JPH07128968A - プロセスカートリッジ及び現像装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び現像装置

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JPH07128968A
JPH07128968A JP5294483A JP29448393A JPH07128968A JP H07128968 A JPH07128968 A JP H07128968A JP 5294483 A JP5294483 A JP 5294483A JP 29448393 A JP29448393 A JP 29448393A JP H07128968 A JPH07128968 A JP H07128968A
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JP
Japan
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cartridge
developer
process cartridge
replenishment
developing
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JP5294483A
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English (en)
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Kazunori Kobayashi
和典 小林
Koji Miura
幸次 三浦
Ryuji Araki
龍二 荒木
Atsushi Kubota
篤 久保田
Kazuhiko Sugano
一彦 菅野
Isao Ikemoto
功 池本
Shinichi Sasaki
新一 佐々木
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補給カートリッジをプロセスカートリッジ又
は現像装置に取り付けた後は、取外し不能とし、補給カ
ートリッジを取外す際の現像剤飛散の問題を解決した、
プロセスカートリッジ及び現像装置を提供する。 【構成】 プロセスカートリッジ5は、感光ドラム1
と、帯電手段2、現像手段3、クリーニング手段4など
の画像形成用のプロセス手段とを有し、これら各手段
は、プラスチック製の枠体6により一体的にカートリッ
ジ化される。プロセスカートリッジ5と補給カートリッ
ジ8とは、ストッパ手段11にて固定的に結合され、結
合後に補給カートリッジ8が取外されることはない。
又、現像手段3は、この現像手段3の現像剤収容部3b
の空間と補給カートリッジ8の取付空間とが少なくとも
一部重なるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機、LBP
などのような画像形成装置に用いられるプロセスカート
リッジ及び現像装置に関し、特に、補給カートリッジが
装着可能とされたプロセスカートリッジ及び現像装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、LBPなどの画像形成装置は、
電子写真感光体のような像担持体に一様帯電を行なった
後、選択的な露光を行なって静電潜像を形成し、次い
で、現像手段にて前記潜像に現像剤を付着させて可視画
像(トナー像)とし、その後このトナー像を記録媒体に
転写して画像を得る。
【0003】このような装置においては、現像剤がなく
なる都度現像剤の補給が必要となる。この現像剤補給作
業は、作業者にとって煩わしいだけではなく、汚れると
いった問題もある。又、装置のメンテナンスは、専門の
サービスマンでなければ行なうことができず、ユーザー
には不便を伴なうことが多かった。
【0004】そこで、図9に示すように、現像手段3
と、像担持体としての電子写真感光体1、更に必要なら
ば帯電手段2及び/又はクリーニング手段4などを枠体
6内にまとめてカートリッジ化し、このカートリッジを
画像形成装置本体に対して脱着自在としたプロセスカー
トリッジ5が実用化されている。
【0005】ユーザーは、このようなプロセスカートリ
ッジ5を画像形成装置本体に交換装着することにより、
