JPH0712976Y2 - フオ−カルプレ−ンシヤツタ - Google Patents
フオ−カルプレ−ンシヤツタInfo
- Publication number
- JPH0712976Y2 JPH0712976Y2 JP14976286U JP14976286U JPH0712976Y2 JP H0712976 Y2 JPH0712976 Y2 JP H0712976Y2 JP 14976286 U JP14976286 U JP 14976286U JP 14976286 U JP14976286 U JP 14976286U JP H0712976 Y2 JPH0712976 Y2 JP H0712976Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- blade
- trailing blade
- shutter
- trailing
- Prior art date
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- Shutters For Cameras (AREA)
- Shutter-Related Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、先羽根群と後羽根群とを備え、後羽根群がシ
ャッタチャージの最終行程付近でスタート位置(折り畳
み位置)へ戻されるタイプのフォーカルプレーンシャッ
タに関する。
ャッタチャージの最終行程付近でスタート位置(折り畳
み位置)へ戻されるタイプのフォーカルプレーンシャッ
タに関する。
一般に先羽根群と後羽根群を備えたフォーカルプレーン
シャッタにおいては、シャッタチャージ時に先羽根群は
アパーチャを覆う位置(展開位置)へ、また後羽根群は
アパーチャを覆わない位置(折り畳み位置)へそれぞれ
持ち来されるが、その際シンクロ発光のための可動接点
部材と固定接点との間においては、可動接点部材の解除
(固定接点からの離反)を後係止レバーあるいは後羽根
駆動レバーの作動に連動して行っていることが通常であ
った。
シャッタにおいては、シャッタチャージ時に先羽根群は
アパーチャを覆う位置(展開位置)へ、また後羽根群は
アパーチャを覆わない位置(折り畳み位置)へそれぞれ
持ち来されるが、その際シンクロ発光のための可動接点
部材と固定接点との間においては、可動接点部材の解除
(固定接点からの離反)を後係止レバーあるいは後羽根
駆動レバーの作動に連動して行っていることが通常であ
った。
こうした構成のフォーカルプレンシャツタにおいては、
シャッタチャージ時において先羽根駆動レバーのセット
タイミングと後係止部材または後羽根駆動レバーのセッ
トタイミングとを十分に考慮しておかないと、シャッタ
チャージ時に可動接点が固定接点と不用意に接触してし
まい誤発光をしてしまうという不都合があった。
シャッタチャージ時において先羽根駆動レバーのセット
タイミングと後係止部材または後羽根駆動レバーのセッ
トタイミングとを十分に考慮しておかないと、シャッタ
チャージ時に可動接点が固定接点と不用意に接触してし
まい誤発光をしてしまうという不都合があった。
本考案の目的は、上述した不都合な点を解消するフォー
カルプレンシャッタを提供することにある。
カルプレンシャッタを提供することにある。
本考案のフォーカルプレンシャッタによれば、シャッタ
チャージ動作時およびシャッタセット状態には前記先羽
根駆動アームが前記可動接点部材を係止するものとし、
露光時には前記先羽根駆動アームによる係止が外れて可
動接点と固定接点とが閉鎖され、そののち前記後羽根操
作レバーが前記可動接点部材を当接している固定接点よ
り離反させ、前記後羽根操作レバーのセット状態への移
行動作時に、上記離反の解除が行われるようにしたこと
により達成される。
チャージ動作時およびシャッタセット状態には前記先羽
根駆動アームが前記可動接点部材を係止するものとし、
露光時には前記先羽根駆動アームによる係止が外れて可
動接点と固定接点とが閉鎖され、そののち前記後羽根操
作レバーが前記可動接点部材を当接している固定接点よ
り離反させ、前記後羽根操作レバーのセット状態への移
行動作時に、上記離反の解除が行われるようにしたこと
により達成される。
以下本考案を第1図〜第3図に示した実施例によって説
明する。第1図はセット前の状態を示す要部平面図、第
2図はセット操作途上の状態を示す要部平面図、第3図
はセット後の状態を示す要部平面図であり、図に示す各
部材は図示省略されているがアパーチャを有するチャッ
ター地板上に配設されている。
明する。第1図はセット前の状態を示す要部平面図、第
