JPH07132536A - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JPH07132536A
JPH07132536A JP5304578A JP30457893A JPH07132536A JP H07132536 A JPH07132536 A JP H07132536A JP 5304578 A JP5304578 A JP 5304578A JP 30457893 A JP30457893 A JP 30457893A JP H07132536 A JPH07132536 A JP H07132536A
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JP
Japan
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unit
injection
mold
code
injection unit
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JP5304578A
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Masato Yamamura
正人 山村
Katsushi Hirose
勝志 広瀬
Naotake Takeyama
直丈 武山
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Priority to US08/338,204 priority patent/US5536159A/en
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    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型の各面に対し射出ユニットを任意に配備
して射出成形作業を行うことのできる射出成形機を提供
すること。 【構成】 1射出ユニットのスクリュースラスト用,ス
クリュー回転用およびノズル移動用の各サーボモータと
形締部1aの型締用サーボモータおよび突出用サーボモ
ータを共に駆動制御するためのメイン制御手段としての
NCユニットを備えた射出ユニット2aと、1射出ユニ
ットのスクリュースラスト用,スクリュー回転用および
ノズル移動用の各サーボモータのみを駆動制御するため
のNCユニットを備えた射出ユニット3aとを設ける。
射出ユニット2aおよび3aに対して接離自在な型締部
1aの接続手段IF1,IF2,IF3を介し、射出ユ
ニット2aのNCユニットで適宜選択された複数の射出
ユニット3aの動作タイミングと射出ユニット2aおよ
び型締部1aのサーボモータを駆動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】型締部に装着した金型の各側面に対して
複数の射出ユニットを配備して射出成形作業を行う射出
成形機が既に知られているが、従来のこの種の射出成形
機では、各側面に配備する射出ユニットを交換して射出
成形作業を行うということはできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、型締
部に装着した金型の各側面に対し射出ユニットを任意に
配備して射出成形作業を行うことのできる射出成形機を
提供することにある。
【0004】また、射出ユニットの選択や配備位置の誤
り等により生じる成形条件と射出ユニットの仕様の不一
致、例えば、射出容量の不足や射出保圧圧力の不足とい
った成形異状をも未然に防止することのできる射出成形
機を提供することにある。
【0005】また、射出ユニットの交換および取付作業
を確実かつ迅速に行うことができる射出成形機を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形機は、
スクリュースラスト用,スクリュー回転用およびノズル
移動用の電動モータ、ならびに、スクリュースラスト
用,スクリュー回転用およびノズル移動用の電動モータ
を駆動制御する制御手段を有する少なくとも1つの射出
ユニットと、型締用および製品突出用の電動モータを有
する型締部と、スクリュースラスト用,スクリュー回転
用およびノズル移動用の電動モータを有し、スクリュー
スラスト用,スクリュー回転用,ノズル移動用,型締用
および製品突出用の電動モータを駆動制御するメイン制
御手段を有する1つの射出ユニットよりなり、前記メイ
ン制御手段と他の射出ユニットの制御手段とを電気的に
接続すると共に、メイン制御手段と型締部とを電気的に
接続する接続手段と、前記メイン制御手段および射出ユ
ニットの制御手段内には、各種金型のコード毎の各射出
ユニットのそれぞれの作動プログラムおよび成形条件が
記憶された記憶手段とを備え、入力された金型コードに
基いて各射出ユニットの制御手段は前記記憶手段に記憶
されたそれぞれの作動プログラムおよび成形条件で運転
を制御する構成により、型締部に装着した金型の各側面
に対し射出ユニットを任意に配備して射出成形作業を行
えるようにした。
【0007】そして、金型の各側面に配備すべき射出ユ
ニットの仕様コードをメイン制御手段の記憶手段に記憶
させると共に、金型の各側面に配備した射出ユニットの
仕様コードを各側面毎に読込むコード読込み手段と、金
型の金型コードに対応してメイン制御手段の記憶手段に
記憶された射出ユニットの仕様コードと前記コード読込
み手段により読込んだ仕様コードとを各側面毎に比較す
る比較手段と、該比較手段より不一致が検知されると異
常検出信号を出力する取付状態確認手段とを備えること
により、射出ユニットの選択や配備位置の誤り等により
生じる成形不良を未然に防止するようにした。
【0008】また、型締用および製品突出用の電動モー
タを有する型締部と、スクリュースラスト用,スクリュ
ー回転用およびノズル移動用の電動モータ、ならびに、
スクリュースラスト用,スクリュー回転用およびノズル
移動用の電動モータを駆動制御すると共に型締用および
製品突出用の電動モータを駆動制御可能な制御手段を有
する複数の射出ユニットよりなり、各射出ユニットの制
御手段間および各射出ユニットの制御手段と型締部とを
選択的に電気的に接続する接続手段と、各種金型のコー
ド毎のスクリュースラスト用,スクリュー回転用,ノズ
ル移動用の電動モータおよび型締用および製品突出用の
電動モータを駆動制御する作動プログラムおよび成形条
件が記憶された各射出ユニットの制御手段内の記憶手段
とを備え、1つの射出ユニットのみその制御手段と型締
部を電気的に接続し、入力された金型コードに基いて型
締部と接続された射出ユニットの制御手段は記憶手段に
記憶された型締用および製品突出用の電動モータの駆動
制御およびスクリュースラスト用,スクリュー回転用お
よびノズル移動用の電動モータの駆動制御の作動プログ
ラムおよび成形条件で運転を制御し、他の射出ユニット
の制御手段はスクリュースラスト用,スクリュー回転用
およびノズル移動用の電動モータを駆動制御する作動プ
ログラムおよび成形条件で運転を制御する構成により、
前記と同様、型締部に装着した金型の各側面に対し射出
ユニットを任意に配備して射出成形作業を行えるように
した。
【0009】そして、装着対象となる金型の金型コード
に対応して該金型の各側面に配備すべき射出ユニットの
仕様コードを制御手段の記憶手段に記憶させると共に、
金型の各側面に配備した射出ユニットの仕様コードを各
側面毎に読込むコード読込み手段と、金型の金型コード
に対応して前記記憶手段に記憶された射出ユニットの仕
様コードと前記コード読込み手段により読込んだ仕様コ
ードとを各側面毎に比較する比較手段と、該比較手段よ
り不一致が検知されると異常検出信号を出力する取付状
態確認手段とを備え、型締部と電気的に接続された制御
手段の前記比較手段および取付状態確認手段のみを作動
させることにより、前記と同様、射出ユニットの選択や
配備位置の誤り等により生じる成形不良を未然に防止す
るようにした。
【0010】また、スクリュースラスト用,スクリュー
回転用およびノズル移動用の電動モータを有する複数の
射出ユニットと、型締用および製品突出用の電動モータ
を有する型締部と、型締用および製品突出用の電動モー
タと複数の射出ユニットのスクリュースラスト用,スク
リュー回転用およびノズル移動用の電動モータを駆動制
御する制御装置よりなり、前記制御装置には型締部およ
び各射出ユニットを電気的に接続する接続手段と、各種
金型のコード毎の型締部および各射出ユニットのそれぞ
れの作動プログラムおよび成形条件が記憶された記憶手
段とを備え、入力された金型コードに基いて制御装置は
前記記憶手段に記憶された作動プログラムおよび成形条
件で運転を制御する構成により、前記と同様、型締部に
装着した金型の各側面に対し射出ユニットを任意に配備
して射出成形作業を行えるようにした。
【0011】制御装置は射出ユニットおよび型締部と別
置型としてもよいし、また、型締部に配置して型締部の
型締用および製品突出用の電動モータと固定的に接続す
るようにしてもよい。
【0012】そして、装着対象となる金型の金型コード
に対応して該金型の各側面に配備すべき射出ユニットの
仕様コードを制御装置の記憶手段に記憶させると共に、
金型の各側面に配備した射出ユニットの仕様コードを各
側面毎に読込むコード読込み手段と、金型の金型コード
に対応して前記記憶手段に記憶された射出ユニットの仕
様コードと前記コード読込み手段により読込んだ仕様コ
ードとを各側面毎に比較する比較手段と、該比較手段よ
り不一致が検知されると異常検出信号を出力する取付状
態確認手段とを備えることにより、前記と同様、射出ユ
ニットの選択や配備位置の誤り等により生じる成形不良
を未然に防止するようにした。
【0013】コード読込み手段は、型締部の各側面にそ
れぞれ配備された面情報記憶手段と、射出ユニットを接
続する金型の側面に対応する面情報記憶手段に接続され
る各射出ユニットに設けられた面情報を読込む手段とに
より構成し、面情報を読込む手段で読み取った面情報に
対応させて射出ユニットの仕様コードを読込ませるよう
にする。
【0014】また、スクリュースラスト用,スクリュー
回転用およびノズル移動用の電動モータを有する複数の
射出ユニットと、金型の各側面に対応して配置される射
出ユニットの電動モータを射出ユニット毎に駆動制御す
る制御手段と、型締用および製品突出用の電動モータを
有し、型締用および製品突出用の電動モータを駆動制御
し、射出ユニットを駆動制御する前記各制御手段に接続
されている型締部制御手段を有する型締部と、金型の各
側面に対して配置される射出ユニットの電動モータと対
応する制御手段とを接続する接続手段を備え、射出ユニ
ットを駆動制御する前記各制御手段には各種金型のコー
ド毎の作動プログラムおよび成形条件が記憶された記憶
手段を備え、型締部制御手段には型締部の作動プログラ
ムおよび成形条件が記憶された記憶手段を備え、前記型
締部制御手段と各射出ユニットを駆動制御する制御手段
