JPH07128734A - インスタントカメラ - Google Patents

インスタントカメラ

Info

Publication number
JPH07128734A
JPH07128734A JP27559293A JP27559293A JPH07128734A JP H07128734 A JPH07128734 A JP H07128734A JP 27559293 A JP27559293 A JP 27559293A JP 27559293 A JP27559293 A JP 27559293A JP H07128734 A JPH07128734 A JP H07128734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
camera
film
instant camera
instant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP27559293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Hamada
正晴 浜田
Fumio Tomikawa
文雄 冨川
Hirota Sato
裕太 佐藤
Yoshitaka Naito
義孝 内藤
Minoru Matsuzaki
稔 松崎
Kazunori Mizogami
和紀 溝上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP27559293A priority Critical patent/JPH07128734A/ja
Priority to US08/334,547 priority patent/US5742860A/en
Publication of JPH07128734A publication Critical patent/JPH07128734A/ja
Priority to US08/574,868 priority patent/US5696997A/en
Priority to US08/574,936 priority patent/US5687411A/en
Priority to US08/574,935 priority patent/US5805936A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】撮影機能を低下させることなく、インスタント
カメラの小型化を図る。 【構成】インスタントカメラ本体1のグリップ面1a側
にフィルムカートリッジ装填部3をそのフィルム露光面
が該グリップ部側と反対側に向けられた状態で該グリッ
プ面1aに平行に配設する。一方、上記カメラ本体1の
該グリップ面1aの反対側に少なくとも撮影レンズ光学
系、シャッタ機構、反射鏡で構成される光学系ブロック
4を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インスタントカメラ、
詳しくは、インスタントカメラのレイアウトに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自己現像方式で、被写体側に像を形成す
るインスタントフィルムを使用する従来のインスタント
カメラにおいて、図33の斜視図に示すようにカメラ本
体100には、フィルムカートリッジ110が通常撮影
状態での水平面方向に露光面を上に向けて配置されてお
り、その上部に少なくとも撮影レンズ101aを含むシ
ャッタユニットと反射鏡等で構成される光学系ブロック
101が折り畳み可能に、あるいは、図34のように固
定されて配置されている。
【0003】このようなカメラの場合、撮影に際して
は、安定してホールドし、手ブレを防ぐために両手でカ
メラを保持することが前提となるようなカメラ形態にな
っていた。また、このレイアウトによるインスタントカ
メラで通常撮影に対して90゜向きを変えた写真を撮る
場合は、図35、または、図36に示すように、撮影者
は2通りのカメラの向きにて、極自然に撮影をすること
になる。
【0004】一方、図37の斜視図に示すように、折り
畳みタイプのインスタントカメラの場合は、カメラの光
学系ブロック101を収納解放して、撮影スタンバイ状
態にした時に、該光学系ブロック101に配設されたス
タンバイ状態を保持するためのロック部材101d(図
33参照)を作用させて、カメラホールド時のグリップ
力により該光学系ブロック101が動いてしまうことを
防止している。
【0005】更に、この折り畳み方式のカメラのおいて
は、図38に示すように撮影レンズ105を含むシャッ
タユニット105Aと被写体光の反射用の反射鏡107
とは、撮影状態S1 から折り畳み状態S2 折り畳まれ、
特に折り畳み時にシャッタユニット105Aは、状態S
2 のようにフィルムカートリッジ110に対し斜めにな
った状態で収納される。一方、図34に示すような光学
系ブロックが常時固定されて配置されている方式のカメ
ラにおいては、シャッタユニット105Aと反射鏡10
7は、常に状態S1 の位置にフィルムカートリッジ11
0の中の最上位にあるフィルムに対して精度よく固定さ
れている。
【0006】このようにシャッタユニット105Aと被
写体光反射鏡107との位置関係が固定されているもの
は可動タイプのものに比べ光学系部材の総合的な位置精
度を良好にすることができる反面カメラが常に大型化し
てしまう。
【0007】また、図39,40に示すような被写体光
反射鏡の反射面の方向に向けてシャッタユニット205
Aを回動させて矢印dの方向にレンズ光軸を約90゜回
転させて折り畳み時の小型化を狙ったものもある。
【0008】このカメラにおいては、撮影レンズ205
を内蔵するレンズユニット205Aは、カメラ本体20
1に節点Paを介して支持され、リンク206により節
点Pbを介して支持される。更に、上記リンク206
は、カメラ本体201に支持された反射鏡207の支持
部材208により節点Pcを介して支持されている。な
お、図39の撮影スタンバイ状態では支え部材209に
よりシャッタユニット205Aが撮影可能位置に起立し
て保持されている。
【0009】また、従来、インスタントカメラのデータ
写し込み装置として特開平5−72621号公報に提案
されているものは、図41に示されたデータ写し込み光
学系301とデータ写し込み用電装基板303と時計作
動用コインバッテリー304をインスタントカメラのシ
ャッタ機構、被写体光反射用の反射鏡を含む、撮影光学
系302の範囲外に配設して、データ写し込みを行うも
のである。
【0010】この装置では、データ写し込みは撮影終了
後、露光済みのフィルムを排出しながら、フィルムカー
トリッジ306からフィルムが排出された後、データ写
