JPH07129922A - 多素子磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

多素子磁気ヘッドの製造方法

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JPH07129922A
JPH07129922A JP27974793A JP27974793A JPH07129922A JP H07129922 A JPH07129922 A JP H07129922A JP 27974793 A JP27974793 A JP 27974793A JP 27974793 A JP27974793 A JP 27974793A JP H07129922 A JPH07129922 A JP H07129922A
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JP
Japan
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gap
spacer
shield plate
glass
head
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JP27974793A
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English (en)
Inventor
Tadashi Kato
加藤  正
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッドコアとスペーサと、スペーサとシール
ド板とのそれぞれの隙間に流入させるガラスの充填を向
上させることを目的とする。 【構成】 フェライトからなる舟形コア26aと舟形コ
ア26bとをガラス28で接着して磁気ギャップ29を
形成し、磁気ギャップ29と直角方向にヘッドコア31
の幅Tを残して間隔Sで溝32を形成し、ヘッドコア3
1のそれぞれの側面に非磁性体の切妻形状33のスペー
サ34と、それぞれのスペーサ34との間にシールド板
35とを形成して、それぞれのヘッドコア31の間の溝
32に挿入すると共に、上面にモールドガラス36を溶
解してヘッドコア31とスペーサ34との隙間と、スペ
ーサ34とシールド板35との隙間にモールドガラス3
6を流入充填させてコアブロック37を形成して、コア
ブロック37の下面38と摺動面43を形成したフロン
ト部44を固定枠のケースに装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープレコーダ等の磁気
記録・再生に用いられる多素子磁気ヘッドの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下従来の多素子磁気ヘッドについて図
を参照しながら説明する。図5(a)は従来の多素子磁
気ヘッドを示す斜視図である。図5(b)は従来の多素
子磁気ヘッドを示す拡大斜視図である。図において、1
はヘッドコアであり、磁気ギャップ2を備えている。3
はヘッドコア1の側面に設けられたセラミック等からな
る非磁性体のスペーサ、4はスペーサ3の側面に設けら
れた磁性体からなるシールド板、5はヘッドコア1とス
ペーサ3とを接合しているガラス、6はスペーサ3とシ
ールド4とを接合しているガラス、7はアルミニューム
或いは真鍮等からなる固定枠、8は磁気記録媒体が摺動
する摺動面である。
【0003】このような多素子磁気ヘッドの製造方法に
ついて説明する。図6(a)は従来の多素子磁気ヘッド
のギャップバーの形成を示す斜視図である。図6(a)
に示すように、フェライトからなる舟形コア8aのギャ
ップ対向面9aと舟形コア8bのギャップ対向面9bと
を突き合わせ、突き合わせた舟形コア8aと舟形コア8
bの谷間にガラス10を溶解して、舟形コア8aと舟形
コア8bをガラス10で接着して磁気ギャップ11を形
成してギャップバー12を形成する。次に、図6(b)
は従来の多素子磁気ヘッドのトラックの形成を示す斜視
図である。図6(b)に示すように、ギャップバー12
の磁気ギャップ11と直角方向に磁気記録・再生のトラ
ックフォーマットに合わせてヘッドコア13の幅Tを残