は通信を行いながら、入力された金型コードに基いて前
記記憶手段に記憶された作動プログラムおよび成形条件
で運転を制御することにより、前記と同様、型締部に装
着した金型の各側面に対し射出ユニットを任意に配備し
て射出成形作業を行えるようにした。
【0015】そして、前記型締部の制御手段は、その記
憶手段に装着対象となる金型の金型コードに対応して該
金型の各側面に配備すべき射出ユニットの仕様コードを
も記憶し、金型の金型コードに対応して前記記憶手段に
記憶された射出ユニットの仕様コードと各射出ユニット
の制御手段から送られてくる仕様コードとを各側面毎に
比較する比較手段と、該比較手段より不一致が検知され
ると異常検出信号を出力する取付状態確認手段とを備え
ることにより、前記と同様、射出ユニットの選択や配備
位置の誤り等により生じる成形不良を未然に防止するよ
うにした。
【0016】型締部の制御手段は1以上の射出ユニット
の制御手段を兼ねるものであってもよい。
【0017】
【作用】メイン制御手段を有する射出ユニットを含む複
数または単数の射出ユニットを金型の各側面に選択配備
した後、物理的に接離自在な電気的接続手段を介し、該
メイン制御手段を、選択配備された他の各射出ユニット
毎の制御手段と型締部に電気的に接続し、メイン制御手
段に金型コードを入力する。コード読込み手段は、面情
報を読込む手段を介して面情報記憶手段から読取った面
情報、即ち、射出ユニットを配備した金型の側面と該射
出ユニットの仕様コードとを対応させることにより、金
型の各側面に配備した射出ユニットの仕様コードを各側
面毎に読込み、入力された金型コードに対応してメイン
制御手段に記憶された金型各側面の射出ユニットの仕様
コードとコード読込み手段により読込まれた金型各側面
の射出ユニットの仕様コードとを比較手段により各側面
毎に比較する。不一致が検知されれば取付状態確認手段
から異常検出信号が出力され、また、異常検出信号が出
力されなければ、メイン制御手段および各射出ユニット
の制御手段が、各種金型のコード毎に各射出ユニットの
それぞれの作動プログラムおよび成形条件を記憶した記
憶手段から、前記入力された金型コードに対応する作動
プログラムおよび成形条件を選択し、射出成形機の各部
を駆動制御する。即ち、メイン制御手段は該メイン制御
手段を配備した射出ユニットのスクリュースラスト用,
スクリュー回転用およびノズル移動用の電動モータと共
に型締用および製品突出用の電動モータを駆動制御し、
また、他の制御手段の各々は、該制御手段を設けた射出
ユニットのスクリュースラスト用,スクリュー回転用お
よびノズル移動用の電動モータのみを駆動制御する(以
上、請求項1,請求項2,請求項8)。
【0018】射出ユニットの全てにメイン制御手段と同
等の制御手段を設けた構成においては、1つの射出ユニ
ットの制御手段のみを物理的に接離自在な電気的接続手
段を介して型締部に電気的に接続し、該接続した制御手
段により該射出ユニットのスクリュースラスト用,スク
リュー回転用およびノズル移動用の電動モータならびに
型締用および製品突出用の電動モータを駆動制御させ、
また、前記1つの射出ユニットの制御手段に対して前記
接続手段を介して接続された他の制御手段の各々により
該制御手段を設けた射出ユニットのスクリュースラスト
用,スクリュー回転用およびノズル移動用の電動モータ
のみを駆動制御させることにより、前記と同様の動作が
実現される(以上、請求項3,請求項4,請求項8)。
【0019】また、型締用および製品突出用の電動モー
タと複数の射出ユニットのスクリュースラスト用,スク
リュー回転用およびノズル移動用の電動モータを駆動制
御する別置型の制御装置を備えた構成においては、物理
的に接離自在な電気的接続手段を介して前記制御装置を
各射出ユニットおよび型締部に電気的に接続し、型締用
および製品突出用の電動モータと全ての射出ユニットの
スクリュースラスト用,スクリュー回転用およびノズル
移動用の電動モータを駆動制御させることにより、前記
と同様の動作が実現される。制御装置を型締部と一体的
に配備して型締部の電動モータに固定的に接続した構成
では、当然、制御装置と型締部との接続操作は必要な
く、該制御装置と各射出ユニットとの接続を行なうだけ
で良い(以上、請求項5,請求項6,請求項7,請求項
8)。
【0020】また、各射出ユニットの電動モータを駆動
制御する各制御手段を射出ユニットの交換部分と別置き
として、制御手段と各射出ユニットの交換部分に配備さ
れたスクリュースラスト用,スクリュー回転用およびノ
ズル移動用の電動モータとを接続する物理的に接離自在
な電気的接続手段を設けると共に、型締用および製品突
出用の電動モータを駆動制御する型締部制御手段を配備
して各射出ユニットの電動モータを駆動制御する各制御
手段と固定的に接続した構成においては、射出ユニット
の選択および配備位置の変更に際して射出ユニットの交
換部分のみを取換えた後、各射出ユニットの交換部分に
配備されたスクリュースラスト用,スクリュー回転用お
よびノズル移動用の電動モータを前記接離自在な電気的
接続手段を介して各射出ユニット毎の制御手段に接続
し、射出ユニット毎の制御手段により各射出ユニットの
スクリュースラスト用,スクリュー回転用およびノズル
移動用の電動モータを駆動制御させ、かつ、型締部制御
手段により型締用および製品突出用の電動モータを駆動
制御させることにより、前記と同様の動作が実現され
る。型締部制御手段により1以上の射出ユニットの制御
手段を兼ねさせた場合は、型締部制御手段によりその射
出ユニットのスクリュースラスト用,スクリュー回転用
およびノズル移動用の電動モータが駆動制御される(以
上、請求項9,請求項10,請求項11)。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に関わる堅型射出成形機の構成の概
略を示す図で、この射出成形機は、金型の開閉および型
締ならびに製品の突出作業等を行うための型締部と、該
型締部の周りに任意に配備するように構成された複数の
別置型の射出ユニットよりなる。
【0022】射出ユニットの各々は、概略において、射
出および保圧や計量混練に必要とされるスクリューを内
嵌した射出シリンダ100と、スクリューの計量混練り
回転に必要とされるスクリュー回転用サーボモータおよ
びスクリューを軸方向に駆動して射出保圧動作や背圧の
印加を行わせるためのスクリュースラスト用サーボモー
タ等を内蔵した移動ユニット101、移動ユニット10
1を載置したユニットベース102よりなる。
【0023】移動ユニット101はユニットベース10
2上に移動可能に取り付けられており、ユニットベース
102内に設けられたノズル移動用サーボモータによ
り、射出シリンダ100および移動ユニット101が一
体となって射出シリンダ100の軸方向に移動し、ノズ
ルタッチやスプルーブレイクの動作が行われるようにな
っている。
【0024】射出シリンダ100の先端側に位置するユ
ニットベース102の端面には、型締部の各面に設けら
れた連結装置104と結合する連結部材103が固着さ
れ、連結装置104との着脱可能な結合により、最大射
出容量やスクリュースラスト用サーボモータの出力等の
仕様が異なる何種かの射出ユニットを型締部の各面に自
由に取り替えて配備できるようになっている。
【0025】また、型締部は金型の縦方向の開閉および
型締を行う可動プラテンを駆動するための型締用サーボ
モータとエジェクタロッド等を駆動して製品の突出を行
うための突出用サーボモータとを内蔵しており、これら
のサーボモータを駆動制御することにより金型の開閉と
型締ならびに製品の突出作業が行われる。
【0026】図3は斯る構成を有する本発明の射出成形
機を駆動制御するために採用された第1実施例の制御部
の構成の要部を示すブロック図で、符号1で示す破線で
囲まれた部分は図1に示されるような型締部に内蔵され
た型締用制御部、符号2および符号3で示す破線で囲ま
れた部分は図1に示されるような射出ユニットの各々に
内蔵された射出ユニット用制御部である。
【0027】以下、第1実施例の説明においては、型締
部の機械的構成と型締部に内蔵された型締用制御部1と
を合わせて型締部1aと呼び、射出ユニットの機械的構
成と射出ユニットに内蔵された射出ユニット用制御部2
または3とを合わせて各々射出ユニット2aまたは3a
と呼ぶ。射出ユニット2aと射出ユニット3aとでは射
出ユニット用制御部2と3の構成が若干異なる。なお、
この第1実施例は請求項1,請求項2,請求項8に記載
された構成を技術的に限定して適用したものである。
【0028】まず、型締部1aは、前記した通り、金型
の開閉および型締を行う可動プラテンを駆動するための
型締用サーボモータとエジェクタロッド等を駆動して製
品の突出を行うための突出用サーボモータ、および、こ
れらのモータを駆動するための型締用サーボアンプおよ
び突出用サーボアンプを備え、更に、各サーボモータの
位置速度を検出するためのパルスコーダPcおよびPeが設
けられている。図3に示されるIF1,IF2,IF3
の各々は型締部1aの各面に1組ずつ配備された電気的
な接続手段を概念的に示したものであり、型締部1aに
は、更に、型締部1aの各面の各々を特定する取付面コ
ードを記憶した面情報記憶手段SV1,SV2,SV3
が設けられている。これらの面情報記憶手段SV1,S
V2,SV3は、例えば、必要とされる情報量のビット
数を備えたDIPスイッチやICカード等により構成さ
れ、その取付面コードが外部から読込めるように、接続
手段IF1,IF2,IF3の各第1チャンネルに接続
されている。なお、ここでいうチャンネルとは各種情報
および制御信号やフィードバック信号等を伝達するに必
要とされる数の信号線の集合体のことであって、1本の
信号線を意味するものではない。面情報記憶手段SV1
の取付面コードは型締部1aの第1面を規定する値、例
えば、ステーション1であり、以下同様に、SV2およ
びSV3の取付面コードは各々第2面および第3面を規
定する値、即ち、ステーション2およびステーション3
である。
【0029】そして、型締用サーボモータおよび突出用
サーボモータを駆動する型締用サーボアンプおよび突出
用サーボアンプが接続手段IF1,IF2,IF3の各
第6チャンネルに接続されると共に、各サーボモータの
パルスコーダPcおよびPeからのフィードバック出力は接
続手段IF1,IF2,IF3の各第5チャンネルに接
続され、接続手段IF1,IF2,IF3のいずれから
でも型締用サーボモータと突出用サーボモータの駆動制
御が行えるようになっている。更に、型締部1aの操作
盤には、型締部1aに装着した金型の金型コードを設定
入力するための金型コード設定スイッチSW2が設けら
れ、該スイッチSW2に設定された金型コードは、接続
手段IF1,IF2,IF3の各第2チャンネルを介し
ていずれの接続手段からでも読取られるようになってい
る。
【0030】射出ユニット2aは、該射出ユニット2a
のスクリュースラスト用サーボモータおよびスクリュー
