JPH07130039A - 識別信号記録装置 - Google Patents

識別信号記録装置

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JPH07130039A
JPH07130039A JP5279843A JP27984393A JPH07130039A JP H07130039 A JPH07130039 A JP H07130039A JP 5279843 A JP5279843 A JP 5279843A JP 27984393 A JP27984393 A JP 27984393A JP H07130039 A JPH07130039 A JP H07130039A
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JP
Japan
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identification signal
recording
recorded
signal
recording medium
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Application number
JP5279843A
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English (en)
Inventor
Keiji Haketa
圭司 羽毛田
Hiroya Mitsuishi
浩哉 三石
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 頭出しサーチのサーチスピードの改善と、複
数の識別信号併用による任意記録でも記録済みの識別信
号を保持する識別信号記録装置を提供すること。 【構成】 システム制御手段11へ音声ヘッド13によ
り情報信号の無記録部分を示す信号を転送し、この無記
録部分にシステム制御手段11の自動記録制御信号によ
り識別信号の記録を対話式あるいは自動で行う。また、
識別信号の記録制御を、既に記録されている識別信号の
種類、位置情報を記憶する記憶手段46からの情報に基
づいて行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(以下、VTRという)などの情報信号記録再生装置に
適用される識別信号記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、VTRなどの情報記録再生装置で
は、記録媒体に、映像、音声の情報信号とは別にインデ
ックス信号、アドレス信号、記録情報種別信号などの識
別信号を記録して、頭出し、CMスキップなどの機能を
組み込んで操作性の向上を計った製品が開発されてい
る。
【0003】これら識別信号は、種々の形態で記録媒体
上に形成され、例えばVTRの頭出しに用いられるイン
デックス信号としては、 1.無記録部分を設けることによってインデックス信号
とする。
【0004】2.トランキング用コントロール信号(以
下、CTL信号と言う)のデューティーを変調してイン
デックス信号とする。
【0005】3.全幅消去ヘッドによって情報信号周波
数より低い周波数の信号を飽和記録してインデックス信
号とする。
【0006】などが実用に供されているが、現在では
1、2が主流となっている。1の方法はカセットテープ
レコーダと同じものでいわゆる曲間検出と称されるもの
で、リニア音声トラックの無記録部分を検出するもので
ある。2の方法はVHS方式の規格になっているVIS
S(Video Index Search Syst
em)あるいはVASS(Video Address
Search System)を適用したものであ
る。VISSで扱う信号は全て同一の識別信号であり、
単なるインデックス信号として利用される。VASSで
扱う識別信号はテープ上の絶対位置を表す信号で、各テ
ープ位置毎に固有の信号であり、それを利用して一発頭
出しなどが可能である。これらのインデックス信号はテ
ープを高速走行させた状態で検出手段である磁気ヘッド
により検出されるものであり、より高速な走行状態で検
出されることが望ましいが、実際の検出能力は両者間で
大きな違いがある。1の曲間検出では、リニア音声トラ
ックの再生を行う磁気ヘッドの周波数特性で検出能力が
