JPH07133357A - 飽和ポリエステル樹脂組成物からなるコンテナ - Google Patents
飽和ポリエステル樹脂組成物からなるコンテナInfo
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- JPH07133357A JPH07133357A JP28273393A JP28273393A JPH07133357A JP H07133357 A JPH07133357 A JP H07133357A JP 28273393 A JP28273393 A JP 28273393A JP 28273393 A JP28273393 A JP 28273393A JP H07133357 A JPH07133357 A JP H07133357A
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Abstract
ステル:50〜95重量部と、[B]エチレン・不飽和
カルボン酸共重合体の金属塩:0.5〜20重量部と、
[C]変性エチレン・α−オレフィン共重合ゴム:0.
5〜30重量部と、上記の[A]、[B]および[C]
の合計100重量部に対して[D]ベンゾトリアゾール
系耐候安定剤:0.01〜2.0重量部と、[E]ヒン
ダードアミン系耐候安定剤:0〜2.0重量部と、さら
に必要に応じて[F]カルボジイミド系化合物:0.0
1〜5.0重量部とからなる飽和ポリエステル樹脂組成
物から形成される。 【効果】 本発明に係るコンテナは、低温耐衝撃強度に
優れるとともに、剛性、ウェルド強度、耐候性、耐褪色
性に優れている。
Description
成物からなるコンテナに関し、さらに詳しくは、低温で
の衝撃強度、剛性、ウエルド強度、耐候性、耐褪色性に
優れた飽和ポリエステル樹脂組成物製コンテナに関す
る。
の飽和ポリエステルは、熱可塑性樹脂のうちでも特に機
械的強度、耐熱性などに優れている。
射出成形によりコンテナあるいはパレットなどに成形し
て用いることが考えられる。しかしながら飽和ポリエス
テルからなるコンテナなどでは、低温での衝撃強度に劣
り、特に結晶化することによって低温衝撃強度が大きく
低下するという問題点がある。
らなるコンテナなどは、長期間屋外で使用されると、製
造直後の物性に比べて機械的強度などが低下することが
ある。
てなされたものであり、低温衝撃強度に優れ、耐候性、
耐褪色性に優れるともに、剛性、ウエルド強度などにも
優れた飽和ポリエステル樹脂組成物製コンテナを提供す
ることを目的としている。
タル酸を含むジカルボン酸と、エチレングリコールを含
むジオールとから誘導され、極限粘度[η]が0.5〜
1.4dl/gである飽和ポリエステル:50〜95重量
部と、[B]エチレン・不飽和カルボン酸共重合体の金
属塩:0.5〜20重量部と、[C]不飽和カルボン酸
またはその誘導体でグラフト変性された変性エチレン・
α−オレフィン共重合ゴム:0.5〜30重量部と、
[D]ベンゾトリアゾール系耐候安定剤:上記の
[A]、[B]および[C]の合計100重量部に対し
て0.01〜2.0重量部と、[E]ヒンダードアミン
系耐候安定剤:上記の[A]、[B]および[C]の合
計100重量部に対して0〜2.0重量部と、さらに必
要に応じて[F]カルボジイミド系化合物:上記の
[A]、[B]および[C]の合計100重量部に対し
て0.01〜5.0重量部とからなる飽和ポリエステル
樹脂組成物から形成されることを特徴としている。
ボン酸共重合体の金属塩を形成する不飽和カルボン酸
は、アクリル酸および/またはメタクリル酸であること
が好ましい。
−オレフィン共重合ゴムは、マレイン酸または無水マレ
イン酸によってグラフト変性されたエチレン・α−オレ
フィン共重合ゴムであることが好ましく、特にマレイン
酸または無水マレイン酸変性されたエチレン・プロピレ
ン共重合ゴムであることが好ましい。
に優れるとともに、剛性、ウェルド強度、耐候性、耐褪
色性に優れている。
て説明する。本発明に係るコンテナは、下記のようなポ
リエステル樹脂組成物から形成されている。[A]飽和
ポリエステルと、[B]エチレン・不飽和カルボン酸共
重合体の金属塩と、[C]変性エチレン・α−オレフィ
ン共重合ゴムと、[D]ベンゾトリアゾール系耐候安定
剤と、必要に応じて[E]ヒンダードアミン系耐候安定
剤および/または[F]カルボジイミド系化合物とから
なる。
る。[A]飽和ポリエステル 本発明で用いられる飽和ポリエステルは、テレフタル酸
を含むジカルボン酸と、エチレングリコールを含むジオ
ールとから誘導される。