回転用サーボモータとノズル移動用サーボモータ、なら
びに、形締部1aの型締用サーボモータと突出用サーボ
モータを共に駆動制御するためのメイン制御手段として
のNCユニットを備えた射出ユニットであり、このNC
ユニットにより、射出ユニット2a内のスクリュースラ
スト用サーボモータおよびスクリュー回転用サーボモー
タならびにノズル移動用サーボモータがサーボアンプを
介して駆動制御され、また、射出ユニット2a内の各モ
ータの位置速度検出器を構成するパルスコーダPsおよび
PrならびにPnからのフィードバック出力がNCユニット
に帰還される。
【0031】また、図3に示される配置状態において
は、射出ユニット2aのNCユニットからの駆動制御用
信号線が接続手段IF1の第6チャンネルを介して型締
部1aの型締用サーボアンプおよび突出用サーボアンプ
に接続され、型締部1aの型締用サーボモータおよび突
出用サーボモータが射出ユニット2aのNCユニットに
より駆動制御されると共に、各モータのパルスコーダPc
およびPeからのフィードバック出力が接続手段IF1の
第5チャンネルおよび射出ユニット2aの入出力回路を
介して射出ユニット2aのNCユニットに帰還される。
CRT/MDIは各種データの設定入力操作およびエラ
ーメッセージ等の各種情報を表示するためのディスプレ
イ付手動データ入力装置であり、射出ユニット2aの入
出力回路を介して射出ユニット2aのNCユニットに接
続される。SW1は射出ユニットに固有の仕様を示すユ
ニットコードを設定するためのユニットコード設定スイ
ッチであり、DIPスイッチ等からなる。接続手段IF
1の第3チャンネルおよび第4チャンネルは、ステーシ
ョン2およびステーション3の位置に配備された射出ユ
ニット3aとステーション1の位置に配備された射出ユ
ニット2aとの間でデータの入出力を行うためのチャン
ネルである。
【0032】なお、型締用サーボモータと突出用サーボ
モータのアンプを型締部1aに設ける代わりに射出ユニ
ット2aの側に配備することも可能である。
【0033】図3ではステーション1の位置にメイン制
御手段となるNCユニットを備えた射出ユニット2aが
接続された場合について示しているが、射出ユニット2
aを接続するのはステーション2の位置またはステーシ
ョン3の位置であってもよい。射出ユニット2aを接続
するのがステーション2の位置またはステーション3の
位置となった場合は、接続手段IF2またはIF3の第
6チャンネル(駆動制御信号)および第5チャンネル
(フィードバック信号)を介して型締部1aの型締用サ
ーボモータおよび突出用サーボモータが射出ユニット2
aのNCユニットで駆動制御される。この時、ステーシ
ョン2の位置に接続された射出ユニット2aは接続手段
IF2の第3チャンネルおよび第4チャンネルを介して
ステーション3の位置に接続された射出ユニット3aお
よびステーション1の位置に接続された射出ユニット3
aに接続され、また、射出ユニット2aがステーション
3の位置に接続された場合では、接続手段IF3の第3
チャンネルおよび第4チャンネルを介してステーション
2の位置に接続された射出ユニット3aおよびステーシ
ョン1の位置に接続された射出ユニット3aに接続され
る。
【0034】射出ユニット3aは、該射出ユニット3a
のスクリュースラスト用サーボモータおよびスクリュー
回転用サーボモータとノズル移動用サーボモータのみを
駆動制御するためのNCユニットを備えた射出ユニット
であり、前記接続手段IF1,IF2,IF3を介して
射出ユニット2aのNCユニットから転送された情報に
基き、射出ユニット3a内のサーボアンプを介して該射
出ユニット3a内のスクリュースラスト用サーボモータ
およびスクリュー回転用サーボモータならびにノズル移
動用サーボモータを駆動制御する。各モータのパルスコ
ーダPsおよびPrならびにPnからのフィードバックに関し
ては前記した射出ユニット2aの場合と同様である。ま
た、各射出ユニット3aは射出ユニットに固有の仕様を
示すユニットコードを設定するためのユニットコード設
定スイッチSW1と入出力回路とを備える。
【0035】図2は射出ユニット用制御部2および射出
ユニット用制御部3に配備されるNCユニットの構成を
概略で示すブロック図であり、該NCユニットは、数値
制御用のマイクロプロセッサであるCNC用CPU2
4、プログラマブルマシンコントローラ用のマイクロプ
ロセッサであるPMC用CPU19、サーボ制御用のマ
イクロプロセッサであるサーボCPU20、および、A
/D変換器11および各スクリューに作用する樹脂圧力
を検出すべく各射出ユニット内に配備された圧力検出器
を介して各射出ユニットにおける射出保圧圧力やスクリ
ュー背圧のサンプリング処理を行うための圧力モニタ用
CPU18を有し、バス21を介して相互の入出力を選
択することにより各マイクロプロセッサ間での情報伝達
が行えるようになっている。
【0036】各々のPMC用CPU19には射出ユニッ
トのシーケンス動作(射出ユニット用制御部2の場合に
は型締部1aのシーケンス動作を含む)を制御するシー
ケンスプログラム等を記憶したROM114および演算
データの一時記憶等に用いられるRAM15が接続さ
れ、CNC用CPU25には、射出ユニットの作業工程
毎の動作(射出ユニット用制御部2の場合には型閉・型
締・型開の作業工程を含む)を制御するプログラム等を
記憶したROM26および演算データの一時記憶等に用
いられるRAM27が接続されている。
【0037】また、サーボCPU20および圧力モニタ
用CPU18の各々には、サーボ制御専用の制御プログ
ラムを格納したROM16やデータの一時記憶に用いら
れるRAM17、および、成形データのサンプリング処
理等に関する制御プログラムを格納したROM12やデ
ータの一時記憶に用いられるRAM13が接続されてい
る。更に、サーボCPU20には、該CPU20からの
指令に基いて各軸のサーボモータ、例えば、各射出ユニ
ットのスクリュースラスト用サーボモータやスクリュー
回転用サーボモータおよびノズル移動用サーボモータ
(射出ユニット用制御部2の場合には型締部1aの型締
用サーボモータおよび突出用サーボモータを含む)を駆
動する前述の各サーボアンプが接続され、各モータのパ
ルスコーダPsやPrおよびPn(射出ユニット用制御部2の
場合にはPcおよびPeを含む)からのフィードバックパル
スの各々がサーボCPU20に帰還され、該サーボCP
U20により各軸の現在位置や速度が求められ、RAM
17の現在位置記憶レジスタおよび現在速度記憶レジス
タの各々に逐次更新記憶されるようになっている。
【0038】インターフェイス22は各射出ユニットの
各部に配備したリミットスイッチや操作盤からの信号を
受信したり周辺機器等に各種の指令を伝達したりするた
めの入出力インターフェイスである。ディスプレイ付手
動データ入力装置(以下、CRT/MDIという)はC
RT/MDIの表示制御に用いられるCRT表示回路を
介し、例えば、図3の射出ユニット2aのように、NC
ユニットの入出力回路25に必要に応じて接続され、表
示画面の選択や各種データの入力操作等が行えるように
なっている。
【0039】不揮発性メモリ23は射出ユニット用制御
部2および3の全てのNCユニットが備える成形データ
保存用のRAMであり、射出成形作業に関する各種の成
形条件、例えば、射出保圧条件,計量混練条件や型開閉
および型締等に関する各種設定値,パラメータ,マクロ
変数等が記憶されている。
【0040】以上の構成により、射出ユニット用制御部
2に配備されたNCユニットと複数の射出ユニット用制
御部3に配備された各々のNCユニットとの間で接続手
段IF1,IF2,IF3の各第3チャンネルおよび第
4チャンネルを介して射出開始等の駆動制御のタイミン
グをとるための信号の入出力が行われ、各NCユニット
のCNC用CPU24が各々のROM26の制御プログ
ラムに基いて各射出ユニット各軸のサーボモータに対し
てパルス分配を行い(射出ユニット用制御部2の場合に
は型締部1aの各軸を含む)、各NCユニットのサーボ
CPU20は各軸に対してパルス分配された移動指令と
各軸のパルスコーダで検出された位置のフィードバック
信号および速度のフィードバック信号に基いて、従来と
同様に位置ループ制御,速度ループ制御さらには電流ル
ープ制御等のサーボ制御を行い、いわゆるディジタルサ
ーボ処理を実行する。
【0041】図8は不揮発性メモリ23に設けられた成
形条件記憶ファイルの一例を概念的に示した図である。
【0042】各射出ユニット用制御部2および3の不揮
発性メモリ23には、型締部1aに装着する金型の金型
コードC(i) に対応して、型締部1aの各ステーション
(j)の位置毎に、装着すべき射出ユニット2aまたは3
aの仕様を示すユニットコードD(i,j) と、該射出ユ
ニット2aまたは3aの成形条件、即ち、射出段数や保
圧段数とその切替位置または切替時間の設定値や各射出
段および保圧段の設定射出速度や設定保圧圧力等を初め
とする射出および保圧のための成形条件、ならびに、ス
クリュー回転数や背圧とその切替位置やスクリュー後退
位置等の計量に関する設定条件d(i,j) が記憶され、
更に、型締部1aの成形条件である型開閉時の金型移動
速度や型開き完了位置および型締力や製品突出等のタイ
ミングの設定値d(i) が金型コードC(i) に対応して記
憶されている。成形条件d(i) に関しては射出ユニット
用制御部2の不揮発性メモリ23に記憶するだけでよ
い。
【0043】一例として金型コードC(1) の金型につい
ていえば、取付面コードSV1を有する型締部1aのス
テーション1の位置にはD(1,1) のユニットコードを有
する射出ユニット2aまたは3aを装着し、d(1,1) で
示される射出,保圧,計量の成形条件で射出および保圧
ならびに計量混練工程の処理を行い、同時に、取付面コ
ードSV2を有する型締部1aのステーション2の位置
にはD(1,2) で示されるユニットコードを有する射出ユ
ニット2aまたは3aを装着し、d(1,2) で示される射
出,保圧,計量の成形条件で射出および保圧ならびに計
量混練工程の処理を行うと共に、更に、これらと同時
に、取付面コードSV3を有する型締部1aのステーシ
ョン3の位置にはD(1,3) のユニットコードを有する射
出ユニット2aまたは3aを装着し、d(1,3) で示され
る射出,保圧,計量の成形条件で射出および保圧ならび
に計量混練工程の処理を行い、かつ、d(1) で示される
型閉,型締,型開および製品突出等の成形条件で型開閉
や型締および製品突出の工程の処理を行う必要がある。
【0044】図4および図5は本第1実施例の構成を適
用した場合の取付状態確認処理の該略を示すフローチャ
ートである。
【0045】オペレータは、まず、所望する金型を射出
成形機の型締部1aに装着し、型締部1aの各ステーシ
ョンの必要位置にこの金型を用いた成形作業に必要とさ
れる仕様を有する射出ユニット2aおよび3aを適宜配
置固定し、各射出ユニット2aおよび3aを配備した位