現像剤の補給や、寿命に達した部品などの交換を行なう
ことができ、装置のメンテナンスの容易化を図ることが
できる。
【0006】又、現像剤がなくなった使用済みのプロセ
スカートリッジ5を再度使用するべく、更に新たな現像
剤を補給可能としたものも提案されている。その構成の
一例を図10に示す。
【0007】本例にて、プロセスカートリッジ5は、図
9の場合と同様に、像担持体としての電子写真感光体1
と、その周囲に配置された帯電手段2、現像手段3、ク
リーニング手段4などを有し、これら各手段は、枠体6
により一体化されて、画像形成装置本体に対して脱着自
在に構成されている。
【0008】現像手段3は、現像剤を電子写真感光体1
へと搬送する現像スリーブのような現像剤担持体3a
と、この現像剤担持体3aに、収容した現像剤Tを供給
するための現像剤収容部3bとを備え、この現像剤収容
部3bには、その上部に現像剤補給用の開口部3cが形
成される。この開口部3cの上にはスライド板3dが適
合して配置され、この開口部3cを閉鎖している。
【0009】補給用現像剤Tが充填された現像剤収容部
8aを有する補給カートリッジ8は、現像手段3の現像
剤収容部3bの開口部3cを覆って設置可能に構成され
る。補給カートリッジ8の現像剤収容部8aは、その下
方位置に開口部8bを有し、この開口部8bは、スライ
ド板8cにて閉鎖されている。又、補給カートリッジ8
は、その下方部に爪部8dを備え、前記現像手段3の開
口部3cの周辺に形成された突起部3eに係合し、現像
手段3に取付可能とされる。
【0010】上記構成にて、このプロセスカートリッジ
5においては、現像手段3の現像剤収容部3b内の現像
剤Tが消費すると、補給カートリッジ8を現像剤収容部
3bの開口部3cにその爪部8dを突起部3eに係合す
ることにより取付ける。次いで、スライド板3d、8c
を移動して、補給カートリッジ8の現像剤収容部8a内
の現像剤Tを現像手段3の現像剤収容部3b内へと移動
する。
【0011】その後、それぞれのスライド板3d、8c
を元の位置に戻し、補給カートリッジ8を取外し、そし
てプロセスカートリッジ5は画像形成装置本体へと装着
する。これによって、再び画像形成が可能となる。
【0012】更に、従来、上述のような構成とされる一
体型プロセスカートリッジに対し、寿命や故障などによ
る交換部品を少なくするために、電子写真感光体1、帯
電手段2、現像手段3、クリーニング手段4などを2つ
以上の別体とされるカートリッジにまとめ、画像形成装
置本体に対してそれぞれ脱着自在としたカートリッジ方
式も提案され、又実現されている。図11に、この方式
の一例を示す。
【0013】図11の例においては、現像手段3をまと
めて現像装置7とし、残りの電子写真感光体1、帯電手
段2及びクリーニング手段4などはまとめて一体化し、
プロセスカートリッジ5とされている。
【0014】この場合においても、現像装置7は、先に
図10に関連して説明したと同様に、現像剤Tが消費し
た時に、その現像剤収容部3bに補給カートリッジ8が
装着可能とされ、それによって現像剤の補給が可能な構
成とすることもあり、この例が図12に示される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、補給カートリッジ8を使用して現像手段3へ
と現像剤Tを補給するに際して、次のような欠点があっ
た。 (1)現像剤Tの補給後に補給カートリッジ8を外す時
に、スライド板8cの外側表面に回り込んで付着した現
像剤が飛散する。 (2)現像剤の補給回数が分からないため、他の機能部
品の寿命以上に現像剤を補給して、現像剤を無駄にして
しまう。 (3)補給カートリッジ8を結合したまま使用する場合
には、一体化されたプロセスカートリッジ5又は現像装
置7の体積が大きくなり、画像形成装置本体内に大きな
スペースを必要とする。
【0016】従って、本発明の目的は、補給カートリッ
ジをプロセスカートリッジ又は現像装置に取り付けた後
は、取外し不能とし、補給カートリッジを取外す際の現
像剤飛散の問題を解決した、プロセスカートリッジ及び
現像装置を提供することである。
【0017】本発明の他の目的は、他の機能部品の寿命
以上に現像剤を補給することがなく、それによって、現
像剤の無駄をなくした、プロセスカートリッジ及び現像
装置を提供することである。