2図はセット操作途上の状態を示す要部平面図、第3図
はセット後の状態を示す要部平面図であり、図に示す各
部材は図示省略されているがアパーチャを有するチャッ
ター地板上に配設されている。
図において、1は、後記副セットレバーと共にセット部
材を構成する主セットレバーで、軸2を中心に回動自在
に保持されていると共に、バネ3によって左旋習性を付
与されており、一対のストッパ(一方のみ図示)によっ
て第1図示の位置と第2図示の位置との間のみで回動自
在であるように設置されている。4は、主セットレバー
1に軸支したローラで、後記後羽根駆動アームのローラ
と係接可能とされている。5は、軸6に回動自在に保持
された副セットレバーで、連結枢軸7,8により連結レバ
ー9を介して前記主セットレバー1に連結されており、
主セットレバー1の回動に連動して回転する。10は、副
セットレバー5に軸支したローラで、後記先羽根駆動ア
ームのローラと係接可能とされている。11は、連結枢軸
8に軸支したローラで、後記後羽根係止部材と係接可能
とされている。
材を構成する主セットレバーで、軸2を中心に回動自在
に保持されていると共に、バネ3によって左旋習性を付
与されており、一対のストッパ(一方のみ図示)によっ
て第1図示の位置と第2図示の位置との間のみで回動自
在であるように設置されている。4は、主セットレバー
1に軸支したローラで、後記後羽根駆動アームのローラ
と係接可能とされている。5は、軸6に回動自在に保持
された副セットレバーで、連結枢軸7,8により連結レバ
ー9を介して前記主セットレバー1に連結されており、
主セットレバー1の回動に連動して回転する。10は、副
セットレバー5に軸支したローラで、後記先羽根駆動ア
ームのローラと係接可能とされている。11は、連結枢軸
8に軸支したローラで、後記後羽根係止部材と係接可能
とされている。
12は、軸13を中心に回動自在に保持された先羽根駆動ア
ームで、バネ14によって右旋習性を付与され、第1図の
セット前の状態においては図示せぬストッパに当接して
これ以上の右旋を阻止されている。12aは、先羽根駆動
アーム12に形成された被係止部で、該被係止部12aが先
羽根駆動アーム12のチャージ状態において後記係止レバ
ーに係合される。15は、先羽根駆動アーム12に植設した
ピンで、該ピン15によって図示せぬ先羽根が先羽根操作
アームを介して駆動されるようになっており、第1図の
位置では先羽根がシャッターのアパーチャを開放した状
態にある。16は、先羽根駆動アーム12上に軸12bにより
軸支したローラで、前記ローラ10と係接可能とされてい
る。17は、軸18を中心に回動自在に保持された先係止レ
バーで、バネ19によって左旋習性を付与されていると共
に、第1図の状態では図示せぬストッパによってこれ以
上の左旋を阻止されている。17aは、前記先羽根駆動ア
ーム12の被係止部12aを係留するために上記先係止レバ
ー17に形成された係止部である。
ームで、バネ14によって右旋習性を付与され、第1図の
セット前の状態においては図示せぬストッパに当接して
これ以上の右旋を阻止されている。12aは、先羽根駆動
アーム12に形成された被係止部で、該被係止部12aが先
羽根駆動アーム12のチャージ状態において後記係止レバ
ーに係合される。15は、先羽根駆動アーム12に植設した
ピンで、該ピン15によって図示せぬ先羽根が先羽根操作
アームを介して駆動されるようになっており、第1図の
位置では先羽根がシャッターのアパーチャを開放した状
態にある。16は、先羽根駆動アーム12上に軸12bにより
軸支したローラで、前記ローラ10と係接可能とされてい
る。17は、軸18を中心に回動自在に保持された先係止レ
バーで、バネ19によって左旋習性を付与されていると共
に、第1図の状態では図示せぬストッパによってこれ以
上の左旋を阻止されている。17aは、前記先羽根駆動ア
ーム12の被係止部12aを係留するために上記先係止レバ
ー17に形成された係止部である。
20は、軸21を中心に回動自在に保持された後羽根駆動ア
ームで、バネ22によって右旋習性を付与されており、後
記後羽根操作レバーを駆動するための作動部20aと、後
記後係止レバーに係止される被係止部20bとを備えてい
ると共に、前記主セットレバー1のローラ4と係接可能
なローラ23を軸支している。24は、前記軸21を中心に回
動自在に保持された後羽根操作レバーで、バネ25によっ
て左旋習性を付与されており、前記後羽根駆動アーム20
の作動部20aと係接する小ピン26と、後記後連結レバー
と係合する同心の大ピン27と、後記X解除レバーと係接