置の接続手段IF1,IF2,IF3を介して各射出ユ
ニット2aおよび3aを型締部1aに電気的に接続し、
該金型に対応する金型コードの値を金型コード設定スイ
ッチSW2に設定する。
【0046】そして、オペレータが射出成形機に電源を
投入すると、射出ユニット2aおよび3aのNCユニッ
トは、各々、図4および図5に示すような取付状態確認
処理を開始することとなる。
【0047】まず、射出ユニット2aのNCユニット
は、該NCユニットを接続したステーションの接続手段
IF1,IF2またはIF3のいずれかの第2チャンネ
ルを介して金型コード設定スイッチSW2の情報を読
み、該スイッチSW2に金型コードが設定されているか
否かを判別する(ステップa1)。そして、スイッチS
W2に金型コードが設定されていなければ、該NCユニ
ットは射出成形機が未結線状態であるか、もしくは、金
型コードが未設定であると判定し、CRT/MDIの画
面にエラーメッセージを表示して取付状態確認処理を終
了する。この場合、オペレータは、金型コード設定スイ
ッチSW2に金型コードを改めて設定し、前述の操作を
繰り返し実行する。
【0048】また、金型コード設定スイッチSW2に金
型コードが設定されていれば、射出ユニット2aのNC
ユニットは設定スイッチSW2に設定された金型コード
の値C(i) を読込み(ステップa2)、図8に示すよう
な成形条件記憶ファイルを検索して金型コードC(i) に
対応する情報を読込んで一時記憶すると共に(ステップ
a3)、該NCユニットが接続されたステーションの接
続手段IF1,IF2またはIF3のいずれかの第1チ
ャンネルを介して型締部1aの面情報記憶手段からその
面の取付面コードの値(j) を読み(ステップa4)、こ
の取付面コードの値(j) および金型コードC(i) に対応
して成形条件記憶ファイルに記憶されたユニットコード
D(i,j) と該射出ユニット2aのユニットコード設定ス
イッチSW1により設定されているユニットコードの値
とが一致するか否か、即ち、該射出ユニット2aの仕様
が金型コードC(i) を有する金型のステーション(j) に
装着する射出ユニットの仕様として適当なものであるか
否かを判別する(ステップa5)。そして、ユニットコ
ード設定スイッチSW1により設定されている射出ユニ
ット2aのユニットコードの値と金型コードC(i) を有
する金型のステーション(j) に装着すべき射出ユニット
のユニットコードD(i,j) とが相違すれば、該NCユニ
ットは金型のステーション(j) に不適当な仕様の射出ユ
ニットが装着されているものと判定し、CRT/MDI
の画面にエラーメッセージを表示して取付状態確認処理
を終了することとなる。オペレータは、装着してある金
型を用いた成形作業に必要とされる仕様を有する射出ユ
ニット2aおよび3aを確認して再選択再配置した後、
前述の操作を繰り返し実行する。このとき、金型コード
C(i) に対応するステーションとユニットコードとの対
応関係を成形条件記憶ファイルから読出してCRT/M
DIの画面に表示してもよい。
【0049】また、ステップa5の判別結果が真とな
り、少なくとも、金型のステーション(j) に装着されて
いる射出ユニット2aの仕様が適切なものであると判定
されたならば、射出ユニット2aのNCユニットは、更
に、該NCユニットが接続されたステーションの接続手
段IF1,IF2またはIF3のいずれかの第3および
第4チャンネルを介して、他のステーションに接続され
た射出ユニット3aの各々から各射出ユニット3aのユ
ニットコード設定スイッチSW1により設定されている
各射出ユニット3aのユニットコードと各射出ユニット
3aを装着したステーションの面情報記憶手段からその
面の射出ユニット3aのNCユニットで読取られた取付
面コードの値とを対応させて読込む(ステップa6)。
【0050】なお、ステップa6の処理で読込まれる取
付面コードとユニットコードの値は、各射出ユニット3
aの側のNCユニットにおけるステップb1およびb2
の処理により、各射出ユニット3aを装着した型締部1
aの面情報記憶手段から読込まれた取付面コードの値
と、各射出ユニット3aのユニットコード設定スイッチ
SW1により設定されているユニットコードの値とを対
応させて各射出ユニット3aの側のNCユニットが射出
ユニット2aのNCユニットに転送して入力したもので
ある。
【0051】次いで、射出ユニット2aのNCユニット
は、ステップa6の処理で読込んだ各射出ユニット3a
の取付面コードの値とこれに対応して読込まれた各射出
ユニット3aのユニットコードの値、および、金型コー
ドC(i) ならびに金型のステーションに対応して成形条
件記憶ファイルに記憶されたユニットコードの値との関
係に基き、各ステーションの射出ユニット3aに対し、
射出ユニット2aを判定対象とする前述のステップa5
と同等の判別処理を実施し、各射出ユニット3aの仕様
が金型コードC(i) を有する金型の各ステーションに装
着する射出ユニットの仕様として適当なものであるか否
かを判別する(ステップa7)。そして、各射出ユニッ
ト3aのユニットコード設定スイッチSW1により設定
されているユニットコードの値と金型コードC(i) を有
する金型の各ステーションに装着すべき射出ユニットの
ユニットコードとが1つでも相違すれば、射出ユニット
2aのNCユニットは、現在装着されている金型のステ
ーションのいずれかの位置に不適当な仕様の射出ユニッ
トが装着されているものと判定し、CRT/MDIの画
面にエラーメッセージを表示して取付状態確認処理を終
了する。オペレータは、前記と同様、装着してある金型
を用いた成形作業に必要とされる仕様を有する射出ユニ
ット2aおよび3aを確認して再選択再配置した後、前
述の操作を繰り返し実行する。このとき、金型コードC
(i) に対応するステーションとユニットコードとの対応
関係を成形条件記憶ファイルから読出してCRT/MD
Iの画面に表示してもよい。
【0052】また、金型コードC(i) を有する金型の各
ステーションに装着すべく各ステーション(図8ではS
V1,SV2,SV3と記載)毎に成形条件記憶ファイ
ルに記憶されている射出ユニットのユニットコードと実
際に各ステーションに対応して装着されている射出ユニ
ットのユニットコードとの間に相違がなくステップa5
およびステップa7の判別結果が共に真となれば、射出
ユニット2aのNCユニットは各射出ユニットの配備位
置に異常がないものと見做し、接続手段IF1,IF2
またはIF3のいずれかの第3および第4チャンネルを
介して金型コードC(i) を他のステーションに接続され
た各射出ユニット3aのNCユニットに転送すると共に
(ステップa8)、該金型コードC(i) に対応して成形
条件記憶ファイルに記憶された成形条件d(i) と金型コ
ードC(i) および該射出ユニット2aを装着した面から
ステップa4の処理で読込んだ取付面コードの値(j) に
対応して記憶された成形条件d(i,j) とを自らの不揮発
性メモリ23の実行対象データ記憶部に成形条件として
設定記憶し(ステップa9)、射出成形作業の開始に備
える。
【0053】また、射出ユニット2aのNCユニットか
ら転送された金型コードC(i) を受信した各射出ユニッ
ト3aのNCユニットは(ステップb3)、該金型コー
ドC(i) および該射出ユニット3aを装着した面からス
テップb1の処理で読込んだ取付面コードの値に対応し
て成形条件記憶ファイルに記憶された成形条件を自らの
不揮発性メモリ23の実行対象データ記憶部に成形条件
として設定記憶し(ステップb4)、射出成形作業の開
始に備える。
【0054】この第1実施例においては、射出ユニット
2aの仕様さえ条件に合っていれば、該射出ユニット2
aを配備する位置はステーション1(SV1),ステー
ション2(SV2),ステーション3(SV3)のいず
れであってもよい。
【0055】なお、各射出ユニット3aのNCユニット
におけるステップb2の処理では、取付面コードとユニ
ットコードの値が該NCユニットを接続した接続手段I
F1,IF2またはIF3のいずれかの第3および第4
チャンネルを介して同時に出力されるが、この情報を読
込めるのは射出ユニット2aのNCユニットのみであ
る。図3の接続例でいえば、各射出ユニット3aのNC
ユニットは接続手段IF2およびIF3の各第4チャン
ネルのみから取付面コードとユニットコードを出力すれ
ば射出ユニット2aのNCユニットにその情報を入力す
ることが可能であるが、例えば、図3でステーション3
に位置する射出ユニット3aとステーション1に位置す
る射出ユニット2aとの配置を入れ替えたとすると、図
3でステーション3に位置する射出ユニット2aは図3
でステーション2に位置する射出ユニット3aから接続
手段IF2の第4チャンネルを介して出力される取付面
コードとユニットコードの情報を読込むことができなく
なる。しかし、ステーション2に位置する射出ユニット
3aの第3および第4チャンネルを介して同時に取付面
コードとユニットコードの情報を出力すれば、図3でス
テーション3に位置する射出ユニット2aは図3でステ
ーション2に位置する射出ユニット3aから接続手段I
F2の第3チャンネルを介して出力される取付面コード
とユニットコードの情報を読込むことができ、このよう
な問題は解消される。この結果、図3でステーション1
に位置する射出ユニット3aは図3でステーション2に
位置する射出ユニット3aから接続手段IF2の第4チ
ャンネルを介して電気的に接続されることとなるが、射
出ユニット3aのNCユニットには射出ユニット2aの
NCユニットから転送される金型コードを読込む機能し
かないので、他の射出ユニット3aから送られる取付面
コードとユニットコードの情報に関しては必然的にブロ
ックされる。また、射出ユニット2aのNCユニットは
それがどのステーションに位置する場合であっても、該
NCユニットを接続した接続手段IF1,IF2または
IF3のいずれかの第3および第4チャンネルを介して
必ず各射出ユニット3aのNCユニットに接続されるの
で、金型コードの転送に関する信号の伝達には何ら支承
がない。
【0056】第1実施例の取付状態確認処理では各射出
ユニット3aのNCユニットから射出ユニット2aのN
Cユニットに取付面コードとユニットコードの関係を転
送し(ステップb2)、その適不適を射出ユニット2a
のNCユニットで判定するようにしているが(ステップ
a6,ステップa7)、取付面コードとユニットコード
との対応関係等に基いて各射出ユニット3aのNCユニ
ットで自らの適不適を判定し、その判定結果のみを射出
ユニット2aのNCユニットに転送するようにしてもよ
い。この場合、各射出ユニット3aのNCユニットは射
出ユニット2aのNCユニットから金型コードが転送さ
れる前の段階で現在装着されている金型の金型コードを
認識する必要があるので、各射出ユニット3aのNCユ
ニットの入出力回路には接続手段の第2チャンネルに接
続するための信号線を設け、金型コード設定スイッチS
W2の値を直接読込めるようにする必要がある。
