JPH07129684A - 友人情報サービスシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】（１）異性や同性の友人を、自分の周囲の狭い
範囲からだけでなく、できるだけ広い範囲から、手軽に
自由に捜し求める事を可能とする。（２）上記（１）に
より、人々が本当に求めている交友関係を数多く作り出
し、人々の日常生活に、より多くの楽しみと新鮮な活力
を与える。 【構成】図１のようにオンライン友人情報サービスシス
テムが構築されている情報サービスセンター（１）をあ
る地域に設置し、そこで当システムの運営を行う。利用
者は自宅等に置いてある自分のパソコン等（２）より、
通信回線を通じて情報サービスセンターと接続し、簡単
なソフトの操作で自分の好みのタイプの友人を、自由に
捜し求める事ができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】コンピュータのオンラインシステ
ムを利用して、交際情報サービス・友人情報サービスを
人々に提供する事業分野である。

【０００２】

【従来の技術】

（１） 結婚情報サービス関係の各種事業 当システムも、既に社会に数多く存在し、結婚情報サー
ビス・交際情報サービスを運営・提供している会社・団
体等と、同種のサービスを提供する。相違点は以下の通
りである。 〔１〕従来の結婚情報サービスは、業者に申し込み登録
した後、その業者から各種の交際情報サービス（異性の
紹介等）を受ける方法が一般的であった。コンピュータ
システムにしても、その業者の事務所等に設置してあ
る、パソコン等のローカルな異性情報データ照会システ
ムしかなく、利用者はいちいちそこまで出かけて捜さな
ければならなかった。当システムの場合、オンラインシ
ステムなので、利用者は自宅に居ながらにして自分のパ
ソコン等より当システムのソフトを起動するだけで、異
性等の個人情報データ（画像データも含む）を簡単に検
索し、自分の好きなタイプの異性を捜す事ができる。ま
た、気に入った相手には、その場で自分のパソコン等か
ら交際申し込みができるし、反対に、交際を申し込まれ
た相手に対しても、交際諾否の返事を送る事が可能であ
る。こういった便利なオンライン機能は、従来の結婚情
報サービス関連の会社のサービスには存在していない。 〔２〕当システムは、異性か同姓かを問わず、友人を簡
単に自分のパソコン等で捜す友人情報サービスシステム
と言えるものである。始めから、結婚を前提として異性
を捜す、結婚情報・交際情報関係のサービスシステムと
は、目的や対象がやや異なっている。 だから、利用者
は結婚適齢期の男女だけではなく、老人や子供や既婚者
でも、原則的に利用可能なのである。 （２）オンラインネットワーク技術 当システムのオンラインシステムは、既存のオンライン
ネットワーク技術を応用して作る、独自のアプリケーシ
ョンオンラインシステムである。画像データの送信が課
題であろうが、技術的に十分達成できると思われる。将
来的には、技術の進歩に応じて、ビデオ等の動画データ
・より大容量のデータも送受信できるようにシステムで
配慮する必要がある。（ＩＳＤＮの利用等）