たはそのエステル誘導体(たとえば低級アルキルエステ
ル、フェニルエステルなど)を含むジカルボン酸と、エ
チレングリコールまたはそのエステル誘導体(たとえば
モノカルボン酸エステルエチレンオキサイドなど)を含
むジオールとを、重縮合させて得られる。
上記のようなテレフタル酸とエチレングリコールとから
誘導されるホモポリエチレンテレフタレートであっても
よく、またジカルボン酸としてテレフタル酸に加えて他
のジカルボン酸を用い、またジオールとしてエチレング
リコールに加えて他のジオール化合物を用いて形成され
る共重合ポリエステルであってもよい。飽和ポリエステ
ルがこのような共重合ポリエステルである場合には、テ
レフタル酸以外の他のジカルボン酸および/またはエチ
レングリコール以外のジオールとから誘導される構成単
位を20モル%以下の量で含有していてもよい。
は、具体的に、フタル酸(オルトフタル酸)、イソフタ
ル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン
酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸などの芳香族ジカ
ルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、デ
カンジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン酸、シクロヘ
キサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸およびそ
のエステル誘導体などが挙げられる。
ル酸が好ましい。これらは2種以上の組み合わせであっ
てもよい。またエチレングリコール以外のジオールとし
ては、具体的には、ジエチレングリコール、トリメチレ
ングリコール(プロピレングリコール)、テトラメチレ
ングリコール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチレ
ングリコール、ドデカメチレングリコール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレン
グリコール、ポリエチレングリコールなどの脂肪族グリ
コール、シクロヘキサンジメタノールなどの脂環族グリ
コール、ビスフェノール類、ハイドロキノン、2,2-ビス
(4-β-ヒドロキシエトキシフェニル)プロパンなどの
芳香族ジオール類およびそのエステル誘導体などが挙げ
られる。
クロヘキサンジメタノールが好ましい。これらは、2種
以上の組み合わせであってもよい。また本発明で用いら
れる飽和ポリエステル樹脂は、トリメシン酸、ピロメリ
ット酸、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、トリメチロールメタン、ペンタエリスリトールなど
の多官能化合物から誘導される構成単位を少量、たとえ
ば2モル%以下の量で含んでいてもよい。
チレンテレフタレート構成単位と、テレフタル酸以外の
ジカルボン酸および/またはエチレングリコール以外の
ジオールとから誘導される構成単位などとはランダムに
配列している。
エチレンテレフタレートであっても、共重合ポリエステ
ルであっても、実質上線状構造であり、このことは飽和
ポリエステルが、o-クロロフェノールに溶解することに
よって確認される。
は、25℃のo-クロロフェノール中で測定される極限粘
度[η]が、通常 極限粘度[η]が0.5〜1.4dl
/g、好ましくは0.55〜1.0dl/g、さらに好ま
しくは0.6〜0.9dl/gである。
リエステルは、溶融成形性に優れるとともに機械的強度
にも優れている。本発明で用いられる飽和ポリエステル
樹脂は、ガラス転移温度(Tg)が、通常50〜120
℃、好ましくは60〜100℃であることが望ましい。
(Tm)が、通常210〜265℃、好ましくは220
〜260℃であることが望ましい。本発明では、このよ
うな飽和ポリエステルとしては、通常ペレット状で市販
されている「原料飽和ポリエステル」が用いられてもよ
く、また「リプロ飽和ポリエステル」が用いられてもよ
い。また必要に応じて任意の割合で「原料飽和ポリエス
テル」と「リプロ飽和ポリエステル」とをブレンドして
用いてもよい。
ステル」とは、ジカルボン酸とジオールとからペレット
状で製造され、加熱溶融状態で成形機を通過させてボト
ルあるいはプリフォームなどに成形された履歴がない飽
和ポリエステルである。また「リプロ飽和ポリエステ
ル」は、このような原料飽和ポリエステルを少なくとも
1回以上加熱溶融状態で成形機を通過させた飽和ポリエ