して間隔Sで溝14をそれぞれ形成する。
【0004】次に、図6(c)は従来の多素子磁気ヘッ
ドのシールド板とスペーサの挿入を示す斜視図である。
図6(c)に示すように、ギャップバー12のそれぞれ
のヘッドコア13のそれぞれの側面にセラミック等から
なる非磁性体のスペーサ15を形成し、それぞれのスペ
ーサ15との間に磁性体からなるシールド板16を形成
して、スペーサ15とシールド板16とをそれぞれのヘ
ッドコア13の間の溝14に挿入する。次に、図6
(d)は従来の多素子磁気ヘッドのガラスの充填を示す
斜視図である。図6(d)に示すように、ギャップバー
12のそれぞれのヘッドコア13の間の溝14にスペー
サ15とシールド板16とを挿入した上面にガラス17
をのせた状態で治具(図示せず)にセットして、ガラス
17を溶解してヘッドコア13とスペーサ15との隙間
と、スペーサ15とシールド板16との隙間にガラス1
7を流入充填させてそれぞれを接着してコアブロック1
8を形成する。
【0005】次に、図6(e)は従来の多素子磁気ヘッ
ドのフロント部の加工を示す斜視図である。図6(e)
に示すように、コアブロック18の下面19から加工し
て点線20に示すように下面21を形成する。さらに、
コアブロック18の上面22から加工して点線23に示
すように摺動面24を形成して、磁気ヘッドのフロント
部25を形成する。このような磁気ヘッドのフロント部
25を固定枠のケースに装着して多素子磁気ヘッドを完
成させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の製造方法
では、ヘッドコア13とスペーサ15の間と、スペーサ
15とシールド板16の間とのそれぞれの隙間にガラス
17を流入充填させて摺動面24を形成している。しか
しながら、点線23に示した摺動面24のそれぞれの隙
間にガラス17が十分充填しないで摺動面24に空隙が
一部残存している。
【0007】磁気記録媒体が走行すると残存した摺動面
24の空隙によって、磁気記録媒体面が損傷され、磁気
記録媒体が削られる。削られた磁気記録媒体の微粉が摺
動面24の空隙につまり、この空隙につまった微粉がノ
イズを発生させるという問題点を有していた。
【0008】本発明は上記の問題点を解決するもので、
ヘッドコアとスペーサと、スペーサとシールド板とのそ
れぞれの隙間に流入させるガラスの充填を向上させた多
素子磁気ヘッドの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の多素子磁気ヘッドの製造方法は、対向する2
つのコアの谷間にガラスを溶解して磁気ギャップを有す
るギャップバーを形成する工程と、前記ギャップバーを
前記磁気ギャップと直角方向に溝を形成してヘッドコア
を形成する工程と、切妻形状のスペーサとシールド板と
を形成すると共に対向する2つの前記スぺーサの間に前
記シールド板を挟んで前記溝に挿入する工程と、前記溝
に挿入した前記ヘッドコアと前記スぺーサと前記シール
ド板の上面にモールドガラスをのせて、それぞれの隙間
にモールドガラスを充填する工程を有している。
【0010】
【作用】この製造方法によって、ヘッドコアとスペー
サ、スペーサとシールド板との間にガラスを充填させた
摺動面の空隙を減少させることができる。
【0011】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例の多素子磁気ヘッド
の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図
1(a)は本発明の一実施例における多素子磁気ヘッド
のキャップバーの形成を示す斜視図である。図1(a)
に示すように、フェライトからなる舟形コア26aのギ
ャップ対向面27aと舟形コア26bのギャップ対向面
27bとを突き合わせ、突き合わせた舟形コア26aと
舟形コア26bの谷間にガラス28を溶解して、舟形コ
ア26aと舟形コア26bをガラス28で接着して磁気
ギャップ29を形成してギャップバー30を形成する。
次に、図1(b)は一実施例における多素子磁気ヘッド
のトラックの形成を示す斜視図である。図1(b)に示
すように、ギャップバー30の磁気ギャップ29と直角
方向に磁気記録・再生のトラックフォーマットに合わせ