し込みのために設けた発光素子305をフィルムスピー
ドに応じた発光間隔で数回、発光させることによりデー
タ写し込みを行うものである。
【0011】また、図42に示される従来のインスタン
トカメラのデータ写し込み装置は、撮影光学系406の
近傍に発光素子407を含むデータ写し込み光学系40
8の光軸を反射鏡409に向けて、配設する。そして、
撮影と同時か、又は、終了後、発光素子407を1回発
光することでフィルム403へのデータ写し込みを行う
ものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来のインスタントカメラでは、フィルムカートリッジ装
填部が水平面に対し平行に配設されているため、撮影時
のカメラ形態が水平方向に大型化してしまう。このよう
にカメラが大型化した場合、シングルハンドによるカメ
ラ本体のホールドが困難となる。そこで、安定した撮影
を行うためには、図37、および、図43のように撮影
者は常に両手でしっかりと保持しなければならなかっ
た。
【0013】しかし、このようなカメラ保持では、撮影
時に撮影者の両手が塞がるため、荷物を持っている等で
片手が塞がっている状態のままでは撮影ができず、シャ
ッターチャンスに制約を受けてしまう。また、図37の
ようにカメラ背面にファインダー101b、操作スイッ
チ101c等が配されいるカメラの場合は親指で背面を
グリップできないため、撮影者は、親指でカメラ本体1
00の下部をおさえ、その他の指でカメラ上面をおさえ
てカメラを保持しなければならない。
【0014】従って、このホールド方法だと図44の撮
影状態を示す図のように、撮影時に脇部Fが開いてしま
い、両手でホールドしたにも拘らず、安定したホールデ
ィングがしにくいばかりか、持ちにくく、疲れ易いとい
う欠点があった。
【0015】特に、折り畳み式のカメラの場合は、図4
5に示すようにカメラ本体110の幅サイズを大きくし
て、別途に新たなグリップ部110aを設ける工夫をし
ないと、上記図37のように斜めになった折り畳み可動
部のグリップを強いられることになる。このように、折
り畳み式カメラのグリップ性向上のためにはカメラの大
型化が条件となるという欠点があった。それに加えて、
グリップ力による光学系ブロックの動き防止のため、ス
タンバイ状態保持用のロック部材101d(図33参
照)を設け、カメラオープン後にロックを掛ける必要が
ある。従って、カメラを折り畳む際に1動作でカメラを
スムーズに折り畳むことができず、煩わしいという欠点
もあった。
【0016】それに加えて、図38に示すように折り畳
み解放状態から折り畳み時までシャッタユニット105
Aと被写体光反射鏡107との位置関係(角度α)が変
化しないよう、常に固定されているタイプのカメラは、
収納時にシャッタユニット105Aは斜めになったまま
での折り畳みを余儀なくされていた。これは図46に示
すシャッタユニット105A′と被写体光反射鏡10
7′のようにシャッタユニット105A′をフィルムカ
ートリッジ110に対して極力まっすぐに収納するのに
比べシャッタユニット105Aの突出量Cだけ大きくな
ってしまい、効率のよい収納ができず、折り畳み時のカ
メラサイズも十分な小型化ができないという欠点があっ
た。
【0017】前述の図39,40に示す方式のカメラ
は、該図40のように折り畳み時の薄型化は図れるもの
の、特に、ストロボ等のシャッタユニット205Aの上
部への配設の必要を考えた場合等は、平面方向の小型化
は図りづらい。更に、この方式では、図39に示すよう
にシャッタユニット205Aと被写体光反射用の反射鏡
207に関わる回動節点Pa,Pb,Pc,Pd,P
e,Pf,Pgの7点となり、回動節点の数が極めて多
くなり、その位置もバラバラにあって、光学系の精度が
出しづらい構成となる。そして、光学性能が劣化してし
まう虞れがあるという欠点があった。
【0018】また、通常の撮影の向きに対して90゜向
きを変えた写真を撮る際、撮影者は、カメラの向きを常
に意識してストロボが上方にくる方向で撮影しなくては
ならず、非常にわずらわしく、ストロボ光による影の発
生の失敗写真となる可能性も高い。
【0019】また、前述した特開平5−72621号公
報によるデータ写し込み光学系の配置の従来のカメラに
は、次のような問題点がある。即ち、図41に示すよう
にデータ写し込み光学系301等を撮影光学系302の
外に配設する装置では、データ写し込みに必要な部材の
新たなスペースが必要となり、カメラが大型化してしま
う。更に、このタイプのカメラの場合、グリップ部から
フィルムが排出されると、フィルムの給送に対して、撮
影者の手が障害となってしまうため、例えば、フィルム
の排出方向をフィルムガイド壁310の曲面によって変
え、これを回避する必要がある。省スペースのためこの
曲面上にてデータ写し込みを行うと、曲面状のフィルム
にフィルムスピ−ドも不安定な条件下においての写し込
みを強いられることになり、光学系の深度確保、およ
び、精度のよいフィルムスピ−ド検出等、高度の技術的
配慮が必要となって、データ写し込み装置のシステムが
複雑化するという欠点があった。
【0020】特に、フィルムカートリッジ306の外で
データの写し込みを行っているため、フィルムカートリ
ッジ内と比較すると、データ写し込み位置における、フ
ィルムの平面性の確保の条件も不利となり、理想的な条
件の設定が難しくなる。
【0021】一方、前記図42(A)に示す従来のイン
スタントカメラのように、撮影光学系406の近傍にデ
ータ写し込み光学系408を配設し、反射鏡409で反
射させるデータ写し込みの方法では、データ写し込み光
学系408のバックフォーカスが極めて長くなり、デー
タ写し込み光学系408の小型化が難しくなる。また、
発光素子407も1回の発光でデータを全て写し込まね
ばならないため、大型化する。それに伴いこの光学系配
置位置には、シャッタユニットのシャッタ機構の一部が
あるため、光学系および発光素子が大型化すればする程
シャッタユニットの機構スペース確保にも問題が生じ
る。延いては、シャッタユニットの大型化につながると
いう欠点もあった。また、フィルム面上のデータ写し込
みに適する部分は、一般的には図42(B)に示す斜線
部に限られており、撮影光学系406から離れた所から
データ写し込み光学系408の光線を発生させ、反射鏡
409で反射させているため、フィルム露光面に対し、
垂直に近い条件で、この斜線部の理想的な位置に写し込
みをするのは極めて難しく、写し込まれた文字のゆがみ
等による品質劣化の虞れもあった。
【0022】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであり、撮影機能を低下させることなく、
