検出素子25a、第2の光路に置かれた第2の波長フ
ィルタ24bと第2の検出素子25bを備えている。第
1の波長フィルタ24aは、12CO2 の吸収を測定する
ため約4280nmの波長の赤外線を通し(バンド幅約
20nm)、第2の波長フィルタ24bは、 13CO2
吸収を測定するため約4412nmの波長の赤外線を通
すように設計されている(バンド幅約50nm)。第1
の検出素子25a、第2の検出素子25bは赤外線を検
出する素子であれば任意のものでよく、例えばPbSe
といった半導体赤外センサが使用される。
【0032】第1の波長フィルタ24a、第1の検出素
子25aは、Ar等の不活性ガスで満たされたパッケー
ジ26aの中に入っており、第2の波長フィルタ24
b、第2の検出素子25bも、同じく不活性ガスで満た
されたパッケージ26bの中に入っている。赤外線検出
装置Dの全体はヒータ及びペルチェ素子により一定温度
(25°C)に保たれ、パッケージ26a,26bの中
の検出素子の部分はペルチェ素子により0°Cに保たれ
ている。
【0033】図4は、前記セル室11の詳細な構造を示
す断面図である。セル室11は、それ自体ステンレス製
であり、上下左右が金属板(例えば真鍮板)12で挟ま
れ、上下又は左右に挟まれたヒータ13を介して、断熱
材14で密閉されている。セル室11の中は、2段に分
かれ、一方の段には第1サンプルセル11aと、リファ
レンスセル11cとが配置され、他方の段には第2サン
プルセル11bが配置されている。
【0034】第1サンプルセル11a及びリファレンス
セル11cには第1の光路が直列に通り、第2サンプル
セル11bには第2の光路が通っている。符号15,1
6,17は、赤外線を透過させるサファイヤ透過窓であ
る。前記セル室11は、ヒータ13により一定温度(4
0℃)に保たれるよう制御されている。 III .測定手順 測定は、リファレンスガス測定→ベースガス測定→リフ
ァレンスガス測定→サンプルガス測定→リファレンスガ
ス測定→‥‥という手順で行う。しかし、この手順の他
に、ベースガス測定→リファレンスガス測定→ベースガ
ス測定,サンプルガス測定→リファレンスガス測定→サ
ンプルガス測定,‥‥という手順でもよいが、同じベー
スガス、サンプルガスを2回測定しなければならないの
で効率は落ちる。以下、効率の良い前者の手順を説明す
る。
【0035】測定の間、リファレンスガス11cにはリ
ファレンスガスが常時流れている。 III −1.リファレンス測定 図5に示すように、同位体ガス分光測定装置のガス流路
及びセル室11に、清浄なリファレンスガスを約15秒
間、毎分200ml程度流してガス流路及びセル室11
の洗浄をする。
【0036】次に、図6に示すように、ガス流路を変え
てリファレンスガスを流し、ガス流路及びセル室11の
洗浄をする。約30秒経過後、それぞれの検出素子25
a,25bにより、光量測定をする。このようにリファ
レンス測定をするのは、吸光度の算出をするためであ
る。このようにして、第1の検出素子25aで得られた
光量を121 、第2の検出素子25bで得られた光量を
131 と書く。 III −2.ベースガス測定 次に、リファレンスガスが第1サンプルセル11a、第
2サンプルセル11bを流れないようにして、呼気バッ
グより、ベースガスをガス注入器21で吸い込む(図7
参照)。
【0037】ベースガスを吸い込んだ後、図8に示すよ
うに、ガス注入器21を用いてベースガスを一定流量で
機械的に押し出す。この間、それぞれの検出素子25
a,25bにより、光量測定をする。このようにして、
第1の検出素子25aで得られた光量を12B、第2の検
出素子25bで得られた光量を13Bと書く。 III −3.リファレンス測定 再び、ガス流路及びセルの洗浄と、リファレンスガスの
光量測定をする(図5、図6参照)。
【0038】このようにして、第1の検出素子25aで
得られた光量122 、第2の検出素子25bで得られた
光量132 と書く。 III −4.サンプルガス測定 リファレンスガスが第1サンプルセル11a、第2サン
プルセル11bを流れないようにして、呼気バッグよ
り、サンプルガスをガス注入器21で吸い込む(図9参
照)。
【0039】サンプルガスを吸い込んだ後、図10に示
すように、ガス注入器21を用いてサンプルガスを一定
速度で機械的に押し出す。この間、それぞれの検出素子
25a,25bにより、光量測定をする。このようにし
て、第1の検出素子25aで得られた光量を12S、第2
の検出素子25bで得られた光量を13Sと書く。 III −5.リファレンス測定 再び、ガス流路及びセルの洗浄と、リファレンスガスの
光量測定をする(図5、図6参照)。
【0040】このようにして、第1の検出素子25aで
得られた光量を123 、第2の検出素子25bで得られ