てヘッドコア31の幅Tを残して間隔Sで溝32をそれ
ぞれ形成する。
【0012】次に、図1(c)は一実施例における多素
子磁気ヘッドのシールド板とスペーサの挿入を示す斜視
図である。図1(c)に示すように、ギャップバー30
のそれぞれのヘッドコア31のそれぞれの側面にセラミ
ック等からなる非磁性体の切妻形状33のスペーサ34
を形成し、それぞれのスペーサ34との間に磁性体から
なるシールド板35を形成して、スペーサ34とシール
ド板35とをそれぞれのヘッドコア31の間の溝32に
挿入する。次に、図1(d)は一実施例における多素子
磁気ヘッドのガラスの充填を示す斜視図である。図1
(d)に示すように、ギャップバー30のそれぞれのヘ
ッドコア31の間の溝32にスペーサ34とシールド板
35とを挿入した上面にモールドガラス36をのせた状
態で治具(図示せず)にセットして、モールドガラス3
6を溶解してヘッドコア31とスペーサ34との隙間
と、スペーサ34とシールド板35との隙間にモールド
ガラス36を流入充填させてそれぞれを接着してコアブ
ロック37を形成する。
【0013】図1(e)は一実施例における多素子磁気
ヘッドのフロント部の加工を示す断面図であり、図1
(e)に示すように、コアブロック37の下面38から
加工していき点線39に示すように下面40を形成す
る。さらに、コアブロック37の上面41から加工して
いき点線42に示すように摺動面43を形成して、磁気
ヘッドのフロント部44を形成する。このような磁気ヘ
ッドのフロント部44を固定枠のケースに装着して多素
子磁気ヘッドを完成させる。
【0014】このようにスペーサ34を切妻形状33に
することによって最終の摺動面43の形状に近づけら
れ、近づけられた状態でモールドガラス36を流入充填
させているので、ヘッドコア31とスペーサ34との隙
間と、スペーサ34とシールド板35との隙間にモール
ドガラス36を流入させる距離も短くなるので、モール
ドガラス36の充填が安定し空隙の発生を低減させるこ
とができる。
【0015】又、多素子磁気ヘッドの製造方法において
は、磁気ギャップ29を形成しているガラス28と、ヘ
ッドコア31とスペーサ34との隙間とスペーサ34と
シールド板35との隙間に充填しているモールドガラス
36との温度差が、ガラス28に対して50℃低温でモ
ールドガラス36が充填できることが望ましく、それは
モールドガラス36の処理温度が磁気ギャップ29を形
成しているガラス28の処理温度に近づくと磁気ヘッド
特性でもっとも重要な磁気ギャップ29が変化するから
である。さらに、磁気ヘッドを構成しているヘッドコア
31と磁気ギャップ29を形成しているガラス28との
熱膨脹係数の差が小さく、又、ヘッドコア31とスペー
サ34とシールド板35とモールドガラス36との熱膨
脹係数の差を小さくすることによって加工によるクラッ
ク等を減少させることができる。
【0016】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。本実施例は前述し
た実施例1の図1(b)に示した工程までは実施例1と
同じ工程で形成するので説明は省略し、それ以降につい
て以下説明する。図2(a)は本発明の第2の実施例に
おける多素子磁気ヘッドのシールド板とスペーサの挿入
を示す斜視図である。図2(a)に示すように、ギャッ
プバー30のそれぞれのヘッドコア31のそれぞれの側
面にセラミック等からなる非磁性体の切妻形状33のス
ペーサ34を形成し、それぞれのスペーサ34との間に
磁性体からなる切妻形状45のシールド板46を形成し
て、スペーサ34とシールド板46とをそれぞれのヘッ
ドコア31の間の溝32に挿入する。次に、図2(b)
は第2の実施例における多素子磁気ヘッドのガラスの充
填を示す斜視図である。図2(b)に示すように、ギャ
ップバー30のそれぞれのヘッドコア31の間の溝32
にスペーサ34とシールド板46とを挿入した上面にモ
ールドガラス36をのせた状態で治具(図示せず)にセ
ットして、モールドガラス36を溶解してヘッドコア3
1とスペーサ34との隙間と、スペーサ34とシールド
板46との隙間にモールドガラス36を流入充填させて
それぞれを接着してコアブロック47を形成する。
【0017】このように形成したコアブロック47を実