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】自分の好みのタイプの
友人を、自分の周囲の狭い範囲からだけでなく、できる
だけ広い範囲から自由に捜す事を可能にする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（１）図１参照。ある地域に当サービスシステムを運営
するための情報サービスセンター（１）を設ける。ここ
には利用者の受付や管理業務等を行う部門と、コンピュ
ータシステムを利用してオンライン友人情報サービスを
行う情報サービス部門等が設置されている。 （２）申し込みの処理 利用者が始めて当サービスシステムを利用する際には、
申し込みの処理を行う。これは当サービスシステムを採
用する企業や団体等により、詳細の手順や内容は異なる
が、主な処理は以下の通りである。 〔１〕利用者が情報サービスセンターの受付部門に来る
等して、当サービスシステムを利用するための各種の申
し込みの処理を行う。申込書の記入。料金の支払い手続
き。利用者の個人情報データの作成。（この際、画像デ
ータ（利用者の写真）等を作成する） 利用者の端末（パソコン等）への当オンラインサービス
設定についての調査・カウンセリング等。端末側の通信
ソフトウエアやソフトの操作マニュアル類の購入。 （注１）利用者は原則として、老若男女を問わず誰でも
申込可能とする。 （注２）申し込みの際、利用者の正確な情報を得るた
め、身分証明書や住民票等の提示を求める事を原則とす
る。 〔２〕情報サービスセンターの受付部門の者は、利用者
が作成した個人情報データ（利用者の氏名・住所・ＴＥ
Ｌ・年齢・趣味・画像データ（写真）等）を、情報サー
ビスセンターのコンピュータシステム（データベース）
に新規登録し、端末（パソコン等）から利用可能な状態
に設定する。 （３）利用者の端末（パソコン等）のセッティング。 利用者は自宅等に置いてある自分のパソコン等に、当サ
ービスシステムのオンライン情報サービスが可能となる
セッティング作業を行う。（端末側の通信ソフトのイン
ストール等） （注）この作業は情報サービスセンターの社員が代行も
できるようにしてもよい。そして、利用者は自分のパソ
コン等より、当オンライン友人情報サービスシステムの
ソフトをたち上げ、利用可能かどうかを確認する。 （４）オンライン友人情報サービスシステムの主な機能 情報サービスセンターのコンピュータシステムに構築さ
れている、オンライン友人情報サービスシステムの主要
機能について、以下に記す。当システムは、利用者の端
末（パソコン等）より通信回路線（公衆回線等）を介し
て、情報サービスセンターのオンラインデータベースに
構築されている、個人情報データを検索・更新処理する
オンラインアプリケーションシステムである。 〔１〕個人情報データの登録・修正機能 前記（２）の〔２〕で情報サービスセンターのオペレー
タが行う、利用者の個人情報データの登録処理。オペレ
ータは利用者が作成した個人情報データを、システムの
登録機能を用いて、端末より情報サービスセンターのデ
ータベースに登録する事ができる。また、利用者から自
分の個人情報データの変更依頼が来た時、オペレータは
システムの修正機能を用いて、データベースのその人の
個人情報データを修正する事ができる。登録する個人情