決定され、通常は再生できる最高周波数が10kHz程
度であるため、テープ速度は通常記録再生速度の30倍
程度までしか上げることができない。これに対してVI
SS、VASSでは通常記録再生速度の400倍程度の
テープ速度でも検出が可能な製品が販売されており、そ
の検出能力は曲間検出に比べて遥かに高い。
【0007】従って、VISS、VASS信号をインデ
ックス信号として利用することが望ましいが、市販のビ
デオソフトテープ、特にインデックス信号の利用頻度の
高いカラオケ等のミュージックビデオテープでは通常、
曲間検出のための無記録部分が設けられているが、VI
SS、VASS信号をインデックス信号として書き込ん
だものは皆無に等しい。
【0008】また、市販のビデオテープに限らず、ユー
ザが自らソフトテープを製作することもあり、VIS
S、VASS信号を自由にかつ容易に書き込むことので
きる装置が要望されている。
【0009】このような装置を開発するに際し特に留意
する点は、既にテープにVISS、VASS信号その他
の識別信号が記録されている場合に、必要な信号を破壊
せずに目的の識別信号を記録できるようにすることであ
る。最近では、VISS、VASS信号の他にこれら信
号と同様にコントロール信号を使った識別信号が利用さ
れてきつつある。例えば、放送信号の音声信号がモノラ
ル信号あるいは音声多重信号からステレオ信号に変わっ
た際にステレオ信号が放送されている期間中、記録され
るコントロール信号のデューティを自動的に他の期間と
異ならせて変調し、再生時にそれを判別してその部分を
コマーシャル放送期間として自動的に早送りさせるよう
にしたいわゆるCMスキップと称される機能が採用され
てきている。さらに、記録するテレビジョン信号のアス
ペクト比が16:9であるいわゆるワイドアスペクトで
あることをコントロール信号のデューティを変えること
で表すようにしている。さらにまた、VASSを変形し
てタイムコードを記録できるようにすることもVHSの
規格になっている。
【0010】すなわち、家庭用のVTRでは、再生時の
トラッキングサーボ用にコントロールトラックが設けら
れ、記録時に回転ヘッドの回転位相に同期した一定周波
数のコントロール信号が記録される。記録コントロール
信号は矩形波であり、再生時にその立ち上がりエッジが
トラッキングサーボ用に利用される。そこで利用されて
いない立ち下がりの位置を変更する(すなわちデューテ
ィ比を換える)ことで所定の情報を記録できるようにし
たシステムが開発され、VHS方式ではVISS、VA
SS等の規格になっている。
【0011】図7にVHSのコントロール信号コーティ
ング方式のデューテイ比について示す。図7(a)は
“0”情報を表す標準のデューティ比60±5%の記録
コントロール信号を示しており、図7(b)は“0”情
報のLONGパルス(テューティ比62.5%)を示
し、図8(c)は“0”の情報のLONGパルス(デュ
ーティ比57.5%)を示す。図7(d)は“1”情報
を表す標準のデューテイ比27.5%±2.5%の記録
コントロール信号を示しており、図7(e)は“1”情
報のLONGパルス(デューティ比30%)を示し、図
8(f)は“1”情報のSHORTパルス(デューテイ
比25%)を示している。
【0012】VISS信号は図8(a)に示すように、
“0”と“0”の間に連続する63±3個(ビット)の
“1”で構成される。VASS信号は図8(b)に示す
ように始端と終端の“0”と、間の9ビットの“1”で
なる11ビットのヘッダを両端に置かれ、4ビットBC
D4桁のデータがヘッダを介在させて3回配置されて構
成される。
【0013】CMスキップ信号は、VASS信号の変形
で種々の形態があるが、例えば図8(c)に示すように
11ビットのヘッダが両端に置かれ、4ビットの所定1
6進数が4桁配置されて構成される。
【0014】ワイドアスペクト信号は、図8(b)に示
すように“0”、“1”に係わりなく、LONGパルス
とSHORTパルスが2度ずつ繰り返されることで構成
される。
【0015】タイムコード信号は、図8(e)に示すよ
うに11ビットのヘッダと4ビットBCD4桁のユーザ
ーデータとBCD6桁のタイムコードを含む58乃至6
0ビットのタイムコードデータで構成される。
【0016】したがって、インデックス信号を記録する
際に、既に他の識別信号が記録されていた場合には、そ