インスタントカメラの小型化を図ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の1つ
のインスタントカメラは、撮影後、フィルムが被写体側
に向けて排出されるインスタントカメラにおいて、通常
撮影状態で撮影者側から見てカメラ本体の右側に設けら
れたグリップ部と、該カメラ本体の撮影者側から見た左
側に配置され少なくとも撮影レンズを含む光学系と、該
カメラ本体の該グリップ部と該光学系との間に、フィル
ムカートリッジに収納されたフィルム露光面が、該光学
系側を向くように該フィルムカートリッジを装填可能な
フィルムカートリッジ装填部とを具備したことを特徴と
する。
【0024】上記カメラにおいては、撮影者はフィルム
カートリッジをグリップ部側から装填した後、右手でグ
リップ部をホールドして撮影を行う。
【0025】本発明の他の1つのインスタントカメラ
は、撮影後、フィルムが被写体側に向けて排出されるイ
ンスタントカメラにおいて、通常撮影状態で撮影者側か
ら見てカメラ本体の右側に設けられたグリップ部と、該
カメラ本体の前記撮影者側から見た左側に配置され少な
くとも撮影レンズを含む光学系と、該カメラ本体の該グ
リップ部と該光学系との間に、フィルムカートリッジに
収納されたフィルム露光面が該光学系側を向くように該
フィルムカートリッジを装填可能なフィルムカートリッ
ジ装填部と、該カメラ本体の被写体側の面に被写体に向
けて、撮影者から見て撮影レンズの光軸より右側かつ上
側に配置されているストロボ発光部とを具備することを
特徴とする。
【0026】本カメラにおいては、カメラのホールド部
を右手でホールドして、自然な体勢で撮影を行った場
合、必ず撮影レンズ光軸よりもストロボ発光部が上方に
位置する。
【0027】本発明の更に他の1つのインスタントカメ
ラは、少なくとも撮影レンズ、シャッタ機構及び被写体
光を反射する反射部材を含む光学系を折り畳み可能に収
納できるインスタントカメラにおいて、少なくとも、該
撮影レンズおよび該シャッタ機構で構成される一体化さ
れたシャッタユニットと、被写体光を反射する反射部材
を支持する支持部材との間に直接両者を相対的に回動可
能に連結する連結部とを具備したことを特徴とする。
【0028】本カメラにおいては、光学系が折り畳み可
能な場合、撮影時に、例えば、手の範囲内の操作で該光
学系の折り畳みが解除され、該光学系がカメラ本体から
露出する。
【0029】本発明の更に他の1つのインスタントカメ
ラは、撮影レンズを通過した被写体光を反射部材により
反射させてフィルムに露光するタイプのインスタントカ
メラにおいて、少なくともデータ写し込み光学系の一部
を、該反射部材に反射してフィルム露光面に到達する被
写体光の光路範囲外の空間で、かつ、フィルムカートリ
ッジの反射部材側への投影空間に、その光軸をフィルム
露光面に向けて該データ写し込み光学系を配置したこと
を特徴とする。
【0030】このデータ写し込み光学系を有するインス
タントカメラカメラにおいては、被写体の撮影に伴い、
例えば、日付等のデータがフィルムに写し込まれる。
【0031】
【実施例】以下、この発明の実施例を図を用いて詳述す
る。本発明の一実施例を示すインスタントカメラは、自
己現像方式カメラであって、光学系ブロックを撮影スタ
ンバイ位置に立ち上げて撮影を行うものとする。
【0032】図1〜図4は、上記実施例のインスタント
カメラの光学系ブロック4の収納位置(4A)にある状
態での被写体側からみた正面図、および、右側面図,下
面図,裏面図である。また、図5〜図9は、上記インス
タントカメラで光学系ブロック4を収納位置(4A)か
ら回動して立ち上げ、撮影スタンバイ位置(4B)にあ
るときの被写体側からみた正面図、および、右側面図,
下面図,裏面図,左側面図である。
【0033】また、図10〜図12は、上記インスタン
トカメラのフィルムカートリッジを装填可能な状態であ
って、フィルムカートリッジ装填部3をカートリッジ3
1が装填可能な装填位置(3B)まで、また、装填部蓋
3aを装填位置(3aD)から更に開放位置(3aC)
までそれぞれ回動させた状態での被写体側からみた正面
図、および、右側面図,下面図である。更に、図13,
14は、本インスタントカメラの収納状態,撮影スタン
バイ状態での内部構成部材の配置を示す透視斜視図であ
る。
【0034】本カメラのカメラ本体1には、図1上で被
写体側からみて左側、即ち、図27に示す通常撮影状態
で撮影者側からみて右側にフィルムカートリッジ装填部
3を配し、該フィルムカートリッジ装填部3に対向した
右側、即ち、上述の撮影者側からみて左側に立ち上げる
ことによって撮影スタンバイ位置(4B)に移動可能な
光学系ブロック4が配設される。そして、上記カメラ本
体1のフィルムカートリッジ装填部3が配設される側で
ある図1の左面側、即ち、上述の撮影者側からみて右側
をグリップ面1aとし、その面上に光軸Oと平行な方向
に延出するハンドストラップ2を配設する。なお、上記
フィルムカートリッジ装填部3のフィルムカートリッジ
31の配設状態は、該グリップ面1aに平行な方向でフ
ィルム露光面を該グリップ面1aとは反対側に向ける。
【0035】また、図1に示すようにカメラ本体1の前
面上方の左側、即ち、上述の撮影者側からみて右側上方
にはストロボ10を配設し、その左側にはファインダ9
が細長く後方に向けて配設されている。また、該ファイ
ンダ下部には外部測光センサ41,セルフタイマ発光L
ED42,リモコン受信センサ43が配設されている。
また、前面中央部には撮影済みフィルムの排出口11が
配設されており、フィルム31aは、図15のフィルム
排出時の斜視図に示すように撮影後、カメラ前面に排出
される。
【0036】更に、図4に示すようにカメラ後面の上方
には、ファインダ接眼部9aが配設される。また、下方
にはレリーズ釦16と、収納位置に係止された光学系ブ
ロック4の係止を解除してカメラを撮影スタンバイ状態
にすると同時に電源スイッチ機能を兼用している係止解
除レバー17とがグリップを握る手の指での操作が可能
な位置に配設されている。更に、中央部には表示部21
が配設されている。
【0037】上記光学系ブロック4は、図13,14に
示すように撮影レンズ5とシャッタ機構6およびAF投
光センサ44と受光センサ45で構成されるシャッタユ
ニット5A,反射鏡7、後述する遮光ゴム、および、後
述するデータ写し込み光学系部52A(図13,14)
で構成されている。
【0038】そして、フィルムカートリッジ装填部3の
フィルム面方向に立ち上がるように後述するリンク機構
8を構成するリンク部材8aを介して付勢されている。
上記係止解除レバー17を操作することによって、シャ
ッタユニット5Aの本体1との係止が外れ、図13の斜