【0018】本発明の更に他の目的は、現像手段の現像
剤収納部空間と、補給カートリッジ取付空間とを少なく
とも一部が重なるように構成し、装着される画像形成装
置の全体構成を小型化することのできる、プロセスカー
トリッジ及び現像装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
プロセスカートリッジ及び現像装置にて達成される。要
約すれば、本発明は、現像手段を有し、画像形成装置に
脱着自在な現像装置であって、1個以上の現像剤補給カ
ートリッジを装着して現像剤の補給を受ける現像装置に
おいて、前記全ての補給カートリッジは、前記現像装置
に対し結合可能で、且つ結合後取外し不能に構成される
ことを特徴とする現像装置である。好ましくは、前記現
像手段は、前記補給カートリッジを結合する際に、この
現像手段の現像剤収容部空間と前記補給カートリッジ取
付空間とが少なくとも一部重なるように構成される。
又、前記補給カートリッジは、この補給カートリッジを
現像装置に挿入する操作により、現像装置に結合され
る。
【0020】本発明の他の態様によれば、像担持体と、
この像担持体に作用する少なくとも1つの画像形成用プ
ロセス手段とを有し、画像形成装置に脱着自在なプロセ
スカートリッジであって、1個以上の現像剤補給カート
リッジを装着して現像剤の補給を受けるプロセスカート
リッジにおいて、前記全ての補給カートリッジは、前記
プロセスカートリッジに対し結合可能で、且つ結合後取
外し不能に構成されることを特徴とするプロセスカート
リッジである。好ましくは、前記画像形成用プロセス手
段は、少なくとも現像手段を含む。更に、他の好ましい
実施態様によれば、前記像担持体は電子写真感光体であ
り、前記画像形成用プロセス手段は、更に、帯電手段及
びクリーニング手段を含む。又、本発明のプロセスカー
トリッジは、前記補給カートリッジを結合する際に、こ
の現像手段の現像剤収容部空間と前記補給カートリッジ
取付空間とが少なくとも一部重なるように構成され、そ
して、前記補給カートリッジは、この補給カートリッジ
をプロセスカートリッジに挿入する操作により、プロセ
スカートリッジに結合される。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係るプロセスカートリッジ及
び現像装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0022】実施例1 先ず、図4を参照して、本発明に従って構成されるプロ
セスカートリッジ5を装着可能な画像形成装置の一実施
例を説明する。
【0023】本実施例にて、プロセスカートリッジ5
は、例えば電子写真感光体とされるドラム状の像担持
体、即ち、感光ドラム1と、その周囲に配置された帯電
手段2、現像手段3、クリーニング手段4などの画像形
成用のプロセス手段とを有し、これら各手段は、プラス
チック製の枠体6により一体化されている。このプロセ
スカートリッジ5は、画像形成装置本体に対して装着ガ
イド手段(図示せず)を介して脱着自在とされる。
【0024】又、プロセスカートリッジ5内の感光ドラ
ム1が位置する下方の装置本体には、転写帯電手段15
が配置される。更に、この転写帯電手段15に対し給紙
側には給紙トレイ16、給紙ローラ17、レジストロー
ラ18が配置され、一方、排紙側には紙ガイド19、定
着手段20、排紙ローラ21、排紙トレイ22が配置さ
れる。
【0025】更に、プロセスカートリッジ5の上方に
は、原稿照明用の照明ランプ23及び照明ランプ23か
ら原稿Oに照射された光の反射画像光を感光ドラム1に
露光する短焦点光学素子アレイ24が配設される。又、
装置本体の上部には、図示矢印A方向に往復移動可能な
原稿台25が設けられ、原稿台25には、原稿圧着板2
6が付設されている。
【0026】上記構成にて、画像形成装置は、帯電手段
2により一様帯電された感光ドラム1上に、照明ランプ
23から原稿Oに照射された光の反射画像光が短焦点光
学素子アレイ24を介して照射されると、この感光ドラ
ム1上には原稿情報に応じた静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は感光ドラム1の回転に伴ない現像手段3に
対向する位置に送られる。現像手段3は、現像剤(トナ