れら必要な識別信号を破壊してしまうことがあり、それ
によってCMスキップが行われなかったり、VASS情
報、ワイドアスペクト情報、タイムコード情報が損なわ
れるという問題が発生する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように、コントロ
ール信号のデューティに所定の情報を持たせて識別信号
を構成して記録し、それを再生利用することは種々行わ
れており、インデックス信号としてのVISS、VAS
S信号を書き込む際に、予め記録されている必要な識別
信号を破壊しないで、確実に目的のVISS、VASS
信号を記録することができる装置を得ることは極めて重
要である。
【0018】そこで、本発明はこのような要望に鑑み、
識別信号を容易にかつ他の種類の識別信号を破壊するこ
となく記録することができるようにした識別信号記録装
置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
識別信号記録手段は、情報記録の記録されたテープ状記
録媒体を走行駆動するテープ駆動手段と、このテープ状
記録媒体から前記情報信号を再生する再生手段と、前記
テープ状記録媒体に識別信号を記録する記録手段と、前
記再生手段の再生出力から前記テープ状記録媒体の前記
情報信号が記録されていない無記録部分を検出する無記
録検出手段と、前記無記録検出手段によって無記録部分
が検出されたとき、その無記録部分を挟んでテープ走行
方向に2つの情報信号記録部分が隣接するか否か判別
し、当該無記録部分が2つの情報信号記録部分の間に存
在するときに、制御手段により当該無記録部分に識別信
号を記録するように前記テープ駆動手段と、前記記録手
段を制御することを特徴とするものである。
【0020】請求項5記載の本発明の識別信号記録手段
は、種類の異なる複数の識別信号を記録媒体に記録しか
つ再生する識別信号記録再生手段と、この識別信号記録
再生手段で再生された識別信号の種類と記録媒体上の記
録位置を判別する判別手段と、この判別手段による判別
結果を記憶する記憶記憶手段と、入力手段を有し、この
入力手段により前記識別信号の1つを選択して前記識別
信記録再生手段を制御し、選択した識別信号を前記記録
媒体の所定位置に記録するかあるいは所定位置に記録さ
れている選択した識別信号を前記記録媒体から消去する
制御手段を具備し、この制御手段が前記記憶手段に記憶
されている判別手段の判別結果に基づき選択した識別信
号を記録あるいは消去する記録媒体上の位置を含む所定
領域に他の種類の識別信号が記録されていることが判別
されているときは、前記所定領域内において他の種類の
識別信号の記録が残るように選択された識別信号の記録
あるいは消去を行うように制御することを特徴とするも
のである。
【0021】請求項9記載の本発明の識別信号記録手段
は、種類の異なる複数の識別信号を記録媒体に記録しか
つ再生する識別信号記録再生手段と、この識別信号記録
再生手段で再生された識別信号の種類と記録媒体上の記
録位置を判別する判別手段と、この判別手段による判別
結果を記憶する記憶手段と、入力手段を有し、この入力
手段により前記識別信号の1つを選択して前記識別信号
記録再生手段を制御し、選択した識別信号を前記記録体
の所定位置に記録する制御手段を具備し、この制御手段
が前記記憶手段に記憶されている判別手段の判別結果に
基づき選択した識別信号を記録する記録媒体上の位置を
含む所定領域に他の種類の識別信号が記録されているこ
とが判別されているときは、前記他の種類の識別信号の
記録位置を避けて選択された識別信号の記録を行うよう
に制御することを特徴とするものである。
【0022】請求項10記載の本発明の識別信号記録手
段は、単位デジタル値がそれぞれ第1及び第2の形態を
とり、複数の単位デジタル値の集合配列で所定の情報を
表すように構成された複数種の第1の識別信号と、前記
単位デジタル値に係わりなく前記第1及び第2の形態の
配列集合で所定の情報を表すように構成される第2の識
別信号が記録された記録媒体と、この記録媒体に前記第
1及び第2の識別信号を記録再生する記録再生手段と、
この記録再生手段の再生出力から記録媒体に記録されて
いる各識別信号の種類と記録位置を判別する判別手段
と、前記記録再生手段を制御して前記記録媒体の所定位
置に所定の第1の識別信号を記録する制御手段とを具備
し、この制御手段が前記判別手段の判別結果により当該