ステルを、粉砕して得られる。このように原料飽和ポリ
エステルを「加熱溶融状態で成形機を通過させる」処理
は、原料飽和ポリエステルからなるペレット(チップ)
を加熱溶融し、プリフォーム、ボトルなどの所望形状に
成形することによって行われる。
体の金属塩 本発明で用いられるエチレン・不飽和カルボン酸共重合
体の金属塩は、エチレンとα,β-不飽和カルボン酸と
の共重合体中のカルボキシル基の一部または全部が金属
陽イオンで中和されたイオン性塩である。
炭素数3〜8の不飽和カルボン酸が挙げられ、具体的に
は、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン
酸、無水マレイン酸、マレイン酸モノメチルエステル、
マレイン酸モノメチルエステルなどが挙げられる。
の共重合体中のカルボキシル基を中和する金属陽イオン
としては、具体的に、Na+ 、K+ 、Li+ 、Zn+ 、
Zn ++、Mg++、Ca++、Co++、Ni++、Mn++、P
b++、Cu++などの1〜2価の金属陽イオンが挙げられ
る。また金属陽イオンで中和されてない残余のカルボキ
シル基の一部は、低級アルコールでエステル化されてい
てもよい。
ボン酸共重合体の金属塩は、上述のようにエチレンと不
飽和カルボン酸との共重合体の金属塩であるが、金属塩
を形成するためのエチレン・不飽和カルボン酸との共重
合体は、エチレンから誘導される構成単位を、80〜9
9モル%、好ましくは85〜98モル%であり、不飽和
カルボン酸から誘導される構成単位(カルボキシル基を
有する構成単位)を1〜20モル%、好ましくは2〜1
5モル%の量で含有している。
ボン酸共重合体の金属塩では、エチレンと不飽和カルボ
ン酸との共重合体中のカルボキシル基の一部または全部
が、具体的には15〜100%のカルボキシル基が上記
のような金属陽イオンで中和されている。この中和度
は、好ましくは20〜80%、さらに好ましくは30〜
70%であり、このような中和度のエチレン・不飽和カ
ルボン酸共重合体の金属塩から形成される組成物は、溶
融押出性に優れている。
重合体の金属塩としては、具体的には、エチレンとアク
リル酸、メタクリル酸などの不飽和モノカルボン酸との
共重合体中のカルボキシル基の一部または全部あるいは
エチレンとマレイン酸、イタコン酸などの不飽和ジカル
ボン酸との共重合体中のカルボキシル基の一部または全
部がナトリウム、カリウム、リチウム、亜鉛、マグネシ
ウム、カルシウムなどの金属イオンで中和されたエチレ
ン・不飽和カルボン酸共重合体の金属塩が挙げられる。
さらに具体的には、エチレンとアクリル酸またはメタク
リル酸との共重合体(カルボキシル基を有する構成単位
が2〜15モル%)中のカルボキシル基の30〜70%
が、Naなどの1価の金属イオンまたはZnなどの2価
の金属イオンで中和されたものを挙げることができる。
共重合体の金属塩は、アイオノマーとして知られてい
る。このようなエチレン・不飽和カルボン酸共重合体の
金属塩としては、たとえば“ハイミラン”(商品名:三
井デュポンポリケミカル社製)などの市販品を使用する
ことができる。
合ゴム 本発明で用いられる変性エチレン・α−オレフィン共重
合ゴムは、不飽和カルボン酸またはその誘導体でグラフ
ト変性されたエチレン・α−オレフィン共重合ゴムであ
る。
合)されるエチレン・α−オレフィン共重合ゴム(i) と
しては、エチレンと炭素数3以上のα−オレフィンとの
ランダム共重合体が挙げられ、炭素数3以上のα−オレ
フィンとしては、具体的に、プロピレン、1-ブテン、1-
ペンテン、4-メチル-1-ペンテン、1-ヘキセン、1-オク
テン、1-デセン、1-ドデセンなどが挙げられる。
(i) は、エチレンから誘導される構成単位を、通常50
〜95モル%、好ましくは55〜93モル%の量で含有
していることが望ましい。
ゴム(i) は、低結晶性または非晶性の共重合体であり、
具体的に、X線で測定される結晶化度が、40%未満、
好ましくは30%未満であることが望ましい。
(i) の極限粘度[η]は、通常0.5〜7dl/g、好ま
しくは0.7〜5dl/gであることが望ましく、ガラス
転移温度(Tg)は、通常−10℃以下、好ましくは−
20℃以下であることが望ましい。
レフィン共重合ゴム(i) としては、エチレン・プロピレ
ン共重合ゴムが好ましい。またエチレン・α−オレフィ
ン共重合ゴム(i) をグラフト変性するための不飽和カル
ボン酸またはその誘導体(ii)としては、たとえば、アク
リル酸、メタクリル酸、α−メチルアクリル酸、マレイ
ン酸、フマール酸、イタコン酸、シトラコン酸、テトラ
ヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸などの不
飽和ジカルボン酸、およびこれらの酸の酸ハライド、ア
ミド、イミド、酸無水物、エステル誘導体などが挙げら
れる。
り具体的に、塩化マレニル、マレイミド、無水マレイン
酸、無水シトラコン酸、マレイン酸モノメチル、マレイ
ン酸ジメチル、グリシジルマレエートなどが挙げられ
る。
その酸無水物が好ましく、特にマレイン酸、ナジツク酸
またはこれらの酸無水物が好ましい。これらは、2種以
上の組み合わせであってもよい。
レフィン共重合ゴムでは、このような不飽和カルボン酸
またはその誘導体(ii)は、上記のようなエチレン・α−
オレフィン共重合ゴム(i) に対して、0.05〜5モル
%、好ましくは0.1〜3モル%の量でグラフト重合さ
れていることが望ましい。
α−オレフィン共重合ゴムは、2種以上組み合わせて用
いることができる。[D]ベンゾトリアゾール系耐候安定剤 本発明で用いられるベンゾトリアゾール系耐候安定剤
は、分子中に少なくとも1個以上のベンゾトリアゾール
骨格を有する化合物であり、このベンゾトリアゾール骨
格は、ハロゲン、芳香族炭化水素基などの置換基を有し
ていてもよい。
素が挙げられるが、塩素が好ましい。また芳香族炭化水
素基としては、たとえばフェニル基などが挙げられ、こ
の他の置換基としては、たとえば水酸基、カルボキシル
基、酸無水物、エステル基、カルボニル基、エーテル基
などの極性基およびアルキル基などが挙げられる。
基、エーテル基が好ましく、特に水酸基、エーテル基が
好ましい。またアルキル基としては、具体的に、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、tert- ブチル基、ペンチル基、tert- アミル基、ヘ
キシル基、ヘプチル基、オクチル基、tert- オクチル基
などが挙げられるが、これらのうちでは、メチル基、エ
チル基、tert- ブチル基、tert- オクチル基が好まし
い。
耐候安定剤は、分子中に少なくとも1個以上のベンゾト
リアゾール骨格を有し、かつ少なくとも1個以上の水酸
基を有する化合物であることが好ましい。
剤としては、具体的には、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチル
フェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-3'-
tert- ブチル-5'-メチルフェニル)-5- クロロベンゾト
リアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-3',5'- ジtert- ブチル
フェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-3',
5'- ジtert- ブチルフェニル)-5- クロロベンゾトリア
ゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-tert- オクチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-4'-オクト
キシフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ
-3',5'- ジtert- アミルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2-(2'-ヒドロキシ-3',5'- ビス(2-フェニルイソプ
ロピル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2-(4'-オクト
キシ- 2-ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾールなど
が挙げられる。
- ブチル-5'-メチルフェニル)-5- クロロベンゾトリア
ゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-tert- オクチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-4'-オクト
キシフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ
-3',5'- ビス(2-フェニルイソプロピル)フェニル)ベ
ンゾトリアゾールが好ましい。
候安定剤としては、たとえば、TINUVIN234
(チバガイギー社製、化学名;2-(2'-ヒドロキシ-3',5'