ー)を担持し搬送する現像スリーブのような現像剤担持
体3aを備えている。感光ドラム1上の潜像は、この現
像スリーブ3aからトナーが供給されることにより、可
視画像、即ち、トナー像とされる。
【0027】一方、転写紙のような記録媒体Pは、給紙
トレイ16、給紙ローラ17を介してレジストローラ1
8に送られ、このレジストローラ18によってタイミン
グを合わされて感光ドラム1と転写帯電手段15との間
に搬送される。そして、転写帯電手段15の作用によ
り、この転写紙P上に感光ドラム1上のトナー像が転写
される。
【0028】転写されたトナー像を担持する転写紙P
は、定着手段20に送られてそのトナー像が永久像とさ
れた後、排紙ローラ21により排紙トレイ22上に積載
される。
【0029】又、転写の終了した感光ドラム1は、その
残留トナーがクリーニング手段4により除去され、次の
画像形成工程に供される。
【0030】次に、本発明に従ったプロセスカートリッ
ジ5について更に説明する。
【0031】図2に、上述したプロセスカートリッジ5
の詳細が示され、図1には、このプロセスカートリッジ
5に補給カートリッジ8が結合された状態が示される。
【0032】図2にて、プロセスカートリッジ5は、上
述したように、感光ドラム1と、帯電手段2、現像手段
3、クリーニング手段4などの画像形成用のプロセス手
段とを有し、これら各手段は、プラスチック製の枠体6
により一体的にカートリッジ化されたものである。
【0033】現像手段3は、現像スリーブのような現像
剤担持体3aに現像剤Tを供給するために、内部に現像
剤Tを収容した現像剤収容部3bを有する。現像剤収容
部3bは、図3をも参照するとより良く理解されるよう
に、その側面に矩形状の開口部3cを備え、この開口部
3cは外側より入口シール100により塞がれている。
【0034】又、現像剤収容部3aは、その内部にプロ
セスカートリッジ5と補給カートリッジとを結合するた
めの手段、即ち、ストッパ手段11が設けられる。この
ストッパ手段11は、現像剤収容部3bの上板3dに一
体に形成され、下方端部に開孔13aを備えた円筒状の
ホルダ13と、このホルダ13に保持された段付きのス
トッパ軸12とを有する。このストッパ軸12の上方大
径部12aはホルダ13内に摺動自在に保持され、下方
小径部12bは、ホルダ13の開孔13aより下方へと
突出している。更に、ストッパ軸12の上端部には凹部
12cが形成され、この凹部12cと現像剤収容部上板
3dとの間に圧縮ばね14が配置され、それによって、
ストッパ軸12は、常に下方へと付勢されている。この
ようなストッパ手段11は、本実施例では、現像剤収容
部3bの幅方向概略中央部に1つ設けられているが、こ
れに限定されず、任意の数配置することができる。
【0035】上記構成のプロセスカートリッジ5は、ト
ナーシール(図示せず)を手前側へと引っ張ることによ
り、現像剤収容部3bの現像剤Tを現像スリーブ3aへ
と供給可能とした後、画像形成装置本体へと装着し画像
形成を行なう。これにより、現像手段3の現像剤収容部
3b内の現像剤Tが消費される。本発明に従えば、図1
に示すように、補給カートリッジ8を現像剤収容部3b
に装着することにより、現像手段3に現像剤Tが補給さ
れる。この手順を図1を参照して次に説明する。
【0036】本発明に従えば、補給カートリッジ8は、
矩形断面を有した箱形のものとされ、その内部に補給用
現像剤Tが充填された現像剤収容部8aを有する。現像
剤収容部8aの下板8bには矩形状の開口部8cが形成
され、この開口部8cは外側より開封シール102によ
り塞がれている。又、現像剤収容部8aは、その上板8
dに、前記ストッパ手段11のストッパ軸12に係合す
るための凹部8eが形成されている。
【0037】今、このような構成の補給カートリッジ8
を現像手段3に装着するには、先ず、プロセスカートリ
ッジ5を装置本体から取外し、そして、現像手段3の現
像剤収容部3aの側面を塞いでいる入口シール100を
図2にて矢印A方向に引っ張って、剥す。現像手段3の
現像剤収容部3b内の現像剤Tは消費されているので、
この入口シール100を剥しても、現像剤収容部3b内
の現像剤Tが外部に漏れ出ることはない。
【0038】次いで、図1に示すように、補給カートリ
ッジ8を入口シール100を剥した開口部3cを介して
