JPH07133894A - 天然ガスの充填方法 - Google Patents
天然ガスの充填方法Info
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- JPH07133894A JPH07133894A JP30454193A JP30454193A JPH07133894A JP H07133894 A JPH07133894 A JP H07133894A JP 30454193 A JP30454193 A JP 30454193A JP 30454193 A JP30454193 A JP 30454193A JP H07133894 A JPH07133894 A JP H07133894A
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Abstract
する。 【構成】 開閉弁53を開閉する前後の装置内圧力を圧
力センサ11・12によって計測し、この計測値が所定
内に収まっていることを確認して、開閉弁53を開いて
圧縮機7を起動するので、逆止弁52にガス漏れがあれ
ばガス充填する前に確認できることから、カップリング
2・54を切り離す前に行う、バイパス電磁弁8を開い
て高圧側配管内の未充填高圧圧縮ガスを吸入スナッバタ
ンク6に戻す際に、ガスボンベ51内の高圧ガスが耐圧
構造となっていない吸入スナッバタンク6に逆流するこ
とが未然に防止できる。
Description
ら供給を受けた天然ガスを、自動車などに搭載したガス
ボンベなどの小型容器に圧縮して充填する方法に関す
る。
て消費が伸びている天然ガスは、大気汚染の緩和が期待
できるとして自動車の燃料としても注目を浴びるように
なってきた。天然ガスを自動車用燃料として使用するた
めには、元タンクなどに多量に貯蔵している天然ガスを
小型の容器に充填する必要があるが、メタンを主成分と
する天然ガスはプロパンガスと違って容易には液化しな
いため、十分な量のガスを充填するためにはプロパンガ
スより遥かに高い圧力で充填する必要がある。
残った未充填の高圧圧縮ガスを吸入スナッバタンクに戻
す充填終了時の作業において、自動車側の逆止弁などが
不調であると、小型容器に充填された高圧圧縮ガスが耐
圧構造となっていない吸入スナッバタンクに逆入し、極
めて危険な状態になる恐れがある。
どに貯蔵していた天然ガスを、自動車などに搭載した小
型容器に、安全且つ速やかに圧縮して充填する方法の開
発が課題であった。
課題を解決するための具体的手段として、ガス供給源に
接続するための、開閉弁を備えた接続手段と、利用側ガ
ス容器との接続手段と、吸入スナッバタンク・圧縮機・
バイパス電磁弁・安全弁・逆止弁・圧力計測器などから
構成される充填装置を用いて、ガス供給源から導入した
天然ガスを利用側ガス容器に圧縮して充填する方法にお
いて、
び利用側ガス容器と接続した充填装置内の圧力変化を前
記圧力計測器によって計測し、この計測値が所定範囲内
に収まっていることを確認した後、前記開閉弁を開いて
充填動作を開始するようにした第1の構成の天然ガス充
填方法と、
所定値を越えているとき、警報を発して充填動作を中止
するようにした第2の構成の天然ガス充填方法と、を提
供することにより、前記した従来技術の課題を解決する
ものである。
供給源や利用側ガス容器との接続手段が不調でこの部分
でガス漏れが起こっている可能性があり、圧力の顕著な
上昇が検出されたときには、利用側容器の逆止弁に不良
があって利用側容器から充填装置にガスが逆流している
可能性があるが、圧力に顕著な変化がないことを確認し
てガス供給源との間に設けた開閉弁が開かれ、充填操作
が開始されるので安全が確保される。
施例を図面に基づいて詳細に説明する。
グ、3は電磁弁、4はストレーナ、5は逆止弁、6は吸
入スナッバタンク、7は圧縮機、8は通常「閉」となっ
ているバイパス電磁弁、9と10は所定の圧力を越えて
いるときにのみ双方に連通する機能を備えた安全弁、1
1と12は圧力センサ、13は圧力スイッチ、14は圧
力ゲージ、15は制御器、16はブザーなどからなる警
報機である。