- ビス(2-フェニルイソプロピル)フェニル)ベンゾト
リアゾール)、TINUVIN326(チバガイギー社
製、化学名;2-(2'-ヒドロキシ-3'-tert- ブチル-5'-メ
チルフェニル)-5- クロロベンゾトリアゾール)、Cy
asorb UV5411(サイアナミド社製、化学
名;2-(2'-ヒドロキシ-5'-tert- オクチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール)などの市販品を使用することもでき
る。
分子中に少なくとも1個以上好ましくは2個以上のピペ
リジル基を有する化合物であり、モノマータイプ、オリ
ゴマータイプ、ポリマータイプのいずれであってもよ
い。
炭化水素基、アルキル基、水酸基、カルボキシル基、酸
無水物、エステル基、カルボニル基、エーテル基などの
置換基が結合されていてもよい。
挙げられるが、塩素が好ましい。またアルキル基として
は、具体的に、メチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基、ブチル基、tert- ブチル基、ペンチル基、
tert- アミル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、tert- オクチル基などが挙げられるが、これらのう
ちでは、メチル基、エチル基、tert- ブチル基、tert-
オクチル基が好ましい。
としては、具体的に、下記のような化合物を例示するこ
とができる。
独立にアルキル基またはヒドロキシ基であり、nは、繰
り返し単位数である。また上記のようなヒンダードアミ
ン系耐候安定剤としては、たとえば、上記の化学式(1)
で示される化合物として、Sanol LS770(三
共(株)製、)、上記の化学式(8) で示される化合物と
して、Chimassorb 119FL(チバガイギ
ー社製、オリゴマータイプ)、上記の化学式(5) で示さ
れる化合物として、Chimassorb 944(チ
バガイギー社製、分子量3000のオリゴマータイプ)
などの市販品を使用することもできる。
1分子内に1個以上のカルボジイミド基を有する化合物
である。
ル基(シクロアルキル基を含む)で置換されたカルボジ
イミド、アリル基で置換されたカルボジイミドなどが挙
げられ、具体的に、ジシクロヘキシルカルボジイミド、
ジフェニルカルボジイミドなどが挙げられる。
ボジイミド基を介して結合されたポリカルボジイミド
(高分子量体またはオリゴマー)を用いることができ
る。ポリカルボジイミドとしては、具体的に、ポリ(ヘ
キサメチレンカルボジイミド)、ポリ(シクロヘキシレ
ンカルボジイミド)、ポリ(トリルカルボジイミド)、
ポリ(4,4'- ジフェニルメタンカルボジイミド)、ポリ
(3,3'- ジメチル-4,4'-ビフェニルメタンカルボジイミ
ド)、ポリ(パラフェニレンカルボジイミド)、ポリ
(メタフェニレンカルボジイミド)、ビス(2,2',4,4',
6,6'- ヘキサイソプロピルフェニルカルボジイミド)の
高分子量体などが挙げられる。
シアネート基を2個以上有する化合物から誘導すること
ができる。本発明で用いられる[F]カルボジイミド系
化合物としては、これらのうち、カルボジイミド基を介
して結合されたポリカルボジイミドなどの分子内に2つ
以上のカルボジイミド基を有するカルボジイミド系化合
物が好ましく、具体的に、ポリ(トリルカルボジイミ
ド)、ポリ(4,4'- ジフェニルメタンカルボジイミ
ド)、ビス(2,2',4,4',6,6'- ヘキサイソプロピルフェ
ニルカルボジイミド)の高分子量体などが好ましい。ポ
リカルボジイミドは高分子量体であってもオリゴマーで
あってもよい。
い。飽和ポリエステル樹脂組成物 本発明で用いられる飽和ポリエステル樹脂組成物は、上
記のような各成分からなり、[A]飽和ポリエステルを
50〜95重量部、好ましくは60〜90重量部の量
で、[B]エチレン・不飽和カルボン酸共重合体の金属
塩を0.5〜20重量部、好ましくは5〜20重量部の
量で、[C]変性エチレン・α−オレフィン共重合ゴム
を0.5〜30重量部、好ましくは5〜30重量部の量
で、上記の[A]、[B]および[C]の合計100重
量部に対して[D]ベンゾトリアゾール系耐候安定剤を
0.01〜2.0重量部、好ましくは0.05〜1.0
重量部の量で、[E]ヒンダードアミン系耐候安定剤を
0〜2.0重量部好ましくは0.05〜1.0重量部の
量で含有している。
ル樹脂組成物は、上記のような各成分とともに上記の
[A]、[B]および[C]の合計100重量部に対し
て、[F]カルボジイミド系化合物を、0.01〜5.