現像剤収容部3b内へと図1の矢印方向Bへと挿入す
る。この装着動作によって、ストッパ手段11のストッ
パ軸12は補給カートリッジ8の上板8dに当接して上
方へと押し上げられる。更に、補給カートリッジ8を現
像剤収容部3bの内方へと挿入すると、補給カートリッ
ジ8の先端部下板部分8bが、現像剤収容部3b内に設
けれた支持片3f上に載置される。同時に、ばね14に
て下方へと付勢されているストッパ軸12が補給カート
リッジ8の凹部8eに嵌合し、補給カートリッジ8を現
像手段3の現像剤収容部3a内に一体的に結合し固定す
る。又、このとき、補給カートリッジ8の側面に設けた
フランジ8gが現像剤収容部3bの側面に当接し、現像
剤収容部3bの開口部3cと補給カートリッジ8との隙
間を閉鎖する。
【0039】本発明に従えば、上述のようにして、補給
カートリッジ8が一旦プロセスカートリッジ5にストッ
パ手段11にて結合されると、その後の取外しは不能と
される。斯かる結合手段は、上記構成のストッパ手段1
1に限定されるものではなく、プロセスカートリッジ5
或は補給カートリッジ8に、又は、プロセスカートリッ
ジ5と補給カートリッジ8に、設けられる任意の構成と
することができる。
【0040】その後、補給カートリッジ8の開封シール
102を図1にて矢印C方向に引っ張って引き剥す。こ
れによって、補給カートリッジ8の現像剤収容部8a内
に保持されていた現像剤Tは、開口部8cを介して現像
手段3の現像剤収容部3bへと落下移動する。
【0041】このようにして現像剤Tが再充填されたプ
ロセスカートリッジ5は、再び画像形成装置本体内へと
装着され、画像形成が可能となる。
【0042】実施例2 図5には、本発明の他の態様であるカートリッジ化され
た現像装置7を示す。
【0043】本実施例の現像装置7にて、現像スリーブ
のような現像剤担持体3aと、この現像剤担持体3aに
現像剤を供給するために、内部に現像剤Tを収容した現
像剤収容部3bを有する現像手段3は、プラスチック製
の枠体6により一体的にカートリッジ化される。即ち、
本実施例の現像装置7は、実施例1で説明したプロセス
カートリッジ5から、感光ドラム1を除いて一体化した
カートリッジと考えることができる。従って、現像剤収
容部3b及び補給カートリッジ8の構成及び作用は、実
施例1と同じであり、同じ構成及び作用を成すものには
同じ参照番号を付し、詳しい説明は省略する。
【0044】実施例3 図6には、本発明のプロセスカートリッジの他の実施例
を示す。本実施例のプロセスカートリッジ5は、補給カ
ートリッジ8がプロセスカートリッジ5の幅方向に、即
ち、細長形状とされる補給カートリッジ8の長手方向に
移動することにより現像手段3の現像剤収容部3bに装
着される点において実施例1のプロセスカートリッジと
異なる。
【0045】つまり、本実施例で、図1及び図2をも参
照するとより良く理解されるように、プロセスカートリ
ッジ8は、実施例1と同様に、感光ドラム1と、帯電手
段2、現像手段3、クリーニング手段4などの画像形成
用のプロセス手段とを有し、これら各手段は、プラスチ
ック製の枠体6により一体的にカートリッジ化される。
【0046】現像手段3は、現像スリーブのような現像
剤担持体3aと、内部に現像剤を収容した現像剤収容部
3bとを有する。本実施例によると、現像剤収容部3b
は、プロセスカートリッジ5の手前側側面に矩形状の開
口部3cを備え、この開口部3cは外側より入口シール
100により塞がれている。又、現像剤収容部3bは、
実施例1と同様に、その内部にストッパ手段11が設け
られる。
【0047】上記構成のプロセスカートリッジ5は、ト
ナーシール104を手前側へと矢印D方向に引っ張るこ
とにより、現像剤収容部3bの現像剤Tを現像スリーブ
3aへと供給可能とした後、画像形成装置本体へと装着
し、画像形成を行なう。これにより、現像手段3の現像
剤収容部3b内の現像剤Tが消費される。本発明に従え
ば、図6に示すように、補給カートリッジ8を現像手段
3の現像剤収容部3bに装着することにより、現像手段
3に現像剤が補給される。
【0048】更に説明すれば、本実施例に従えば、補給
カートリッジ8は、現像手段3の現像剤収容部3bの前
記開口部3cの形状に適合した矩形断面を有する箱形と
され、その内部に補給用現像剤Tが充填された現像剤収
容部8aを有する。後述の図7の現像装置7の補給カー