などを操作することによって圧縮機7を起動させるもの
であり、圧縮機7が起動する直前に電磁弁3を「開」と
するようにも設けられている。また、圧力センサ12が
計測する高圧側配管、すなわち圧縮機7の吐出側とカッ
プリング2との間の圧力が所定圧、例えば20MPaに
達すると、運転中であった圧縮機7を停止させると共
に、電磁弁3を「閉」とし、さらに通常「閉」となって
いるバイパス弁8を圧縮機7が停止した直後に所定時
間、例えば_秒間だけ「開」とし、その後再び「閉」と
するようにも設けられている。
3が動作することによっても圧縮機7に供給する電源が
自動的に遮断され、自動停止するように設けられてい
る。圧力スイッチ13が動作する圧力は、20MPa+
α、例えば21MPa程度にセットされる。そして、圧
力スイッチ13の動作によって圧縮機7が自動停止した
ときにも、電磁弁3は「閉」となるように設けられてい
る。
て、例えばガスタンク30に充填されている天然ガス
を、自動車50に搭載した小型ガス容器としてのガスボ
ンベ51に充填する要領を以下に説明する。
ガスタンク30から配管されたガス導入管31の先端に
設けたカップリング32と一般には常時接続されてい
る。そして、他方のカップリング2を、天然ガスの補充
が必要になった自動車50のカップリング54に接続す
る。なお、52と53は、ガスボンベ51とカップリン
グ54との間に設けた逆止弁と手動式の開閉弁である。
力センサ12または圧力ゲージ14によって先ず高圧側
配管内の圧力変化を監視する。圧力センサ12と圧力ゲ
ージ14とは、前回のガス充填時に高圧側配管内に残留
した天然ガスの圧力を検出していたので、前記接続後に
圧力低下が確認されると、カップリング2と54との接
続部でガス漏れが生じているので、警報機16を動作し
てこれを報知する。
圧力の変化の速度と幅とが所定値以下であることを、制
御器15の図示しない比較演算部で確認したり、圧力ゲ
ージ14によって目視で確認されたとき、開閉弁53を
手動で開ける。
ガス漏れが起こっていることが確認されたときには、接
続し直したり、カップリング2・54の補修など、適宜
の処置を行って、以下の操作を行うことになる。
4を接続したときと同様に高圧側配管内圧力の変化を監
視し、逆止弁52が正常に機能しているか否かを確認す
る。逆止弁52が不調でガス漏れがあれば、高圧側配管
内の圧力が上昇するので、この場合も警報機16を動作
してこれを報知し、充填操作を中断する。
ることを確認したのち、制御器15を操作して圧縮機7
を起動させる。圧縮機7が起動すると、ガスタンク30
に充填されている天然ガスが、ガス導入管31、圧縮機
7の起動に先立って「開」となった電磁弁3、吸入スナ
ッバタンク6などを介して圧縮機7に流入し、ここで圧
縮されてカップリング2・54・開閉弁53・逆止弁5
2を通ってガスボンベ51に充填される。
が増えるに伴って、圧力センサ12が計測する圧力が上
昇し、所定の圧力、この場合は20MPaに達すると、
制御器15が送信する制御信号によって圧縮機7の運転
が自動的に停止され、電磁弁3が閉じられる。なお、ガ
ス充填中の高圧側配管内の圧力は、圧力ゲージ14によ
って目視で確認することができる。
が送信する制御信号に基づいてバイパス電磁弁8が自動
的に所定時間、この場合は_秒間だけ「開」となり、高
圧側配管内に20MPaに圧縮されて残留している高圧
の天然ガスを吸入スナッバタンク6に流入させる。
容積に比べて十分大きく、例えば6リットル程度の内容
積に形成してあるので、逆止弁5と52との間の圧力、
すなわち圧力センサ11・12が計測する圧力は300
kPa程度に低下する。
サ11・12が計測する圧力の変化を暫く監視し、変化
の速度と幅とが共に所定値以下であることを確認したの
ち、開閉弁53を手動で閉じる。高圧側配管内の圧力変
化は、圧力ゲージ14によって目視で確認することも可
能である。
圧側配管内で圧力の上昇が確認されたときには、充填前
にガス漏れが検知されていなくても、高圧充填した後で
は逆止弁52にガス漏れが起こっているので、この場合
も警報機16を動作してこれを報知し、運転手に伝えて