0重量部好ましくは0.02〜2.0重量部の量で含有
していてもよい。
に、[A]飽和ポリエステルとして「原料飽和ポリエス
テル」を用いて形成される飽和ポリエステル樹脂組成物
と、[A]飽和ポリエステルとして「リプロ飽和ポリエ
ステル」を用いて形成される飽和ポリエステル樹脂組成
物とを任意の割合でブレンドして用いてもよい。
組成物は、射出成形性に優れており、コンテナを連続的
に効率よく製造することができる。このような飽和ポリ
エステル樹脂組成物からは、低温耐衝撃強度に優れると
ともに、剛性、ウェルド強度、耐候性、耐褪色性に優れ
たコンテナを得ることができる。
組成物は、上記のような各成分とともに必要に応じて他
の耐候安定剤、顔料、滑剤、熱安定剤、帯電防止剤、耐
水剤、衝撃改良剤、分散剤などを含有していてもよい。
は、上記のような各成分から従来公知の方法によって溶
融混練することによって調製される。たとえば、上記の
ような各成分を、タンブラーブレンダー、ヘンシェルミ
キサーなどの混合機により直接混合し、溶融混練する方
法、予め[D]と[E]と[F]とから混合物(マスタ
ーバッチ)を調製し、このマスターバッチを[A]と
[B]と[C]との溶融混練物に、[D]、[E]、
[F]の量が最終的に上記のような量になるように必要
量添加して、溶融混練する方法、また上記のような
[D]と[E]と[F]とのマスターバッチを、
[A]、[B]、[C]各成分とともに、混合機中で直
接混合する方法などが挙げられる。
ル樹脂組成物を射出成形することによって製造すること
ができる。
からコンテナを製造するには、たとえば射出成形機を用
いて、飽和ポリエステル樹脂組成物を、該組成物中の飽
和ポリエステルの融点以上の温度たとえば250〜35
0℃、好ましくは270〜320℃の温度に加熱して溶
融し、金型内に射出成形した後、冷却して固化すること
により成形することができる。
飽和ポリエステル樹脂組成物から優れた成形性で製造さ
れ、低温耐衝撃強度に優れるとともに、剛性、ウェルド
強度、耐候性、耐褪色性に優れている。このようなコン
テナは、屋外で長期間使用しても強度が低下したり色落
ちするようなことがなく、輸送用コンテナなどとして優
れた特性を発現する。
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
価した。(i) 飽和ポリエステル樹脂組成物の成形性 飽和ポリエステル樹脂組成物から、射出成形により図1
(a) 、図1(b) 、図1(c) に示すようなコンテナを成形
して成形性を評価した。金型温度20℃であり、コンテ
ナの底部中央部に対応する位置1ヶ所にゲートを有する
金型を用いた。
可能である。 ×3 … 成形時に焼けが発生するかまたはガスが発生
して連続成形が不可能である。
にして放射状にゲート部より8cmのところを試験片の
遠い方の端として、1コンテナについて4個採取し、次
いで180℃で10分間アニール処理して、アイゾット
衝撃試験(ノッチ付き)用試験片A(試験片厚さ3m
m)を得た。
D256−78に準拠してアイゾット衝撃試験(ノッ
チ付き)を行った。なお試験片Aを、−20℃の雰囲気
に20分間放置した後、測定温度−20℃で測定した。
撃強度値[kg・cm/cm]を測定した。(iii) 剛性の評価 (1) 試験片Bの作成 上記のように成形されたコンテナから、ゲート部を中心
にしてコンテナの横方向にゲート部より12cmのとこ
ろを試験片の遠い方の端として、1コンテナについて2
個のダンベル(ASTM D638 TYPE IVダ
ンベル)を採取し、次いで180℃で10分間アニール
処理して、試験片B(試験片厚さ3mm)を得た。
価) 上記のようにして得られた試験片Bについて、ASTM
D638に準拠して引張試験を行ない、初期弾性率
(E)を測定した。なおチャック間距離は64mmと
し、5mm/分の試験速度で測定した。
られた荷重−伸び曲線において、原点を通る曲線の接線
(補助線)を引き、以下の計算式で計算した。
ら、下記のように評価した。
のゲート(4mm×3mm)を有する金型を用いて射出
成形して、次いで180℃で10分間アニール処理し
て、試験片C(ASTM D638 TYPE IVダ
ンベル、試験片厚さ3mm)を得た。
強度の評価) 上記のようにして得られた試験片Cについて、ASTM