施例1の図1(e)に示した工程でコアブロック47の
上下面からそれぞれ加工して磁気ヘッドのフロント部を
形成することができ、フロント部を固定枠のケースに装
着して多素子磁気ヘッドを完成させる。このようにスペ
ーサ34を切妻状33にすると共に、シールド板46を
切妻状45にすることによって最終の摺動面43の形状
に近づけられ、近づけられた状態でモールドガラス36
を流入充填させているので、ヘッドコア31とスペーサ
34との隙間と、スペーサ34とシールド板46との隙
間にモールドガラス36を流入させる距離も短くなるの
で、モールドガラス36の充填が安定し空隙の発生を低
減させることができる。
【0018】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。本実施例は前述し
た実施例1の図1(a)に示した工程までは実施例1と
同じ工程で形成するので説明は省略し、それ以降につい
て以下説明する。図3(a)は本発明の第3の実施例に
おける多素子磁気ヘッドのギャップバーの形成を示す斜
視図である。図3(a)に示すように、ギャップバー3
0の磁気ギャップ29と平行にW形状48の溝49を形
成してギャップブロック50にする。次に、図3(b)
は第3の実施例における多素子磁気ヘッドのトラックの
形成を示す斜視図である。図3(b)に示すように、ギ
ャップブロック50の磁気ギャップ29と直角方向に磁
気記録・再生のトラックフォーマットに合わせてヘッド
コア51の幅Tを残して間隔Sで溝52をそれぞれ形成
する。
【0019】次に、図3(c)は第3の実施例における
多素子磁気ヘッドのシールド板とスペーサの挿入を示す
斜視図である。図3(c)に示すように、ギャップブロ
ック50のそれぞれのヘッドコア51のそれぞれの側面
にセラミック等からなる非磁性体の切妻形状33のスペ
ーサ34を形成し、それぞれのスペーサ34との間に磁
性体からなる切妻形状45のシールド板46を形成し
て、スペーサ34とシールド板46とをそれぞれのヘッ
ドコア51の間の溝52に挿入する。次に、図3(d)
は第3の実施例における多素子磁気ヘッドのガラスの充
填を示す斜視図である。図3(d)に示すように、ギャ
ップブロック50のそれぞれのヘッドコア51の間の溝
52にスペーサ34とシールド板46とを挿入した上面
にモールドガラス36をのせた状態で治具(図示せず)
にセットして、モールドガラス36を溶解してヘッドコ
ア51とスペーサ34との隙間と、スペーサ34とシー
ルド板46との隙間にモールドガラス36を流入充填さ
せてそれぞれを接着してコアブロック53を形成する。
【0020】このように形成したコアブロック53を実
施例1の図1(e)に示した工程でコアブロック53の
上下面からそれぞれ加工して磁気ヘッドのフロント部を
形成することができ、フロント部を固定枠のケースに装
着して多素子磁気ヘッドを完成させる。このようにヘッ
ドコア51の上面部をW形状48にすると共に、スペー
サ34とシールド板46をそれぞれ切妻形状32、45
にすることによって最終の摺動面43の形状に近づけら
れ、近づけられた状態でモールドガラス36を流入充填
させているので、ヘッドコア51とスペーサ34との隙
間と、スペーサ34とシールド板46との隙間にモール
ドガラス36を流入させる距離も短くなるので、モール
ドガラス36の充填が安定し空隙の発生を低減させるこ
とができる。
【0021】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。本実施例は前述し
た実施例1の図1(a)に示した工程までは実施例1と
同じ工程で形成するので説明は省略し、それ以降につい
て以下説明する。図4(a)は本発明の第4の実施例に
おける多素子磁気ヘッドのギャップバーの形成を示す斜
視図である。図4(a)に示すように、ギャップバー3
0の磁気ギャップ29と平行に上面部を切妻形状54に
形成してギャップブロック55にする。次に、図4
(b)は第4の実施例における多素子磁気ヘッドのトラ
ックの形成を示す斜視図である。図4(b)に示すよう
に、ギャップブロック55の磁気ギャップ29と直角方
向に磁気記録・再生のトラックフォーマットに合わせて
ヘッドコア56の幅Tを残して間隔Sで溝57をそれぞ
れ形成する。