逆止弁52の速やかな修理を促す。
し、一連の天然ガス充填操作を終了する。なお、カップ
リング2と54との切り離しは、高圧側配管内の圧力が
300kPa程度にまで低下しているので、危険は全く
ない。
とガス充填の前に確認されたときには、逆止弁52を修
理したり、正常なものに取り替えたのち充填するのが望
ましいが、バイパス電磁弁8の開閉が手動で操作できる
ように制御器15をセットして充填すれば、圧縮機7が
所定の20MPaに達して自動停止したあと、開閉弁5
3を先に閉じ、次にバイパス電磁弁8を開閉することが
できるので、圧縮機7の吐出側と開閉弁53との間の高
圧側配管内にのみ残っている高圧の天然ガスを吸入スナ
ッバタンク6に流入させることが可能であり、ガスボン
ベ51からの逆流を防止して、高圧側配管内の圧力を安
全に低下させることができる。
備えて待機しているときに、圧力ゲージ14で高圧側配
管内圧力の低下が目視で確認されたり、圧力センサ11
・12が計測するデータを制御器15で演算処理した結
果、所定の範囲を越える圧力の変化が確認されると、電
磁弁3、カップリング1・2、あるいは他の配管部など
に何らかの異常が生じているので、この場合も警報機1
6を動作してこれを報知し、点検修理を促す。
力スイッチ13が不調で高圧側配管内の圧力が例えば2
1MPaを越えて上昇しても、圧縮機7の運転が停止し
なかったときに、「開」となって高圧側配管内の天然ガ
スを吸入スナッバタンク6の側の低圧側配管に流す作用
を有するものであり、
0を介して高圧側配管から低圧側配管に流入した天然ガ
スによって、耐圧構造となっていない吸入スナッバタン
ク6内の圧力が所定圧、例えば600kPaに上昇した
ときに「開」となり、吸入スナッバタンク6側に溜った
天然ガスを例えば大気中に放出してこれを保護する作用
を行うものである。
も、警報機16が動作してこれを報知するようになって
いる。
する上で、制御器15が実行する制御の一例を、図2に
示したフローチャートに基づいて説明する。
を計測して例えば電圧として出力するものであり、タイ
マー機能を備えた制御器15によって所定時間、例えば
1秒毎にその計測値がサンプリングされるようになって
いる。
4とを接続していないとき、カップリング2と54とは
接続したが開閉弁53を開けていないとき、開閉弁53
は開いているが圧縮機7が起動していないときなど、本
来圧力変化がないはずの状態にあるときに、圧力センサ
11または12が計測する圧力それぞれについて個別
に、
計測されると、ステップS2に移行し、1秒前に計測さ
れて制御器15の図示しないメモリー部に記憶している
圧力Puが読み出される。
している圧力Puを、最後に計測した最新の圧力Ptに
更新する。
た圧力PtとステップS2で読み出した圧力Puとの差
が第1の所定値、例えば300kPaを越えているか否
かを判定し、イエスと判定されたとき、すなわち1秒間
に圧力変化が300kPaを越えて急激に変化したと判
定されたときには、逆止弁52・カップリングの少なく
とも何れかに異常があるとするフラッグを立てるステッ
プS8を経て、メインルーチンの所要部に戻り、ノー、
すなわち1秒間の圧力変化が300kPaを越えていな
かったと判定されたときは、ステップS5に移行する。
uとの差が前記第1の所定値より小さい第2の所定値、
例えば50kPaを越えているか否かを判定し、イエス
と判定されたとき、すなわち1秒間の圧力変化が50k
Paを越えていたと判定されたときにはメインルーチン
の所要部に戻り、ノー、すなわち1秒間の圧力変化が5
0kPaを越えていなかったと判定されたときはステッ
プS6に移行して安定点の検出を行う。
点、すなわち圧力変化の速度と幅とが小さくなったとし
て、前回の制御で求めた圧力Pvと、最後に計測した今
回の圧力Ptとの差を演算し、これが第3の所定値、例
えば300kPaを越えているか否かを判定し、イエス
と判定されたとき、すなわち今回計測した圧力Ptが前
回安定時の圧力Pvと大きく変わっていると判定された
ときには、前記ステップS8を経由してメインルーチン
の所要部に戻り、ノー、すなわち今回計測した圧力Pt