するピン28とを備えている。そして、後羽根駆動アーム
20を付勢するバネ22と、後羽根操作レバー24を付勢する
バネ25のバネ力は、バネ22の方がバネ25よりも大きく設
定されており、この結果第1図示のセット前の状態にお
いては、前記作動部20aがピン26を押圧して後羽根操作
レバー24を右旋限界まで回動させ、該後羽根操作レバー
24はこの位置で図示せぬストッパに当接してこれ以上の
右旋を阻止されている。また、後羽根操作レバー24の前
記ピン27は、図示せぬ後羽根を後羽根操作アームを介し
て駆動するようになっており、第1図の位置では後羽根
がシャッターのアパーチャを閉塞した状態にある。
ームで、バネ22によって右旋習性を付与されており、後
記後羽根操作レバーを駆動するための作動部20aと、後
記後係止レバーに係止される被係止部20bとを備えてい
ると共に、前記主セットレバー1のローラ4と係接可能
なローラ23を軸支している。24は、前記軸21を中心に回
動自在に保持された後羽根操作レバーで、バネ25によっ
て左旋習性を付与されており、前記後羽根駆動アーム20
の作動部20aと係接する小ピン26と、後記後連結レバー
と係合する同心の大ピン27と、後記X解除レバーと係接
するピン28とを備えている。そして、後羽根駆動アーム
20を付勢するバネ22と、後羽根操作レバー24を付勢する
バネ25のバネ力は、バネ22の方がバネ25よりも大きく設
定されており、この結果第1図示のセット前の状態にお
いては、前記作動部20aがピン26を押圧して後羽根操作
レバー24を右旋限界まで回動させ、該後羽根操作レバー
24はこの位置で図示せぬストッパに当接してこれ以上の
右旋を阻止されている。また、後羽根操作レバー24の前
記ピン27は、図示せぬ後羽根を後羽根操作アームを介し
て駆動するようになっており、第1図の位置では後羽根
がシャッターのアパーチャを閉塞した状態にある。
29は、軸30を中心に回動自在に保持されたX解除レバー
で、バネ31によって右旋習性を付与されており、前記後
羽根操作レバー24のピン28と係接する係合部29aと、後
記X接点レバーと係接する係合部29bとを備えている。
そして第1図の状態では上記係合部29aがピン28と当接
することによって、X解除レバー29はこれ以上の右旋を
阻止されている。32は前記軸2を中心に回動自在に保持
されたX接点レバーで、バネ33によって左旋習性を付与
されており、前記X解除レバー29の係合部29bと係合す
る係合部32aと、X接点装置の接片34と接触可能の接触
部32bと、前記軸12bと係接可能の側面32cとを備えてい
る。35は、大径部と小径部を有するストッパーピンで、
大径部は前記主セットレバー1の左旋を阻止するのに役
立ち、小径部はX解除レバー29の右旋を阻止するのに役
立っている。
で、バネ31によって右旋習性を付与されており、前記後
羽根操作レバー24のピン28と係接する係合部29aと、後
記X接点レバーと係接する係合部29bとを備えている。
そして第1図の状態では上記係合部29aがピン28と当接
することによって、X解除レバー29はこれ以上の右旋を
阻止されている。32は前記軸2を中心に回動自在に保持
されたX接点レバーで、バネ33によって左旋習性を付与
されており、前記X解除レバー29の係合部29bと係合す
る係合部32aと、X接点装置の接片34と接触可能の接触
部32bと、前記軸12bと係接可能の側面32cとを備えてい
る。35は、大径部と小径部を有するストッパーピンで、
大径部は前記主セットレバー1の左旋を阻止するのに役
立ち、小径部はX解除レバー29の右旋を阻止するのに役
立っている。
36は、軸37を中心に回動可能に保持された後連結レバー
で、妄りに回動することのないように軸37との間には適
度の摩擦力が作用するように取付けられており、前記連
結枢軸8に軸支されたローラ11と係接可能な被押圧部36
aと、前記後羽根操作レバー24の大ピン27と係接する側
面36bと、ロック部36cと、これに続く後羽根戻りタイミ
ング規制用側面36dとを備えている。そして後連結レバ
ー36は、ストッパーピン37′により第1図の位置と第2
図または第3図の位置との間でのみ回動し得るようにな
っている。38は、前記軸37を中心に回動自在に保持され
たミラー復元レバーで、前記後羽根操作レバー24の小ピ
ン26と当接する側面38a,38bと、図示せぬミラーを復元
させるためのアーム部38cとを備えている。前記後連結
レバー36とミラー復元レバー38との間には、これらをた
がいに引き合うバネ39が張られている。従って、第1図
示の状態では前記小ピン26は前記後羽根駆動アーム20の