視図に示す収納位置(4A)から図14の斜視図に示す
撮影スタンバイ位置(4B)まで後述する図16に示す
バネ61の付勢力に付勢されて立ち上がる。
【0039】図16,17は、シャッタユニット5Aを
含む上記光学系ブロック4を撮影スタンバイ位置(4
B)と収納位置(4A)間で回動するためのリンク機構
8の作動状態の概略を示す図である。本図に示すよう
に、上記リンク機構8は、カメラ本体1の支持部と反射
鏡支持部材12とシャッタユニット5Aとリンク部材8
aとで構成される平行4節リンク機構である。該リンク
機構8は、それ自体がリンク機構の一部を構成するシャ
ッタユニット5Aを移動自在に支持しており、該リンク
部材8aの回動に伴い撮影スタンバイ位置(4B)から
収納位置(4A)へ、または、その逆方向へ、シャッタ
ユニット5Aをその光軸方向を一定に保ちながら、それ
ぞれの位置に移動可能とする。なお、その移動時にシャ
ッタユニット5Aと反射鏡7との相対角度は変化する。
【0040】上記リンク機構8は、リンク部材8aを介
してバネ61でスタンバイ方向に付勢されており、撮影
スタンバイ位置(4B)では、反射鏡支持部材12がそ
の当接部12bを介して本体ストッパ1dに当接し、位
置決めされている。従って、撮影スタンバイ位置(4
B)でのシャッタユニット5Aと反射鏡支持部材12の
ガタつきもなく、正確な撮影スタンバイ位置に保持され
る。
【0041】また、上記撮影スタンバイ位置(4B)へ
の回動時のストッパ1dへの当接時の衝撃は、リンク部
材8aに連動するダンパ62により和らげられる。ま
た、撮影スタンバイ状態を検出する状態検出スイッチ6
3も設けられており、特に、撮影時に光学ブロック4に
何かが触れて動いたときには、該スイッチ63が作動し
て、撮影禁止状態とする。
【0042】また、光学系ブロック4を撮影スタンバイ
位置(4B)から収納位置(4A)まで回動させる場
合、撮影スタンバイ位置(4B)での該ブロック4のロ
ック部材を設けていないことから、ロック解除操作等を
行うことなく、直接、光学系ブロック4の背面を手で押
圧することにより収納位置(4A)まで容易に折り畳む
ことができる。その収納状態ではシャッタユニット5
A,反射鏡保持部材12からなる光学系ブロック4は、
シャッタユニット5Aの爪5Aaが本体側の係止爪64
に係合し、収納位置(4A)に係止される。撮影スタン
バイ状態にするときは、上記係止解除レバー17の作用
により係止爪64がスライドし、シャッタユニット5A
の爪5Aaとの係止が外れ、撮影スタンバイ状態とな
る。
【0043】上述のように、4節リンク機構8による回
動動作により、シャッタユニット5Aは、図16,17
に示すように、適切な撮影スタンバイ位置でストッパ1
dを作用させて光学系ブロック4を正確な撮影位置に精
度よく位置決めすることが可能となる。これにより光学
性能を劣化させることなく、効果的により一層の折り畳
み時の小型化が図られる。更に、撮影スタンバイ、また
は、折り畳み動作が非常に簡単に片手で行える。
【0044】上記撮影スタンバイ状態では光学系ブロッ
ク4とフィルムカートリッジ3間は遮光ゴム15により
遮光されている。この遮光ゴム15は、光学系ブロック
4が収納状態にあるときは、後述する図19に示すよう
にフィルムカートリッジ装填部3と反射鏡7との間に効
率よく折り畳まれた状態になっている。なお、図18,
19は、上記光学系ブロック4の被写体光線反射鏡7と
遮光ゴム15の撮影スタンバイ状態と収納状態での状態
を図18には撮影スタンバイ状態、図19には収納状態
をそれぞれ示している。
【0045】図20は、光学系ブロック4による撮影光
学系の光路図を示す図である。但し、本図には写し込み
光学系は図示していない。上記図20に示すように光学
系ブロック4が撮影スタンバイ位置(4B)にあると
き、シャッタ機構6のシャッタが開くと、撮影レンズ5
を介して取り込まれた被写体光は、反射鏡7で反射し、
フィルムカートリッジ装着部3に収納されているフィル
ムカートリッジ31の最上部にあるフィルム31aの露
光面に結像し、撮影が実行される。
【0046】図21、22は、本実施例のインスタント
カメラの外形、および、写し込み光学系を含めた内部構
成を示す図であって、撮影スタンバイ状態とシャッタユ
ニットを折り畳んだ収納状態を示している。これによる
とデータ写し込み光学系はカメラ折り畳み時においても
効率よくフィルムカートリッジと反射鏡保持部材の間に
収納できる。上記図21,22中、5Aは、前述したよ
うに撮影レンズ5を含むシャッタユニットである。ま
た、51,52は、データ写し込み光学系部52Aを構
成するデータ写し込みLEDと、データ写し込み光学系
である。また、反射鏡の横およびシャッタユニット5A
回りからの光もれを防ぐためのゴム製遮光膜15も装備
されている。
【0047】そして、該データ写し込みLED51と、
データ写し込み光学系52とからなる写し込み光学系部
52Aは、図23の側面図に示すように反射鏡7のすぐ
横に、図24の断面図のように反射鏡保持部材12と一
体に形成されるデータ写し込み部保持部材12aに保持
されている。このようにデータ写し込み部保持部材を反
射鏡保持部材12と一体に形成することによって、コス
トダウンおよび光学系の精度の向上が可能となる。
【0048】更に、上記図21,22、または、前記図
13,14に示すように、反射鏡7の反射面の裏面側に
は、データ写し込み用電装基板54と計時用コインバッ
テリ56が配設されている。データ写し込み部に配設さ
れたデータ写し込みLED51と写し込み電装基板54
とは、フレキシブルプリント基板53により上記電装基
板54上のコネクタ55を介して接続されている。
【0049】上記データ写し込み光学系部52Aの配設
位置R0 としては、図25に示すように被写体光が反射
鏡7で反射されて、フィルム31aの露光面31fに到
達する光路範囲R1 の外であって、且つ、カートリッジ
31の反射鏡7側の投影空間R2 内であって、しかも、
上記露光面の反射鏡7側への投影空間R3 上に配設され
るものとする。
【0050】なお、上記写し込み光学系部52Aによる
データ写し込み動作は、上記LED51からのデータ光
は、写し込み結像レンズ52を介してフィルム31aの
露光面31f上に結像し、データの写し込みが実行され
る。
【0051】前記図1,図3等に示されるようにハンド
ストラップ2は、カメラ本体1のグリップ面1a側であ
って、フィルムカートリッジ装填部3側にて装填蓋3a
を跨いだ状態でカメラ本体1、および、装填蓋3aの開
動中心の近傍に保持され、少なくとも一方が本体1、ま
たは、装填蓋3aに対して容易に着脱可能か、または、
本ストラップ2の中央が着脱可能とする。該ストラップ
2の長さは調節可能である。
【0052】該カートリッジ31の装着、または、取り