所定位置に他の種類の第1の識別信号と第2の識別信号
が記録されていた場合、該他の種類の第1の識別信号と
第2の識別信号を破壊することなく前記所定の第1の識
別信号を記録するように制御することを特徴とするもの
である。
【0023】
【作用】本発明によれば、無記録部分に任意にあるいは
自動的に識別信号を記録することが可能となり、識別信
号の記録が極めて容易に行えると共に、識別信号の記録
に際して既に記録済みの他の識別信号が存在する場合
に、記録する識別信号の位置をずらせるかあるいは、既
記録識別信号を位置を換えて再記録するように構成する
ことで、既記録識別信号を破壊することなく識別信号の
記録が行えるものである。
【0024】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック図で
ある。
【0025】図1において、入力手段10からの信号1
01による指示により、システム制御手段11はVTR
の動作モードを設定する。テープ駆動手段12はシステ
ム制御手段11からの制御信号111を受け図示しない
磁気テープを走行させる。音声ヘッド13は磁気テープ
のリニア音声トラックから信号を再生し、出力131を
音声再生手段14に導出する。音声再生手段14は入力
信号を処理して音声信号141を得、これをモニタ15
に出力する。無記録部分検出手段16は音声再生手段1
4の出力に音声信号が存在するか否かで情報信号の無記
録部分すなわち無音部分を検出して、その結果を信号1
61としてシステム制御手段11に導出する。識別信号
記録手段17はシステム制御手段11からの制御信号1
12に基づき所定のデューティ比を持つコントロール信
号を作成して、CTLヘッド18に供給する。ビデオヘ
ッド19はいわゆる回転ヘッドであり、再生出力191
をビデオ再生手段20に導出し、ビデオ再生手段20は
ビデオ信号201を再生してモニタ15に出力する。
【0026】次に図1の動作を図2を参照して説明す
る。
【0027】入力手段10により、情報信号の無記録部
分検出動作モードが設定されるとシステム制御手段12
は制御信号131によりテープ駆動装置13を制御し、
必要ならテープを始端まで巻き戻し(図2a)た後、所
定速度で順方向に走行(早送り、早送り再生またはそれ
に準じた動作モード)させ(図2b)、音声ヘッド14
によって記録信号が再生される。無記録部分検出手段1
8により情報信号が記録されていない部分が検出される
と、システム制御手段12はさらにテープを同方向に走
行させ、情報信号が検出されたときにテープを逆送りす
べく例えば逆転再生モード(図2c)を設定する。それ
により、テープは巻き戻され、所定量巻き戻されたとこ
ろでシステム制御手段12がテープ走行を停止させ、ビ
デオ静止画再生状態(図2d)を設定する。ユーザはそ
の静止画像をモニタで見て識別信号(インデックス信
号)を記録する位置であることを確認して入力手段10
によりシステム制御手段11を制御して識別信号記録モ
ードを設定する。識別信号記録モードではまず、識別信
号記録手段17が再生状態に設定され、CTLヘッド1
8から得られる既に記録されているコントロール信号と
新たに記録するコントロール信号の位相同期が取られ
る。そしてシステム制御手段11から供給される制御信
号112により、識別信号記録手段17はデューティ比
が所定の値に設定されたコントロール信号を作る。さら
に識別信号記録手段はコントロール信号の立ち下がり部
分の手前で記録状態に切換えられ、CTLヘッド18に
記録信号が供給されて立ち下がり部分の書換えが行われ
る。すなわち識別信号の記録がなされたことになる(図
2d)。立ち下がり部分を書換える具体的回路構成につ
いては、例えば特願平2−331926号に詳しく述べ
られている。
【0028】検出された無記録部分への識別信号の記録
が終了すると、システム制御手段11は再びテープを所
定速度で順方向に走行させ、次の無記録部分のサーチを
行い、図2b〜eの動作を繰り返しテープ終端になった
ら一連の動作を終了する。なお、識別信号を記録する位
置は、無記録部分において可能な限り情報信号記録部分
に近い方が好ましく、情報信号記録部分を検出した後の
テープ巻き戻し量はその目的が達成されるように設定さ
れる。
【0029】上記実施例の動作説明では、図2d示すよ
うに一度静止画再生状態にしてユーザが識別信号を記録