作動部20aとミラー復元レバー38の側面39bとにより挟み
付けられた状態となっている。また、ミラー復元レバー
38の左旋は前記ストッパーピン37′により阻止される。
で、妄りに回動することのないように軸37との間には適
度の摩擦力が作用するように取付けられており、前記連
結枢軸8に軸支されたローラ11と係接可能な被押圧部36
aと、前記後羽根操作レバー24の大ピン27と係接する側
面36bと、ロック部36cと、これに続く後羽根戻りタイミ
ング規制用側面36dとを備えている。そして後連結レバ
ー36は、ストッパーピン37′により第1図の位置と第2
図または第3図の位置との間でのみ回動し得るようにな
っている。38は、前記軸37を中心に回動自在に保持され
たミラー復元レバーで、前記後羽根操作レバー24の小ピ
ン26と当接する側面38a,38bと、図示せぬミラーを復元
させるためのアーム部38cとを備えている。前記後連結
レバー36とミラー復元レバー38との間には、これらをた
がいに引き合うバネ39が張られている。従って、第1図
示の状態では前記小ピン26は前記後羽根駆動アーム20の
作動部20aとミラー復元レバー38の側面39bとにより挟み
付けられた状態となっている。また、ミラー復元レバー
38の左旋は前記ストッパーピン37′により阻止される。
40は、軸41を中心に回動自在に保持された後係止レバー
で、バネ42によって右旋習性を付与されていると共に、
第1図示の状態では図示せぬストッパに当接してこれ以
上の右旋を阻止されている。40aは、前記後羽根駆動ア
ーム20の被係止部20bを係留するために上記後係止レバ
ー40に形成された係止部である。
で、バネ42によって右旋習性を付与されていると共に、
第1図示の状態では図示せぬストッパに当接してこれ以
上の右旋を阻止されている。40aは、前記後羽根駆動ア
ーム20の被係止部20bを係留するために上記後係止レバ
ー40に形成された係止部である。
次に動作について説明する。
上述した構成において、いま第1図のセット前(撮影終
了直後)の状態から、第2図示のように主セットレバー
1を右旋させること、これに伴って連結レバー9を介し
て副セットレバー5も右旋する。この両セットレバー1,
5の右旋によって、主セットレバー1のローラ4が前記
後羽根駆動アーム20のローラ23に、また、副セットレバ
ー5のローラ10が前記先羽根駆動アーム12のローラ16に
夫々当接し、先羽根駆動アーム12をそのバネ14に抗して
(バネ14をチャージしつつ)左旋させて先羽根をアパー
チャの開放位置から閉塞位置に移行させると共に、同じ
く後羽根駆動アーム20をそのバネ22に抗して(バネ22を
チャージしつつ)左旋させる。この際、後羽根操作レバ
ー24は、前記後羽根駆動アーム20の左旋に伴い追従微動
するが、大ピン27が前記後連結レバー36のロック部36c
に係合して、その後の左旋を阻止されるので、後羽根を
アパーチャを閉塞させている位置に留まる。一方、前記
先羽根駆動アーム12の上記左旋に伴い軸12bが前記X接
点レバー32の側面32cと係接するに至り、X解除レバー2
9が後羽根操作レバー24の前記追従微動によるピン28の
移動により右旋したとしても、X接点レバー32を第1図
示の位置(接触部32bが接片34に接触しない位置)に保
持する。
了直後)の状態から、第2図示のように主セットレバー
1を右旋させること、これに伴って連結レバー9を介し
て副セットレバー5も右旋する。この両セットレバー1,
5の右旋によって、主セットレバー1のローラ4が前記
後羽根駆動アーム20のローラ23に、また、副セットレバ
ー5のローラ10が前記先羽根駆動アーム12のローラ16に
夫々当接し、先羽根駆動アーム12をそのバネ14に抗して
(バネ14をチャージしつつ)左旋させて先羽根をアパー
チャの開放位置から閉塞位置に移行させると共に、同じ
く後羽根駆動アーム20をそのバネ22に抗して(バネ22を
チャージしつつ)左旋させる。この際、後羽根操作レバ
ー24は、前記後羽根駆動アーム20の左旋に伴い追従微動
するが、大ピン27が前記後連結レバー36のロック部36c
に係合して、その後の左旋を阻止されるので、後羽根を
アパーチャを閉塞させている位置に留まる。一方、前記
先羽根駆動アーム12の上記左旋に伴い軸12bが前記X接
点レバー32の側面32cと係接するに至り、X解除レバー2
9が後羽根操作レバー24の前記追従微動によるピン28の
移動により右旋したとしても、X接点レバー32を第1図
示の位置(接触部32bが接片34に接触しない位置)に保
持する。
そして、主セットレバー1がその最右旋位置の所謂オー
バーチャージの位置に至ると(第2図はこの状態を示し