【0022】次に、図4(c)は第4の実施例における
多素子磁気ヘッドのシールド板とスペーサの挿入を示す
斜視図である。図4(c)に示すように、ギャップブロ
ック55のそれぞれのヘッドコア56のそれぞれの側面
にセラミック等からなる非磁性体の切妻形状33のスペ
ーサ34を形成し、それぞれのスペーサ34との間に磁
性体からなる切妻形状45のシールド板46を形成し
て、スペーサ34とシールド板46とをそれぞれのヘッ
ドコア56の間の溝57に挿入する。次に、図4(d)
は第4の実施例における多素子磁気ヘッドのガラスの充
填を示す斜視図である。図4(d)に示すように、ギャ
ップブロック55のそれぞれのヘッドコア56の間の溝
57にスペーサ34とシールド板46とを挿入した上面
にモールドガラス36をのせた状態で治具(図示せず)
にセットして、モールドガラス36を溶解してヘッドコ
ア55とスペーサ34との隙間と、スペーサ34とシー
ルド板46との隙間にモールドガラス36を流入充填さ
せてそれぞれを接着してコアブロック58を形成する。
【0023】このように形成したコアブロック58を実
施例1の図1(e)に示した工程でコアブロック58の
上下面からそれぞれ加工して磁気ヘッドのフロント部を
形成することができ、フロント部を固定枠のケースに装
着して多素子磁気ヘッドを完成させる。このようにヘッ
ドコア56の上面部を切妻形状54にすると共に、スペ
ーサ34とシールド板46をそれぞれ切妻形状32、4
5にすることによって最終の摺動面43の形状に近づけ
られ、近づけられた状態でモールドガラス36を流入充
填させているので、ヘッドコア56とスペーサ34との
隙間と、スペーサ34とシールド板46との隙間にモー
ルドガラス36を流入させる距離も短くなるので、モー
ルドガラス36の充填が安定し空隙の発生を低減させる
ことができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明は、切妻形状のスペ
ーサを形成して、2つのスペーサの間にシールド板を挟
みそれぞれのヘッドコアの間隔を構成する溝に挿入し
て、それぞれの隙間にモールドガラスを流入させるとモ
ールドガラスの充填が安定して、摺動面の空隙の発生を
減少させることができる優れた磁気ヘッドの製造方法を
実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例における多素子磁気
ヘッドのギャップバーの形成を示す斜視図 (b)は一実施例における多素子磁気ヘッドのトラック
の形成を示す斜視図 (c)は一実施例における多素子磁気ヘッドのシールド
板とスペーサの挿入を示す斜視図 (d)は一実施例における多素子磁気ヘッドのガラスの
充填を示す斜視図 (e)は一実施例における多素子磁気ヘッドのフロント
部の加工を示す斜視図
【図2】(a)は本発明の第2の実施例における多素子
磁気ヘッドのシールド板とスペーサの挿入を示す斜視図 (b)は第2の実施例における多素子磁気ヘッドのガラ
スの充填を示す斜視図
【図3】(a)は本発明の第3の実施例における多素子
磁気ヘッドのギャップバーの形成を示す斜視図 (b)は第3の実施例における多素子磁気ヘッドのトラ
ックの形成を示す斜視図 (c)は第3の実施例における多素子磁気ヘッドのシー
ルド板とスペーサの挿入を示す斜視図 (d)は第3の実施例における多素子磁気ヘッドのガラ
スの充填を示す斜視図
【図4】(a)は本発明の第4の実施例における多素子
磁気ヘッドのギャップバーの形成を示す斜視図 (b)は第4の実施例における多素子磁気ヘッドのトラ
ックの形成を示す斜視図 (c)は第4の実施例における多素子磁気ヘッドのシー
ルド板とスペーサの挿入を示す斜視図 (d)は第4の実施例における多素子磁気ヘッドのガラ
スの充填を示す斜視図
【図5】(a)は従来の多素子磁気ヘッドを示す斜視図 (b)は従来の多素子磁気ヘッドを示す拡大斜視図
【図6】(a)は従来の多素子磁気ヘッドのギャップバ
ーの形成を示す斜視図 (b)は従来の多素子磁気ヘッドのトラックの形成を示
す斜視図 (c)は従来の多素子磁気ヘッドのシールド板とスペー
サの挿入を示す斜視図 (d)は従来の多素子磁気ヘッドのガラスの充填を示す
斜視図 (e)は従来の多素子磁気ヘッドのフロント部の加工を
示す斜視図
【符号の説明】