する目的の位置かどうか確認できるようにしたが、上記
動作を標準動作として、入力手段10の操作入力形態に
応じて以下に示す拡張が容易に構成できる。
【0030】第1に、操作入力指示により、識別信号の
記録の許可、禁止を指定することが可能になる。例えば
[VISS+](インデックスサーチ順方向指定)操作
キーと[VISS−](インデックスサーチ逆方向指
定)操作キーを入力手段10に設けることで、識別信号
を記録せずに次の無記録部分サーチを行うようにするこ
とも可能である。すなわち、[VISS+]を選択する
と識別信号を記録してから次の無記録部分を検索し、
[VISS−]を選択すると識別信号を記録せずに次の
無記録部分を検索するように設定することが可能であ
る。また[VISS]キーと[無記録部分検出]を設
け、前者が識別信号を記録してから次の無記録部分検
出、後者が記録せずに次の無記録部分検出となるように
構成してもよい。
【0031】第2に、ユーザによる識別信号記録位置の
確認をされに容易にするために、静止画像だけでなく、
逆転再生、あるいは通常再生を行わせて確認できるよう
に構成することも可能である。図2のcを逆転再生モー
ドとすることで、さらに適格な確認ができるし、図3に
示すように、無記録部分の検出後に情報信号記録部分が
検出されたら逆転再生(図3c)で所定期間テープを巻
き戻し、その後、所定量順方向に通常再生を行わせ(図
3d)てから静止画像再生を行い(図3e)、識別信号
の記録位置を確認できたところで、入力手段10により
識別信号記録制御信号101を入力することで、無記録
部分までテープが巻き戻され(図3f)て、再び順方向
に走行される過程(図3g)で、図2の説明と同様にし
て識別信号が記録される。図3b〜gの動作がテープ終
端まで繰り返される。
【0032】第3に、無記録部分が検出されるごとに全
ての無記録部分に自動的に識別信号を記録するように構
成することもできる。この場合、静止画像再生状態(図
2d)からユーザの操作なしに直接、識別信号記録動作
(図2e)にいくように構成してもよいし、静止画像再
生状態を経由せずに識別信号記録動作が行われるように
構成してもよい。
【0033】上記のような構成にすることにより、自動
的にあるいは任意に対話形式でユーザが識別信号を記録
することが可能になる。
【0034】しかしながら、識別信号を記録する位置に
既に他の識別信号が記録されていた場合は、その識別信
号を破壊する恐れがあるため、何等かの対策が必要とな
る。図4にそのような問題を解決することを目的とした
本発明の他の実施例を示す。
【0035】図4において、入力手段40からの信号4
01による指示により、システム制御手段41はVTR
の動作モードを設定する。テープ駆動手段42はシステ
ム制御手段41からの制御信号411を受け図示しない
磁気テープを走行させる。識別信号記録手段43はシス
テム制御手段41からの制御信号412に基づき所定の
デューディ比を持つコントロール信号を作成し、この立
ち下がり部分の記録信号431をCTLヘッド44に供
給してその書換えを行う。識別信号判別手段45はCT
Lヘッド44で再生されたコントロール信号441を受
け、識別信号の種類を判別し判別結果を信号451とし
てシステム制御手段41に導出する。システム制御手段
41は判別結果に基づき、識別信号の種類を示すデータ
とその識別信号が記録されていた場所のデータを作成し
て記憶手段46に書き込む。
【0036】図4の動作を図5〜6を参照して説明す
る。
【0037】ユーザは入力手段40によって早送り再生
モード(CUE)あるいは逆転再生モード(REVIE
W)を選択し、図4では図示しないが図2に示されるも
のと同等のモニタ手段により識別信号として例えばイン
デックス信号(VISS信号)を記録したい箇所で静止
画再生モード(STILL)を選択する。次に入力手段
40によりVISS記録(VISS−MARK)が指示
されると、そのテープ停止位置前後の一定の領域に他の
識別信号が記録されているかを調べるためにシステム制
御手段41はVTR本体を例えば再生モードに設定し、
テープ駆動手段42を制御してテープを順方向に一定量
走行させる(図5a)。その後例えば逆転再生モードに
してテープを逆方向に走行させ(図5b)、CTLヘッ
ド44からの再生出力441を識別信号判別手段45で
受けて識別信号が再生されたか否かを検出する。識別信
号が検出されたら、判別信号451をシステム制御手段