ている)、前記ローラ11が前記後連結レバー36の被押圧
部36aと当接して、後連結レバー36を右旋させてそのロ
ック部36cを前記後羽根操作レバー24の大ピン27から離
脱させる。この結果、後羽根操作レバー24は後連結レバ
ー36を更に右旋させながら前記バネ25の引張り力によっ
て左旋して、後羽根をアパーチャの閉塞位置から開放位
置に移行させると共に、後羽根駆動アーム20の前記作動
部20aにより小ピン26を受け止めて後羽根操作レバー24
を停止させる。この際、前記後連結レバー36は摩擦力に
抗して右旋させられる結果となるから、大ピン27がロッ
ク部36cから外れて前記側面36dに摺接しながら移動する
間、後羽根操作レバー24は比較的低速度で左旋し、大ピ
ン27が側面36dより外れてから急速に左旋して停止する
結果となる。従って、前記後羽根戻りタイミング規制用
側面36dの長さを適当に選定することにより、後羽根停
止時の後羽根のバウンドを極めて小さくすることができ
る。一方、X解除レバー29はピン28の変位により右旋し
て係合部29bがX接点レバー32の係合部32aから退避した
状態でストッパーピン35により停止され、またミラー復
元レバー38は左旋してストッパーピン37により停止され
て、夫々第2図示位置を占める。
バーチャージの位置に至ると(第2図はこの状態を示し
ている)、前記ローラ11が前記後連結レバー36の被押圧
部36aと当接して、後連結レバー36を右旋させてそのロ
ック部36cを前記後羽根操作レバー24の大ピン27から離
脱させる。この結果、後羽根操作レバー24は後連結レバ
ー36を更に右旋させながら前記バネ25の引張り力によっ
て左旋して、後羽根をアパーチャの閉塞位置から開放位
置に移行させると共に、後羽根駆動アーム20の前記作動
部20aにより小ピン26を受け止めて後羽根操作レバー24
を停止させる。この際、前記後連結レバー36は摩擦力に
抗して右旋させられる結果となるから、大ピン27がロッ
ク部36cから外れて前記側面36dに摺接しながら移動する
間、後羽根操作レバー24は比較的低速度で左旋し、大ピ
ン27が側面36dより外れてから急速に左旋して停止する
結果となる。従って、前記後羽根戻りタイミング規制用
側面36dの長さを適当に選定することにより、後羽根停
止時の後羽根のバウンドを極めて小さくすることができ
る。一方、X解除レバー29はピン28の変位により右旋し
て係合部29bがX接点レバー32の係合部32aから退避した
状態でストッパーピン35により停止され、またミラー復
元レバー38は左旋してストッパーピン37により停止され
て、夫々第2図示位置を占める。
この後、主セットレバー1への作動力を解除すれば、主
セットレバー1及びこれと連動する副セットレバー5は
前記バネ3の力によって第3図のように元の位置に復
し、また、先羽根駆動アーム12はその被係止部12aが先
係止レバー17に係止されてその右旋を阻止されたチャー
ジ状態に保持され、後羽根駆動アーム20もまたその被係
止部20bが被係止レバー40に係止されてその右旋を阻止
されたチャージ状態に保持され、第3図示のセット終了
状態に至る。この第3図の状態から公知のように先係止
レバー17並びに後係止レバー40を電磁装置等によって適
正タイミングで駆動して、先羽根駆動アーム12及び後羽
根駆動アーム20の係留を解除すれば、先羽根駆動アーム
12が先羽根を閉塞位置から開放位置に移行させると共
に、後羽根駆動アーム20が後羽根操作レバー24を介して
後羽根を開放位置から閉塞位置に移行させて、一回の撮
影(露光)が終了して第1図の状態に戻ることになる。
この際、X接点レバー32は、前記軸12bの移動により抑
止が解かれるため左旋し、先羽根がアパーチャを開放し
た時点にその接触部32bが接片34に接触してフラッシュ
を発光させる。
セットレバー1及びこれと連動する副セットレバー5は
前記バネ3の力によって第3図のように元の位置に復
し、また、先羽根駆動アーム12はその被係止部12aが先
係止レバー17に係止されてその右旋を阻止されたチャー
ジ状態に保持され、後羽根駆動アーム20もまたその被係
止部20bが被係止レバー40に係止されてその右旋を阻止
されたチャージ状態に保持され、第3図示のセット終了
状態に至る。この第3図の状態から公知のように先係止
レバー17並びに後係止レバー40を電磁装置等によって適
正タイミングで駆動して、先羽根駆動アーム12及び後羽
根駆動アーム20の係留を解除すれば、先羽根駆動アーム
12が先羽根を閉塞位置から開放位置に移行させると共
に、後羽根駆動アーム20が後羽根操作レバー24を介して