出しを行う場合、まず、図10,12に示すようにハン
ドストラップ2の一方を本体1から外す。上記カートリ
ッジ装填部3を図12の装填位置(3B)まで回動させ
る。そこで、該カートリッジ31の装着、または、取り
出しを行う。その後、カートリッジ装着部3を閉じ、ハ
ンドストラップ2を元のようにカメラ本体1に取り付け
て、上記該カートリッジ31の装着、または、取り出し
を終了する。
【0053】図26は、カメラ本体1のカートリッジ装
着部3まわりのフィルム排出機構部の構成を示す図であ
る。撮影終了後、撮影済みフィルム31aは、1枚ずつ
図15に示すようにカメラ本体前面の排出口11から排
出されるが、その機構、および、動作について詳しく説
明すると、撮影終了後、DCモータ24が駆動され、そ
の回転は、カムギヤーを含むギヤー列25を介して、後
方に配設されているフィルムピック26に伝達される。
該フィルムピック26の作用により、フィルムカートリ
ッジ31上のフィルム31aが1枚だけが前方に配設さ
れるスプレッドローラ23に送り込まれる。
【0054】上記DCモータ24は、該スプレッドロー
ラ23も駆動しており、送り込まれた撮影済みのフィル
ム31aは、スプレッドローラ23により現像液が拡散
され、撮影後フィルム遮光膜(図示せず)を経由して、
排出口11より排出される。
【0055】上記図26に示すようにスプレッドローラ
23には一体的に羽根車59が固着され、該羽根車59
の回転は、フォトインタラプタ58により検出される。
該スプレッドローラ23の回転量、従って、フィルム送
り量は、フォトインタラプタ58のパルス信号によって
検出される。また、フォトリフレクタ57は、スプレッ
ドローラ23の排出側に配設されており、排出されるフ
ィルム31aの先端がスプレッドローラ23から基準位
置に到達したことを検出する。
【0056】そして、1コマの撮影が終了し、フィルム
31aが上記基準位置に到達したことをフォトリフレク
タ57で検出したときから、フォトインタラプタ58に
より1枚分の排出に相当するスプレッドローラ23の所
定の回転量を検出した時点でDCモータ24を停止させ
る。また、上記基準位置に到達したことの検出と同時も
しくは検出後のフォトインタラプタ58による一定パル
ス発生後、このフォトインタラプタ58によるパルスと
同期化させて、前記データ写し込みLED51を数回発
光させてデータ写し込みを行う。
【0057】なお、上記スプレッドローラ23は、ごみ
等の付着によるフィルム面への悪影響を防止するため
に、定期的にクリーニングをする必要がある。その場
合、カメラ本体の前面側に扉を配設して、そこからクリ
ーニングを行うとすると、前述したように前面上部にス
トロボ10が配設されていることから、感電の危険性が
ある。そのため、カメラの前面側からはクリーニングは
不可能である。
【0058】本実施例の場合、ストロボ10を避けてク
リーニングを行える機構とする。まず、クリーニングに
際しては、前記図12に示すように蓋ロック機構3dを
操作することによって、フィルムカートリッジ装填部3
の蓋3aを開放位置(3aC)まで開放した状態とす
る。
【0059】この動作に機構的に連動して、図10,1
1に示すように、スプレッドローラ23に連結している
操作ツマミ18が本体1の外方に突出した状態になる。
同時にDCモータ24とスプレッドローラ23間のギヤ
ーは連結が解除される。そこで、該蓋3aの開放口から
綿棒等を差し込み、ツマミ18で上記スプレッドローラ
23を回転させながらクリーニングを行う。
【0060】このように本カメラのクリーニング構造に
よれば、感電の危険等もなく、具合よくスプレッドロー
ラ23のクリーニングが行える。なお、本実施例では蓋
3aの開放に連動して上記ツマミ18が突出したが、該
ツマミ18を単独操作により突出させるようにしてもよ
い。
【0061】本実施例のインスタントカメラにおける他
の電装品の配置としては、図13,14の斜視図に示す
ように、主な電装部材であるストロボ用コンデンサ2
1、および、メイン基板22等は、カメラ本体1の後部
に配設されている。
【0062】次に、以上のように構成された本実施例の
インスタントカメラによる撮影動作等について説明す
る。まず、フィルムカートリッジ31をカメラ本体1に
装填するには、図10,12に示すように、フィルムカ
ートリッジ装填部3を装填位置(3B)まで持ち上げ、
カートリッジ蓋3aを第1の開放位置(3aD)に位置
させる。そこで、フィルムカートリッジ31を装填し、
上記カートリッジ装填部3をカメラ本体1内に収納し、
カートリッジ蓋3aを閉じ、カートリッジ31の装填動
作を終わる。
【0063】そして、撮影を行う場合は、図29の斜視
図に示すように、カメラをホールドする。そして、係止
解除レバー17を指で操作することによって、図1,4
に示す収納状態にある光学系ブロック4を、図5に示す
ような撮影スタンバイ状態とする。
【0064】撮影時のホ−ルディング状態は、カメラ本
体1を立てて構える場合と、水平に寝かせて構える場合
がある。図27は、上記カメラ本体1を立てた状態で撮
影を行う様子を示しているがこの状態を通常撮影状態と
する。この通常撮影状態においては、横長の写真が撮影
される。また、図28は、カメラ本体1を水平に倒して
撮影を行う様子を示している。何れの場合も右手のみで
ハンドストラップ2を介して本体1を具合よくグリップ
することができるとともに、図29に示すように、グリ
ップした手の指でレリーズ釦16、および、電源スイッ
チ兼用の係止解除レバー17を操作することが可能であ
り、シングルハンドで全ての撮影操作ができる。なお、
変形例としてレリーズ釦16′を図29上のカメラ本体
1の上部に配設して、人差し指等で操作するようにして
もよい。
【0065】本カメラの場合、撮影ホールド状態は必然
的に図27、または、図28に示すようにカメラ前面の
ストロボ10の配設位置が撮影レンズ5よりも高い位置
となる。従って、被写体に対して上方からストロボ光が
照射され、ストロボ光影の発生がなく、また、撮影光軸
とストロボとの距離も十分確保できるので、赤目の発生
もなくなり、良好な撮影を行うことができる。
【0066】なお、上記図28のホールディング状態に
対してカメラ本体1を上下逆方向に支持することは、普
通の支持状態では不可能であることから上記ストロボ1
0の照射光が被写体の下方から照射されることはなく、
撮影者は、ストロボの位置に注意しなくともよく、スト
ロボ光影による失敗写真の撮影はなくなる。
【0067】また、スプレッドローラ23のクリーニン
グは、前述したようにフィルムカートリッジ蓋3aを開
放して、スプレッドローラ23を回転させながら綿棒等
で行う。そのクリーニング状態では、スプレッドローラ