た光量を133 と書く。 IV.データ処理 IV−1.ベースガスの吸光度の算出 まず、前記リファレンスガスの透過光量121
131 、ベースガスの透過光量12B、13B、リファレン
スガスの透過光量122 132 を使って、ベースガス
における12CO2 の吸光度12Abs(B) と、13CO2 の吸
光度13Abs(B) とを求める。
【0041】ここで12CO2 の吸光度12Abs(B) は、12 Abs(B) =− log〔212B/(121 122 )〕 で求められ、13CO2 の吸光度13Abs(B) 、13 Abs(B) =− log〔213B/(131132 )〕 で求められる。
【0042】このように、吸光度を算出するときに、前
後で行ったリファレンス測定の光量の平均値(R1 +R
2 )/2をとり、その平均値と、ベースガス測定で得ら
れた光量とを用いて吸光度を算出しているので、ドリフ
ト( 時間変化が測定に影響を及ぼすこと) の影響を相殺
することができる。したがって、装置の立ち上げ時に完
全に熱平衡になるまで( 通常数時間かかる) 待たなくて
も、速やかに測定を始めることができる。
【0043】なお、III .の冒頭で述べたようにべース
ガス測定→リファレンスガス測定→ベースガス測定→サ
ンプルガス測定→リファレンスガス測定→サンプルガス
測定,……という手順を採用した場合は、ベースガスの
12CO2 の吸光度12Abs(B)は、12 Abs(B) =− log〔(121 122 )/212R〕 で求められ、13CO2 の吸光度13Abs(B) は、13 Abs(B) =− log〔(131132 )/213R〕 で求められる。ここで、Rは、リファレンスガスの透過
光量、B1 ,B2 は、それぞれリファレンスガスの測定
前後のベースガスの透過光量である。 IV−2. サンプルガスの吸光度の算出 次に、前記リファレンスガスの透過光量122
132 、サンプルガスの透過光量12S、13S、リファレ
ンスガスの透過光量123 133 を使って、サンプル
ガスにおける12CO2 の吸光度12Abs(S) と、13CO2
の吸光度13Abs(S) とを求める。
【0044】ここで12CO2 の吸光度12Abs(S) は、12 Abs(S) =− log〔212S/(122 123 )〕 で求められ、13CO2 の吸光度13Abs(S) は、13 Abs(S) =− log〔213S(132 133 )〕 で求められる。
【0045】このように、吸光度を算出するときに、前
後で行ったリファレンス測定の光量平均値をとり、その
平均値と、サンプルガス測定で得られた光量とを用いて
吸光度を算出しているので、ドリフトの影響を相殺する
ことができる。なお、III .の冒頭で述べたようにべー
スガス測定→リファレンスガス測定→ベースガス測定,
サンプルガス測定→リファレンスガス測定→サンプルガ
ス測定,……という手順を採用した場合は、サンプルガ
スの12CO2 の吸光度12Abs(S) は、12 Abs(S) =− log〔(121 122 )/212R〕 で求められ、13CO2 の吸光度13Abs(S) は、13 Abs(S) =− log〔(131 132 )/213R〕 で求められる。ここで、Rは、リファレンスガスの透過
光量、S1 ,S2 は、それぞれリファレンスガスの測定
前後のサンプルガスの透過光量である。 IV−3.濃度の算出 検量線を使って、12CO2 の濃度と13CO2 の濃度を求
める。
【0046】検量線は、12CO2 濃度の分かっている被
測定ガスと、13CO2 濃度の分かっている被測定ガスを
用いて、作成する。なお厳密にいうと、12CO2 の入っ
ているガスと、13CO2 の入っているガスをそれぞれ単
独で測定するのと、12CO213CO2 とが混合してい
るガスを測定するのでは、13CO2 の吸光度が違ってく
る。これは、使用する波長フィルタがバンド幅を持って
いることと、12CO2 の吸収スペクトルと13CO2 の吸
収スペクトルとがー部重なっているからである。本棚定
では、12CO2 13CO2 とが混合しているガスを測定
対象とするので、検量線を決定するときに前記重なり分
を補正しておく必要がある。本測定では実際、吸収スペ
クトルのー部重なりを補正したデータを採用している。
【0047】12CO2 濃度について検量線を求めるに
は、12CO2 濃度を0%〜6%程度の範囲で20ポイン
トとって、12CO2 の吸光度を測定する。各データ点を
通る曲線は、最小自乗法を用いて決定する。2 次式で近
似したものが、比較的誤差の少ない曲線となったので、
本実施形態では、2 次式で近似した検量線を採用してい
る。
【0048】次に、ベースガスについて前記検量線を用
いて求められた12CO2 の濃度の付近で5ポイントのデ