41に送り、識別信号の種類とテープ上の位置のデータ
を記憶手段46に記憶させる。逆方向にテープを一定量
走行させることで停止位置前後の一定領域の調査が終了
しその位置で一端、静止画再生モードが設定される(図
5c)。ここで、調査する領域は、最も多ビットで構成
される識別信号の少なくとも2個分の長さが必要であ
る。
【0038】システム制御手段41は、再びテープを順
方向に走行させ、記憶手段45に記憶されたデータに基
づきインデックス信号の記録位置を決定して識別信号記
録手段43に制御信号412を送り、既に記録されてい
る識別信号を破壊することなく指定されたインデックス
信号の記録を行う(図5d).図5はインデックス信号
を記録すべくテープ走行を停止した位置に他の識別信号
が記録されていた場合であり、このときには他の識別信
号を構成する記録ビットが終了してから目的のインデッ
クス信号を記録する。
【0039】図6は、テープ停止位置より後方に他の識
別信号が記録されていた場合であり、このときには、目
的のインデックス信号を記録してから記録されていた他
の識別信号も再記録する。あるいは、記録されていた他
の識別信号を記録してから目的のインデックス信号を記
録する。このように一定の領域内では、場合によっては
既に記録されている識別信号の記録位置を変更して記録
し直し、目的のインデックス信号と重ならないようにす
ることができるが、識別信号がタイムコードはその性質
から記録位置を換えるのは好ましくなく、その場合には
目的のインデックス信号の記録位置を大きく変更しなく
てはならないこともある。
【0040】なお、当然ながらインデックス信号を記録
しようとする位置に識別信号が何等記録されていないと
きは、最初に停止された位置からインデックス信号を書
き込めばよいし、同一のインデックス信号が記録されて
いたなら、インデックス信号の記録動作を行う必要はな
い。
【0041】また、既に記録されている識別信号を消去
するということも実行可能な機能として備えられてお
り、例えばインデックス信号を消去するときは、ユーザ
は入力手段40によってインデックスサーチモードを指
定する。それによりテープが早送りされ、識別信号判別
手段45の判別出力により、インデックス信号が記録さ
れているところで、テープが停止し、静止画再生モード
に設定される。ここでユーザはモニタによりインデック
ス信号を消去することを確認してインデックス信号消去
(VISS−ERASE)を選択すると、インデックス
信号の記録のときと同様に停止した位置の前後一定領域
にわたり、他の識別信号が記録されているか否か調査さ
れ、記録されている場合はその識別信号の種類と記録位
置が識別信号判別手段45で判別され、システム制御手
段41がそのデータを記憶手段46に記憶する。その後
システム制御手段41は記憶データに基づいて制御信号
412を識別信号記録手段43に送り、識別信号記録手
段43はCTLヘッド44を介して、信号記録のときと
同様にしてインデックス信号のデューティ比を書換え、
例えば全てのビットを“0”にする。
【0042】この識別信号の消去の場合でも、消去する
識別信号以外の識別信号が記録されていた場合には、そ
の識別信号を避けて目的の識別信号のみを消去しなくて
はならない。すなわち、他の識別信号が記録されている
場合、消去を指定した識別信号の手前から指定された識
別信号を消去するが、他の識別信号が消去されてしまう
ときには、消去動作と同時に他の識別信号の再記録を行
う。また他の識別信号の後方に消去指定の識別信号の後
方に消去指定の識別信号が記録されていた場合には、他
の識別信号の記録領域の後から識別信号の消去を行い、
消去指定の識別信号の後方に他の識別信号が記録されて
いるときは、識別信号の消去を行ってから他の識別信号
の再記録を行う。
【0043】また、各識別信号の記録、消去を行う際に
ワイドアスペクト信号が存在する時は、当然ながらその
信号も破壊しないように、記録、消去を行わねばならな
い。
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、情報
信号が記録されていない無記録部分に対話式または自動
で識別信号を記録する機能を有することでミュージック
ソフトデープ等のアクセススピードを改善することがで