23を回転駆動するためのツマミ18は突出した状態に
なっており、また、DCモータ24とスプレッドローラ
23とのギヤー連結は解除されているので、上記スプレ
ッドローラ23の回転もツマミ18により実行でき、極
めて簡単にクリーニングを行うことができる。また、前
面に配設されるストロボ10に手が接触しないので危険
性がなく、安全にクリーニングができる。
【0068】以上説明したように本実施例のインスタン
トカメラによれば、グリップ1a側にフィルムカートリ
ッジ装填部3を配設する一方、フィルムカートリッジ装
填部3を挟んで該グリップ部とは反対側に撮影レンズ
5,シャッタ機構6,反射鏡7等で構成される光学系ブ
ロック4を配設しているので、ストロボ発光時に赤目や
ストロボ光影等の発生がない位置にストロボを配設する
ことができる。更に、スプレッドローラ23,フィルム
カートリッジ31等の重い部材がグリップ側に集中し、
カメラの重心位置が該グリップ1a側に近く位置するた
め、前記図27,28に示すようにシングルハンドでの
ホ−ルディングが容易となる。
【0069】また、上記光学系ブロック4がグリップ部
1aと反対側に位置するため、該光学系を簡単に折り畳
んで収納する構造を採用することができ、携帯時、カメ
ラ本体を小さくまとめることができる。更に、グリップ
側1aと反対側に該光学系ブロック4は配設されること
から、シングルハンドでカメラをホールドでき、撮影ス
タンバイ状態での該光学系ブロック4側をホールドする
必要がない。従って、該光学系ブロック4のスタンバイ
状態保持のためのロック機構が不要となり、折り畳み動
作が容易なものとなる。
【0070】なお、本実施例のものは、上述のように撮
影スタンバイ位置での該ブロック4のロック機構を設け
ていないので、万一、光学系ブロック4に手が触れて該
ブロックがカメラ本体1に対して移動した場合には、そ
の動きを検出する検出スイッチ63の信号により、撮影
禁止とする。このようにして本実施例のカメラでは撮影
の安全性を向上させるている。
【0071】また、前記図33等に示した従来のインス
タントカメラでは、通常の撮影状態に対して90゜向き
を変えた写真を撮影する際、ストロボ光による影を防ぐ
ため撮影者はカメラ向きを常に意識してストロボが上方
に来る方向で撮影しなくてはならず、非常にわずらわし
く、ストロボ光影による失敗写真となり易いという欠点
があった。
【0072】しかし、本実施例のインスタントカメラの
場合は、ストロボ10をグリップ側1aの上方前面に配
したので、図27に示す通常の撮影状態と、向きを変え
た図28に示す撮影状態の両方向の写真撮影のいずれの
場合も、ストロボ影や赤目発生防止のために撮影者がカ
メラの向きによるストロボの位置を意識することなく撮
影を行うことができる。特に、図27の通常撮影状態に
対して図28の90゜向きを変えた状態の写真を撮影す
る場合でも、自然にストロボ10が上方に位置するよう
に、カメラ本体1をホールドすることになり、ストロボ
光影のない写真の撮影ができる。
【0073】なお、図30は、本実施例のインスタント
カメラの正面図,ストロボ光配光特性図,フィルム露光
面を示す図を配設姿勢を関連付けて示した図であるが、
ストロボ10の長手方向L0 の配設方向としてフィルム
31aの露光面31f方向と平行としている。そして、
このカメラの場合、フィルム31aの長手方向は、撮影
光軸Oに沿っている。
【0074】従って、ストロボの配光特性上、例えば、
EV 値が−1となる画角幅がフィルム露光面31fの長
手方向長さよりも小さくなっており、ストロボ光の照射
が好ましい状態とはいえない。
【0075】そこで、上記ストロボの照射状態を改善す
る変形例のインスタントカメラとして、図31の斜視図
に示すようにストロボ70を本図上の水平の向きに配置
し、該ストロボ10の長手方向L0 をフィルム31aの
露光面31fに対して直交する方向とする。図32は、
この変形例のカメラの正面図,ストロボ光配光特性図,
フィルム露光面を示す図を配設姿勢を関連付けて示した
図である。
【0076】この変形例のカメラによれば、上記配光特
性が水平方向に広がった配光となるので、例えば、EV
値が−1となる画角幅がフィルム露光面31fの長手方
向長さに対応するようになる。従って、撮影画面全面に
ついて露光状態が良好となるストロボ撮影が可能とな
る。
【0077】なお、本実施例、または、変形例のインス
タントカメラは、光学系ブロック4が撮影スタンバイ位
置と収納位置に移動可能な構造としたが、該光学系ブロ
ックはカメラ本体に固定された構造のインスタントカメ
ラにも本発明のカメラのレイアウトを適用しても同様の
効果が発揮される。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、撮影機能を低下させる
ことなくインスタントカメラの小型化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のインスタントカメラの光学
系ブロック収納状態での正面図。
【図2】上記図1のインスタントカメラの光学系ブロッ
ク収納状態での右側面図。
【図3】上記図1のインスタントカメラの光学系ブロッ
ク収納状態での下面図。
【図4】上記図1のインスタントカメラの光学系ブロッ
ク収納状態での裏面図。
【図5】上記図1のインスタントカメラの光学系ブロッ
ク撮影スタンバイ状態での正面図。
【図6】上記図1のインスタントカメラの光学系ブロッ
ク撮影スタンバイ状態での右面図。
【図7】上記図1のインスタントカメラの光学系ブロッ
ク撮影スタンバイ状態での下面図。
【図8】上記図1のインスタントカメラの光学系ブロッ
ク撮影スタンバイ状態での裏面図。
【図9】上記図1のインスタントカメラの光学系ブロッ
ク撮影スタンバイ状態での左側面図。
【図10】上記図1のインスタントカメラのフィルムカ
ートリッジ装填部が装填状態であるときの正面図。
【図11】上記図1のインスタントカメラのフィルムカ
ートリッジ装填部が装填状態であるときの右側面図。
【図12】上記図1のインスタントカメラのフィルムカ
ートリッジ装填部が装填状態であるときの下面図 。
【図13】上記図1のインスタントカメラの光学系ブロ
ック収納状態での斜視図。
【図14】上記図1のインスタントカメラの光学系ブロ
ック撮影スタンバイ状態での斜視図。
【図15】上記図1のインスタントカメラの撮影済みフ
ィルムの排出状態を示す斜視図。
【図16】上記図1のインスタントカメラの光学系ブロ
ック駆動用のリンク機構の作動状態であって、撮影スタ
ンバイ状態を示す図。
【図17】上記図1のインスタントカメラの光学系ブロ
ック駆動用のリンク機構の作動状態であって、収納状態
を示す図。
【図18】上記図1のインスタントカメラの撮影スタン