ータをとる。この5ポイントのデータの範囲は、濃度幅
でいえば、1.5%に相当し、上で求めた検量線の範囲
(6%)の1/4になっている。そして、この狭い範囲
で再度、検量線を作成する。このような狭い範囲のデー
タを用いて検量線を作成すると、データと近似曲線との
フィッティングがよくなり、検量線作成上の誤差が非常
に少なくなることが認められる。したがって、この再度
作成した検量線を用いて、ベースガスの吸光度12Abs
(B) から成分ガスの濃度を求める。
【0049】サンプルガスについても同様にして12CO
2 の濃度を求める。次に、13CO2 濃度について検量線
を求めるには、13CO2 濃度を0.00%〜0.07%
程度の範囲で20ポイントとって、13CO2 の吸光度を
測定する。各データ点を通る曲線は、最小自乗法を用い
て決定する。2次式で近似したものが、比較的誤差の少
ない曲線となったので、本実施形態では、2次式で近似
した検量線を採用している。
【0050】次に、ベースガスについて前記検量線を用
いて求められた13CO2 の濃度の付近で5ポイントのデ
ータをとる。この5ポイントのデータの範囲は、濃度幅
でいえば、0.015%に相当し、上で求めた検量線の
範囲(0.07%)の1/4になっている。そして、こ
の狭い範囲で再度、検量線を作成する。このような狭い
範囲のデータを用いて検量線を作成すると、データと近
似曲線とのフィッティングがよくなり、検量線作成上の
誤差が非常に少なくなることが認められる。したがっ
て、この再度作成した検量線を用いて、ベースガスの吸
光度13Abs(B) から成分ガスの濃度を求める。
【0051】次に、サンブルガスについても同様にして
13CO2 の濃度を求める。前記検量線を用いて求められ
た、ベースガスにおける12CO2 の濃度を12Conc(B) 、
さらに補正されたベースガスにおける13CO2 の濃度を
13Conc(B) 、サンプルガスにおける12CO2 の濃度を12
Conc(S) 、補正されたサンプルガスにおける13CO2
濃度を13Conc(S) と書く。 IV−4.濃度比の算出13 CO212CO2 との濃度比を求める。ベースガスに
おける13CO2 濃度比は、13 Conc(B) /12Conc(B) サンプルガスにおける13CO2 濃度比は、13 ConC(S) /12Conc(S) で求められる。
【0052】なお、濃度比は、13Conc(B) / 12Conc(B)
13Conc(B), 13Conc(S)/12Conc(S) +13Conc(S) と
定義してもよい。12CO2 の濃度のほうが13CO2 の濃
度よりはるかに大きいので、いずれもほぼ同じ値となる
からである。 IV−5.13Cの変化分の決定 サンプルガスとベースガスとを比較した13Cの変化分は
次の式で求められる。
【0053】Δ13C=〔サンプルガスの濃度比−ベース
ガスの濃度比〕×103 /〔ベースガスの濃度比〕
(単位: パーミル(千分率)) V.変更例 前記の例では、呼気バッグ1のパイプ2a,2bは、そ
れぞれ太さが異なっていたが、パイプ2a,2bを間違
わないようにできれば、どのような手段を用いてもよ
い。例えば、パイプそれぞれの長さが異なるようにし
て、ガス分光測定装置のノズルN1 ,N2 の深さに差を
つけてもよい。これによれば、長い方のパイプを浅いノ
ズルに嵌め込んでも余りが出るから、ユーザは間違って
装着したことに気付く。
【0054】また、パイプの断面形状(丸、四角、三角
など)を変えてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の呼気バッグ
又は請求項2記載のガス測定装置によれば、1つの呼気
バッグの呼気蓄積室の中の呼気を、他の呼気蓄積室の中
の呼気と誤ってガス測定装置に導くという、取り違えを
確実になくすことができ、正しい測定結果を出すことが
できる。
【0056】請求項3記載の呼気バッグによれば、抵抗
付与手段を備えることによって、口中に残っている呼気
でなく、肺からの呼気を採集することができ、測定誤差
を少なくすることができる。請求項4記載の呼気バッグ
によれば、フィルターで呼気中の水分を除去することが
できるので、光学測定精度の悪化を防ぐことができる。
特に、赤外線を使って測定する場合に水分の除去は有効
である。
【0057】請求項5記載の呼気バッグによれば、呼気
導入管に、呼気採集の際に呼気の逆流を防止する弁を備
えたために、採集した呼気を漏出させることはなくな
る。請求項6記載のガス測定装置によれば、呼気導入管
に、呼気採集の際に呼気の逆流を防止する弁を備えたた
めに、採集した呼気を漏出させることはなくなるととも
に、呼気導入管を通して呼気をガス測定装置に導入する
場合に、呼気導入管が装着された状態で、前記弁の機能
を停止させることができるので、採集した呼気をスムー