トリッジ8をも参照すると理解されるように、本実施例
の補給カートリッジ8も同じく、現像剤収容部8aの下
板8bには矩形状の開口部8cが形成され、この開口部
8cは外側より開封シール102により塞がれている。
又、現像剤収容部8aは、実施例1と同様に、その上板
8dに、前記ストッパ手段11のストッパ軸12に係合
するための凹部8eが形成されている。
【0049】今、このような構成の補給カートリッジ8
を現像手段3に装着するには、先ず、プロセスカートリ
ッジ5を装置本体から取外し、そして、現像手段3の現
像剤収容部3bの手前側側面を塞いでいる入口シール1
00を図6にて矢印A方向に引っ張って、剥す。現像手
段3の現像剤収容部3b内の現像剤Tは消費されている
ので、この入口シール100を剥しても、現像剤収容部
3b内の現像剤Tが外部に漏れ出ることはない。
【0050】次いで、図6に示すように、補給カートリ
ッジ8を、入口シール100が剥された開口部3cを介
して現像剤収容部3b内へと図1の矢印方向Bへと挿入
する。この装着動作によって、実施例1と同様に、スト
ッパ手段11のストッパ軸12は補給カートリッジ8の
上板8dに当接して上方へと押し上げられ、更に、補給
カートリッジ8を現像剤収容部3bの内方へと挿入する
ことにより、補給カートリッジ8の先端部下板部分8b
が、現像剤収容部3b内に設けれた支持片3f上に載置
され、同時に、ばね14にて下方へと付勢されているス
トッパ軸12が補給カートリッジ8の凹部8eに嵌合
し、補給カートリッジ8を現像手段3の現像剤収容部3
b内に一体的に結合し固定する。又、このとき、補給カ
ートリッジ8の手前側側面に設けたフランジ8gがプロ
セスカートリッジ5の側面に当接し、プロセスカートリ
ッジ5の開口部3cと補給カートリッジ8との隙間を閉
鎖する。
【0051】その後、補給カートリッジ8の開封シール
102を図6にて矢印C方向に引っ張って引き剥す。こ
れによって、補給カートリッジ8の現像剤収容部8a内
に保持されていた現像剤Tは、開口部8cを介して現像
手段3の現像剤収容部3bへと落下移動する。
【0052】このようにして現像剤が再充填されたプロ
セスカートリッジ5は、再び画像形成装置本体内へと装
着され、画像形成が可能となる。
【0053】なお、この実施例3で説明したプロセスカ
ートリッジ8は、図7に示すように、実施例2で説明し
たと同様に、このプロセスカートリッジ8から感光ドラ
ム1を除いて、一体化された現像装置7へと構成を変え
ることもできる。従って、この場合、現像装置7は、感
光ドラム1及びその他のプロセス手段とは別体として、
画像形成装置本体に脱着可能とされる。
【0054】実施例4 図8には、本発明のプロセスカートリッジの他の実施例
を示す。本実施例のプロセスカートリッジ5は、複数個
の、本実施例では2個の補給カートリッジ81、82が
装着可能とされる。又、各補給カートリッジ81、82
は、実施例3にて説明した補給カートリッジ8と同様に
構成され、プロセスカートリッジ5の幅方向に、即ち、
細長形状とされる補給カートリッジ81、82の長手方
向に移動することにより現像手段3の現像剤収容部3b
に装着される。
【0055】ただ、本実施例では、実施例3のプロセス
カートリッジと異なり、ストッパ手段11のストッパ軸
12は、現像剤収容部3bの側壁3gに配置され、それ
ぞれ補給カートリッジ81、82の側面に形成した凹部
8eと係合する構成とされる。
【0056】このような構成のプロセスカートリッジ5
は、実施例3の場合と同様に、トナーシール104を矢
印方向Dに引いた後、装置本体に装着し、画像形成を行
なう。現像手段3の現像剤収容部3b内の現像剤Tを消
費した後、装置本体より取外し、先ず、上段の入口シー
ル100aを引き剥し、これによって生じた開口部3c
に補給カートリッジ81を矢印B方向へと挿入し、スト
ッパ手段11にてプロセスカートリッジ5に固定する。
そして、開封シール102aを引き、現像剤Tを現像手
段3の現像剤収容部3bへと移動して画像形成を可能と
する。
【0057】その後、プロセスカートリッジ5を再び装
置本体へと装着し、画像形成を行なう。再度現像手段3
の現像剤収容部3b内の現像剤Tが消費されると、プロ
セスカートリッジ5を装置本体より取外し、今度は、下
段の入口シール100bを引き剥し、これによって生じ