バイ状態での被写体光線反射鏡と遮光ゴムの状態を示す
斜視図。
【図19】上記図1のインスタントカメラの収納状態で
の被写体光線反射鏡と遮光ゴムの状態を示す斜視図。
【図20】上記図1のインスタントカメラの光学系ブロ
ックにおける撮影光の光路図。
【図21】上記図1のインスタントカメラのデータ写し
込み光学系を含む光学系ブロックの撮影スタンバイ状態
を示す図。
【図22】上記図1のインスタントカメラのデータ写し
込み光学系を含む光学系ブロックの収納状態を示す図。
【図23】上記図1のインスタントカメラのデータ写し
込み光学系を含む光学系ブロックの側面図。
【図24】上記図1のインスタントカメラのデータ写し
込み光学系まわりの断面図。
【図25】上記図1のインスタントカメラのデータ写し
込み光学系の配設範囲を示す斜視図。
【図26】上記図1のインスタントカメラののフィルム
排出機構の配置を示す図。
【図27】上記図1のインスタントカメラの通常撮影状
態であるカメラ本体を立てた状態でのホールド状態を示
す図。
【図28】上記図1のインスタントカメラのカメラ本体
を水平に保持した撮影状態でのホールド状態を示す図。
【図29】上記図1のインスタントカメラのホールド状
態でレリーズスイッチ,係止解除レレバーを操作してい
る状態を示す図。
【図30】上記図1のインスタントカメラの正面図,ス
トロボ光配光特性図,フィルム露光面を示す図を配設姿
勢を関連付けて示した図。
【図31】上記図1の第1実施例のインスタントカメラ
の変形例であって、ストロボの長手方向を水平方向に配
置したカメラの斜視図。
【図32】上記図31の変形例のインスタントカメラの
正面図,ストロボ光配光特性図,フィルム露光面を示す
図を配設姿勢を関連付けて示した図。
【図33】従来のインスタントカメラの斜視図。
【図34】従来のインスタントカメラであって、光学系
ユニットが折り畳み不可能なカメラの斜視図。
【図35】上記図33のインスタントカメラのカメラ本
体を立てた状態でホールドしたときの正面図。
【図36】上記図35に対してカメラ本体を逆方向に立
てた状態でホールドしたときの正面図。
【図37】従来の折り畳み式インスタントカメラをホー
ルドしたときの後方側からみた斜視図。
【図38】別の従来の折り畳み式インスタントカメラの
光学系ユニットの折り畳み状態を示す図。
【図39】更に別の従来の折り畳み式インスタントカメ
ラの光学系ユニットの撮影スタンバイ状態を示す図。
【図40】上記図39の従来の折り畳み式インスタント
カメラの光学系ユニットの収納状態を示す図。
【図41】更に別の従来の写し込み光学系を内蔵するイ
ンスタントカメラの構成を示す図。
【図42】更に別の従来の写し込み光学系を内蔵するイ
ンスタントカメラに関する図であって、図42の(A)
は該カメラの撮影スタンバイ状態を示し、図42の
(B)はフィルム面上のデータ写し込み部分を示す。
【図43】上記図33の従来のインスタントカメラのホ
ールド状態を示す図。
【図44】別の従来の折り畳み式インスタントカメラを
ホールドした状態を示す図。
【図45】別の従来の折り畳み式インスタントカメラに
おいて、両側面側にグリップ部を設けたカメラのホール
ド状態を示す図。
【図46】前記図42の従来の折り畳み式インスタント
カメラの光学系ユニットの撮影スタンバイ状態と収納状
態を示す図。
【符号の説明】
1 ………………カメラ本体 1a………………グリップ部、グリップ面 2 ………………ハンドストラップ(グリップ部) 3 ………………フィルムカートリッジ装填部 4 ………………光学系ブロック(光学系) 5 ………………撮影レンズ(撮影レンズ光学系) 5A………………シャッタユニット 6 ………………シャッタ機構 7 ………………反射鏡(反射部材) 8 ………………4節リンク機構 10,70………ストロボ 12………………反射鏡支持部材(反射部材を支持する
支持部材) 15………………遮光ゴム 31………………フィルムカートリッジ 31f……………フィルム露光面 52………………データ写し込み光学系 54………………データ写し込み用基板 56………………バッテリ R0 ………………写し込み光学系の配設位置 R1 ………………被写体光線の光路範囲 R2 ………………カートリッジのフィルム露光面側への
投影空間 R3 ………………フィルム露光面の投影空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 義孝 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 松崎 稔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 溝上 和紀 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影後、フィルムが被写体側に向けて排
    出されるインスタントカメラにおいて、 通常撮影状態で撮影者側から見てカメラ本体の右側に設
    けられたグリップ部と、 該カメラ本体の撮影者側から見た左側に配置され少なく
    とも撮影レンズを含む光学系と、 該カメラ本体の該グリップ部と該光学系との間に、フィ
    ルムカートリッジに収納されたフィルム露光面が、該光
    学系側を向くように該フィルムカートリッジを装填可能
    なフィルムカートリッジ装填部と、 を具備したことを特徴とするインスタントカメラ。
  2. 【請求項2】 上記光学系は、シャッタ機構及び被写体
    光を反射するための反射部材をさらに含むことを特徴と
    する請求項1記載のインスタントカメラ。
  3. 【請求項3】 上記フィルムカートリッジ装填部は、上
    記グリップ部側からフィルムカートリッジを挿脱可能に
    構成されていることを特徴とする請求項1または2記載
    のインスタントカメラ。
  4. 【請求項4】 撮影後、フィルムが被写体側に向けて排
    出されるインスタントカメラにおいて、 通常撮影状態で撮影者側から見てカメラ本体の右側に設
    けられたグリップ部と、 該カメラ本体の撮影者側から見た左側に配置され少なく
    とも撮影レンズを含む光学系と、 該カメラ本体の該グリップ部と該光学系との間に、フィ
    ルムカートリッジに収納されたフィルム露光面が該光学
    系側を向くように該フィルムカートリッジを装填可能な
    フィルムカートリッジ装填部と、 該カメラ本体の被写体側の面に被写体に向けて、撮影者
    から見て撮影レンズの光軸より右側かつ上側に配置され
    ているストロボ発光部と、 を具備することを特徴とするインスタントカメラ。
  5. 【請求項5】 上記光学系は、シャッタ機構及び被写体
    光を反射するための反射部材を、更に含むことを特徴と