ズにガス測定装置に導入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同位体ガス分光測定装置のノズルにセットされ
る呼気バッグを示す外観図である。
【図2】呼気バッグの先に連結されたパイプを示す部分
図である。
【図3】同位体ガス分光測定装置の全体構成を示すブロ
ック図である。
【図4】セル室の構造を示す断面図である。
【図5】同位体ガス分光測定装置のガス流路及びセル室
に、清浄なリファレンスガスを流して洗浄するときのガ
ス流路を示す図である。
【図6】同位体ガス分光測定装置のガス流路及びセル室
に、清浄なリファレンスガスを流して洗浄し、かつリフ
ァレンス測定をするときのガス流路を示す図である。
【図7】リファレンスガスが第1サンプルセル11a、
第2サンプルセル11bを流れないようにして、呼気バ
ッグより、ベースガスをガス注入器21で吸い込む途中
の状態を示す図である。
【図8】ベースガスを吸い込んだ後、ガス注入器21を
用いてべースガスをー定速度で機械的に押し出し、この
間、それぞれの検出素子25a,25bにより、光量測
定をするときのガス流路を示す図である。
【図9】リファレンスガスが第1サンプルセル11a、
第2サンプルセル11bを流れないようにして、呼気バ
ッグより、サンプルガスをガス注入器21で吸い込む途
中の状態を示す図である。
【図10】サンプルガスを吸い込んだ後、ガス注入器2
1を用いてサンプルガスをー定速度で機械的に押し出
し、この間、それぞれの検出素子25a,25bによ
り、光量測定をするときのガス流路を示す図である。
【符号の説明】
D 赤外線検出装置 L 赤外線光源装置 M1 ,M2 流量計 N1 ,N2 ノズル V1 〜V4 バルブ 1 呼気バッグ 1a,1b 呼気採集室 2a,2b パイプ 3a,3b 逆止弁 4a,4b 細径部分 7a,7b フィルター 11a 第1サンプルセル 11b 第2サンプルセル 11c リファレンスセル 21 ガス注入器 24a 第1の波長フィルタ 25a 第1の検出素子 24b 第2の波長フィルタ 25b 第2の検出素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類の呼気をそれぞれ蓄積するため
    の、容器同士が互いに連結された複数の呼気蓄積室と、
    各呼気蓄積室の中の呼気を、呼気を測定するガス測定装
    置の複数の導入口にそれぞれ導く複数の呼気導入管とを
    有する呼気バッグであって、 前記呼気導入管は、ガス測定装置の導入口に互いに取り
    違えて装着されることを防止する形状を備えていること
    を特徴とする呼気バッグ。
  2. 【請求項2】容器同士が互いに連結された複数の呼気蓄
    積室と、生体から複数種類の呼気を呼気蓄積室にそれぞ
    れ導入する複数の呼気導入管とを有する呼気バッグに蓄
    えられた呼気を測定するガス測定装置であって、 前記呼気導入管を通して呼気蓄積室の呼気を導く複数の
    呼気導入口を有し、 この呼気導入口には、呼気導入管が互いに取り違えて装
    着されることを防止する形状が備えられていることを特
    徴とするガス測定装置。
  3. 【請求項3】呼気を蓄積する呼気蓄積室と、生体から呼
    気を呼気蓄積室に導入する呼気導入管とを有する呼気バ
    ッグであって、 前記呼気導入管には、呼気採集の際に、呼気の吹き込み
    に抵抗を与える抵抗付与手段が備えられていることを特
    徴とする呼気バッグ。
  4. 【請求項4】呼気を蓄積する呼気蓄積室と、生体から呼
    気を呼気蓄積室に導入する呼気導入管とを有する呼気バ
    ッグであって、 前記呼気導入管には、呼気採集の際に、呼気中の水分を
    除去する着脱自在のフィルターが備えられていることを
    特徴とする呼気バッグ。
  5. 【請求項5】呼気を蓄積する呼気蓄積室と、生体から呼
    気を呼気蓄積室に導入する呼気導入管とを有する呼気バ
    ッグであって、 前記呼気導入管には、採集される呼気の逆流を防止する
    弁が備えられていることを特徴とする呼気バッグ。
  6. 【請求項6】呼気を蓄積する呼気蓄積室と、生体から呼
    気を呼気蓄積室に導入する逆流防止弁付きの呼気導入管
    とを有する呼気バッグに蓄えられた呼気を測定するガス
    測定装置であって、 前記呼気バッグから、前記呼気導入管を通して呼気を導
    く呼気導入口を有し、 この呼気導入口には、呼気導入管が装着された状態で、
    前記弁の機能を停止させる手段が備えられていることを
    特徴とするガス測定装置。
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