た開口部3cに補給カートリッジ82を矢印B方向へ挿
入し、ストッパ手段11にてプロセスカートリッジ5に
固定する。そして開封シール102bを引き、現像剤T
を現像剤収容部3bへと移動して画像形成を可能とす
る。
【0058】このとき、例えばユーザーが補給カートリ
ッジ81、82をプロセスカートリッジ内へと挿入する
順番を指示するために、補給カートリッジ81、82の
側壁3gに刻印200a、200b、例えば図示するよ
うに、、などを設けることもできる。
【0059】このように、本実施例では、プロセスカー
トリッジ5に複数個の補給カートリッジ81、82を挿
入可能として、その各々は取外し不能に構成されるため
に、補給カートリッジの脱着に起因したトナー飛散の問
題が解決される。
【0060】又、本実施例では、縦に2つの補給カート
リッジ81、82を挿入する例を示したが、これが3個
以上であっても良く、又、横方向などに並べて装着する
構成とすることもでき、同様の効果を奏し得る。
【0061】なお、この実施例4で説明したプロセスカ
ートリッジ8は、図7に関連して実施例3で説明したと
同様に、このプロセスカートリッジ8から感光ドラム1
を除いて、一体化された現像装置7へと構成を変えるこ
ともできる。従って、この場合、現像装置7は、感光ド
ラム1及びその他のプロセス手段とは別体として、画像
形成装置本体に脱着可能とされる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に従えば、
プロセスカートリッジ或は現像装置は、補給カートリッ
ジが一旦結合されるとその後の取外しは不能とされるの
で、本発明のプロセスカートリッジ又は現像装置は、下
記の効果を奏し得る。 (1)補給カートリッジからプロセスカートリッジ或は
現像装置の現像剤収容部へ現像剤を移動した後は、補給
カートリッジを外さないために、現像剤の飛散を少なく
することができる。 (2)補給カートリッジによる現像剤の補給回数が制限
でき、他の機能部品の寿命以上に現像剤を補給すること
がなく、現像剤の無駄をなくすることができる。 (3)補給カートリッジをプロセスカートリッジ或は現
像装置に取り付ける際に、これらの現像剤収容部空間と
補給カートリッジの取付空間が重なるように構成したの
で、補給カートリッジを結合したまま、プロセスカート
リッジ或は現像装置を使用することが可能となり、又、
そのために、画像形成装置本体が大型化することを防止
できる。 (4)エコロジーの観点から、プロセスカートリッジ或
は現像装置を廃棄するに際して、補給カートリッジと別
々に捨てるよりも、補給カートリッジがプロセスカート
リッジ或は現像装置と結合されて一体となって廃棄され
るために、空の補給カートリッジを捨てることがなくな
り、ゴミの容積を小さくできるという利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のプロセスカートリッジに補
給カートリッジを結合した状態を示す断面図である。
【図2】図1のプロセスカートリッジの断面図である。
【図3】図1のプロセスカートリッジの断面斜視図であ
る。
【図4】本発明のプロセスカートリッジを適用した画像
形成装置の一実施例の全体構成を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例の現像装置に補給カートリッ
ジを結合した状態を示す断面図である。
【図6】本発明の他の実施例のプロセスカートリッジ及
び補給カートリッジを示す斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例の現像装置に補給カートリ
ッジを結合した状態を示す断面図である。
【図8】本発明の更に他の実施例のプロセスカートリッ
ジ及び補給カートリッジを示す斜視図である。
【図9】従来のプロセスカートリッジの断面図である。
【図10】従来の補給カートリッジが装着されたプロセ
スカートリッジの断面図である。
【図11】従来のプロセスカートリッジと現像装置の断
面図である。
【図12】従来の補給カートリッジが装着された現像装