き、さらに識別信号記録時の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る識別信号記録装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】本発明による識別信号記録装置の動作説明をす
る図である。
【図3】本発明による識別信号記録装置の他の実施態様
を説明する図である。
【図4】本発明に係る識別信号記録装置の他の実施例を
示すブロック図である。
【図5】本発明による識別信号記録装置の動作説明をす
る図である。
【図6】本発明による識別信号記録装置の動作説明をす
る図である。
【図7】コントロールトラックの記録情報のデータフォ
ーマットである。
【図8】識別信号記録方法を説明する図である
【符号の説明】
10,40…入力手段 11,41…システム制御手段 12,42…テープ駆動手段 13…音声ヘッド 14…音声再生手段 15…モニタ手段 16…無記録部分検出手段 17,43…識別信号記録手段 18,44…CTLヘッド 45…識別信号判別手段 46…記憶手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報信号の記録されたテープ状記録媒体
    を走行駆動するテープ駆動手段と、 このテープ状記録媒体から前記情報信号を再生する再生
    手段と、 前記テープ状記録媒体に識別信号を記録する記録手段
    と、 前記再生手段の再生出力から前記テープ状記録媒体の前
    記情報信号が記録されていない無記録部分を検出する無
    記録検出手段と、 前記無記録検出手段によって無記録部分が検出されたと
    き、その無記録部分を挟んでテープ走行方向に2つの情
    報信号記録部分が隣接するか否か判別し、当該無記録部
    分が2つの情報信号記録部分の間に存在するときに、前
    記テープ駆動手段と前記記録手段を制御して当該無記録
    部分に識別信号を記録する制御手段と、 を具備したことを特徴とする識別信号記録装置。
  2. 【請求項2】 制御手段が入力手段を備え、前記識別信
    号の記録の対象となる無記録部分ごとに識別信号の記録
    を行わせるかあるいは記録を禁止するか設定可能に構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の識別信号記
    録装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段に接続された入力手段と、前
    記再生手段の再生出力をモニタするモニタ手段を備え、
    ユーザが再生信号をモニタしながら対話形式で前記識別
    信号の記録の対象となる無記録部分に識別信号を記録す
    るかあるいは記録を禁止するか設定できるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の識別信号記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、前記識別信号の記録の
    対象となる全ての無記録部分に自動的に識別信号を記録
    するように前記テープ駆動手段と前記記録手段を制御す
    るように構成されている請求項1記載の識別信号記録装
    置。
  5. 【請求項5】 種類の異なる複数の識別信号を記録媒体
    に記録しかつ再生する識別信号記録再生手段と、 この識別信号記録再生手段で再生された識別信号の種類
    と記録媒体上の記録位置を判別する判別手段と、 この判別手段による判別結果を記録する記憶手段と、 入力手段を有し、この入力手段により前記識別信号の1
    つを選択して前記識別信号記録再生手段を制御し、選択
    した識別信号を前記記録媒体の所定位置に記録するかあ
    るいは所定位置に記録されている選択した識別信号を前
    記記録媒体から消去する制御手段であって、前記記憶手
    段に記憶されている判別手段の判別結果に基づき選択し
    た識別信号を記録あるいは消去する記録媒体上の位置を
    含む所定領域に他の種類の識別信号が記録されているこ
    とが判別されているときは、前記所定領域内において前
    記他の種類の識別信号の記録が残るように選択された識
    別信号の記録あるいは消去を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする識別信号記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体上の所定領域は、前記選択