26a,26b 舟形コア 27a,27b ギャップ対向面 28 ガラス 29 磁気ギャップ 30 ギャップバー 31,51,56 ヘッドコア 32,49,52,57 溝 33,45,54 切妻形状 34 スペーサ 35,46 シールド板 36 モールドガラス 37,47,53,58 コアブロック 38,40 下面 39,42 点線 41 上面 43 摺動面 44 フロント部 48 W形状 50,55 ギャップブロック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する2つのコアの谷間にガラスを溶解
    して磁気ギャップを有するギャップバーを形成する工程
    と、前記ギャップバーを前記磁気ギャップと直角方向に
    溝を形成してヘッドコアを形成する工程と、切妻形状の
    スペーサとシールド板とを形成すると共に対向する2つ
    の前記スぺーサの間に前記シールド板を挟んで前記溝に
    挿入する工程と、前記溝に挿入した前記ヘッドコアと前
    記スぺーサと前記シールド板の上面にモールドガラスを
    のせて、それぞれの隙間にモールドガラスを充填する工
    程を有することを特徴とする多素子磁気ヘッドの製造方
    法。
  2. 【請求項2】対向する2つのコアの谷間にガラスを溶解
    して磁気ギャップを有するギャップバーを形成する工程
    と、前記ギャップバーを前記磁気ギャップと直角方向に
    溝を形成してヘッドコアを形成する工程と、切妻形状の
    スペーサと切妻形状のシールド板とを形成すると共に対
    向する2つの前記スぺーサの間に前記シールド板を挟ん
    で前記溝に挿入する工程と、前記溝に挿入した前記ヘッ
    ドコアと前記スぺーサと前記シールド板の上面にモール
    ドガラスをのせて、それぞれの隙間にモールドガラスを
    充填する工程を有することを特徴とする多素子磁気ヘッ
    ドの製造方法。
  3. 【請求項3】対向する2つのコアの谷間にガラスを溶解
    して磁気ギャップを有すギャップバーを形成する工程
    と、前記ギャップバーの上面を前記磁気ギャップと平行
    にW形状の溝を形成すると共に前記磁気ギャップと直角
    方向に溝を形成してヘッドコアを形成する工程と、切妻
    形状のスペーサと切妻形状のシールド板とを形成すると
    共に対向する2つの前記スぺーサの間に前記シールド板
    を挟んで前記溝に挿入する工程と、前記溝に挿入した前
    記ヘッドコアと前記スぺーサと前記シールド板の上面に
    モールドガラスをのせて、それぞれの隙間にモールドガ
    ラスを充填する工程を有することを特徴とする多素子磁
    気ヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】対向する2つのコアの谷間にガラスを溶解
    して磁気ギャップを有すギャップバーを形成する工程
    と、前記ギャップバーの上面を前記磁気ギャップと平行
    に切妻形状に形成すると共に前記磁気ギャップと直角方
    向に溝を形成してヘッドコアを形成する工程と、切妻形
    状のスペーサと切妻形状のシールド板とを形成すると共
    に対向する2つの前記スぺーサの間に前記シールド板を
    挟んで前記溝に挿入する工程と、前記溝に挿入した前記
    ヘッドコアと前記スぺーサと前記シールド板の上面にモ
    ールドガラスをのせて、それぞれの隙間にモールドガラ
    スを充填する工程を有することを特徴とする多素子磁気
    ヘッドの製造方法。
JP27974793A 1993-11-09 1993-11-09 多素子磁気ヘッドの製造方法 Pending JPH07129922A (ja)

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EP0840924A1 (en) * 1995-07-26 1998-05-13 Quantum Corporation Method and apparatus for multiple channel head assembly
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