報データの主要内容は以下の通り。 〔２〕個人情報データ検索・更新機能 利用者は自宅等に置いてある自分のパソコン等より、当
システムのソフトを起動させると、情報サービスセンタ
ーにオンライン接続され、そこのデータベースに登録さ
れている多くの会員の個人情報データを、簡単な操作で
検索し見る事ができる。そして、気に入った相手には、
その場で交際申し込みを行う事ができる。 （Ａ）個人情報データの検索機能 検索機能には、大別して２種の検索方法がある。１つ
は、ある１人の個人情報データを検索する場合。これ
は、キーとなる会員ＮＯを入力する事で、その人の個人
情報データが検索され、画面に表示される。もう１つ
は、検索条件を指定して、その条件に該当するデータの
み抽出し、順次画面に表示する方法。この条件付指定は
できるだけ自動化され、簡単に指定できるようする。
（検索条件項目は、個人情報データのほとんどの項目で
指定可能とする。） （注）個人情報データを端末の画面に表示する場合、通
常はプライバシー保護のため、個人の氏名や詳細な住所
やＴＥＬ等は、両面に表示しないものとする。 （Ｂ）交際の申し込み機能 上記（Ａ）の検索処理を行い、自分の気に入った相手の
個人情報データが見つかった場合、利用者はその場でパ
ソコン等から、交際の申し込みを行う事ができる。利用
者は、画面に表示されている相手の個人情報データの交
際希望項目欄に、自分の会員ＮＯを入力する。そして登
録キーを押す事で、入力した自分の会員ＮＯが、情報サ
ービスセンターのデータベースの相手の個人情報データ
の交際希望項目欄に記録される。 （Ｃ）交際の申し込みデータの確認機能 利用者は、自分の会員ＮＯをキー入力する事で、自分の
個人情報データを参照する事ができる。もし他の人が、
前記（Ｂ）の処理を自分のデータに対して行っていた
ら、自分の個人情報データの交際希望項目欄に、相手の
会員ＮＯが表示されるので、画面から簡単に確認する事
ができる。そして、その会員ＮＯをキーとして、相手の
個人情報データを検索して画面から見る事もできる。こ
うする事で、交際を申し込まれた相手を確認するわけで
ある。 （Ｄ）友人交際の成立 上記（Ｃ）で、利用者が交際を申し込んだ人の個人情報
データを画面で見て、気に入った場合、その場で返事を
相手に知らせる事ができる。交際しても良いと思った場
合、画面に表示されている相手の個人情報データの交際
希望項目欄に、自分の会貝ＮＯを入力し登録キーを押
す。この事でシステムは両者の交際合意が成立したと判
断し、この両者間にのみプライバシー項目の保護を解除
する。そうする事で、次回から互いに相手の個人情報デ
ータを検索する時、氏名・詳細な住所・ＴＥＬ等のプラ
イバシー項目も、見る事が可能になる。これ以降、両者
の交際が電話や手紙やパソコン通信等を使用して開始さ
れる。 （Ｅ）友人交際の不成立 前記（Ｃ）で、相手が気に入らなかった場合、自分の個
人情報データの交際希望項目欄に表示されている、相手
の会員ＮＯを削除し、登録キーを押す。この事で、シス
テムは利用者の個人情報データの更新処理を行う。相手
は次回、この利用者の個人情報データを検索すれば、自
分の会員ＮＯが交際希望項目欄から消えているので、交
際を断られた事がすぐ解る。 〔３〕パソコン通信機能 必須機能ではないが、会員同士で連絡し合う手段とし
て、互いのパソコン間で通信できるパソコン通信機能
を、当サービスシステム中に加えても良い。