    された識別信号の記録あるいは消去を行う所定位置の両
    側にそれぞれ識別信号の記録単位長の少なくとも2倍の
    長さを有する領域であることを特徴とする請求項5記載
    の識別信号記録装置。
  7. 【請求項7】 前記識別信号記録再生手段は、前記記録
    媒体と相対的に移動して記録媒体に識別信号を記録再生
    するヘッドを有し、 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている判別手
    段の判別結果に基づき、前記選択された識別信号を記録
    する記録媒体上の位置に対して前記移動方向の前方から
    他の種類の識別信号が記録されていると判別されている
    ときに、当該他の識別信号の記録の終了位置から前記選
    択された識別信号を記録し、前記移動方向の後方に他の
    種類の識別信号が記録されていると判別されているとき
    には、選択された識別信号を記録してから他の識別信号
    を再記録するように制御することを特徴とする請求項5
    記載の識別信号記録装置。
  8. 【請求項8】 前記識別信号記録再生手段は、前記記録
    媒体と相対的に移動して記録媒体に識別信号を記録再生
    するヘッドを有し、 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている判別手
    段の判別結果に基づき、前記選択された識別信号を消去
    する記録媒体上の位置に対して前記移動方向の前方から
    他の種類の識別信号が記録されていると判別されている
    ときに、当該他の識別信号の記録の終了位置から前記選
    択された識別信号を消去し、前記移動方向の後方に他の
    種類の識別信号が記録されていると判別されているとき
    には、選択された識別信号を消去してから他の識別信号
    を再記録するように制御することを特徴とする請求項5
    記載の識別信号記録装置。
  9. 【請求項9】 種類の異なる複数の識別信号を記録媒体
    に記録しかつ再生する識別信号記録再生手段と、 この識別信号記録再生手段で再生された識別信号の種類
    と記録媒体上の記録位置を判別する判別手段と、 この判別手段による判別結果を記憶する記憶手段と、 入力手段を有し、この入力手段により前記識別信号の1
    つを選択して前記識別信号記録再生手段を制御し、選択
    した識別信号を前記記録媒体の所定位置に記録する制御
    手段であって、前記記憶手段に記憶されている判別手段
    の判別結果に基づき選択した識別信号を記録する記録媒
    体上の位置を含む所定領域に他の種類の識別信号が記録
    されていることが判別されているときは、前記他の種類
    の識別信号の記録位置を避けて選択された識別信号の記
    録を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする識別信号記録装置。
  10. 【請求項10】 単位デジタル値がそれぞれ第1及び第
    2の形態をとり、複数の単位デジタル値の集合配列で所
    定の情報を表すように構成された複数種の第1の識別信
    号と、前記単位デジタル値に係わりなく前記第1及び第
    2の形態の配列集合で所定の情報を表すように構成され
    る第2の識別信号が記録された記録媒体と、 この記録媒体に前記第1及び第2の識別信号を記録再生
    する記録再生手段と、 この記録再生手段の再生出力から記録媒体に記録されて
    いる各識別信号の種類と記録位置を判別する判別手段
    と、 前記記録再生手段を制御して前記記録媒体の所定位置に
    所定の第1の識別信号を記録する制御手段であって、前
    記判別手段の判別結果により当該所定位置に他の種類の
    第1の識別信号と第2の識別信号が記録されていた場
    合、該他の種類の第1の識別信号と第2の識別信号を破
    壊することなく前記所定の第1の識別信号を記録する制
    御手段と、 を具備したことを特徴とする識別信号記録手段。
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