【0057】そして、不揮発性メモリ23の実行対象デ
ータ記憶部に成形条件を設定された射出成形機に対し、
CRT/MDIを介してオペレータが成形開始指令を入
力すると、射出ユニット2aおよび3aのNCユニット
は、各々、図6および図7に示すような自動運転処理を
開始することとなる。
【0058】射出ユニット2aのNCユニットは、ま
ず、該NCユニットを接続したステーションの接続手段
IF1,IF2またはIF3のいずれかの第3および第
4チャンネルを介して各射出ユニット3aのNCユニッ
トに自動運転準備要求信号を出力し(ステップc1)、
各射出ユニット3aのNCユニットから自動運転準備完
了信号が入力されるのを待つ待機状態に入る(ステップ
c2)。
【0059】そして、射出ユニット2aのNCユニット
からの自動運転準備要求信号を検出した射出ユニット3
aのNCユニットは(ステップd1)、該射出ユニット
3aの射出シリンダ100のヒータ温度が適性値に達し
ているか等を従来と同様に検出し、該射出ユニット3a
を用いた成形作業の開始が可能であるか否かを判定する
(ステップd2)。そして、射出成形作業の開始が可能
であると判定されれば該NCユニットを接続したステー
ションの接続手段IF1,IF2またはIF3のいずれ
かの第3および第4チャンネルを介して自動運転準備完
了信号を取付面コードと共に射出ユニット2aのNCユ
ニットに出力し(ステップd3)、また、射出成形作業
の開始が不能であると判定されればステップd2の判別
処理を繰り返し実行し、射出成形作業の開始が可能な状
態となるまで待機してから、前記と同様に自動運転準備
完了信号を取付面コードと共に射出ユニット2aのNC
ユニットに出力し(ステップd3)、射出ユニット2a
のNCユニットからの射出開始指令の入力を待つ待機状
態に入る(ステップd4)。
【0060】自動運転準備完了信号の入力を待機する射
出ユニット2aのNCユニットは、射出成形対象となっ
ている金型の金型コードに対応して成形条件記憶ファイ
ルに成形条件を設定されているステーションの取付面コ
ードによって限定される全ての射出ユニット3a(図3
の接続例ではステーション2およびステーション3の射
出ユニット3a)からの自動運転準備完了信号の入力を
確認するとステップc2の待機処理を終了し、該射出ユ
ニット2aにおける不揮発性メモリ23の実行対象デー
タ記憶部に設定された型閉および型締のための成形条件
に基いて型締部1aにおける型締用サーボモータを駆動
制御し、型閉じおよび型締動作を完了させる(ステップ
c3)。次いで、射出ユニット2aのNCユニットは、
該NCユニットを接続したステーションの接続手段IF
1,IF2またはIF3のいずれかの第3および第4チ
ャンネルを介して各射出ユニット3aのNCユニットに
射出開始指令を出力し(ステップc4)、射出ユニット
2aのノズル移動用サーボモータを駆動制御して該射出
ユニット2aの移動ユニット101を移動させ、射出ユ
ニット2aにおける射出シリンダ100のノズルタッチ
動作を開始させる(ステップc5)。
【0061】また、射出ユニット2aのNCユニットか
らの射出開始指令を検出した射出ユニット3aのNCユ
ニットは、ステップd4の待機処理を終了し、射出ユニ
ット2aのNCユニットと同様、該射出ユニット3aの
ノズル移動用サーボモータを駆動制御して該射出ユニッ
ト3aの移動ユニット101を移動させ、該射出ユニッ
ト3aにおける射出シリンダ100のノズルタッチ動作
を開始させる(ステップd5)。
【0062】以下、射出ユニット2aのNCユニットお
よび各射出ユニット3aのNCユニットは、各々、その
射出ユニットにおける射出シリンダ100のノズルタッ
チが完了するまで待機する(ステップc6,ステップd
6)。そして、ノズルタッチが完了すると、射出ユニッ
ト2aのNCユニットは該射出ユニット2aにおける不
揮発性メモリ23の実行対象データ記憶部に設定された
射出および保圧ならびに計量のための成形条件に基い
て、また、各射出ユニット3aのNCユニットは該射出
ユニット3aにおける不揮発性メモリ23の実行対象デ
ータ記憶部に設定された射出および保圧ならびに計量の
ための成形条件に基いて、各射出ユニットのスクリュー
スラスト用サーボモータおよびスクリュー回転用サーボ
モータを駆動制御し、射出(ステップc7,ステップd
7)、保圧(ステップc8,ステップd8)、計量(ス
テップc9,ステップd9)の各工程の処理を行い、そ
の後、各射出ユニットのノズル移動用サーボモータを駆
動制御してその射出ユニットの移動ユニット101を移
動させ、その射出ユニットにおける射出シリンダ100
のスプルーブレイク動作を開始させて(ステップc1
0,ステップd10)、各射出ユニットのスプルーブレ
イク動作の完了を待つ待機状態に入る(ステップc1
1,ステップd11)。
【0063】そして、射出ユニットのスプルーブレイク
動作が完了すると、射出ユニット3aのNCユニット
は、該NCユニットを接続したステーションの接続手段
IF1,IF2またはIF3のいずれかの第3および第
4チャンネルを介してノズル後退完了信号を取付面コー
ドと共に射出ユニット2aのNCユニットに出力して当
該成形サイクルの処理を全て完了し(ステップd1
2)、射出ユニット2aのNCユニットから次の射出開
始指令が入力されるのを待つ待機状態に入る(ステップ
d4)。また、射出ユニット2aのNCユニットは、該
射出ユニット2aのスプルーブレイク動作の完了をステ
ップc11の判別処理で確認した後、更に、射出成形対
象となっている金型の金型コードに対応して成形条件記
憶記憶ファイルに成形条件を設定されているステーショ
ンの取付面コードによって限定される全ての射出ユニッ
ト3a(図3の接続例ではステーション2およびステー
ション3の射出ユニット3a)からのノズル後退完了信
号の入力を待って(ステップc12)、該射出ユニット
2aにおける不揮発性メモリ23の実行対象データ記憶
部に設定された型開のための成形条件に基いて型締部1
aにおける型締用サーボモータおよび突出用サーボモー
タを駆動制御し、型閉および製品突出の動作を行わせた
後(ステップc13)、次の成形サイクルにおける型閉
動作の処理に取り掛かる(ステップc3)。
【0064】以下、射出ユニット2aのNCユニットお
よび射出ユニット3aのNCユニットは、前記と同様の
自動運転処理を繰り返し実行し、連続した自動運転を繰
り返すこととなる。
【0065】図9は図1に示されるような構成を有する
本発明の射出成形機を駆動制御するために採用された第
2実施例の制御部の構成の要部を示すブロック図であ
り、図3のブロック図と同様の構成を有する部分に関し
ては図3と同様の符号を付し、その説明を省略する。こ
の実施例においても、前記第1実施例と同様、型締部の
機械的構成と型締部に内蔵された型締用制御部1とを合
わせて型締部1aと呼び、射出ユニットの機械的構成と
射出ユニットに内蔵された射出ユニット用制御部2とを
合わせて射出ユニット2aと呼ぶことにする。
【0066】この第2実施例は請求項3,請求項4,請
求項8に記載された構成を技術的に限定して適用したも
のであり、射出ユニットにおける射出ユニット用制御部
の全てに各射出ユニットのスクリュースラスト用サーボ
モータおよびスクリュー回転用サーボモータとノズル移
動用サーボモータを駆動制御し、かつ、形締部1aの型
締用サーボモータと突出用サーボモータを駆動制御する
ことが可能なNCユニットを備えた点で前記第1実施例
とは相違する。つまり、この第2実施例で用いられてい
る射出ユニットの全ては第1実施例でいうところの射出
ユニット2aであり、第1実施例でいう射出ユニット3
aは配備されていない。以下、第1実施例と相違する部
分の構成に関してのみ簡単に説明する。
【0067】まず、型締部1aの型締用サーボモータお
よび突出用サーボモータを駆動する型締用サーボアンプ
および突出用サーボアンプがステーション1の接続手段
IF1の第6チャンネルに接続されると共に、各サーボ
モータのパルスコーダPcおよびPeからのフィードバック
出力が接続手段IF1の第5チャンネルに接続されてい
る。これらのサーボアンプおよびパルスコーダは接続手
段IF1に接続されるのみであって、他の接続手段IF
2,IF3には接続されない。即ち、射出ユニット2a
と型締部1aとを電気的に接続するのはステーション1
の接続手段IF1のみであり、他の接続手段IF2,I
F3は、ステーション2およびステーション3に配備さ
れた射出ユニット2aとステーション1に配備された射
出ユニット2aとを電気的に接続するに過ぎない。ま
た、金型コード設定スイッチSW2はステーション1の
接続手段IF1の第2チャンネルに接続されるのみで、
接続手段IF2,IF3には接続されない。
【0068】以上の構成から明らかなように、この第2
実施例ではステーション2またはステーション3に配備
した射出ユニット2aによって型締部1aのサーボモー
タを駆動制御することは、各射出ユニット2a自体にそ
の潜在能力があっても、電気的な接続関係による拘束が
あるために不可能である。よって、この第2実施例で
は、全く同様の機能を有する射出ユニット2aの内、ス
テーション1に接続された射出ユニット2aのNCユニ
ットを該射出ユニット2aおよび型締部1aを駆動制御
するメイン制御手段として利用し、また、他のステーシ
ョンに配備した射出ユニット2aのNCユニットには、
各射出ユニット2aの駆動制御のみを行わせるようにし
ている。また、CRT/MDIは各射出ユニット2aに
対して着脱可能であり、通常、このCRT/MDIを1
セットのみ準備しておき、適宜、ステーション1に装着
した射出ユニット2aに接続して用いる。
【0069】前記した第1実施例の場合と同様、型締用
サーボモータと突出用サーボモータのアンプを型締部1
aに設ける代わりに各射出ユニット2aの全てに配備す
ることも可能である。
【0070】図10は本第2実施例の構成を適用した場
合の取付状態確認処理の該略を示すフローチャートであ
る。
【0071】オペレータは、まず、所望する金型を射出
成形機の型締部1aに装着し、型締部1aの各ステーシ
ョンの必要位置にこの金型を用いた成形作業に必要とさ
れる射出ユニット2aを適宜配置固定し、各射出ユニッ
ト2aを配備した位置の接続手段IF1,IF2,IF
3を介して各射出ユニット2aを型締部1aに接続し、
装着した金型に対応する金型コードの値を金型コード設
定スイッチSW2に設定する。
【0072】そして、オペレータが射出成形機に電源を
投入すると、各射出ユニット2aのNCユニットは、各
々、図10に示すような取付状態確認処理を開始するこ
ととなる。
【0073】まず、射出ユニット2aのNCユニット
は、該NCユニットを接続したステーションの接続手段
IF1,IF2またはIF3のいずれかの第2チャンネ
ルを介して金型コード設定スイッチSW2の情報を読
み、該スイッチSW2に金型コードが設定されているか
否かを判別する(ステップe1)。しかし、金型コード
設定スイッチSW2と接続されているのはステーション