【０００５】

【作用】当サービスシステムを利用する事で、利用者は
自宅に居ながらにして自分のパソコン等から、自由に自
分の希望するタイプの友人を捜す事ができる。同様にし
て、友人交際の申し込みも申し込まれた交際への返事も
可能である。

【０００６】

【実施例】

（１）東京都世田谷区に住むＡ子は、内気な性格のため
２７才にもなるのに異性（男性）の友人がほとんどでき
ず、悶々と悩んでいた。当サービスシステムの広告を見
たＡ子は、早速、会員に加入する事にした。 （２）Ａ子は利用手続き等について電話で確認した後、
東京都渋谷区にある、当サービスを運営している会社の
情報サービスセンターに出かけた。そこで所定の申込手
続きを行った。自分の個人的な情報を記入したり、カラ
ー写真の自分の画像データ２枚を作成したりした。（１
枚は顔のアップ、もう１枚は水着姿の全身像） Ａ子はノート型パソコンを自宅に持っていたが、通信ソ
フトのインストール作業等は苦手なので、端末側の設定
作業は情報サービスセンターの社員に全部やってもらう
事にした。 （３）約１週間後、情報サービスセンターのデータベー
スへのＡ子の個人データの登録も、Ａ子のパソコンへの
当オンラインシステムの設定作業も終了した。早速、Ａ
子は自宅の自分の部屋で、自分のパソコンを起動させ、
当オンライン友人情報サービスのソフトを立ちあげた。
カラフルなメインメニューが表示されたので、Ａ子は操
作マニュアルを見ながら、ソフトを動かしてみた （４）ソフトの操作は実に簡単であった。Ａ子は個人デ
ータの検索機能を選択し、自分の会員ＮＯを入力して、
登録されたばかりの自分の個人データを見てみた。パソ
コンの画面には、先日登録した自分の個人情報データが
鮮明に表示され、２枚の自分のカラー写真の写りもきれ
いだったので、Ａ子は満足した。 （５）次にＡ子は、条件指定の検索機能を使って、好み
のタイプの男性を捜してみる事にした。画面に表示され
た条件項目に、Ａ子は適当に好きな条件を入力指定し
た。 （条件入力指定例 性別：男 年齢：２８〜３６才 未婚 離婚歴な
し 地域：東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県 国籍：日本 身長：１７０〜１８０ｃｍ 体重：６０ｋｇ〜７５ｋｇ 職業：情報処理技術者・教師・画家・警察官 血液型：問わない 年収：４００万円以上 趣味：ドライブ・音楽（ロック・ポップス）・ディスコ
・テニス・旅行 検索データの表示順：会員ＮＯ順） （注）条件指定処理はいちいち上記の値をそのまま入力
するのでなく、ウィンドウやマウス等を使っての、容易
な選択指定方式がほとんどである。 （６）条件を指定して実行キーを押すと、数秒後に検索
結果が画面に表示され、Ａ子の指定した条件に該当する
人は、会員中に１２５名いる事が表示された。Ａ子はパ
ソコンの画面に、その一人一人の個人データを順次表示
して、ゆっくり見始めた。 （７）約１時間余りもかけて１２５名分の個人データを
見終わったＡ子は、その中から気に入った男性３名の会
員ＮＯを、メモしていた。そして個人データの検索機能
を選択し、その会員ＮＯを入力してその人の個人データ
を画面に表示し、交際希望項目欄に自分の会員ＮＯを入
力し、登録キーを押した。３名分、この作業を繰り返し
て行い、Ａ子は返事を楽しみにソフトを終了させた。 （８）３日後、Ａ子はパソコンより当サービスのソフト
を起動させ、上記（７）の返事を確認する事にした。ま
ず個人データの検索機能を選択し、自分の会員ＮＯを入
力して、自分の個人データを画面に表示させた。そして
画面の交際希望項目欄を見ると、３名中の１名の会員Ｎ
Ｏが表示されていた。うれしくなったＡ子は、その１名
の男性の会員ＮＯをキーに、その人の個人データを画面
に表示させた。すると今までは、プロテクトされ見る事
のできなかった、その男性の氏名・詳細な住所・ＴＥＬ
等の項目も、見る事ができるようになっていた。 （９）Ａ子はその男性の氏名・住所・ＴＥＬ等をメモし
て、明日にでも手紙でも出そうかと思っていたら、早
速、相手から電話がかかってきて、来週の土曜日に会う
事になった。

【０００７】

【発明の効果】

（１）自宅等に居ながらにして、自分のパソコン等より
簡単な操作で、自分の好みのタイプの異性や同性の友人
を、自由に捜す事が可能となる。 （２）当システムを利用する事で、これ迄狭い範囲で限
定されていた友人間の交際範囲が、飛躍的に拡大し、自
分に合ったより良い友人を得る機会が増大する。

【図面の簡単な説明】

【図１】当システムの構成図

【符号の説明】

（図１） １ 情報サービスセンター（建物の例） ２ 利用者の端末（パソコン等） 利用者の自宅等にあるパソコン等を使用する。 ３ 情報サービスセンターのコンピュータシステム 情報サービスセンター内に設置されているコンピュータ
システム。公衆回線等を通じて、遠隔地の利用者の端末
（２）と接続され、当オンライン友人情報サービスを提
供する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】自宅等に置いてある端末（パソコン等）
   （２）より、通信回線（公衆回線等）を通じて、情報サ
   ービスセンター（１）と接続し、情報サービスセンター
   のコンピュータシステムに構築されている友人情報サー
   ビスシステム（個人情報データの検索機能・交際の申し
   込み機能・申し込まれた交際の拒否機能等）を利用し
   て、自分の好みのタイプの友人を捜すシステム。