D638に準拠して引張試験を行ない、降伏点応力
(YS)を測定した。なおチャック間距離は64mmと
し、5mm/分の試験速度で測定した。
m2 ]から、ウェルド強度を評価した。 ○ … 430≦YS △ … 350≦YS<430 × … YS<350(v-1) 耐候性の評価(1) −衝撃強度 上記のようなアイゾット衝撃試験用試験片A(アニール
処理物)を、サンシャインカーボンアーク照射ウエザロ
メーター中に、63℃、雨あり(120分中、18分連
続降雨)の条件下に3000時間放置した。
同様にしてアイゾット衝撃試験(−20℃)によって、
耐候性を評価した。(v-2) 耐候性の評価(2) −落下試験 上記で得られたコンテナを、180℃のエアオーブン中
で10分間アニール処理した。コンテナを屋外に2年間
放置した後、25℃においてその底面が床面に水平にな
るようにして4mの高さからコンクリート床面に10回
自然落下させた。この落下試験によりコンテナに割れが
発生するかどうかを観察した。
た。 × …コンテナに、割れが発生した。(v-3) 耐候性の評価(3) −座屈試験 上記で得られたコンテナを、180℃のエアオーブン中
で10分間アニール処理した。屋外に2年間放置した後
のコンテナについて、25℃において万能試験機を用い
て座屈試験を行った。10mm/分で圧縮した時の最大
強度で示す。
エザロメーター中に放置された後の試験片Aの色を下記
の様に評価した。
ステル樹脂と、[B]エチレン・不飽和カルボン酸共重
合体の金属塩と、[C]変性エチレン・α−オレフィン
共重合ゴムと、[D]ベンゾトリアゾール系耐候安定剤
と、[E]ヒンダードアミン系耐候安定剤と、さらにキ
ノフタロン系の黄色顔料と酸化チタンとを、ドライブレ
ンドした後、2軸押出機(設定温度275℃)により造
粒して、飽和ポリエステル樹脂組成物を得た。得られた
飽和ポリエステル樹脂組成物について、上記のような各
特性を評価した。
ル樹脂と、[B]エチレン・不飽和カルボン酸共重合体
の金属塩と、[C]変性エチレン・α−オレフィン共重
合ゴムと、[D]ベンゾトリアゾール系耐候安定剤と、
さらにキノフタロン系の黄色顔料と酸化チタンとを、ド
ライブレンドした後、2軸押出機(設定温度275℃)
により造粒して、飽和ポリエステル樹脂組成物を得た。
得られた飽和ポリエステル樹脂組成物について、上記の
ような各特性を評価した。
ル樹脂と、[B]エチレン・不飽和カルボン酸共重合体
の金属塩と、[C]変性エチレン・α−オレフィン共重
合ゴムと、[D]ベンゾトリアゾール系耐候安定剤と、
[E]ヒンダードアミン系耐候安定剤と、[F]カルボ
ジイミド系化合物と、さらにキノフタロン系の黄色顔料
と酸化チタンとを、ドライブレンドした後、2軸押出機
(設定温度275℃)により造粒して、飽和ポリエステ
ル樹脂組成物を得た。得られた飽和ポリエステル樹脂組
成物について、上記のような各特性を評価した。
ような各成分からなる飽和ポリエステル樹脂組成物(キ
ノフタロン系の黄色顔料と酸化チタンを含む)を得た。
得られた飽和ポリエステル樹脂組成物について、上記の
ような各特性を評価した。
び比較例で用いられた各化合物を、以下に示す。[A]飽和ポリエステル [A-1]ホモポリエチレンテレフタレート;[η]=
0.79dl/g [A-2]ホモポリエチレンテレフタレート;[η]=
1.1dl/g [A-3]テレフタル酸/イソフタル酸=90/10モル
%コポリエステル [A-4]エチレングリコール/シクロヘキサンジメタノ
ール=90/10モル%コポリエステル[B]エチレン・不飽和カルボン酸共重合体の金属塩 [B-1]ハイミラン1707…ナトリウム塩、三井デュ
ポンポリケミカル(株)製 [B-2]ハイミラン1706…亜鉛塩、三井デュポンポ
リケミカル(株)製[C]変性エチレン・α−オレフィン共重合ゴム [C-1]マレイン酸変性エチレン・プロピレン共重合ゴ
ム(マレイン酸グラフト量1重量%) [C-2]マレイン酸変性エチレン・プロピレン共重合ゴ
ム(マレイン酸グラフト量2重量%) [C-3]タフマーP0680…未変性エチレン・α-オレ
フィン共重合ゴム [C-4]クレイトンFG1901X…マレイン酸変性水
素添加型ポリエチレン/ブチレン−スチレンブロック共
重合体、シェル化学(株)製 [C-5]ハイトレル4057…ポリエステル−ポリエー