1のNCユニットのみであるから、ステーション1のN
Cユニットは金型コードを読込むことができるが、他の
ステーションのNCユニットは金型コードを読込むこと
ができない。従って、ステップe1における判別結果
は、ステーション1のNCユニットにおいては真、ま
た、ステーション2およびステーション3のNCユニッ
トにおいては共に偽となる。
【0074】そこで、ステーション1のNCユニット
は、図4におけるステップa2〜ステップa9の処理を
第1実施例の場合と同様に実行して、成形条件記憶ファ
イルに記憶されている射出ユニット2aのユニットコー
ドと実際に各ステーションに対応して装着されている射
出ユニット2aのユニットコードとの間に相違があるか
否かを判別し、相違があればCRT/MDIの画面にエ
ラーメッセージを表示して取付状態確認処理を終了し、
また、相違がなければ他のNCユニットへの金型コード
の転送処理および自らに対する成形条件の設定記憶処理
を行った後(ステップe2)、該NCユニットがメイン
制御手段として選択されたことを示すフラグFをセット
して射出成形作業の開始に備える(ステップe3)。
【0075】また、ステーション2およびステーション
3のNCユニットは、図4におけるステップb1〜ステ
ップb4の処理を第1実施例の場合と同様に実行して、
ステーション1の射出ユニット2aのNCユニットから
転送された金型コードおよび本射出ユニット2aを装着
した面から読込んだ取付面コードの値に対応して成形条
件記憶ファイルに記憶された成形条件を自らの不揮発性
メモリ23の実行対象データ記憶部に成形条件として設
定記憶した後(ステップe4)、フラグFをリセットす
ることにより該射出ユニット2aが射出ユニット用のサ
ーボモータのみを駆動制御する制御手段として選択され
たことを記憶し、射出成形作業の開始に備える(ステッ
プe5)。
【0076】そして、不揮発性メモリ23の実行対象デ
ータ記憶部に成形条件を設定された射出成形機に対し、
CRT/MDIを介してオペレータが成形開始指令を入
力すると、各射出ユニット2aのNCユニットは、各
々、図11に示すような自動運転処理を開始することと
なる。
【0077】各射出ユニット2aのNCユニットは、ま
ず、該NCユニットのメモリにフラグFがセットされて
いるか否か、即ち、該NCユニットがメイン制御手段と
して選択されているのか、または、射出ユニット用のサ
ーボモータのみを駆動制御する制御手段として選択され
ているのかを判別する(ステップf1)。ステップf1
の判別結果は、メイン制御手段であるステーション1の
NCユニットにおいては真、また、ステーション2およ
びステーション3のNCユニットにおいては共に偽であ
る。
【0078】以下、メイン制御手段であるステーション
1のNCユニットは図6におけるステップc1〜ステッ
プc2の処理(ステップf2)を行った後ステップc3
〜ステップc14の処理(ステップf3)を繰り返し実
行してステーション1の射出ユニット2aおよび型締部
1aを前記第1実施例と同様に駆動制御する。また、射
出ユニット用のサーボモータのみを駆動制御する制御手
段であるステーション2およびステーション3のNCユ
ニットは図7におけるステップd1〜ステップd3の処
理(ステップf4)を行った後ステップd4〜ステップ
d12の処理(ステップf5)を繰り返し実行して本射
出ユニット2aのサーボモータのみを前記第1実施例と
同様に駆動制御する。
【0079】図12は図1に示されるような構成を有す
る本発明の射出成形機を駆動制御するために採用された
第3実施例の制御部の構成の要部を示すブロック図であ
り、図9のブロック図と同様の構成を有する部分に関し
ては図9と同様の符号を付し、その説明を省略する。第
3実施例においては、型締部の機械的構成と型締部に内
蔵された型締用制御部1とを合わせて型締部1aと呼
び、射出ユニットの機械的構成と射出ユニットに内蔵さ
れた射出ユニット用制御部4とを合わせて射出ユニット
4aと呼ぶことにする。
【0080】この第3実施例は請求項5,請求項7,請
求項8に記載された構成を技術的に限定して適用したも
のであり、各射出ユニット4aのスクリュースラスト用
サーボモータおよびスクリュー回転用サーボモータとノ
ズル移動用サーボモータ、ならびに、形締部1aの型締
用サーボモータと突出用サーボモータを同時に駆動制御
するための制御装置5が設けられている。該制御装置5
が備えるNCユニット自体の構成に関しては、ソフトウ
ェア上のプログラムを除き、図2のブロック図に示すN
Cユニットと基本的に同一である。この第3実施例で用
いられている射出ユニット4aの全ては各軸の駆動制御
に必要とされるNCユニットを全く備えておらず、複数
の射出ユニット4aおよび型締部1aの各軸の駆動制御
は、全て制御装置5のNCユニットによって行われる。
従って、複数の射出ユニット4aの全ては、各々、制御
装置5のNCユニットと電気的に接続するための接離自
在な接続手段IFを有し、制御装置5のNCユニットか
ら各射出ユニット4aへの駆動制御指令の伝達および制
御装置5による各軸サーボモータのフィードバック信号
の検出、更には、各射出ユニット4aに配備されたユニ
ットコード設定スイッチSW1からのユニットコードの
読込み、ならびに、型締部1aの各ステーションの位置
に配備された面情報記憶手段SV1,SV2,SV3か
らの取付面コードの読込みは、全て、各射出ユニット4
aの接続手段IFおよび各接続手段IFと制御装置5と
を連絡する各種ケーブル等の情報伝達路を介して制御装
置5によって行われる。このため、制御装置5には各射
出ユニット4aの接続手段IFと接続するための接続チ
ャンネルが射出ユニット4aの配備可能台数の分だけ設
けられている(図12の例では3チャンネル)。なお、
各チャンネルには各々固有のチャンネル識別コードが設
けられており、制御装置5のNCユニットにより、信号
の入出力使用対象として使用するチャンネルが指定され
るようになっている。
【0081】型締部1aの各面には各射出ユニット4a
に対して接離自在な電気的接続手段IF1,IF2,I
F3が1組ずつ配備されているが、接続手段IF1,I
F2,IF3の各々は、型締部1aの各面を特定する面
情報記憶手段SV1,SV2,SV3の情報を各射出ユ
ニット4aを介して制御装置5に読込ませるための接続
手段であり、前述の第1および第2実施例のように駆動
制御上で必要とされる情報を伝達するためのインターフ
ェイスではない。これに対応し、各射出ユニット4aの
側には、接続手段IF1,IF2,IF3のいずれかと
連絡し、面情報記憶手段SV1,SV2,SV3の情報
を各々の射出ユニット4aの接続手段IFを介して制御
装置5に伝達するための情報伝達路が内部的に設けられ
る。
【0082】金型コード設定スイッチSW2は型締部1
aの操作盤に配備され、金型コード設定スイッチSW2
により設定された情報は各種ケーブル等の情報伝達路を
介し制御装置5により直接読込まれる。制御装置5と型
締部1aとの電気的な接続に関しては、固定的であって
もよいし、また、射出ユニット4aと制御装置5との関
係に倣って接離自在としてもよい。
【0083】図13は本第3実施例の構成を適用した場
合の取付状態確認処理の該略を示すフローチャートであ
る。
【0084】オペレータは、まず、所望する金型を射出
成形機の型締部1aに装着し、型締部1aの各ステーシ
ョンの必要位置にこの金型を用いた成形作業に必要とさ
れる射出ユニット4aを適宜配置固定し、各射出ユニッ
ト4aを配備した位置の接続手段IF1,IF2,IF
3を介して各射出ユニット4aを型締部1aに接続し、
装着した金型に対応する金型コードの値を金型コード設
定スイッチSW2に設定する。
【0085】そして、オペレータが射出成形機に電源を
投入すると、制御装置5のNCユニットは、図13に示
すような取付状態確認処理を開始することとなる。
【0086】制御装置5のNCユニットは、まず、金型
コード設定スイッチSW2から金型コードを読み(ステ
ップg1)、図8に示すような成形条件記憶ファイルを
検索して金型コードに対応する情報を読込んで一時記憶
する(ステップg2)。そして、該NCユニットは、制
御装置5の接続チャンネルを次々に指定して、各射出ユ
ニット4aの接続手段IFを介し、各射出ユニット4a
のユニットコード設定スイッチSW1に設定されたユニ
ットコードを読込むと共に、指定された接続チャンネル
および各射出ユニット4aの接続手段IFならびに接続
手段IF1,IF2またはIF3を介して、その射出ユ
ニット4aが接続された型締部1aの面に設けられた面
情報記憶手段の取付面コードを各チャンネル毎に読込
み、各射出ユニット4aのユニットコード設定スイッチ
SW1に設定されたユニットコードと各射出ユニット4
aが接続された面の取付面コードとをチャンネル毎に対
応させて記憶し、各面の取付面コードの値および金型コ
ードに対応して成形条件記憶ファイルに記憶されたユニ
ットコードと実際に各面に配備された射出ユニット4a
のユニットコード設定スイッチSW1で設定されている
ユニットコードの値とが一致するか否かを判別する(ス
テップg3)。
【0087】例えば、現在装着されている金型の金型コ
ードがC(1) であるときに、制御装置5の第1接続チャ
ンネルが図12におけるステーション1に配備された射
出ユニット4aに接続されているとする。すると、ステ
ーション1に配備された射出ユニット4aのユニットコ
ード設定スイッチSW1に設定されているユニットコー
ドの値と面情報記憶手段SV1の取付面コードが制御装
置5の第1接続チャンネルを介して読込まれ、該第1接
続チャンネルに対応して記憶されることとなる。従っ
て、ステーションを示す取付面コードの値SV1および
金型コードC(1)に対応して図8の成形条件記憶ファイ
ルに記憶されたユニットコードD(1,1) とステーション
1に配備された射出ユニット4aのユニットコード設定
スイッチSW1の値とが一致すればステーション1に配
備された射出ユニット4aの仕様は適切であり、もし、
一致しなければ不適ということになる。このような処理
が制御装置5の各接続チャンネル毎に行われることによ
り、各面に配備された射出ユニット4aの適不適が判定
され、更に、制御装置5の各接続チャンネルと該接続チ
ャンネルに接続された射出ユニット4aの配備されたス
テーション(取付面コード)との対応関係が記憶される
ことになる。
【0088】ここで、金型コードに対応する成形条件記
憶ファイルに記憶された各面のユニットコードと各面の
ステーションに実際に配備された射出ユニット4aのユ
ニットコード設定スイッチSW1の値とが1つでも一致
しなければ、いずれかの面に装着された射出ユニット4
aの仕様が不適であるものと見做され、NCユニット
は、CRT/MDIの画面にエラーメッセージを表示し
て取付状態確認処理を終了する。
【0089】また、ステップg3の判別結果が真とな
り、全ての射出ユニット4aの仕様が適切であると判定
されると、制御装置5のNCユニットは各射出ユニット