後羽根を開放位置から閉塞位置に移行させて、一回の撮
影(露光)が終了して第1図の状態に戻ることになる。
この際、X接点レバー32は、前記軸12bの移動により抑
止が解かれるため左旋し、先羽根がアパーチャを開放し
た時点にその接触部32bが接片34に接触してフラッシュ
を発光させる。
この後、後羽根操作レバー24が右旋し、これとともにピ
ン28がX解除レバー29の係合部29aと当接し押動するの
で、X解除レバー29は軸30を中心として左旋する。
ン28がX解除レバー29の係合部29aと当接し押動するの
で、X解除レバー29は軸30を中心として左旋する。
係合部29bは、X接点レバー32の係合部32aと当接し、バ
ネ33に抗して押動しX接片34から離反させると共に、こ
れを係止する。
ネ33に抗して押動しX接片34から離反させると共に、こ
れを係止する。
一方、後羽根操作レバー24の右旋時、後連結レバー36は
その側面36bが大ピン27に押されることにより第1図示
位置まで左旋し、又ミラー復元レバー38はその側面38a
が小ピン26に押されることにより第1図示位置まで右旋
する。この説明で明らかなように、後羽根操作レバー24
は右旋の終段で後連結レバー36の側面36bに沿って移動
することによりブレーキが掛けられ且つ小ピン26は後羽
根駆動アーム20の作動部20aとミラー復元レバー38の側
面38bとにより挟みつけられた状態となるから、後羽根
の作動終了時のバウンドは極めて小さなものとなる。
その側面36bが大ピン27に押されることにより第1図示
位置まで左旋し、又ミラー復元レバー38はその側面38a
が小ピン26に押されることにより第1図示位置まで右旋
する。この説明で明らかなように、後羽根操作レバー24
は右旋の終段で後連結レバー36の側面36bに沿って移動
することによりブレーキが掛けられ且つ小ピン26は後羽
根駆動アーム20の作動部20aとミラー復元レバー38の側
面38bとにより挟みつけられた状態となるから、後羽根
の作動終了時のバウンドは極めて小さなものとなる。
上述の如く本考案によれば、可動接点であるX接点レバ
ーの係止を、セット前およびセット最終行程付近までの
経過時には後羽根駆動系の2種類の内の遅れてセット位
置へ移動する部材により行ない、その後露光動作におけ
る全開状態までの係止を先羽根駆動部材により行なうの
で、シャッタセットの際において可動接点の係止が確実
に為されているので、誤発光の防止が容易なフォーカル
プレーンシャッタを得ることができる。
ーの係止を、セット前およびセット最終行程付近までの
経過時には後羽根駆動系の2種類の内の遅れてセット位
置へ移動する部材により行ない、その後露光動作におけ
る全開状態までの係止を先羽根駆動部材により行なうの
で、シャッタセットの際において可動接点の係止が確実
に為されているので、誤発光の防止が容易なフォーカル
プレーンシャッタを得ることができる。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例に係り、第1図は
セット前の状態を示す要部平面図、第2図はセット操作
途上の状態を示す要部平面図、第3図はセット後の状態
を示す要部平面図である。 1……主セットレバー 5……副セットレバー 12……先羽根駆動アーム 17……先係止レバー 20……後羽根駆動アーム 24……後羽根操作レバー 29……X解除レバー 32……X接点レバー 34……X接片 36……後連結レバー 38……ミラー復元レバー 40……後係止レバー
セット前の状態を示す要部平面図、第2図はセット操作
途上の状態を示す要部平面図、第3図はセット後の状態
を示す要部平面図である。 1……主セットレバー 5……副セットレバー 12……先羽根駆動アーム 17……先係止レバー 20……後羽根駆動アーム 24……後羽根操作レバー 29……X解除レバー 32……X接点レバー 34……X接片 36……後連結レバー 38……ミラー復元レバー 40……後係止レバー
Claims (1)
- 【請求項1】先羽根駆動アームと、後羽根駆動アーム
と、シャッタセット時は該後羽根駆動アームに追従運動
し、シャッタレリーズ時は該後羽根駆動アームにより押
動せしめられる後羽根操作レバーと、前記先羽根駆動ア
ームおよび後羽根駆動アームをチャージ状態に移行させ
るためのセット部材と、露出作動終了時に前記後羽根操
作レバーを後羽根閉鎖位置に係止し且つチャージ動作の
終了域に前記セット部材により押動されて前記後羽根操
作レバーを前記後羽根駆動アームに追従運動させるため
に釈放する後連結レバー部材と、回動可能に軸支され固
定接点と離接する可動接点部材と、前記可動接点部材を