テルエラストマー、東レ・デュポン(株)製[D]ベンゾトリアゾール系耐候安定剤 [D-1]TINUVIN326… 2-(2'-ヒドロキシ-3'
-tert- ブチル-5'-メチルフェニル)-5- クロロベンゾ
トリアゾール、チバガイギー(株)製 [D-2]TINUVIN234… 2-(2'-ヒドロキシ-
3',5'- ビス(2-フェニルイソプロピル)フェニル)ベ
ンゾトリアゾール、チバガイギー(株)製 [D-3]Cyasorb UV5411…(2-(2'-ヒド
ロキシ-5'-tert- オクチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル)、サイアナミド(株)製[E]ヒンダードアミン系耐候安定剤 [E-1]Sanol LS770(三共(株)製) [E-2]Chimasorb 119FL オリゴマー
タイプ(チバガイギー(株)製) [E-3]Chimasorb 944 オリゴマータイ
プ(チバガイギー(株)製)[F]カルボジイミド系化合物 スタバクゾールP(高分子量タイプ、平泉洋行(株)
製)顔料 キノフタロン系の黄色顔料…(イルガジンイエロー、チ
バガイギー(株)製) なおキノフタロン系の黄色顔料は、各組成物とも成分
[A]、[B]、[C]の合計100重量部に対して、
0.11重量部の量で用いた。
産業(株)製) なお酸化チタンは、各組成物とも成分[A]、[B]、
[C]の合計100重量部に対して、0.25重量部の
量で用いた。
を示す。図1(a)は、コンテナの長手側面図であり、
図1(b)は、他の側面図であり、図1(c)は、底面
図である。
ダンベル(ASTM D638 TYPE IV)を作
成する際に用いた金型を示す。
Claims (5)
- 【請求項1】[A]テレフタル酸を含むジカルボン酸
と、エチレングリコールを含むジオールとから誘導さ
れ、 極限粘度[η]が0.5〜1.4dl/gである飽和ポリ
エステル:50〜95重量部と、[B]エチレン・不飽
和カルボン酸共重合体の金属塩:0.5〜20重量部
と、[C]不飽和カルボン酸またはその誘導体でグラフ
ト変性された変性エチレン・α−オレフィン共重合ゴ
ム:0.5〜30重量部と、[D]ベンゾトリアゾール
系耐候安定剤:上記の[A]、[B]および[C]の合
計100重量部に対して0.01〜2.0重量部と、
[E]ヒンダードアミン系耐候安定剤:上記の[A]、
[B]および[C]の合計100重量部に対して0〜
2.0重量部とからなる飽和ポリエステル樹脂組成物か
ら形成されることを特徴とするコンテナ。 - 【請求項2】[A]テレフタル酸を含むジカルボン酸
と、エチレングリコールを含むジオールとから誘導さ
れ、 極限粘度[η]が0.5〜1.4dl/gである飽和ポリ
エステル:50〜95重量部と、[B]エチレン・不飽
和カルボン酸共重合体の金属塩:0.5〜20重量部
と、[C]不飽和カルボン酸またはその誘導体でグラフ
ト変性された変性エチレン・α−オレフィン共重合ゴ
ム:0.5〜30重量部と、[D]ベンゾトリアゾール
系耐候安定剤:上記の[A]、[B]および[C]の合
計100重量部に対して0.01〜2.0重量部と、
[E]ヒンダードアミン系耐候安定剤:上記の[A]、
[B]および[C]の合計100重量部に対して0〜
2.0重量部と、[F]カルボジイミド系化合物:上記
の[A]、[B]および[C]の合計100重量部に対
して0.01〜5.0重量部とからなる飽和ポリエステ
ル樹脂組成物から形成されることを特徴とするコンテ
ナ。 - 【請求項3】[B]エチレン・不飽和カルボン酸共重合
体の金属塩を形成する不飽和カルボン酸が、アクリル酸
および/またはメタクリル酸であることを特徴とする請
求項1または2に記載のコンテナ。 - 【請求項4】[C]変性エチレン・α−オレフィン共重
合ゴムが、マレイン酸または無水マレイン酸によってグ
ラフト変性されたエチレン・α−オレフィン共重合ゴム
であることを特徴とする請求項1または2に記載のコン
テナ。 - 【請求項5】[C]変性エチレン・α−オレフィン共重
合ゴムは、変性エチレン・プロピレン共重合ゴムである
ことを特徴とする請求項4に記載のコンテナ。
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