4aの配備位置に異常がないものと見做し、金型コード
に対応して成形条件記憶ファイルに記憶された成形条件
の全て、例えば、d(1,1) ,d(1,2) ,d(1,3) ,d
(1,4) の全てを不揮発性メモリ23の実行対象データ記
憶部に成形条件として設定記憶し(ステップg4)、射
出成形作業の開始に備える。
【0090】そして、不揮発性メモリ23の実行対象デ
ータ記憶部に成形条件を設定された射出成形機に対し、
CRT/MDIを介してオペレータが成形開始指令を入
力すると、制御装置5のNCユニットは、図14に示す
ような自動運転処理を開始することとなる。
【0091】制御装置5のNCユニットは、まず、各面
に配備した射出ユニット4aの射出シリンダ100のヒ
ータ温度が全て適性値に達しているか等を従来と同様に
検出して各射出ユニット4aを用いた成形作業の開始が
可能であるか否かを判定し、成形作業の開始が可能とな
るまで待機する(ステップh1)。そして、成形作業の
開始が可能になると、制御装置5のNCユニットは、不
揮発性メモリ23の実行対象データ記憶部に設定された
型閉および型締のための成形条件に基いて型締部1aに
おける型締用サーボモータを駆動制御し、型閉じおよび
型締動作を完了させ(ステップh2)、各射出ユニット
4aのノズル移動用サーボモータを同時に駆動制御して
各射出ユニット4aの移動ユニット101を移動させ、
各射出ユニット4aにおける射出シリンダ100のノズ
ルタッチ動作を開始させる(ステップh3)。
【0092】以下、制御装置5のNCユニットは、各射
出ユニット4aにおける射出シリンダ100のノズルタ
ッチ動作が全て完了するまで待機し(ステップh4)、
ノズルタッチ動作が完了すると、不揮発性メモリ23の
実行対象データ記憶部に設定された各ステーション毎、
即ち、各射出ユニット4a毎の射出および保圧ならびに
計量のための成形条件に基いて、各射出ユニットのスク
リュースラスト用サーボモータおよびスクリュー回転用
サーボモータを制御装置5の各接続チャンネルとこれに
対応するステーション(取付面コード)との関係に基い
て同時に駆動制御し、射出,保圧,計量の各工程の処理
を行う(ステップh5)。なお、各射出ユニット4a毎
の射出,保圧,計量の処理はNCユニットの時分割制御
により各射出ユニット4a毎に実質的に独立して並行し
て行われるが、この種のタスク管理処理に関しては既に
周知事項となっているので、ここでは特に説明しない。
【0093】そして、全ての射出ユニット4aにおける
計量混練処理が完了すると、制御装置5のNCユニット
は、各射出ユニット4aのノズル移動用サーボモータを
同時に駆動制御して各射出ユニット4aの移動ユニット
101を移動させ、各射出ユニット4aにおける射出シ
リンダ100のスプルーブレイク動作を開始させ(ステ
ップh6)、全ての射出ユニット4aのスプルーブレイ
ク動作が完了するまで待機する(ステップh7)。
【0094】そして、全ての射出ユニット4aのスプル
ーブレイク動作が完了すると、制御装置5のNCユニッ
トは、不揮発性メモリ23の実行対象データ記憶部に設
定された型開のための成形条件に基いて型締部1aにお
ける型締用サーボモータおよび突出用サーボモータを駆
動制御し、型閉および製品突出の動作を行わせた後(ス
テップh8,ステップh9)、次の成形サイクルにおけ
る型閉動作の処理に取り掛かる(ステップh2)。
【0095】以下、制御装置5のNCユニットは、前記
と同様の自動運転処理を繰り返し実行し、連続した自動
運転を繰り返すこととなる。
【0096】図15は図1に示されるような構成を有す
る本発明の射出成形機を駆動制御するために採用された
第4実施例の制御部の構成の要部を示すブロック図であ
り、図12のブロック図と同様の構成を有する部分に関
しては図12と同様の符号を付し、その説明を省略す
る。この第4実施例においても、前記第3実施例と同
様、型締部の機械的構成と型締部に内蔵された型締用制
御部1とを合わせて型締部1aと呼び、射出ユニットの
機械的構成と射出ユニットに内蔵された射出ユニット用
制御部4とを合わせて射出ユニット4aと呼ぶことにす
る。
【0097】この第4実施例は請求項6,請求項8に記
載された構成を技術的に限定して適用したものであり、
各射出ユニット4aのスクリュースラスト用サーボモー
タおよびスクリュー回転用サーボモータとノズル移動用
サーボモータ、ならびに、形締部1aの型締用サーボモ
ータと突出用サーボモータを同時に駆動制御するための
制御手段、即ち、第3実施例でいうところの制御装置5
を型締部1aの型締用制御部1に一体的に配備したもの
である。
【0098】従って、型締部1aの各面には、各射出ユ
ニット4aと電気的に接続するための接離自在な接続手
段IF1,IF2,IF3が1組ずつ配備され、各射出
ユニット4aのスクリュースラスト用サーボモータおよ
びスクリュー回転用サーボモータとノズル移動用サーボ
モータが型締部1aのNCユニットにより一括して駆動
制御される。このため、接続手段IF1,IF2,IF
3の各々には、型締部1aのNCユニットにより射出ユ
ニット4aの各軸のサーボモータを駆動制御するための
チャンネルおよび射出ユニット4aの各軸のサーボモー
タのパルスコーダからの帰還信号を型締部1aのNCユ
ニットに入力するためのチャンネルが各々設けられ、更
に、射出ユニット4aに設けられたユニットコード設定
スイッチSW1の情報を型締部1aのNCユニットに読
込ませるためのチャンネルが設けられている。
【0099】第4実施例においては型締部1aおよび射
出ユニット4aの全てを駆動制御するためのNCユニッ
トが型締部1aと一体化して設けられているため、NC
ユニットと接続手段IF1,IF2,IF3との接続関
係が常に一定となり、接続手段IF1,IF2,IF3
それ自体を面情報記憶手段として利用することができる
ので、前記第1,第2,第3各実施例のような格別の面
情報記憶手段SV1,SV2,SV3を設ける必要はな
い。即ち、前記第3実施例でいうところの制御装置5の
接続チャンネルは各々どのステーションの射出ユニット
4aとでも接続できるので、各射出ユニット4aを介し
て面情報記憶手段の情報を読込まなければ、どのチャン
ネルがどのステーションの射出ユニット4aに接続され
ているかを識別することはできないが、本第4実施例の
構成においては、接続手段IF1,IF2,IF3それ
自体が各ステーションおよび各ステーションに配備され
た射出ユニット4aと1対1に対応するので、各射出ユ
ニット4aとステーションとの対応関係を識別するため
の手段としての面情報記憶手段SV1,SV2,SV3
が不要になるということである。例えば、ステーション
1に接続された射出ユニット4aのユニットコードを読
込む必要があるなら、型締部1aのNCユニットは、接
続手段IF1からユニットコード設定スイッチSW1の
情報を読込むだけでよい。
【0100】前述の第3実施例と比較すると、全体の制
御手段となるNCユニットが型締部1aと一体に設けら
れている点、面情報記憶手段SV1,SV2,SV3を
除去して型締部1aの各面の接続手段IF1,IF2,
IF3に各面の射出ユニット4aを直接接続するように
した点で相違するが、本第4実施例に適用すべき取付状
態確認処理および自動運転処理のソフトウェアは実質的
に前記第3実施例のものと同一であるので、ソフトウェ
アに関する説明は省略する。
【0101】以上、4つの例を提示して本発明の実施例
について説明したが、各ステーション毎に配備した射出
ユニットのユニットベース102毎に各射出ユニットの
スクリュースラスト用およびスクリュー回転用ならびに
ノズル移動用のサーボモータを駆動制御するための第1
のNCユニットを内蔵させ、型締部に配備した型締用サ
ーボモータおよび突出用サーボモータを駆動制御する型
締部1a側の第2のNCユニットと電気的に接続して射
出成形機の各軸を駆動制御するようにしてもよい。この
場合、少なくとも、射出ユニットの仕様に関連する射出
シリンダ100ならびにスクリュースラスト用およびス
クリュー回転用のサーボモータを一体的に配備した各射
出ユニットの移動ユニット101をユニットベース10
2に対して交換自在な構成とし、移動ユニット101の
側にユニットコード設定スイッチを設け、型締部1aの
側の第2のNCユニットで第1のNCユニットの動作タ
イミングを制御することとなる。つまり、図15に示さ
れるような型締用制御部1のNCユニットの機能を型締
部1aの駆動制御のための部分(第2のNCユニット)
と1つの射出ユニット4aの駆動制御のための部分(第
1のNCユニット)とに分割し、各ステーション毎に配
備した射出ユニットのユニットベース102毎に射出ユ
ニット4aの駆動制御のためのNCユニットを配備する
わけである。移動ユニット101のユニットコード設定
スイッチの情報は第1のNCユニットを介して第2のN
Cユニットに読込まれる。取付状態確認処理および自動
運転処理に関する処理方式は、図4から図7のフローチ
ャートに示されるような処理とほぼ同様である。但し、
第2のNCユニットは射出ユニット4aの駆動制御を直
接行わないので、第2のNCユニットに関しては、図4
におけるステップa4,ステップa5、および、図6に
おけるステップc5〜ステップc11に対応する処理が
不要となる。(以上、請求項9および請求項10に対
応)また、第2のNCユニットにより1以上の第1のN
Cユニットの機能を負わせ、第2のNCユニットにより
1以上の射出ユニット4aを直接駆動制御させるように
してもよい。(請求項11に対応)以上の各実施例にお
いては、ノズルの移動およびエジェクタロッドの駆動を
サーボモータによって行う例について示しているが、ノ
ズルの移動およびエジェクタロッドの駆動に関しては、
通常のギャードモータを駆動源とし、リミットスイッチ
や近接スイッチ等でノズルやエジェクタロッドの位置を
検出することによっても必要な駆動制御を行うことがで
きる。
【0102】
【発明の効果】本発明の射出成形機によれば、射出成形
機の型締部に装着した金型の各側面に対し射出ユニット
を任意に配備して射出成形作業を行うことができ、ま
た、射出ユニットの選択や配備位置の誤り等により生じ
る成形条件と射出ユニットの仕様の不一致を未然に防止
することができ、また、射出ユニットの交換および取付
作業を確実かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる射出成形機の構成の概略を示す
図である。
【図2】射出成形機各部のNCユニットの構成を概略で
示すブロック図である。
【図3】第1実施例の制御部の構成の要部を示すブロッ
ク図である。
【図4】第1実施例のメイン制御手段による取付状態確
認処理の該略を示すフローチャートである。
【図5】第1実施例の他の制御手段による取付状態確認
処理の該略を示すフローチャートである。
【図6】第1実施例のメイン制御手段による自動運転処
理の該略を示すフローチャートである。
【図7】第1実施例の他の制御手段による自動運転処理