置の断面図である。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 2 帯電手段 3 現像手段 3a 現像剤担持体(現像スリーブ) 3b 現像剤収容部 4 クリーニング手段 5 プロセスカートリッジ 6 枠体 7 現像装置 8、81、82 補給カートリッジ 11 結合手段(ストッパ手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/10 (72)発明者 久保田 篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 菅野 一彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 池本 功 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐々木 新一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像手段を有し、画像形成装置に脱着自
    在な現像装置であって、1個以上の現像剤補給カートリ
    ッジを装着して現像剤の補給を受ける現像装置におい
    て、前記全ての補給カートリッジは、前記現像装置に対
    し結合可能で、且つ結合後取外し不能に構成されること
    を特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像手段は、前記補給カートリッジ
    を結合する際に、この現像手段の現像剤収容部空間と前
    記補給カートリッジ取付空間とが少なくとも一部重なる
    ことを特徴とする請求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記補給カートリッジは、この補給カー
    トリッジを現像装置に挿入する操作により、現像装置に
    結合されることを特徴とする請求項1の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記補給カートリッジを前記現像装置に
    結合した後取外し不能とする手段は、前記現像装置或は
    前記補給カートリッジに、又は、前記現像装置と前記補
    給カートリッジに、設けられることを特徴とする請求項
    1、2又は3の現像装置。
  5. 【請求項5】 像担持体と、この像担持体に作用する少
    なくとも1つの画像形成用プロセス手段とを有し、画像
    形成装置に脱着自在なプロセスカートリッジであって、
    1個以上の現像剤補給カートリッジを装着して現像剤の
    補給を受けるプロセスカートリッジにおいて、前記全て
    の補給カートリッジは、前記プロセスカートリッジに対
    し結合可能で、且つ結合後取外し不能に構成されること
    を特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記画像形成用プロセス手段は、少なく
    とも現像手段を含む請求項5のプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記像担持体は電子写真感光体であり、
    前記画像形成用プロセス手段は、更に、帯電手段及びク
    リーニング手段を含む請求項6のプロセスカートリッ
    ジ。
  8. 【請求項8】 前記補給カートリッジを結合する際に、
    この現像手段の現像剤収容部空間と前記補給カートリッ
    ジ取付空間とが少なくとも一部重なることを特徴とする
    請求項6又は7のプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記補給カートリッジは、この補給カー
    トリッジをプロセスカートリッジに挿入する操作によ
    り、プロセスカートリッジに結合されることを特徴とす
    る請求項5、6又は7のプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記補給カートリッジを前記プロセス
    カートリッジに結合した後取外し不能にする手段は、前
    記プロセスカートリッジ或は前記補給カートリッジに、
    又は、前記プロセスカートリッジと前記補給カートリッ
    ジに、設けられることを特徴とする請求項5、6、7、
    8又は9のプロセスカートリッジ。
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