が前回求めた安定時の圧力Pvに近い圧力になっている
と判定されたときには、ステップS7に移行して今回計
測した圧力Ptを、新しい安定時の圧力Pvとして前記
メモリー部に更新記憶し、メインルーチンの所要部に戻
る制御が行われる。
により、カップリング2と54との接続/切り離し操作
と、開閉弁53の開閉操作を手動で行うだけで、天然ガ
スの充填が装置の異常を自己診断しながら自動的に行な
われるので、安全性が顕著に改善されるだけでなく、作
業能率も大幅に向上すると云った特長がある。
のではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱
しない範囲で各種の変形実施が可能である。
ついても、その都度切り離すように操作したり、圧力が
所定の範囲内にあることが確認されたときに、心地良い
響きのブザーなどで報知して次工程の人手による操作、
すなわち開閉弁53の開閉操作を促すように設けること
も可能である。また、圧力センサ11・12が計測する
圧力を制御器15にデジタル表示などして、操作の手元
で圧力の変化が容易に目視で確認できるようにすること
なども可能である。
源に接続するための、開閉弁を備えた接続手段と、利用
側ガス容器との接続手段と、吸入スナッバタンク・圧縮
機・バイパス電磁弁・安全弁・逆止弁・圧力計測器など
から構成される充填装置を用いて、ガス供給源から導入
した天然ガスを利用側ガス容器に圧縮して充填する方法
において、
び利用側ガス容器と接続した充填装置内の圧力変化を前
記圧力計測器によって計測し、この計測値が所定範囲内
に収まっていることを確認した後、前記開閉弁を開いて
充填動作を開始するようにしたものであり、さらに、圧
力計測器が計測する圧力変化が所定値を越えていると
き、警報を発して充填動作を中止するようにしたもので
あるから、高圧充填となる天然ガスの小型容器への充填
操作を極めて安全に行うことができると云った顕著な効
果を奏するものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 ガス供給源に接続するための、開閉弁を
備えた接続手段と、利用側ガス容器との接続手段と、吸
入スナッバタンク・圧縮機・バイパス電磁弁・安全弁・
逆止弁・圧力計測器などから構成される充填装置を用い
て、ガス供給源から導入した天然ガスを利用側ガス容器
に圧縮して充填する方法であって、前記開閉弁を閉じた
状態でガス供給源および利用側ガス容器と接続した充填
装置内の圧力変化を前記圧力計測器によって計測し、こ
の計測値が所定範囲内に収まっていることを確認した
後、前記開閉弁を開いて充填動作を開始することを特徴
とする天然ガスの充填方法。 - 【請求項2】 圧力センサが計測する圧力変化が所定値
を越えているとき、警報を発して充填動作を中止するこ
とを特徴とする請求項1記載の天然ガスの充填方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP30454193A JP3542086B2 (ja) | 1993-11-11 | 1993-11-11 | 天然ガスの充填方法 |
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ID=17934249
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP30454193A Expired - Fee Related JP3542086B2 (ja) | 1993-11-11 | 1993-11-11 | 天然ガスの充填方法 |
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1993
- 1993-11-11 JP JP30454193A patent/JP3542086B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3542086B2 (ja) | 2004-07-14 |
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