係止・解除する接点解除部材とを備えたフォーカルプレ
ーンシャッタにおいて、 シャッタチャージ動作時およびシャッタセット状態には
前記先羽根駆動アームが前記可動接点部材を離反状態に
抑止していて、 アパーチャ全開時には前記先羽根駆動アームによる抑止
が外れて、前記可動接点部材と固定接点とが閉鎖され、 該閉鎖後は、後羽根群の走行に伴って前記後羽根操作レ
バーが前記接点解除部材を介して前記可動接点部材を当
接している固定接点より離反させるようにし、 シャッタチャージ動作において、前記先羽根駆動アーム
が前記可動接点部材を固定接点に対する離反状態に抑止
した後にチャージ動作の終了域で前記後羽根操作レバー
が釈放されて前記接点解除部材による該可動接点部材へ
の抑止が解除されるようにした ことを特徴とするフォーカルプレーンシャッタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14976286U JPH0712976Y2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | フオ−カルプレ−ンシヤツタ |
US07/096,943 US4739355A (en) | 1986-09-20 | 1987-09-15 | Focal plane shutter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14976286U JPH0712976Y2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | フオ−カルプレ−ンシヤツタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6351321U JPS6351321U (ja) | 1988-04-07 |
JPH0712976Y2 true JPH0712976Y2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=31065280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14976286U Expired - Lifetime JPH0712976Y2 (ja) | 1986-09-20 | 1986-09-30 | フオ−カルプレ−ンシヤツタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712976Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9766277B2 (en) | 2009-09-25 | 2017-09-19 | Belkin International, Inc. | Self-calibrating contactless power consumption sensing |
US9857449B2 (en) | 2010-07-02 | 2018-01-02 | Belkin International, Inc. | System and method for monitoring electrical power usage in an electrical power infrastructure of a building |
-
1986
- 1986-09-30 JP JP14976286U patent/JPH0712976Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9766277B2 (en) | 2009-09-25 | 2017-09-19 | Belkin International, Inc. | Self-calibrating contactless power consumption sensing |
US9857449B2 (en) | 2010-07-02 | 2018-01-02 | Belkin International, Inc. | System and method for monitoring electrical power usage in an electrical power infrastructure of a building |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6351321U (ja) | 1988-04-07 |
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