    する請求項4記載のインスタントカメラ。
  6. 【請求項6】 上記光学系を折り畳んで収納することを
    特徴とする請求項1、2、3、4、または、5記載のイ
    ンスタントカメラ。
  7. 【請求項7】 少なくとも撮影レンズ、シャッタ機構及
    び被写体光を反射する反射部材を含む光学系を折り畳み
    可能に収納できるインスタントカメラにおいて、 少なくとも、該撮影レンズおよび該シャッタ機構で構成
    される一体化されたシャッタユニットと、 被写体光を反射する反射部材を支持する支持部材との間
    に直接両者を相対的に回動可能に連結する連結部と、 を具備したことを特徴とするインスタントカメラ。
  8. 【請求項8】 折り畳み時と折り畳み解除時の撮影レン
    ズの光軸方向が大きく変化しないことを特徴とする請求
    項7記載のインスタントカメラ。
  9. 【請求項9】 上記シャッタユニットを上記反射部材に
    対して回動させるための4節リンク機構を具備したこと
    を特徴とする請求項7または8記載のインスタントカメ
    ラ。
  10. 【請求項10】 撮影レンズを通過した被写体光を反射
    部材により反射させてフィルムに露光するタイプのイン
    スタントカメラにおいて、 少なくともデータ写し込み光学系の一部を、該反射部材
    に反射してフィルム露光面に到達する被写体光の光路範
    囲外の空間で、かつ、フィルムカートリッジの反射部材
    側への投影空間に、該データ写し込み光学系の光軸をフ
    ィルム露光面に向けて該データ写し込み光学系を配置し
    たことを特徴とするインスタントカメラ。
  11. 【請求項11】 上記投影空間は、フィルム露光面の反
    射部材側への投影空間であることを特徴とする請求項1
    0記載のインスタントカメラ。
  12. 【請求項12】 上記反射部材の被写体光反射面とは反
    対の面側にデータ写し込みに必要な電装基板、および、
    または、バッテリを配置したことを特徴とする請求項1
    0または11記載のインスタントカメラ。
  13. 【請求項13】 上記データ写し込み光学系は、少なく
    とも発光素子、レンズ、およびこれらを支持する鏡枠と
    を有することを特徴とする請求項10または11記載の
    インスタントカメラ。
  14. 【請求項14】 上記反射部材を支持する支持部材と上
    記鏡枠とが一体成型されていることを特徴とする請求項
    10、11または12記載のインスタントカメラ。
JP27559293A 1993-11-04 1993-11-04 インスタントカメラ Withdrawn JPH07128734A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27559293A JPH07128734A (ja) 1993-11-04 1993-11-04 インスタントカメラ
US08/334,547 US5742860A (en) 1993-11-04 1994-11-03 Instant camera
US08/574,868 US5696997A (en) 1993-11-04 1995-12-19 Instant camera
US08/574,936 US5687411A (en) 1993-11-04 1995-12-19 Instant camera
US08/574,935 US5805936A (en) 1993-11-04 1995-12-19 Instant camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27559293A JPH07128734A (ja) 1993-11-04 1993-11-04 インスタントカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07128734A true JPH07128734A (ja) 1995-05-19

Family

ID=17557605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27559293A Withdrawn JPH07128734A (ja) 1993-11-04 1993-11-04 インスタントカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07128734A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4545661A (en) Folding camera with movable member mounting an objective lens and reflex mirror
US4557571A (en) Compact camera with flash unit
JPH04345153A (ja) 写真用カメラ
EP0788019B1 (en) Camera
JPH0643535A (ja) 折り畳み式カメラ
US5146252A (en) Pop-out viewfinder for compact camera with flip-up flash unit
JP2004138805A (ja) カメラ
JPH07128734A (ja) インスタントカメラ
JPH10301162A (ja) カメラ
US4245903A (en) Photographic camera
US6175691B1 (en) Multiple mode imaging system
JP2783443B2 (ja) カメラ
JPH1031248A (ja) カメラ
JP3180159B2 (ja) フィルム一体型カメラ
JPH10142671A (ja) 電子カメラ
JP3243355B2 (ja) インスタントカメラ
JPH11258676A (ja) 電子カメラ
EP0626610A1 (en) Camera with optically isolated dual viewfinders
JPH09113946A (ja) カメラ
JPH11258690A (ja) 電子カメラ
JP2000162743A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JPH10206944A (ja) ストロボ内蔵カメラ
JPS60200243A (ja) カメラ
JPS5997126A (ja) ストロボ内蔵の畳込みカメラ
JPH0272338A (ja) カード状カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010130