の該略を示すフローチャートである。
【図8】各実施例における成形条件記憶ファイルの一例
を概念的に示した図である。
【図9】第2実施例の制御部の構成の要部を示すブロッ
ク図である。
【図10】第2実施例のメイン制御手段および他の制御
手段による取付状態確認処理の該略を示すフローチャー
トである。
【図11】第2実施例のメイン制御手段および他の制御
手段による自動運転処理の該略を示すフローチャートで
ある。
【図12】第3実施例の制御部の構成の要部を示すブロ
ック図である。
【図13】第3実施例の制御手段による取付状態確認処
理の該略を示すフローチャートである。
【図14】第3実施例の制御手段による自動運転処理の
該略を示すフローチャートである。
【図15】第4実施例の制御部の構成の要部を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 型締用制御部 2 射出ユニット用制御部 3 射出ユニット用制御部 4 射出ユニット用制御部 5 制御装置 23 成形データ保存用の不揮発性メモリ 100 射出シリンダ 101 移動ユニット 102 ユニットベース 103 連結部材 104 連結装置 IF 電気的接続手段 IF1 電気的接続手段 IF2 電気的接続手段 IF3 電気的接続手段 SW1 ユニットコード設定スイッチ SW2 金型コード設定スイッチ SV1 面情報記憶手段 SV2 面情報記憶手段 SV3 面情報記憶手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型締部に装着した金型の各側面に対し樹
    脂を計量、混練し射出する射出ユニットを任意に配備し
    て射出成形作業を行えるようにした射出成形機であっ
    て、 スクリュースラスト用,スクリュー回転用およびノズル
    移動用の電動モータ、ならびに、スクリュースラスト
    用,スクリュー回転用およびノズル移動用の電動モータ
    を駆動制御する制御手段を有する少なくとも1つの射出
    ユニットと、 型締用および製品突出用の電動モータを有する型締部
    と、 スクリュースラスト用,スクリュー回転用およびノズル
    移動用の電動モータを有し、スクリュースラスト用、ス
    クリュー回転用、型締用および製品突出用の電動モータ
    を駆動制御するメイン制御手段を有する1つの射出ユニ
    ットよりなり、 前記メイン制御手段と他の射出ユニットの制御手段とを
    電気的に接続すると共に、メイン制御手段と型締部とを
    電気的に接続する接続手段と、 前記メイン制御手段および射出ユニットの制御手段内に
    は、各種金型のコード毎の各射出ユニットのそれぞれの
    作動プログラムおよび成形条件が記憶された記憶手段と
    を備え、 入力された金型コードに基いて各射出ユニットの制御手
    段は前記記憶手段に記憶されたそれぞれの作動プログラ
    ムおよび成形条件で運転を制御することを特徴とする射
    出成形機。
  2. 【請求項2】 前記メイン制御手段は、その記憶手段に
    装着対象となる金型の金型コードに対応して該金型の各
    側面に配備すべき射出ユニットの仕様コードをも記憶す
    ると共に、金型の各側面に配備した射出ユニットの仕様
    コードを各側面毎に読込むコード読込み手段と、金型の
    金型コードに対応して前記記憶手段に記憶された射出ユ
    ニットの仕様コードと前記コード読込み手段により読込
    んだ仕様コードとを各側面毎に比較する比較手段と、該
    比較手段より不一致が検知されると異常検出信号を出力
    する取付状態確認手段とを備えた請求項1記載の射出成
    形機。
  3. 【請求項3】 型締部に装着した金型の各側面に対し樹
    脂を計量、混練し射出する射出ユニットを任意に配備し
    て射出成形作業を行えるようにした射出成形機であっ
    て、 型締用および製品突出用の電動モータを有する型締部
    と、 スクリュースラスト用,スクリュー回転用およびノズル
    移動用の電動モータ、ならびに、スクリュースラスト
    用,スクリュー回転用およびノズル移動用の電動モータ
    を駆動制御すると共に型締用および製品突出用の電動モ
    ータを駆動制御可能な制御手段を有する複数の射出ユニ
    ットよりなり、 各射出ユニットの制御手段間および各射出ユニットの制
    御手段と型締部とを選択的に電気的に接続する接続手段
    と、 各射出ユニットの制御手段内には、各種金型のコード毎
    のスクリュースラスト用,スクリュー回転用およびノズ
    ル移動用の電動モータおよび型締用および製品突出用の
    電動モータを駆動制御する作動プログラムおよび成形条
    件が記憶された記憶手段とを備え、 1つの射出ユニットのみその制御手段と型締部を電気的
    に接続し、入力された金型コードに基いて型締部と接続
    された射出ユニットの制御手段は前記記憶手段に記憶さ
    れた型締用および製品突出用の電動モータの駆動制御お
    よびスクリュースラスト用,スクリュー回転用およびノ
    ズル移動用の電動モータの駆動制御の作動プログラムお
    よび成形条件で運転を制御し、他の射出ユニットの制御
    手段はスクリュースラスト用,スクリュー回転用および
    ノズル移動用の電動モータを駆動制御する作動プログラ
    ムおよび成形条件で運転を制御することを特徴とする射
    出成形機。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、その記憶手段に装着対
    象となる金型の金型コードに対応して該金型の各側面に
    配備すべき射出ユニットの仕様コードをも記憶すると共
    に、金型の各側面に配備した射出ユニットの仕様コード
    を各側面毎に読込むコード読込み手段と、金型の金型コ
    ードに対応して前記記憶手段に記憶された射出ユニット
    の仕様コードと前記コード読込み手段により読込んだ仕
    様コードとを各側面毎に比較する比較手段と、該比較手
    段より不一致が検知されると異常検出信号を出力する取
    付状態確認手段とを備え、型締部と電気的に接続された
    制御手段の前記比較手段および取付状態確認手段のみが
    作動する請求項3記載の射出成形機。
  5. 【請求項5】 型締部に装着した金型の各側面に対し樹
    脂を計量、混練し射出する射出ユニットを任意に配備し
    て射出成形作業を行えるようにした射出成形機であっ
    て、 スクリュースラスト用,スクリュー回転用およびノズル
    移動用の電動モータを有する複数の射出ユニットと、 型締用および製品突出用の電動モータを有する型締部
    と、 型締用および製品突出用の電動モータと複数の射出ユニ
    ットのスクリュースラスト用,スクリュー回転用および
    ノズル移動用の電動モータを駆動制御する制御装置より
    なり、 前記制御装置には型締部および各射出ユニットを電気的
    に接続する接続手段と、各種金型のコード毎の型締部お
    よび各射出ユニットのそれぞれの作動プログラムおよび
    成形条件が記憶された記憶手段とを備え、 入力された金型コードに基いて制御装置は前記記憶手段
    に記憶された作動プログラムおよび成形条件で運転を制
    御することを特徴とする射出成形機。
  6. 【請求項6】 前記制御装置は型締部に配置され、型締
    部の型締用および製品突出用の電動モータとは固定的に
    接続されている請求項5記載の射出成形機。
  7. 【請求項7】 前記制御装置は、その記憶手段に装着対
    象となる金型の金型コードに対応して該金型の各側面に
    配備すべき射出ユニットの仕様コードをも記憶すると共
    に、金型の各側面に配備した射出ユニットの仕様コード
    を各側面毎に読込むコード読込み手段と、金型の金型コ
    ードに対応して前記記憶手段に記憶された射出ユニット
    の仕様コードと前記コード読込み手段により読込んだ仕
    様コードとを各側面毎に比較する比較手段と、該比較手
    段より不一致が検知されると異常検出信号を出力する取
    付状態確認手段とを備える請求項5または請求項6記載
    の射出成形機。
  8. 【請求項8】 前記コード読込み手段は、型締部の各側
    面にそれぞれの面を規定する面情報を記憶した面情報記
    憶手段と、射出ユニットを接続する金型面に対応する面
    情報記憶手段に接続される各射出ユニットに設けられた
    面情報を読込む手段を有し、該面情報を読込む手段で読
    み取った面情報と共に当該射出ユニットの仕様コードを
    読込む請求項2、請求項4または請求項7記載の射出成
    形機。
  9. 【請求項9】 型締部に装着した金型の各側面に対し樹
    脂を計量、混練し射出する射出ユニットを任意に配備し
    て射出成形作業を行えるようにした射出成形機であっ
    て、 スクリュースラスト用,スクリュー回転用およびノズル
    移動用の電動モータを有する複数の射出ユニットと、金
    型の各側面に対応して配置される射出ユニットの電動モ
    ータを射出ユニット毎に駆動制御する制御手段と、 型締用および製品突出用の電動モータを有し、型締用お
    よび製品突出用の電動モータを駆動制御し、前記各制御
    手段に接続されている型締部制御手段を有する型締部
    と、 金型の各側面に対して配置される射出ユニットの電動モ
    ータと対応する制御手段とを接続する接続手段を備え、 前記制御手段には各種金型のコード毎の作動プログラム
    および成形条件が記憶された記憶手段を備え、型締部制
    御手段には型締部の作動プログラムおよび成形条件が記
    憶された記憶手段を備え、 前記型締部制御手段と各射出ユニットの制御手段は通信
    を行いながら、入力された金型コードに基いて前記記憶
    手段に記憶された作動プログラムおよび成形条件で運転
    を制御することを特徴とする射出成形機。
  10. 【請求項10】 前記型締部の制御手段は、その記憶手
    段に装着対象となる金型の金型コードに対応して該金型
    の各側面に配備すべき射出ユニットの仕様コードをも記
    憶し、金型の金型コードに対応して前記記憶手段に記憶
    された射出ユニットの仕様コードと各射出ユニットの制
    御手段から送られてくる仕様コードとを各側面毎に比較
    する比較手段と、該比較手段より不一致が検知されると
    異常検出信号を出力する取付状態確認手段とを備える請
    求項9記載の射出成形機。
  11. 【請求項11】 前記型締部制御手段は1以上の射出ユ
    ニットの制御手段を兼ねるものである請求項9または請
    求項10記載の射出成形機。
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